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デザインが一新された日本HPのハイエンドミニタワーPC「HP ENVY 750-080jp」の実機レビューです。外観や内部の写真を多数掲載しています。

【実機レビュー】
◆HP ENVY 750-080jp(Core i7-4790K, GTX 960)のベンチマーク



■製品の特長

・東京生産フルカスタマイズ対応
・フロントパネルにはヘアライン加工されたアルミニウムを採用
・第4世代インテル Core i7-4790K プロセッサー
・メモリは最大32GB
・SSD 256GB / 512GBを選択可能
・ストレージベイを4つ搭載 ※オプションは3rdドライブまで
・ゲーム向けのGeForce GTX 960、GTX980を選択可能





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目次(ページ内リンク)

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◆HP ENVY 750 シリーズの外観・デザイン
◆ヘアライン加工により質感を高めたアルミニウム素材
◆天面のインターフェイス・タワートップ・トレー
◆ウルトラスリムのオプティカルドライブ
◆HP ENVY 750 シリーズの側面
◆HP ENVY 750-080jp(GTX 960搭載)の内部
◆プロセッサー
◆メモリ PC3-12800
◆ツールレス・ストレージベイ
◆新たに追加された4つ目のストレージベイ
◆グラフィックスカード
◆電源ユニット
◆背面のインターフェース・各部名称
◆リサイクルマーク
◆外観・デザインのレビューまとめ




 HP ENVY 750 シリーズの外観・デザイン
 
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2015年5月27日に発売されたHP ENVY 750シリーズは、旧モデル(※HP ENVY 700シリーズ)からデザインが一新され、フロントパネルにはヘアライン加工により質感を高めたアルミニウムが採用されています。



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モダンインテリアとの調和を目指したデザイン。センターラインが特徴的。




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フロントパネル底面にもエアインテークがあるので、筐体の前部を少し浮かせるような設計になっています。

 
【幅】約 165mm 【高さ】約 401mm 【奥行き】約 405mm 【質量】約 9.4kg
 




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フロントパネルは端の方が少しカーブした形状です。天面のタワートップ・トレー(少しくぼんでいる部分)はつやのあるピアノブラックになっています。




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ウルトラスリムのオプティカルドライブを縦に搭載。下部に小さい穴が多数あるのですが、裏側はふさがっているので吸気口としては機能していません。




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天面にある電源スイッチは少し小さめのサイズ。スリープ時は点滅します。



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フロントパネルに貼られているインテルプロセッサーのステッカーは、通常のブルーではなくグレーになっていて素材やカラーとの調和が図られています。グラフィックスや東京生産のステッカーは正面ではなく側面にあります。



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フロントパネル底面のエアインテーク。フロントパネルの裏側に吸気用の穴があります。



 ヘアライン加工により質感を高めたアルミニウム素材

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フロントパネルにはヘアライン加工により質感を高めたアルミニウムを採用。hpのロゴは鏡のように映り込む表面処理になっています。



 天面のインターフェイス・タワートップ・トレー

750-080jp_IMG_6746b_インターフェース

HP ENVY 750 シリーズは前面にインターフェースはありません。天面にUSBやメディアカードリーダーなどの端子類をまとめて配置しています。

・USB3.0×2
・USB2.0×2
・マイク入力
・ヘッドフォン出力端子



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天面の電源スイッチやインターフェースのマークがある部分は少しザラザラしたつや消しの表面処理が施されていますが、くぼんだ部分(タワートップ・トレー)はつやのあるピアノブラックになっています。



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天面の電源スイッチやインターフェースのマークがある部分の表面。



 ウルトラスリムのオプティカルドライブ

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オプティカルドライブはオプションで下記の2種類が用意されています。

・DVDスーパーマルチドライブ [標準]
・ブルーレイディスクドライブ(BDXL対応)

◆オプティカルドライブ(光学ドライブ)の種類・機能について



 HP ENVY 750 シリーズの側面

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旧モデルHP ENVY 700シリーズは左側面に2つのエアインテーク(※参考画像)がありましたが、HP ENVY 750シリーズの左側面には何もなくスッキリしています。シリアルナンバーが記載されたステッカーも側面ではなく背面の冷却ファンの下に貼られています。



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右側面には大きなエアインテークが1つあります。旧モデル(※HP ENVY 700シリーズ)は側面にエアインテークが複数あったのですが、HP ENVY 750シリーズは一か所にまとめられ大型化(約1.5倍)されました。



 HP ENVY 750-080jpの内部

内部_IMG_7046b
筐体内部の熱を効率よく排出できるように、Micro ATX規格のマザーボードを逆さま(逆倒立)に設置しています。HP ENVY 750シリーズはインテル Z97 Express チップセットを搭載。アップグレードガイド(※リンク)にメモリやストレージの取り付け方法が記載されています。

