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日本HPのノートパソコン「HP ENVY15-k200プレミアム・フルHDモデル」で人生シミュレーションゲーム「ザ・シムズ4」をプレイ! ロード時間やプレイ中のフレームレートなどを測定しています。


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HP ENVY15-k200プレミアム・フルHDモデルのスペック
 OS  Windows 8.1 Update(64bit)
 プロセッサー  インテル Core i7-5500U プロセッサー
 チップセット  Broadwell-U (SoCタイプ※1)
 メモリ  8GB (8GB×1) DDR3L-1600MHz
 ストレージ  1TB ハイブリッド・ハードドライブ
 (8GBフラッシュメモリ内蔵/ 5400回転)
 グラフィック  NVIDIA GeForce GTX 850M (4GB)※2
 電源  90W スマートACアダプター
※1 プロセッサとチップセット機能が1つのパッケージ内に収められています。
※2 NVIDIA ドライバーのバージョン 344.24



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■目次(ページ内リンク)

下記のリンクをクリックすると目的の場所にジャンプします。
※[BackSpace]キーでこの位置に戻ります。

◆「ザ・シムズ4」について
◆テストで使用するパソコンについて
◆ベンチマークについて
◆ロード時間の計測について
◆「ザ・シムズ4」の起動時間
◆区画の移動時のロード時間
◆ワールドの切り替え
◆服を選ぶときのロード時間
◆セーブ時間
◆テストで使用するPCのグラフィックスカードの性能
◆ゲームオプション(グラフィック設定)
◆「ザ・シムズ4」プレイ中のフレームレート
◆「ザ・シムズ4」プレイ中の温度・消費電力
◆「ザ・シムズ4」ベンチマークのまとめ
 





■「ザ・シムズ4」について

500-540jp_「ザ・シムズ4」ついて

2014年9月に発売された人生シミュレーション「シムズ」シリーズの最新作「ザ・シムズ4」は、シムというキャラクターを指示して何かをさせたり、シムの行動を観察して楽しむゲームです。作成したシムや建築などをコミュニティに公開して他のユーザーと共有することもできます。

オープンワールドだった前作の「ザ・シムズ3」からゲームシステムが大幅に見直され「ザ・シムズ2」と似たようなゲームシステムになりました。プレイできるのは一度に一つの区画になり、区画の移動時は必ずロードが入ります。



※「シムズ4」のベースゲームのみでテストしています。
※2015年3月27日にシムズ4の「無料アップデート」で地下室が追加されていますが、この記事は地下室のアップデート前にテストを行っています。

◆ザ・シムズ4 公式サイト
◆無料アップデートで地下室、バニーエッグ、絵画のアップグレードが追加されます





■テストで使用するパソコンについて

ENVY15-k200_05.png

今回テストで使用するのは日本HPのノートパソコン「HP ENVY 15-k200」です。超低電圧版のインテル Core Core i7-5500U プロセッサー、NVIDIA GeForce 850M (4GB)を搭載しています。このPCで「シムズ4」をプレイしたときに、どれくらいのフレームレートが出るのかを参考にしていただけると幸いです。

【実機レビュー】
◆HP ENVY 15-k200 の外観・デザイン
◆HP ENVY 15-k200 の性能・消費電力について





■ベンチマークについて

ベンチマークでは下記のソフト、ツールを使用して計測しています。

CrystalDiskInfo

HDD/SSDの基本情報やS.M.A.R.T.情報(電源投入回数や使用時間、温度など)を確認することができるソフト。

CrystalDiskMark

HDD, SSD, USBメモリ等の速度を測定するベンチマークソフト。

CPU-Z

CPUやマザーボード、メモリなど、ハードウェアの詳細な情報を表示するソフト。

GPU-Z

グラフィックカードの詳細情報、動作中のGPUクロック周波数や温度などを表示してくれるソフト。

HWMonitor

CPUGPUHDDなどの温度を測定するソフト。

SANWA SUPPLY ワットモニター TAP-TST8

消費電力(W)、積算電力量(kWh)、積算時間(Hour)、積算電力料金(円)、二酸化炭素量(kg)の5種類が計測できる検電器です。







■ロード時間の計測について

Sims4_i7-4790_GTX760 192bit_ロード画面

「ザ・シムズ4」の起動時やプレイ中のロード時間を計測します。

※基本的にロード画面が表示されている時間を計測しますが、最初のゲーム起動時間の計測テストはムービーなどを含みます。

※ストップウォッチを手動で操作しているので多少の誤差があります。


ENVY15-k200_CrystalDiskMark_HDD_01_201503151028361d8.png

今回テストするノートPCは、キャッシュとして8GBのフラッシュメモリを使用する1TB ハイブリッド・ハードドライブ (5400回転)を搭載しています。(※ベンチマークは上の画像を参照)





