インテル Core M7-6Y75 プロセッサー、インテル HD グラフィックス515(プロセッサー内蔵)を搭載した日本HPのタブレットPC『HP Elite x2 1012 G1 ハイエンドモデル』の性能・消費電力を検証しました。
HP Elite x2 1012 G1 ハイエンドモデル のスペック |
OS | Windows 10 Pro (64bit) |
プロセッサー | インテル Core M7-6Y75 プロセッサー |
チップセット | CPUに統合 |
メモリ | オンボード8GB LPDDR3メモリ |
ストレージ | 256GB M.2 2280 SSD(PCIe 3x4 NVMe) |
グラフィック | インテル HD グラフィックス515 ※ |
電源 | HP 45W USB Type-C AC アダプター |
※インテル M7-6Y75 プロセッサーに内蔵 |
ベンチマークについて |
今回のテストで使用するのは、12インチ・モバイルPC『HP Elite x2 1012 G1 ハイエンドモデル』です。
2in1デバイス向けのインテル Core M7-6Y75 プロセッサー、8GBメモリ 、256GB M.2 2280 SSD(PCIe 3x4 NVMe)、インテル HD グラフィックス 515 (プロセッサー内蔵)を搭載。
※ノートPCなのでベンチマーク中の消費電力はモニターを含む数値になります。
※ディスプレイの輝度は100%に設定しています。
※キーボード、ACアダプターを接続した状態でテストしています。
※ベンチマーク中の温度や消費電力などの計測は下記のソフトやツールを使用。
HDD/SSDの基本情報やS.M.A.R.T.情報(電源投入回数や使用時間、温度など)を確認することができるソフト。 | |
HDD, SSD, USBメモリ等の速度を測定するベンチマークソフト。 | |
CPUやマザーボード、メモリなど、ハードウェアの詳細な情報を表示するソフト。 | |
グラフィックカードの詳細情報、動作中のGPUクロック周波数や温度などを表示してくれるソフト。 | |
CPU・GPU・HDDなどの温度を測定するソフト。 | |
ゲーム中のフレームレートを表示できるソフト。スクリーンショットを撮ることもできます。 | |
消費電力(W)、積算電力量(kWh)、積算時間(Hour)、積算電力料金(円)、二酸化炭素量(kg)の5種類が計測できる検電器です。 |

HP Elite x2 1012 G1は、2in1デバイス向けのインテル「Core M」シリーズ(Skylake世代) を搭載。Core M3、Core M5、Core M7の3タイプが用意されています。
・インテル Core M3-6Y30 プロセッサー(4MBキャッシュ、900MHz-2.2GHz) ・インテル Core M5-6Y54 プロセッサー(4MBキャッシュ、1.1GHz-2.7GHz) ・インテル Core M7-6Y75 プロセッサー(4MBキャッシュ、1.2GHz-3.1GHz) ※今回のテストは Core M7-6Y75 プロセッサーを搭載。 | ||||
■プロセッサー性能比較 (PassMark - CPU Benchmark) ※ベンチマークスコアはアップデートされたときに多少変動する場合があります。あくまでも目安としてご覧ください。 上記のベンチマークはCore M3-6Y30のスコアが掲載されていないので、動作クロックの比率などから計算した推定値になります。 【インテル Core M7-6Y75 プロセッサー 最大3.1GHz、2コア4スレッド】 実機で行ったテスト(3DMARK、CINEBENCH R15など)では、Core M7-6Y75プロセッサーの性能はCore i5-6200Uの87~111%、Core M3-6Y30と比較すると115~134%くらいの性能になります。 【インテル Core M3-6Y30 プロセッサー 最大2.2GHz、2コア4スレッド】 Core M3-6Y30はCore i5-6200U(最大2.8GHz、2コア4スレッド)の約7~8割くらいのスコアになりますが、インターネットやメール、オフィスソフトなどは快適にこなせる性能があります。 ◆日本HPのノートPC・タブレット「プロセッサー性能比較表」 | ||||
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CPU-Zで表示されるインテル Core M7-6Y75 プロセッサーの詳細。
