
ノートPC向けプロセッサーの性能比較、当サイトで行った実機テストの結果などを掲載しています。
■目次(ページ内リンク) 下記のリンクをクリックすると目的の場所にジャンプします。 ※[BackSpace]キーでこの位置に戻ります。 ◆PassMark CPU ベンチマーク ◆CINEBENCH R15 ベンチマーク ◆型番末尾に「U」が付く低電圧モデルの特長 ◆第8世代 Core プロセッサー(Kaby Lake Refresh) 12/13更新! ◆第7世代インテル Core プロセッサー(Kaby Lake) ◆第6世代インテル Core プロセッサー(Skylake) ◆第6世代インテル Core M プロセッサー ◆第5世代インテル Core プロセッサー(Broadwell) ◆第4世代インテル Core プロセッサー(Haswell) ◆インテル Celeron プロセッサー ◆インテル Atom プロセッサー ◆AMD プロセッサー | ||||
PassMark CPU ベンチマーク |

日本HPのノートPC・タブレット「プロセッサー性能比較表」のベンチマークスコアはPassMark - CPU Benchmarksを参考にしています。あくまでも目安としてご覧ください。
Core i7-6700HQはノートPC向けの高性能なプロセッサーです。最大動作周波数 3.5 GHz、4コア/8スレッドなので、画像処理や動画編集などで高い処理能力を発揮します。消費電力の目安となるTDPは45W。
Core i5-6200Uは最大動作周波数 2.8GHzのプロセッサーです。デスクトップPC用のCore i5は4コア4スレッドですが、型番末尾に「U」が付くノートPC用のプロセッサーは2コア/4スレッドになります。画像処理や動画編集などではやや非力さが感じられますが、インターネットやメール、文書作成、オフィスソフトなどは快適にこなせる性能があります。
上記のグラフでスコアが2000を切るプロセッサーは価格が安いモデルに搭載されています。性能はあまり期待できませんが、インターネットやメール、文書作成のような軽作業はそれなりにこなすことはできます。
ベンチマークスコアはPassMark - CPU Benchmarksから抜粋しています。あくまでも目安としてご覧ください。()内はシングルスレッドの性能です。数値が高いほうが高性能です。 ※インテルプロセッサーの型番に"U"が付くのは低電圧モデルです。低消費電力を重視したプロセッサーなので性能は低くなりますが、バッテリーの駆動時間は長くなります。 ※インテルプロセッサーの型番末尾の"MQ"は、モバイル用クアッドコアの意味です。モバイル用Core i7の中でも高性能。 ※"HQ"と"MQ"の性能差はありませんが、"HQ"はマザーボード直付タイプです。 ※TDP・・・熱設計電力。実際の消費電力とイコールではありませんが、大体の目安にはなります。 ※SDP (シナリオ・デザイン・パワー)・・・現実的な電力使用量を表します。 ※型番に"U"が付くのは低電圧モデルです。低消費電力を重視したプロセッサーなので性能は低くなりますが、バッテリーの駆動時間は長くなります。 | ||||
下記のサイト(※CPUBoss.com)でプロセッサーの性能を比較することができます。比較したいプロセッサー名を入力した後、[COMPARE]をクリックすると結果が表示されます。
CINEBENCH R15 ベンチマーク |

