
インテルCore i7 4770k プロセッサー、NVIDIA Geforce GTX 770を搭載した日本HPゲーミングPC「HP ENVY Phoenix 810-180jp/CT の外観・内部のレビューです。
■HP ENVY Phoenix 810-180jp/CTの外観

ピアノブラックのフロントパネルを採用した左右非対称の筐体デザイン。筐体の一部がナチュラルシルバーのHP ENVY 700シリーズと比較するとPhoenix 810シリーズはメタリックグレー(焼鉄色)で最上位モデルらしい精悍なイメージです。

筐体のサイズは約175mm(幅)×412mm(高さ)×415(奥行)mm。

V字型のフロントパネルの下部には、エアインテークがあります。フロントパネル底面にもエアインテークがあるので、筐体の前部を少し浮かせるような設計になっています。

段差がある筐体の天面。前部には電源スイッチがあります。

天面のインターフェース。左からUSB3.0×2、マイク入力、ヘッドフォン出力端子。

天面の後部には「HEWLETT-PACKARD」の文字が刻まれています。

オプションで無線LANを搭載すると「無線マーク」が点灯します。次世代ワイヤレス規格802.11ac (Draft) 対応の内蔵無線LANを選択可能。無線のマークの右側にあるのはストレージのアクセスランプです。

5.25インチドライブベイは2つあり、オプティカルドライブを2台まで搭載可能です。
※画像はオプティカルドライブを1台のみ搭載した状態。

前面のフロントパネルを下にスライドさせると、15種類の記録メディアに対応する15in1メディアスロットとUSB2.0×4があります。
スリープ時はこのレッドイルミネーションと電源スイッチのLEDのみ点滅し、フロントパネル下部、水冷式CPUクーラーのイルミネーションは消灯します。
■HP ENVY Phoenix 810-180jp/CTの側面

左側面には2つのエアインテーク(空冷用の吸気口)があります。
中央上部の吸気口は電源の手前の位置、右下の吸気口はストレージベイの
位置にあります。

右側面には2つのエアインテーク(空冷用の吸気口)があります。左の吸気口はストレージベイの上の位置、右の吸気口はグラフィックカードの上の位置にあります。

側面のクリアパネルから、内部の水冷CPUクーラ(レッド・イルミネーション)を見ることができます。
■HP ENVY Phoenix 810-180jp/CTの内部

水冷式CPUクーラーを搭載したHP ENVY Phoenix 810-180jp/CTの内部。CPUやグラフィックカードの熱を効率よく廃熱できるように、Micro ATX規格のマザーボードを逆さま(逆倒立)に設置。電源のケーブル類は網状のチューブに覆われて、きれいにまとめられています。
【CPU】インテル Core i7-4770k プロセッサー
【CPUクーラー】水冷CPUクーラー(レッド・イルミネーション付)
【チップセット】インテル Z87 Express チップセット
【メモリ】16GB(8GB×2)
【グラフィックス】NVIDIA GeForce GTX770
【ストレージ】128GB SSD +1TB HDD×2(SATA 7200回転)
【オプティカルドライブ】ブルーレイROMドライブ
【電源ユニット】600W
※SSD、HDDなどのパーツは購入時期によってメーカーが変わる場合があります。

HP ENVY Phoenix 810-180シリーズは、メンテナンスフリーで信頼性の高い水冷式CPUクーラ(レッド・イルミネーション付)を採用。空冷ファンに比べて冷却能力が高く静音性にも優れています。
HP ENVY Phoenix 810-180jpのインテル Core i7-4770k プロセッサーは4コア倍率上限を4.1 GHzにオーバークロックされた状態で出荷されています。
◆【実機レビュー】HP ENVY Phoenix 810-180jpのオーバークロック設定方法

PC3-12800 (1600MHz)のメモリを16GB(8GB×2)搭載した状態。メモリスロットは合計4個で、最大32GB(8GB×4)搭載可能です。

HP ENVY Phoenix 810-180jpには、ストレージの取り付け、取り外しが簡単な「ツールレス・ストレージベイ」が搭載されています。HDDやSSDなどのストレージを3台、SATA3.0(6Gbps)接続で搭載可能です。
ストレージは水平ではなく、少し斜めの状態で取り付けられています。ストレージベイ右にあるストレージを固定用板バネを右側に少し開き、HDD用インチネジを取り付けたHDDを差し込むと取り付けることができます。
◆ツールレス・ストレージベイにHDDを増設!(HP ENVY 700シリーズ)
HP ENVY 700シリーズにも同じストレージベイが搭載されています。

NVIDIA GeForce GTX770(2GB)はリファレンス仕様で、GTX 780と同じGPUクーラーを搭載。PC動作時は「GEFORCE」の文字が光ります。
GeForce GTX770 は大きくて重いグラフィックスカードなので、支えるためのグラフィックス・サポートバー(画像左下の金属部品)が装着されています。※GeForce GTX760(1.5GB)OEMを搭載した場合はサポートバーは付きません。

※画像をクリックすると拡大表示します。
電力を効率的に利用可能な(無駄な消費電力が抑えられる)Active PFC回路を採用している600Wの電源ユニット。12Vの合計は540Wと表記されています。
■HP ENVY Phoenix 810-180jp/CTの背面

・電源コネクタ 100V電源(50/60Hz)
【NVIDIA GeForce GTX 770】
・DisplayPort×1 (DVI→アナログRGBミニD-sub15ピン変換アダプター付)
・HDMI出力端子×1
・デュアルリンク DVI-D端子×1
・デュアルリンク DVI-I端子×1
【オーディオポート】
・ライン入力[水色]
・ライン出力[緑]
・マイクロフォン[ピンク]
・センターサブウーファー[オレンジ]
・リアスピーカー出力[黒]
・サイドスピーカー出力[灰色]
・USB3.0×2
・USB2.0×2
・LAN端子
・デジタル音声出力端子 (光)×1

サイドパネルは手で回せるネジを緩めることで簡単に取り外し可能です。

リサイクルマークは、本体の底面にあります。

精悍な筐体デザインやカラー、水冷CPUクーラーのレッド・イルミネーションを採用したHP ENVY Phoenix 810シリーズは、上位モデルにふさわしい風格を感じさせます。
インテル Core i7-4770k プロセッサーは、4コア倍率上限を4.1 GHzにオーバークロックされた状態で出荷されており、倍率がロックされているモデルとの差別化が図られています。
インテル Core i7-4770K プロセッサー、Z87 Express チップセット搭載
◆【実機レビュー】HP ENVY Phoenix 810-180jpの外観・内部
◆【実機レビュー】HP ENVY Phoenix 810-180jpのオーバークロック設定方法
◆【実機レビュー】HP ENVY Phoenix 810-180jpのベンチマーク
◆HP ENVY Phoenix 810-180jp/CT 製品詳細
◆HP ENVY Phoenix 810-180jp/CT(スペックPDF)
◆HP ENVY Phoenix 810-180jp/CT サポート(ドライバー・ユーザーガイド)
◆マザーボードの仕様、MS-7826 (Kaili)
■レビューについて
※商品仕様/価格については2014年6月5日時点のものです。
※PCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※ベンチマークの結果、温度、消費電力などの測定値はPCの使用状況や環境によって異なることがあります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
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