■インテル Core M7-6Y75 プロセッサーのスペック プロセッサー・ベース動作周波数・・・1.2 GHz ターボ・ブースト利用時の最大周波数・・・3.1 GHz コアの数・・・2 スレッド数・・・4 L3キャッシュ・・・4MB TDP(CPUの消費電力の目安)・・・4.5 W プロセッサー・ダイで許容できる最大温度・・・100°C ■特長 ・第6世代インテルCore Mプロセッサー(Skylake)。 ・14nmプロセス技術を採用。 ◆インテル Core M7-6Y75 プロセッサースペック詳細 ◆インテル Core M プロセッサー詳細情報 (開発コード名:Skylake) | ||||
チップセットはインテル Core M7-6Y75 プロセッサーに統合されています。

HP Elite x2 1012 G1のメモリはマザーボードに直付けされています。M3-6Y30、M5-6Y54 プロセッサー搭載モデルは4GB、ハイエンドのM7-6Y75 プロセッサー搭載モデルは8GBのメモリを搭載。
・オンボード4GB LPDDR3 ・オンボード8GB LPDDR3(M7-6Y75 プロセッサー搭載モデルのみ) ※今回のテストは8GBメモリを搭載。 | ||||
ウェブサイトの閲覧、文書作成、動画の視聴、オフィスソフトなどの使用ではメモリ4GBでも足りるかもしれませんが、複数のアプリケーションを立ち上げたまま作業したり、大きめの画像を取り扱った場合は不足することがあるかもしれません。画像処理ソフト(ペイントソフトやフォトショップなど)を使用する場合は、少なくともメモリ8GBは欲しいところです。
◆どれくらいパソコンにメモリを搭載すればよいのか?
搭載されている LPDDR3メモリの詳細。レイテンシ(メモリのデータを転送する時の待ち時間)はCL14と表示されています。

HP Elite x2 1012 G1はファイルの読み書きが高速な128GB SSD (SATA, M.2接続)を搭載。ハイエンドモデルには容量が多く高性能な256GB M.2 2280 SSD(PCIe 3x4 NVMe)が搭載されています。SSDはHDDのような駆動部分がなく、振動や衝撃に強いという利点があります。
・128GB M.2 2280 SSD (SATA III) ・256GB M.2 2280 SSD(PCIe 3x4 NVMe)※ハイエンドモデルのみ ※このテストは256GB M.2 2280 SSDを搭載。 | ||||

搭載されている256GB SSDの実際に使用できる容量は、システムドライブが約223GB(空き容量約182GB)になります。Recovery image で11.9GB、HP TOOLSの領域は1.99GB占有します。
※Windows10のアップデート状況によっては、上記の画像に表示されている空き容量とは若干異なる場合があります。
256GB M.2 2280 SSD (PCIe 3x4 NVMe)

CrystalDiskInfoで表示されるSSDの情報。搭載されている256GBのSSDは「NVMe」という次世代SSDの接続規格を採用した高性能なものです。
HP Support Assistantでストレージを確認すると型番は「NVMe SAMSUNG MZVPV256-238.47 GB」と表記されています。
※ストレージのメーカーは販売時期によって異なる場合があります。
※上記の画像は、OSアップデートやアプリケーションをインストールした後の状態なので初期の空き容量とは異なります。
CrystalDiskMark 3.0.4 x64でストレージの性能を測定することができます。今回のテストは実際の使用で参考になる「ランダム」で行っています。0Fill (1 Fill) のデータは圧縮が容易なので、実際に使用した場合よりも良い結果が出ることがあります。 ランダム・・・0と1がランダムに混ざったデータの読み書き速度を測定。 Read (リード)・・・読み込み速度 Write (ライト)・・・書き込み速度 Seq (シーケンシャル)・・・連続したデータの読み書き 4KQD32・・・データを最も効率のよい順番に並べ替える機能(NCQ)を使ってランダムアクセスしたときの速度 | ||||
CrystalDiskMarkを使用したベンチマークでは、256GB M.2 SSD(PCIe 3x4 NVMe) はシーケンシャルリードが1400MB/s前後、シーケンシャルライトが1200MB/s、512Kリードは900~1100MB/s前後、512Kライトが1200MB/s前後でした。SATA3.0 (6Gbps)のSSDが500MB/sくらい出れば速い部類になるので、それと比較すると非常に高速です。小さいファイルの読み書きのテストをする4k リード・ライト共にSATA3.0のSSDよりもかなり速い数値が出ています。
■3回連続でベンチマークをした時の温度(室温24℃) ※測定できませんでした。 ■起動時間(デスクトップ画面が表示されるまで) 14~15秒 ※ログインパスワードの設定をしない状態でテスト。 ※PCの環境次第で起動時間が長くなる場合があります。 | ||||