当サイトで行った CINEBENCH R15 プロセッサーテストの結果をグラフにまとめました。(※グラフのCはコア、Tはスレッドです。)
■マルチスレッド(オレンジの棒グラフ)
3Dレンダリングを行いプロセッサパワーのすべてを使う性能テスト。
■シングルスレッド(ブルーの棒グラフ)
1コアのみで行うプロセッサ性能テスト。
【グラフの解説】 型番末尾に「HQ」が付くのはノートPC向けの高性能なプロセッサーです。最大動作周波数が高く4コア/8スレッドなので、画像処理や動画編集などで高い処理能力を発揮しますが、消費電力が高いのでモバイル用途には向きません。ACアダプタを接続して据え置きで使うような17.3インチノートやゲーミングノートなどで採用されています。 CINEBENCH R15のベンチマークでは、搭載しているメモリの影響は大きくなさそうです。 プロセッサーがCore i7-6700HQで、DDR4-2133MHz、DDR3L-1600MHzを搭載しているPCのスコアはほぼ同じくらいになっています。 ※Core i7-6700HQ, DDR4-2133MHz(※OMEN by HP 17-w000 ベンチマーク) ※Core i7-6700HQ, DDR3L-1600MHz(※HP ENVY 17-n100 ベンチマーク) ※Core i7-4720HQ, DDR3L-1600MHz(※HP OMEN 15-5100 ベンチマーク) ※Core i7-4710HQ, DDR3L-1600MHz(※HP OMEN 15-5000 ベンチマーク) ※Core i5-7200U, DDR4-2133MHz(※HP ENVY 15-as100 ベンチマーク) ※Core i7-6500U, LPDDR3-1866MHz(※Spectre 13-v007TUベンチマーク) ※Core i5-6200U, LPDDR3-1866MHz(※Spectre 13-v006TUベンチマーク) ※Core M7-6Y75, LPDDR3-1866MHz(※HP Elite x2 1012 G1ベンチマーク) ※Core M5-6Y54, LPDDR3-1866MHz(※EliteBook Folio G1ベンチマーク) ※Core M3-6Y30, LPDDR3-1866MHz(※HP Elite x2 1012 G1ベンチマーク) | ||||
型番末尾に「U」が付く低電圧モデルの特長(第7世代プロセッサー以前) |

下記の内容は第7世代プロセッサー以前のものになります。第8世代インテルCoreプロセッサーがコア・スレッドが倍増し、マルチスレッド性能が大きく向上しています。◆関連項目:第8世代 Core プロセッサー(Kaby Lake Refresh)
型番末尾に「U」が付く超低消費電力のウルトラブック向けプロセッサーは、デスクトップPC向けとは仕様が異なっています。大きな違いはコアやスレッド数で、Core i5やCore i7という名称でも2コア4スレッドになり、デスクトップPC向けのCore i3 のような仕様になります。
超低消費電力プロセッサーは、デスクトップPC向けや「HQ」が付くノートPC向けプロセッサーよりも性能は低くなります。プロセッサーの負荷が高い動画のエンコードや画像処理のような作業では非力さが感じられることがありますが、インターネットやメール、オフィスソフトなどをこなすには十分な性能があります。
■デスクトップPC向けプロセッサー ・Core i7-7700 (4コア/8スレッド, TDP 91W) ・Core i5-7600 (4コア/4スレッド, TDP 65W) ・Core i3-7100 (2コア/4スレッド, TDP 51W) ■型番末尾に「U」が付くノートPC向け省電力プロセッサー ・Core i7-7500U (2コア/4スレッド, TDP 15W) ・Core i5-7200U (2コア/4スレッド, TDP 15W) ・Core i3-7100U (2コア/4スレッド, TDP 15W) | ||||
第8世代 Core プロセッサー(Kaby Lake Refresh) |
Core i7-8550U | Core i5-8250U | Core i7-7500U | Core i5-7200U | |
開発コード名 | Kaby Lake R (第8世代) | Kaby Lake R (第8世代) | Kaby Lake (第7世代) | Kaby Lake (第7世代) |
プロセス | 14 nm | 14 nm | 14 nm | 14 nm |
コアの数 | 4 | 4 | 2 | 2 |
スレッド数 | 8 | 8 | 4 | 4 |
ベース動作周波数 | 1.80 GHz | 1.60 GHz | 2.70 GHz | 2.50 GHz |
ターボ・ブースト時の 最大周波数 | 4.00 GHz | 3.40 GHz | 3.50 GHz | 3.10 GHz |
キャッシュ | 8 MB | 6 MB | 4 MB | 3 MB |
TDP | 15 W | 15 W | 15 W | 15 W |
■第8世代 Core プロセッサー(Kaby Lake Refresh)
第8世代プロセッサーの製品の開発コード名は「Kaby Lake R」で、型番は8000番台になります。14nmのプロセスルールは第7世代と同じですが、第8世代はコアの数が2倍になり、キャッシュの容量も増加しています。

※上記のベンチマークはPassMarkから抜粋したものです。あくまでも目安としてご覧ください。実機のテストではグラフのようなパフォーマンスが発揮されない場合があります。
第8世代と第7世代のベンチマークスコアを比較すると、シングルスレッドの性能向上はそれほど大きくありませんが、コアが2→4、スレッドが4→8に増加しているのでマルチスレッドは大きく性能が向上しています。
【実機レビュー】
◆HP Spectre x360 13-ae000 (Core i7-8550U)の性能・消費電力
◆ベンチマーク:Core i7-8550U搭載『HP ENVY 13』は大きく性能向上!