■「ザ・シムズ4」の起動時間
セーブデータは、世帯人数が1人でほとんどプレイしていない初期の状態です。


sims4_ロード_スタート画面

Originを起動後、ザ・シムズ4の「プレイ」をクリックしてからスタート画面までのロード時間。初回が約42秒で2回目以降は40秒前後になりました。

約40~42秒

※スキップ操作はしません。
※スタート画面はアップデートで変更されることがあるので、初期の頃にテストした記事と比較してもあまり参考にならないかもしれません。





■区画の移動時のロード時間

シムズ4のロード時間_マップ画面から公園のプレイ画面

マップ画面から公園やバーなどの区画に移動する(プレイ画面が表示される瞬間)までのロード時間。

13~22秒

※ロード時間はプレイ状況や一緒に移動する人数によって変動します。シムの人数が多い区画に移動するとロード時間が長くなるようです。プレイデータによってはさらにロード時間が長くなる場合もあるかもしれません。



シムズ4のロード時間_アクティブな世帯からマップ画面

アクティブな世帯、プレイ中の区画からマップ画面が表示されるまでのロード時間。
※マップ画面は[M]キーを押して表示

約3秒


sims4_ロード_マップ_s

初期の頃は完全にロード画面に切り替わってからマップ画面が表示されていたのですが、2015年2月頃のアップデートでは、現在いる場所をフェードアウトしながらマップ画面に切り替わるようになりました。気分的なものですがロード時間が短く感じます。





■ワールドの切り替え

シムズ4のロード時間_ワールドマップの切り替え

ワールドは瞬時切り替え可能です。ロードは発生しません。





■服を選ぶときのロード時間

sims4_服を選ぶ

タンスで服を選ぶときのロード時間。

約4秒





■セーブ時間

プレイし始めて間もない初期のデータなので、プレイ状況によってセーブ時間が違ってくる(長くなる)かもしれません。

約2~3秒





■テストで使用するPCのグラフィックスカードの性能

シムズ4_GTX850M
PassMark - G3D Markのベンチマークスコアはあくまでも目安としてご覧ください。

PassMarkのグラフィックスベンチマークのGeForce GTX 850Mの性能は、デスクトップ向けのグラフィックスカードGTX 650(シムズ4推奨スペック)よりもやや低いスコアになっています。GeForce 840Mを搭載ノートPCと比較すると1.7倍くらいの差があります。


NVIDIA GeForce GTX 650・・・1836(※シムズ4推奨スペック)
NVIDIA GeForce GTX 850M・・・1413


ENVY15-k200_FF14_1920x1080最高フルスク

ファイナルファンタジー(キャラクター編)ベンチをフルHD(1920x1080)、最高画質、フルスクリーンでテストした場合、約2900位のスコアになります。以前テストしたGeForce GT 840Mを搭載ノートPC(スコア:1651)よりも高いスコアです。



NVIDIAコントロールパネル_3D設定_高パフォーマンス_s

「HP ENVY 15-k200」はグラフィックスを2種類搭載していて使用状況応じて自動的に切り替わります。 高負荷時はNVIDIA GeForce GTX 850M が動作し、通常時はインテルHDグラフィックス5500(プロセッサー内蔵GPU)を使用しますが、NVIDIAコントロールパネルで手動切り替えも可能です。





■ゲームオプション(グラフィック設定)

TS4 2015-03-15 11-56-01-27

ディスプレイ
 表示方式  フルスクリーン
 解像度  1920x1080(フルHD)
 リフレッシュレート  デフォルト
 垂直同期  オフ
グラフィック
 グラフィック  高品質
 シム  高品質
 オブジェクト  高品質
 照明  高品質
 反射  高品質
 視覚効果  高品質
 エッジの滑らかさ  低品質
 3D背景解像度  高品質
 表示距離  高品質
 非圧縮のシムのテクスチャ  オフ
 ポストエフェクト  オン
 ノートPCモード  オフ

グラフィック設定を「ウルトラ」に設定した場合、遠くからシムを眺める視点ではフレームレートは常時20~35くらいがやっとだったので、一つ低い設定の「高品質」に変更しました。

※エッジの滑らかさは「低品質」に設定されます。
※世界の焦点、照明、陰影効果を表現する「ポストエフェクト」はオンになっています。
※スクリーンショットの画像サイズは1920x1080で、プレイしているときとほぼ同じ品質です。画像をクリックすると拡大表示します。



sims4 シムズ3カメラs2

画面を移動(スクロール・回転)させたときに、フレームレートが下がる傾向がありますが、シムズ4標準カメラ設定時(ザ・シムズ3 カメラをオフにした時)の 画面移動は軽快です。

オプションで「ザ・シムズ3 カメラ」をオンにした場合はキーボードで画面を操作することになりますが、上下左右の動きはシムズ3と 似たような印象で少し重くなります。(回転は軽快に動作します)



sims4 非圧縮のシムのテクスチャ

●PCのスペックに余裕があれば、「非圧縮のシムのテクスチャ」をオンにして高品質なシムでプレイすることが可能です。

●ポストエフェクトをオフにすると5~10fpsくらいフレームレートが上がりました。(※グラフィック設定が高品質の場合)





