インテル Core M5-6Y54 プロセッサー、256GB SSD(PCIe 3x4 NVMe) を搭載した日本HPの12.5型モバイルPC『HP EliteBook Folio G1』の性能・消費電力を検証しました。
HP EliteBook Folio G1 のスペック |
OS | Windows 10 Home (64bit) |
プロセッサー | インテル Core M5-6Y54 プロセッサー |
チップセット | CPUに統合 |
メモリ | 8GB LPDDR3メモリ オンボード |
ストレージ | 256GB SSD(PCIe 3x4 NVMe) |
グラフィック | インテル HD グラフィックス515 ※ |
電源 | HP 45W USB Type-C AC アダプター |
※インテル Core M5-6Y54 プロセッサーに内蔵 |
■目次(ページ内リンク) 下記のリンクをクリックすると目的の場所にジャンプします。 ※[BackSpace]キーでこの位置に戻ります。 ◆ベンチマークについて ◆プロセッサーの性能について(Core M5-6Y54 プロセッサー) ◆メモリについて(8GB オンボード, 1866MHz, LPDDR3 SDRAM) ◆ストレージの性能について(256GB SSD) ◆グラフィックスの性能について(インテル HD グラフィックス 515) ◆ベンチマーク(3D MARK) ◆ベンチマーク(CINEBENCH R15) ◆ベンチマーク(FF14:蒼天のイシュガルド ベンチマーク) ◆ベンチマーク(ドラゴンクエストX) ◆ベンチマーク中の温度・消費電力 ◆ベンチマークテストのまとめ | ||||
【実機レビュー】 ◆HP EliteBook Folio G1の外観・デザインのレビュー ◆HP EliteBook Folio G1(Core M5-6Y54 )の性能・消費電力を検証! ◆HP EliteBook Folio G1の製品特徴・性能について(3モデル比較) | ||||
ベンチマークについて |
今回のテストで使用するのは、12.5インチ・モバイルPC『HP EliteBook Folio G1』です。インテル Core M5-6Y54 プロセッサー、8GBメモリ (LPDDR3)、256GB SSD(PCIe 3x4 NVMe)、インテル HD グラフィックス 515 (プロセッサー内蔵)を搭載。
※ノートPCなのでベンチマーク中の消費電力はモニターを含む数値になります。 ※ディスプレイの輝度は100%に設定。 ※キーボード、ACアダプターを接続した状態でテストしています。 | ||||
ベンチマーク中の温度や消費電力などの計測は下記のソフトやツールを使用しています。
HDD/SSDの基本情報やS.M.A.R.T.情報(電源投入回数や使用時間、温度など)を確認することができるソフト。 | |
HDD, SSD, USBメモリ等の速度を測定するベンチマークソフト。 | |
CPUやマザーボード、メモリなど、ハードウェアの詳細な情報を表示するソフト。 | |
グラフィックカードの詳細情報、動作中のGPUクロック周波数や温度などを表示してくれるソフト。 | |
CPU・GPU・HDDなどの温度を測定するソフト。 | |
ゲーム中のフレームレートを表示できるソフト。スクリーンショットを撮ることもできます。 | |
消費電力(W)、積算電力量(kWh)、積算時間(Hour)、積算電力料金(円)、二酸化炭素量(kg)の5種類が計測できる検電器です。 |

HP EliteBook Folio G1は、2in1デバイス向けのインテル「Core M」シリーズ(Skylake世代) を搭載。Core M3、Core M5、Core M7の3タイプが用意されています。
・インテル Core M3-6Y30 プロセッサー(4MBキャッシュ、900MHz-2.2GHz) ・インテル Core M5-6Y54 プロセッサー(4MBキャッシュ、1.1GHz-2.7GHz) ・インテル Core M7-6Y75 プロセッサー(4MBキャッシュ、1.2GHz-3.1GHz) ※今回のテスト機は Core M5-6Y54 プロセッサーを搭載。 ■プロセッサー性能比較 (PassMark - CPU Benchmark) ※ベンチマークスコアはアップデートされたときに多少変動する場合があります。あくまでも目安としてご覧ください。 【インテル Core M7-6Y75 プロセッサー 最大3.1GHz、2コア4スレッド】 実機で行ったテスト(3DMARK、CINEBENCH R15など)では、Core M7-6Y75プロセッサーの性能はCore i5-6200Uの87~111%、Core M3-6Y30と比較すると115~134%くらいの性能になります。 【インテル Core M5-6Y54 プロセッサー 最大2.7GHz、2コア4スレッド】 今回のテストではM7-6Y75、M3-6Y30の中間くらい(ややM7より)の性能でした。Core i5-6200Uと比較した場合は約9割くらいの性能になりますが、インターネットやメール、文書作成、オフィスソフトなどは快適にこなせる性能があります。 【インテル Core M3-6Y30 プロセッサー 最大2.2GHz、2コア4スレッド】 Core M3-6Y30はCore i5-6200U(最大2.8GHz、2コア4スレッド)の約7~8割くらいのスコアになります。 ◆日本HPのノートPC・タブレット「プロセッサー性能比較表」 | ||||
