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日本HPのゲーミングPC「HP ENVY Phoenix 850-090jp」の実機レビューです。外観や内部の写真を多数掲載しています。

【実機レビュー】
◆HP ENVY Phoenix 850-090jpのベンチマーク(Core i7-5820K, GTX 960搭載)



■製品の特長

・東京生産フルカスタマイズ対応
・精悍な印象のマットシルバー(アルミニウム素材)のフロントパネル
・CPUの温度/使用率により変化するLEDイルミネーション
・インテル Core i7-5820K, Core i7-5960Xプロセッサー(Haswell-E)を搭載
・PC4-17000のメモリを最大32GB搭載可能
・128GB SSD (PCI Express, M.2 )
・256GB / 512GB SSD を選択可能
・ストレージベイを4つ搭載 ※オプションは3rdドライブまで
・ゲーム向けのグラフィックスGeForce GTX 960、GTX980を選択可能





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目次(ページ内リンク)

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◆HP ENVY Phoenix 850 シリーズの外観・デザイン
◆精悍な印象のマットシルバーのフロントパネル
◆天面のインターフェイス・タワートップ・トレー
◆ウルトラスリムのオプティカルドライブ
◆HP ENVY Phoenix 850 シリーズの側面
◆HP ENVY 850-090jpの内部
◆プロセッサー&水冷CPUクーラー
◆メモリ PC4-17000 (2133MHz)
◆ツールレス・ストレージベイ
◆新たに追加された4つ目のストレージベイ
◆グラフィックスカード
◆電源ユニット
◆LEDのモードやカラーを設定する『 HP Phoenix Control 』ソフトウェア
◆背面のインターフェース・各部名称
◆リサイクルマーク
◆外観・デザインのレビューまとめ




 HP ENVY Phoenix 850 シリーズの外観・デザイン
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HP ENVY Phoenix 850 シリーズは精悍な印象のマットシルバーのフロントパネル(アルミニウム素材)を採用。フロントパネルは最大幅よりも少し細くなっているので、よりスタイリッシュな印象が際立ちます。
 


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公式サイトのイメージ画像はフロントパネルが明るめのシルバーに見えるものがありますが、実際の製品はもう少しダークなメタリックカラーです。
 


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ゲーミングPCらしいLEDイルミネーションを搭載。CPU使用率や温度によって色が変化します。付属しているアプリケーション「HP Phoenix Control」でカラーのカスタマイズが可能です。(※関連記事
 



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右側面に大きなエアインテークが1つあります。フロントパネル底面にもエアインテークがあるので、筐体の前部を少し浮かせるような設計になっています。

【幅】 約165mm 【高さ】 約401mm 【奥行き】 約420mm 【質量】 約10.5kg
 


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フロントパネルは中央から端に向かってやや斜めになっています。天面のタワートップ・トレー(少しくぼんでいる部分)は光沢感があるピアノブラックで、サイズはENVY 750 シリーズ(※外観デザインのレビュー)よりも小ぶりです。
 


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イルミネーション・バーの表面には金属のような質感のクロム加工が施されています。天面にある電源スイッチは少し小さめのサイズで、スリープ時はゆっくり点滅します。中央には無線LANのランプがあります。
 


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hpのロゴは光沢感があるピアノブラックです。
 


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グラフィックスや東京生産のステッカーは正面ではなく側面に貼られています。
 


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フロントパネル底面のエアインテーク。フロントパネルの裏側に吸気用の穴があります。
 



 精悍な印象のマットシルバーのフロントパネル

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フロントパネルにはヘアライン加工により質感を高めたアルミニウムを採用。
 



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中央部分は樹脂ですが、こちらもヘアライン加工されています。
 



 天面のインターフェイス・タワートップ・トレー

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HP ENVY Phoenix 850 シリーズは前面にインターフェースはありません。天面にUSBやメディアカードリーダーなどの端子類をまとめて配置しています。

・USB3.0×2
・USB2.0×2
・マイク入力
・ヘッドフォン出力端子
 


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電源スイッチやインターフェースのマークがある天面もフロントパネルと同じようにヘアライン加工されています。くぼんだ部分(タワートップ・トレー)は光沢感があるピアノブラックです。
 


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天面の後部は段差がある形状になっていますが、外付けUSBドライブなどをを置くことは可能です。
 



 ウルトラスリムのオプティカルドライブ
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オプティカルドライブはオプションで下記の2種類が用意されています。

・DVDスーパーマルチドライブ [標準]
・ブルーレイディスクドライブ(BDXL対応)

◆オプティカルドライブ(光学ドライブ)の種類・機能について
 



 HP ENVY Phoenix 850 シリーズの側面


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旧モデルHP ENVY Phoenix 810シリーズは左側面に2つのエアインテーク(※参考画像)がありましたが、HP ENVY Phoenix 850シリーズの左側面には何もなくスッキリしています。シリアルナンバーが記載されたステッカーは底面に貼られています。
 



