
日本HPのデスクトップPC「HP ENVY 700-460jp」で人生シミュレーションゲーム「ザ・シムズ4」をプレイ!プレイ中のフレームレートやロード時間、PCパーツの温度や消費電力なども測定しています。


ベンチマークで使用するHP ENVE 700-460jpのスペック |
OS | Windows 8.1 Update(64bit) |
プロセッサー | インテル Core i7-4790 プロセッサー |
チップセット | インテル Z87 チップセット |
メモリ | 16GB (8GBx2) PC3-12800 |
ストレージ | 128GB SSD ※シムズ4インストール 1TB HDD (SATA, 7200rpm) |
グラフィック | NVIDIA GeForce GTX 760 (192bit, 1.5GB, GDDR5) |
電源 | 500W ATX電源 |
※テストしたのは「プール無料アップデート」前の2014年11月4日です。 |
■目次(ページ内リンク) 下記のリンクをクリックすると目的の場所にジャンプします。 ※[BackSpace]キーでこの位置に戻ります。 ◆「ザ・シムズ4」について ◆ベンチマークについて ◆ロード時間の計測について ◆「ザ・シムズ4」の起動時間 ◆区画の移動時のロード時間 ◆ワールドの切り替え ◆服を選ぶときのロード時間 ◆セーブ時間 ◆テストで使用するPCのグラフィックスカードの性能 ◆ゲームオプション(グラフィック設定) ◆「ザ・シムズ4」プレイ中のフレームレート ◆「ザ・シムズ4」プレイ中の温度・消費電力 ◆「ザ・シムズ4」ベンチマークのまとめ | ||||
■「ザ・シムズ4」について

2014年9月に発売された人生シミュレーション「シムズ」シリーズの最新作「ザ・シムズ4」は、シムというキャラクターを指示して何かをさせたり、シムの行動を観察して楽しむゲームです。作成したシムや建築などをコミュニティに公開して他のユーザーと共有することもできます。
オープンワールドだった前作の「ザ・シムズ3」からゲームシステムが大幅に見直され、プレイできるのは一度に一つの区画になり、区画の移動時は必ずロードされるようになりました。「ザ・シムズ2」と似たようなゲームシステムです。
◆ザ・シムズ4 公式サイト
■ベンチマークについて
ベンチマークでは下記のソフト、ツールを使用して計測しています。
HDD/SSDの基本情報やS.M.A.R.T.情報(電源投入回数や使用時間、温度など)を確認することができるソフト。 | |
HDD, SSD, USBメモリ等の速度を測定するベンチマークソフト。 | |
CPUやマザーボード、メモリなど、ハードウェアの詳細な情報を表示するソフト。 | |
グラフィックカードの詳細情報、動作中のGPUクロック周波数や温度などを表示してくれるソフト。 | |
CPU・GPU・HDDなどの温度を測定するソフト。 | |
消費電力(W)、積算電力量(kWh)、積算時間(Hour)、積算電力料金(円)、二酸化炭素量(kg)の5種類が計測できる検電器です。 |
■ロード時間の計測について

基本的にロード画面が表示されている時間を計測しています。
(最初のゲーム起動時間の計測テストはムービーなどを含みます)
※ストップウォッチを手動で操作しているので多少の誤差があります。

128GB SSDを搭載したデスクトップPCで、「ザ・シムズ4」の起動時やプレイ中のロード時間を計測します。(※ベンチマークは上の画像を参照)
◆Core i7-4790、NVIDIA GeForce GTX 760 (192bit)搭載機のベンチマーク
■「ザ・シムズ4」の起動時間
セーブデータは、世帯人数が1人でほとんどプレイしていない初期の状態です。

Originを起動後、ザ・シムズ4の「プレイ」をクリックしてからスタート画面までのロード時間。
約50秒
■区画の移動時のロード時間

マップ画面から公園やバーなどの区画に移動する(プレイ画面が表示される瞬間)
までのロード時間。
14~18秒
※ロード時間はプレイ状況や一緒に移動する人数によって変動します。プレイデータによっては、さらに長くなる場合もあるかもしれません。

アクティブな世帯、プレイ中の区画からマップ画面が表示されるまでのロード時間。
※マップ画面は[M]キーを押して表示
約3秒
■ワールドの切り替え

ワールドは瞬時切り替え可能です。ロードは発生しません。
■服を選ぶときのロード時間

タンスで服を変更するときのロード時間。
約4秒
■セーブ時間
プレイし始めて間もない初期のデータなので、プレイ状況によってセーブ時間が違ってくる(長くなる)かもしれません。
2~3秒
■テストで使用するPCのグラフィックスカードの性能

今回テストした「HP ENVY 700-460jp」はNVIDIA GeForce GTX 760 を搭載していますが、メモリーインターフェースが192bitのOEM版なのでGTX 660相当の性能になります。
ファイナルファンタジー(キャラクター編)ベンチをフルHD(1920x1080)、最高画質、フルスクリーンでテストした場合、約8000位のスコアになります。PassMark ビデオカードベンチマークでは、以前テストしたGeForce GT 840Mを搭載ノートPCよりも4倍以上高いスコアです。
PassMark - Video Card Benchmarks

※PassMark - G3D Markのベンチマークスコアはあくまでも目安としてご覧ください。
■ゲームオプション(グラフィック設定)

