日本HPの12.5型モバイルPC『HP EliteBook Folio G1』の製品特徴やデザイン、性能について解説しています。
※Core M3モデルの販売が開始されましたが、Core M5 モデルはラインナップから削除されています。(2016/9/16) ※Core M7 キャンペーンモデルが2016年8月23日より販売開始!(2016/8/23) ※Core M3モデルは8月中旬販売開始予定から9月中旬に延期されました。(2016/8/23) ※Core M7モデルも8月中旬販売開始予定に変更されました。(2016/7/27) ※Core M5 スタンダードモデルが2016年6月9日より販売開始! ◆HP EliteBook Folio G1 製品詳細 | ||||
■目次(ページ内リンク) 下記のリンクをクリックすると目的の場所にジャンプします。 ※[BackSpace]キーでこの位置に戻ります。 ◆12.5型モバイルPC『HP EliteBook Folio G1』 の製品特長 ◆HP EliteBook Folio G1 の外観・デザイン ◆インテル Core M プロセッサーの性能について ◆グラフィックスの性能について ◆HP EliteBook Folio G1 のスペック比較(3モデル) ◆【まとめ】コンパクトなボディに最新テクノロジーを凝縮したビジネスノート | ||||
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【実機レビュー】 ◆HP EliteBook Folio G1の外観・デザインのレビュー ◆HP EliteBook Folio G1(Core M5-6Y54 )の性能・消費電力を検証! ◆HP EliteBook Folio G1の製品特徴・性能について(3モデル比較) | ||||
12.5型モバイルPC『HP EliteBook Folio G1』 の製品特長 |
■12.5型モバイルPC『HP EliteBook Folio G1』製品特徴 【外観・デザイン】 ・持ち運びしやすい省ワークスペースのモバイルPC ・高い質感と耐摩耗を両立したアルミニウムのボディ ・狭額ベゼルを採用し、従来製品より横幅が約1.8cm短く設計 ・180°に開くフルフラット開閉ディスプレイ ・米軍調達基準(MIL-STD)をクリアした頑丈なボディ 【性能面】 ・最新のCore Mプロセッサー(Skylake)を標準搭載 ・静穏性能に優れたファンレス設計 ・超高速のNVMe SSDが選択可能 【使い勝手・機能性・拡張性】 ・Core M3、Core M5モデルはフルHDディスプレイを搭載 ・Core M7スタンダードモデルはUHD(4K)タッチディスプレイを搭載 ・USB Type-Cポート2基、コンボステレオヘッドフォン/マイクジャックを1つ搭載 ・2基のUSB Type-Cは、どちらのポートでも給電、データ転送が可能 ・周囲の雑音を除去し、声を増幅するノイズキャンセル機能を搭載 ・Bang & Olufsenのスピーカーを4基搭載 ・最厚部 約12.4mm、質量 約 970 g(※フルHDディスプレイ搭載時) 【価格・モデル一覧】 ※販売価格は下記のメーカー製品詳細ページをご確認ください。 【メーカー製品詳細ページ】 ※法人向けモデルですが個人向け製品ページからも購入可能です。 ◆HP EliteBook Folio G1 製品詳細 ◆HP EliteBook Folio G1 (スペックPDF) | ||||
HP EliteBook Folio G1 の外観・デザイン |
日本HPの12.5インチ・モバイルPC『HP EliteBook Folio G1』は、持ち運びしやすさ、省ワークスペースを追求した製品です。 従来製品(HP EliteBook Folio 1020)より横幅が約1.8cm短い狭額ベゼルを採用し、よりコンパクトなサイズを実現しています。大きさは約 292(幅)×209(奥行き)×12.4(高さ)mm、質量は約970gです。(※フルHDディスプレイ搭載時) ビードブラスト加工された質感の高く美しいボディは、CNC(コンピューター数値制御)による精度の高いアルミニウムの削り出しで製造されています。米軍調達基準(MIL-STD)をクリアしたボディはたわみに強くとても丈夫です。 OSはWindows 10 Home(64bit)、Windows 10 Pro(64bit)で、2in1デバイス向けの第6世代インテル Core Mプロセッサー(Skylake)を搭載。ファンレス設計なので静穏性に優れています。 日本語キーボードはバックライト付きで、キーストローク約1.3mm、十分なキーピッチ約18.0mmを確保。各キーの反発力がすべて均一になるように チューニングされています。 日本仕様の方向キーは米国仕様と異なり凸のような配置(※参考画像:Elite x2 1012 G1)になります。(※キーの配列はHP EliteBook Folio G1 製品詳細 ※法人向けモデルですが個人向け製品ページからも購入可能です。 | ||||
