
2016年1月20日より、最新モデル「HP Pavilion 550-240jp/CT」の販売が開始されました。2016年春のPavilion 550シリーズ最新モデルは、第6世代インテルプロセッサー、インテル H110 Express チップセットを搭載!グラフィックスはNVIDIA GeForce GTX 960が選択可能になっています。
この記事では 2016年春モデルHP Pavilion 550-240jp(Windows 10 搭載)と旧モデルHP Pavilion 550-140jp(※実機レビュー)からの変更点やスペックを比較しています。
■目次(ページ内リンク) 下記のリンクをクリックすると目的の場所にジャンプします。 ※[BackSpace]キーでこの位置に戻ります。 ◆HP Pavilion 550-240jp/CT(Windows 10 搭載)の特徴 ◆HP Pavilion 550シリーズ(2016年春モデル) 新旧製品スペック比較 ◆プロセッサーの性能について ◆グラフィックスの性能について | ||||
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HP Pavilion 550-240jp/CT(Windows 10 搭載)の特徴 |

■HP Pavilion 550-240jp/CT(Windows 10 搭載)の特徴 立体的なドットテクスチャ、メタルコーティングが施されたフロントパネルや筐体のデザインは変更はありません。カラーはブリザードホワイトとサンセットレッドが用意されています。(※参考記事:Pavilion 550-140jp外観・内部のレビュー) Pavilion 550-240jpはWindows 10 Home(64bit)がプリインストールされていますが、Windows 10 Pro からのダウングレード権を利用したWindows 7 Professional(64bit)搭載モデルPavilion 550-230jpも用意されています。 旧モデルのPavilion 550-140jpは第4世代インテル Core プロセッサー「Haswell Refresh」を搭載していましたが、新モデルのPavilion 550-240jpは最新の第6世代インテル Core プロセッサー「Skylake」、インテル H110 Express チップセットに変更されました。 搭載可能なメモリは最大16GB (8GBx2) で旧モデルと同じですが、メモリのタイプはPC3L-12800に変更されています。 ストレージはSSD、HDDなどを2台まで搭載可能な構造ですが、カスタマイズの増設用ストレージ (2nd) は一部のモデルのみ選択可能になっています。 グラフィックスはインテルHDグラフィックス 530(プロセッサー内蔵)、GeForce GT 730、NVIDIA GeForce GTX 960の3種類から選べます。 オーディオはB&O Playのサウンドテクノロジー(最大5.1チャンネルオーディオ対応の外部端子)を搭載。 80PLUS BRONZE (82%電源変換効率)相当のATX電源は300Wです。 【メーカー製品詳細ページ】 ◆HP Pavilion 550-240jp/CT 製品詳細 ◆HP Pavilion 550-240jp/CT(スペックPDF) 【HP Pavilion Desktop 550-240jp/CT サポート】 ◆ドライバー・ユーザーガイド・トラブルシューティング | ||||
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HP Pavilion 550シリーズ(2016年春モデル)新旧製品スペック比較 |
HP Pavilion 550シリーズの2016年春モデルは、最新の第6世代インテルプロセッサーやチップセットが採用されています。
■新モデルHP Pavilion 550-240jp/CTの主な変更点 ・最新の第6世代インテルプロセッサーCore i3-6100、Core i5-6400、Core i7-6700を採用。 ・チップセットはインテル H87→ H110 Express に変更。 ・メモリはPC3-12800→PC3L-12800に変更。 ・グラフィックスのオプションにNVIDIA GeForce GTX 960が追加。 ・サウンドチップがALC659-CG→ALC3863-CGに変更。 ・PCI Express Mini Cardスロット→M.2 x1スロットに変更。 | ||||
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HP Pavilion 550シリーズ(2016年春モデル) 新旧製品スペック比較 | |||
【NEW】HP Pavilion 550-240jp | HP Pavilion 550-140jp | ||
オペレーティングシステム | |||
Windows 10 Home (64bit) Windows 10 Pro (64bit) | Windows 10 Home (64bit) Windows 10 Pro (64bit) | ||
フロントパネルカラー | |||
ブリザードホワイト サンセットレッド | ブリザードホワイト サンセットレッド | ||
プロセッサー | |||
インテル Core i3-6100 インテル Core i5-6400 インテル Core i7-6700 | インテル Core i3-4170 インテル Core i5-4670 インテル Core i7-4790 | ||
チップセット | |||
インテル H110 Express | インテル H87 | ||
プロセッサー冷却方式 | |||
