インテル Core M3-6Y30 プロセッサー、インテル HD グラフィックス515(プロセッサー内蔵)を搭載した日本HPのタブレットPC『HP Elite x2 1012 G1』の性能・消費電力を検証しました。
HP Elite x2 1012 G1 スタンダードモデル のスペック |
OS | Windows 10 Home (64bit) |
プロセッサー | インテル Core M3-6Y30 プロセッサー |
チップセット | CPUに統合 |
メモリ | オンボード4GB LPDDR3メモリ |
ストレージ | 128GB M.2 2280 SSD (SATA III) |
グラフィック | インテル HD グラフィックス515 ※ |
電源 | HP 45W USB Type-C AC アダプター |
※インテル Core M3-6Y30 プロセッサーに内蔵 |
ベンチマークについて |
今回のテストで使用するのは、2in1デバイス向けのインテル Core M3-6Y30 プロセッサー、4GBメモリ 、インテル HD グラフィックス 515 (プロセッサー内蔵を搭載した12インチ・モバイルPC『HP Elite x2 1012 G1』です。
※ノートPCなのでベンチマーク中の消費電力はモニターを含む数値になります。
※ディスプレイの輝度は100%に設定しています。
※キーボード、ACアダプターを接続した状態でテストしています。
※ベンチマーク中の温度や消費電力などの計測は下記のソフトやツールを使用。
HDD/SSDの基本情報やS.M.A.R.T.情報(電源投入回数や使用時間、温度など)を確認することができるソフト。 | |
HDD, SSD, USBメモリ等の速度を測定するベンチマークソフト。 | |
CPUやマザーボード、メモリなど、ハードウェアの詳細な情報を表示するソフト。 | |
グラフィックカードの詳細情報、動作中のGPUクロック周波数や温度などを表示してくれるソフト。 | |
CPU・GPU・HDDなどの温度を測定するソフト。 | |
ゲーム中のフレームレートを表示できるソフト。スクリーンショットを撮ることもできます。 | |
消費電力(W)、積算電力量(kWh)、積算時間(Hour)、積算電力料金(円)、二酸化炭素量(kg)の5種類が計測できる検電器です。 |

HP Elite x2 1012 G1は、2in1デバイス向けのインテル「Core M」シリーズ(Skylake世代) を搭載。Core M3、Core M5、Core M7の3タイプが用意されています。
ハイエンドモデルには最大動作周波数が3.1GHzのインテル Core M7-6Y75 プロセッサーが搭載されています。(※HP Elite x2 1012 G1(Core M7-6Y75)の性能・消費電力を検証!)
・インテル Core M3-6Y30 プロセッサー(4MBキャッシュ、900MHz-2.2GHz) ・インテル Core M5-6Y54 プロセッサー(4MBキャッシュ、1.1GHz-2.7GHz) ・インテル Core M7-6Y75 プロセッサー(4MBキャッシュ、1.2GHz-3.1GHz) ※今回のテストはCore M3-6Y30 プロセッサーを搭載。 | ||||
■プロセッサー性能比較 (PassMark - CPU Benchmark) ※ベンチマークスコアはアップデートされたときに多少変動する場合があります。あくまでも目安としてご覧ください。 上記のベンチマークはCore M3-6Y30のスコアが掲載されていないので、動作クロックの比率などから計算した推定値になります。 実機のテスト(3DMARK、CINEBENCH R15)では、Core M3-6Y30(最大2.2GHz、2コア4スレッド)はCore i5-6200U(最大2.8GHz、2コア4スレッド)の約7~8割くらいのスコアでしたが、インターネットやメール、文書作成のような軽い処理は快適にこなせる性能があります。(※ベンチマーク CINEBENCH R15) ◆日本HPのノートPC・タブレット「プロセッサー性能比較表」 | ||||
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CPU-Zで表示されるインテル Core M3-6Y30 プロセッサーの詳細。
■インテル Core M3-6Y30 プロセッサーのスペック プロセッサー・ベース動作周波数・・・900 MHz ターボ・ブースト利用時の最大周波数・・・2.2 GHz コアの数・・・2 スレッド数・・・4 L3キャッシュ・・・4MB TDP(CPUの消費電力の目安)・・・4.5 W プロセッサー・ダイで許容できる最大温度・・・100°C ■特長 ・第6世代インテルCore Mプロセッサー(Skylake)。 ・14nmプロセス技術を採用。 ◆インテル Core M3-6Y30 プロセッサースペック詳細 ◆インテル Core M プロセッサー詳細情報 (開発コード名:Skylake) | ||||
チップセットはインテル Core M3-6Y30 プロセッサーに統合されています。

HP Elite x2 1012 G1のM3-6Y30、M5-6Y54 プロセッサー搭載モデルは4GB、ハイエンドのM7-6Y75 プロセッサー搭載モデルは8GBのメモリを搭載。メモリはマザーボードに直付けされています。
・オンボード4GB LPDDR3 ・オンボード8GB LPDDR3(M7-6Y75 プロセッサー搭載モデルのみ) ※今回のテストは4GBメモリを搭載。 | ||||
メモリ4GBの場合は、ウェブサイトの閲覧、文書作成、動画の視聴、オフィスソフトなどの用途ではそれほど問題ないと思いますが、複数のアプリケーションを立ち上げたまま作業したり、大きめの画像を取り扱った場合は不足することがあるかもしれません。ペイントソフトやフォトショップのような画像処理ソフトを使用するのなら、少なくともメモリ8GBは欲しいところです。
◆どれくらいパソコンにメモリを搭載すればよいのか?
