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インテル Core M3-6Y30 プロセッサー、インテル HD グラフィックス515(プロセッサー内蔵)を搭載した日本HPのタブレットPC『HP Elite x2 1012 G1』の性能・消費電力を検証しました。


HP Elite x2 1012 G1 スタンダードモデル のスペック
 OS  Windows 10 Home (64bit)
 プロセッサー  インテル Core M3-6Y30 プロセッサー
 チップセット  CPUに統合
 メモリ  オンボード4GB LPDDR3メモリ
 ストレージ  128GB M.2 2280 SSD (SATA III)
 グラフィック  インテル HD グラフィックス515 ※
 電源  HP 45W USB Type-C AC アダプター
※インテル Core M3-6Y30 プロセッサーに内蔵


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■目次(ページ内リンク)
下記のリンクをクリックすると目的の場所にジャンプします。
※[BackSpace]キーでこの位置に戻ります。

◆ベンチマークについて
◆プロセッサーの性能について(Core M3-6Y30)
◆メモリについて(4GB オンボード, 1866MHz, LPDDR3 SDRAM)
◆ストレージの性能について(128GB M.2 2280 SSD)
◆グラフィックスの性能について(インテル HD グラフィックス 515)
◆ベンチマーク(3D MARK)
◆ベンチマーク(CINEBENCH R15)
◆ベンチマーク(FF14:蒼天のイシュガルド ベンチマーク)
◆ベンチマーク(ドラゴンクエストX)
◆ベンチマーク中の温度・消費電力
◆ベンチマークテストのまとめ
  
【実機レビュー】
◆HP Elite x2 1012 G1の外観・デザインの詳細レビュー
◆HP Elite x2 1012 G1(Core M3-6Y30)の性能・消費電力を検証!
◆HP Elite x2 1012 G1(Core M7-6Y75)の性能・消費電力を検証!



 ベンチマークについて

Elite x2 1012 G1_IMG_8604

今回のテストで使用するのは、2in1デバイス向けのインテル Core M3-6Y30 プロセッサー、4GBメモリ 、インテル HD グラフィックス  515 (プロセッサー内蔵を搭載した12インチ・モバイルPC『HP Elite x2 1012 G1』です。

※ノートPCなのでベンチマーク中の消費電力はモニターを含む数値になります。
※ディスプレイの輝度は100%に設定しています。
※キーボード、ACアダプターを接続した状態でテストしています。
※ベンチマーク中の温度や消費電力などの計測は下記のソフトやツールを使用。

CrystalDiskInfo

HDD/SSDの基本情報やS.M.A.R.T.情報(電源投入回数や使用時間、温度など)を確認することができるソフト。

CrystalDiskMark

HDD, SSD, USBメモリ等の速度を測定するベンチマークソフト。

CPU-Z

CPUやマザーボード、メモリなど、ハードウェアの詳細な情報を表示するソフト。

GPU-Z

グラフィックカードの詳細情報、動作中のGPUクロック周波数や温度などを表示してくれるソフト。

HWMonitor

CPUGPUHDDなどの温度を測定するソフト。

Fraps

ゲーム中のフレームレートを表示できるソフト。スクリーンショットを撮ることもできます。

ワットモニター TAP-TST8

消費電力(W)、積算電力量(kWh)、積算時間(Hour)、積算電力料金(円)、二酸化炭素量(kg)の5種類が計測できる検電器です。




525x110_HP Elite x2 1012 G1_プロセッサー_01a

HP Elite x2 1012 G1は、2in1デバイス向けのインテル「Core M」シリーズ(Skylake世代) を搭載。Core M3、Core M5、Core M7の3タイプが用意されています。

ハイエンドモデルには最大動作周波数が3.1GHzのインテル Core M7-6Y75 プロセッサーが搭載されています。(※HP Elite x2 1012 G1(Core M7-6Y75)の性能・消費電力を検証!


