
インテル Core i7-6700K プロセッサー、ELSA GeForce GTX 970 S.A.C 4GB を搭載した、日本HPのハイエンド・ミニタワーPC 『HP ENVY 750-180jp/CT』 の性能・ベンチマーク中の温度・消費電力を測定しました。
HP ENVY 750-180jp/CT のスペック |
OS | Windows 10 Home(64bit) |
プロセッサー | インテル Core i7-6700K プロセッサー(水冷クーラー) |
チップセット | インテル Z170 Express チップセット |
メモリ | 32GB(8GB×4) PC4-17000 (2133MHz) |
ストレージ | 256GB SSD (PCI Express, M.2 ) 1TB ハードディスクドライブ(7200回転)x2 |
グラフィック | NVIDIA GeForce GTX 970 (4GB, GDDR5)※ |
電源 | 500W ATX電源 80PLUS BRONZE |
※NVIDIA ドライバーのバージョン 358.91 |
【実機レビュー:Windows 10 搭載モデル】 ◆HP ENVY 750シリーズ(180jp/170jp)の外観・内部のレビュー ◆HP ENVY 750-180jp(Core i7-6700K, GTX 980Ti)の性能・消費電力 ◆HP ENVY 750-180jp(Core i7-6700K, GTX 970)の性能・消費電力 【実機レビュー:Windows 7 Pro 搭載モデル】 ◆HP ENVY 750-170jp(Core i7-6700K, GTX 980Ti)の性能・消費電力 | ||||
ベンチマークについて |

Core i7-6700K(水冷クーラー)、ELSA GeForce GTX 970 S.A.C 4GB を搭載したHP ENVY 750-180jp/CTでテストを行います。
※ベンチマーク中の消費電力はPC本体のみでディスプレイは除いた数値です。
※ベンチマークでは下記のソフト、ツールを使用して計測しています。
HDD/SSDの基本情報やS.M.A.R.T.情報(電源投入回数や使用時間、温度など)を確認することができるソフト。 | |
HDD, SSD, USBメモリ等の速度を測定するベンチマークソフト。 | |
CPUやマザーボード、メモリなど、ハードウェアの詳細な情報を表示するソフト。 | |
グラフィックカードの詳細情報、動作中のGPUクロック周波数や温度などを表示してくれるソフト。 | |
CPU・GPU・HDDなどの温度を測定するソフト。 | |
ゲーム中のフレームレートを表示できるソフト。スクリーンショットを撮ることもできます。 | |
消費電力(W)、積算電力量(kWh)、積算時間(Hour)、積算電力料金(円)、二酸化炭素量(kg)の5種類が計測できる検電器です。 |

HP ENVY 750 シリーズの2015年冬モデルは第6世代インテル Core プロセッサー (Skylake)を搭載。発売開始当初はインテル Core i7 のみ選択可能でしたが、この記事掲載時点(2016年7月)では Core i5-6400プロセッサーのオプションが追加されています。
Core i7-6700Kは型番の末尾に「K」付くオーバークロック向けのプロセッサーですが、CPUの設定変更は保証対象外となるのでご注意ください。◆オーバークロックについて
・インテル Core i5-6400 (2.70‐3.30GHz / 4コア・4スレッド) [標準] ・インテル Core i7-6700 (3.40‐4.00GHz / 4コア・8スレッド) ・インテル Core i7-6700K (4.00‐4.20GHz / 4コア・8スレッド) ※今回のテストでは最上位のCore i7-6700K(◆スペック詳細)を搭載。 ※モデルによって選択できるプロセッサーは異なります。 ■プロセッサー性能比較 (PassMark - CPU Benchmark) ※スコアはアップデートされたときに多少変動する場合があります。 ※ベンチマークスコアはあくまでも目安としてご覧ください。 ![]() Core i7-6700、Core i7-6700Kは、ハイパースレッディング・テクノロジー(※関連記事)を 搭載しているので、マルチスレッドに対応しているソフトウェア(動画のエンコード、フォトショップのような画像処理ソフトなど)で高い性能を発揮します。 Core i5-6400は4コア4スレッドで動作周波数が最大3.3GHzなので、上記のCore i7と比較すると少し性能差があります。インターネットやオフィスソフトなどでは体感的に差が感じられないかもしれませんが、動画のエンコードや負荷の高い画像処理などをするのならCore i7をお勧めします。 ◆日本HPのデスクトップPC「プロセッサー性能比較表」 | ||||