CPU-Zで表示されるインテルCore M5-6Y54 プロセッサーの詳細。
■インテル Core M5-6Y54 プロセッサーのスペック プロセッサー・ベース動作周波数・・・1.1 GHz ターボ・ブースト利用時の最大周波数・・・2.7 GHz コアの数・・・2 スレッド数・・・4 L3キャッシュ・・・4MB TDP(CPUの消費電力の目安)・・・4.5 W プロセッサー・ダイで許容できる最大温度・・・100°C ■特長 ・第6世代インテルCore Mプロセッサー(Skylake)。 ・14nmプロセス技術を採用。 ◆インテル M5-6Y54 プロセッサースペック詳細 ◆インテル Core M プロセッサー詳細情報 (開発コード名:Skylake) | ||||
チップセットはインテル Core M5-6Y54 プロセッサーに統合されています。

HP EliteBook Folio G1には、Core M3-6Y30、Core M5-6Y54、Core M7-6Y75を搭載したモデルがありますが、メモリの容量は全モデル共通の8GB (LPDDR3) です。メモリはマザーボードに直付けされています。容量のカスタマイズは用意されていません。
・オンボード8GB LPDDR3 メモリを8GB搭載しているのでウェブサイトの閲覧、文書作成、動画の視聴、オフィスソフトなどの用途では余裕があります。メモリを消費するアプリケーションを複数の立ち上げたまま作業したり、画像処理ソフト(ペイントソフトやフォトショップなど)で大きめの画像を取り扱った場合は不足することがあるかもしれません。 ◆どれくらいパソコンにメモリを搭載すればよいのか? | ||||
搭載されている LPDDR3メモリの詳細。レイテンシ(メモリのデータを転送する時の待ち時間)はCL14と表示されています。
メモリの速度は公式サイトの製品紹介ページやスペックPDFなどでは表記されていませんが、インストールされている「HP Support Assistant」で仕様を確認すると1867MHzと表示されてます。

HP EliteBook Folio G1はファイルの読み書きが高速な128GB SSD (SATA, M.2接続)を標準で搭載。カスタマイズで256GB SSDや512GB SSDを選択することができます。SATA3.0接続よりも速いPCIe 3x4 NVMe接続の256GB SSDも用意されています。
256GB M.2 2280 SSD (PCIe 3x4 NVMe)
CrystalDiskInfoでSSDの情報です。型番は「NVMe SAMSUNG MZVPV256HDGL-000H1 256.0GB」と表記されています。
※ストレージのメーカーは販売時期によって異なる場合があります。
CrystalDiskMark 3.0.4 x64でストレージの性能を測定することができます。今回のテストは実際の使用で参考になる「ランダム」で行っています。0Fill (1 Fill) のデータは圧縮が容易なので、実際に使用した場合よりも良い結果が出ることがあります。 ランダム・・・0と1がランダムに混ざったデータの読み書き速度を測定。 Read (リード)・・・読み込み速度 Write (ライト)・・・書き込み速度 Seq (シーケンシャル)・・・連続したデータの読み書き 4KQD32・・・データを最も効率のよい順番に並べ替える機能(NCQ)を使ってランダムアクセスしたときの速度 | ||||
CrystalDiskMarkを使用したベンチマークでは、256GB M.2 SSD(PCIe 3x4 NVMe) はシーケンシャルリードが1450~1620MB/s前後、シーケンシャルライトが1250MB/s前後、512Kリードは1160~1260MB/s前後、512Kライトが1230~1250MB/s前後でした。
小さいファイルの読み書きのテストをする4k リードは47MB/s前後、ライトは
500MB/sくらい出れば速い部類になるSATA3.0 (6Gbps)のSSDと比較すると非常に高速です。小さいファイルの読み書きのテストをする4k リード・ライト共にSATA3.0のSSDよりもかなり速い数値が出ています。
■3回連続でベンチマークをした時の温度(室温27℃) 54℃(アイドル時37℃) ■起動時間(デスクトップ画面が表示されるまで) 15秒前後 ※ログインパスワードの設定をしない状態でテスト。 ※PCの環境次第では起動時間が長くなる場合があります。 | ||||

