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日本HPのハイエンドミニタワーPC「HP ENVY 700-460jp/CT」のベンチマークです。テスト中の消費電力やPCパーツの温度も測定しています。


ベンチマークで使用するHP ENVY 700-460jpのスペック
 OS  Windows 8.1 Update(64bit)
 プロセッサー  インテル Core i7-4790 プロセッサー
 チップセット  インテル Z87 チップセット
 メモリ  16GB (8GBx2) PC3-12800
 ストレージ  128GB SSD
   1TB HDD (SATA, 7200rpm)
 グラフィック  NVIDIA GeForce GTX 760 (192bit, 1.5GB, GDDR5)
 電源  500W ATX 電源
※NVIDIA ドライバーのバージョンは 344.48 です。



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■目次(ページ内リンク)

下記のリンクをクリックすると目的の場所にジャンプします。
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◆ベンチマークについて
◆インテルCore i7-4790プロセッサー
◆ストレージ 128GB SSD/1TB HDD
◆グラフィックスカード NVIDIA Geforce GTX 760 (192bit, 1.5GB)
◆ベンチマーク(3D MARK)
◆ベンチマーク(CINEBENCH R15)
◆ベンチマーク(FF14:新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編)
◆ベンチマーク(MHF ベンチマーク 第3弾 【大討伐】)
◆ベンチマーク(PSO2 キャラクタークリエイト体験版 ver.2.0)
◆ベンチマーク中の温度・消費電力
◆ベンチマークのまとめ





■ベンチマークについて

ベンチマークでは下記のソフト、ツールを使用して計測しています。

CrystalDiskInfo

HDD/SSDの基本情報やS.M.A.R.T.情報(電源投入回数や使用時間、温度など)を確認することができるソフト。

CrystalDiskMark

HDD, SSD, USBメモリ等の速度を測定するベンチマークソフト。

CPU-Z

CPUやマザーボード、メモリなど、ハードウェアの詳細な情報を表示するソフト。

GPU-Z

グラフィックカードの詳細情報、動作中のGPUクロック周波数や温度などを表示してくれるソフト。

HWMonitor

CPUGPUHDDなどの温度を測定するソフト。

Fraps

ゲーム中のフレームレートを表示できるソフト。スクリーンショットを撮ることもできます。

ワットモニター TAP-TST8

消費電力(W)、積算電力量(kWh)、積算時間(Hour)、積算電力料金(円)、二酸化炭素量(kg)の5種類が計測できる検電器です。







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第4世代のインテルCore i7-4790プロセッサー(Haswell Refresh)は2014年5月12日に発表されました。基本的なアーキテクチャーは「Haswell」と同じですが、動作周波数が100MHzクロックアップされています。



700-460jp_CPU-Z_core i7-4790_01700-460jp_CPU-Z_core i7-4790_03
※画像をクリックすると拡大表示します。
 
CPU-Zで表示されるインテルCore i7-4790プロセッサーの詳細。GA1150ソケット対応、4コア8スレッド、L3キャッシュ8MB、TDPは84W。定格クロック周波数は3.6GHzですが Turbo Boost 2.0で最大4.0GHzまで上昇し、アイドル時は800MHzまで下がり消費電力を抑えます。マザーボードにはインテル Z87 チップセットが搭載されています。

■インテルCore i7-4790 プロセッサー
動作周波数・・・3.6 GHz (アイドル時:800MHz)
ターボ・ブースト時の最大周波数・・・4.0GHz
コアの数・・・4
スレッド数・・・8
インテル スマート・キャッシュ・・・8 MB
TDP(CPUの消費電力の目安)・・・84W

◆日本HPのデスクトップPC「プロセッサー性能比較表」





468x110_700-460jp_ストレージ_01

ENVY 700シリーズのツールレス・ストレージベイには、HDD/SSDを3台まで搭載することが可能です。このテストでは128GBのSSDと1TBのHDD(7200回転)を搭載しています。ストレージのメーカーは販売時期により変更される場合があります。


■MTFDDAK128MAM-1J1 128.0 GB
700-460jp_CrystalDiskInfo_128GB SSD_01 700-460jp_CrystalDiskMark_128GB SSD_01
※画像をクリックすると拡大表示します。