ブランド名の「Folio」は二つ折り用紙という意味です。「ピアノヒンジ」と名付けられた特徴的なヒンジは、ディスプレイを最大180°まで開くことができます。 搭載されるディスプレイはモデルによって異なります。画像はUHD(4K) タッチ対応液晶ディスプレイを搭載したモデルです。UHD(3840×2160ドット)はフルHD(1920x1080ドット)の4倍の解像度なので、12.5インチで100%表示した場合は、文字やカーソルなどが非常に小さくなります。 フルHD、UHDともに斜めから見ても色の変化が少ない広視野角のIPSパネルを採用。UHDは「光沢」なので映り込みがありますが、フルHDディスプレイは非光沢になります。4Kタッチディスプレイ(UHD) モデルのみ、顔認証ログインが可能な『Windows Hello対応のIRカメラ』を搭載しています。 ■Core M3、Core M5モデル フルHD(1920×1080ドット、非光沢、最大1677万色) ※耐久性が高く傷がつきにくいGorilla Glassを採用。 ■Core M7モデル UHD(3840×2160ドット)、タッチ対応、光沢、最大1677万色) ※耐久性が高く傷がつきにくいGorilla Glassを採用。 UHDディスプレイの仕様 高解像度: 352ppi 高い色再現:Adobe RGBカバー率 95% 高輝度: 400nits 高耐久性: Gorilla Glass 4 ※『Windows Hello対応のIRカメラ』を搭載 | ||||
Core M3、Core M5モデルはフルHD(1920×1080ドット)、最大1677万色、斜めから見ても色の変化が少ないIPS方式、映り込みが少ない「非光沢」パネルを採用。 ※この画像(Core M5モデル)は日本仕様です。 | ||||
4Kディスプレイを搭載しているモデルはタッチ対応なので、ディスプレイ面がフラットな仕上がりになっていますが、フルHDディスプレイを搭載したモデルはディスプレイ部分と周囲に少し段差があります。 ※この画像(Core M5モデル)は日本仕様です。 | ||||
※画像をクリックすると拡大表示します。
日本語キーボードはキーピッチ18.7×18.7mm、キーストローク1.3mm、JIS標準準拠・OADG準拠配列で、矢印キーは凸型の配置になっています。キーは適度な弾力がありカチッとした感触です。バックライトはの3段階(明るい、少し明るい、オフ)に切り替えることができます。 ※この画像(Core M5モデル)は日本仕様です。 | ||||
横に長いヒンジが特徴的。ディスプレイを開いたときにキーボード部分が少し浮く程度の抵抗感で動きはスムーズです。 ※この画像(Core M5モデル)は日本仕様です。 | ||||
ダイヤカット加工されているエッジの部分は、光沢感があるので光りが当たると輝きます。 ※この画像(Core M5モデル)は日本仕様です。 | ||||
インターフェースは必要最小限で、USB Type-Cポートを2基(右側)、コンボステレオヘッドフォン/マイクジャックを1つ搭載(左側)。2基のUSB Type-Cはどちらのポートでも給電、データ転送が可能です。 | ||||
底面には横に長いゴム足が2か所取り付けられています。ファンレス設計なので、冷却用の吸気口・排気口などはありません。 メッシュになっている部分は冷却用ではなくスピーカー用の穴です。デンマークのオーディオメーカー、Bang & Olufsenのスピーカーを4基搭載しています。 | ||||
HP EliteBook Folio G1の内部です。マザーボードのサイズは旧モデル(HP EliteBook Folio 1020)より約50%小さくなっています。マザーボードはSSDやプロセッサーのヒートシンク(銅)などがある部分で、全体の3分に1くらいの面積になります。 | ||||
プロセッサーの性能について |
HP EliteBook Folio G1は2in1デバイス向けのインテル Core M シリーズ(Skylake世代)を搭載しています。
ベンチマークテストの種類によってスコアの差は違ってきますが、当サイトのテストではCore M7-6Y75プロセッサーはCore M3-6Y30よりも10~30%くらい性能が高く、Core i5-6200Uと比較すると90~110%くらいのスコアでした。
Core M シリーズは2コア/4スレッドのプロセッサーなので、高い処理能力が求められる画像処理や動画のエンコードなどでは非力さが感じられますが、インターネットやメール、オフィスソフトなどは快適にこなせる性能があります。
【実機レビュー】
◆HP EliteBook Folio G1(Core M5-6Y54 )の性能・消費電力を検証!
