468x210_HP Stream Mini 200-020jp_増設_07
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468x30_実機レビュー_ベンチマーク_消費電力_Celeron 2957U_Intel HD Graphics_01a_B
468x30_本体の分解_メモリ・ストレージの増設

日本HPから発売された手のひらサイズのミニPC『HP Stream Mini 200-020jp』に、メモリと2.5インチのストレージを増設しました!分解方法や増設時の注意点なども記載しています。

【2015/07/14】トランセンドのSSD 256GB(TS256GSSD370S)を取り付けたときのベンチマークスコアを掲載しました。
【2015/03/09】2.5インチストレージ追加の箇所を追記しました。

本体の分解、メモリやストレージの増設は保証対象外となりますので、あ くまでも自己責任の下で行ってください。この記事を参考にして破損、故障などが起こったとしても当方は一切責任を負いませんので、あらかじめご了承ください。



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 目次(ページ内リンク

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◆HP Stream Mini 200-020jpの拡張性ついて
◆同梱されている増設キットについて
◆本体を分解するときの注意点/工具について
◆本体を分解する手順
◆ストレージベイの取り外し
◆メモリ(PC3L-12800)の増設/取り外し
◆2.5インチストレージ(SSD, HDD)の増設
◆Transcend SSD 256GB(TS256GSSD370S)のベンチマーク
◆まとめ (ベアボーンとしても楽しめるミニPC)





 HP Stream Mini 200-020jpの拡張性ついて

※分解や増設は製品保証の対象外となります。
※増設に伴う障害も製品保証の対象外となります。

※日本HPでは、分解や増設に関するサポートはしておりません。

200-020jp_内部_00

HP Stream Mini 200-020jpの内部は2.5インチストレージを追加できる構造になっています。2.5インチドライブベイは取り外しが可能です。



200-020jp_内部名称_M2_b

・ M.2 スロット ×2 (空き×0、SSDと無線LANで占有済)



200-020jp_ストレージベイ

・ 2.5インチドライブベイ ×1 (空き×1、増設キット同梱)



200-020jp_メモリ

・ メモリスロット(SO-DIMM) ×2 。空きが1つあるのでメモリを追加することが可能です。



 同梱されている増設キットについて

日本独自仕様として、以下の増設キットが同梱されています。

・ SATA ケーブル
・ ストレージ取り付け用ネジ
・ 説明書(筐体の開け方、2.5インチ ストレージの増設方法)

200-020jp_IMG_3626.png

2.5インチ ストレージの増設方法の説明書
200-020jp_増設方法説明書_03
※画像をクリックすると拡大表示します。



 本体を分解するときの注意点/工具について

本体を分解したり、メモリやストレージを取り付けるときは下記の点にご注意ください。

●静電気にご注意ください
メモリやストレージを増設する前に、どこか金属に適当に触って 静電気を放電してから作業をしてください。

電源コードを外した上で作業してください
感電の恐れがありますので電源コードを外してから分解・増設作業を行ってください。

●マザーボードを傷つけないようにする
工具などでマザーボードや部品を傷つけないようにご注意ください。

●怪我にご注意ください
本体内部には金属製の部品や鋭利な部分がありますので、怪我には十分お気を付けください。


200-020jp_ネジ

本体内部のネジや増設キットに付属しているネジは通常の「プラスドライバー」で回すことができます。分解では先端のサイズが「#2」のプラスドライバーを使用しました。

◆No.333 ソフトラインドライバー #2x300(+)




 本体を分解する手順

200-020jp_468_底面
底面には黒いゴム製のカバーが取り付けられています。カバーは「はめ込み式」なので簡単に外すことができます。



200-020jp_底面ネジ_b

カバーをめくって本体を固定しているネジ(3本)を外します。




200-020jp_本体のカバーを引き上げる
本体カバーを上に引き抜いて外します。


200-020jp_本体のカバーを引き上げる_02
これで本体カバーの取り外しは完了です。



 ストレージベイの取り外し

200-020jp_ストレージベイの取り外し_01

2.5インチドライブベイを固定しているネジ(4本)を外します。



200-020jp_ストレージベイ取り外し_02
2.5インチドライブベイを取り外した状態。



 メモリ(PC3L-12800)の増設/取り外し



増設できるメモリの種類は1.35Vで駆動する低電圧タイプのSO-DIMM PC3L-12800 (DDR3L-1600)です。今回はトランセンドのノートPC用 PC3L-12800 4GB を増設します。

【Amazon.co.jp】
Transcend ノートPC用 PC3L-12800(DDR3L-1600) 4GB 1.35V (低電圧) 204pin SO-DIMM 無期限保証 TS512MSK64W6H
※2015年7月14日の時点で4,580円となっています。



200-020jp_メモリの増設_468_01

メモリスロットは2つありますが下の段は2GBメモリが標準で搭載されているので、空いているスロットにメモリを増設します。




200-020jp_メモリの増設_468_02

メモリスロットの両脇に金具がありますが広げる必要はありません。メモリを画像のように斜めにスロットに挿しこみ、矢印のほうに押し下げます




200-020jp_メモリの増設_468_03

メモリを押し下げると「カチッ」という音がして、両脇にある金属のストッパーに固定されます。



200-020jp_メモリ増設_6GB

Stream Mini 200-020jpを起動してシステムを確認します。増設したメモリ4GBが認識されて合計6GB(標準の2GB+4GB)になりました。動作も問題なさそうです。