・インテル Core M3-6Y30 プロセッサー(4MBキャッシュ、900MHz-2.2GHz)
・インテル Core M5-6Y54 プロセッサー(4MBキャッシュ、1.1GHz-2.7GHz)
・インテル Core M7-6Y75 プロセッサー(4MBキャッシュ、1.2GHz-3.1GHz)

※今回のテストはCore M3-6Y30 プロセッサーを搭載。

■プロセッサー性能比較 PassMark - CPU Benchmark
※ベンチマークスコアはアップデートされたときに多少変動する場合があります。あくまでも目安としてご覧ください。

Elite x2 1012 G1_プロセッサーベンチマーク_02
上記のベンチマークはCore M3-6Y30のスコアが掲載されていないので、動作クロックの比率などから計算した推定値になります。

実機のテスト(3DMARK、CINEBENCH R15)では、Core M3-6Y30(最大2.2GHz、2コア4スレッド)はCore i5-6200U(最大2.8GHz、2コア4スレッド)の約7~8割くらいのスコアでしたが、インターネットやメール、文書作成のような軽い処理は快適にこなせる性能があります。(※ベンチマーク CINEBENCH R15

◆日本HPのノートPC・タブレット「プロセッサー性能比較表」
 
 


EIite x2 1020 G1_CPUーZ_01

CPU-Zで表示されるインテル Core M3-6Y30 プロセッサーの詳細。


■インテル Core M3-6Y30 プロセッサーのスペック
プロセッサー・ベース動作周波数・・・900 MHz
ターボ・ブースト利用時の最大周波数・・・2.2 GHz
コアの数・・・2
スレッド数・・・4
L3キャッシュ・・・4MB
TDP(CPUの消費電力の目安)・・・4.5 W
プロセッサー・ダイで許容できる最大温度・・・100°C

■特長
第6世代インテルCore Mプロセッサー(Skylake)。
・14nmプロセス技術を採用。

◆インテル Core M3-6Y30 プロセッサースペック詳細
◆インテル Core M プロセッサー詳細情報 (開発コード名:Skylake)


2EIite x2 1020 G1_CPUーZ_03

チップセットはインテル Core M3-6Y30 プロセッサーに統合されています。



525x110_HP Elite x2 1012 G1_メモリ_01a

HP Elite x2 1012 G1のM3-6Y30、M5-6Y54 プロセッサー搭載モデルは4GB、ハイエンドのM7-6Y75 プロセッサー搭載モデルは8GBのメモリを搭載。メモリはマザーボードに直付けされています。


・オンボード4GB LPDDR3
・オンボード8GB LPDDR3(M7-6Y75 プロセッサー搭載モデルのみ)

※今回のテストは4GBメモリを搭載。

メモリ4GBの場合は、ウェブサイトの閲覧、文書作成、動画の視聴、オフィスソフトなどの用途ではそれほど問題ないと思いますが、複数のアプリケーションを立ち上げたまま作業したり、大きめの画像を取り扱った場合は不足することがあるかもしれません。ペイントソフトやフォトショップのような画像処理ソフトを使用するのなら、少なくともメモリ8GBは欲しいところです。

◆どれくらいパソコンにメモリを搭載すればよいのか?



42EIite x2 1020 G1_CPUーZ_04

搭載されている4GB メモリの詳細。レイテンシ(メモリのデータを転送する時の待ち時間)はCL14と表示されています。




525x110_HP Elite x2 1012 G1_ストレージ_01a

HP Elite x2 1012 G1はファイルの読み書きが高速なSSDを搭載。SSDはHDDのような駆動部分がなく、振動や衝撃に強いという利点があります。

ハイエンドモデルには容量が多く高性能な256GB M.2 2280 SSD(PCIe 3x4 NVMe)が搭載されています。(※HP Elite x2 1012 G1(Core M7-6Y75)の性能・消費電力を検証!


