
日本HPのデスクトップPC「HP Pavilion Slimline 400-220jp/CT」の外観・デザインのレビューです。内部の写真も掲載しています。

日本HPのデスクトップで特徴的なピアノブラックの前面パネル、左右非対称のデザインはスリムタイプPCでも採用されています。


前面パネルの下部はフラットに近いのですが、上部に向かって丸みを帯びた形状になっています。側面には吸気口が2つ、上面にはPC内部の熱を逃がすための排気口2つあります。
サイズは 約112(幅)×409(奥行き)×324mm(高さ) 質量は約6.5kgです。

電源スイッチはフロントパネルの上部にあります。スリープ時はゆっくりと点滅します。

前面のインターフェース(上から順に)
・ヘッドフォン出力×1
・USB3.0
・USB3.0
・メディアカードリーダー×1
※メディアカードリーダーの対応可能なメディアは下記通りです。
但し、全てのメディアの動作を保証するものではありません 。
SD™ カード
SDHC™ カード
SDXC™ カード
メモリースティック
メモリースティックセレクト
メモリースティックプロ
メモリースティックマジックゲート

側面には吸気するためのメッシュが2ヶ所あります。上部にある吸気口はCPU用で、周囲に10cmくらいのスペースを開けるように指示するマークがあります。

上面には内部の熱を逃がす排気口があります。左側がCPU、右側はハードディスクドライブの熱を逃がします。

底面にはリサイクルマークがあります。

サイドパネルをコンピューターに固定しているネジは、マイナスドライバーも使えそうな形をしていますが、トルクスレンチのT15を使用したほうが確実です。

ミニタワーのデスクトップPCと比較すると、スリムタイプPCの内部はギッシリ詰まっている印象です。日本HPで販売されている他のデスクトップPCとは違う構造で、CPUが上部で電源は下部に設置されています。
HDDは光学ドライブに隠れていて見えない場所に搭載されていて換装は面倒。内部にHDDを1台のみ搭載可能で、増設ドライブを追加することは出来ません。冷却ファンはCPU用と光学ドライブの下部にある冷却ファンの2つのみ。
◆マザーボードの仕様 (Memphis-S)
◆製品の使い方(基本の操作・設定やメンテナンス方法)

CPU冷却ファンは側面の吸気口から空気を取り入れ、PC内部の熱は上部の排気口から逃がします。
メモリースロットは2つでPC3-12800 (1600MHz) のメモリーを最大16GBまで搭載可能です。

赤い基盤はグラフィックカードのNVIDIA GeForce GT 635(2GB)、下の基盤はデジタルTVチューナーボードです 。
デジタルTVチューナーボードはピクセラ製。地デジ/BS/110度CS対応、トランスコーダーチップをダブルで搭載しています。CPUに負担をかけず2番組同時にAVC録画が可能で、データ容量を節約し高画質のままで録画時間を増やすことが可能です。
◆HPパソコンで地デジを見よう
◆地上デジタルTV関連のQ&A
◆「Statoin TV」の制限事項

電源は270W。電力をより効率的に使用できる(無駄な消費電力が抑えられる)Active PFC回路を搭載しています。

背面には排気用の冷却ファンはありません。
上部に設置されている無線のマーク(WLAN)の四角いボックスはオプションの内蔵無線LANです。IEEE802.11a/b/g/n + Bluetooth 4.0に対応しています。

背面のインターフェース(上から順に)
・USB2.0×2
・USB2.0×2、LAN端子
・アナログRGBミニD-sub15ピン×1(プロセッサー内蔵グラフィックス 選択時)※
・シングルリンクDVI-D 端子×1 (プロセッサー内蔵グラフィックス 選択時)※
NVIDIA GeForce GT 635(2GB)搭載モデルなのでカバーが付けられています。
ネジ穴はトルクスレンチのT10です。
・USB3.0×2
・ライン出力×1[緑]
・マイク入力×1[ピンク]
・ライン入力×1[水色]

NVIDIA GeForce GT635 選択時のみ
・デュアルリンク DVI-I 端子×1
(DVI->アナログRGBミニD-sub15ピン変換アダプター付)
・HDMI 端子×1
デジタルTVチューナーボード 選択時のみ
・miniB-CASカードスロット
・地上デジタル用の端子
・BS・110度CSデジタル放送用の端子

TVチューナー専用リモコンです。横から見ると「く」の字型の形状をしています。

ピアノブラックの前面パネルはスタイリッシュなデザインです。幅約10cmのスリムタイプのデスクトップPCなので置き場所を選びませんが、PCの吸気(CPU冷却用)スペースを確保する必要があります。
拡張性に関しては、内部にHDDを1台のみ搭載可能で、増設ドライブを追加することは出来ません。基本的に購入した状態でそのまま使用する人向けのPCです。
下記の記事でゲームベンチや使用時の温度、消費電力などを検証しています。
◆HP Pavilion Slimline 400-220jp/CTのゲームベンチ、温度、消費電力
◆ミニタワー500-240jpとスリムタイプ400-220jpとの違い
■レビューについて
※商品仕様/価格については2014年2月22日時点のものです。
※PCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※温度や消費電力の測定値は目安です。使用状況や環境によって変わります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
◆HP Pavilion Slimline 400-220jp/CT 製品詳細
◆HP Pavilion Slimline 400-220jp/CT(スペックPDF)
◆400-220jp/CT サポート(ドライバー、製品情報、ユーザーガイドなど)
◆マザーボードの仕様 (Memphis-S)
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