【関連記事】
◆日本HPのノートPC・タブレット「プロセッサー性能比較表」
◆HP Elite x2 1012 G1(Core M7-6Y75)の性能・消費電力を検証!
◆HP Elite x2 1012 G1(Core M3-6Y30)の性能・消費電力を検証!
プロセッサー名 | ベース周波数 | コア数 | キャッシュ | ||
Intel Core M7-6Y75 ◆製品仕様 | 1.2 GHz | 2 | 4 MB | ||
最大周波数※ | スレッド数 | TDP | |||
3.1 GHz | 4 | 4.5 W | |||
※最大周波数・・・ターボ・ブースト利用時 | |||||
プロセッサー名 | ベース周波数 | コア数 | キャッシュ | ||
Intel Core M5-6Y54 ◆製品仕様 | 1.1 GHz | 2 | 4 MB | ||
最大周波数※ | スレッド数 | TDP | |||
2.7 GHz | 4 | 4.5 W | |||
※最大周波数・・・ターボ・ブースト利用時 | |||||
プロセッサー名 | ベース周波数 | コア数 | キャッシュ | ||
Intel Core M3-6Y30 ◆製品仕様 | 0.9 GHz | 2 | 4 MB | ||
最大周波数※ | スレッド数 | TDP | |||
2.2 GHz | 4 | 4.5 W | |||
※最大周波数・・・ターボ・ブースト利用時 | |||||
グラフィックスの性能について |
HP EliteBook Folio G1 はインテル HDグラフィックス 515 (プロセッサーに内蔵)を搭載しています。3Dゲーム向けではありませんがインターネットや動画の視聴などの用途では十分な性能があります。
ファイナルファンタジーのような3Dゲームをプレイするのは厳しい性能ですが、ドラクエのような軽いゲームは最高画質にこだわらなければとりあえずプレイ可能です。
【実機レビュー】
◆HP EliteBook Folio G1(Core M5-6Y54 )の性能・消費電力を検証!
【参考記事】
◆日本HPのノートPC・タブレット「グラフィックス性能比較表」
◆HP Elite x2 1012 G1(Core M7-6Y75)の性能・消費電力を検証!
◆HP Elite x2 1012 G1(Core M3-6Y30)の性能・消費電力を検証!
HP EliteBook Folio G1 のスペック比較(3モデル) |
HP EliteBook Folio G1は、プロセッサーやディスプレイの構成が異なる3モデルが用意されています。
【価格・モデル一覧】
※下記の販売価格は2017年3月4日時点のものです。お得なキャンペーンが実施されている場合がありますので、最新価格はメーカー製品詳細ページをご確認ください。
Core M3スタンダードモデル(フルHDディスプレイ)
¥98,450(税込)~
※Core M5-6Y54はカスタマイズで選択可能です。
Core M7スタンダードモデル(UHDディスプレイ)
¥164,780(税込)~
【カスタマイズについて】
カスタマイズで選択可能な項目は、OS、ストレージ、保証などです。
【ディスプレイについて】
搭載されるディスプレイはモデルによって異なります。UHD(4K)ディスプレイはタッチに対応しています。
※記事掲載時点では公式サイトの製品紹介やスペックPDFに記載されていませんが、フルHD、UHDディスプレイともに視野角の広いIPS方式を採用しています。
フルHDディスプレイ(※Core M3、Core M5モデルに搭載) IPS、非光沢、1920×1080ドット、最大1677万色 ※耐久性が高く傷がつきにくいGorilla Glassを採用。 UHD ディスプレイ(※Core M7モデルに搭載) IPS、光沢、3840×2160ドット、最大1677万色、タッチ対応 ※耐久性が高く傷がつきにくいGorilla Glassを採用。 | ||||
【Webカメラについて】
Core M7モデル(UHDタッチ対応液晶ディスプレイ)のみ「Windows Hello対応IRカメラ」が搭載されています。
【サイズ・質量について】
幅と奥行きはA4サイズ(210×297mm)に近い大きさです。Core M7モデルは約100g重くなっています。
※初期のスペックPDFはCore M3、Core M5モデルの高さが11.9mmと記載されていましたが、販売開始(2016年6月9日)の時点で最厚部 約12.4mmに修正されています。
Core M3、Core M5モデル(フルHDディスプレイ) 約 292(幅)×209(奥行き)×12.4(高さ)mm 約970g Core M7モデル(UHDタッチ対応液晶ディスプレイ) 約 292(幅)×209(奥行き)×12.4(高さ)mm 約1.07kg(1070g) | ||||
【ストレージについて】
ストレージはファイルの読み書き速度が速いSSDを搭載。高性能な256GB M.2 SSD(PCIe Gen3x4 NVMe)が選択可能です。
【メモリについて】