・128GB M.2 2280 SSD (SATA III)
・256GB M.2 2280 SSD(PCIe 3x4 NVMe)※ハイエンドモデルのみ

※このテストは128GB M.2 2280 SSDを搭載。



空き容量SSD_01

搭載されている128GB SSDの実際に使用できる容量は、システムドライブが約115GB(空き容量約78.5GB)、HP TOOLSの領域は1.99GB占有します。

※Windows10のアップデート実行すると、実際に使用できる容量が少し減ります。



128GB SSD (SATA, M.2接続)

EIite x2 1020 G1_CrystalDiskInfo_01

CrystalDiskInfoで表示されるADATA製SSDの情報。型番はMZNLN128HCCR-000H1 128.0GB、ファームウェアは「EMT22H0Q」です。

※ストレージのメーカーは販売時期によって異なる場合があります。



EIite x2 1020 G1_CrystalDiskMark_01

 
CrystalDiskMark 3.0.4 x64でストレージの性能を測定することができます。今回のテストは実際の使用で参考になる「ランダム」で行っています。0Fill (1 Fill) のデータは圧縮が容易なので、実際に使用した場合よりも良い結果が出ることがあります。

ランダム・・・0と1がランダムに混ざったデータの読み書き速度を測定。
Read (リード)・・・読み込み速度
Write (ライト)・・・書き込み速度
Seq (シーケンシャル)・・・連続したデータの読み書き
4KQD32・・・データを最も効率のよい順番に並べ替える機能(NCQ)を使ってランダムアクセスしたときの速度
 

CrystalDiskMarkを使用したベンチマークでは、シーケンシャルリードが420MB/s前後、シーケンシャルライトが155MB/s前後になります。
512Kはリードが340MB/s前後、ライトが160MB/s前後です。容量が少ないSSDはライトが少し遅くなる傾向があります。

大きな動画ファイルをコピーしたときにシーケンシャルライトの速度が影響しますが、システムドライブで使用する場合は4kの速度(小さいファイルの読み書き)が重要なので、シーケンシャルライトの数値が少し低くても体感的に大きな影響はありません。

SSD性能に関してはこれまでにテストしてきたSSDの中では標準的な性能ですが、ノート用の2.5インチHDDと比較するとファイルの読み書き速度が圧倒的に速く、OSを操作したときのレスポンスが良くなります。


■3回連続でベンチマークをした時の温度(室温24℃)
36℃(アイドル時)→41℃(ベンチマーク後)

■起動時間(デスクトップ画面が表示されるまで)
約17秒

※ログインパスワードの設定をしない状態でテスト。
※PCの環境次第で起動時間が長くなる場合があります。



525x110_HP Elite x2 1012 G1_グラフィックス_01a

HP Elite x2 1012 G1はプロセッサー内蔵の「インテル HD グラフィックス 515」を搭載しています。


・インテル HDグラフィックス 515 (プロセッサーに内蔵)※

※M3-6Y30、M5-6Y54、M7-6Y75搭載モデル共通。

■グラフィックス性能比較 PassMark - GPU Benchmark
※ベンチマークスコアはアップデートされたときに多少変動する場合があります。あくまでも目安としてご覧ください。

Elite x2 1012 G1_グラフィックスベンチマーク_02

■インテル HD グラフィックス 515
インテル HD グラフィックス 515は Core M3-6Y30 プロセッサーに内蔵されているGPUです。インテル HD グラフィックス 520 と比較すると7~8割くらいの性能になります。

プロセッサー内蔵グラフィックスは3Dゲーム向けではありませんが、インターネットや動画の視聴などの用途では十分な性能があります。専用のビデオメモリを搭載していないのでメインメモリと共有します。
 
◆日本HPのノートPC「グラフィックス性能比較表」


EIite x2 1020 G1_GPUーZ_01

GPU-Zで表示されるインテル HD グラフィックス 515 の詳細。ソフトが対応していないのかもしれませんが、ほとんどの情報が表示されません。


■インテル HD グラフィックス 515 のスペック
【GPUコア】 -
【CUDAコア(シェーダユニット)】 -
【テクスチャユニット】 -基
【ROPユニット】 -基
【グラフィックス ベース動作周波数】 300 MHz
【グラフィックス最大動的周波数】 850 MHz
【テクスチャ・フィル速度】 - GigaTexels/s
【メモリ クロック】 -MHz
【メモリ容量 】 メインメモリと共有
【メモリ・インターフェース】 -ビット
【メモリのバンド幅】 -GB/秒

◆インテル Core M3-6Y30 プロセッサースペック詳細





■3D MARK ベンチマーク

3D MARK_rogo

DirectX 11、DirectX 9、DirectX 10の機能を使用したベンチマークができるソフト。Sky Diverが追加されたバージョンでテストします。