HP Elite x2 1012 G1はプロセッサー内蔵の「インテル HD グラフィックス 515」を搭載しています。
・インテル HDグラフィックス 515 (プロセッサーに内蔵)※ ※M3-6Y30、M5-6Y54、M7-6Y75搭載モデル共通。 | ||||
■グラフィックス性能比較 (PassMark - GPU Benchmark) ※ベンチマークスコアはアップデートされたときに多少変動する場合があります。あくまでも目安としてご覧ください。 ■インテル HD グラフィックス 515 インテル HD グラフィックス 515は (Core M7-6Y75、M5-6Y54、Core M3-6Y30)プロセッサーに内蔵されているGPUです。インテル HD グラフィックス 520 と比較すると7~8割くらいの性能になります。 プロセッサー内蔵グラフィックスは3Dゲーム向けではありませんが、インターネットや動画の視聴などの用途では十分な性能があります。専用のビデオメモリを搭載していないのでメインメモリと共有します。 ◆日本HPのノートPC「グラフィックス性能比較表」 | ||||
GPU-Zで表示されるインテル HD グラフィックス 515 の詳細。ソフトが対応していないのかもしれませんが、ほとんどの情報が表示されません。
■インテル HD グラフィックス 515 のスペック 【GPUコア】 - 【CUDAコア(シェーダユニット)】 - 【テクスチャユニット】 -基 【ROPユニット】 -基 【グラフィックス ベース動作周波数】 300 MHz 【グラフィックス最大動的周波数】 1 GHz 【テクスチャ・フィル速度】 - GigaTexels/s 【メモリ クロック】 -MHz 【メモリ容量 】 メインメモリと共有 【メモリ・インターフェース】 -ビット 【メモリのバンド幅】 -GB/秒 ◆インテル Core M7-6Y75 プロセッサースペック詳細 | ||||
■3D MARK ベンチマーク
DirectX 11、DirectX 9、DirectX 10の機能を使用したベンチマークができるソフト。Sky Diverが追加されたバージョンでテストします。
◆3DMark-v1-3-708 ダウンロード
※総合スコアは各スコアの平均になります。
※Graphics Score・・・グラフィック性能を測定するテスト。
※Physics Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。
※Combined Score ・・・CPUとGPUを利用したテスト。
Fire Strike |
Core M7-6Y75 プロセッサー インテル HDグラフィックス 515 スコア:790 (122%) Graphics Score :859 (126%) Physics Score :4176 (126%) Combined Score :281 (111%) | Core M3-6Y30 プロセッサー インテル HDグラフィックス 515 スコア:646 Graphics Score :678 Physics Score :3289 Combined Score :253 |
Sky Diver |
Core M7-6Y75 プロセッサー インテル HDグラフィックス 515 スコア:3139 (116%) Graphics Score :3005 (117%) Physics Score :4028 (112%) Combined Score :3154 (111%) | Core M3-6Y30 プロセッサー インテル HDグラフィックス 515 スコア:2694 Graphics Score :2553 Physics Score :3572 Combined Score :2823 |
Cloud Gate |
Core M7-6Y75 プロセッサー インテル HDグラフィックス 515 スコア:4982 (115%) Graphics Score :6493 (113%) Physics Score :2746 (117%) | Core M3-6Y30 プロセッサー インテル HDグラフィックス 515 スコア:4319 Graphics Score :5716 Physics Score :2328 |
Ice Storm |
Core M7-6Y75 プロセッサー インテル HDグラフィックス 515 スコア:47021 (106%) Graphics Score :55406 (102%) Physics Score :30741 (115%) | Core M3-6Y30 プロセッサー インテル HDグラフィックス 515 スコア:43957 Graphics Score :54046 Physics Score :26588 |
