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日本HPのゲーミングPC 『HP ENVY Phoenix 850-090jp/CT』でGrand Theft Auto V(グランド・セフト・オート5)のベンチマークを行いました。実際にプレイしたときのフレームレートも計測しています。




100x60_ENVY Phoenix 850_03bHP ENVY Phoenix 850-090jp/CT
水冷CPUクーラーを搭載した最高峰ゲーミングシリーズ。
◆実機ベンチマーク

ベンチマークで使用するHP ENVY Phoenix 850-090jpのスペック
 OS  Windows 8.1 Update(64bit)
 プロセッサー  インテル Core i7-5820K プロセッサー
 チップセット  インテル X99 Express チップセット
 メモリ  16GB(8GB×2) PC4-17000 (2133MHz)
 ストレージ  128GB SSD (PCI Express, M.2 )
 
1TB HDD (SATA, 7200rpm)
 グラフィック  NVIDIA GeForce GTX 960 (2GB, GDDR5)
 電源  500W ATX 電源 (80PLUS BRONZE)
※NVIDIA ドライバーのバージョンは 350.12 です。



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■目次(ページ内リンク)

下記のリンクをクリックすると目的の場所にジャンプします。
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◆Grand Theft Auto V(グランド・セフト・オート5)について
◆ベンチマークで使用するPCについて
◆ベンチマークについて
◆デフォルトのグラフィックス設定のベンチマーク
◆画質を可能なかぎり高く設定してベンチマーク(MSAA X4、MSAA X2)
◆NVIDIA推奨設定でベンチマーク
◆ベンチマーク中のCPUやGPUの温度・消費電力
◆ベンチマークのまとめ
 



 Grand Theft Auto V(グランド・セフト・オート5)について

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グランド・セフト・オートシリーズの第12作目となるグランド・セフト・オートVはオープンワールドのアクションゲームです。PC版はコンソール次世代機版(PS4、Xbox One)よりもグラフィックスが向上しています。

◆Rockstar Games|Grand Theft Auto V



 ベンチマークで使用するPCについて

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今回のテストでは日本HPのゲーミングPC「HP ENVY Phoenix 850-090jp」を使用します。インテル Core i7-5820K プロセッサー(6コア12スレッド)、水冷CPUクーラー、DDR4メモリ16GB、NVIDIA GeForce GTX 960(2GB)を搭載。LEDイルミネーションは付属のソフトウェアで照明モードやカラーを変更することができます。


■インテル Core i7-5820Kの動作周波数

日本HPはCore i7-5820Kを下記のような設定で出荷しています。オーバークロック可能なプロセッサーですが、今回は初期の設定のままテストしています。

1コア ・・・・・最大3.6 GHz
2コア ・・・・・最大3.6 GHz
3コア ・・・・・最大3.4 GHz
4コア ・・・・・最大3.4 GHz
5コア ・・・・・最大3.4 GHz
6コア ・・・・・最大3.4 GHz
  

【実機レビュー】
◆HP ENVY Phoenix 850-090jpの外観・内部のレビュー
◆HP ENVY Phoenix 850-090jpのベンチマーク(Core i7-5820K, GTX 960搭載)



 ベンチマークについて

ベンチマークでは下記のソフト、ツールを使用して計測しています。

CrystalDiskInfo

HDD/SSDの基本情報やS.M.A.R.T.情報(電源投入回数や使用時間、温度など)を確認することができるソフト。

CrystalDiskMark

HDD, SSD, USBメモリ等の速度を測定するベンチマークソフト。

CPU-Z

CPUやマザーボード、メモリなど、ハードウェアの詳細な情報を表示するソフト。

GPU-Z

グラフィックカードの詳細情報、動作中のGPUクロック周波数や温度などを表示してくれるソフト。

HWMonitor

CPU/GPU/HDDなどの温度を測定するソフト。

Fraps

ゲーム中のフレームレートを表示できるソフト。スクリーンショットを撮ることもできます。

ワットモニター TAP-TST8

消費電力(W)、積算電力量(kWh)、積算時間(Hour)、積算電力料金(円)、二酸化炭素量(gr)の5種類が計測できる検電器です。




 デフォルトのグラフィックス設定のベンチマーク

デフォルトのグラフィクス設定で、解像度はフルHD(1920x1080)で垂直同期を「オフ」にしてテストします。デフォルトの設定はグラフィックスカードの性能・メモリ搭載量に応じて変更されるので、GTX980とGTX960の設定は少し異なるものになります。