搭載されている4GB メモリの詳細。レイテンシ(メモリのデータを転送する時の待ち時間)はCL14と表示されています。

HP Elite x2 1012 G1はファイルの読み書きが高速なSSDを搭載。SSDはHDDのような駆動部分がなく、振動や衝撃に強いという利点があります。
ハイエンドモデルには容量が多く高性能な256GB M.2 2280 SSD(PCIe 3x4 NVMe)が搭載されています。(※HP Elite x2 1012 G1(Core M7-6Y75)の性能・消費電力を検証!)
・128GB M.2 2280 SSD (SATA III) ・256GB M.2 2280 SSD(PCIe 3x4 NVMe)※ハイエンドモデルのみ ※このテストは128GB M.2 2280 SSDを搭載。 | ||||
搭載されている128GB SSDの実際に使用できる容量は、システムドライブが約115GB(空き容量約78.5GB)、HP TOOLSの領域は1.99GB占有します。
※Windows10のアップデート実行すると、実際に使用できる容量が少し減ります。
■128GB SSD (SATA, M.2接続)
CrystalDiskInfoで表示されるADATA製SSDの情報。型番はMZNLN128HCCR-000H1 128.0GB、ファームウェアは「EMT22H0Q」です。
※ストレージのメーカーは販売時期によって異なる場合があります。
CrystalDiskMark 3.0.4 x64でストレージの性能を測定することができます。今回のテストは実際の使用で参考になる「ランダム」で行っています。0Fill (1 Fill) のデータは圧縮が容易なので、実際に使用した場合よりも良い結果が出ることがあります。 ランダム・・・0と1がランダムに混ざったデータの読み書き速度を測定。 Read (リード)・・・読み込み速度 Write (ライト)・・・書き込み速度 Seq (シーケンシャル)・・・連続したデータの読み書き 4KQD32・・・データを最も効率のよい順番に並べ替える機能(NCQ)を使ってランダムアクセスしたときの速度 | ||||
CrystalDiskMarkを使用したベンチマークでは、シーケンシャルリードが420MB/s前後、シーケンシャルライトが155MB/s前後になります。
512Kはリードが340MB/s前後、ライトが160MB/s前後です。容量が少ないSSDはライトが少し遅くなる傾向があります。
大きな動画ファイルをコピーしたときにシーケンシャルライトの速度が影響しますが、システムドライブで使用する場合は4kの速度(小さいファイルの読み書き)が重要なので、シーケンシャルライトの数値が少し低くても体感的に大きな影響はありません。
SSD性能に関してはこれまでにテストしてきたSSDの中では標準的な性能ですが、ノート用の2.5インチHDDと比較するとファイルの読み書き速度が圧倒的に速く、OSを操作したときのレスポンスが良くなります。
■3回連続でベンチマークをした時の温度(室温24℃) 36℃(アイドル時)→41℃(ベンチマーク後) ■起動時間(デスクトップ画面が表示されるまで) 約17秒 ※ログインパスワードの設定をしない状態でテスト。 ※PCの環境次第で起動時間が長くなる場合があります。 | ||||

HP Elite x2 1012 G1はプロセッサー内蔵の「インテル HD グラフィックス 515」を搭載しています。
・インテル HDグラフィックス 515 (プロセッサーに内蔵)※ ※M3-6Y30、M5-6Y54、M7-6Y75搭載モデル共通。 | ||||
■グラフィックス性能比較 (PassMark - GPU Benchmark) ※ベンチマークスコアはアップデートされたときに多少変動する場合があります。あくまでも目安としてご覧ください。 ■インテル HD グラフィックス 515 インテル HD グラフィックス 515は Core M3-6Y30 プロセッサーに内蔵されているGPUです。インテル HD グラフィックス 520 と比較すると7~8割くらいの性能になります。 プロセッサー内蔵グラフィックスは3Dゲーム向けではありませんが、インターネットや動画の視聴などの用途では十分な性能があります。専用のビデオメモリを搭載していないのでメインメモリと共有します。 ◆日本HPのノートPC「グラフィックス性能比較表」 | ||||
GPU-Zで表示されるインテル HD グラフィックス 515 の詳細。ソフトが対応していないのかもしれませんが、ほとんどの情報が表示されません。
■インテル HD グラフィックス 515 のスペック 【GPUコア】 - 【CUDAコア(シェーダユニット)】 - 【テクスチャユニット】 -基 【ROPユニット】 -基 【グラフィックス ベース動作周波数】 300 MHz 【グラフィックス最大動的周波数】 850 MHz 【テクスチャ・フィル速度】 - GigaTexels/s 【メモリ クロック】 -MHz 【メモリ容量 】 メインメモリと共有 【メモリ・インターフェース】 -ビット 【メモリのバンド幅】 -GB/秒 ◆インテル Core M3-6Y30 プロセッサースペック詳細 | ||||