このENVY 750 シリーズの2015年冬モデルから冷却性能が高い水冷クーラーが選択できるようになりました。簡易水冷なのでメンテナンスは不要です。
・空冷クーラー [標準] ・水冷クーラー ※今回のテストでは「水冷クーラー」を搭載。 | ||||
CPU-Zで表示されるCore i7-6700Kの詳細。Core i7-6700Kは最大で4.2GHz(Turbo Boost 時)で動作しますが、アイドル時は898MHz前後まで下がり消費電力を抑えます。
■インテルCore i7-6700K プロセッサースペック詳細 ベース動作周波数・・・ 4.0 GHz (アイドル時:898MHz前後) ターボ・ブースト時の最大周波数・・・4.2GHz コアの数・・・4 スレッド数・・・8 インテル スマート・キャッシュ・・・8 MB TDP(CPUの消費電力の目安)・・・91W ■Intel Turbo Boost Technology有効時の動作クロック 1コア ・・・・・最大4.2 GHz 2コア ・・・・・最大4.0 GHz 3コア ・・・・・最大4.0 GHz 4コア ・・・・・最大4.0 GHz ◆インテルターボ・ブースト・テクノロジーの動作周波数一覧 | ||||
マザーボードにはインテル Z170 Express チップセットが搭載されています。
◆インテル Z170 Express チップセットのブロック図・機能などの詳細
■オーバークロックについて
※オーバークロックに起因する故障に関しては製品保証の対象外となります。

型番末尾に「K」が付くプロセッサーはオーバークロックが可能です。BIOSの設定画面でコアの倍率上限を変更することができます。
Core i7-6700K(◆スペック詳細)のTurbo Boost 有効時の動作クロック(◆インテルターボ・ブースト・テクノロジーの動作周波数一覧)は下記の設定になっています。
日本HPはCore i7-4790Kをインテルの動作周波数(最大4.4GHz)よりも控えめな設定(最大4.0GHz)で出荷していたのですが、Core i7-6700Kに関してはインテルと同じ動作周波数(最大4.2GHz)に設定されています。
1コア ・・・・・最大4.2 GHz 2コア ・・・・・最大4.0 GHz 3コア ・・・・・最大4.0 GHz 4コア ・・・・・最大4.0 GHz | ||||
工場出荷状態の設定を変更した場合の保証について日本HPに問い合わせたところ、下記のような回答をいただきました。
【HPの回答】 ・メーカーとしてはBIOS設定を変更することを推奨していない。 ・BIOSのデフォルト設定を変更した場合は保証の対象外。 ・オーバークロックに起因する故障に関しては製品保証の対象外。 ・オーバークロック設定方法やツールのサポートなどは行っていない。 | ||||
■オーバークロックの設定方法
※オーバークロックは保証対象外となるので自己責任でお願いいたします。

PCの起動時(あるいは再起動時)に [Esc] キーを押す(タイミングが難しい場合は[Esc] キーを適度に連打する)ことでBIOSメニュー画面が表示されます。[F10]キーを押すとBIOSセットアップに入ります。

上部メニューの電源>オーバークロックの項目を選択します。

コア倍率上限の設定が完了したら「F10」キーを押して了解します。
※オーバークロック設定は100MHz単位で変更可能です。

変更した設定を保存する場合は、上部メニューのファイル>「変更を保存して終了」を選択するとWindowsが起動します。

Intel Extreme Tuning Utility (インテル XTU)を使用して、型番末尾に「K」が付くインテルプロセッサーをオーバークロックすることができます。このツールはBIOSではなくアプリケーションで設定変更することが可能で、プロセッサーの倍率や電圧などを細かく調節することが可能です。
◆CPUオーバークロックツール「Intel Extreme Tuning Utility」
※オーバークロックは保証対象外となるので自己責任でお願いいたします。 | ||||