■デフォルトのグラフィックス設定

ビデオメモリ:1420MB / 2048MB

※デフォルトと違う設定を赤字で表記
※垂直同期のデフォルト設定は「オン」

推奨上限を無視
DirectX バージョン

スクリーンタイプ
解像度
縦横比
リフレッシュレート
出力モニター

FXAA
MSAA
NVIDIA TXAA
垂直同期
フォーカスの喪失時にゲームをポーズ

人口密度
歩行者の種類
距離の拡大縮小

テクスチャ
シェーダー
シャドウ
リフレクション
リフレクションMSAA
ウォーター
パーティクルの精密度
草の精密度
ソフトシャドウ
精細度
モーションブラー度合い
ゲーム内での背景ぼかし
異方性フィルタリング
アンビエントオクルージョン
テッセレーション
【オフ】
【DirectX 11】

【フルスクリーン】
【1920x1080】
【自動】
【60Hz】
【1】

【オン】
【オフ】
【オフ】
【オフ】
【オン】

【最大】
【8/10】
【最大】

【ノーマル】
【超高】
【高】
【超高】
【オフ】
【高】
【超高】
【高】
【ソフト(強)】
【超高】
【オフ】
【オン】
【X16】
【高】
【高】
 
 


■高度なグラフィックス設定
これらのオプションをオンにすると、パフォーマンスの低下につながる場合があります。

ロングシャドウ
高解像度シャドウ
飛行中の高精細ストリーミング
距離の拡大縮小増加
拡張陰影距離
【オフ】
【オフ】
【オフ】
【-】
【-】
 
  

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【ベンチマーク中のフレームレート】 58~103fps

ベンチマーク最後の数台がクラッシュして炎上するようなシーンは瞬間的に50fps台になることがありますがほぼ60fps以上を維持。飛行中は80~95fp、市街地走行中は70~85fpsくらいになります。フレームレートが低くなる鉄道橋のシーンでは60fps前後まで下がります。


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【実際のプレイでは】
実際にプレイしたときのフレームレートはベンチマークと大体同じです。建物が多い市街地や舗装された道路を走っている限りほぼ60fps以上でプレイ可能ですが、草が多い道無き道を走行した場合は50fps前後まで下がることがあります。ビデオメモリ使用量は最大で1730MB使用していました。



 画質を可能なかぎり高く設定してベンチマーク(MSAA X4, MSAA X2)

グラフィックス設定をビデオメモリが使用できる範囲内(2048MB)で最大にしてテストします。ビデオメモリが2048MBしかないので、アンチエイリアスはMSAA X4まで、テクスチャは「ノーマル」までが限界になります。高度なグラフィックスは余裕がないのですべて「オフ」に設定しています。


■グラフィックス設定 

ビデオメモリ:2007MB / 2048MB (MSAA X4)
ビデオメモリ:1825MB / 2048MB (MSAA X2)

※デフォルトと違う設定を赤字で表記
※垂直同期のデフォルト設定は「オン」

推奨上限を無視
DirectX バージョン

スクリーンタイプ
解像度
縦横比
リフレッシュレート
出力モニター

FXAA
MSAA
NVIDIA TXAA
垂直同期
フォーカスの喪失時にゲームをポーズ

人口密度
歩行者の種類
距離の拡大縮小

テクスチャ
シェーダー
シャドウ
リフレクション
リフレクションMSAA
ウォーター
パーティクルの精密度
草の精密度
ソフトシャドウ
精細度
モーションブラー度合い
ゲーム内での背景ぼかし
異方性フィルタリング
アンビエントオクルージョン
テッセレーション
【オフ】
【DirectX 11】

【フルスクリーン】
【1920x1080】
【自動】
【60Hz】
【1】

【オフ】
【X4, X2】
【オフ】
【オフ】
【オン】

【最大】
【8/10】
【最大】

【ノーマル】
【超高】
【超高】
【ウルトラ】
【X8】
【超高】
【超高】
【超高】
【NVIDIA PCSS】
【ウルトラ】
【オフ】
【オン】
【X16】
【高】
【超高】
 
 