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右側面には大きなエアインテークが1つあります。旧モデルは側面にエアインテーク(※参考画像)が2つあったのですが、HP ENVY Phoenix 850シリーズは一か所にまとめられ大型化(約1.5倍)されました。
 



 HP ENVY 850-090jpの内部

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HP ENVY Phoenix 850シリーズはハイエンドCPUのHasswell-E、インテル X99チップセットを搭載。HPのデスクトップPC(スリムタイプを除く)は筐体内部の熱を効率よく排出できるように、マザーボードを逆さま(逆倒立)に設置しています。ドライブベイは合計4つで、前方下部に3つ、オプティカルドライブの横に1つあります。

※カスタマイズの内容によって搭載されるPCパーツは変わります。

アップグレードガイド(※リンク)にメモリやストレージの取り付け方法が記載されています。
 



850-090jp_IMG_0981_オプティカルドライブ

 
ウルトラスリムベイにオプティカルドライブを縦に1台搭載。

※HP ENVY Phoenix 850 シリーズのフロントパネルを外す場合は、最初にオプティカルドライブを取り外す必要があります。ケーブル類を外して緑のレバーを押し、前から引き抜く仕組みになっています。
 


850-090jp_IMG_1135_PCIEスロット

 
グラフィックスカードを標準搭載しているので、PCI Express x16はグラフィックスカードで1スロット使用した状態になります。PCI Express x1は1スロット空いているのですが、グラフィックスカードに隠れてしまう位置にあるので使用できません。

・PCI Express x16×2スロット
・PCI Express x1×1 スロット
・M.2 x2スロット※

※M.2 x2スロットは水冷CPUクーラー(ファンとラジエター部分)に隠れる位置にあります。
 


850-090jp_IMG_0996_ボタン電池_02

 
「ボタン電池」を外すことで、記録されているCMOS情報をクリアすることが可能ですが、この機種はグラフィックスカードに隠れてしまう位置に配置されています。

◆CMOSをクリア(BIOS設定を初期化)する方法
 


850-090jp_IMG_0998_SATAコネクタ

 
SATAコネクターは5つあります。画像はオプティカルドライブと1TB HDDに接続した状態。
 



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4台目のドライブ用のSATA電源コネクタ。
 



 プロセッサー&水冷CPUクーラー

850-090jp_IMG_1146_プロセッサー

 


プロセッサーはハイエンドデスクトップPC向けのHasswell-Eシリーズを搭載。プロセッサーの冷却は長時間安定して稼動させることができる「水冷CPUクーラー」を採用しています。メンテナンスフリーなので冷却水の補充などをする必要はありません。ラジエターの部分が旧機種HP ENVY Phoenix 810-480jp(※参考画像)よりも大型化しています。

型番末尾に「K」や「X」が付くプロセッサーはオーバークロック向けの製品ですが、BIOSの設定変更は推奨されていないので動作周波数の変更は保証の対象外となります。

・インテル Core i7-5820K (3.30‐3.60GHz / 6コア12スレッド)
・インテル Core i7-5960X (3.00‐3.50GHz / 8コア16スレッド)

◆日本HPのデスクトップPC「プロセッサー性能比較表」
 



 メモリ PC4-17000 (2133MHz)

850-090jp_DDR4メモリ_01

 
従来のDDR3よりも広帯域で動作するDDR4(PC4-17000、2133MHz)メモリを最大32GB(8GB×4) まで搭載可能です。メモリスロットは合計4つありますが、プロセッサーの両脇に分かれています。右側のスロットは水冷CPUクーラー(ファンとラジエター部分)に隠れる位置にあります。

◆どれくらいパソコンにメモリを搭載すればよいのか?
 



 ツールレス・ストレージベイ

850-090jp_IMG_1058b_ストレージ_s

 
ストレージの取り付け、取り外しが簡単な「ツールレス・ストレージベイ」には、HDDやSSDなどのストレージを3台まで搭載可能(画像はHDDを1台のみ搭載した状態)です。

このストレージベイは旧モデルのHP ENVY 700シリーズやENVY Phoenix 810シリーズと同じですが、2015年夏モデル以降のHP ENVY 750、ENVY Phoenix 850 シリーズ はSATAケーブルにアース線が付くようになりました。(※黄色の矢印)

ストレージは水平ではなく少し斜めの状態で取り付けられています。ストレージベイ右にあるストレージを固定用板バネを右側に少し開き、HDD用インチネジを取り付けたHDDを差し込むと取り付けることができます。

※購入後にストレージを増設する場合はインチネジやSATAケーブルが別途必要になります。
ストレージを増設・換装は保証対象外になりますので自己責任でお願いします。

【関連記事】
◆HPデスクトップのストレージベイにSSD/HDDを増設!
◆HP ENVY 750-080jpの起動ドライブ(HDD)をSSDに換装
 
 
 