◆3DMark-v1-3-708 ダウンロード


※総合スコアは各スコアの平均になります。
※Graphics Score・・・グラフィック性能を測定するテスト。
Physics Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。
Combined Score ・・・CPUとGPUを利用したテスト。

 Fire Strike
DirectX 11の機能をフルに使って開発された非常に負荷の高いテスト


EIite x2 1020 G1_3DMark_Fire Strike_02

 Core M3-6Y30
 インテル HDグラフィックス 515

 
スコア:646 (81.7%)
 Graphics Score678 (80.1%)
 Physics Score 3289 (75.2%)
 Combined Score253 (86.9%)

 Core i5 -6200U
 インテル HDグラフィックス 520

 スコア:790
 Graphics Score :846
 Physics Score :4373
 Combined Score :291

※()内はCore i5 -6200Uとの比較


 Sky Diver
DirectX 11世代のグラフィックス機能統合型CPU(=APU)向けのテスト

EIite x2 1020 G1_3DMark_Sky Diver_02

 Core M3-6Y30
 インテル HDグラフィックス 515

 
スコア:2694 (77%)
 Graphics Score2553 (75.0%)
 Physics Score 3572 (82.7%)
 Combined Score2823 (86.0%)
 Core i5 -6200U
 インテル HDグラフィックス 520

 スコア:3499
 Graphics Score :3400
 Physics Score :4318
 Combined Score :3282
※()内はCore i5 -6200Uとの比較


 Cloud Gate
DirectX 10レベルのグラフィックス機能を用いたテスト

EIite x2 1020 G1_3DMark_Cloud Gate_02
 
 Core M3-6Y30
 インテル HDグラフィックス 515

 スコア:4319 (75.5%)
 Graphics Score5716 (75.5%)
 Physics Score 2328 (75.4%)
 Core i5 -6200U
 インテル HDグラフィックス 520

 スコア:5716
 Graphics Score :7561
 Physics Score :3084
※()内はCore i5 -6200Uとの比較


 Ice Storm
DirectX 9レベルのグラフィックス機能を用いたテスト

EIite x2 1020 G1_3DMark_Lce Storm_02

 Core M3-6Y30
 インテル HDグラフィックス 515

 スコア:43957 (79.7%)
 Graphics Score54046 (81.8%)
 Physics Score 26588 (76.0%)
 Core i5 -6200U
 インテル HDグラフィックス 520

 スコア:55135
 Graphics Score :66014
 Physics Score :34968
※()内はCore i5 -6200Uとの比較


インテル Core M3-6Y30 プロセッサーは、Core i5-6200Uと比較すると75~83%くらいの性能になります。

インテル HDグラフィックス 515 は、インテル HDグラフィックス 520 と比較すると75~82%くらいの性能になります。

ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 24℃】
 温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、  
アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。
インテル Core M3-6Y30 プロセッサー
 プロセッサーの温度  75.0℃  アイドル時 33.0℃前後
インテル HD グラフィックス 515
 GPUの温度(プロセッサー内蔵)  
 GPU コアクロック
 GPU メモリクロック
 GPUクーラーのファンスピード
 ビデオメモリ使用量  1719 MB
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを含む
最大 約24W
※ベンチマーク中の計測値は状況により変動します。
※インテル HDグラフィックス 515は測定可能な数値のみ記載。





■MAXON CINEBENCH R15

HP OMEN 15-5100_CINEBENCH R15_top

グラフィックカードとCPUの性能テストを行い、コンピュータのパフォーマンスを評価します。

◆MAXON CINEBENCH ダウンロード



EIite x2 1020 G1_CINEBENCH R15_02s

■OpenGL(グラフィックカードの性能 テスト)

カーチェイスによる複雑な3Dシーンを使って、グラフィックカードのOpenGLモードでの性能を調べます。

■CPU(メインプロセッサの性能テスト)
3Dレンダリングを行いプロセッサパワーのすべてを使うテスト。

 Core M3-6Y30
 (最大2.2GHz, 2コア4スレッド)

