
デザインが一新された日本HPのスタンダード・ミニタワーPC「HP Pavilion 550-040jp」の実機レビューです。外観や内部の写真を多数掲載しています。
【実機レビュー】
◆HP Pavilion 550-040jp(Core i7-4790, インテル HD グラフィックス 4600)のベンチマーク
■製品の特長
・東京生産フルカスタマイズ対応
・緻密なドットテクスチャーと、艶やかなメタルコーティングを施したフロントパネル
・第4世代インテル プロセッサー搭載
・メモリは最大16GB
・ストレージベイを2つ搭載
・SSDは512GBを選択可能
・HDDは500GB~3TBを選択可能
■目次(ページ内リンク) 下記のリンクをクリックすると目的の場所にジャンプします。 ※[BackSpace]キーでこの位置に戻ります。 ◆HP Pavilion 550 シリーズの外観・デザイン ◆フロントパネルとインターフェース部分のディテール ◆前面のインターフェイス・各部名称 ◆ウルトラスリムのオプティカルドライブ ◆HP Pavilion 550シリーズの側面 ◆HP Pavilion 550-040jpの内部 ◆プロセッサー ◆メモリ PC3-12800 ◆ストレージベイ ◆グラフィックスカード ◆電源ユニット ◆背面のインターフェース・各部名称 ◆リサイクルマーク ◆外観・デザインのレビューまとめ | ||||
HP Pavilion 550 シリーズの外観・デザイン |

2015年5月27日に発売されたHP Pavilion 550シリーズは、ピアノブラックのフロントパネルを採用した旧モデルHP Pavilion 500シリーズ(※実機レビュー)からデザインが大きく変更されました。

モダンインテリアとの調和を目指したデザイン。センターラインが特徴的です。

フロントパネルには緻密なドットテクスチャーと、艶やかなメタルコーティングが施されています。

上位機種ENVY 750 シリーズ(※実機レビュー)のようなフロントパネル底面のエアインテーク(※参考画像)はありませんが、筐体の前部を少し浮かせるような設計になっています。

フロントパネルは端に近い部分が緩やかなカーブになっています。上面はインターフェース類がなくフラットな形状です。

フロントパネル底面には上位機種のようなエアインテーク(※参考画像)はありません。
フロントパネルとインターフェース部分のディテール |

ドットテクスチャーは立体的な形状です。中央のインターフェース部分は樹脂ですがヘアライン加工がされています。フロントパネルのカラーは白に近い印象ですが、メタルコーティングが施されているので少しシルバーっぽく見えることもあります。

インテルのステッカーはおなじみのブルーではなくグレーを採用。ドットテクスチャーはフロントパネルの端に近くなるにつれて小さくなっています。サウンドはプレミアムオーディオ機器の老舗「Bang & Olufsen」です。

東京生産のステッカーは、フロントパネルに貼ると目立つのでサイドパネルに貼られるようになりました。
前面のインターフェイス・各部名称 |

HP ENVY 550 シリーズは前面にUSBやメディアカードリーダー、ヘッドフォン出力などの端子類を配置しています。
■前面のインターフェース ・メディアカードリーダー×1 ・ヘッドフォン出力 /マイク入力コンボポート ×1 ・USB3.0×2 | ||||

天面にある電源スイッチは少し小さめのサイズ。スリープ時は点滅します。
ウルトラスリムのオプティカルドライブ |

ウルトラスリムのオプティカルドライブを縦に搭載。オプションで下記の2種類が用意されています。
・DVDスーパーマルチドライブ [標準]
・ブルーレイディスクドライブ(BDXL対応)
◆オプティカルドライブ(光学ドライブ)の種類・機能について
HP Pavilion 550シリーズの側面 |

右側面にはエアインテークが3カ所あります。

左側面には何もなくスッキリしています。シリアルナンバーが記載されたステッカーは側面ではなく底面に貼られるようになりました。
HP Pavilion 550-040jpの内部 |

筐体内部の熱を効率よく排出できるように、Micro ATX規格のマザーボードを逆さま(逆倒立)に設置しています。HP Pavilion 550シリーズはインテル H87 チップセットを搭載。アップグレードガイド(※リンク)にメモリやストレージの取り付け方法が記載されています。
※カスタマイズの内容によって搭載されるPCパーツは変わります。

旧モデルからの最も大きな変更点は、5.25インチベイ×1を廃止しオプティカルドライブ用のウルトラスリムベイ×1に変更、ストレージは2台まで搭載可能になりました。(◆ストレージの項目)

PCI Express x16が1 スロット(グラフィックスカード用) 、PCI Express x1 が1スロットあります。PCI Express x16 スロットの下にある「ボタン電池」を外すことで、記録されているCMOS情報をクリアすることが可能です。
◆CMOSをクリア(BIOS設定を初期化)する方法

