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インテル Core i7-4790K プロセッサー、NVIDIA GeForce GTX 960を搭載した日本HPのデスクトップPC 『HP ENVY 750-080jp/CT』で、Grand Theft Auto V(グランド・セフト・オート5)のベンチマークを行いました。実際にプレイしたときのフレームレートも計測しています。




100x60_HP ENVY 750_01HP ENVY 750-080jp/CT
日本HPはCore i7-4790Kを最大4.0GHzに設定して出荷していますが、このテストではCore i7-4790K本来の動作周波数・最大4.4GHz※関連記事)にクロックアップしています。
◆実機ベンチマーク

ベンチマークで使用するHP ENVY 750-080jpのスペック
 OS  Windows 8.1 Update(64bit)
 プロセッサー  インテル Core i7-4790K プロセッサー
 チップセット  インテル Z97 チップセット
 メモリ  16GB (8GBx2) PC3-12800
 ストレージ  2TB HDD
 グラフィック  NVIDIA GeForce GTX 960 (2GB, GDDR5)
 電源  500W ATX 電源 (80PLUS BRONZE)
※NVIDIA ドライバーのバージョンは 350.12 です。



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■目次(ページ内リンク)

下記のリンクをクリックすると目的の場所にジャンプします。
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◆Grand Theft Auto V(グランド・セフト・オート5)について
◆ベンチマークで使用するPCについて
◆ベンチマークについて
◆デフォルトのグラフィックス設定のベンチマーク
◆画質を可能なかぎり高く設定してベンチマーク(MSAA X4、MSAA X2)
◆NVIDIA推奨設定でベンチマーク
◆ベンチマーク中のCPUやGPUの温度・消費電力
◆ベンチマークのまとめ
 



 Grand Theft Auto V(グランド・セフト・オート5)について

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グランド・セフト・オートシリーズの第12作目となるグランド・セフト・オートVはオープンワールドのアクションゲームです。PC版はコンソール次世代機版(PS4、Xbox One)よりもグラフィックスが向上しています。

◆Rockstar Games|Grand Theft Auto V



 ベンチマークで使用するPCについて

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今回のテストでは日本HPのハイエンドモデル「」を使用します。インテル Core i7-4790K プロセッサー、NVIDIA GeForce GTX 960を搭載したPCです。Core i7-4790K本来の動作周波数・最大4.4GHz※関連記事)に設定してテストしています。


■インテル Core i7-4790Kの動作周波数

2コアまで ・・・・・最大4.4 GHz (HPの初期設定 最大4.0 GHz)
3コアまで ・・・・・最大4.3 GHz (HPの初期設定 最大4.0 GHz)
4コアまで ・・・・・最大4.2 GHz (HPの初期設定 最大4.0 GHz)
  

【実機レビュー】
◆HP ENVY 750 シリーズの外観・内部のレビュー
◆HP ENVY 750-080jp(i7-4790K, GTX 960搭載)のベンチマーク



 ベンチマークについて

ベンチマークでは下記のソフト、ツールを使用して計測しています。

CrystalDiskInfo

HDD/SSDの基本情報やS.M.A.R.T.情報(電源投入回数や使用時間、温度など)を確認することができるソフト。

CrystalDiskMark

HDD, SSD, USBメモリ等の速度を測定するベンチマークソフト。

CPU-Z

CPUやマザーボード、メモリなど、ハードウェアの詳細な情報を表示するソフト。

GPU-Z

グラフィックカードの詳細情報、動作中のGPUクロック周波数や温度などを表示してくれるソフト。

HWMonitor

CPU/GPU/HDDなどの温度を測定するソフト。

Fraps

ゲーム中のフレームレートを表示できるソフト。スクリーンショットを撮ることもできます。

ワットモニター TAP-TST8

消費電力(W)、積算電力量(kWh)、積算時間(Hour)、積算電力料金(円)、二酸化炭素量(gr)の5種類が計測できる検電器です。




 デフォルトのグラフィックス設定のベンチマーク

デフォルトのグラフィクス設定で、解像度はフルHD(1920x1080)で垂直同期を「オフ」にしてテストします。デフォルトの設定はグラフィックスカードの性能・メモリ搭載量に応じて変更されるので、GTX980とGTX960の設定は少し異なるものになります。



