



コンパクト・スリム型の2014年冬モデルHP Pavilion Slimline 400-420jpは、置き場所を選ばない幅約10cmのコンパクトボディ、ピアノブラックの前面パネルを左右非対称に配置したスタイリッシュなデザインを採用。ストレージはHDDを1台のみ搭載可能で、増設ドライブを追加することはできない構造です。安心の東京生産でフルカスタマイズに対応しています。
グラフィックスの性能(オプションも含む)では、フルHD最高画質で3Dゲームを楽しむには厳しいと思いますが、軽めのゲームなら解像度や画質を下げることでプレイできるものもあります。
スリムタイプのPCが必要で、ウェブサイトの閲覧、動画の視聴、メール、マイクロソフト・オフィスのようなソフトをメインで使用し、購入した状態でそのまま使う人向けのPCです。
■Slimline 400-420jpはこのようなパソコンを探している人に最適
・省スペースのパソコンが必要。
・良いデザインのパソコンが欲しい。
・上位機種よりも安く、ある程度性能の良いパソコンが欲しい。
・PC内部の拡張性は必要ない。(外付けハードディスクを使用)
・ファイナルファンタジーのような3Dゲームをしない。
オプションで高性能な Core i7-4790プロセッサーを搭載可能なので、「拡張性は必要ないけれど上位機種と同等の処理能力が欲しい」というニーズにも対応しています。
◆ミニタワー筐体(Pavilion 500)とスリム筐体(Slimline 400)の違い
前モデル (HP Pavilion Slimline 400-320jp)からの変更点 |
一部のプロセッサーが変更されました。
Pentium G3220 (3.00GHz/2コア) → Pentium G3250(3.20GHz / 2コア)
Core i3-4130(3.40GHz/2コア) → Core i3-4160 (3.60GHz / 2コア)
カスタマイズオプションのグラフィックスカードが変更されました。
NVIDIA GeForce GT 635(2GB/DDR3)→ GeForce GT 720 (2GB/DDR3)
電源ユニットが270W →220Wに変更されました。
■プロセッサー
プロセッサーはオプションで下記の4種類から選択することができます。
基本的には同じ世代で数字が大きくなるほど高性能。冬モデルからPentium G3250、Core i3-4160が採用されました。
・インテル Pentium G3250 (3.20GHz / 2コア) [標準]
・インテル Core i3-4160 (3.60GHz / 2コア)
・インテル Core i5-4460 (最大3.40GHz / 4コア)
・インテル Core i7-4790 (最大4.00GHz / 4コア)
モデル名 | G3250 | i3-4160 | i5-4460 | i7-4790 |
動作周波数 | 3.2 GHz | 3.6 GHz | 3.2 GHz | 3.6 GHz |
最大周波数※(1) | - | - | 3.4 GHz | 4.0 GHz |
コアの数 | 2 | 2 | 4 | 4 |
スレッド数 | 2 | 4 | 4 | 8 |
キャッシュ※(2) | 3 MB | 3 MB | 6 MB | 8 MB |
最大TDP | 53 W | 54 W | 84 W | 84 W |
※(1)インテル ターボ・ブースト・テクノロジー利用時 | ||||
※(2)インテル スマート・キャッシュ |
ウェブサイトの閲覧やメールなど軽めのソフトしか使用しないので、少々処理能力が低くてもとにかく安く済ませたいのなら Pentium G3250。
ウェブサイトの閲覧、動画の視聴、メール、マイクロソフト オフィスのようなソフトをメインで使用し、性能よりも価格重視ならCore i3-4160。
上記の一般的な用途に加えて、本格的ではないけれどグラフィック関連ソフトや動画編集なども楽しみたいのなら4コアのCore i5-4460が最適です。
CPUの負荷の高いグラフィックソフトでの作業や動画エンコードがメインの用途なら、オプションで高性能な Core i7-4790プロセッサーを選択した方が快適に作業することができます。
■PassMark - CPU Mark
プロセッサー | ベンチマークスコア | シングルスレッド |
Intel Core i7-4790 | 10198 | 2306 |
Intel Core i5-4460 | 6739 | 1975 |
Intel Core i3-4160 | 5074 | 2033 |
Intel Pentium G3250 | 3142 | 1836 |
※ベンチマークスコアは更新されるので上記の数値と若干異なる場合があります。
PassMark - CPU Markのベンチマークスコアは、動作周波数が高く、コア・スレッド数が多いプロセッサーが良い結果を出していますが、シングルスレッド(1コアの性能テスト)の項目は動作周波数の高いCore i3-4160がCore i5-4460よりも少し良いスコアを出しています。
◆日本HPのデスクトップPC「プロセッサー性能比較表」
■メモリ
PC3-12800 (1600MHz)メモリを最大16GBまで搭載可能です。
4GB (4GBx1) PC3-12800 [標準]
8GB (4GBx2) PC3-12800
16GB (8GBx2) PC3-12800
◆どれくらいパソコンにメモリを搭載すればよいのか?
