
第4世代インテルCoreプロセッサー(Haswell Refresh)を搭載した、日本HPの2014年夏モデル「HP ENVY 700-360jp/CT」のレビューです。外観や内部の写真を多数掲載しています。
■HP ENVY 700-360jp/CTの外観

HP ENVY 700シリーズは、筐体の一部にナチュラルシルバーを採用しています。ピアノブラックのフロントパネルを採用した左右非対称の筐体デザインで、中央のレッド・イルミネーションがアクセントになっています。

ピアノブラックとシルバーのコントラストが、スタイリッシュさを演出。シルバーの部分の表面(塗装)はアルミ素材(梨地)のような光沢感があります。

ミニタワー型の筐体で、サイズは幅175mm×奥行き415mm×高さ412mm。

凹凸がないスッキリとしたナチュラルシルバーの天面。スリープ時は電源スイッチのLEDとフロントパネルのレッドイルミネーションが点滅します。

天面の形状は平坦ではなく少し湾曲しています。
インターフェースは、USB3.0×2、マイク入力、ヘッドフォン出力端子。

天面の後部には「H E W L E T T - P A C K A R D」の文字が刻まれています。

オプションで無線LANを搭載すると「無線マーク」が点灯します。
次世代ワイヤレス規格802.11ac (Draft) 対応の内蔵無線LANを選択可能。
無線のマークの右側にあるのはストレージのアクセスランプです。

オプティカルドライブは下記の3種類から選択することができます。
・DVDスーパーマルチドライブ
・ブルーレイROMドライブ (DVDスーパーマルチドライブ機能搭載)
・ブルーレイディスクドライブ (BDXL対応、DVDスーパーマルチドライブ機能搭載)
◆オプティカルドライブ(光学ドライブ)の種類・機能について

前面のフロントパネルを下にスライドさせると、15種類の記録メディアに対応する15in1メディアスロットとUSB2.0×4があります。
インターフェースの周囲はスベスベのピアノブラックではなく、少しザラザラしていて傷が付きにくい(目立ちにくい)表面処理になっています。
※メディアカードリーダーの対応可能なメディアは下記通りです。
但し、全てのメディアの動作を保証するものではありません 。
コンパクトフラッシュ (Type I)
コンパクトフラッシュ (Type II)
マイクロドライブ 、スマートメディア (SM)
SDカード
SDHCカード
SDXCカード
メモリースティック
メモリースティックセレクト
メモリースティック PRO
メモリースティックマジックゲート
メモリースティック Duo (要アダプタ・別売)
メモリースティック Pro Duo (要アダプタ・別売)
メモリースティック マジックゲート Duo
メモリースティック Pro-HG Duo (8-bit)
■フロントパネルの右上のアクセスランプ

・内蔵無線LAN(次世代ワイヤレス規格802.11ac対応)のランプ(左)
・ストレージのアクセスランプ(右)
■HP ENVY 700-360jp/CTの側面

左側面には2つのエアインテーク(空冷用の吸気口)があります。
・中央上部の吸気口・・・電源の手前の位置
・右下の吸気口・・・ストレージベイの位置

右側面には2つのエアインテーク(空冷用の吸気口)があります。
・左の吸気口・・・ストレージベイの上の位置
・右の吸気口・・・グラフィックカードの上の位置

フロントパネルの下部には、エアインテークがあります。フロントパネル底面にもエアインテークがあり、筐体の前部を少し浮かせるような設計になっています。
■HP ENVY 700-360jp/CTの内部

HP ENVY 700-360jp/CTの内部は、CPUやグラフィックスカードの熱を効率よく排熱できるように、Micro ATX規格のマザーボードを逆さま(逆倒立)に設置しています。画像はグラフィックスカード NVIDIA GeForce GTX 760 (1.5GB)搭載機です。

NVIDIA GeForce GTX 770 (2GB)を搭載した場合は、グラフィックスカードを支えるサポート・バー(中央の金属部品)が追加されます。
◆マザーボードの仕様、MS-7826 (Kaili)
◆製品の使い方(ハードウェア追加/交換・メンテナンス方法など)

2014年夏モデルのHP ENVY 700-360jpは、2014年5月12日に発表された第4世代インテル Core プロセッサー「Haswell Refresh」を搭載!下記のプロセッサーをカスタマイズオプションで選択することができます。
・インテル Core i5-4590プロセッサー(Haswell Refresh)
・インテル Core i7-4790プロセッサー(Haswell Refresh)
・インテル Core i7-4770Kプロセッサー(Haswell)
メモリスロットは合計4個で、PC3-12800 (1600MHz)のメモリを最大32GB(8GB×4) 搭載可能です。
このモデルのメモリは標準で4GBですが、複数のアプリを立ち上げたり、ゲーム用途なら8GB搭載をお勧めします。64bitのクリエィティブ関連ソフトを使用するなら(使い方次第ですが)16GB以上搭載しておくと快適に作業できると思います。
◆どれくらいパソコンにメモリを搭載すればよいのか?