【インテル Core M7-6Y75 プロセッサーの性能】 ・Core M3-6Y30の112~126% ・Core i5-6200Uの87~95% 【インテル HDグラフィックス 515 (M7-6Y75)の性能】 ・インテル HDグラフィックス 515 (Core M3-6Y30)の102~126% ・インテル HDグラフィックス 520(Core i5-6200U)の83~101% 【関連記事】 ◆HP Spectre 13-4100 x360(Core i5-6200U)の性能・消費電力を検証! ◆HP Elite x2 1012 G1(Core M3-6Y30)の性能・消費電力を検証! | ||||
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 24℃】 |
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 |
インテル Core M7-6Y75 プロセッサー |
プロセッサーの温度 | 90.0℃ | アイドル時 33.0℃前後 |
インテル HD グラフィックス 515 |
GPUの温度(プロセッサー内蔵) | - | - |
GPU コアクロック | - | - |
GPU メモリクロック | - | - |
GPUクーラーのファンスピード | - | - |
ビデオメモリ使用量 | 1166 MB |
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを含む) |
最大 約25W | ||
※ベンチマーク中の計測値は状況により変動します。 ※インテル HDグラフィックス 515は測定可能な数値のみ記載。 |
■MAXON CINEBENCH R15
グラフィックカードとCPUの性能テストを行い、コンピュータのパフォーマンスを評価します。
◆MAXON CINEBENCH ダウンロード
■OpenGL(グラフィックカードの性能 テスト)
カーチェイスによる複雑な3Dシーンを使って、グラフィックカードのOpenGLモードでの性能を調べます。
■CPU(メインプロセッサの性能テスト)
3Dレンダリングを行いプロセッサパワーのすべてを使うテスト。
Core M7-6Y75 プロセッサー (最大3.1GHz, 2コア4スレッド) インテル HDグラフィックス 515 OpenGL:38.27 fps (115%) CPU:270 cb (125%) CPU(Single Core):122 cb (134%) | Core M3-6Y30 プロセッサー (最大2.2GHz, 2コア4スレッド) インテル HDグラフィックス 515 OpenGL:33.01 fps CPU:215 cb CPU(Single Core):91 cb |
プロセッサパワーをすべてを使うCPUテストでは、Core M7-6Y75プロセッサーの性能はCore i5-6200Uに近い性能で、Core M3-6Y30とは15~34%くらいの差があります。 【CPUテスト:Core M7-6Y75プロセッサーの性能】 ・Core M3-6Y30の約115% ・Core i5-6200Uの約97% 【CPUテスト(Single Core):Core M7-6Y75プロセッサーの性能】 ・Core M3-6Y30の約134% ・Core i5-6200Uの約111% 【関連記事】 ◆HP Spectre 13-4100 x360(Core i5-6200U)の性能・消費電力を検証! ◆HP Elite x2 1012 G1(Core M3-6Y30)の性能・消費電力を検証! | ||||
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 24℃】 |
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 |
インテル Core M7-6Y75 プロセッサー |
プロセッサーの温度 | 92.0℃ | アイドル時 33.0℃前後 |
インテル HD グラフィックス 515 |
GPUの温度 | - | - |
GPU コアクロック | - | - |
GPU メモリクロック | - | - |
GPUクーラーのファンスピード | - | - |
ビデオメモリ使用量 | 493 MB |
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを含む) |
OpenGLテスト・・・最大 約22.6W、 CPUテスト・・・最大 約23.8W | ||