■第8世代(Kaby Lake R)と第7世代(Kaby Lake)プロセッサーの違い 第8世代プロセッサーの大きな特徴は、コアとスレッド数が第7世代の2倍になったことでマルチスレッドの性能が大きく向上したことです。特に動画のエンコードや画像処理などで高い処理能力を発揮します。実機のテスト(CINEBENCH R15)では、Core i7-8550Uのマルチスレッド性能はCore i5-7200Uよりも1.66倍くらい高いスコアが出ていますが、消費電力は約2倍増加しています。(※Spectre x360 2017年11月モデル 実機ベンチマーク) 動画のエンコードや画像処理などをしない場合でも4コアになったメリットはあります。下記のような状況ではプロセッサーの負荷が非常に高くなり従来の2コアでは余裕がない(100%近く使い切ってしまい操作を受け付けない)場合がありましたが、4コアの場合は上の画像のように少し余裕が感じられます。 ・オンラインストレージでファイルを同期(ダウンロード、またはアップロード)しながらWebサイトを閲覧するような使い方をした場合 ・バックグラウンドでOSのアップデートやウイルススキャンなどが行われたとき ◆関連記事:日本HPのノートPC・タブレット「プロセッサー性能比較表」 | ||||

Core i7-8550Uはオーバークロック向けではないので動作周波数の変更はできませんが、CPUオーバークロックツールのインテル XTU(※関連記事)をインストールすると、プロセッサーの情報(電圧やターボブースト時の動作周波数など)を確認することができます。
■Intel Turbo Boost Technology有効時の動作クロック 1コア動作時・・・・・最大4.0 GHz 2コア動作時・・・・・最大4.0 GHz 3コア動作時・・・・・最大3.7 GHz 4コア動作時・・・・・最大3.7 GHz | ||||
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HP Spectre x360 13-ae000 Spectre シリーズの2017年11月モデル。 ◆HP Spectre x360(Core i7-8550U)の性能・消費電力 | |
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HP ENVY 13-ad100 第8世代インテルプロセッサーを搭載したモデル。 ◆HP ENVY 13(Core i7-8550U)の性能・消費電力 | |
第7世代インテル Core プロセッサー(Kaby Lake) |
第7世代Coreプロセッサーは改良された14nm製造プロセスルールを採用し、第6世代(Skylake)よりも動作周波数が向上しました。ノート向けの「Core i7-7500U」は最大3.5GHzで動作します。
■Intel Core i7-7500U
(2.7 - 3.5GHz, 2コア4スレッド, キャッシュ4MB, TDP 15W)

◆HP Spectre x360 (Core i7-7500U)の性能・消費電力を検証!

◆HP Spectre 13(Core i7-7500U)の性能・消費電力を検証!
■Intel Core i5-7200U
(2.5 - 3.1GHz, 2コア4スレッド, キャッシュ3MB, TDP 15W)

◆HP Spectre x360 (Core i5-7200U)の性能・消費電力を検証!

◆HP ENVY 15-as100(Core i5-7200U)の性能・消費電力を検証!
第6世代インテル Core プロセッサー(Skylake) |
第6世代インテル Core プロセッサーは、2015年8月に製品化されました。14nmプロセスルールを採用し、DDR4メモリに対応しています。
■Intel Core i7-6700HQ
(2.6 - 3.5GHz, 4コア8スレッド, キャッシュ8MB, TDP 45W)

◆OMEN by HP 17(Core i7-6700HQ)の性能・消費電力を検証!