ディスプレイ | |
表示方式 | フルスクリーン |
解像度 | 1920x1080(フルHD) |
リフレッシュレート | デフォルト |
垂直同期 | オフ |
グラフィック | |
グラフィック | ウルトラ |
シム | 超高品質 |
オブジェクト | 高品質 |
照明 | 超高品質 |
反射 | 高品質 |
視覚効果 | 高品質 |
エッジの滑らかさ | 高品質 |
3D背景解像度 | 高品質 |
非圧縮のシムのテクスチャ | オフ |
ポストエフェクト(背景のぼかし) | オン |
ノートPCモード | オフ |
今回は最高設定のウルトラでプレイします。
※動作が重くなる「ポストエフェクト(背景のぼかし)」もオンになっています。
※スクリーンショットの画像サイズは1920x1080で、プレイしているときとほぼ同じ品質です。画像をクリックすると拡大表示します。
※ゲーム画面左上に表示されている数値はFrapsのフレームレートです。
■「ザ・シムズ4」プレイ中のフレームレート





遠景が見えるシーンのフレームレートは静止した状態では最大70fpsくらいが限界。場所によって違いが大きく、40fps前後しか出ないところもあります。画面を移動(スクロール・回転)したときに30fps前後くらいまで下がる場合がります。





シムに近い視点や室内では、遠景よりもフレームレートが高くなり50~100fpsくらいは出るようになりますが、画面を移動(スクロール・回転)しているときに40fps台まで下がることがあります。

オブジェが少な目の場所では100fps以上、最大で140fps近くまで出ることがありました。

画面を移動(スクロール・回転)させたときに、フレームレートが下がる傾向がありますが、シムズ4標準カメラ設定時(ザ・シムズ3 カメラをオフにした時)の 画面移動は軽快です。オプションで「ザ・シムズ3 カメラ」をオンにした場合はキーボードで画面を操作することになりますが、上下左右の動きはシムズ3と 似たような印象で少し重くなります。

「非圧縮のシムのテクスチャ」をオンにしても動作が重くなる印象はないので、さらに高品質なシムでプレイすることも可能です。
■「ザ・シムズ4」プレイ中の温度・消費電力

「シムズ4」プレイ中の温度は適正動作範囲内なので問題ありませんでした。
PCパーツの温度・消費電力 【室温 25℃】 |
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 |
インテル Core i7-4790 プロセッサー |
プロセッサーの温度 | 63.0℃ | アイドル時 31.0℃前後 |
NVIDIA Geforce GTX 760 (192bit) |
GPUの温度 | 76.0℃ | アイドル時 31.0℃前後 |
GPU コアクロック | 1006.0 MHz | アイドル時 324.0 MHz |
GPU メモリクロック | 1398.6 MHz | アイドル時 162.0 MHz |
GPUクーラーのファンスピード | 1620 RPM | アイドル時 1140 RPM |
ビデオメモリ使用量 | 1354 MB |
PC全体の消費電力(モニターを除く) |
90~185W ※マップ画面では消費電力が低くなります。 ※「垂直同期」をオンにすると20~50Wほど消費電力が下がります。 | ||
※ベンチマーク中の計測値は状況により変動します。 |
■「ザ・シムズ4」ベンチマークのまとめ

※PassMark - G3D Markのベンチマークスコアはあくまでも目安としてご覧ください。
今回はシムズ4推奨スペックのCore i5(具体的な型番は不明)よりも性能が高いインテル Core i7-4790 プロセッサー、Geforce GTX 760 192bit (GTX 660相当の性能)を搭載したデスクトップパソコンでテストしました。
【OS】Windows 8.1 Update (64bit)
【プロセッサー】Core i7-4790
【グラフィックス】Geforce GTX 760 192bit (1.5GB, GDDR5)
【メモリ】16GB
【グラフィック設定】フルHD(1920x1080)・ウルトラ
【遠景が見える視点】30~70fps
【シムに近い視点】40~140fps
Core i7-4790 プロセッサー、Geforce GTX 760 192bit は、シムズ4のベースゲームをフルHD・画質設定「ウルトラ」でプレイが可能でした。当サイトの「シムズ3」拡張パック全部入れ推奨スペックも満たしている(グラフィックはギリギリのラインですが)性能です。
シムズは60fps維持にこだわる必要がないタイプのゲームなので、遠景が見える視点や画面を移動したときにフレームレートが30~40fpsになることがありますが、シムに近い視点では50~110fpsくらい出るので、それなりに快適にプレイできると思います。
Core i5-4590でも体感的にあまり変わらないと思いますので、予算に限りがあるなら無理してCore i7-4790にするよりは、グラフィックスカードやSSDなどに予算を回した方が良いと思います。
シムズ4は32bitのアプリなのでメモリは8GBあれば十分です。4GBだとゲーム中に不足して動作が重くなる可能性があります。
あくまでもベースゲームの話なので、今後のことを考えるともう少し性能が高めのグラフィックスカードにした方がよいかもしれません。シムズ4に拡張パックを全部入れてどれくらいの性能が必要なのかハッキリするのは、過去のシムズシリーズと同様に拡張パックが多数発売されるのなら随分先の3~4年後になると思います。

【製品情報】
◆HP ENVY 700-460jp/CT [2014年冬モデル] 製品詳細
◆HP ENVY 700-460jp/CT(スペックPDF)
◆HP ENVY 700-460jp/CT サポート(ドライバー・ユーザーガイド)
◆マザーボードの仕様、MS-7826 (Kaili )


【シムズ関連記事】
◆「ザ・シムズ4」ベンチマークテスト(推奨スペック)まとめ
◆「ザ・シムズ3」を快適にプレイするためのパソコン選び
■レビューについて
※商品仕様/価格については2014年11月8日時点のものです。
※ストレージ、メモリなどのPCパーツは販売時期によりメーカーが変更になる場合があります。
※ベンチマークの結果、温度、消費電力などの測定値はPCの使用状況や環境によって異なることがあります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
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