※ベンチマーク中の計測値は状況により変動します。 ※インテル HDグラフィックス 515は測定可能な数値のみ記載。 |
■ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク
この「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド」ベンチマークは、実際のマップとキャラクターを表示してお手持ちのPCで動作させた場合の指標となるスコアを確認することができます。
◆FF14 蒼天のイシュガルド ベンチマーク ダウンロード
![]() | 画面サイズ:1280x720 グラフィック設定:標準(ノートPC) ウインドウモード | |
スコア:2799 | ||
平均フレームレート:21.002 評価:やや快適 |
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:標準(ノートPC) フルスクリーンモード | |
スコア:1414 | ||
平均フレームレート:10.214 評価:設定変更が必要 |
![]() | 画面サイズ・・・1920x1080 グラフィック設定:最高品質 フルスクリーンモード | |
スコア:726 | ||
平均フレームレート:4.636 評価:動作困難 |
1920x1280・フルスクリーンのテストでは、最高品質は「動作困難」、標準画質でも「設定変更が必要」という評価になりました。フレームレートが10fps以下なのでコマ送りのような動きになります。 1280x720・標準(ノートPC)・ウインドウモードは「やや快適」という評価です。平均フレームレートが20くらいになりフルスクリーンよりも動きは良くなるのですが、少しスムーズさに欠けているように見えることがあります。 インテル HDグラフィックス 515(M7-6Y75)は、インテル HDグラフィックス 515(Core M3-6Y30)とほぼ同じスコアで、インテル HD グラフィックス 520(Core i5-6200U)と比較すると、1920x1080(フルHD)のテストで約8割、1280x720のテストでは9割くらいのスコアになります。 【インテル HDグラフィックス 515(Core M7-6Y75)の性能】 ・インテルHDグラフィックス 520(Core i5-6200U)の86~91% ・インテル HDグラフィックス 515(Core M3-6Y30)の100~110% 【関連記事】 ◆HP Spectre 13-4100 x360(Core i5-6200U)の性能・消費電力を検証! ◆HP Elite x2 1012 G1(Core M3-6Y30)の性能・消費電力を検証! | ||||
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 24℃】 |
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 |
インテル Core M7-6Y75 プロセッサー |
プロセッサーの温度 | 82.0℃ | アイドル時 33.0℃前後 |
インテル HDグラフィックス 515 |
GPUの温度 | - | - |
GPU コアクロック | - | - |
GPU メモリクロック | - | - |
GPUクーラーのファンスピード | - | - |
ビデオメモリ使用量 | 1307 MB |
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを含む) |
最大 約29W | ||
※ベンチマーク中の計測値はテスト環境により変動します。 ※インテル HDグラフィックス 515は測定可能な数値のみ記載。 |
■ドラゴンクエストX ベンチマーク
お使いのパソコンで「Windows版ドラゴンクエストⅩ」をプレイすることができるか性能をチェックするためのソフトです。
◆ベンチマーク ダウンロード
![]() | 画面サイズ:1280x720 グラフィック設定:標準品質 ウインドウ表示 | |
スコア:5718 | ||
フレームレート:20~123fps 評価:快適 |
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:標準品質 フルスクリーン表示 | |
スコア:3943 | ||
フレームレート:17~75fps 評価:普通 |
![]() | 画面サイズ・・・1920x1080 グラフィック設定:最高品質 フルスクリーン表示 | |
スコア:3156 | ||
フレームレート:16~60fps 評価:普通 |