■高度なグラフィックス設定
これらのオプションをオンにすると、パフォーマンスの低下につながる場合があります。

ロングシャドウ
高解像度シャドウ
飛行中の高精細ストリーミング
距離の拡大縮小増加
拡張陰影距離
【オフ】
【オフ】
【オフ】
【-】
【-】
 
  

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■ベンチマーク中のフレームレート

【MSAA X4】 25~55fps
瞬間的に50fps以上出ることがありますが、だいたい30~40fpsの間で推移していました。最も低いフレームレートを計測したのは鉄道橋があるシーンで瞬間的に25fps前後になります。最後の車がクラッシュして炎上するシーンは瞬間的に33fps前後になりました。

【MSAA X2】 31~60fps
アンチエイリアスのみMSAA X4→X2に変更すると負荷が少し軽くなるのですが、輪郭のギザギザが少し目立つようになります
。フレームレートはMSAA X4よりも5fpsくらい高くなりました。飛行中や市街地走行中は瞬間的に50fpsを超えることがあるのですが、大体35~49fpsの間で推移していました。最も低くなるのは鉄道橋があるシーンで31fpsになります。最後のクラッシュシーンは瞬間的に37fps前後まで下がることがあります。

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【MSAA X4で実際にプレイしたときのフレームレート】

市街地を走行しているときはだいたい30~40fps前後出ているのですが、草木が多い山道、峠などを走ったときは20fps台に下がることがあります。ビデオメモリは最大で1913MB使用。



 以前テストしたNVIDIA推奨設定でベンチマーク

GTA5 最適化_02s

NVIDIA推奨設定はGeForce Experienceで最適化した設定です。メモリの上限を2GBを超えた設定になるのですが、あえてテストしてみます。プロセッサーの比較をするために、以前テストしたCore i7-4790K、GTX 960を搭載機(※GTA5ベンチマーク)と同じNVIDIA推奨設定でテストします。



■グラフィックス設定

ビデオメモリ:2533MB / 2048MB

2015-07-12_00247_推奨上限を無視

※デフォルトと違う設定を赤字で表記
※垂直同期のデフォルト設定は「オン」


推奨上限を無視
DirectX バージョン

スクリーンタイプ
解像度
縦横比
リフレッシュレート
出力モニター

FXAA
MSAA
NVIDIA TXAA
垂直同期
フォーカスの喪失時にゲームをポーズ

人口密度
歩行者の種類
距離の拡大縮小

テクスチャ
シェーダー
シャドウ
リフレクション
リフレクションMSAA
ウォーター
パーティクルの精密度
草の精密度
ソフトシャドウ
精細度
モーションブラー度合い
ゲーム内での背景ぼかし
異方性フィルタリング
アンビエントオクルージョン
テッセレーション
【オン】
【DirectX 11】

【フルスクリーン】
【1920x1080】
【自動】
【60Hz】
【1】

【オン】
【オフ】
【オフ】
【オフ】
【オン】

【最大】
【最大】
【最大】

【超高】
【超高】
【超高】
【超高】
【オフ】
【高】
【高】
【高】
【NVIDIA PCSS】
【高】
【オフ】
【オフ】
【X16】
【ノーマル】
【オフ】
 
 


■高度なグラフィックス設定
これらのオプションをオンにすると、パフォーマンスの低下につながる場合があります。

ロングシャドウ
高解像度シャドウ
飛行中の高精細ストリーミング
距離の拡大縮小増加
拡張陰影距離
【オン】
【オフ】
【オン】
【3/10】
【3/10】
 
  

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【ベンチマーク中のフレームレート】 45~107fps

瞬間的に100fps以上出ることがありますが、だいたい50~90fpsの間で推移していました。鉄道橋があるシーンは55fps前後、最後のクラッシュシーンで40fps中盤まで下がる瞬間があります。
 
 

 
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【実際のプレイでは】
市街地走行中は瞬間的に90fpsを超えることがありますが、大体60~90fpsの間で推移していました。草木の多い場所を走ると40~50fps台まで下がることがあります。2GBのビデオメモリをオーバーするグラフィック設定ですが、プレイ中にカクカクしてフレームレートが極端に下がることはありませんでした。30分くらいのプレイでは問題ないのかもしれません。瞬間的に止まるような引っかかり(0.1~0.2秒のような非常に短い時間)はたまにあります。