最新世代のDDR4規格に対応した高速メモリPC4-17000 (2133MHz) を採用。スペックPDFでは最大64GBと表記されていますが、カスタマイズでは最大32GBまで搭載可能です。
・8GB (8GBx1) PC4-17000 (2133MHz) [標準] ・16GB (8GBx2) PC4-17000 (2133MHz) ・32GB (8GBx4) PC4-17000 (2133MHz) ※今回のテストでは32GB搭載。 ■どれくらいメモリが必要なのかは用途次第 標準の8GBの場合でも、ウェブサイトの閲覧、動画の視聴、メール、オフィスソフトなどは余裕ですし、ゲー ムやグラフィックスソフトなども使用可能な容量です。メモリを大量に使用するフォトショップのような画像処理ソフトを使用するのなら16GB以上搭載をお すすめします。32GB搭載した場合はメモリを大量に使用するグラフィックスソフトを使用しても余裕が感じられる容量です。 ◆どれくらいパソコンにメモリを搭載すればよいのか? | ||||
搭載されているPC4-17000のメモリの詳細。レイテンシ(メモリのデータを転送する時の待ち時間)はCL15と表示されています。

ストレージ(起動ドライブ)のカスタマイズは下記の7種類用意されています。SSDはSATA3.0(6Gbps)接続と、より高性能なPCI Express, M.2接続の2タイプが選択可能です。SSDはデータの読み書きやランダムアクセス速度が圧倒的に高速なので、HDDよりもOSやアプリケーション起動、OS操作時のレスポンスなどが良くなります。増設用のストレージ(2nd、3rd)はHDDのみ選択可能です。
※ストレージのメーカーは販売時期により変更される場合があります。
■ストレージ ・1TBハードドライブ(SATA, 7200rpm) ・2TBハードドライブ(SATA, 7200rpm) ・3TBハードドライブ(SATA, 7200rpm) ・256GB SSD (PCI Express, M.2接続) ・256GB SSD (6Gbps対応) ・512GB SSD (6Gbps対応) ■増設用ストレージ (2nd) ・増設用ストレージ (2nd) なし [標準] ・1TBハードドライブ(SATA, 7200rpm)(2nd) ・2TBハードドライブ(SATA, 7200rpm)(2nd) ・3TBハードドライブ(SATA, 7200rpm)(2nd) ■増設用ストレージ (3rd) ・増設用ストレージ (3rd) なし [標準] ・1TBハードドライブ(SATA, 7200rpm)(3rd) ・2TBハードドライブ(SATA, 7200rpm)(3rd) ・3TBハードドライブ(SATA, 7200rpm)(3rd) ※今回のテストでは256GB SSD (PCI Express, M.2接続)、1TB HDD(7200回転)x2を搭載。 | ||||

HP ENVY 750 シリーズのツールレス・ストレージベイ(※関連記事)にはHDD/SSDを3台まで搭載することが可能です。4つ目のストレージベイ(右の画像)にはフロントのパネルを開けるとアクセスすることができます。ストレージの増設や換装は保証対象外となります。
■256GB SSD (PCI Express, M.2接続)

SAMSUNG製の256GB SSDの詳細。型番は MZHPV256HDGL-000H1、ファームウェアは「BXW24H0Q」です。
![]() ※テストは実際の使用で参考になる「ランダム」で行っています。 Read (リード)・・・読み込み速度 Write (ライト)・・・書き込み速度 Seq (シーケンシャル)・・・連続したデータの読み書き 4KQD32・・・データを最も効率のよい順番に並べ替える機能(NCQ)を使ってランダムアクセスしたときの速度 | ||||
CrystalDiskMarkのベンチマークでは、この256GB SSD (PCI Express, M.2接続) はSATA3.0(6Gbps)接続のSSDよりも圧倒的に速い数値が出ています。
シーケンシャル・リード(読み込み速度)が1600~1700MB/s前後、シーケンシャル・ライト(書き込み速度)が1250MB/s前後になります。SATA3.0(6Gbps)接続のSSDは速くても500MB/s前半なのでかなり転送速度が速いです。512Kリード・ライトも1100MB/s前後で、4Kのテストでもリードが44MB/s前後、ライトが117MB/s前後出ています。
■アイドル時の温度・・・37℃(室温27℃) ■3回連続でベンチマークをした時の温度・・・最大66℃(室温27℃) ※今回テストしたPC(Windows 10 搭載)の起動時間は約13~15秒でした。 ※PC構成や環境などの違いで起動時間は異なる場合があります。 | ||||
■1TBハードドライブ(SATA, 7200rpm)(2nd)