■3D MARK ベンチマーク
DirectX 11、DirectX 9、DirectX 10の機能を使用したベンチマークができるソフト。Sky Diverが追加されたバージョンでテストします。
◆3DMark-v1-3-708 ダウンロード
※総合スコアは各スコアの平均になります。
※Graphics Score・・・グラフィック性能を測定するテスト。
※Physics Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。
※Combined Score ・・・CPUとGPUを利用したテスト。
Fire Strike |

Core M3-6Y30 インテル HDグラフィックス 515 スコア:646 (81.7%) Graphics Score :678 (80.1%) Physics Score :3289 (75.2%) Combined Score :253 (86.9%) | Core i5 -6200U インテル HDグラフィックス 520 スコア:790 Graphics Score :846 Physics Score :4373 Combined Score :291 |
Sky Diver |

Core M3-6Y30 インテル HDグラフィックス 515 スコア:2694 (77%) Graphics Score :2553 (75.0%) Physics Score :3572 (82.7%) Combined Score :2823 (86.0%) | Core i5 -6200U インテル HDグラフィックス 520 スコア:3499 Graphics Score :3400 Physics Score :4318 Combined Score :3282 |
Cloud Gate |

Core M3-6Y30 インテル HDグラフィックス 515 スコア:4319 (75.5%) Graphics Score :5716 (75.5%) Physics Score :2328 (75.4%) | Core i5 -6200U インテル HDグラフィックス 520 スコア:5716 Graphics Score :7561 Physics Score :3084 |
Ice Storm |

Core M3-6Y30 インテル HDグラフィックス 515 スコア:43957 (79.7%) Graphics Score :54046 (81.8%) Physics Score :26588 (76.0%) | Core i5 -6200U インテル HDグラフィックス 520 スコア:55135 Graphics Score :66014 Physics Score :34968 |
インテル Core M3-6Y30 プロセッサーは、Core i5-6200Uと比較すると75~83%くらいの性能になります。 インテル HDグラフィックス 515 は、インテル HDグラフィックス 520 と比較すると75~82%くらいの性能になります。 | ||||
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 24℃】 |
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 |
インテル Core M3-6Y30 プロセッサー |
プロセッサーの温度 | 75.0℃ | アイドル時 33.0℃前後 |
インテル HD グラフィックス 515 |
GPUの温度(プロセッサー内蔵) | - | - |
GPU コアクロック | - | - |
GPU メモリクロック | - | - |
GPUクーラーのファンスピード | - | - |
ビデオメモリ使用量 | 1719 MB |
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを含む) |
最大 約24W | ||
※ベンチマーク中の計測値は状況により変動します。 ※インテル HDグラフィックス 515は測定可能な数値のみ記載。 |
■MAXON CINEBENCH R15
グラフィックカードとCPUの性能テストを行い、コンピュータのパフォーマンスを評価します。
◆MAXON CINEBENCH ダウンロード
■OpenGL(グラフィックカードの性能 テスト)
カーチェイスによる複雑な3Dシーンを使って、グラフィックカードのOpenGLモードでの性能を調べます。
■CPU(メインプロセッサの性能テスト)
3Dレンダリングを行いプロセッサパワーのすべてを使うテスト。
