
日本HPのスリムタイプPC「HP Pavilion Slimline 400-320jp」のレビューです。外観や内部の写真を多数掲載しています。
■HP Pavilion Slimline 400-320jp の外観・デザイン

スリムタイプのHP Pavilion Slimline 400-320jpには、ピアノブラックの前面パネルが左右非対称に配置されたスタイリッシュなデザインが採用されています。外観や内部は前モデル400-220jpと同じです。

サイズは約112(幅)×409(奥行き)×324mm(高さ) 質量は約6.5kg。

ピアノブラックの前面パネルはやや丸みを帯びた形状になっています。

天面の形状はフラットで、PC内部の熱を逃がすためのメッシュが2つあります。左側がプロセッサー、右側はハードディスクドライブ用です。

オプティカルドライブは縦置きで1台搭載可能です。
カスタマイズオプションで下記の3種類が用意されています。
・DVDスーパーマルチドライブ
・ブルーレイROMドライブ(DVDスーパーマルチドライブ機能搭載)
・ブルーレイディスクドライブ(BDXL対応、DVDスーパーマルチドライブ機能搭載)
◆オプティカルドライブ(光学ドライブ)の種類・機能について

前面のインターフェース(上から順)
・ヘッドフォン出力×1
・USB3.0×2
・メディアカードリーダー×1
※メディアカードリーダーの対応可能なメディアは下記通りです。
但し、全てのメディアの動作を保証するものではありません 。
SD カード
SDHC カード
SDXC カード
メモリースティック
メモリースティックセレクト
メモリースティックプロ
メモリースティックマジックゲート
■HP Pavilion Slimline 400-320jp の側面

右側面はメッシュがなくすっきりとしています。

左側面にはメッシュが2ヶ所あります。上部にある大きなメッシュはプロセッサー冷却用の吸気口で、周囲に10cmくらいのスペースを開けるように指示するマークがあります。
左下のメッシュは、グラフィックスカード、TVチューナーカード、電源周りの熱を逃がします。
■HP Pavilion Slimline 400-320jp の内部

ミニタワーのデスクトップPCと比較すると、スリムタイプPCの内部はギッシリ詰まっている印象です。日本HPで販売されている他のデスクトップPCとは違う構造になっていて、CPUが上部、電源は下部に設置されています。冷却ファンはCPU用と光学ドライブの下部にある冷却ファンの2つのみ。
内部にHDDを1台のみ搭載可能で、増設ドライブを追加することは出来ません。HDDは光学ドライブに隠れていて見えない場所に搭載されているので換装は少々面倒かもしれません。
◆マザーボードの仕様 (Memphis-S)
◆製品の使い方(ハードウェア追加/交換・メンテナンス方法など)

オプティカルドライブの下部に設置されている冷却ファン。オプションのグラフィックスカードやTVチューナーカード(画像では未搭載)、電源の周囲を冷却します。

CPU冷却ファンは側面の吸気口から空気を取り入れ、PC内部の熱は上部の排気口から逃がします。プロセッサーは下記の4種類から選ぶことができます。
・インテル PentiumプロセッサーG3220
・インテル Core i3-4130(Haswell)
・インテル Core i5-4460(Haswell Refresh)
・インテル Core i7-4790プロセッサー(Haswell Refresh)
メモリースロットは2つ。PC3-12800 (1600MHz) のメモリーを最大16GBまで搭載可能です。
◆どれくらいパソコンにメモリを搭載すればよいのか?

カスタマイズオプションのグラフィックカードNVIDIA GeForce GT 635(2GB)。プロセッサー内蔵GPU「インテルHDグラフィックス」を選択した場合は、この部分にグラフィックカードは搭載されません。

電源は270W。電力をより効率的に使用できる(無駄な消費電力が抑えられる)Active PFC回路を搭載しています。

■HP Pavilion Slimline 400-320jp の背面/インターフェース各部名称

背面のインターフェース(上から順)
・USB2.0×4
・LAN端子
・アナログRGBミニD-sub15ピン×1(プロセッサー内蔵グラフィックス 選択時)※
・シングルリンクDVI-D 端子×1 (プロセッサー内蔵グラフィックス 選択時)※
NVIDIA GeForce GT 635(2GB)搭載モデルなのでカバーが付けられています。
ネジ穴はトルクスレンチのT10です。
・USB3.0×2
・ライン出力×1[緑]
・マイク入力×1[ピンク]
・ライン入力×1[水色]
NVIDIA GeForce GT635 選択時のみ
・デュアルリンク DVI-I 端子×1
(DVI->アナログRGBミニD-sub15ピン変換アダプター付)
・HDMI 端子×1

サイドパネルをコンピューターに固定しているネジは、マイナスドライバーも使えそうな形をしていますが、トルクスレンチのT15を使用したほうが確実です。

底面にはリサイクルマークがあります。

前モデル(400-220jp)からの主な変更点は、最新の第4世代インテル Core プロセッサー「Haswell Refresh」をカスタマイズオプションで選択できるようになったこと。筐体の外観や内部に変更はありません。
幅約10cmのスリムタイプのデスクトップPCなので置き場所を選びませんが、PCの吸気(CPU冷却用)スペースを確保する必要があります。
スリムタイプのコンパクトなPCは内部の熱がこもるのでは?と気になるかもしれませんが、筐体の上部に放熱用のメッシュ(排気口)があるので、室温が適切に調節されている環境で使用するなら特に問題ありません。
拡張性に関しては、内部にHDDを1台のみ搭載可能で、増設ドライブを追加することは出来ないので、基本的に購入した状態でそのまま使用する人向けのPCです。
◆【実機レビュー】HP Pavilion Slimline 400-320jpの外観・内部
◆【ベンチマーク】Slimline 400-320jp(Core i7-4790、GeForce GT 635 搭載)
◆HP Pavilion Slimline 400-320jp/CT [2014年夏モデル]製品詳細
◆HP Pavilion Slimline 400-320jp/CT(スペックPDF)
◆HP Pavilion Slimline 400-320jp/CT サポート(製品情報・ユーザーガイド)
◆マザーボードの仕様 (Memphis-S)
■レビューについて
※商品仕様/価格については2014年7月22日時点のものです。
※PCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※温度や消費電力の測定値は目安です。使用状況や環境によって変わります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
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