CrystalDiskInfoで表示されるSeagate製HDDの情報。型番はST1000DM003-1ER162 1000.2 GBで、ファームウェアは「HP51」です。
■ST1000DM003-1ER162 1000.2 GBのスペック 容量:1TB 回転数:7200rpm キャッシュ:64MB インターフェイス:SATA 6Gb/s 規格サイズ:3.5インチ | ||||
![]() ※テストは実際の使用で参考になる「ランダム」で行っています。 Read (リード)・・・読み込み速度 Write (ライト)・・・書き込み速度 Seq (シーケンシャル)・・・連続したデータの読み書き 4KQD32・・・データを最も効率のよい順番に並べ替える機能(NCQ)を使ってランダムアクセスしたときの速度 | ||||
CrystalDiskMarkのベンチマークでは、シーケンシャル・リードが217MB/s前後、シーケンシャル・ライトは210MB/s前後でした。7200回転のHDDですが、ベンチマークをした時の温度上昇は2~3℃くらいで発熱も少なめです。
■アイドル時の温度・・・35℃(室温27℃) ■3回連続でベンチマークをした時の温度・・・最大37℃(室温27℃) | ||||

HP ENVY 750-180jpには、ワットパフォーマンスに優れている第2世代「Maxwell」アーキテクチャを採用したグラフィックスカードが3種類用意されています。標準はローエンドの GeForce GT 730、カスタマイズでミドルクラスの GTX 960、ウルトラハイエンドのGTX 980 Ti が選択可能です。2016年の春頃にELSA GeForce GTX 970 S.A.C 4GBセットモデルが追加されました。
・NVIDIA GeForce GT 730 (4GB / DDR3) [標準] ・NVIDIA GeForce GTX 960 (2GB / GDDR5) ・ELSA GeForce GTX 970 S.A.C 4GB ・NVIDIA GeForce GTX 980Ti (6GB / GDDR5) ※今回のテストではGTX 970を搭載。 【ELSA GeForce GTX 970 S.A.C 4GBについて】 GTX 970は本体とは別梱包となるので自分で取り付け・設定を行う必要がありますが、図解入りでわかりやすい取り付けガイドが付属しています。 ■グラフィックス性能比較 ※ベンチマークスコアはあくまでも目安としてご覧ください。 ![]() 当サイトで行った3DMark Firestrike [DX11 グラフィックス]のスコアです。GTX 970 はGTX 980とGTX 960の間くらいの性能になります。 GTX 970 は4GBのグラフィックスメモリを搭載していますが、使用量が3.5GBを超えると性能が低下します。GTX 970の販売が開始されてしばらく経ってからこのような問題が発覚しましたが、GTX 980と比較した場合価格差ほど性能に差がなく、コストパフォーマンスが良いという理由で問題発覚後も売れていたグラフィックスカードです。 ◆日本HPのデスクトップPC「グラフィックスカード性能比較表」 | ||||
※ブーストクロックは個体差で違いが出るかもしれませんが、今回テストしたGTX 970 は1303.6 MHz まで動作周波数が上がりました。 ■ELSA GeForce GTX 970 S.A.C 4GB のスペック 【GPUコア】 GM204 【CUDAコア(シェーダユニット)】 1664 【テクスチャユニット】 104基 【ROPユニット】 56基 【ベースクロック】 1089 MHz 【ブーストクロック】 1228 MHz 【テクスチャ・フィル速度】 113.3 GigaTexels/s 【メモリ データレート】 1753MHz (7012MHz相当) 【メモリ容量 】 4GB GDDR5 【メモリ・インターフェース】 256ビット 【メモリのバンド幅】 224.4GB/秒 【電気接続】 PCI Express 6ピン電源コネクタ × 2 【TDP】 150 W ■搭載コネクタ デュアルリンク DVI-I × 1 (デジタル・アナログ出力対応) デュアルリンク DVI-D × 1 (デジタル出力のみ) DisplayPort × 1 (DisplayPort 1.2 準拠) HDMI × 1 (HDMI 2.0 準拠) ※デジタル出力はHDCPに対応 ※製品パッケージ裏面のコネクタ説明に「HDMI 1.4」の記載がありますが、正しくは「HDMI 2.0」となります。 ◆ELSA GeForce GTX 970 S.A.C 4GB 製品詳細 | ||||
■3D MARK