◆HP ENVY 17-n100(Core i7-6700HQ 搭載)のベンチマーク

◆HP Pavilion Gaming 15-ak000 (Core i7-6700HQ 搭載)のベンチマーク
■Intel Core i7-6500U
(2.5 - 3.1GHz, 2コア4スレッド, キャッシュ4MB, TDP 15W)

◆HP Spectre 13(Core i7-6500U)の性能・消費電力を検証!
■Intel Core i5-6200U
(2.3 - 2.8GHz, 2コア4スレッド, キャッシュ3MB, TDP 15W)

◆HP Spectre 13-4100 x360(Core i5-6200U搭載)のベンチマーク
■Intel Core i3-6100U
(2.3GHz, 2コア4スレッド, キャッシュ3MB, TDP 15W)
第6世代インテル Core M プロセッサー |
Core M プロセッサーはタブレットPC向け製品です。Elite x2 1012 G1やEliteBook Folio G1など、ファンレスのノートPCに搭載されています。
■Intel Core M7-6Y75
(1.2 - 3.1GHz, 2コア4スレッド, キャッシュ4MB, TDP 4.5W)

◆HP Elite x2 1012 G1(M7-6Y75)の性能・消費電力を検証!
■Intel Core M5-6Y54
(1.1 - 2.7GHz, 2コア4スレッド, キャッシュ4MB, TDP 4.5W)
◆HP EliteBook Folio G1(M5-6Y54)の性能・消費電力を検証!
■Intel Core M3-6Y30
(0.9 - 2.2GHz, 2コア4スレッド, キャッシュ4MB, TDP 4.5W)

◆HP Elite x2 1012 G1(M3-6Y75)の性能・消費電力を検証!
第5世代インテル Core プロセッサー(Broadwell)の仕様 |
■Intel Core i7-5500U
(2.4 - 3.0GHz, 2コア4スレッド, キャッシュ4MB, TDP 15W)

◆HP ENVY 15-k200 (Core i7-5500U 搭載)のベンチマーク
■Intel Core i5-5200U
(2.2 - 2.7GHz, 2コア4スレッド, キャッシュ3MB, TDP 15W)

◆HP Pavilion 15-ab000の性能と消費電力を検証!
■Intel Core i3-5020U
(2.2GHz, 2コア4スレッド, キャッシュ3MB, TDP 15W)
■Intel Core i3-5010U
(2.1GHz, 2コア4スレッド, キャッシュ3MB, TDP 15W)
第4世代インテル Core プロセッサー(Haswell)の仕様 |
■Intel Core i7-4900MQ
(2.8 - 3.8GHz, 4コア8スレッド, キャッシュ8MB, TDP 47W)
■Intel Core i7-4800MQ
(2.7 - 3.7GHz, 4コア8スレッド, キャッシュ6MB, TDP 47W)
■Intel Core i7-4720HQ
(2.6 - 3.6GHz, 4コア8スレッド, キャッシュ6MB, TDP 47W)

◆HP OMEN 15-5100(Core i7-4720HQ 搭載)のベンチマーク
■Intel Core i7-4710HQ
(2.5 - 3.5GHz, 4コア8スレッド, キャッシュ6MB, TDP 47W)

◆HP OMEN 15-5000(Core i7-4710HQ 搭載)のベンチマーク
■Intel Core i7-4700MQ
(2.4 - 3.4GHz, 4コア8スレッド, キャッシュ6MB, TDP 47W)
■Intel Core i7-4500U
(1.8 - 3.0GHz, 2コア4スレッド, キャッシュ4MB, TDP 15W)
■Intel Core i5-4200U
(1.6 - 2.6GHz, 2コア4スレッド, キャッシュ3MB, TDP 15W)
■Intel Core i3-4005U
(1.7GHz, 2コア4スレッド, キャッシュ3MB, TDP 15W)
インテル Celeron プロセッサー |
■Intel Celeron N2840
(2.16 - 2.58GHz, 2コア2スレッド, キャッシュ1MB, TDP 7.5W)
■Intel Celeron N3050
(1.6 - 2.16GHz, 2コア2スレッド, キャッシュ2MB, TDP 6W)
インテル Atom プロセッサー |
■Intel Atom Z3745D
(1.33 - 1.83GHz, 2コア2スレッド, キャッシュ2MB, SDP 2.2W)
※タブレット向けプロセッサー

◆HP Pavilion x2 10-j021TU の性能・消費電力をチェック
AMD プロセッサー |
■AMD A4-6210 APU
(1.8GHz, 4コア4スレッド, キャッシュ2MB, TDP 15W)
■AMD A4-5000 APU
(1.5GHz, 4コア4スレッド, キャッシュ2MB, TDP 15W)
■AMD A4 Micro-6400T APU
(1.0 - 1.6GHz, 4コア4スレッド, キャッシュ2MB, TDP 4.5W)
※タブレット向けプロセッサー
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