4つ目のストレージベイはフロントパネルを外すとアクセス可能になります。構造はENVY 750シリーズ(※外観デザインのレビュー)と同じです。

HP ENVY Phoenix 850シリーズのフロントパネルを外す場合は、最初にオプティカルドライブを取り外す必要があります。オプティカルドライブは、ケーブル類を外して緑のレバーを押しながら、前から引き抜く仕組みになっています。

オプティカルドライブを取り外した後、カバーを固定している側面の爪(3カ所)を少し浮かせるとフロントパネルを外すことができます。

※無理な力を加えて部品を破損しないようにご注意ください。
※難しい作業ではありませんがPC内部には金属部分があるのでケガにご注意ください。


850-090jp_IMG_0981_オプティカルドライブ_s3
 



 グラフィックスカード

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ゲーム向けのグラフィックスカードGeForce GTX 960 (2GB)を標準搭載。より高性能なGTX 980(4GB)もオプションで用意されています。

◆日本HPのデスクトップPC「グラフィックスカード性能比較表」
 


750-080jp_グラフィックスサポートバー

 
※上の画像はENVY 750-080jp(GTX980搭載)です。

GeForce GTX 980のような重いグラフィックスカード(約1kg)を搭載した場合はグラフィックスサポート・バー(※関連記事)が追加されます。長期間使用したときの端子部の保護、たわみ防止、輸送時の破損などを防いでくれるので安心です。

◆日本HPのデスクトップPCに搭載されるGeForce GTX 980のスペック詳細
 



 電源ユニット

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ATX電源の容量は500Wです。電力を効率的に利用可能な(無駄な消費電力が抑えられる)Active PFC回路を採用。
 


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電源ユニットの詳細です。CPU、ビデオカード、ストレージなどで使用される+12Vの合計は420Wと表記されています。
 



 LEDのモードやカラーを設定する『 HP Phoenix Control 』ソフトウェア

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HP ENVY Phoenix 850 シリーズに付属しているソフトウェア『HP Phoenix Control』で、LEDイルミネーションの照明モードやカラーをカスタマイズすることができます。

◆『HP Phoenix Control』でLEDのカラーをカスタマイズ!
 



 背面のインターフェース・各部名称


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■背面のインターフェース
画像はGeForce GTX 960 搭載時の背面インターフェースです。オプション(グラフィックスやTVチューナなど)の選択によって、背面のインターフェースは若干異なります。

・電源コネクタ 100V電源(50/60Hz)

【NVIDIA GeForce GTX 960 (2GB) 搭載時】
・デュアルリンクDVI-I端子×1
・HDMI出力端子×1
・DisplayPort×3

【オーディオポート】
・ライン入力[水色]
・ライン出力[緑]
・マイクロフォン[ピンク]

・USB3.0×4
・USB2.0×2
・LAN端子
 


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サイドパネルは手で回せるネジを緩めるだけで簡単に取り外し可能です。

※サイドパネルを開けただけで保証が切れることはありませんが、PCパーツの増設や換装は自己責任でお願いいたします。
 



 リサイクルマーク

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リサイクルマークは筐体の底面にあります。

◆家庭系PCのリサイクル(個人のお客様)
 





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■外観・デザインのレビューまとめ

2015年夏に登場したゲーミングPC「HP ENVY Phoenix 850 シリーズ」はデザインが一新されました。フロントパネルは直線的なデザインなのでシャープでスタイリッシュな印象です。実物のフロントパネルの色味は、HP公式ストアのイメージ画像よりもダークなメタリックカラーなのでより精悍に見えます。

ストレージ(SSD/HDD)を4台まで搭載可能です。カスタマイズの増設用ストレージは3台目まで用意されています。自分でストレージの増設は可能ですが、ネジやSATA3.0(6Gbps)対応ケーブルが必要になります。(※ストレージの項目

水冷CPUクーラーは、ラジエターの部分が旧機種HP ENVY Phoenix 810-480jp(※参考画像)よりも大型化しています。

付属のソフトウェアでLEDイルミネーションの照明モードやカラーをカスタマイズすることができるので、自分の好きな色でイルミネーションを楽しむことができます。(※関連記事
 

【メーカー製品詳細ページ】
◆HP ENVY Phoenix 850-090jp/CT 製品詳細icon
◆HP ENVY Phoenix 850-090jp/CT(スペックPDF)

【HP ENVY Phoenix 850-090jp/CT サポート】
◆ドライバー・ユーザーガイド・トラブルシューティングicon

【実機レビュー】
◆HP ENVY Phoenix 850-090jpの外観・内部のレビュー
◆HP ENVY Phoenix 850-090jp の性能・消費電力を検証!
◆『HP Phoenix Control』でLEDのカラーをカスタマイズ!

【関連記事】
◆GTA5ベンチマーク(Core i7-5820K, GTX 960搭載)



■レビューについて
※商品仕様/価格については2015年9月11日時点のものです。
※製品仕様やPCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※温度や消費電力の測定値は目安です。使用状況や環境によって変わります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。

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