メモリの左側にあるのはPCI Express Mini Cardスロットです。オプションで無線LANを選択すると「無線LANカード」が装着されます。

SATAコネクターは3つあります。画像はオプティカルドライブと512GB SSD、1TB HDDを接続した状態。
プロセッサー |

プロセッサーの冷却は空冷ファンを採用。インテル Core i3-4170、Core i5-4590、Core i7-4790が用意されています。
◆日本HPのデスクトップPC「プロセッサー性能比較表」
メモリ PC3-12800 |

メモリスロットは合計2つです。PC3-12800 (1600MHz)のメモリを最大16GB(8GB×2) 搭載可能です。
◆どれくらいパソコンにメモリを搭載すればよいのか?
ストレージを2台搭載可能なドライブベイ |

HP Pavilion 550シリーズはストレージを2台まで搭載可能になりました。画像は2.5インチベイに512GBのSSDを搭載した状態です。ネジはマイナスドライバー(6mm 幅)、ヘクスローブレンチのT15(※関連記事)が使用可能です。

下部のドライブベイに3.5インチのHDDを1台搭載した状態。こちらは3.5インチ /2.5インチ兼用となっています。

ストレージベイの内側はこのようになっています。
グラフィックスカード |

インテルHDグラフィックス(プロセッサー内蔵)の場合は、PCI Express x16スロットにグラフィックスカードは装着されません。

オプションで用意されているAMD Radeon R7 240を搭載した場合はこのようなイメージ(※関連記事)になります。ゲーム向けのグラフィックスカードELSA GeForce GTX 750 Ti 2GB S.A.Cセットモデルが用意されていますが、こちらは本体とは別梱包になっているのでグラフィックスカードを自分で取り付ける必要があります。(※取り付けガイド)
◆日本HPのデスクトップPC「グラフィックスカード性能比較表」
電源ユニット |

ATX電源の容量は300Wです。上位機種(※ENVY 750、ENVY Phoenix 850 シリーズは500W)よりも少ない容量の電源ユニットが搭載されています。

電源ユニットの詳細。
背面のインターフェース・各部名称 |
インテルHDグラフィックス(プロセッサー内蔵)搭載時の背面インターフェースです。オプション(グラフィックスカード)の選択によって、背面のインターフェースは若干異なります。

■背面のインターフェース ・電源コネクター ・マイク入力×1[ピンク] ・ライン出力×1[緑] ・ライン入力×1[水色] ・USB3.0×2 ・HDMI 端子×1 (プロセッサー内蔵グラフィックス 選択時) ※カスタマイズでAMD Radeon R7 240を搭載した場合は使用しません。端子部を保護するためのカバーが取り付けられます。 ・アナログRGBミニD-sub15ピン×1 (プロセッサー内蔵グラフィックス 選択時) ※カスタマイズでAMD Radeon R7 240を搭載した場合は使用しません。端子部を保護するためのカバーが取り付けられます。 ・USB2.0×2 ・LAN端子 | ||||
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サイドパネルを固定しているネジはマイナスドライバー(6mm 幅)、ヘクスローブレンチのT15(※関連記事)が使用可能です。
※サイドパネルを開けただけで保証が切れることはありませんが、PCパーツの増設や換装は自己責任でお願いいたします。
リサイクルマーク |

リサイクルマークは筐体の底面にあります。
◆家庭系PCのリサイクル(個人のお客様)

■外観・デザインのレビューまとめ スタンダード・ミニタワーPCの「HP Pavilion 550 シリーズ」は約2年ぶりにデザインが一新されました。 ほぼHP公式ストアの製品のイメージどおりです。中央のインターフェースがある部分はヘアライン加工されています。(※フロントパネルとインターフェース部分のディテール) 今回のモデルからストレージが2台搭載可能になりました。(※ストレージの項目)オプションで選択できるSSDは512GBしかないので、もう少し容量の小さい128GBや256GBなどの選択肢も欲しいところです。 USB端子やメディアカードリーダーなどが前面にあるので、使い勝手に関しては特に問題ないと思います。 | ||||
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【メーカー製品詳細ページ】
◆HP Pavilion 550-040jp/CT製品詳細(価格・モデル一覧・各部名称)
◆HP Pavilion 550-040jp/CT(スペックPDF)
【HP Pavilion 550-040jp/CT サポート】
◆ドライバー・ユーザーガイド・トラブルシューティング
【実機レビュー】
◆HP Pavilion 550-040jpの外観・内部のレビュー
◆HP Pavilion 550-040jpの性能・消費電力を検証!
【関連記事】
◆HP Pavilion 550-040jp 新旧モデルスペック比較
■レビューについて
※商品仕様/価格については2015年8月14日時点のものです。
※製品仕様やPCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※温度や消費電力の測定値は目安です。使用状況や環境によって変わります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
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