空冷クーラー | 空冷クーラー | ||
メモリ | |||
PC3L-12800 (1600MHz) 4GB(4GB×1) 8GB(8GB×1) 16GB(8GB×2) | PC3-12800 (1600MHz) 4GB(4GB×1) 8GB(8GB×1) 16GB(8GB×2) | ||
メモリスロット | |||
2スロット(DIMM) | 2スロット(DIMM) | ||
ストレージ | |||
500GB HDD(7200回転) 1TB HDD(7200回転) 2TB HDD(7200回転) 3TB HDD(7200回転) 256GB SSD 512GB SSD | 500GB HDD(7200回転) 1TB HDD(7200回転) 2TB HDD(7200回転) 3TB HDD(7200回転) 256GB SSD 512GB SSD | ||
増設用ストレージ(2nd) | |||
なし 1TB HDD(7200回転) 2TB HDD(7200回転) 3TB HDD(7200回転) | なし 1TB HDD(7200回転) 2TB HDD(7200回転) 3TB HDD(7200回転) | ||
増設用ストレージ(3rd) | |||
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オプティカルドライブ | |||
DVDスーパーマルチドライブ ブルーレイディスクドライブ(BDXL対応) ※いずれもウルトラスリム | DVDスーパーマルチドライブ ブルーレイディスクドライブ(BDXL対応) ※いずれもウルトラスリム | ||
増設用オプティカルドライブ | |||
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サウンド | |||
ALC3863-CG HighDefinition Audio準拠 チップセット内蔵 5.1チャンネルオーディオ対応 B&O Play対応 | Realtek ALC659-CG HighDefinition Audio準拠 チップセット内蔵 5.1チャンネルオーディオ対応 B&O Play対応 | ||
グラフィックス | |||
インテル HD グラフィックス 530 NVIDIA GeForce GT 730 NVIDIA GeForce GTX 960 | インテル HD グラフィックス4400 インテル HD グラフィックス4600 NVIDIA GeForce GT 730 | ||
拡張スロット | |||
PCI Express x16×1スロット(空1) PCI Express x1×1スロット(空1) M.2 x1スロット (空1) | PCI Express x16×1スロット(空1) PCI Express x1×1スロット(空1) PCI Express Mini Card×1スロット(空1) | ||
ドライブベイ | |||
ウルトラスリムベイ×1 3.5インチベイ×1 2.5インチ/3.5インチ兼用×1 | ウルトラスリムベイ×1 3.5インチベイ×1 2.5インチ/3.5インチ兼用×1 | ||
TV チューナー | |||
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ネットワークコントローラー | |||
10/100/1000 Mbps オンボードネットワークコネクション | 10/100/1000 Mbps オンボードネットワークコネクション | ||
内蔵無線LAN | |||
なし IEEE802.11ac/a/b/g/n Bluetooth 4.0 | なし IEEE802.11ac/a/b/g/n Bluetooth 4.0 | ||
外部インターフェイス | |||
USB3.0×2 (前面) USB3.0×2、USB2.0×2 (背面) メディアカードリーダー×1(前面) | USB USB3.0×2 (前面) USB3.0×2、USB2.0×2 (背面) メディアカードリーダー×1(前面) | ||
サイズ(幅×奥行き×高さ) / 質量 | |||
約165×378×364mm/約6.2kg | 約165×378×364mm/約6.2kg | ||
電源 | |||
300W ATX電源 80PLUS BRONZE (82%電源変換効率)相当 | 300W ATX電源 | ||
最小価格 | |||
¥71,280(税込)~ | ¥65,780(税込)~ | ||
メーカー製品詳細ページ | |||
HP Pavilion 550-240jp/CT ◆価格・モデル一覧 ◆スペックPDF | HP Pavilion 550-140jp/CT ◆価格・モデル一覧 ◆スペックPDF | ||
プロセッサーの性能について |
新モデルは最新の第6世代インテル Core プロセッサー「Skylake」に変更されました。新しいプロセッサーの方が少し性能が高いのですが、Core i5に関しては、動作周波数が低いCore i5-6400よりも、旧モデルに搭載されているCore i5-4670の方が少し性能が高くなっています。
■プロセッサー性能比較 (PassMark - CPU Benchmark) ※ベンチマークスコアはアップデートされたときに多少変動する場合があります。あくまでも目安としてご覧ください。 ![]() ![]() ・Core i7-4790 (3.6 ‐4.0GHz / 4コア8スレッド, TDP 84W)※旧モデル ・Core i7-6700 (3.4 ‐4.0GHz / 4コア8スレッド, TDP 65W) ・Core i5-4670 (3.4 - 3.8GHz, 4コア4スレッド, TDP 84 W)※旧モデル ・Core i5-6400 (2.7 - 3.3GHz, 4コア4スレッド, TDP 65 W) ・Core i3-6100 (3.7GHz, 4コア4スレッド, TDP 51 W) ・Core i3-4170 (3.7GHz, 2コア4スレッド, TDP 54 W)※旧モデル ◆日本HPのデスクトップPC「プロセッサー性能比較表」 | ||||
