
2015年夏モデルのHP ENVY 750-080jpを「Windows 10」にアップグレードしました! 予約からのアップグレードとISOイメージからのアップグレードや元のOS(Windows 8.1)に戻すことも試しています。
■Windows10について

マイクロソフトの新しいOS『Windows 10』は2015年7月29日より提供が開始されました。ユーザーインターフェースは、Windows8.1をベースにしてWindows7のスタートメニューを取り入れたようなデザインになっています。全てのウィンドウが縮小表示される「タスクビュー」や、複数のデスクトップを利用できる「仮想デスクトップ」機能などが新たに搭載され操作性が向上しています。
【マイクロソフト公式サイト】
◆Windows 10 に無料でアップグレード
◆Windows 10 互換性情報 & 早わかり簡単操作ガイド - Microsoft atLife
■テストで使用するパソコンについて
この記事では、Windows8.1がプリインストールされている「HP ENVY 750-080jp」をWindows10にアップグレードします。この機種はWindows10無償アップグレード対象製品です。
Windows10をインストールするドライブは、標準で搭載されていた2TBのHDDではなく換装したSSDを使用しています。 【関連記事】 ◆HP ENVY 750-080jpの起動ドライブ(HDD)をSSDに換装 【実機レビュー】 ◆HP ENVY 750 シリーズの外観・内部のレビュー ◆HP ENVY 750-080jp(Core i7-4790K, GTX 960搭載)のベンチマーク | ||||
■アップグレードする際の注意点
・お使いのパソコン、周辺機器、アプリケーションなどがWindows10に対応しているかどうかをご確認ください。
・作業前する前に、大事なデーターのバックアップを強くお勧めします。
※Windows10にアップグレードしても、使用しているアプリケーションは削除されずに引き継がれます。
日本HPの下記のページでHPパソコンの製品番号を入力すると、Windows 10との互換性を確認することができます。 ◆Windows 10へのアップグレード | ||||
■予約からWindows10にアップグレード

タスクバーのWindowsマークからWindows10の予約が可能です。

Windows10はしばらく前に予約していたので、この記事ではアップグレードが可能な状態になっています。「続行」をクリックしてアップグレードを開始します。

Windows10のダウンロードが始まります。「ダウンロード状況」をクリックすると進行状況を確認することができます。

ライセンス条項の確認画面です。「同意する」をチェックして次に進めます。

アップグレードの準備が始まります。

「今すぐアップグレードを開始」をクリックして進めます。

PCが再起動されWindows10のインストール作業が始まります。インストールが完了するまで操作する必要はありません。

しばらくインストール作業が続きます。今回使用したPCは完了するまで約18分くらいでした。
下記の項目に移動してください。
▼Windows10のインストールが完了した後の設定▼
■ISOイメージをダウンロードしてWindows10をインストール

はじめにマイクロソフトの公式サイト(※リンク)からメディア作成ツールをダウンロードします。HP ENVY 750-080jpは64ビットのWindows8.1を搭載しているので、「ツールを今すぐダウンロード (64ビット バージョン)」をクリックします。
◆Windows 10 のダウンロード

「ファイルの保存」をクリックします。

ダウンロードしたメディア作成ツール「MediaCreationToolx64.exe」をダブルクリックして起動します。

ユーザーアカウント制御のメッセージが出たら「はい」をクリックします。
※表示されない場合はスキップしてください。

2種類の選択肢が表示されます。いずれかを選んで「次へ」をクリックします。
▼「このPCを今すぐアップグレードする」を選択した場合▼
USBメモリは必要ありません。
▼「他のPC用にインストールメディアを作成する」を選択した場合▼
4GB以上のUSBメモリが必要になります。
■「このPCを今すぐアップグレードする」を選択した場合
USBメモリを使用しないで Windows 10 にアップグレードします。

「このPCを今すぐアップグレードする」を選択して「次へ」をクリックします。

ダウンロードが始まります。メディアが作成されるまでPCの操作は必要ありません。

次はメディアを作成します。

更新プログラムのチェックが始まります。

ライセンス条項の確認画面です。「同意する」をチェックして次に進めます。

更新プログラムのダウンロード後、インストールに必要な作業の確認が始まります。

インストールする準備ができました。インストールする前に個人用アプリの引継ぐものを変更(※スクリーンショット)することが可能です。「インストール」をクリックするとWindows10のインストールが始まります。

しばらくインストール作業が続きます。
下記の項目に移動してください。
▼Windows10のインストールが完了した後の設定▼
■「他のPC用にインストールメディアを作成する」を選択した場合
4GB以上のUSBメモリが必要になります。USBメモリーにISOイメージを保存します。

「他のPC用にインストールメディアを作成する」を選択して「次へ」をクリックします。

言語、エディション、アーキテクチャを選択した後、「次へ」をクリックします。

今回は「USBフラッシュドライブ」を選択します。ISOファイルは約3.15GBなので4GB以上のUSBメモリを用意する必要があります。

ISOファイルを保存するリムーバブルドライブを選択して「次へ」をクリックします。

ダウンロードが始まります。メディアが作成されるまでPCの操作は必要ありません。

次はメディアを作成します。

USBフラッシュドライブの準備が完了しました。

USBフラッシュドライブ名は「USD-USB」になります。今回は16GBのUSBメモリを使用したのですが、ISOファイルは約3.15GBなのでかなり余ってしまいました。
■Windows10のインストール