■デフォルトのグラフィックス設定

ビデオメモリ:1420MB / 2048MB

※デフォルトと違う設定を赤字で表記
※垂直同期のデフォルト設定は「オン」

推奨上限を無視
DirectX バージョン

スクリーンタイプ
解像度
縦横比
リフレッシュレート
出力モニター

FXAA
MSAA
NVIDIA TXAA
垂直同期
フォーカスの喪失時にゲームをポーズ

人口密度
歩行者の種類
距離の拡大縮小

テクスチャ
シェーダー
シャドウ
リフレクション
リフレクションMSAA
ウォーター
パーティクルの精密度
草の精密度
ソフトシャドウ
精細度
モーションブラー度合い
ゲーム内での背景ぼかし
異方性フィルタリング
アンビエントオクルージョン
テッセレーション
【オフ】
【DirectX 11】

【フルスクリーン】
【1920x1080】
【自動】
【60Hz】
【1】

【オン】
【オフ】
【オフ】
【オフ】
【オン】

【最大】
【8/10】
【最大】

【ノーマル】
【超高】
【高】
【超高】
【オフ】
【高】
【超高】
【高】
【ソフト(強)】
【超高】
【オフ】
【オン】
【X16】
【高】
【高】
 
 


■高度なグラフィックス設定
これらのオプションをオンにすると、パフォーマンスの低下につながる場合があります。

ロングシャドウ
高解像度シャドウ
飛行中の高精細ストリーミング
距離の拡大縮小増加
拡張陰影距離
【オフ】
【オフ】
【オフ】
【-】
【-】
 
  

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【ベンチマーク中のフレームレート】 57~105fps

ベンチマーク最後の数台の車が衝突して爆発炎上するシーンは瞬間的に50fps台になることがありますがほぼ60fps以上を維持。飛行中は80~90fp、市街地走行中は70~80fpsくらいになります。フレームレートが低かったのは鉄道橋のシーンで60fps台で推移していました。
 

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GTA5 2015-06-26 12-35-54-56

【実際のプレイでは】
実際にプレイしたときのフレームレートはベンチマークと大体同じで、舗装された道路を走っている限りほぼ60fps以上でプレイできるのですが、草が多い道無き道を走行した場合は50fps台に下がることがあります。ビデオメモリ使用量は最大で1985MB使用していました。



 画質を可能なかぎり高く設定してベンチマーク(MSAA X4, MSAA X4)

グラフィックス設定をビデオメモリが使用できる範囲内(2048MB)で最大にしてテストします。ビデオメモリが2048MBしかないので、アンチエイリアスはMSAA X4まで、テクスチャは「ノーマル」までが限界になります。高度なグラフィックスは余裕がないのですべて「オフ」に設定しています。


■グラフィックス設定 

ビデオメモリ:2007MB / 2048MB (MSAA X4)
ビデオメモリ:1825MB / 2048MB (MSAA X2)

※デフォルトと違う設定を赤字で表記
※垂直同期のデフォルト設定は「オン」

推奨上限を無視
DirectX バージョン

スクリーンタイプ
解像度
縦横比
リフレッシュレート
出力モニター

FXAA
MSAA
NVIDIA TXAA
垂直同期
フォーカスの喪失時にゲームをポーズ

人口密度
歩行者の種類
距離の拡大縮小

テクスチャ
シェーダー
シャドウ
リフレクション
リフレクションMSAA
ウォーター
パーティクルの精密度
草の精密度
ソフトシャドウ
精細度
モーションブラー度合い
ゲーム内での背景ぼかし
異方性フィルタリング
アンビエントオクルージョン
テッセレーション
【オフ】
【DirectX 11】