 インテル HDグラフィックス 515

 OpenGL:33.01 fps (91.2%)
 CPU:215 cb (77.6%)
 CPU(Single Core):91 cb (83.4%)
 Core i5-6200U
 (最大2.8GHz, 2コア4スレッド)
 インテル HDグラフィックス 520

 OpenGL:36.16 fps
 CPU:277 cb
 CPU(Single Core):109 cb


プロセッサパワーをすべてを使うCPUテストでは、Core M3-6Y30はCore i5-6200Uの約77%のスコアです。

1コアのみの性能を測定するCPU(Single Core)テストでは、Core i5-6200Uの83%くらいのスコアが出ました。3D MARKのプロセッサーテストの結果(75~83%)と似たような傾向です。◆ベンチマーク(3D MARK)

ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 24℃】
 温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、  
アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。
インテル Core M3-6Y30 プロセッサー
 プロセッサーの温度  71.0℃  アイドル時 33.0℃前後
インテル HD グラフィックス 515
 GPUの温度
 GPU コアクロック
 GPU メモリクロック
 GPUクーラーのファンスピード  -
 ビデオメモリ使用量  484 MB
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを含む)
OpenGLテスト・・・最大 約23.1W、 CPUテスト・・・最大 約17.3W
※ベンチマーク中の計測値は状況により変動します。
※インテル HDグラフィックス 515は測定可能な数値のみ記載。





■ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク

この「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド」ベンチマークは、実際のマップとキャラクターを表示してお手持ちのPCで動作させた場合の指標となるスコアを確認することができます。

◆FF14 蒼天のイシュガルド ベンチマーク ダウンロード



EIite x2 1020 G1_イシュガルド_1280x720標準ウインドウ_01 画面サイズ:1280x720
グラフィック設定:標準(ノートPC)
ウインドウモード
 スコア:2763
 平均フレームレート:20.614
評価:やや快適



EIite x2 1020 G1_イシュガルド_1920x1280標準フルスク_01 画面サイズ:1920x1080
グラフィック設定:標準(ノートPC)
フルスクリーンモード
 スコア:1401
 平均フレームレート:10.049
評価:設定変更が必要



EIite x2 1020 G1_イシュガルド_1920x1280最高フルスク_01 画面サイズ・・・1920x1080
グラフィック設定:最高品質
フルスクリーンモード
 スコア:659
 平均フレームレート:4.103
評価:動作困難


1920x1280・フルスクリーンのテストでは、最高品質は「動作困難」、標準画質でも「設定変更が必要」という評価になりました。フレームレートが10fps以下なのでコマ送りのような動きになります。

1280x720・標準(ノートPC)・ウインドウモードは「やや快適」という評価です。平均フレームレートが20くらいになるのでフルスクリーンよりも動きは良くなるのですが、少しスムーズさに欠けているように見えます。

インテル HDグラフィックス 515(Core M3-6Y30)は、インテル HD グラフィックス 520(Core i5-6200U)と比較すると、1920x1080(フルHD)のテストで約8割、1280x720のテストでは9割くらいのスコアになります。

■インテル HD グラフィックス 520 (Core i5-6200U に内蔵)
画面サイズ:1280x720
グラフィック設定:標準(ノートPC)
ウインドウモード
スコア:3047
平均フレームレート:22.580
評価:やや快適

◆HP Spectre 13-4100 x360の性能・消費電力を検証!

ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 24℃】
 温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、  
アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。
インテル Core M3-6Y30 プロセッサー
 プロセッサーの温度  77.0℃  アイドル時 33.0℃前後
インテル HDグラフィックス  515
 GPUの温度
 GPU コアクロック
 GPU メモリクロック
 GPUクーラーのファンスピード
 ビデオメモリ使用量  1468 MB
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを含む)
最大 約23.8W
※ベンチマーク中の計測値はテスト環境により変動します。
※インテル HDグラフィックス 515は測定可能な数値のみ記載。





■ドラゴンクエストX ベンチマーク

お使いのパソコンで「Windows版ドラゴンクエストⅩ」をプレイすることができるか性能をチェックするためのソフトです。

◆ベンチマーク ダウンロード



EIite x2 1020 G1_DQX_1280x720標準ウインドウ_01 画面サイズ:1280x720
グラフィック設定:標準品質
ウインドウ表示
 スコア:5114
 フレームレート:17~107fps
評価:快適