HP EliteBook Folio G1はプロセッサー内蔵の「インテル HD グラフィックス 515」を搭載しています。M3-6Y30、M5-6Y54、M7-6Y75搭載モデルで共通です。
・インテル HDグラフィックス 515 (プロセッサーに内蔵) ■グラフィックス性能比較 (PassMark - GPU Benchmark) ※ベンチマークスコアはアップデートされたときに多少変動する場合があります。あくまでも目安としてご覧ください。 ■インテル HD グラフィックス 515 インテル HD グラフィックス 515は (Core M7-6Y75、M5-6Y54、Core M3-6Y30)プロセッサーに内蔵されているGPUです。インテル HD グラフィックス 520 と比較すると7~8割くらいの性能になります。 プロセッサー内蔵グラフィックスは3Dゲーム向けではありませんが、インターネットや動画の視聴などの用途では十分な性能があります。専用のビデオメモリを搭載していないのでメインメモリと共有します。 ◆日本HPのノートPC「グラフィックス性能比較表」 | ||||
GPU-Zで表示されるインテル HD グラフィックス 515 の詳細。記事掲載時点で最新バージョンを使用しているのですが、ほとんどの情報が表示されません。
■インテル HD グラフィックス 515 のスペック 【GPUコア】 - 【CUDAコア(シェーダユニット)】 - 【テクスチャユニット】 -基 【ROPユニット】 -基 【グラフィックス ベース動作周波数】 300 MHz 【グラフィックス最大動的周波数】 1 GHz 【テクスチャ・フィル速度】 - GigaTexels/s 【メモリ クロック】 -MHz 【メモリ容量 】 メインメモリと共有 【メモリ・インターフェース】 -ビット 【メモリのバンド幅】 -GB/秒 ◆インテル M5-6Y54 プロセッサースペック詳細 | ||||
■3D MARK ベンチマーク
DirectX 11、DirectX 9、DirectX 10の機能を使用したベンチマークができるソフト。Sky Diverが追加されたバージョンでテストします。この記事では有料バージョン(Steam版)を使用しています。
◆3DMark-v1-3-708 ダウンロード
※総合スコアは各スコアの平均になります。
※Graphics Score・・・グラフィック性能を測定するテスト。
※Physics Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。
※Combined Score ・・・CPUとGPUを利用したテスト。
Fire Strike |
Core M7-6Y75 プロセッサー インテル HDグラフィックス 515 | スコア:790 Graphics Score :859 Physics Score :4176 Combined Score :281 |
Core M5-6Y54 プロセッサー インテル HDグラフィックス 515 | スコア:677 Graphics Score :733 Physics Score :3708 Combined Score :243 |
Core M3-6Y30 プロセッサー インテル HDグラフィックス 515 | スコア:646 Graphics Score :678 Physics Score :3289 Combined Score :253 |
Sky Diver |
Core M7-6Y75 プロセッサー インテル HDグラフィックス 515 | スコア:3139 Graphics Score :3005 Physics Score :4028 Combined Score :3154 |
Core M5-6Y54 プロセッサー インテル HDグラフィックス 515 | スコア:2926 Graphics Score :2865 Physics Score :3541 Combined Score :2658 |
Core M3-6Y30 プロセッサー インテル HDグラフィックス 515 | スコア:2694 Graphics Score :2553 Physics Score :3572 Combined Score :2823 |
Cloud Gate |
Core M7-6Y75 プロセッサー インテル HDグラフィックス 515 | スコア:4982 Graphics Score :6493 Physics Score :2746 |
Core M5-6Y54 プロセッサー インテル HDグラフィックス 515 | スコア:4702 Graphics Score :6220 Physics Score :2537 |
Core M3-6Y30 プロセッサー インテル HDグラフィックス 515 | スコア:4319 Graphics Score :5716 Physics Score :2328 |
Ice Storm |