※フレームレートはFrapsで計測(目視)しています。 ドラクエのベンチマークはキャラクターがたくさん出てくるシーンでフレームレートが下がります。画質設定を軽くすると最高フレームレートは向上するのですが、最低フレームレートはあまり向上しません。 画面サイズ1920x1080・フルスクリーン表示では、最高品質と標準品質は「普通」という評価です。重いシーンでは16fps前後までフレームレートが下がりますが、他のシーンでは30fps以上出ていることが多いのでそれなりにプレイは可能です。 1280x720・標準品質・ウインドウ表示の場合は「快適」という評価で、最高フレームレートは123fpsまで伸びました。重いシーンでは20fpsくらいまで下がりますが、60fps以上出ているシーンが多くなり画面の動きもスムーズになります。 【インテル HDグラフィックス 515(Core M7-6Y75)の性能】 ・インテルHDグラフィックス 520(Core i5-6200U)の97~101% ・インテル HDグラフィックス 515(Core M3-6Y30)の108~111% 【関連記事】 ◆HP Spectre 13-4100 x360(Core i5-6200U)の性能・消費電力を検証! ◆HP Elite x2 1012 G1(Core M3-6Y30)の性能・消費電力を検証! | ||||
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 24℃】 |
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 |
インテル Core M7-6Y75 プロセッサー |
プロセッサーの温度 | 75.0℃ | アイドル時 33.0℃前後 |
インテル HD グラフィックス 515 |
GPUの温度 | - | - |
GPU コアクロック | - | - |
GPU メモリクロック | - | - |
GPUクーラーのファンスピード | - | - |
ビデオメモリ使用量 | 299 MB |
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを含む) |
最大 約23.4W | ||
※ベンチマーク中の計測値は状況により変動します。 ※インテル HDグラフィックス 515は測定可能な数値のみ記載。 |

HP Elite x2 1012 G1の電源はHP 45W USB Type-C AC アダプターです。
※ACアダプターを接続しないでテストすると消費電力を抑えて性能を最大限に発揮できないので、接続した状態でテストしています。 ※ディスプレイの輝度は100%に設定しています。 | ||||
■インテル Core M7-6Y75 プロセッサーの温度(室温24℃)
ベンチマーク中の温度は高負荷時で最大92℃でしたが、プロセッサー・ダイで許容できる最大温度は100℃なので少し余裕があります。Core M7-6Y75は最大動作周波数が3.1GHzなのでCore M3-6Y30(最大2.2GHz、最大温度約75℃)よりも高負荷時の温度は高くなります。
■インテル HD グラフィックス 515 の温度(室温24℃)
GPU-Zで計測できませんでしたが、プロセッサーに内蔵されているので動作中の温度はプロセッサーと同じくらいになります。
■ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを含む)
消費電力はファイナルファンタジーXIV 蒼天のイシュガルド ベンチマークの29Wが最大で、他のゲームベンチマークは24W前後の消費電力でした。
■インターネット閲覧中の消費電力・温度(室温24℃)
サイトにアクセスしたりページを移動した瞬間に58℃前後(消費電力は17W 前後)になることがありますが、ページを見ているだけの状態ではアイドル時に近い35℃前後(消費電力は6W前後)で推移していました。
【プロセッサーの温度】 35~58℃ 【GPUの温度】 プロセッサーに内蔵 【消費電力】 6~15W前後 | ||||
■YouTubeの動画を約30分視聴したときの消費電力・温度(室温24℃)
Youtubeの動画をフルスクリーンで約30分視聴したときのプロセッサーの温度は最大で57℃前後でした。消費電力は10~15Wの間で推移していました。
【プロセッサーの温度】 最大57℃ 【GPUの温度】 プロセッサーに内蔵 【消費電力】 10~15W前後 | ||||

Core M7-6Y75(最大3.1GHz)は最大動作周波数が高いので、高負荷のベンチマークやゲームをしたときはCore M3-6Y30(最大2.2GHz)よりも少し熱さ(余裕で手で触れることができる温度)が感じられるようになります。キーボードを切り離せるタブレットPCなのでノートPCのようにキーボード部分は熱くなりません。
