日本HPの12.5型モバイルPC『HP EliteBook Folio G1』の実機レビューです。製品の画像を多数掲載しています。
※この記事の HP EliteBook Folio G1 は日本仕様です。
【実機レビュー】 ◆HP EliteBook Folio G1の外観・デザインのレビュー ◆HP EliteBook Folio G1(Core M5-6Y54 )の性能・消費電力を検証! ◆HP EliteBook Folio G1の製品特徴・性能について(3モデル比較) | ||||
12.5型モバイルPC『HP EliteBook Folio G1』の製品特長 |
■12.5型モバイルPC『HP EliteBook Folio G1』の製品特長 【外観・デザイン】 ・持ち運びしやすい省ワークスペースのモバイルPC ・高い質感と耐摩耗を両立したアルミニウムのボディ ・狭額ベゼルを採用し、従来製品より横幅が約1.8cm短く設計 ・180°に開くフルフラット開閉ディスプレイ ・米軍調達基準(MIL-STD)をクリアした頑丈なボディ 【性能面】 ・最新のインテルCore Mプロセッサー(Skylake)を標準搭載 ・静穏性能に優れたファンレス設計 ・超高速のNVMe SSDが選択可能 【使い勝手・機能性・拡張性】 ・USB Type-Cポート2基、コンボステレオヘッドフォン/マイクジャックを1つ搭載 ・2基のUSB Type-Cは、どちらのポートでも給電、データ転送が可能 ・Core M3、Core M5搭載モデルはフルHD・IPSディスプレイを搭載 ・Core M7搭載モデルはUHD(4K)・IPSディスプレイ(タッチ対応)を搭載 ・周囲の雑音を除去し、声を増幅するノイズキャンセル機能を搭載 ・Bang & Olufsenのスピーカーを4基搭載 ・最厚部 約12.4mm、質量 約 970 g(※フルHDディスプレイ搭載モデル) 【メーカー製品詳細ページ】 ※法人向けモデルですが個人向け製品ページからも購入可能です。 ◆HP EliteBook Folio G1 製品詳細 ◆HP EliteBook Folio G1 (スペックPDF) | ||||
HP EliteBook Folio G1 の外観・デザイン |
日本HPの12.5型モバイルPC『HP EliteBook Folio G1』は、持ち運びしやすいサイズ(質量970g、最厚部12.4mm)、省ワークスペースを追求した製品です。 12.5インチワイド(16:9)の液晶ディスプレイはモデルによって仕様が異なります。Core M3、Core M5搭載モデルはフルHD(1920x1080)・非光沢IPSディスプレイで、Core M7搭載モデルはUHD(4K)・光沢IPSディスプレイ(タッチ対応)を搭載しています。この記事ではCore M5搭載モデルをご紹介しています。 ◆HP EliteBook Folio G1の製品特徴・性能について(3モデル比較) | ||||
Windows 10 Home(64bit)、14nm製造プロセスの最新のCore Mプロセッサー(Skylake)を搭載。M3-6Y30、M5-6Y54、M7-6Y75※の3モデルが用意されています。冷却ファンを搭載しないファンレス設計なので静穏性にも優れています。 ストレージは128GB、256GB、512GB(SATA III)のSSDで、256GBはPCIe Gen3x4 NVMe接続の超高速SSDも選択可能です。 ※M3-6Y30、M7-6Y75は8月中旬販売開始予定。 | ||||
ナチュラルシルバーのボディは高い質感のアルミニウムです。CNC(コンピューター数値制御)による削り出しで製造されています。米軍調達基準(MIL-STD)をクリアしているのでとても丈夫です。 ◆【Youtube】米軍調達基準をクリアする極限環境のテストムービー | ||||
ディスプレイは180度まで開くことが可能。ヒンジの動きはスムーズです。 | ||||
ディスプレイを閉じた状態(前面から)。鞄の出し入れがしやすい「すっきりとしたデザイン」。 | ||||
ディスプレイを閉じた状態(背面から)。端に近い部分は少し丸みがあります。 | ||||
幅は約292mmです。横に長い「ピアノヒンジ」が特徴的。 | ||||
奥行きは209mm、高さは12.4mmです。インターフェースは右側にUSB Type-Cポート2基、左側にコンボステレオヘッドフォン/マイクジャックを1つ搭載。SDカードスロットやオプティカルドライブは非搭載です。 | ||||
ディスプレイを開いた状態(背面)。トップカバーの中央にhpのロゴがあります。 | ||||
HP EliteBook Folio G1の細部 |

25,000回の開閉テストをパスした「ピアノヒンジ」は光沢感がある美しい仕上がりになっています。 | ||||

2基のUSB Type-Cポートはどちらのポートでも給電、データ転送が可能です。 | ||||
