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2014年12月17日に発売されたHPのデスクトップPC「HP ENVY Phoenix 810-480jp」、「HP ENVY 700-560jp」は、卓越したパフォーマンスと優れた電力効率性を両立させたグラフィックスカード NVIDIA GeForce GTX 980 がオプションに追加されました。

【2015/4/11 更新】Fire Strikeの4K解像度(3840×2160)のテストを追加。



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■目次(ページ内リンク)

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◆GeForce GTX 980 の外観・デザイン
◆GeForce GTX 980 のスペック詳細
◆ベンチマーク(3D MARK)
◆ベンチマーク(FF14:新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編)
◆ベンチマーク(MHF ベンチマーク 第3弾 【大討伐】)
◆ベンチマーク(PSO2 キャラクタークリエイト体験版 ver.2.0)
◆ASIC Quality
◆GeForce GTX LED ビジュアライザ-
◆ベンチマークのまとめ



 GeForce GTX 980 の外観・デザイン

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GeForce GTX980は第2世代Maxwellアーキテクチャを採用したハイエンド市場向けの製品です。リファレンスカード(基準となる設計のビデオカードは、GTX TITANやGTX 780シリーズで採用されてきた金属製フレームを採用し、高級感のあるデザインになっています。




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外排気仕様のGPUクーラーは2スロットを占有します。



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PCI Express補助電源コネクタは 6ピン×2です。推奨電源出力は500Wとなっています。



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金属製フレームのディスプレイ出力端子に近い部分には「GTX980」のロゴが刻まれています。


GeForce_GTX980_ディスプレイ出力端子

ディスプレイ出力端子は、DVI-IとHDMI 2.0を各1系統、DisplayPort 3系統を搭載。HDMI規格はバージョン2.0に対応していますが、ディスプレー側もHDMI2.0対応している必要があります。



Phoenix 810-480jp_GTX980_01

GTX 980をHP ENVY Phoenix 810-480jpに搭載した状態。



700-560jp_GTX980_バックプレート

カードの裏側にはバックプレートが装着されています。



GeForce_GTX980_サポート・バー

重いグラフィックスカード(約1kg)なので支えるためのグラフィックス・サポートバーが追加されます。長期間使用したときの「たわみ」や端子部の負担を軽減します。



 GeForce GTX 980 のスペック詳細

ENVY_700-560jp_GTX980_GPU-Z_01.png

【CUDAコア】2048
【テクスチャユニット】128基
【ベースクロック】1127 MHz (アイドル時 135.0 MHz)
【ブーストクロック】1216 MHz
【テクスチャ・フィル速度】144.3 GigaTexels/s
【メモリクロック(データレート)】1753MHz (7012MHz相当)
【メモリ帯域】224.4GB/s
【メモリ容量 】4GB GDDR5
【メモリ・インターフェース】256ビット
【ROPユニット】64基
【電気接続】6-pin x2

NVIDIA公式サイトに公開されているGTX 980のスペックと比較してみました。GPU-Zの方が細かい情報(数値)を表示するので完全に同じではありませんが、リファレンス仕様と言っても問題ないと思われます。

日本HPのゲーミングPCのページで公開されているGTX 980 のスペックは、GPU ベースクロック1127MHz、メモリ・インターフェース256-bit、メモリ4GB、3D Mark - Fire Strike によるグラフィックススコアは12683(※日本HP調べ)となっています。



 3D MARK
DirectX 11、DirectX 9、DirectX 10の機能を使用したベンチマークができるソフトです。Sky Diverが追加されたバージョンでテストします。

※総合スコアは各スコアの平均になります。
※Graphics Score・・・グラフィック性能を測定するテスト。
Physics Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。
Combined Score ・・・CPUとGPUを利用したテスト。

◆3DMark-v1-3-708 ダウンロード



 Fire Strike
  DirectX 11の機能をフルに使って開発された非常に負荷の高いテスト

810-480jp_40-44_3DMark_FIRE STRIKE詳細_01

Core i7-4790K (最大4.4 GHz) 
スコア:10755
Graphics Score12456
Physics Score 11692
Combined Score5016



 Sky Diver
  DirectX 11世代のグラフィックス機能統合型CPU(=APU)向けのテスト

810-480jp_40-44_3DMark_Sky Diver詳細_01

Core i7-4790K (最大4.4 GHz) 
スコア:26683
Graphics Score39568
Physics Score 10844
Combined Score21326



 Cloud Gate
  DirectX 10レベルのグラフィックス機能を用いたテスト

810-480jp_40-44_3DMark_Cloud Gate詳細_01

Core i7-4790K (最大4.4 GHz) 
 
スコア:27547
Graphics Score80687
Physics Score 8335



 Ice Storm
DirectX 9レベルのグラフィックス機能を用いたテスト

810-480jp_40-44_3DMark_Lce Storm詳細_01

Core i7-4790K (最大4.4 GHz)  
スコア:171215
Graphics Score406598
Physics Score 56578



 Fire Strike Ultra 1.1
  Fire Strikeの4K解像度(3840×2160)のテスト

Fire Strike Ultra1-1_B_s

Core i7-4790K (最大4.4 GHz)  
スコア:2988
Graphics Score2899
Physics Score 11671
Combined Score1587



 Fire Strike Extreme 1.1
  マルチGPUやハイスペックPC向けの非常に重いテスト。解像度はWQHD(2560×1440ドット)でほぼすべての画質が「最大」に設定されます。

Fire Strike Extreme 1-1_02s

Core i7-4790K (最大4.4 GHz)  
スコア:5733
Graphics Score5976
Physics Score 11690
Combined Score2771



ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを除く)・・・最大278W
ビデオ使用量・・・最大3061MB(Fire Strike Ultra 1.1)



 ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編
実際のマップとキャラクターを表示して、「FF14:新生エオルゼア」を動作させた場合の指標となるスコアを確認することができます。

◆FF14ベンチマーク キャラクター編 ダウンロード

i7-4790k_GTX980_FF14_1920_最高_フルスク
(Core i7-4790K, GeForce GTX 980、NVIDIAドライバ 344.16 )

画面サイズ: 1920x1080
スクリーンモード設定: フルスクリーンモード
グラフィック設定のプリセット: 最高品質
スコア:16168
評価:非常に快適
平均フレームレート:149.925


ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを除く)・・・最大255W



 MHF ベンチマーク 第3弾 【大討伐】
「モンスターハンター フロンティア オンライン」の ベンチマークです。このベンチマークでパソコン性能の目安を知ることができます。

◆MHF ベンチマーク ダウンロード


Monster Hunter Frontier Benchma 2014-12-19 21-23-37-35
(Core i7-4790K, GeForce GTX 980、NVIDIAドライバ 344.16 )

画面サイズ: 1920x1080
スクリーンモード設定: フルスクリーンモード 
スコア:28139


ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを除く)・・・最大256W



 ファンタシースターオンライン2 キャラクタークリエイト体験版 ver.2.0
『ファンタシースターオンライン2』がどのくらい快適にプレイできるかを点数で評価してくれるベンチマーク機能です。

◆ベンチマーク ダウンロードページ

pso2 2014-12-19 21-57-05-44
(Core i7-4790K, GeForce GTX 980、NVIDIAドライバ 344.16 )

簡易描画設定・・・5(最高品質)
スクリーンモード設定・・・フルスクリーン表示
画面解像度・・・1920x1080

スコア:92800
評価:快適に動作すると思われます


ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを除く)・・・最大256W



 ASIC Quality

810-480jp_GPU-Z_ASIC quality_01s2

ASIC QualityはGPU-Zで確認することができます。○の部分をクリック→Read ASIC Qualityを選択すると数値を見ることができます。ASIC Qualityが高いほうが低消費でオーバークロック耐性が高いようですが、あくまでも目安のようです。オーバークロックしない人は気にする必要がない数値ですが、Turbo Boost 2動作時のクロックの伸びに多少影響があるようです。


i7-3770_GTX980_ASIC.png

Turbo Boost 2動作時の最高クロック・・・1240.3 MHz
電圧・・・1.2060 V


ENVY_700-560jp_GTX980_GPU-Z_ASIC.png

Turbo Boost 2動作時の最高クロック・・・1253.0 MHz
電圧・・・1.2120 V


810-480jp_GPU-Z_ASIC quality

Turbo Boost 2動作時の最高クロック・・・1277.9 MHz
電圧・・・1.2180 V

ASIC Qualityの数値が高い方がTurbo Boost 2動作時の最高クロックが少し高いのですが、ベンチマークではほとんど差が出ないレベルです。いずれの場合もGPU-Zに表示されている Boost 動作時のクロック 1216.0 MHz よりも高い数値で動作しています。



 GeForce GTX LED ビジュアライザ-

GeForce GTX LED ビジュアライザ-

GeForce Experience に組み込まれている「NVIDIA GeForce GTX LEDビジュアライザー」で、グラフィックスカードのEDイルミネーションのオン/オフが可能です。



 ベンチマークのまとめ

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GeForce GTX 980はトップクラスの性能を誇りますが、ワットパフォーマンスも非常に優れているグラフィックスカードです。性能はGTX770より圧倒的に速いにもかかわらず、同じくらい(ベンチによってはやや低め)の消費電力をキープしています。ベンチマーク中のPC全体の消費電力は3D Markの278Wが最大で、HPのデスクトップPCに搭載されている500Wの電源でも問題ありませんでした。

■3D Mark - Fire Strike グラフィックススコア・・・12587
(Core i7-4790K, GeForce GTX980・・・総合評価 10678)
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを除く)・・・最大278W
◆HP ENVY 700-560jpのベンチマーク(i7-4790K, GTX 980搭載)

■3D Mark - Fire Strike グラフィックススコア・・・7747
(Core i7-4790, GeForce GTX770・・・総合評価 6927)
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを除く)・・・最大271W
◆ENVY 700-360jp(Core i7-4790、GeForce GTX 770 搭載)


250x112_HP ENVY 700-560jp_レビュー_01a
◆HP ENVY 700-560jpのベンチマーク(i7-4790K, GTX 980搭載)


250_HP ENVY Phoniex 810-480jp_レビュー_02a
■HP ENVY Phoenix 810-480jpのベンチマーク(i7-4790K, GTX 980搭載)


【ゲームプレイ&ベンチマーク】
◆GTA5ベンチマーク(Core i7-4790K, GTX 980)
◆Core i7-4790K, GTX 980で「バトルフィールド ハードライン」をプレイ!
◆GRID Autosportのベンチマーク(Core i7-4790K, GTX 980)
◆F1 2014のベンチマーク(Core i7-4790K, GTX 980)
◆Core i7-4790K, GTX 980で『THE CREW』をプレイ!
◆Core i7-4790K, GTX 980で「バトルフィールド4」をプレイ!
◆Core i7-4790K, GTX 980で「ウォッチドッグス」をプレイ!




■レビュー・ベンチマークについて
※特定構成のパソコンでベンチマークを計測した数値です。
※掲載しているベンチマークスコアは参考値です。性能やスコアを保証するものではありません。
※製品仕様は2014年12月時点のものです。仕様は予告なく変更される場合があります。

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