インターネットや動画視聴時はプロセッサーの温度があまり上がらないので、背面はほんのり暖かさが感じられる程度です。冷却ファンを搭載していない「ファンレス」設計なので、長時間負荷をかけ続ける作業には向きませんが静音性に優れています。
ベンチマーク時のPCパーツの最高温度(室温24℃) | |
インテル M7-6Y75 プロセッサー | 92℃ (アイドル時 33℃前後) |
インテル HD グラフィックス515 | - |
ベンチマーク中の消費電力(モニターを含む) | |
電源OFF時 | 0.0W 前後 |
スリープ時 | 0.0~0.3W 前後 |
アイドル時 | 6W 前後 |
起動時 | 約22W (瞬間最大) |
ベンチマーク中の最大消費電力 | 約29W (ファイナルファンタジー) ※プロセッサー単体は約15W |
※消費電力はPCの使用環境によって違いが出る場合があります。 ※ディスプレイの輝度を100%に設定してテストしています。 |
ベンチマークテストのまとめ |

■HP Elite x2 1012 G1 ハイエンドモデル ・インテル Core M7-6Y75 プロセッサー 今回のテストでは、エントリーモデルに搭載されているCore M3-6Y30よりも1~3割くらい性能が高く、ウルトラブック向けのCore i5-6200Uと比較するとベンチマークによっては1割くらい良いスコアが出ることがありましたが、だいたい9割くらいのスコアでした。 2in1デバイス向けのプロセッサーなので、動画のエンコードや画像処理ソフト(フォトショップ、ペイントソフトなど)を使用する場合は少し非力さを感じるかもしれませんが、インターネットやメール、文書作成、オフィスソフトなどの用途では十分な性能があります。 ・8GBメモリ(オンボード) インターネットやメール、文書作成、動画の視聴のような用途では余裕をもって使用できる容量です。フォトショップやペイントソフトのような画像処理ソフトの場合は使い方次第(画像サイズやレイヤー数など)になりますが、8GBあればそれなりに作業は可能です。 ・256GB M.2 2280 SSD(PCIe 3x4 NVMe) 実機のテストでは128GB M.2 2280 SSD(SATA III)よりもかなり高性能でした。画像や動画などもある程度保存しておくことが可能なので、使っていて128GBよりも余裕が感じられます。 ・インテルHDグラフィックス(プロセッサー内蔵)515 今回行ったテストでは、インテルHDグラフィックス520と比較すると大体9割くらいのスコアが出ました。本格的な3DゲームをフルHD・最高画質でプレイするのは厳しい性能ですが、軽めのゲームのドラクエは画面解像度1280x720・標準画質で「快適」という評価になりました。(※ドラゴンクエストX ベンチマーク) ・ベンチマーク中の消費電力(ディスプレイを含む) 高負荷のベンチマーク時の消費電力は最大で29W、インターネットや動画視聴時は6~15Wくらいでした。M7-6Y75はM3-6Y30よりも高性能なので高負荷時の最大温度は高くなりますが、インターネットや動画視聴時はそれほど温度は上がりません。 | ||||
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【メーカー製品詳細ページ】
◆HP Elite x2 1012 G1 製品詳細
◆HP Elite x2 1012 G1(スペックPDF)
【HP Elite x2 1012 G1 サポート】
◆ドライバー・ユーザーガイド・トラブルシューティング
◆HP Elite x2 1012 G1(ユーザーガイドPDF)
【実機レビュー】
◆HP Elite x2 1012 G1の外観・デザインの詳細レビュー
◆HP Elite x2 1012 G1(Core M3-6Y30)の性能・消費電力を検証!
◆HP Elite x2 1012 G1(Core M7-6Y75)の性能・消費電力を検証!
※PCリサイクルラベルをカスタマイズで選択した場合は、本体箱の側面添付の保証書に同梱されます。
■レビューについて
※商品仕様/価格については2016年4月12日時点のものです。
※PCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※ベンチマークの結果、温度、消費電力などの測定値はPCの使用状況や環境によって異なることがあります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
※PassMarkベンチマークスコアはPassMark - CPU Benchmarks 、Video Card Benchmarks から抜粋しています。あくまでも目安としてご覧ください。
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