DirectX 11、DirectX 9、DirectX 10の機能を使用したベンチマークができるソフトです。Sky Diverが追加されたバージョンでテストします。
◆3DMark-v1-3-708 ダウンロード
Fire Strike |

Core i7-6700K (最大4.2 GHz) PC4-17000 (2133MHz) GeForce GTX 970 | Core i7-6700K (最大4.2 GHz) PC4-17000 (2133MHz) GeForce GTX 980 Ti |
スコア:9975 (72.3%) Graphics Score :11533 (71.7%) Physics Score :12151 (95.3%) Combined Score :4372 (61.8%) | スコア:13778 Graphics Score :16077 Physics Score :12739 Combined Score :7066 |
Sky Diver |

Core i7-6700K (最大4.2 GHz) PC4-17000 (2133MHz) GeForce GTX 970 | Core i7-6700K (最大4.2 GHz) PC4-17000 (2133MHz) GeForce GTX 980 Ti |
スコア:26343 (83.2%) Graphics Score :36393 (70.1%) Physics Score :11359 (98.7%) Combined Score :24121 (98.7%) | スコア:31659 Graphics Score :51912 Physics Score :11500 Combined Score :24422 |
Cloud Gate |

Core i7-6700K (最大4.2 GHz) PC4-17000 (2133MHz) GeForce GTX 970 | Core i7-6700K (最大4.2 GHz) PC4-17000 (2133MHz) GeForce GTX 980 Ti |
スコア:28552 (90.4%) Graphics Score :72261 (69.2%) Physics Score :9160 (99.8%) | スコア:31575 Graphics Score :104364 Physics Score :9176 |
Ice Storm |

Core i7-6700K (最大4.2 GHz) PC4-17000 (2133MHz) GeForce GTX 970 | Core i7-6700K (最大4.2 GHz) PC4-17000 (2133MHz) GeForce GTX 980 Ti |
スコア:174442 (96.7%) Graphics Score :370071 (91.9%) Physics Score :61204 (99.5%) | スコア:180209 Graphics Score :402390 Physics Score :61452 |
Fire Strikeのグラフィックステスト(DX11)では、GTX 970はGTX 980 Ti の約72%くらいのスコアになりました。Sky Diverは約83%で、Cloud Gate(DX10)とIce Storm(DX9)は差が少なくなり90~96%になっています。 | ||||
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 28℃】 |
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 |
インテル Core i7-6700K プロセッサー(最大4.2GHz) |
プロセッサーの温度 | 76.0℃ | アイドル時 34.0℃前後 |
ELSA GeForce GTX 970 S.A.C (4GB) |
GPUの温度 | 83.0℃ | アイドル時 35.0℃前後 |
GPU コアクロック | 1303.6 MHz | アイドル時 135.0 MHz |
GPU メモリクロック | 1752.8 MHz | アイドル時 162.0 MHz |
GPUクーラーのファンスピード | 1994 RPM | アイドル時 1163 RPM |
ビデオメモリ使用量 | 1169 MB |
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを除く) |
274 W (最大) | ||
※計測値はテスト環境により若干異なる結果が出る場合があります。 |
■MAXON CINEBENCH R15