■ストレージ
ストレージはHDDのみ選択可能です。拡張性に関してはHDDは1台のみ搭載可能で、増設ドライブを追加することはできません。
500GB ハードドライブ(SATA, 7200rpm) [標準]
1TB ハードドライブ(SATA, 7200rpm)
2TB ハードドライブ(SATA, 7200rpm)
3TB ハードドライブ(SATA, 7200rpm)
◆起動ディスクにパーティションを作成する方法
■グラフィックス
ゲームをしないのならプロセッサー内蔵のインテル HD グラフィックスで十分です。オプションのNVIDIA GeForce GT 720 でも、フルHD・最高画質の設定でファイナルファンタジーのような3Dゲームを楽しむのは厳しいと思います。
・インテルHDグラフィックス (Pentium プロセッサーG3250内蔵)
・インテルHDグラフィックス4400 (i3-4160プロセッサー内蔵)
・インテルHDグラフィックス4600 (i5-4460、i7-4790プロセッサー内蔵)
・NVIDIA GeForce GT 720 (2GB/DDR3)
◆日本HPのデスクトップPC「グラフィックスカード性能比較表」
■オプティカルドライブ(光学ドライブ)
オプティカルドライブは下記の3種類から選択できます。
・DVDスーパーマルチドライブ
・ブルーレイROMドライブ(DVDスーパーマルチドライブ機能搭載)
・ブルーレイディスクドライブ(BDXL対応、DVDスーパーマルチドライブ機能搭載)
◆オプティカルドライブ(光学ドライブ)の種類・機能について
■内蔵無線LAN
ワイヤレスLANルーターを使用することで、コードレスな家庭内LAN環境を構築することが可能です。HP ENVY Phoenix 810、HP ENVY 700などの上位機種は次世代ワイヤレス規格802.11acに対応した高速な規格の無線LANを選択することができます。
・なし [標準]
・IEEE 802.11 a/b/g/n 、 Bluetooth 4.0
■リカバリメディア
リカバリメディアキットを購入しなくても、DVDメディアやUSBフラッシュドライブなどを使用して自分で作成することができます。
◆HPパソコンのリカバリメディア作成について
■パソコン保証
標準保証は1年間。オプションで3年間に延長することができます。
保証期間内はパーツ代、配送時の梱包材、集配も無料です。
1年間引き取り修理サービス [標準]
3年間引き取り修理サービス 本体用
3年間出張修理サービス 本体用
PCパーツの修理費用は高額になっていますので、購入した状態でそのまま使用される方や、高額なPCを購入された方などは3年間に延長しておくと安心です。
◆パソコン保証詳細
◆HP個人向けデスクトップPC製品 概算修理料金のご案内
■新サービス「使い方サポート」
2014年冬モデルからパソコンの標準保証(1年間引き取り修理サービス)に加えて、使い方サポート(1年間)が付属します。
使い方サポートはOSの使い方、インターネットへの接続方法など、パソコンやタブレットの基本的な利用方法について電話でサポートするサービスです。 2014年9月以降発売された製品が『使い方サポート』の対象となります。
受付時間は365日年中無休(9:00~21:00)で、サービス期間内であれば日曜/祝日、お正月やお盆なども休まず営業しています。
使い方サポートの延長はできません。サポートの延長が必要な場合や、周辺機器他社製のソフトウェアのサポートを利用されたい場合はHPなんでも相談サービスをご購入ください。
◆使い方サポート詳細
◆使い方サポート対象製品一覧 HP サポート

◆HP Pavilion Slimline 400-420jp/CT [2014年冬モデル] 製品詳細
◆HP Pavilion Slimline 400-420jp/CT(スペックPDF)
◆HP Pavilion Desktop 400-420jp/CT サポート(ドライバー・ユーザーガイド)
◆マザーボードの仕様 (Memphis-S)
■レビューについて
※商品仕様/価格については2014年10月28日時点のものです。
※PCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※ベンチマークの結果、温度、消費電力などの測定値はPCの使用状況や環境によって異なることがあります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
- 関連記事
-
-
HP Pavilion Slimline 400-520jpの性能・消費電力をチェック 2015/02/01
-
【詳細レビュー】HP Pavilion Slimline 400-520jpの外観・内部 2015/02/01
-
HP Pavilion Slimline 400-520jp/CT 新旧モデル比較 2014/12/17
-
HP Pavilion Slimline 400-420jp のベンチマーク・消費電力 2014/10/29
-
【詳細レビュー】HP Pavilion Slimline 400-420jpの外観・内部 2014/10/29
-
HP Pavilion Slimline 400-420jp/CTのカスタマイズについて 2014/09/19
-
HP Pavilion Slimline 400-320jpのベンチ・消費電力・温度 2014/07/23
-
【実機レビュー】HP Pavilion Slimline 400-320jpの外観・内部 2014/07/23
-
タグ