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インテル Core i7-4790 プロセッサー、NVIDIA Geforce GT 640を搭載した日本HPのデスクトップPC「HP Pavilion 500-340jp」のベンチマークです。テスト中の消費電力やCPU、GPUの温度も測定しています。



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■ベンチマークで使用するHP Pavilion 500-340jpのスペック

500-340jp_内部

OS

Windows 8.1 64bit

CPU

インテル Core i7 -4790 プロセッサー

(3.60GHz-4.0GHz, インテルスマート・キャッシュ8MB,4コア/8スレッド)

インテルターボ・ブースト・テクノロジー2.0

CPUクーラー

空冷CPUクーラー 

チップセット

インテル H87 チップセット

メモリー

4GB (4GB×1) PC3-12800 (1600MHz)

ストレージ

1TB ハードドライブ (SATA, 7200回転)

グラフィックス

NVIDIA GeForce GT 640 4GB, DDR3)

電源

300W ATX電源


※PCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。




■ベンチマークについて
ベンチマークでは下記のソフト、ツールを使用して計測しています。
NVIDIAドライバーのバージョンは「GeForce 337.88 WHQL」です。

CrystalDiskInfo

HDD/SSDの基本情報やS.M.A.R.T.情報(電源投入回数や使用時間、温度など)を確認することができるソフト。

CrystalDiskMark

HDD, SSD, USBメモリ等の速度を測定するベンチマークソフト。

CPU-Z

CPUやマザーボード、メモリなど、ハードウェアの詳細な情報を表示するソフト。

GPU-Z

グラフィックカードの詳細情報、動作中のGPUクロック周波数や温度などを表示してくれるソフト。

HWMonitor

CPUGPUHDDなどの温度を測定するソフト。

Fraps

ゲーム中のフレームレートを表示できるソフト。スクリーンショットを撮ることもできます。

ワットモニター TAP-TST8

消費電力(W)、積算電力量(kWh)、積算時間(Hour)、積算電力料金(円)、二酸化炭素量(kg)の5種類が計測できる検電器です。






468x110_500-340jp_プロセッサー_02

インテルCore i7-4790プロセッサー(Haswell Refresh)は2014年5月12日に発表されたCPUです。基本的なアーキテクチャーは従来の第4世代Coreプロセッサー「Haswell」と同じですが、動作周波数が100MHzクロックアップされています。



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CPU-Zで表示されるインテル Core i7-4790 プロセッサーの詳細。
GA1150ソケット対応、4コア8スレッド、L3キャッシュ8MB、TDPは84W。定格クロック周波数は3.6GHzですがTurbo Boost 2.0で最大4.0GHzまで上昇。アイドル時は800MHzまで下がり消費電力を抑えます。

Core i7-4790 プロセッサー
動作周波数・・・3.6 GHz (アイドル時:800MHz)
ターボ・ブースト時の最大周波数・・・4.0 GHz
コアの数・・・4
スレッド数・・・8
インテル スマート・キャッシュ・・・8 MB
TDP(CPUの消費電力の目安)・・・84W



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マザーボードには「インテル H87 チップセット」が搭載されています。





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ストレージベイには、3.5インチHDDを1台のみ搭載することが可能です。公式ではストレージ1台のみ搭載可能となっていますが、SSDを取り付けることができる2.5インチベイもあります。(※増設は保証対象外)



500-340jp_diskinfo_ST1000DM003-1CH162 1TB

CrystalDiskInfoで表示されるSeagate製HDDの情報。
ファームウェアは「HP36」です。

ST1000DM003-1CH162 1000.2GB
容量:1TB
回転数:7200rpm
キャッシュ:64MB
インターフェイス:SATA 6Gb/s
規格サイズ:3.5インチ



500-340jp_diskmark_ST1000DM003-1CH162 1TB_01

CrystalDiskMarkを使用したベンチマークでは、シーケンシャル・リード180MB/s以上、シーケンシャル・ライトは170MB/s以上、512K、4K、4K QD32のような小さいサイズのデータの読み書きに関しては、HDDとしては標準的な速度です。高速な7200回転のHDDですが発熱が少ないので、ベンチマーク中の温度はあまり上昇しませんでした。

■3回連続でベンチマークをした時のHDDの温度(室温28℃)・・・32℃





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グラフィックスカードのNVIDIA Geforce GT 640は、28nmプロセスで製造されたKeplerアーキテクチャのGPUコア「GK107」をベースにしたGPUです。