CrystalDiskInfoで表示されるMicron製のSSD 128GBの情報。
型番は MTFDDAK128MAM-1J1、ファームウェアは「070H」です。

容量:128GB
タイプ:MLC
読込最大:415MB/s
書込最大:175MB/s
インターフェイス:SATA 6Gb/s
厚さ:9.5mm

CrystalDiskMarkのベンチマークでは、シーケンシャル・リードが420MB前後、シーケンシャル・ライトが180MB/s前後でした。
128GBのSSDは容量が多いものと比較すると書き込みが少し遅い傾向があります。SSDはHDDよりもデータの読み書きやランダムアクセス速度に優れていて、OSの起動や操作時のレスポンス、アプリケーションの起動などが速くなります。


ST1000DM003-1CH162 1000.2 GB
700-460jp_CrystalDiskInfo_HDD_01_20141105173441a7d.png  700-460jp_CrystalDiskMark_HDD_02.png
※画像をクリックすると拡大表示します。

CrystalDiskInfoで表示されるSeagate製HDDの情報。
ファームウェアは「070H」です。

容量:1TB
回転数:7200rpm
キャッシュ:64MB
インターフェイス:SATA 6Gb/s
規格サイズ:3.5インチ

CrystalDiskMarkのベンチマークでは、シーケンシャル・リードが190MB前後、シーケンシャル・ライトも190MB/s前後でした。
512K、4K、4K QD32のような小さいサイズのデータの読み書きは7200回転のHDDとしては標準的な速度で、発熱に関しては少なめです。

■3回連続でベンチマークをした時のHDDの温度(室温25℃)・・・32℃





468x110_700-460jp_GTX 760 192bit_01

グラフィックスカードのNVIDIA Geforce GTX 760 (192bit) は、28nmプロセスで製造されたKeplerアーキテクチャのGPUコア「GK104」をベースにしたGPUです。


700-460jp_GPU-Z_GTX 760 192bit_01  

HPのデスクトップ機に搭載されているGTX 760 は、メモリインターフェースが192bitのOEM版なので、GTX 660相当の性能になります。

【CUDAコア】1152
【テクスチャユニット】96基
【ベースクロック】824 MHz (アイドル時 324.0 MHz)
【ブーストクロック】889 MHz
【メモリクロック(データレート)】1,400MHz (5,600MHz相当)
【メモリ容量 】1.5GB GDDR5
【メモリ・インターフェース】192 ビット
【ROPユニット】24基
【最大温度】98℃
【消費電力】130 W
【最小限必要な電力】450 W
【電気接続】6-pin

◆参考サイト:GeForce GTX 760 192-bit(OEM)
◆日本HPのデスクトップPC「グラフィックスカード性能比較表」





■3D MARK

DirectX 11、DirectX 9、DirectX 10の機能を使用したベンチマークができるソフトです。Sky Diverが追加されたバージョンでテストします。

◆3DMark-v1-3-708 ダウンロード


700-460jp_i7-4790_GTX760 192bit_3D MARK_01

Fire Strike
DirectX 11の機能をフルに使って開発された非常に負荷の高いテスト
Score:4415

Sky Diver
DirectX 11世代のグラフィックス機能統合型CPU(=APU)に向けたテスト
Score:14583

Cloud Gate
DirectX 10レベルのグラフィックス機能を使って作られたテスト
Score:18856

Ice Storm
DirectX 9レベルのグラフィックス機能を用いたテスト
Score:144869


ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 25℃】
 温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、  
アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。
インテル Core i7-4790 プロセッサー
 プロセッサーの温度  69.0℃  アイドル時 31.0℃前後
NVIDIA Geforce GTX 760 (192bit)
 GPUの温度  75.0℃  アイドル時 31.0℃前後
 GPU コアクロック  1006.0 MHz  アイドル時 324.0 MHz
 GPU メモリクロック  1398.6 MHz  アイドル時 162.0 MHz
 GPUクーラーのファンスピード  1620 RPM  アイドル時 1140 RPM
 ビデオメモリ使用量  1512 MB
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを除く)
最大199W
※ベンチマーク中の計測値は状況により変動します。