※カスタマイズの内容によって搭載されるPCパーツは変わります。



オプティカルドライブ_IMG_7047

旧モデルからの最も大きな変更点は、5.25インチベイ×2を廃止しオプティカルドライブ用のウルトラスリムベイ×1に変更されたことです。それからストレージベイ(◆ページ内リンク:ストレージ)が3→4に増やされました。



PCI Express_IMG_7103

PCI Express x1が1スロット、端子部分がグラフィックスカードに隠れていますがPCI Express Mini Card ×1が1スロットあります。中央部分に見える「ボタン電池」を外すことで、記録されているCMOS情報をクリアすることが可能です。

◆CMOSをクリア(BIOS設定を初期化)する方法



無線LAN_IMG_0726_01
※無線LANを搭載したイメージ(※画像はENVY 700シリーズ)

オプションで無線LANを選択すると、PCI Express Mini Card スロットに無線LANカードが装着されます。



Mini SATA_IMG_7112

メモリの左側にあるのはMini SATA スロットです。



SATAコネクター_IMG_6799

SATAコネクターは5つあります。画像はオプティカルドライブと2TB HDDを接続した状態。SATAコネクターの空きが3つあるので4台目のドライブを増設可能です。



SATA電源_IMG_7119s

4台目のドライブ用のSATA電源コネクタ。



 プロセッサー

プロセッサー_IMG_7033

プロセッサーの冷却は空冷ファンを採用。ベース動作周波数4.0GHz、最大周波数4.4GHzのインテルCore i7-4790Kがオプションで用意されています。

・インテル Core i5-4590 (3.30‐3.70GHz / 4コア4スレッド)
・インテル Core i7-4790 (3.60‐4.00GHz / 4コア8スレッド)
・インテル Core i7-4790K (4.00‐4.40GHz / 4コア8スレッド)

クリエイティブな用途やゲームなどで高い処理能力を発揮するプロセッサーですが、日本HPはCore i7-4790K本来の動作周波数(最大4.4GHz)ではなく、控えめな最大4.0GHzに設定して出荷しています。型番末尾に「K」が付くプロセッサーなのでクロックアップは可能ですが、BIOSの設定変更は推奨されていないので動作周波数の変更は保証の対象外となります。

◆日本HPのデスクトップPC「プロセッサー性能比較表」



 メモリ PC3-12800

メモリ_IMG_7037

メモリスロットは合計4つで、PC3-12800 (1600MHz)のメモリを最大32GB(8GB×4) 搭載可能です。

◆どれくらいパソコンにメモリを搭載すればよいのか?




 ツールレス・ストレージベイ

ストレージベイ_IMG_7040s

ストレージの取り付け、取り外しが簡単な「ツールレス・ストレージベイ」には、HDDやSSDなどのストレージを3台まで搭載可能(画像はHDDを1台のみ搭載した状態)です。

このストレージベイは旧モデルのHP ENVY 700シリーズやENVY Phoenix 810シリーズと同じですが、ENVY 750ではSATAケーブルにアース線が付くようになりました。(※黄色の矢印)

ストレージは水平ではなく少し斜めの状態で取り付けられています。ストレージベイ右にあるストレージを固定用板バネを右側に少し開き、HDD用インチネジを取り付けたHDDを差し込むと取り付けることができます。購入後にストレージを増設する場合はインチネジやSATAケーブルが別途必要になります。ストレージを増設・換装は保証対象外になりますので自己責任でお願いします。

◆HPデスクトップのストレージベイにSSD/HDDを増設!
◆HP ENVY 750-080jpの起動ドライブ(HDD)をSSDに換装



 新たに追加された4つ目のストレージベイ

フロントパネル取り外し_IMG_7141_s

4つ目のストレージベイは、フロントパネルを取り外すことでアクセスが可能になります。

※無理な力を加えて破損しないようにご注意ください。


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フロントパネルを取り外すとこのような状態になります。




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ストレージベイの薄い金属のカバーは、中央の穴に指を入れて引っ張る(中央部分を持ち上げる)ようにすると外すことができます。

※カバーは薄い金属で弾力性があるのでケガをしないようにご注意ください。



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増設方法は通常のストレージベイと同じです。ネジは先ほどのHDD増設の記事(※リンク)でご紹介しているものが使用可能です。



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ストレージにSATAケーブルを取り付けてから装着したほうが配線が楽になります。



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レバーを下に押しながらネジを取り付けたストレージを装着します。




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SATAケーブルは別途用意する必要があります。赤いSATAコネクターに接続する場合は、片側のコネクタが上L型のシリアルATA用ケーブル(6Gbps対応)が最適です。ラッチがあると外す時に苦労するのでラッチがないタイプをおススメします。



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SATAケーブルは30cmでちょうど良い長さです。ある程度ゆとりを持って配線することができます。



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ストレージを動作させるにはシリアルATA 電源ケーブルを接続する必要があります。ナイロンバンドに束ねられているので、ナイロンバンドを切るときにケーブルを傷つけないようにご注意ください。