500-340jp_GPU-Z_01.png

GPU-Zで表示されるNVIDIA GeForce GT 640 (4GB)の詳細。

【CUDAコア】384
【テクスチャユニット】32基
【ベースクロック】797 MHz (アイドル時 324.0 MHz)
【メモリクロック】891MHz
【メモリ容量 】4GB
【メモリ・インターフェース】128-bit DDR3
【ROPユニット】16基





■3D MARK
DirectX 11、DirectX 9、DirectX 10の機能を使用したベンチマークができるソフト。Sky Diverが追加されたバージョンでテストします。

◆3DMark-v1-3-708 ダウンロード


500-340jp_3DMARK_02s.png

Fire Strike
DirectX 11の機能をフルに使って開発された非常に負荷の高いテスト
Score:1356

Sky Diver
DirectX 11世代のグラフィックス機能統合型CPU(=APU)に向けたテスト
Score:4915

Cloud Gate
DirectX 10レベルのグラフィックス機能を使って作られたテスト
Score:8799

Ice Storm
DirectX 9レベルのグラフィックス機能を用いたテスト
Score:73792

ベンチマーク中のGPUクロック周波数(最大値をGPU-Zのログから抜粋)
GPU コアクロック・・・796.9 MHz (アイドル時 324.0 MHz)
GPU メモリクロック・・・445.5 MHz (アイドル時 162.0 MHz)

ベンチマーク中の温度(室温 28℃)
CPUの温度(最大値)・・・70.0℃ (アイドル時 36℃前後)
GPUの温度(最大値)・・・79.0℃ (アイドル時 43℃前後)

GPUクーラーのファンスピード(最大値)
51% (アイドル時 30%) ※GeForce GT 640は回転数が表示されません。

ベンチマーク中のビデオメモリ使用量(最大値)
1559 MB

ベンチマーク中のPC全体の消費電力(最大値、モニターを除く)
瞬間最大137W

※ベンチマーク中の消費電力は変動します。一部のテストで瞬間的に137Wを超えましたが、大体において90~100Wくらいで推移していました。





■MAXON CINEBENCH R15
グラフィックカードとCPUの性能テストを行い、コンピュータのパフォーマンスを評価します。

◆MAXON CINEBENCH ダウンロード

500-340jp_CINEBENCH R15_02s

OpenGL (グラフィックカードの性能 テスト)53.76 fps

カーチェイスによる複雑な3Dシーンを使って、グラフィックカードのOpenGLモードでの性能を調べます。

CPU メインプロセッサの性能テスト747 cb
3Dレンダリングを行いプロセッサパワーのすべてを使うテスト。


ベンチマーク中のクロック(最大値をGPU-Zのログから抜粋)
GPU コアクロック・・・796.9 MHz (アイドル時 324.0 MHz)
GPU メモリクロック・・・445.5 MHz (アイドル時 162.0 MHz)

ベンチマーク中の温度(室温 28℃)
CPUの温度(最大値)・・・73.0℃ (アイドル時 36℃前後)
GPUの温度(最大値)・・・69.0℃ (アイドル時 43℃前後)

GPUクーラーのファンスピード(最大値)
45%  (アイドル時 30%) ※GeForce GT 640は回転数が表示されません。

ベンチマーク中のビデオメモリ使用量(最大値)
607 MB

ベンチマーク中のPC全体の消費電力(最大値、モニターを除く)
OpenGLテスト・・・瞬間最大117W (90~100W前後で推移)
CPUテスト・・・130~133Wの間で推移





■ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編
実際のマップとキャラクターを表示して、「FF14:新生エオルゼア」を動作させた場合の指標となるスコアを確認することができます。

◆FF14ベンチマーク キャラクター編 ダウンロード

500-340jp_FF14キャラクターベンチ_1920x1080_最高_フルスク_01

画面サイズ: 1920x1080
スクリーンモード設定: フルスクリーンモード
グラフィック設定のプリセット: 最高品質

スコア:2194
評価:普通
平均フレームレート:18.125

ベンチマーク中のGPUクロック周波数(最大値をGPU-Zのログから抜粋)
GPU コアクロック・・・796.9 MHz (アイドル時 324.0 MHz)
GPU メモリクロック・・・445.5 MHz (アイドル時 162.0 MHz)

ベンチマーク中の温度(室温 28℃)
CPUの温度(最大値)・・・55.0℃ (アイドル時 36℃前後)
GPUの温度(最大値)・・・78.0℃ (アイドル時 43℃前後)