■MAXON CINEBENCH R15

グラフィックカードとCPUの性能テストを行い、コンピュータのパフォーマンスを評価します。

◆MAXON CINEBENCH ダウンロード

700-460jp_CINEBENCH R15_01s

OpenGL (グラフィックカードの性能 テスト)124.67 fps
カーチェイスによる複雑な3Dシーンを使って、グラフィックカードのOpenGL
モードでの性能を調べます。

CPU メインプロセッサの性能テスト757 cb
3Dレンダリングを行いプロセッサパワーのすべてを使うテスト。


ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 25℃】
 温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、  
アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。
インテル Core i7-4790 プロセッサー
 プロセッサーの温度  66.0℃  アイドル時 31.0℃前後
NVIDIA Geforce GTX 760 (192bit)
 GPUの温度  55.0℃  アイドル時 31.0℃前後
 GPU コアクロック  1006.0 MHz  アイドル時 324.0 MHz
 GPU メモリクロック  1398.6 MHz  アイドル時 162.0 MHz
 GPUクーラーのファンスピード  1350 RPM  アイドル時 1140 RPM
 ビデオメモリ使用量  536 MB
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを除く)
OpenGLテスト・・・最大161W、CPUテスト・・・最大126W
※ベンチマーク中の計測値は状況により変動します。






■ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編

実際のマップとキャラクターを表示して、「FF14:新生エオルゼア」を動作させた場合の指標となるスコアを確認することができます。

◆FF14ベンチマーク キャラクター編 ダウンロード

700-460jp_FF14_1920x1080最大フルスク_344-48  

画面サイズ: 1920x1080
スクリーンモード設定: フルスクリーンモード
グラフィック設定のプリセット: 最高品質

スコア:8065
評価:非常に快適
平均フレームレート:69.865


ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 25℃】
 温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、  
アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。
インテル Core i7-4790 プロセッサー
 プロセッサーの温度  62.0℃  アイドル時 31.0℃前後
NVIDIA Geforce GTX 760 (192bit)
 GPUの温度  73.0℃  アイドル時 31.0℃前後
 GPU コアクロック  1006.0 MHz  アイドル時 324.0 MHz
 GPU メモリクロック  1398.6 MHz  アイドル時 162.0 MHz
 GPUクーラーのファンスピード  1590 RPM  アイドル時 1140 RPM
 ビデオメモリ使用量  1016 MB
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを除く)
最大186W
※ベンチマーク中の計測値は状況により変動します。






■MHF ベンチマーク 第3弾 【大討伐】

「モンスターハンター フロンティア オンライン」の ベンチマークです。このベンチマークでパソコン性能の目安を知ることができます。

◆MHF ベンチマーク ダウンロード


700-460jp_MHF_1920x1080.png  

画面サイズ: 1920x1080
スクリーンモード設定: フルスクリーンモード 

スコア:11932
※ベンチマークスコアの評価は公表されていないようです。
※Frapsでベンチマーク中のフレームレートを見ると58~165fpsでした。瞬間的に58fpsまで下がるシーンがありましたが、大体において100fps以上出ている印象です。


ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 25℃】
 温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、  
アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。
インテル Core i7-4790 プロセッサー
 プロセッサーの温度  54.0℃  アイドル時 31.0℃前後
NVIDIA Geforce GTX 760 (192bit)
 GPUの温度  73.0℃  アイドル時 31.0℃前後
 GPU コアクロック  1006.0 MHz  アイドル時 324.0 MHz
 GPU メモリクロック  1398.6 MHz  アイドル時 162.0 MHz
 GPUクーラーのファンスピード  1590 RPM  アイドル時 1140 RPM
 ビデオメモリ使用量  550 MB
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを除く)
最大167W
※ベンチマーク中の計測値は状況により変動します。