■メモリの取り外し

200-020jp_メモリの取り外し_01

メモリを取り外すときは、両脇にある金属のストッパーを外側に広げます。



200-020jp_メモリの取り外し_02

ストッパーを外側に広げるとメモリが外れて浮き上がり、メモリを取り外せる状態になります。



 2.5インチストレージ(SSD, HDD)の増設

今回は2.5インチドライブベイにインテル SSD 330 Series 240GB(※関連記事)を取り付けます。2.5インチHDDでも手順は同じです。


200-020jp_IMG_3954b.png

2.5インチドライブベイの裏側はこのような状態になっています。



200-020jp_ストレージの増設_03B

SSDを矢印の方向にスライドさせて2.5インチドライブベイに挿入します。



200-020jp_ストレージの増設_04

増設キットに入っているネジ4本を使用して固定します。



200-020jp_SATA端子

ストレージに増設キットに入っている「SATA ケーブル」を取り付けます。ストレージに接続する側のSATA 端子は、間違った方向では接続できないような形状になっています。





200-020jp_ストレージの増設_05
2.5インチドライブベイとSATA ケーブルを取り付けた状態。




200-020jp_内部_PCパーツ名称_SATA端子_2
200-020jp_SATA接続箇所_01

マザーボードにあるSATAコネクターの白い部分を1~2mmほど軽く引き上げます。

※強く引き上げると端子を破損する場合があるのでご注意ください。



200-020jp_SATA接続箇所_02

SATAコネクターにSATAケーブルを差し込みます。

※ケーブルの向きにご注意ください。



200-020jp_SATAケーブル接続_01_s
SATAケーブルを取り付け後、2.5インチドライブベイをマザーボードの上に乗せます。




200-020jp_SATAケーブル接続_02_468
2.5インチドライブベイをマザーボードの上に乗せた後、ネジ(4本)で本体に取り付けます。




200-020jp_SATAケーブル接続_03B_468

SATAケーブルが本体に収まるように調節します。



200-020jp_SATAケーブル接続_04_468

SATAケーブルは本体に収まるように取り付けられているのなら、画像と全く同じ状態でなくてもOKです。





200-020jp_ストレージの増設_09
本体カバーをかぶせます。




200-020jp_底面ネジ_b

3本のネジで固定して、最後にカバーを閉じて完了です。




200-020jp_SSD増設_s

Stream Mini 200を起動して、増設したストレージが認識されていることを確認。



200-020jp_SSD増設_ベンチ_s

増設したインテル SSD 330 Series 240GBのベンチマークをしてみます。以前テストしたスコア(※関連記事)よりも若干低めの数値が出ましたが動作は問題なさそうです。





■Transcend SSD 256GB(TS256GSSD370S)のベンチマーク

Mini 200-020jp_SSD370s

SSD取り付け記事で使用しているインテル SSD 330 シリーズは少々古い製品なので、現在販売しているアルミケース仕様のトランセンドのSSD 256GB(TS256GSSD370S)をStream Mini 200-020jpに取り付けてみました。

ベンチマーク結果はインテル SSD 330よりも全体的に良い数値が出ました。ベンチマークをしてもケース自体あまり熱くならなかったので、ミニPCに搭載しても問題ないと思います。

256GBのSSDの中では安い部類の製品ですが、性能もそれなりに良くコストパフォーマンスの高い製品です。3年保証がついている点もGood! 


■Transcend SSD 256GB(TS256GSSD370S)のスペック
インターフェース:SATA 6Gb/s
容量:256GB
フラッシュ規格:MLC
シーケンシャル読出し速度 :最大570MB/秒
シーケンシャル書込み速度 :最大310MB/秒
ランダム読出し速度 :最大75K IOPS
ランダム書込み速度 :最大75K IOPS
コントローラ :Transcend TS6500
厚さ:6.8mm
3年保証

【メーカー製品詳細ページ】

2.5" SSD SATA-III 6Gb/s SSD370 (Premium)

【Amazon.co.jp】
Transcend SSD 256GB 2.5インチ SATA3 6Gb/s MLC採用 3年保証 TS256GSSD370S
※価格は2015年7月14日の時点で11,980円となっています。



 まとめ

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■自作キット (ベアボーン)としても楽しめるミニPC

日本独自仕様の「増設キット」を同梱して2.5インチのストレージを増設可能にしたことや、特殊な工具が不要な点はとても良いと思います。

HP Stream Mini 200-020jpはシンプルな構造なので分解はそれほど難しくはありませんでした。PCの扱いに慣れている人なら簡単な部類になると思います。

ストレージの増設はSATAコネクターを取り扱う部分は少々慎重さは必要ですが、説明書が付属しているので問題なく行うことができました。メモリの増設も簡単なので、自分の好みの構成にできる「自作キット」のような楽しみ方もできます


【メーカー製品情報ページ】
◆HP Stream Mini 200-020jp 製品詳細icon
◆HP Stream Mini 200-020jp(スペックPDF)

【サポートページ:ドライバー・ユーザーガイドなど】
◆HP Stream Mini 200-020jp サポートicon

【実機レビュー】
◆HP Stream Mini 200-020jpの外観・内部
◆HP Stream Mini 200-020jpの性能・消費電力について
◆HP Stream Mini 200-020jpにメモリとSSDを増設!



■レビューについて
※商品仕様/価格については2015年3月11日時点のものです。
※PCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※ベンチマークの結果、温度、消費電力などの測定値はPCの使用状況や環境によって異なることがあります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
※PassMarkベンチマークスコアはPassMark - CPU Benchmarks Video Card Benchmarks から抜粋しています。あくまでも目安としてご覧ください。

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