Core M3-6Y30 (最大2.2GHz, 2コア4スレッド) インテル HDグラフィックス 515 OpenGL:33.01 fps (91.2%) CPU:215 cb (77.6%) CPU(Single Core):91 cb (83.4%) | Core i5-6200U (最大2.8GHz, 2コア4スレッド) インテル HDグラフィックス 520 OpenGL:36.16 fps CPU:277 cb CPU(Single Core):109 cb |
プロセッサパワーをすべてを使うCPUテストでは、Core M3-6Y30はCore i5-6200Uの約77%のスコアです。 1コアのみの性能を測定するCPU(Single Core)テストでは、Core i5-6200Uの83%くらいのスコアが出ました。3D MARKのプロセッサーテストの結果(75~83%)と似たような傾向です。◆ベンチマーク(3D MARK) | ||||
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 24℃】 |
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 |
インテル Core M3-6Y30 プロセッサー |
プロセッサーの温度 | 71.0℃ | アイドル時 33.0℃前後 |
インテル HD グラフィックス 515 |
GPUの温度 | - | - |
GPU コアクロック | - | - |
GPU メモリクロック | - | - |
GPUクーラーのファンスピード | - | - |
ビデオメモリ使用量 | 484 MB |
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを含む) |
OpenGLテスト・・・最大 約23.1W、 CPUテスト・・・最大 約17.3W | ||
※ベンチマーク中の計測値は状況により変動します。 ※インテル HDグラフィックス 515は測定可能な数値のみ記載。 |
■ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク
この「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド」ベンチマークは、実際のマップとキャラクターを表示してお手持ちのPCで動作させた場合の指標となるスコアを確認することができます。
◆FF14 蒼天のイシュガルド ベンチマーク ダウンロード
![]() | 画面サイズ:1280x720 グラフィック設定:標準(ノートPC) ウインドウモード | |
スコア:2763 | ||
平均フレームレート:20.614 評価:やや快適 |
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:標準(ノートPC) フルスクリーンモード | |
スコア:1401 | ||
平均フレームレート:10.049 評価:設定変更が必要 |
![]() | 画面サイズ・・・1920x1080 グラフィック設定:最高品質 フルスクリーンモード | |
スコア:659 | ||
平均フレームレート:4.103 評価:動作困難 |
1920x1280・フルスクリーンのテストでは、最高品質は「動作困難」、標準画質でも「設定変更が必要」という評価になりました。フレームレートが10fps以下なのでコマ送りのような動きになります。 1280x720・標準(ノートPC)・ウインドウモードは「やや快適」という評価です。平均フレームレートが20くらいになるのでフルスクリーンよりも動きは良くなるのですが、少しスムーズさに欠けているように見えます。 インテル HDグラフィックス 515(Core M3-6Y30)は、インテル HD グラフィックス 520(Core i5-6200U)と比較すると、1920x1080(フルHD)のテストで約8割、1280x720のテストでは9割くらいのスコアになります。 ■インテル HD グラフィックス 520 (Core i5-6200U に内蔵) 画面サイズ:1280x720 グラフィック設定:標準(ノートPC) ウインドウモード スコア:3047 平均フレームレート:22.580 評価:やや快適 ◆HP Spectre 13-4100 x360の性能・消費電力を検証! | ||||
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 24℃】 |
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 |
インテル Core M3-6Y30 プロセッサー |
プロセッサーの温度 | 77.0℃ | アイドル時 33.0℃前後 |
インテル HDグラフィックス 515 |
GPUの温度 | - | - |
GPU コアクロック | - | - |
GPU メモリクロック | - | - |
GPUクーラーのファンスピード | - | - |
ビデオメモリ使用量 | 1468 MB |
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを含む) |