EIite x2 1020 G1_DQX_1920x1080標準フルスク_01 画面サイズ:1920x1080
グラフィック設定:標準品質
フルスクリーン表示
 スコア:3648
 フレームレート:14~69fps
評価:普通



EIite x2 1020 G1_DQX_1920x1080最高フルスク_01 画面サイズ・・・1920x1080
グラフィック設定:最高品質
フルスクリーン表示
 スコア:2826
 フレームレート:13~53fps
評価:やや重い


DQXBenchMain 2015-10-25 17-59-02-64
※フレームレートはFrapsで計測(目視)しています。

ドラクエのベンチマークはキャラクターがたくさん出てくるシーンでフレームレートが下がります。画質設定を軽くすると最高フレームレートは向上するのですが、最低フレームレートはあまり向上しません。

画面サイズ1920x1080・フルスクリーン表示では、最高品質は「やや重い」で標準品質は「普通」という評価です。重いシーンでは15fps前後までフレームレートが下がりますが、他のシーンでは30fps以上出ていることが多いのでそれなりにプレイは可能です。

1280x720・標準品質・ウインドウ表示に設定した場合は「快適」という評価になりました。重いシーンでは20fpsを切りますが、最高フレームレートは107fpsまで伸びました。60fps以上出ているシーンが多くなり画面の動きもスムーズになります。

インテルHDグラフィックス 520 と比較すると HDグラフィックス 515は 87~90% くらいのスコアになります。

■インテル HD グラフィックス 520 (Core i5-6200U に内蔵)
画面サイズ:1280x720
グラフィック設定:標準品質
ウインドウ表示
スコア:5835
フレームレート:17~118fps
評価:快適

◆HP Spectre 13-4100 x360の性能・消費電力を検証!

ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 24℃】
 温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、  
アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。
インテル Core M3-6Y30 プロセッサー
 プロセッサーの温度  75.0℃  アイドル時 33.0℃前後
インテル HD グラフィックス 515
 GPUの温度
 GPU コアクロック
 GPU メモリクロック
 GPUクーラーのファンスピード
 ビデオメモリ使用量  273 MB
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを含む)
最大 約23.7W
※ベンチマーク中の計測値は状況により変動します。
※インテル HDグラフィックス 515は測定可能な数値のみ記載。



525x110_HP Elite x2 1012 G1_消費電力_01a

HP Elite x2 1012 G1の電源はHP 45W USB Type-C AC アダプターです。

※ACアダプターを接続しないでテストすると消費電力を抑えて性能を最大限に発揮できないので、接続した状態でテストしています。
※ディスプレイの輝度は100%に設定しています。

■インテル Core M3-6Y30 プロセッサーの温度(室温24℃)
ベンチマーク中の温度は高負荷時で最大75℃でした。プロセッサー・ダイで許容できる最大温度は100℃なので余裕があります。

■インテル HD グラフィックス 515 の温度(室温24℃)
プロセッサーに内蔵されているのでプロセッサーと同じくらいの温度になります。

■ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを含む)
消費電力は3DMARKの24Wが最大で、他のゲームベンチマークも23Wくらいの消費電力でした。

■インターネット閲覧中の消費電力・温度(室温24℃)
サイトにアクセスしたりページを移動した瞬間に47℃前後(消費電力は15W 前後)になることがありますが、ページを見ているだけの状態では大体35℃前後(消費電力は7~8Wくらい)で推移していました。

【プロセッサーの温度】 35~47℃
【GPUの温度】 プロセッサーに内蔵
【消費電力】 7~15W前後


■YouTubeの動画を約30分視聴したときの消費電力・温度(室温24℃)
Youtubeの動画をフルスクリーンで約30分視聴したときのプロセッサーの温度は最大で50℃前後でした。消費電力は11~13Wで推移していました。