■ファンタシースターオンライン2 キャラクタークリエイト体験版 ver.2.0

『ファンタシースターオンライン2』がどのくらい快適にプレイできるかを点数で評価してくれるベンチマーク機能です。

◆ベンチマーク ダウンロードページ

pso20141102_191040_001.png

簡易描画設定・・・5(最高品質)
スクリーンモード設定・・・フルスクリーン表示
画面解像度・・・1920x1080

スコア:21743
評価:快適に動作すると思われます

ベンチマーク中のフレームレートは110~210fpsでした。瞬間的に100fpsを切るシーンがありましたが快適にプレイできると思います。


ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 25℃】
 温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、  
アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。
インテル Core i7-4790 プロセッサー
 プロセッサーの温度  59.0℃  アイドル時 31.0℃前後
NVIDIA Geforce GTX 760 (192bit)
 GPUの温度  75.0℃  アイドル時 31.0℃前後
 GPU コアクロック  1006.0 MHz  アイドル時 324.0 MHz
 GPU メモリクロック  1398.6 MHz  アイドル時 162.0 MHz
 GPUクーラーのファンスピード  1620 RPM  アイドル時 1140 RPM
 ビデオメモリ使用量  496 MB
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを除く)
最大181W
※ベンチマーク中の計測値は状況により変動します。






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HP ENVY 700-460jpは500Wの電源ユニットを搭載しています。

■プロセッサーやGPUの温度(室温25℃)
ベンチマーク中のプロセッサーの温度は最高で69℃、GPUは75℃でした。使用時の発熱は適正範囲内に収まっており問題ありませんでした。ネットサーフィンやYoutube動画の視聴などでは、アイドル時より数℃高くなる程度です。

■ベンチマーク中の消費電力
消費電力は「3DMARK」の199Wが最大。他のゲームベンチも200Wを超えることはありませんでした。500Wの電源ユニットでも問題ない消費電力です。


ベンチマーク時のPCパーツの最高温度(室温25℃)
 Core i7-4790 プロセッサー  69℃ (アイドル時31℃前後)
 NVIDIA Geforce GTX 760 (192bit)  75℃ (アイドル時31℃前後)
HP ENVY 700-460jpの消費電力(モニターを除く)
 電源OFF時  0.4W
 スリープ時  1.5~1.7W
 アイドル時  40W前後
 起動時  115W(瞬間最大)
 ベンチマーク中の最大消費電力  199W (3D MARK)
※消費電力はPCパーツの構成によって違いが出る場合があります。





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■Core i7-4790プロセッサー
通常の使用ではCore i5-4590(最大3.7GHZ、4コア/4スレッド)とCore i7-4790(最大4.0GHZ、4コア/8スレッド)の性能差を体感できないと思いますが、動画のエンコード、3Dのレンダリングのような負荷の高い作業をするのならCore i7-4790のほうがお勧めです。Core i7はHTT(ハイパースレディングテクノロジー)という機能を搭載しているので、マルチコア対応ソフト使用時に高い処理能力を発揮します。(※プログラムによってはHTTが効かないものもあります)

■メモリについて
必要なメモリに関しては用途次第ですが、ゲームをするのなら8GB、本格的にクリエィティブな用途で使用するなら16GB以上搭載すると快適に作業できると思います。

■NVIDIA GeForce GTX 760 (192bit) について
新生FF14(キャラクター編)、ファンタシースターオンライン2などのゲームを快適にプレイできる性能があると思われますが、それなりに良 い画質で3Dゲームを楽しむことができればよいという人向けのスペックです。

バトルフィールド4やウォッチドッグスのような重い3Dゲームをプレイするのなら、オプションで選択できる GTX 770(※参考記事 ENVY 700-360jp )のほうが良いと思いますが、そのようなゲームでフルHD(1920x1080)、60fpsでプレイする場合は、画質設定を「中」くらいにする必要があります。(※参考記事)

◆HP ENVY 700-460jp/CT [2014年冬モデル] 製品詳細icon
◆HP ENVY 700-460jp/CT(スペックPDF)
◆HP ENVY 700-460jp/CT サポート(ドライバー・ユーザーガイド)icon
◆マザーボードの仕様、MS-7826 (Kaili )icon



■レビューについて
※商品仕様/価格については2014年11月5日時点のものです。
※PCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※ベンチマークの結果、温度、消費電力などの測定値はPCの使用状況や環境によって異なることがあります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。

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