グラフィックカードとCPUの性能テストを行い、コンピュータのパフォーマンスを評価します。
◆MAXON CINEBENCH ダウンロード
![]() | ■OpenGL(グラフィック性能テスト) カーチェイスによる複雑な3Dシーンを使って、グラフィックカードのOpenGLモードでの性能を調べます。 | |
■CPU(プロセッサ性能テスト) 3Dレンダリングを行いプロセッサパワーのすべてを使うテスト。 | ||
Core i7-6700K (4C8T) ※1コア動作時 4.2 GHz ※2コア動作時 4.0 GHz ※3コア動作時 4.0 GHz ※4コア動作時 4.0 GHz GeForce GTX 970 | Core i5-6400 (4C4T) ※1コア動作時 3.3 GHz ※2コア動作時 3.3 GHz ※3コア動作時 3.2 GHz ※4コア動作時 3.1 GHz HDグラフィックス530 |
OpenGL:124.21 fps (373%) CPU:869 cb (173%) CPU(Single Core):171 cb (123%) | OpenGL:33.18 fps CPU:501 cb CPU(Single Core):139 cb |
プロセッサパワーをすべてを使うCPUテストでは、Core i7-6700KはCore i5-6400の約173%のスコアになりました。動作周波数が高く、ハイパースレッディング・テクノロジー(※関連記事)に対応していることが大きな差になっています。 1コアのみの性能を測定するCPU(Single Core)テストでは、Core i7-6700KはCore i5-6400よりも2割くらい良いスコアが出ました。 | ||||
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 28℃】 |
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 |
インテル Core i7-6700K プロセッサー(最大4.2GHz) |
プロセッサーの温度 | 81.0℃ | アイドル時 34.0℃前後 |
ELSA GeForce GTX 970 S.A.C (4GB) |
GPUの温度 | 61.0℃ | アイドル時 35.0℃前後 |
GPU コアクロック | 1303.6 MHz | アイドル時 135.0 MHz |
GPU メモリクロック | 1752.8 MHz | アイドル時 162.0 MHz |
GPUクーラーのファンスピード | 1432 RPM | アイドル時 1163 RPM |
ビデオメモリ使用量 | 540 MB |
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを除く) |
OpenGLテスト・・・200 W (最大)、CPUテスト・・・138 W (最大) | ||
※計測値はテスト環境により若干異なる結果が出る場合があります。 |
■ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク
この「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド」ベンチマークは、実際のマップとキャラクターを表示してお手持ちのPCで動作させた場合の指標となるスコアを確認することができます。
◆FF14 蒼天のイシュガルド ベンチマーク ダウンロード

Core i7-6700K (最大4.2 GHz) GeForce GTX 970 画面解像度・・・1920x1080 最高品質 フルスクリーンモード | Core i7-6700K (最大4.2 GHz) GeForce GTX 980 Ti 画面解像度・・・1920x1080 最高品質 フルスクリーンモード |
スコア:10675 評価:非常に快適 平均フレームレート:82.152 ローディングタイム: シーン#1 0.901sec シーン#2 3.641sec シーン#3 3.328sec シーン#4 2.926sec シーン#5 2.710sec シーン#6 1.192sec 合 計 14.700sec | スコア:15764 評価:非常に快適 平均フレームレート:117.835 ローディングタイム: シーン#1 0.774sec シーン#2 3.674sec シーン#3 3.339sec シーン#4 2.928sec シーン#5 2.826sec シーン#6 1.039sec 合 計 14.582sec |
GTX 970のスコアはGTX 980Ti の67%くらいになります。平均フレームレートは約82fpsでGTX 980Ti とは35fpsくらい違いますが、60fps以上出ているので画面の動きはスムーズです。 | ||||
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 28℃】 |
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 |
インテル Core i7-6700K プロセッサー(最大4.2GHz) |
プロセッサーの温度 | 67.0℃ | アイドル時 34.0℃前後 |
ELSA GeForce GTX 970 S.A.C (4GB) |
GPUの温度 | 82.0℃ | アイドル時 35.0℃前後 |
GPU コアクロック | 1303.6 MHz | アイドル時 135.0 MHz |
GPU メモリクロック | 1752.8 MHz | アイドル時 162.0 MHz |
GPUクーラーのファンスピード | 2010 RPM | アイドル時 1163 RPM |
ビデオメモリ使用量 | 1556 MB |
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを除く) |
244 W (最大) | ||
※計測値はテスト環境により若干異なる結果が出る場合があります。 |
■MHF ベンチマーク 第3弾 【大討伐】
「モンスターハンター フロンティア オンライン」の ベンチマークです。このベンチマークでパソコン性能の目安を知ることができます。※ベンチマークスコアの評価は公表されていないようです。
◆MHF ベンチマーク ダウンロード