Core M7-6Y75 プロセッサー インテル HDグラフィックス 515 | スコア:47021 Graphics Score :55406 Physics Score :30741 |
Core M5-6Y54 プロセッサー インテル HDグラフィックス 515 | スコア:43832 Graphics Score :52102 Physics Score :28179 |
Core M3-6Y30 プロセッサー インテル HDグラフィックス 515 | スコア:43957 Graphics Score :54046 Physics Score :26588 |
プロセッサーのスコアは、Core M5-6Y54とM7-6Y75、M3-6Y30を比較した場合大体5~10%くらいの性能差になります。Core M5-6Y54はCore M7-6Y75の88~95%くらいで、一部のテストでは同じくらいのスコアになりましたが、Core M3-6Y30との比較では99~112%でした。 Core M5-6Y54とCore M7-6Y75との比較(Physics Score) Fire Strike ・・・88.7% Sky Diver・・・92.3% Cloud Gate・・・95.7% Ice Storm ・・・91.6% Core M5-6Y54とCore M3-6Y30との比較(Physics Score) Fire Strike ・・・112.7% Sky Diver・・・99.1% Cloud Gate・・・108.9% Ice Storm ・・・105.9% グラフィックスのスコアは、Core M5-6Y54とM7-6Y75比較した場合大体5~15%くらいの性能差になります。M3-6Y30との比較では一部のテストを除いて8~10%くらいの差です。 Core M5-6Y54とCore M7-6Y75との比較(Graphics Score) Fire Strike ・・・85.3% Sky Diver・・・95.3% Cloud Gate・・・95.7% Ice Storm ・・・94.0% Core M5-6Y54とCore M3-6Y30との比較(Graphics Score) Fire Strike ・・・108.1% Sky Diver・・・112.2% Cloud Gate・・・108.8% Ice Storm ・・・96.4% | ||||
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 27℃】 |
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 |
インテル Core M5-6Y54 プロセッサー |
プロセッサーの温度 | 80.0℃ | アイドル時 35.0℃前後 |
インテル HD グラフィックス 515 |
GPUの温度(プロセッサー内蔵) | - | - |
GPU コアクロック | - | - |
GPU メモリクロック | - | - |
GPUクーラーのファンスピード | - | - |
ビデオメモリ使用量 | 1648 MB |
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを含む) |
最大 約24.6W | ||
※ベンチマーク中の計測値は状況により変動します。 ※インテル HDグラフィックス 515は測定可能な数値のみ記載。 |
■MAXON CINEBENCH R15
グラフィックカードとCPUの性能テストを行い、コンピュータのパフォーマンスを評価します。
◆MAXON CINEBENCH ダウンロード
■OpenGL(グラフィックカードの性能 テスト) カーチェイスによる複雑な3Dシーンを使って、グラフィックカードのOpenGLモードでの性能を調べます。 ■CPU(メインプロセッサの性能テスト) 3Dレンダリングを行いプロセッサパワーのすべてを使うテスト。 ■CPU(Single Core) 1コアのみで3Dレンダリングを行うテスト。 | ||||
Core M7-6Y75 プロセッサー (最大3.1GHz, 2コア4スレッド) インテル HDグラフィックス 515 | OpenGL:38.27 fps CPU:270 cb CPU(Single Core):122 cb |
Core M5-6Y54 プロセッサー (最大2.7GHz, 2コア4スレッド) インテル HDグラフィックス 515 | OpenGL:35.64fps CPU:243 cb CPU(Single Core):112 cb |
Core M3-6Y30 プロセッサー (最大2.2GHz, 2コア4スレッド) インテル HDグラフィックス 515 | OpenGL:33.01 fps CPU:215 cb CPU(Single Core):91 cb |