ストレージの取り付け、取り外しが簡単な「ツールレス・ストレージベイ」は、HDDやSSDなどのストレージを3台、SATA3.0 (6Gbps) 接続で搭載可能です。
ストレージは水平ではなく、少し斜めの状態で取り付けられています。ストレージベイ右にあるストレージを固定用板バネを右側に少し開き、HDD用インチネジを取り付けたHDDを差し込むと取り付けることができます。
◆ツールレス・ストレージベイにHDDを増設!(HP ENVY 700シリーズ)

HPのデスクトップPCに搭載されているNVIDIA GeForce GTX 760 (1.5GB)は、
メモリインターフェイスが192bitのOEM版なので、GTX 660相当の性能になります。

以前のHP ENVY 700シリーズは460Wの電源ユニットを搭載していましたが、2014年夏モデルの700-360jpから電源容量が500Wに強化され、オプションのグラフィックスカードにNVIDIA GeForce GTX 770 (2GB) が追加されました。

700-360jpのは500WのATX電源を搭載。電力を効率的に利用可能な(無駄な消費電力が抑えられる)Active PFC回路を採用しています。

+12Vの合計出力は420Wと表記されています。

GTX 760 OEM (192bit, 1.5GB) でグラフィックスカード用補助電源の6ピンが既に使用されていますが、オプションのNVIDIA GeForce GTX 770 (2GB) を搭載するときに使用する「6ピン+2ピン」構成のコネクタが付属しています。
■HP ENVY 700-360jpの背面/インターフェース各部名称

・電源コネクタ 100V電源(50/60Hz)
【NVIDIA GeForce GTX 760 OEM (192bit, 1.5GB)】
・DisplayPort×1 (DVI→アナログRGBミニD-sub15ピン変換アダプター付)
・HDMI出力端子×1
・デュアルリンク DVI-D端子×1
・デュアルリンク DVI-I端子×1
【オーディオポート】
・ライン入力[水色]
・ライン出力[緑]
・マイクロフォン[ピンク]
・センターサブウーファー[オレンジ]
・リア スピーカー出力[黒]
・サイド スピーカー出力[灰色]
・USB3.0×2
・USB2.0×2
・LAN端子
・デジタル音声出力端子 (光)×1

サイドパネルは手で回せるネジを緩めるだけで簡単に取り外し可能です。

リサイクルマークは、本体の底面にあります。

HP ENVY 700-360jpは、ピアノブラックのフロントパネルとシルバーのコントラストが映えるスタイリッシュなデザインを採用。
以前のモデル(700-260jp、700-270jp)と2014年夏モデル700-360jpの大きな違いは電源が500W(旧モデルは460W)に強化されたこと。グラフィックスカードのオプションでNVIDIA GeForce GTX 770が選択できるようになりました。
ウェブサイトの閲覧、動画の視聴のような一般的な用途から、ゲーム、クリエィティブ関連など、様々な用途で活躍できるハイエンドモデルです。
◆HP ENVY 700-360jp/CT [2014年夏モデル]製品詳細
◆HP ENVY 700-360jp/CT(スペックPDF)
◆HP ENVY 700-360jp/CTサポート(製品情報・ユーザーガイド)
◆マザーボードの仕様、MS-7826 (Kaili)

◆【実機レビュー】HP ENVY 700-360jpのデザイン・外観・内部
◆【ベンチマーク】HP ENVY 700-360jp(Core i5-4590、GTX 760 192bit 搭載)
◆【ベンチマーク】HP ENVY 700-360jp(Core i7-4790、GTX 770 搭載)
◆GRID Autosportのベンチマーク(Core i7-4790、GTX 770)
◆『Watch Dogs』のフレームレート(Core i7-4790、GTX 770)
■レビューについて
※商品仕様/価格については2014年6月18日時点のものです。
※PCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※ベンチマークの結果、温度、消費電力などの測定値はPCの使用状況や環境によって異なることがあります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
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