GPUクーラーのファンスピード(最大値)
51%  (アイドル時 30%) ※GeForce GT 640は回転数が表示されません。

ベンチマーク中のビデオメモリ使用量(最大値)
1018 MB

ベンチマーク中のPC全体の消費電力(最大値、モニターを除く)
瞬間最大 114W

※ベンチマーク中の消費電力は変動します。瞬間最大値は114Wでしたが、大体において80W前後で推移していました。



■ある程度快適にプレイするにはグラフィック設定を下げる必要があります

500-340jp_FF14キャラクターベンチ_1920x1080_標準_フルスク_01

画面サイズ: 1920x1080
スクリーンモード設定: フルスクリーンモード
グラフィック設定のプリセット: 標準品質(デスクトップPC)

スコア:4731
評価:快適
平均フレームレート:39.925

グラフィック設定で画質を下げることで(最高→標準)スコアが約2倍の数値、平均フレームレートも約40fpsになりましたが、快適にプレイ(60 fps以上)できる目安となる7000というスコアには大きく差があります。





■MHF ベンチマーク 第3弾 【大討伐】
「モンスターハンター フロンティア オンライン」の ベンチマークです。
このベンチマークでパソコン性能の目安を知ることができます。

◆MHF ベンチマーク ダウンロード


Monster Hunter Frontier Benchma 2014-06-29 07-00-50-23s

画面サイズ: 1920x1080
スクリーンモード設定: フルスクリーンモード 

スコア:3065
※ベンチマークスコアの評価は公表されていないようです。
※Frapsでベンチマーク中のフレームレートを見ると30fps前後(±10)でした。

ベンチマーク中のGPUクロック周波数(最大値をGPU-Zのログから抜粋)
GPU コアクロック・・・796.9 MHz (アイドル時 324.0 MHz)
GPU メモリクロック・・・445.5 MHz (アイドル時 162.0 MHz)

ベンチマーク中の温度(室温 28℃)
CPUの温度(最大値)・・・52.0℃ (アイドル時 36℃前後)
GPUの温度(最大値)・・・79.0℃ (アイドル時 43℃前後)

GPUクーラーのファンスピード(最大値)
51%  (アイドル時 30%) ※GeForce GT 640は回転数が表示されません。

ベンチマーク中のビデオメモリ使用量(最大値)
718 MB

ベンチマーク中のPC全体の消費電力(最大値、モニターを除く)
瞬間最大 86W

※ベンチマーク中の消費電力は変動します。瞬間最大値は86Wでしたが、大体において70~80Wの間で推移していました。





■ファンタシースターオンライン2 キャラクタークリエイト体験版 ver.2.0
『ファンタシースターオンライン2』がどのくらい快適にプレイできるかを点数で
評価してくれるベンチマーク機能です。

◆ベンチマーク ダウンロードページ

500-340jp_PSO2ベンチ_1920x1080_画面設定5_フルスク

簡易描画設定・・・5(最高品質)
スクリーンモード設定・・・フルスクリーン表示
画面解像度・・・1920x1080

スコア:1858
評価:処理負荷によって動作が重くなりますので、
    簡易描画設定の調整をお勧めいたします。

ベンチマーク中のGPUクロック周波数(最大値をGPU-Zのログから抜粋)
GPU コアクロック・・・796.9 MHz (アイドル時 324.0 MHz)
GPU メモリクロック・・・445.5 MHz (アイドル時 162.0 MHz)

ベンチマーク中の温度(室温 28℃)
CPUの温度(最大値)・・・59.0℃ (アイドル時 36℃前後)
GPUの温度(最大値)・・・78.0℃ (アイドル時 43℃前後)

GPUクーラーのファンスピード(最大値)
51%  (アイドル時 30%) ※GeForce GT 640は回転数が表示されません。

ベンチマーク中のビデオメモリ使用量(最大値)
402 MB

ベンチマーク中のPC全体の消費電力(最大値、モニターを除く)
瞬間最大 118W 

※ベンチマーク中の消費電力は変動します。瞬間最大は118Wですが、大体において80~100Wの間で推移していました。





■ドラゴンクエストX ベンチマーク
お使いのパソコンで「Windows版ドラゴンクエストⅩ」をプレイすることができるか
性能をチェックするためのソフトです。

◆ベンチマークダウンロード

500-340jp_ドラゴンクエストXベンチ

グラフィック設定: 最高品質
スクリーンモード設定・・・フルスクリーン表示
画面解像度・・・1920x1080

スコア:6138
評価:快適な動作が見込めます。
    
ベンチマーク中のGPUクロック周波数(最大値をGPU-Zのログから抜粋)
GPU コアクロック・・・796.9 MHz (アイドル時 324.0 MHz)
GPU メモリクロック・・・445.5 MHz (アイドル時 162.0 MHz)