Core i7-6700K (最大4.2 GHz) GeForce GTX 970 画面解像度・・・1920x1080 フルスクリーンモード | Core i7-6700K (最大4.2 GHz) GeForce GTX 980 Ti 画面解像度・・・1920x1080 フルスクリーンモード |
スコア:23769 フレームレート:121~311 | スコア:34553 フレームレート:180~463 |
GTX 970のスコアはGTX 980Ti の69%くらいになりますが、最低値でも120fps以上出ているので快適にプレイするには十分な性能です。 | ||||
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 28℃】 |
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 |
インテル Core i7-6700K プロセッサー(最大4.2GHz) |
プロセッサーの温度 | 70.0℃ | アイドル時 34.0℃前後 |
ELSA GeForce GTX 970 S.A.C (4GB) |
GPUの温度 | 81.0℃ | アイドル時 35.0℃前後 |
GPU コアクロック | 1303.6 MHz | アイドル時 135.0 MHz |
GPU メモリクロック | 1752.8 MHz | アイドル時 162.0 MHz |
GPUクーラーのファンスピード | 1976 RPM | アイドル時 1163 RPM |
ビデオメモリ使用量 | 559 MB |
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを除く) |
244 W (最大) | ||
※計測値はテスト環境により若干異なる結果が出る場合があります。 |
■ファンタシースターオンライン2 キャラクタークリエイト体験版 ver.2.0
『ファンタシースターオンライン2』がどのくらい快適にプレイできるかを点数で評価してくれるベンチマーク機能です。
◆ベンチマーク ダウンロードページ

Core i7-6700K (最大4.2 GHz) GeForce GTX 970 画面解像度・・・1920x1080 簡易描画設定・・・5(最高品質) フルスクリーンモード | Core i7-6700K (最大4.2 GHz) GeForce GTX 980 Ti 画面解像度・・・1920x1080 簡易描画設定・・・5(最高品質) フルスクリーンモード |
スコア:82893 評価:快適 フレームレート:248(121)~442 | スコア:136428 評価:快適 フレームレート:330(170)~580 |
GTX970はフルHD、簡易設定5でPSO2をプレイするには十分すぎる性能があります。ベンチマーク中のフレームレートは、瞬間的に大きく下がった時の数値を除けば200fpsを超えています。 | ||||
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 28℃】 |
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 |
インテル Core i7-6700K プロセッサー(最大4.2GHz) |
プロセッサーの温度 | 74.0℃ | アイドル時 34.0℃前後 |
ELSA GeForce GTX 970 S.A.C (4GB) |
GPUの温度 | 82.0℃ | アイドル時 35.0℃前後 |
GPU コアクロック | 1303.6 MHz | アイドル時 135.0 MHz |
GPU メモリクロック | 1752.8 MHz | アイドル時 162.0 MHz |
GPUクーラーのファンスピード | 1959 RPM | アイドル時 1163 RPM |
ビデオメモリ使用量 | 455 MB |
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを除く) |
253 W (最大) | ||
※計測値はテスト環境により若干異なる結果が出る場合があります。 |

■プロセッサーやGPUの温度(室温28℃)
ベンチマーク中のCore i7-6700K プロセッサーの温度は最高で81℃(CINEBENCH R15)でした。
■GPUの温度(室温28℃)
ベンチマーク中のGTX 970 の温度は最高で83℃まで上がりましたが、これまでテストした中では特別高い数値ではありません。最大温度は98℃(◆スペック詳細)なので少し余裕があります。
※今回搭載しているELSAのGTX 970 S.A.Cは、パワーターゲットが100%くらいで82℃前後、パワーターゲット110%でゲームをプレイした場合は最大88℃くらいまで上がりました。(※関連記事)
■ベンチマーク中の消費電力(PC全体、モニターは除きます)
Core i7-6700K、GTX 970、メモリ32GB、M.2 SSD、HDD(7200回転)x2を搭載したPCの最大消費電力は3D MARKの274W。プロセッサー、メモリ、ストレージが同じ構成でGTX 980 Tiを搭載したPCよりも最大約100Wほど低い消費電力でした。
■最大消費電力の比較 ・Core i7-6700K(最大4.2GHz) 、GTX 980 Ti を搭載したPCは約374W。 ※メモリ32GB、M.2 SSD、HDD(7200回転)x2 ・Core i7-6700K(最大4.2GHz) 、GTX 980 Ti を搭載したPCは約368W。 ※メモリ16GB、M.2 SSD、HDD(7200回転)x1 ・Core i7-4790K (最大4.4GHz)、GTX980を搭載したPCは約280W。 ・Core i7-4790K (最大4.0GHz)、GTX980を搭載したPCは約266W。 ・Core i7-4790K(最大4.0GHz) 、GTX960を搭載したPCは約218W。 ※下記の消費電力はNVIDIA 公式サイト(◆リンク)のスペックを参考にしています。 ・GTX 980 Ti (消費電力:250W) ・GTX980(消費電力:165W) ・GTX 970 (消費電力:145W) ・GTX960(消費電力:120W) | ||||
■インターネット閲覧中の消費電力・温度(室温28℃)
サイトにアクセスしたりページを移動した瞬間に46~58℃前後(消費電力は48~72W前後)になりますが、ページを見ているだけの状態ではアイドル時に近い36℃前後(消費電力は42W前後)です。
【プロセッサーの温度】 36℃~58℃ 【GPUの温度】 37~39℃前後 【消費電力】 42~72W前後 ※テストで使用しているブラウザはFirefoxです。 | ||||
■YouTube視聴時の消費電力・温度(室温28℃)
Youtubeの動画をフルスクリーンで約30分視聴したときのCPUの温度は最大で54℃くらいになります。GPUは最大で41℃くらいで、CPUほど温度が上がりません。
【プロセッサーの温度】 37~54℃ 【GPUの温度】 39~41℃前後 【視聴中の消費電力】 50~56W | ||||
ベンチマーク時のPCパーツの最高温度(室温28℃) | |
Intel Core i7-6700K (最大4.2GHz) | 81℃ (アイドル時34℃前後) |
ELSA GeForce GTX 970 S.A.C (4GB) | 83℃ (アイドル時35℃前後) |
消費電力(モニターを除く) | |
電源OFF時 | 0.0W 前後 |
スリープ時 | 1.5W 前後 |
アイドル時 | 41W前後 |
起動時 | 120W(瞬間最大) |
ベンチマーク中の最大消費電力 | 約274W (3D Mark) |
※消費電力はPCパーツの構成によって違いが出る場合があります。 |
ベンチマークのまとめ |