【フルスクリーン】
【1920x1080】
【自動】
【60Hz】
【1】

【オフ】
【X4, X2】
【オフ】
【オフ】
【オン】

【最大】
【8/10】
【最大】

【ノーマル】
【超高】
【超高】
【ウルトラ】
【X8】
【超高】
【超高】
【超高】
【NVIDIA PCSS】
【ウルトラ】
【オフ】
【オン】
【X16】
【高】
【超高】
 
 


■高度なグラフィックス設定
これらのオプションをオンにすると、パフォーマンスの低下につながる場合があります。

ロングシャドウ
高解像度シャドウ
飛行中の高精細ストリーミング
距離の拡大縮小増加
拡張陰影距離
【オフ】
【オフ】
【オフ】
【-】
【-】
 
  

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■ベンチマーク中のフレームレート

【MSAA X4】 24~55fps
低いフレームレートを計測したのは鉄道橋があるシーンで瞬間的に25fps前後になりますが、全体的には30~40fpsの間で推移していることが多かったです。数台がクラッシュして炎上するようなシーンは瞬間的に30fps前後になりました。

【MSAA X2】 31~62fps
アンチエイリアスのみMSAA X4→X2に変更。輪郭のギザギザが少し目立つようになりますが負荷が少し軽くなります。フレームレートは7fpsくらい高くなりました。鉄道橋があるシーンは最も低い31fpsになりますが、飛行中や市街地走行中は大体40fps台で推移していました。

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【MSAA X4で実際にプレイしたときのフレームレート】

市街地走行中は30~40fps前後ですが、市街地の一部の場所や、草木が多い山道、峠などを走ったときは20fps台になることがあります。30fps前後になるとスムーズさに欠けるように見えます。ビデオメモリは最大で1992MB使用。



 NVIDIA推奨設定でベンチマーク

GTA5 最適化_02s

GeForce Experienceで最適化した設定でテストします。メモリの上限を2GBを超えた設定になるのですが、あえてテストしてみます。



■グラフィックス設定

ビデオメモリ:2533MB / 2048MB

2015-07-12_00247_推奨上限を無視

※デフォルトと違う設定を赤字で表記
※垂直同期のデフォルト設定は「オン」


推奨上限を無視
DirectX バージョン

スクリーンタイプ
解像度
縦横比
リフレッシュレート
出力モニター

FXAA
MSAA
NVIDIA TXAA
垂直同期
フォーカスの喪失時にゲームをポーズ

人口密度
歩行者の種類
距離の拡大縮小

テクスチャ
シェーダー
シャドウ
リフレクション
リフレクションMSAA
ウォーター
パーティクルの精密度
草の精密度
ソフトシャドウ
精細度
モーションブラー度合い
ゲーム内での背景ぼかし
異方性フィルタリング
アンビエントオクルージョン
テッセレーション
【オン】
【DirectX 11】

【フルスクリーン】
【1920x1080】
【自動】
【60Hz】
【1】

【オン】
【オフ】
【オフ】
【オフ】
【オン】

【最大】
【最大】
【最大】

【超高】
【超高】
【超高】
【超高】
【オフ】
【高】
【高】
【高】
【NVIDIA PCSS】
【高】
【オフ】
【オフ】
【X16】
【ノーマル】
【オフ】
 
 


■高度なグラフィックス設定
これらのオプションをオンにすると、パフォーマンスの低下につながる場合があります。

ロングシャドウ
高解像度シャドウ
飛行中の高精細ストリーミング
距離の拡大縮小増加
拡張陰影距離
【オン】
【オフ】
【オン】
【3/10】
【3/10】
 
  

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【ベンチマーク中のフレームレート】 40~96fps

瞬間的に100fps近く出ることがありますが、大体において50~80fpsの間で推移していました。最後のクラッシュシーンで40fps前半まで下がる瞬間があります。
 
 