GTA5_2015-09-07_00329.png

MSI Afterburner(※詳細・ダウンロードページ)でプレイ中のCPU/GPU温度や動作周波数、使用率などをモニタリングすることができます。ビデオメモリはプレイを始めてからしばらくすると最大2028MB使用していましたが、プレイし続けると1700~1950MBの間で調整されていました。PCのメモリ使用量は16GB中6.1~6.8GB(OSを含む)くらいになります。



 ベンチマーク中のCPUやGPUの温度・消費電力

PCパーツの温度はHWMonitor(※ダウンロードページ)で計測しています。数値は左から、現在値、最低値、最高値になります。室温は28℃、30分間プレイしたときのデータです。


GTA5 NVIDIA推奨_cpu_室28_15090_02s

GTA5プレイ中のCore i7-5820K(最大3.6GHz)の温度は50~60℃くらいで推移していました。最大消費電力は約77.47W(Package)で、電圧は最大で1.135Vとなっています。



GTA5 NVIDIA推奨_gpu_室28_15090_02s

GTA5プレイ中のGTX 960の最大温度は82℃です。プレイ中のGPUの温度は80℃くらいで安定した状態になります。ファンの回転数は最大1763RPM(53%)です。GPUとビデオメモリのコアクロックはGPU-Zで測定した下記の表をご覧ください。


ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 28℃】
 温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、  
アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。
インテル Core i7-5820K プロセッサー(最大3.6 GHz)
 プロセッサーの温度  60.0℃   アイドル時 40.0℃前後
NVIDIA Geforce GTX 960 (2GB)
 GPUの温度  82.0℃   アイドル時 31.0℃前後
 GPU コアクロック  1316.3 MHz   アイドル時 135.0 MHz
 GPU メモリクロック  1752.8 MHz   アイドル時 202.5 MHz
 GPUクーラーのファンスピード  1763 RPM  アイドル時 1119 RPM
 ビデオメモリ使用量(最大)  2028 MB
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを除く)
最大 225W
※ベンチマーク中の計測値はテスト環境により変動します。





468_HP ENVY Phoenix 850-090jp_レビュー_150910_02b


■ベンチマークのまとめ

Core i7-5820Kプロセッサー、GTX 960を搭載した 『HP ENVY Phoenix 850-090jp/CT』は、GTA5 をフルHD(1920x1080)、それなりに良い画質でプレイが可能です。

Core i7-5820Kは最大動作周波数が3.6GHzで最大4.4GHzのCore i7-4790Kよりも800MHzほど低いのですが、以前テストしたCore i7-4790K、GTX 960を搭載機(※GTA5ベンチマーク)とほぼ同じような結果になりました。

デフォルトのグラフィックス設定
50~100fpsくらいでプレイが可能です。市街地走行中はほぼ60fps以上出ていました。

画質を可能なかぎり高く設定したベンチマーク(MSAA X4)
ビデオメモリ2GBの範囲で可能な限り高い画質に設定した場合、30~40fpsくらいでプレイ可能ですが、草木の多い場所では20fps台に下がります。

NVIDIA推奨設定
ビデオメモリ2GBを超えた設定になりますが、大体50~90fpsくらいでプレイ可能です。草木の多い場所を走ると40~50fps台まで下がることがあります。
 
 

【メーカー製品詳細ページ】
◆HP ENVY Phoenix 850-090jp/CT 製品詳細icon
◆HP ENVY Phoenix 850-090jp/CT(スペックPDF)

【HP ENVY Phoenix 850-090jp/CT サポート】
◆ドライバー・ユーザーガイド・トラブルシューティングicon

【実機レビュー】
◆HP ENVY Phoenix 850-090jpの外観・内部のレビュー
◆HP ENVY Phoenix 850-090jp の性能・消費電力を検証!

【関連記事】
◆GTA5ベンチマーク(Core i7-5820K, GTX 960搭載)
◆GTA5ベンチマーク(Core i7-4790K, GTX 980搭載)
◆GTA5ベンチマーク(Core i7-4790K, GTX 960搭載)



■レビューについて
※商品仕様/価格については2015年9月11日時点のものです。
※製品仕様やPCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※ベンチマーク結果、温度、消費電力の測定値はあくまでも目安です。PCの使用状況や環境によって違う結果が出る場合があります。

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