作成した「USD-USB」をダブルクリックして中のファイルを確認します。

「setup.exe」をダブルクリックして起動します。

ユーザーアカウント制御のメッセージが出たら「はい」をクリックします。
※表示されない場合はスキップしてください。

インストールの準備が始まります。

更新プログラムを含めてインストールするかどうかを選択します。「実行しない」を選択した場合は、後でWindows Update からインストールされます。いずれかを選択したら「次へ」をクリックして進めます。
※この記事では推奨設定で進めています。

「更新プログラムをダウンロードしてインストールする」を選択した場合は、更新プログラムのチェックが始まります。

ライセンス条項の確認画面です。「同意する」をチェックして次に進めます。


更新プログラムのダウンロード後、インストールに必要な作業の確認が始まります。

インストールする準備ができました。インストールする前に個人用アプリの引継ぐものを変更(※スクリーンショット)することが可能です。「インストール」をクリックするとWindows10のインストールが始まります。

しばらくインストール作業が続きます。今回使用したPCは完了するまで約18分くらいでした。
下記の項目に移動してください。
▼Windows10のインストールが完了した後の設定▼
■Windows10のインストールが完了した後の設定

インストールが完了するとこのような画面になります。「次へ」をクリックして進めます。

「簡単設定」をクリックして進めます。

Windows用の新しいアプリの説明です。「次へ」をクリックして進めます。

アプリの設定作業が始まるので、しばらく待ちます。

アプリの設定が完了するとWindows10のデスクトップ画面が表示されます。デスクトップの背景画像はアップグレード前のものがそのまま使用されています。
■デスクトップの背景画像を変更する

デスクトップを右クリックして「個人設定」をクリックします。

設定画面で背景の画像を選択します。

Windows10の背景画像に変更完了!
■Windows 8.1 に戻すには
Windows10にアップグレードしてから1か月間はWindows8.1に戻すことが可能です。

スタートメニューの「設定」をクリック。

「更新とセキュリティ」をクリック。

設定画面の「回復」を選択します。「開始する」をクリックするとWindows8.1に戻すことができます。

以前のバージョンに戻す理由に選んで(チェックを入れて)「次へ」をクリック。

ユーザーファイルに影響はなさそうですが、念のためバックアップをお勧めします。
・一部のアプリとプログラムは再インストールが必要になります。
・Windows 10 へのアップグレード後に設定に加えた変更は失われます。
注意事項を確認したら「次へ」をクリック。

パスワードを 使って Windows 8.1 にサインインしていた場合は、パスワードを ご確認ください。パスワードを設定していない場合は気にする必要はありません。
注意事項を確認したら「次へ」をクリック。

「 Windows 8.1に戻す」をクリックすると、復元作業が始まります。

Windows 8.1に戻りました。SSDを搭載しているので復元作業が完了するまでの時間は約3分でした。
アップグレード後、windows.old フォルダーを削除したり、ユーザー アカウントの追加や削除、移動などをすると前のバージョンに戻せなくなる場合があるようです。 | ||||
■Windows10アップグレードのまとめ

HP ENVY 750-080jpを「Windows 10」にアップグレードしましたが、特に問題なく動作しています。予約からのアップグレードとISOイメージからのアップグレードを試しましたが、どちらも途中で困ることはなく順調に作業が完了しました。
予約した場合はアップグレード可能になるまで少々時間がかかるので、すぐにアップグレードしたいのならISOイメージをダウンロードしたほうが良いと思います。
Windows 10 にアップグレードしてから1か月以内なら元のOSに戻すことは簡単ですが、一部のアプリとプログラムは再インストールが必要になる、Windows 10 へのアップグレード後に設定に加えた変更は失われるなどいくつか注意事項があります。(※Windows 8.1 に戻すには)
この記事はWindows10の動作を保証するものではありません。PC環境によってはアップグレードすることによって不具合が発生する可能性がありますので、お使いのソフトや周辺機器などがWindows10に対応しているかどうかをご確認の上、慎重にご判断ください | ||||
【メーカー製品詳細ページ】
◆HP ENVY 750-080jp/CT(価格・モデル一覧・各部名称)
◆HP ENVY 750-080jp/CT(スペックPDF)
◆最新OS Windows 10特集
【実機レビュー】
◆HP ENVY 750 シリーズの外観・内部のレビュー
◆HP ENVY 750-080jp(Core i7-4790K, GTX 960搭載)のベンチマーク
■レビューについて
※商品仕様/価格については2015年8月31日時点のものです。
※ストレージ、メモリなどのPCパーツは販売時期によりメーカーが変更になる場合があります。
※ベンチマークの結果、温度、消費電力などの測定値はPCの使用状況や環境によって異なることがあります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
※PassMark - G3D Markのベンチマークスコアはあくまでも目安としてご覧ください。
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