光が当たると輝くダイヤモンドカットされているエッジの部分。 | ||||
クリックパッドの周囲もダイヤモンドカットされています。 | ||||
電源スイッチはキーボードの左上にあります。 | ||||
キーボードの下に日本HPの法人モデルに付けられているブランド「EliteBook」のロゴがあります。アルミニウムの表面処理は、手触りが良い「きめ細い梨地」のような処理が施されています。 | ||||
ディスプレイの下部にはhpのロゴがあります。 | ||||
4Kディスプレイを搭載モデル(タッチ対応)はディスプレイ面がフラットな仕上がりになっていますが、非光沢のフルHDディスプレイを搭載したモデル(Core M3、Core M5)のディスプレイ周囲はマット(つや消し)な仕上がりで少し段差があります。 | ||||
hpのマークは鏡のような表面処理になっています。 | ||||
12.5インチワイドフルHD 液晶ディスプレイ(非光沢、1920×1080ドット、IPS方式) |
Core M3、Core M5モデルに搭載されている12.5インチワイド・ディスプレイの画面解像度は1920×1080ドット(フルHD)、最大1677万色です。表面処理は映り込みが少ない「非光沢」で、画面を斜めから見たときの色の変化が少ないIPSパネルを採用。ディスプレイの上部にはWeb カメラを搭載しています。 ※Core M7モデルは、フルHDの4倍の解像度のUHD(4K)、Adobe RGBカバー率95%のタッチ対応ディスプレイが搭載されています。 ◆HP EliteBook Folio G1の製品特徴・性能について(3モデル比較) | ||||
ディスプレイは視野角が広い(画面を斜めから見たときの色の変化が少ない)IPS方式を採用。きれいな色味で画像や動画を楽しむことができます。角度を付けて画面を見ると少し暗くなるのですが、TN方式のように色が白っぽく(あるいは濃く)見えたり、単色がグラデーションのように見えることはありません。 画面の輝度(明るさレベル)を100%にすると少し光が強く感じるのですが、70~80%に下げて使用するとちょうど良い感じになります。50%まで下げると少し暗く感じますが、文書作成のような作業は可能な明るさです。 | ||||
感じ方には個人差があるのですが、ディスプレイは少しギラツキ感があるように見えます。表面処理は映り込みや光の反射が少ない「非光沢」なので、外に持ち運んで作業することが多い方は作業がしやすいと思います。 | ||||
ディスプレイ面には耐久性・傷耐性に優れた「ゴリラガラス」を採用。 | ||||
ディスプレイは180度まで開くことが可能です。 | ||||
Webカメラは720p HD (静止画:92万画素、動画:92万画素、固定焦点レンズ)です。カメラの部分は光沢がある仕上がりになっています。 | ||||
バックライトキーボード(日本語) |
※画像をクリックすると拡大表示します。
日本語配列のキーボードは、水こぼしによる故障を防止する防滴機能や、薄暗い場所でもタイピングできるバックライト機能を搭載。 ※JIS標準準拠・OADG準拠配列 ※無故障を保証するものではありません | ||||
タイピングの快適さを追求したキーボードは、各キーの反発力がすべて均一になるようにチューニングされています。適度な反発力があり「カチッとした」心地よい感触です。日本仕様の矢印キーは、米国仕様と異なり凸型の配置が採用されています。 【キーピッチ】 約18.7×18.7mm 【キーストローク】約1.3mm | ||||
バックライトは明るさ調整ボタン(F9)でON・OFFの切り替えが可能です。明るい、少し明るい、オフの3段階です。 | ||||
クリックパッド (ジェスチャー対応) |
クリックパッドのサイズは標準的な大きさです。周囲はエッジの部分と同様にダイヤモンドカットで処理されているので光が当たると輝きます。 【クリックパッドのサイズ】 約94mm(横幅)× 61mm(縦) ・タッチパッドの左下を押すと、外付けマウスの左ボタンと同様に機能します。 ・タッチパッドの右したを押すと、外付けマウスの右ボタンと同様に機能します。 ※マウスの「右クリック」は2本指タップでも可能です。 | ||||
Bang & Olufsenのスピーカーを4基搭載 |
上質なサウンドに定評のあるBang & Olufsenのデュアルスピーカーを4基搭載。底面の左右に2基づつ配置されています。 | ||||
HP EliteBook Folio G1 のインターフェース(各部名称) |
【右側のインターフェース】 ・USB Type-C 3.1ポート(Thunderbolt 3対応、パワーオフUSB充電対応)×2 ![]() ■LEDの色とバッテリ充電状況 【オレンジ色】 0~89%充電されている状態。 【白色】 90~99%充電されている状態。 【消灯】 100%充電されている状態。 | ||||

【左側のインターフェース】 ・コンボステレオヘッドフォン/マイクジャック×1 | ||||