最大 約23.8W | ||
※ベンチマーク中の計測値はテスト環境により変動します。 ※インテル HDグラフィックス 515は測定可能な数値のみ記載。 |
■ドラゴンクエストX ベンチマーク
お使いのパソコンで「Windows版ドラゴンクエストⅩ」をプレイすることができるか性能をチェックするためのソフトです。
◆ベンチマーク ダウンロード
![]() | 画面サイズ:1280x720 グラフィック設定:標準品質 ウインドウ表示 | |
スコア:5114 | ||
フレームレート:17~107fps 評価:快適 |
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:標準品質 フルスクリーン表示 | |
スコア:3648 | ||
フレームレート:14~69fps 評価:普通 |
![]() | 画面サイズ・・・1920x1080 グラフィック設定:最高品質 フルスクリーン表示 | |
スコア:2826 | ||
フレームレート:13~53fps 評価:やや重い |
※フレームレートはFrapsで計測(目視)しています。 ドラクエのベンチマークはキャラクターがたくさん出てくるシーンでフレームレートが下がります。画質設定を軽くすると最高フレームレートは向上するのですが、最低フレームレートはあまり向上しません。 画面サイズ1920x1080・フルスクリーン表示では、最高品質は「やや重い」で標準品質は「普通」という評価です。重いシーンでは15fps前後までフレームレートが下がりますが、他のシーンでは30fps以上出ていることが多いのでそれなりにプレイは可能です。 1280x720・標準品質・ウインドウ表示に設定した場合は「快適」という評価になりました。重いシーンでは20fpsを切りますが、最高フレームレートは107fpsまで伸びました。60fps以上出ているシーンが多くなり画面の動きもスムーズになります。 インテルHDグラフィックス 520 と比較すると HDグラフィックス 515は 87~90% くらいのスコアになります。 ■インテル HD グラフィックス 520 (Core i5-6200U に内蔵) 画面サイズ:1280x720 グラフィック設定:標準品質 ウインドウ表示 スコア:5835 フレームレート:17~118fps 評価:快適 ◆HP Spectre 13-4100 x360の性能・消費電力を検証! | ||||
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 24℃】 |
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 |
インテル Core M3-6Y30 プロセッサー |
プロセッサーの温度 | 75.0℃ | アイドル時 33.0℃前後 |
インテル HD グラフィックス 515 |
GPUの温度 | - | - |
GPU コアクロック | - | - |
GPU メモリクロック | - | - |
GPUクーラーのファンスピード | - | - |
ビデオメモリ使用量 | 273 MB |
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを含む) |
最大 約23.7W | ||
※ベンチマーク中の計測値は状況により変動します。 ※インテル HDグラフィックス 515は測定可能な数値のみ記載。 |

HP Elite x2 1012 G1の電源はHP 45W USB Type-C AC アダプターです。
※ACアダプターを接続しないでテストすると消費電力を抑えて性能を最大限に発揮できないので、接続した状態でテストしています。 ※ディスプレイの輝度は100%に設定しています。 | ||||
■インテル Core M3-6Y30 プロセッサーの温度(室温24℃)
ベンチマーク中の温度は高負荷時で最大75℃でした。プロセッサー・ダイで許容できる最大温度は100℃なので余裕があります。
■インテル HD グラフィックス 515 の温度(室温24℃)
プロセッサーに内蔵されているのでプロセッサーと同じくらいの温度になります。
■ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを含む)
消費電力は3DMARKの24Wが最大で、他のゲームベンチマークも23Wくらいの消費電力でした。
■インターネット閲覧中の消費電力・温度(室温24℃)
サイトにアクセスしたりページを移動した瞬間に47℃前後(消費電力は15W 前後)になることがありますが、ページを見ているだけの状態では大体35℃前後(消費電力は7~8Wくらい)で推移していました。
【プロセッサーの温度】 35~47℃ 【GPUの温度】 プロセッサーに内蔵 【消費電力】 7~15W前後 | ||||
■YouTubeの動画を約30分視聴したときの消費電力・温度(室温24℃)
Youtubeの動画をフルスクリーンで約30分視聴したときのプロセッサーの温度は最大で50℃前後でした。消費電力は11~13Wで推移していました。