【プロセッサーの温度】 最大50℃
【GPUの温度】 プロセッサーに内蔵
【消費電力】 11~13W前後



Elite x2 1012 G1_IMG_IMG_8513_02a

キーボードを切り離せるタブレットPCなのでノートPCのようにキーボード部分は熱くなりません。高負荷のベンチマークやゲームをしたときはタブレットの背面が少し暖かくなりますが余裕で手で触れることができる温度です。

インターネットや動画視聴時はプロセッサーの温度があまり上がらないので、ほんの僅かな暖かさが感じられる程度でした。冷却ファンを搭載していない「ファンレス」設計なので、長時間負荷をかける作業には向きませんが静音性に優れています。


ベンチマーク時のPCパーツの最高温度(室温24℃)
 インテル Core M3-6Y30 プロセッサー  77℃ (アイドル時 33℃前後)
 インテル HD グラフィックス515
 
ベンチマーク中の消費電力(モニターを含む)
 電源OFF時  0.0W 前後
 スリープ時  0.0~0.3W 前後
 アイドル時  6W 前後
 起動時  約19.6W (瞬間最大)
 ベンチマーク中の最大消費電力  約24W (3DMARK
 ※プロセッサー単体で約12.8W
※消費電力はPCの使用環境によって違いが出る場合があります。
※ディスプレイの輝度を100%に設定してテストしています。



 HP Elite x2 1012 G1 ベンチマークテストのまとめ


Elite x2 1012 G1_IMG_9090


■HP Elite x2 1012 G1 スタンダードモデル

インテル Core M3-6Y30 プロセッサー
消費電力を抑えた2in1デバイス向けのプロセッサーですが、Core i5-6200Uと比較すると約7~8割くらいの性能があります。動画のエンコードや画像処理ソフト(フォトショップ、ペイントソフトなど)を使用する場合は少し非力さを感じるかもしれませんが、インターネットやメール、文書作成、オフィスソフトなどの用途では十分と思える性能があります。

4GBメモリ(オンボード)
インターネットやメール、文書作成、動画の視聴のような用途では4GBでも足りるのですが、フォトショップ、ペイントソフトなどを使用するのなら、価格が高くなりますがメモリを8GB搭載したハイエンドモデルの方が良いと思います。

128GB SSD (SATA, M.2接続)
ファイルの読み書き速度が速いのでOSの起動が速く、操作したときの反応も良好です。容量が128GBの場合はデータサイズが大きい動画をたくさん保存することはできませんが、データサイズが小さい画像や書類などは多数保存しても余裕があります。

インテルHDグラフィックス(プロセッサー内蔵)515
今回行ったテストではインテルHDグラフィックス520と比較すると7~9割くらいのスコアが出ました。本格的な3DゲームをフルHD・最高画質でプレイするのは厳しい性能ですが、軽めのゲームのドラクエは画面解像度1280x720・標準画質で「快適」という評価になりました。(ドラゴンクエストX ベンチマーク

ベンチマーク中の消費電力(ディスプレイを含む)
高負荷のベンチマーク時の消費電力は最大で24W、インターネットや動画視聴時は7~15Wくらいで、発熱に関してはタブレットの背面が少し暖かくなる程度でした。
 
 

【メーカー製品詳細ページ】
◆HP Elite x2 1012 G1 製品詳細
◆HP Elite x2 1012 G1(スペックPDF)

【HP Elite x2 1012 G1 サポート】
◆ドライバー・ユーザーガイド・トラブルシューティング
◆HP Elite x2 1012 G1(ユーザーガイドPDF)

【実機レビュー】
◆HP Elite x2 1012 G1の外観・デザインの詳細レビュー
◆HP Elite x2 1012 G1(Core M3-6Y30)の性能・消費電力を検証!
◆HP Elite x2 1012 G1(Core M7-6Y75)の性能・消費電力を検証!

※PCリサイクルラベルをカスタマイズで選択した場合は、本体箱の側面添付の保証書に同梱されます。



■レビューについて
※商品仕様/価格については2016年4月4日時点のものです。
※PCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※ベンチマークの結果、温度、消費電力などの測定値はPCの使用状況や環境によって異なることがあります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
※PassMarkベンチマークスコアはPassMark - CPU Benchmarks Video Card Benchmarks から抜粋しています。あくまでも目安としてご覧ください。


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