プロセッサパワーをすべてを使うCPUテストでは、Core M5-6Y54はCore M7-6Y75の90%くらいのスコアです。Core M3-6Y30と比較した場合は13%くらい高いスコアになります。 1コアのみで行うCPUテストでは、Core M5-6Y54はCore M7-6Y75の92%くらいのスコアになります。Core M3-6Y30と比較した場合は23%くらい高いスコアです。 ベンチマークは多少誤差がありますが、Core M5-6Y54はCore M7-6Y75とCore M3-6Y30の間くらいの性能(ややM7寄り)になります。 【参考:Core M5-6Y54とCore M3-6Y30との比較】 Core M5-6Y54とCore i5-6200Uを比較した場合は、CPUテストは約88%、CPU(1コア)は約98%のスコアになります。 Core i5-6200U(最大2.8GHz, 2コア4スレッド) インテル HDグラフィックス 520 メモリ8GB(LPDDR3 1866MHz) OpenGL:40.49 fps CPU:274 cb CPU(Single Core):114 cb ◆HP Spectre 13(Core i5-6200U)の性能・消費電力を検証! | ||||
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 27℃】 |
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 |
インテル Core M5-6Y54 プロセッサー |
プロセッサーの温度 | 82.0℃ | アイドル時 35.0℃前後 |
インテル HD グラフィックス 515 |
GPUの温度 | - | - |
GPU コアクロック | - | - |
GPU メモリクロック | - | - |
GPUクーラーのファンスピード | - | - |
ビデオメモリ使用量 | 610 MB |
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを含む) |
OpenGLテスト・・・最大 約24.9W、 CPUテスト・・・最大 約19.4W | ||
※ベンチマーク中の計測値は状況により変動します。 ※インテル HDグラフィックス 515は測定可能な数値のみ記載。 |
■ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク
この「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド」ベンチマークは、実際のマップとキャラクターを表示してお手持ちのPCで動作させた場合の指標となるスコアを確認することができます。
◆FF14 蒼天のイシュガルド ベンチマーク ダウンロード
![]() | 画面サイズ:1280x720 グラフィック設定:標準(ノートPC) ウインドウモード | |
スコア:2858 | ||
平均フレームレート:21.405 評価:やや快適 |
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:標準(ノートPC) フルスクリーンモード | |
スコア:1588 | ||
平均フレームレート:11.542 評価:設定変更が必要 |
![]() | 画面サイズ・・・1920x1080 グラフィック設定:最高品質 フルスクリーンモード | |
スコア:758 | ||
平均フレームレート:4.891 評価:動作困難 |
1920x1280・フルスクリーンのテストではコマ送りのような動きになるので、最高品質は「動作困難」、標準画質(ノートPC)でも「設定変更が必要」という評価になりました。 1280x720・標準(ノートPC)・ウインドウモードは、平均フレームレートが20前後になります。フルスクリーンよりも動きは良くなるのですが、少しスムーズさに欠けているように見えることがあるので「やや快適」という評価です。 | ||||
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 27℃】 |
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 |
インテル Core M5-6Y54 プロセッサー |
プロセッサーの温度 | 94.0℃ | アイドル時 35.0℃前後 |
インテル HDグラフィックス 515 |
GPUの温度 | - | - |
GPU コアクロック | - | - |
GPU メモリクロック | - | - |
GPUクーラーのファンスピード | - | - |
ビデオメモリ使用量 | 1307 MB |
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを含む) |
最大 約27W | ||
※ベンチマーク中の計測値はテスト環境により変動します。 ※インテル HDグラフィックス 515は測定可能な数値のみ記載。 |
■ドラゴンクエストX ベンチマーク
お使いのパソコンで「Windows版ドラゴンクエストⅩ」をプレイすることができるか性能をチェックするためのソフトです。