「ザ・シムズ4」プレイ中のフレームレート

sims4_TEST_遠景_01

sims4_TEST_遠景_02 sims4_TEST_遠景_03
sims4_TEST_遠景_05 sims4_TEST_遠景_04

遠景が見えるシーンは視点によるフレームレートの変化が大きく17~54fpsの間で推移していました。大体20~35fpsくらいは出るのですが、フレームレートがあまり出ないオアシス・スプリングのバーやジムがある区画では、画面を移動(スクロール・回転)したときに20fpsを切る場合があります。フレームレートが20fps台になるとやや滑らかさに欠けて見えますが、シムズ3よりも軽快に動作します。



sims4_TEST_近景_01

sims4_TEST_近景_04 sims4_TEST_近景_03
sims4_TEST_近景_05 sims4_TEST_近景_02

シムに近い視点や室内は遠景よりもフレームレートが高く22~86fpsになりました。だいたい30~50fpsの間で推移していることが多く、70fpsを超えるのはオフジェが少ない場所・視点に限られます。 画面を移動(スクロール・回転)しているときに瞬間的に20fps台になる場合がありますが、引っかかるような動きはほとんどありませんでした。





■「ザ・シムズ4」プレイ中の温度・消費電力

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「シムズ4」プレイ中(室温約24のプロセッサーの温度は70~80℃くらいで推移し、最高温度は85℃でした。GPUは最高68℃でした。いずれも許容範囲内の温度ですが、ノートPCは大きな冷却ファンを搭載できないので、ゲームプレイ中の温度はデスクトップPCよりも高くなります。


ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 24℃】
 温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、  
アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。
インテル Core i7-5500U プロセッサー
 プロセッサーの温度  85.0℃   アイドル時 33.0℃前後
NVIDIA GeForce GTX 850M(4GB)
 GPUの温度  68.0℃   アイドル時 39.0℃前後
 GPU コアクロック  1084.5 MHz  アイドル時 135.0 MHz
 GPU メモリクロック  900.0 MHz   アイドル時 405.0 MHz
 GPUクーラーのファンスピード    ---  アイドル時 ---
 ビデオメモリ使用量  655 MB
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを含む)
最大65W
※ベンチマーク中の計測値は状況により変動します。
※計測ソフトでGPUクーラーの回転数は確認できませんでした。






■「ザ・シムズ4」ベンチマークのまとめ

シムズ4_GTX850M



今回はシムズ4推奨スペックのグラフィックス(GTX650)よりも少し低い性能(4分の3くらい)のノートPCでテストを行いました。

【評価】Core i7-5500U、GTX 850Mを搭載したノートパソコンはフルHD・高品質でプレイが可能です。

【OS】Windows 8.1 Update (64bit)
【プロセッサー】Core i7-5500U
【グラフィックス】NVIDIA GeForce GTX 850M(4GB)
【メモリ】8GB
【画質設定】フルHD(1920x1080)・高品質
【遠景が見える視点】18~54fps
【シムに近い視点】22~86fps

Core i7-5500U(※スペック詳細)は最大3GHz、2コア4スレッドで、デスクトップ用に例えるとCore i3 のようなスペックなので推奨の「Intel core i5 以上」よりもやや低めの性能になりますが、ベースゲームでテストした限りでは特に問題は感じませんでした。シムズ4は32bitのアプリなのでメモリは8GBあれば十分です。

GTX 850Mは最高品質(ウルトラ)は厳しいと思いますが、高品質でプレイが可能です。もう少しフレームレートを上げるのなら、世界の焦点、照明、陰影効果を表現するポストエフェクトを「オフ」に設定すれば良いと思います。

エッジの滑らかさは「低品質」になりますが輪郭のギザギザが少し抑えられるので「オフ」よりはきれいに見えます。

シムズ4に拡張パックを全部入れてどれくらいの性能が必要なのかハッキリするのは、過去のシムズシリーズと同様に拡張パックが多数発売されるのなら随分先の3~4年後になると思います。

【メーカー製品詳細ページ】
◆HP ENVY 15-k200 製品詳細icon
◆HP ENVY15-k200シリーズ(スペックPDF)

【サポート&トラブルシューティング】
◆HP ENVY 15-k225txicon

【実機レビュー】
◆HP ENVY 15-k200 の外観・デザイン
◆HP ENVY 15-k200 の性能・消費電力について



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【シムズ関連記事】
◆「ザ・シムズ4」ベンチマークテスト(推奨スペック)まとめ
◆「ザ・シムズ3」を快適にプレイするためのパソコン選び



■レビューについて
※商品仕様/価格については2015年2月13日時点のものです。
※ストレージ、メモリなどのPCパーツは販売時期によりメーカーが変更になる場合があります。
※ベンチマークの結果、温度、消費電力などの測定値はPCの使用状況や環境によって異なることがあります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
PassMark - G3D Markのベンチマークスコアはあくまでも目安としてご覧ください。


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