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■Core i7-6700 (3.4 ‐4.0GHz / 4コア8スレッド, TDP 65W)
価格は高くなりますが、最新の3Dゲームやフォトショップのような画像処理ソフトなどを快適に使用したい方向けのプロセッサーです。Core i7はハイパースレッディング・テクノロジー(※参考記事)を搭載しているので、動画のエンコードのような処理で高い性能を発揮します。
■Intel Core i7-4790 vs i7-6700 PassMarkのベンチマークではCore i7-4790とCore i7-6700は同じくらいのスコアですが、下記のCPU WORLDのベンチマークではCore i7-6700の方が少し良いスコアが出ています。 ・Core i7-6700のシングルスレッド性能はCore i7-4790よりも4%高いスコア ・Core i7-6700のマルチスレッド性能はCore i7-4790よりも11%高いスコア ◆CPU WORLD:Intel Core i7-4790 vs i7-6700 | ||||
■Core i5-6400 (2.7 - 3.3GHz, 4コア4スレッド, TDP 65 W)
オプションの中では中間の性能になります。インターネットやメールなどの一般的な用途から、画像処理ソフトやゲーム向けのプロセッサーですが、Core i5-6400は動作周波数がそれほど高くない(最大3.3GHz)ので、性能を重視されるなら上位のCore i7-6700を選択したほうが良いと思います。
■Intel Core i5-4670 vs i5-6400 PassMarkベンチマークでは性能差が少し大きいのですが、下記のCPU WORLDのベンチマークでは数%程度の差になっています。 ・Core i5-6400のシングルスレッドはCore i7-4670の92%くらいの性能 ・Core i5-6400のマルチスレッドはCore i7-4670の95%くらいの性能 ◆CPU WORLD:Intel Core i5-4670 vs i5-6400 | ||||
■Core i3-6100 (3.7GHz, 2コア4スレッド, TDP 51 W)
Core i3 は2 コア4スレッドなので総合的な性能は他に比べて少し劣ります。インターネットやメール、文書作成、動画の視聴、オフィスソフトなどの用途では十分な性能ですが、フォトショップのような画像処理ソフトを使用したり、動画のエンコードなどをする場合は少し非力さを感じることがあるかもしれません。
■Intel Core i3-4170 vs i3-6100 ・Core i3-6100のシングルスレッド性能はCore i3-4170よりも6%高いスコア ・Core i3-6100のマルチスレッド性能はCore i3-4170よりも13%高いスコア ◆CPU WORLD:Intel Core i3-4170 vs i3-6100 | ||||
グラフィックスの性能について |
新モデルは、グラフィックスのオプションにNVIDIA GeForce GTX 960が追加されました。
■グラフィックス性能比較 (PassMark - GPU Benchmark) ※ベンチマークスコアはアップデートされたときに多少変動する場合があります。あくまでも目安としてご覧ください。 ![]() ◆日本HPのデスクトップPC「グラフィックス性能比較表」 | ||||
■NVIDIA GeForce GTX 960
GTX960は上位機種(※ENVY 750-180jp)にも搭載されているグラフィックスカードです。軽めのゲームなら最高画質でプレイすることができます。GTA5のような本格的な3DゲームはフルHD・最高画質は厳しいのですが、 標準的な画質ならそれなりに快適にプレイできる性能があります。HDMI 2.0 、4K(最大:4,096×2,160 / 60Hz)の超高解像度に対応しています。
■NVIDIA GeForce GT 730
PassMarkのベンチマークでは、インテル HDグラフィックス 530と比較すると少し低いスコアになっているのですが、HPの※グラフィックス・パフォーマンス比較表ではインテル HDグラフィックス 530よりも27%高いスコアになっています。性能面ではあまりメリットがないかもしれませんが、専用のビデオメモリを搭載しているので、メインメモリを全てOSや作業のために使うことが可能です。
■インテル HDグラフィックス 530
ゲーム用のGTX960と比較すると性能は高くないのですが、インターネットや動画を見るなど普通にパソコンを使用する には十分な性能があります。プロセッサーに内蔵されているグラフィックスは専用のビデオメモリを搭載していないのでメインメモリと共有(最大4172MB )します。メモリの消費量は使い方次第ですが、インターネットを閲覧しているときは数百MBほどメインメモリを消費します。
【メーカー製品詳細ページ】
◆HP Pavilion 550-240jp/CT 製品詳細
◆HP Pavilion 550-240jp/CT(スペックPDF)
【HP Pavilion Desktop 550-240jp/CT サポート】
◆ドライバー・ユーザーガイド・トラブルシューティング
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