◆ベンチマーク ダウンロード
![]() | 画面サイズ:1280x720 グラフィック設定:標準品質 ウインドウ表示 | |
スコア:5511 | ||
フレームレート:18~120fps 評価:快適 |
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:標準品質 フルスクリーン表示 | |
スコア:3617 | ||
フレームレート:16~67fps 評価:普通 |
![]() | 画面サイズ・・・1920x1080 グラフィック設定:最高品質 フルスクリーン表示 | |
スコア:2844 | ||
フレームレート:14~54fps 評価:やや重い |
※フレームレートはFrapsで計測(目視)しています。 ドラクエのベンチマークはキャラクターがたくさん出てくるシーンでフレームレートが下がります。画質設定を軽くすると最高フレームレートは向上するのですが、最低フレームレートはあまり向上しません。 画面サイズ1920x1080・フルスクリーン表示では、最高品質は「やや重い」、標準品質は「普通」という評価になります。 重いシーンでは14~16fps前後までフレームレートが下がりますが、他のシーンでは30fps以上出ていることが多いのでそれなりにプレイは可能です。 1280x720・標準品質・ウインドウ表示の場合は「快適」という評価になります。負荷が軽い設定なので最高フレームレートが120fpsまで伸びました。それでも重いシーンでは18fps前後まで下がりますが、フルスクリーン表示よりも画面の動きもスムーズになります。 | ||||
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 27℃】 |
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 |
インテル Core M5-6Y54 プロセッサー |
プロセッサーの温度 | 94.0℃ | アイドル時 35.0℃前後 |
インテル HD グラフィックス 515 |
GPUの温度 | - | - |
GPU コアクロック | - | - |
GPU メモリクロック | - | - |
GPUクーラーのファンスピード | - | - |
ビデオメモリ使用量 | 252 MB |
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを含む) |
最大 約18.2W | ||
※ベンチマーク中の計測値は状況により変動します。 ※インテル HDグラフィックス 515は測定可能な数値のみ記載。 |

EliteBook Folio G1の電源はHP 45W USB Type-C AC アダプターです。
※ACアダプターを接続しないでテストすると消費電力を抑えて性能を最大限に発揮できないので、接続した状態でテストしています。 ※ディスプレイの輝度は100%に設定しています。 | ||||
■インテル Core M5-6Y54 プロセッサーの温度(室温27℃)
ベンチマーク中の温度は高負荷時で最大94℃でした。プロセッサー・ダイで許容できる最大温度は100℃なので少し余裕がありますが、プロセッサーテストやゲームベンチマークなどを行ったときの高負荷時の温度は高くなります。数分で終わるベンチマークでは、多少高温になっても動作が不安定になることはありませんでした。
■インテル HD グラフィックス 515 の温度(室温27℃)
GPU-Zで計測できませんでしたが、プロセッサーに内蔵されているので動作中の温度はプロセッサーと同じくらいになります。
■ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを含む)
消費電力はファイナルファンタジーXIV 蒼天のイシュガルド ベンチマークの27Wが最大で、他のゲームベンチマークは18~25W前後の消費電力でした。
■インターネット閲覧中の消費電力・温度(室温27℃)
サイトにアクセスしたりページを移動した瞬間に63℃前後(消費電力は16W 前後)になることがありますが、ページを見ているだけの状態では40~50℃の間で推移していました。
【プロセッサーの温度】 40~63℃ 【GPUの温度】 プロセッサーに内蔵 【消費電力】 6~16W前後 ※閲覧するサイトによっては、上記の測定結果と異なる場合があるかもしれません。 | ||||
■YouTubeの動画を約30分視聴したときの消費電力・温度(室温24℃)
Youtubeの動画をフルスクリーンで約30分視聴したときのプロセッサーの温度は瞬間最大で65℃前後で、ウインドウモードで視聴しながら測定した場合は49~55℃の間で推移していました。
【プロセッサーの温度】 最大65℃ 【GPUの温度】 プロセッサーに内蔵 【消費電力】 10~15W前後 | ||||