 グラフィックスカード

GTX 960_IMG_7021

HP ENVY 750 シリーズからミドルクラスのグラフィックスカードGeForce GTX 960 (2GB)が新たに採用されました。より高性能なGTX 980もオプションで用意されています。

◆日本HPのデスクトップPC「グラフィックスカード性能比較表」



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GeForce GTX 980(約1kgの重いカード)を搭載した場合はグラフィックスサポート・バー(※関連記事)が追加されます。長期間使用したときの端子部の保護、たわみ防止、輸送時の破損などを防いでくれるので安心です。ENVY 750 シリーズからサポートバーのカラーがブラックに変更されています。

◆日本HPのデスクトップPCに搭載されるGeForce GTX 980のスペック詳細




 電源ユニット

電源ユニット_IMG_7024

ATX電源の容量は500W。電力を効率的に利用可能な(無駄な消費電力が抑えられる)Active PFC回路を採用。



電源ラベル_IMG_7027

電源ユニットの詳細です。ラベルには80PLUS BRONZE (82%電源変換効率)の表示があります。



 背面のインターフェース・各部名称

GeForce GTX 960 搭載時の背面インターフェースです。オプション(グラフィックスやTVチューナなど)の選択によって、背面のインターフェースは若干異なります。

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■背面のインターフェース

・電源コネクタ 100V電源(50/60Hz)

【NVIDIA GeForce GTX 960 (2GB) 搭載時】
・デュアルリンクDVI-I端子×1
・HDMI出力端子×1
・DisplayPort×3

【オーディオポート】
・ライン入力[水色]
・ライン出力[緑]
・マイクロフォン[ピンク]
・センターサブウーファー[オレンジ]
・リア スピーカー出力[黒]
・サイド スピーカー出力[灰色]

・USB3.0×2
・USB2.0×2
・LAN端子
・デジタル音声出力端子 (光)×1



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サイドパネルは手で回せるネジを緩めるだけで簡単に取り外し可能です。

※サイドパネルを開けただけで保証が切れることはありませんが、PCパーツの増設や換装は自己責任でお願いいたします。



 リサイクルマーク

リサイクルマーク_IMG_7033

リサイクルマークは筐体の底面にあります。

◆家庭系PCのリサイクル(個人のお客様)icon





■外観・デザインのレビューまとめ

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2015年夏に登場したハイエンドモデルの「ENVY 750 シリーズ」は、大幅にデザインが変更されました。

ピアノブラックのフロントパネルを採用したh8シリーズは2011年夏に発売され、2013年夏モデルのENVY 700 シリーズは一部のカラーがシルバーに変更されたマイナーチェンジだったので、基本的なデザインの変更は約4年ぶりになります。(※参考画像

実機のフロントパネルのヘアライン加工はHP公式ストアの製品画像よりももう少しきめ細かい感じがしますが、ほぼHP公式ストアの製品のイメージどおりです。

内部の拡張性は、5.25インチベイ×2を廃止しオプティカルドライブ用のウルトラスリムベイ×1に変更されました。ストレージを3台搭載可能なドライブベイは旧モデルと同じで変更はありませんが、4台目のドライブベイが追加されています。(◆ストレージの項目

プロセッサー、チップセット、マザーボードなどは変更ありませんが、グラフィックスは新たにGeForce GTX 960※実機ベンチマーク)が採用されています。

USB端子やメディアカードリーダーなどがフロントに無いので、使い勝手が若干犠牲になった印象がありますが、これまでのパソコンのイメージを一新したモダンなデザインになっています。h8シリーズ~ENVY 700シリーズのデザインを非常に気に入っているのですが、洗練されたデザインでアルミのフロントパネルを採用した「ENVY 750 シリーズ」もなかなか良いと思っています。




【メーカー製品詳細ページ】
◆HP ENVY 750-080jp/CT(価格・モデル一覧・各部名称)icon
◆HP ENVY 750-080jp/CT(スペックPDF)

【HP ENVY 750-080jp/CT サポート】
◆ドライバー・ユーザーガイド・トラブルシューティングicon

【実機レビュー】
◆HP ENVY 750 シリーズの外観・内部のレビュー
◆HP ENVY 750-080jp(Core i7-4790K, GTX 960搭載)のベンチマーク
◆HP ENVY 750-080jpの起動ドライブ(HDD)をSSDに換装
◆HP ENVY 750-080jpをWindows 10にアップグレード!

【関連記事】
◆HP ENVY 750 シリーズのファーストインプレッション(外観・デザインについて)
◆GTA5ベンチマーク(Core i7-4790k, GTX 960搭載)



■レビューについて
※商品仕様/価格については2015年7月2日時点のものです。
※製品仕様やPCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※温度や消費電力の測定値は目安です。使用状況や環境によって変わります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。

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