◆インテル Core i7-6700K プロセッサー Core i7-6700Kはフォトショップのような画像処理ソフトや動画のエンコード、負荷が高い最新ゲームなど、高い処理能力が必要な用途に最適なプロセッサーです。 ◆メモリ32GB(8GB×4) PC4-17000 (2133MHz) 32GBは大量にメモリを使用するフォトショップやペイントソフトなどを使用しても余裕がある容量です。インターネットやゲーム用途などでは8~16GB搭載していれば十分だと思います。 ◆256GB SSD (PCI Express, M.2 )+1TB HDD (7200回転)x2 PCI Express接続のSSDはM.2スロットに装着されるので、ストレージベイをより有効に活用できるようになります。SATA3.0(6Gbps)接続のSSDよりも非常にファイルの読み書きが速いです。256GBの容量では20~30GBもあるゲームを多数インストールすることはできませんが、システムドライブとしては余裕があります。 ◆ELSA GeForce GTX 970 S.A.C 4GB 今回のベンチマークテストではGTX 980Tiの約7割くらいのスコアでした。最新の重い3Dゲームを最高画質でプレイするのは厳しいのですが、ファイナルファンタジーのベンチマークテストではフルHD(1920x1080ドット)・最高画質で「非常に快適」という評価になります。 ◆ベンチマーク中の温度・消費電力 プロセッサー、メモリ、ストレージが同じ構成でGTX 980 Tiを搭載したPCよりも最大約100Wほど低い消費電力(274W)でした。通常使用時の消費電力はそれ程高くはなく、インターネットや動画の視聴時は40~70Wくらいで動作します。 | ||||
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【メーカー製品詳細ページ】
◆HP ENVY 750-180jp/CT 製品詳細
◆HP ENVY 750-180jp/CT(スペックPDF)
【HP ENVY - 750-180jp/CT サポート】
◆ドライバー・ユーザーガイド・トラブルシューティング
【実機レビュー:Windows 10 搭載モデル】
◆HP ENVY 750シリーズ(180jp/170jp)の外観・内部のレビュー
◆HP ENVY 750-180jp(Core i7-6700K, GTX 980Ti)の性能・消費電力を検証!
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■レビューについて
※商品仕様/価格については2016年7月4日時点のものです。
※PCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※ベンチマークの結果、温度、消費電力などの測定値はPCの使用状況や環境によって異なることがあります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
※PassMarkベンチマークスコアはPassMark - CPU Benchmarks 、Video Card Benchmarks から抜粋しています。あくまでも目安としてご覧ください。
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