HP EliteBook Folio G1 の底面/リサイクルマーク |
底面には横に長いゴム脚が2か所配置されています。左右にある穴は吸気口ではなくスピーカー用の穴です。 リチウムポリマーバッテリ(4セル、38WHr、高耐久性)を搭載し、バッテリの駆動時間は最大約11.5時間(Mobilemark 2014計測時)となっていますが、製品の構成や動作環境、使用状況によりこの数値より短くなる場合があります。(※HP EliteBook Folio G1 (スペックPDF) リサイクルマークは底面に貼られています。個人向け製品ページから購入した場合は、リサイクルマークが標準添付されていますが、法人向け製品ページから購入した場合は「なし」を選択可能です。 ◆家庭系PCのリサイクル(個人のお客様) | ||||
HP EliteBook Folio G1 のサイズ・質量 |
【サイズ・質量】 幅:292mm 奥行き:209mm 高さ:12.4mm(最厚部) 質量:約970g※ ※フルHDディスプレイ搭載モデルの質量。4Kディスプレイ搭載モデルは約1.07kgです。 | ||||
電源ユニット(HP 45W スマートUSB Type-C 3.1 ACアダプター) |
HP EliteBook Folio G1には「HP 45W スマートUSB Type-C 3.1 ACアダプター」が付属しています。 【ACアダプターのサイズ】 65mm(幅)×65mm(奥行き)×28mm(厚さ) ※サイズはSpectre 13に付属しているアダプターと同じです。 | ||||
プラグの部分は折りたたみ式になっています。 | ||||
プラグの部分は取り外し可能になっています。 | ||||
HP EliteBook Folio G1 の外観・デザインのレビューまとめ |
12.5型モバイルPC『HP EliteBook Folio G1』は、コンパクトなボディで1kgを少し切るくらいの重さなので、肩掛けバックに入れて持ち運ぶことができます。 米軍調達基準(MIL-STD)をクリアした頑丈さと美しさを兼ね備えたアルミニウムのボディは、とてもしっかりとした造りでタイピング時の「たわみ」がありません。ナチュラルシルバーなので指紋などの汚れが目立ちにくく、バッグへの出し入れがしやすいスッキリとした形状になっています。 ディスプレイの可動域は通常のノートPCよりも広く180度まで開きます。視野角が広いIPS方式なので斜めから見たときの色の変化が少なく、きれいな色味で画像や動画を楽しむことができます。映り込みや光の反射が少ない「非光沢」なので、外に持ち運んで作業することが多い方は作業がしやすいと思います。 インターフェースはUSB Type-C 3.1ポート×2のみ搭載しているので、従来のUSBやHDMI端子を使用する場合は、追加オプションのHP USB-C トラベル ドックやUSB-C ドッキングステーションなどが必要になります。 最新のCore Mプロセッサーは、第6世代のインテル Core プロセッサーに近い性能があります。「ファンレス設計」でストレージも駆動部分がないSSDを搭載しているので、静かな場所でもファンの音を気にせず使うことができます。(※性能・消費電力を検証!) HP独自開発の電子署名BIOS「HP BIOS」は、不正な改ざんを防止しBIOSの復元にも対応。基本的には法人向けの製品なので、個人向け製品よりもセキュリティ面が強化されており、ビジネス用途だけでなく日常での使用でも安心です。 | ||||
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【メーカー製品詳細ページ】
※法人向けモデルですが個人向け製品ページからも購入可能です。
◆HP EliteBook Folio G1 製品詳細
◆HP EliteBook Folio G1 (スペックPDF)
【HP EliteBook Folio G1 サポート】
◆トラブルシューティング・ドライバー・使用方法など
◆HP EliteBook Folio G1 (ユーザーガイドPDF)
【実機レビュー】
◆HP EliteBook Folio G1の外観・デザインのレビュー
◆HP EliteBook Folio G1(Core M5-6Y54 )の性能・消費電力を検証!
◆HP EliteBook Folio G1の製品特徴・性能について(3モデル比較)
■レビューについて
※商品仕様/価格については2016年8月6日時点のものです。
※製品仕様やPCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※温度や消費電力の測定値は目安です。使用状況や環境によって変わります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
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