【プロセッサーの温度】 最大50℃ 【GPUの温度】 プロセッサーに内蔵 【消費電力】 11~13W前後 | ||||
キーボードを切り離せるタブレットPCなのでノートPCのようにキーボード部分は熱くなりません。高負荷のベンチマークやゲームをしたときはタブレットの背面が少し暖かくなりますが余裕で手で触れることができる温度です。
インターネットや動画視聴時はプロセッサーの温度があまり上がらないので、ほんの僅かな暖かさが感じられる程度でした。冷却ファンを搭載していない「ファンレス」設計なので、長時間負荷をかける作業には向きませんが静音性に優れています。
ベンチマーク時のPCパーツの最高温度(室温24℃) | |
インテル Core M3-6Y30 プロセッサー | 77℃ (アイドル時 33℃前後) |
インテル HD グラフィックス515 | - |
ベンチマーク中の消費電力(モニターを含む) | |
電源OFF時 | 0.0W 前後 |
スリープ時 | 0.0~0.3W 前後 |
アイドル時 | 6W 前後 |
起動時 | 約19.6W (瞬間最大) |
ベンチマーク中の最大消費電力 | 約24W (3DMARK) ※プロセッサー単体で約12.8W |
※消費電力はPCの使用環境によって違いが出る場合があります。 ※ディスプレイの輝度を100%に設定してテストしています。 |
HP Elite x2 1012 G1 ベンチマークテストのまとめ |
■HP Elite x2 1012 G1 スタンダードモデル ・インテル Core M3-6Y30 プロセッサー 消費電力を抑えた2in1デバイス向けのプロセッサーですが、Core i5-6200Uと比較すると約7~8割くらいの性能があります。動画のエンコードや画像処理ソフト(フォトショップ、ペイントソフトなど)を使用する場合は少し非力さを感じるかもしれませんが、インターネットやメール、文書作成、オフィスソフトなどの用途では十分と思える性能があります。 ・4GBメモリ(オンボード) インターネットやメール、文書作成、動画の視聴のような用途では4GBでも足りるのですが、フォトショップ、ペイントソフトなどを使用するのなら、価格が高くなりますがメモリを8GB搭載したハイエンドモデルの方が良いと思います。 ・128GB SSD (SATA, M.2接続) ファイルの読み書き速度が速いのでOSの起動が速く、操作したときの反応も良好です。容量が128GBの場合はデータサイズが大きい動画をたくさん保存することはできませんが、データサイズが小さい画像や書類などは多数保存しても余裕があります。 ・インテルHDグラフィックス(プロセッサー内蔵)515 今回行ったテストではインテルHDグラフィックス520と比較すると7~9割くらいのスコアが出ました。本格的な3DゲームをフルHD・最高画質でプレイするのは厳しい性能ですが、軽めのゲームのドラクエは画面解像度1280x720・標準画質で「快適」という評価になりました。(※ドラゴンクエストX ベンチマーク) ・ベンチマーク中の消費電力(ディスプレイを含む) 高負荷のベンチマーク時の消費電力は最大で24W、インターネットや動画視聴時は7~15Wくらいで、発熱に関してはタブレットの背面が少し暖かくなる程度でした。 | ||||
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【メーカー製品詳細ページ】
◆HP Elite x2 1012 G1 製品詳細
◆HP Elite x2 1012 G1(スペックPDF)
【HP Elite x2 1012 G1 サポート】
◆ドライバー・ユーザーガイド・トラブルシューティング
◆HP Elite x2 1012 G1(ユーザーガイドPDF)
【実機レビュー】
◆HP Elite x2 1012 G1の外観・デザインの詳細レビュー
◆HP Elite x2 1012 G1(Core M3-6Y30)の性能・消費電力を検証!
◆HP Elite x2 1012 G1(Core M7-6Y75)の性能・消費電力を検証!
※PCリサイクルラベルをカスタマイズで選択した場合は、本体箱の側面添付の保証書に同梱されます。
■レビューについて
※商品仕様/価格については2016年4月4日時点のものです。
※PCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※ベンチマークの結果、温度、消費電力などの測定値はPCの使用状況や環境によって異なることがあります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
※PassMarkベンチマークスコアはPassMark - CPU Benchmarks 、Video Card Benchmarks から抜粋しています。あくまでも目安としてご覧ください。
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