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【実際のプレイでは】
市街地走行中は60~80fpsくらいですが、草木の多い場所を走ると40前後~50fps台になることがあります。2GBのビデオメモリをオーバーするグラフィック設定ですが、プレイ中にカクカクしてフレームレートが極端に下がることはありませんでした。30分くらいのプレイでは問題ないのかもしれません。瞬間的に止まるような引っかかり(0.1~0.2秒のような非常に短い時間)はたまにあります。



i7-4790K-GTX960_GTA5ベンチマーク_MSI Afterburner

MSI Afterburner(※詳細・ダウンロードページ)でプレイ中のCPU/GPU温度や動作周波数、使用率などをモニタリングすることができます。ビデオメモリは最大で2033MB使用してましたが、プレイし初めに最大使用量になりしばらくすると1750~1950MBの間で調整されていました。メモリ使用量は16GB中6~6.5GB(OSを含む)くらいになります。



 ベンチマーク中のCPUやGPUの温度・消費電力

PCパーツの温度はHWMonitor(※ダウンロードページ)で計測しています。数値は左から、現在値、最低値、最高値になります。室温は28℃、30分間プレイしたときのデータです。


i7-4790k-GTX960_GTA5ベンチ_CPU温度_30分

GTA5プレイ中のi7-4790kの温度は70~76℃くらい(瞬間最大で約80℃)で推移していました。最大消費電力は約75.5W(Package)で、電圧は最大で1.250Vとなっています。



i7-4790k-GTX960_GTA5ベンチ_GPU温度_30分

GTX 960の最大温度は81℃です。プレイ中のGPUの温度変化は少なくほぼ80℃くらいで安定した状態になります。ファンの回転数は1758RPM(54%)です。GPUとビデオメモリのコアクロックはGPU-Zで測定した下記の表をご覧ください。


ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 28℃】
 温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、  
アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。
インテル Core i7-4790K プロセッサー(最大4.4 GHz)
 プロセッサーの温度  80.0℃   アイドル時 30.0℃前後
NVIDIA Geforce GTX 960 (2GB)
 GPUの温度  82.0℃   アイドル時 31.0℃前後
 GPU コアクロック  1316.3 MHz   アイドル時 135.0 MHz
 GPU メモリクロック  1752.8 MHz   アイドル時 202.5 MHz
 GPUクーラーのファンスピード  1758 RPM  アイドル時 1082 RPM
 ビデオメモリ使用量(最大)  2033 MB
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを除く)
最大 217W
※ベンチマーク中の計測値はテスト環境により変動します。





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■ベンチマークのまとめ

Core i7-4790Kプロセッサー、GTX 960を搭載した 『HP ENVY 750-080jp/CT』は、GTA5 をフルHD(1920x1080)、それなりに良い画質でプレイが可能です。

デフォルトのグラフィックス設定
50~90fps以上でプレイが可能です。市街地走行中はほぼ60fps以上出ていました。

画質を可能なかぎり高く設定したベンチマーク(MSAA X4)
ビデオメモリ2GBの範囲で可能な限り高い画質に設定した場合30~40fpsくらいになるのでとりあえずプレイは可能ですが、場所によっては20fps台に下がります。

NVIDIA推奨設定
ビデオメモリ2GBを超えた設定になりますが40~80fpsくらいでプレイ可能です。
 
 

【メーカー製品詳細ページ】
◆HP ENVY 750-080jp/CT(価格・モデル一覧・各部名称)icon
◆HP ENVY 750-080jp/CT(スペックPDF)

【実機レビュー】
◆HP ENVY 750 シリーズの外観・内部のレビュー
◆HP ENVY 750-080jp(i7-4790K, GTX 960搭載)のベンチマーク

【関連記事】
◆GTA5ベンチマーク(Core i7-4790k, GTX 980搭載)



■レビューについて
※商品仕様/価格については2015年7月13日時点のものです。
※製品仕様やPCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※ベンチマーク結果、温度、消費電力の測定値はあくまでも目安です。PCの使用状況や環境によって違う結果が出る場合があります。

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