ベンチマーク中の温度(室温 28℃)
CPUの温度(最大値)・・・58.0℃ (アイドル時 36℃前後)
GPUの温度(最大値)・・・78.0℃ (アイドル時 43℃前後)

GPUクーラーのファンスピード(最大値)
51%  (アイドル時 30%) ※GeForce GT 640は回転数が表示されません。

ベンチマーク中のビデオメモリ使用量(最大値)
280 MB

ベンチマーク中のPC全体の消費電力(最大値、モニターを除く)
瞬間最大 105W 

※ベンチマーク中の消費電力は変動します。瞬間最大は105Wですが、大体において90~100Wの間で推移していました。





468x110_500-340jp_電源ユニット_02  

HP Pavilion 500-340jpの電源ユニットは300WのATX電源です。

■HP Pavilion 500-340jpの消費電力(モニターを除く)
電源OFF時・・・0.0W
スリープ時・・・1.4~1.6W
アイドル時・・・40W前後
起動時・・・97W(瞬間最大)

ベンチマーク中のPC全体の最大消費電力(モニターを除く)
137W (3D MARK)

ベンチマーク時のPCパーツの最高温度(室温28℃)
Core i7-4790プロセッサー・・・73℃ (アイドル時35℃前後)
NVIDIA Geforce GT 640・・・79℃ (アイドル時43℃前後)




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「HP Pavilion 500-340jp」は負荷の高い3Dゲームには不向きですが、プロセッサーに関しては、カスタマイズオプションでCore 7-4790を選択すれば上位機種と同等の性能を手に入れることができます。


■CPUやGPUの温度(室温28℃)
ベンチマーク中(室温28℃)のCPUの温度は高負荷時で73.0℃、GPUは79.0℃になりましたが、ネットサーフィンや動画の視聴などでは、高負荷時より低い温度で動作するので、室温が適切に調節されている環境で使用するなら、熱の心配をする必要はないと思います。


■ベンチマーク中の消費電力
消費電力は「3DMARK」の137Wが最大で、ゲームベンチマークでは100W前後。300Wの電源ユニットでも問題ない消費電力でした。


■プロセッサー
今回テストしたCore i7-4790 は、Haswell Refreshの上位に位置づけられるプロセッサーで、負荷の高い動画のエンコードやクリエイティブな用途など、少々価格が高くても良い性能がほしい人向けの製品です。

ネットサーフィン
やメール、動画視聴などの一般的な用途ならCore i5 -4460で十分対応できる性能があります。


■メモリについて
ウェブサイトの閲覧、動画の視聴、メールなどの用途がメインなら4GBでも足りると思われますが、どれくらいメモリが必要なのか?は使い方・用途で違ってきます。使用中のメモリはタスクマネージャーで確認することができます。自分の使い方に合ったメモリ容量を知ることで、無駄な出費を抑えることができると思います。


■グラフィックスカードについて
ウェブサイトの閲覧、動画の視聴などがメインで3Dゲームをしないのならプロセッサーに内蔵のIntel HD Graphics で十分です。

グラフィックスカードのNVIDIA Geforce GT 640のゲームベンチに関しては、ドラゴンクエストXのような軽いゲームは「快適」という評価になりましたが、ファイナルファンタジーやPSO2のようなゲームを最高画質・フルHD(1920x1080)で楽しむには少々厳しい結果が出ました。

画質を下げることで多少は改善されますが、ファイナルファンタジーのような3Dゲームを良い画質で楽しみたいのならHP ENVY 700-360jpのような上位機種でGTX 760 (192bit、1.5GB) 以上のグラフィックスカードを搭載したモデルを選択したほうが良いと思います。

◆【実機レビュー】HP Pavilion 500-340jp外観・内部
◆【ベンチマーク】 Pavilion 500-340jp(Core i7-4790、GeForce GT 640搭載)

◆HP Pavilion 500-340jp/CT [2014年夏モデル] 製品詳細icon
◆HP Pavilion 500-340jp/CT(スペックPDF)
◆HP Pavilion 500-340jp/CT サポート(製品情報・ユーザーガイド)icon
◆マザーボードの仕様 (Memphis-S)icon



■レビューについて

※商品仕様/価格については2014年7月3日時点のものです。
※PCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※ベンチマークの結果、温度、消費電力などの測定値はPCの使用状況や環境によって異なることがあります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。

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