メモリの速度は記載されていません。全てのモデルで8GB搭載しているので、インターネットや文書作成、オフィスソフトなどの用途では余裕があります。
【認証機能について】
指紋認証センサーは搭載していません。
【バッテリー駆動時間について】
Core M7モデルのバッテリー駆動時間が短くなっていますが、プロセッサーの性能差よりもUHDタッチ対応液晶ディスプレイの消費電力が大きいためだと思われます。
Core M3、Core M5モデル(フルHDディスプレイ) Mobilemark 2014計測時:最大約11.5時間 Core M7モデル(UHDタッチ対応液晶ディスプレイ) Mobilemark 2014計測時:最大約7時間 | ||||
【アンチウイルスソフトウェアについて】
サードパーティ製ソフトウエアは付属していませんが、OS付属の「Windows Defender」がインストールされています。
【まとめ】コンパクトなボディに最新テクノロジーを凝縮したビジネスノート |
『HP EliteBook Folio G1』は、ビジネスバッグにすっきり収まるコンパクトボディの12.5型モバイルPCです。 フルHDパネル搭載モデルの質量が970g、最厚部が12.4mm、幅と奥行きが292×209mm(A4サイズは297×210mm)なので、持ち運んで使用することが多く、少しでも重量的な負担を減らしたい方に最適な製品だと思います。 全体的な印象はMacBookを意識したようなデザインですが、ピアノヒンジや180°に開くフルフラット開閉ディスプレイなど特徴的な部分もあります。アルミニウムのボディは質感が高く、美しさと丈夫さを兼ね備えています。 インターフェースは必要最小限になりますが、USB Type-Cポートを2つ搭載しているので、充電しながらもう一つのポートを使用することが可能です。オプションで小型のUSB-C トラベルドックや拡張性の高いドッキングステーションなどが用意されています。 ディ スプレイに関しては、フルHD(1920x1080ドット)とUHD(3840×2160ドット)の2タイプあり仕様が大きく異なります。UHDはタッチ 対応で色再現性(Adobe RGBカバー率 95%)に優れていますが、表面が光沢なので映り込みがあります。バッテリー駆動時間はフルHD搭載モデルと比較すると、4.5時間短い最大約7時間にな ります。 Core M3、Core M5モデルのフルHDディスプレイはSpectre13と比較すると少しギラツキ感はありますが、映り込みが少ない「非光沢」のメリットは大きかったで す。外に持ち出したとき(カフェなどで使用したとき)にディスプレイの光の反射が少ないので見やすいと思いました。 プロセッサーは 2in1デバイス向けのインテル Core M シリーズ(Skylake世代)を搭載していますが、性能に関してはCore M7-6Y75プロセッサーの場合、Core i5-6200Uに近い性能になります。内部に冷却ファンを搭載しない「ファンレス設計」なので動作音は静かです。 法人向けモデルと個人 向けモデルの大きな違いはセキュリティ面です。暗号化やログインなど、セキュリティ機能の統合アプリケーション「HP Client Security」や、BIOSの不正な改ざんを防止し、BIOSの復元にも対応「HP BIOS & HP SureStart」を搭載しています。 | ||||
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【メーカー製品詳細ページ】
※法人向けモデルですが個人向け製品ページからも購入可能です。
◆HP EliteBook Folio G1 製品詳細
◆HP EliteBook Folio G1 (スペックPDF)
【HP EliteBook Folio G1 サポート】
◆トラブルシューティング・ドライバー・使用方法など
◆HP EliteBook Folio G1 (ユーザーガイドPDF)
【実機レビュー】
◆HP EliteBook Folio G1の外観・デザインのレビュー
◆HP EliteBook Folio G1(Core M5-6Y54 )の性能・消費電力を検証!
◆HP EliteBook Folio G1の製品特徴・性能について(3モデル比較)
■レビューについて
※商品仕様/価格については2017年3月4日時点のものです。
※PCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※ベンチマークの結果、温度、消費電力などの測定値はPCの使用状況や環境によって異なることがあります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
※PassMarkベンチマークスコアはPassMark - CPU Benchmarks 、Video Card Benchmarks から抜粋しています。あくまでも目安としてご覧ください。
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