Core M5-6Y54を搭載したEliteBook Folio G1で高負荷のベンチマークやゲームをしたときは、手で触れることができる温度ですがそれなりに熱さが感じられるようになります。熱くなる場所はヒンジ辺りからキーボードの上部(キーの上から2列より上側)、底面などです。
インターネットや動画視聴時はプロセッサーの温度があまり上がらないので、少し暖かさが感じられる程度になります。冷却ファンを搭載していない「ファンレス」設計なので静音性に優れていますが、ゲームや動画のエンコードのようなプロセッサーに高い負荷がかかる作業を長時間する用途には向きません。
軽めの作業をしている場合でも、バックグラウンドでアップデートやウイルススキャンなどが動作してプロセッサーの負荷が高くなっている状況や、ACアダプターを接続して使用する場合はキーボード面や底面などの温度が高くなる場合があります。
ベンチマーク時のPCパーツの最高温度(室温27℃) | |
インテル Core M5-6Y54 プロセッサー | 94℃ (アイドル時 35℃前後) |
インテル HD グラフィックス515 | - |
ベンチマーク中の消費電力(モニターを含む) | |
電源OFF時 | 0.3~0.4W 前後 |
スリープ時 | 1.8W 前後 |
アイドル時 | 6W 前後 |
起動時 | 約21.3W (瞬間最大) |
ベンチマーク中の最大消費電力 | 約27W |
※消費電力はPCの使用環境によって違いが出る場合があります。 ※ディスプレイの輝度を100%に設定してテストしています。 |
ベンチマークテストのまとめ |
■EliteBook Folio G1 (Core M5-6Y54 搭載) ・インテル Core M5-6Y54 プロセッサー CINEBENCH R15のCPUテストでは、Core i5-6200UやCore M7-6Y75の9割くらいの性能になります。2コア4スレッドなので動画のエンコードやフォトショップ、ペイントソフトのような画像処理ソフトを使用する場合は少し非力さを感じるかもしれませんが、インターネットやメール、文書作成、オフィスソフトなどの用途では十分な性能があります。 ・8GBメモリ(オンボード) インターネットやメール、文書作成、動画の視聴のような用途では余裕をもって使用することができます。フォトショップやペイントソフトのような画像処理ソフトの場合は使い方次第(画像サイズやレイヤー数など)になりますが、8GBでもそれなりに作業することは可能です。 ・256GB M.2 2280 SSD(PCIe 3x4 NVMe) PCIe NVMe接続のSSDなのでファイルの転送速度が非常に高速です。容量が256GBあれば画像や動画などをある程度保存しておくことが可能です。 ・インテルHDグラフィックス(プロセッサー内蔵)515 ファイナルファンタジーのような3DゲームをフルHD・最高画質でプレイするのは厳しい性能ですが、軽めのゲームのドラクエの場合はそれなりにプレイできる性能があります。(※ドラゴンクエストX ベンチマーク) ・ベンチマーク中の消費電力(ディスプレイを含む) 冷却ファンを搭載していないので静音性に優れていますが、ゲームや動画のエンコードのような作業を長時間するような用途には向きません。負荷が軽い作業ではそれほど熱くならないので、インターネットやメール、文書作成のような用途がメインなら問題ないと思います。 | ||||
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【メーカー製品詳細ページ】
※法人向けモデルですが個人向け製品ページからも購入可能です。
◆HP EliteBook Folio G1 製品詳細
◆HP EliteBook Folio G1 (スペックPDF)
【HP EliteBook Folio G1 サポート】
◆トラブルシューティング・ドライバー・使用方法など
◆HP EliteBook Folio G1 (ユーザーガイドPDF)
【実機レビュー】
◆HP EliteBook Folio G1の外観・デザインのレビュー
◆HP EliteBook Folio G1(Core M5-6Y54 )の性能・消費電力を検証!
◆HP EliteBook Folio G1の製品特徴・性能について(3モデル比較)
■レビューについて
※商品仕様/価格については2016年8月2日時点のものです。
※PCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※ベンチマークの結果、温度、消費電力などの測定値はPCの使用状況や環境によって異なることがあります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
※PassMarkベンチマークスコアはPassMark - CPU Benchmarks 、Video Card Benchmarks から抜粋しています。あくまでも目安としてご覧ください。
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