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日本HPのデスクトップPC「HP ENVY 700-060jp」のベンチマーク、消費電力、発熱などを検証しました!


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■ベンチマークについて
ベンチマークでは下記のソフト、ツールを使用して計測しています。

CrystalDiskInfo

HDD/SSDの基本情報やS.M.A.R.T.情報(電源投入回数や使用時間、温度など)を確認することができるソフト。

CrystalDiskMark

HDD, SSD, USBメモリ等の速度を測定するベンチマークソフト。

CPU-Z

CPUやマザーボード、メモリなど、ハードウェアの詳細な情報を表示するソフト。

GPU-Z

グラフィックカードの詳細情報、動作中のGPUクロック周波数や温度などを表示してくれるソフト。

HWMonitor

CPUGPUHDDなどの温度を測定するソフト。

Fraps

ゲーム中のフレームレートを表示できるソフト。スクリーンショットを撮ることもできます。

ワットモニター TAP-TST8

消費電力(W)、積算電力量(kWh)、積算時間(Hour)、積算電力料金(円)、二酸化炭素量(kg)の5種類が計測できる検電器です。






■ベンチマークで使用するHP ENVY 700-060jpのスペック

700-060jp_内部

OS

Windows 8.64bit

CPU

インテル Core i7-4770プロセッサー

(3.40GHz-3.90GHz, インテル®スマート・キャッシュ8MB, 4コア/8スレッド)

インテルターボ・ブースト・テクノロジー2.0

チップセット

インテル Z87 Express チップセット

メモリー

16GB(8GB×2) PC3-12800 (1600MHz)

ストレージ

256GB SSD (Micron C400)

3TB ハードドライブ (SATA, 7200回転)

グラフィックス

NVIDIA GeForce GTX 660 OEM1.5GB, GDDR5)

オプティカル

ブルーレイROMドライブ(DVDスーパーマルチドライブ機能搭載)

電源

460W Active PFC搭載


◆HP ENVY 700-060jp/CT(スペックPDF)

※オプションで、SSD、HDDなどのメーカーは指定できないものは、
購入時期によってメーカーが変わる場合があります。


●電源オプションは「バランス」にしてテストしています。





■HP ENVY 700-060jpのエクスペリエンスインデックス

ENVY700_エクスペリエンスインデックスs

HP ENVY 700-060jpのエクスペリエンスインデックスです。
Windows8では、1.0~9.9の数値でPCの性能を評価します。

●プロセッサ・・・・8.1
●メモリ(RAM)・・・・8.1
●グラフィックス・・・・7.8
●ゲーム用グラフィックス・・・・7.8
●ディスクの転送速度・・・・8.1





■インテル Core i7-4770プロセッサー(Haswell)

ENVY700_CPUZ_01.png
CPU-Z CPUID - System & hardware benchmark, monitoring, reporting

CPU-Zで表示される、第4世代「Core」シリーズ「Haswell」の詳細です。

Core i7-4770
動作周波数・・・3.4 GHz
ターボ・ブースト時の最大周波数・・・3.9 GHz
キャッシュ・・・8 MB
TDP(CPUの消費電力の目安)・・・84W

Core i7-3770(Ivy Bridge)のアイドル時の動作クロックは1.6GHzでしたが、Core i7-4770(Haswell)は800Mhzに下がりました。

i7-4770(Windows8、SSD)の組み合わせで使用していますが、キビキビと動作していて、Core i7-3770(Windows8、SSD)と比較しても、ちょっと引っかかるような挙動やもっさりした印象はありません。※あくまでも個人的な印象です。

■Intel Core i7-4770 Processor 製品情報

■インテル 製品の比較|Core i7-4770、4770kの比較




ENVY700_CPUZ_03.png

マザーボードの製造元はHewlett-Packardになっていますが、下記のサポートページではMSIと表記されています。

■HP ENVY 700-060jp の製品仕様および構成オプション






■インテル Core i7-4770のターボブースト時の挙動

trbo390.png
インテル ターボ・ブースト・テクノロジー・モニター

Core i7-4770、4770Kのベースクロックは0.1 GHz違いますが、ターボブースト時の最大クロックは同じです。

CPU基本ベースクロック
Core i7-4770K・・・3.5 GHz
Core i7-4770 ・・・3.4 GHz

ターボブースト時の最大クロック
1コア・・・・3.9 GHz
2コア・・・・3.9 GHz
3コア・・・・3.8 GHz
4コア・・・・3.7 GHz

オーバークロックしないのでi7-4770(無印)を選択しましたが、ベースクロックが0.1GHz速い4770Kにしておけば良かったかな?という思いがありました。(体感できない差だと思いますが気分的に)

ファイルをダウンロード、解凍、インストールしながら、ターボブースト・モニターを見ていたら3.9GHzまで上がり数秒~10秒ほど張り付く場面が何回かありました。

実際に使ってみると最大クロックまでブーストしているので、オーバークロックしないのなら「Kつき」を買う意味はあまりなさそうです。





■マイクロン製SSD (MTFDDAK256MAM-1K1)

ENVY700_CrystalDiskInfo5_6_2_SSD.png
CrystalDiskInfo

マイクロン製SSD (MTFDDAK256MAM-1K1)の情報。
ファームウェアは「040H」になっています。



ENVY700_CrystalDiskMark3_0_2_SSD2.png
CrystalDiskMark

ベンチマーク結果に関しては、他社のSSDの性能と比較すると飛びぬけて速いわけではありませんが、十分な速度が出ています。





■シーゲイト製HDD (ST3000DM001-1CH166, 3TB, 7200回転)

ENVY700_CrystalDiskInfo5_6_2_HDD.png
CrystalDiskInfo

シーゲイト製HDD (ST3000DM001-1CH166 3TB、7200回転)の情報。
ファームウェアは「HP33」になっています。




ENVY700_CrystalDiskMark3_0_2_HDD_05.png

何回かテストしましたが、シーケンシャルリードが200MB/s前後、ライトも190MB/s以上出ていて、思った以上に高性能でビックリです^^

7200回転のHDDですが、ベンチマーク中の温度は3回テストしても38℃くらいしか上がりませんでした。

テスト後、PC内部のHDDに触ってみましたが、ほんのり暖かい程度で熱くありませんでした。高回転のHDDは50℃以上に温度が上がるだろうと思っていたのですが、予想以上に低発熱で驚きました。

ベンチマークを3回した後の温度(室温 28℃)
HDDの温度・・・38℃(テスト前 29℃)





■NVIDIA GeForce GTX 660(OEM)1.5GB

ENVY700_GPU-Z_072_01.png

搭載されていたグラフィックカードはNVIDIA GeForce GTX 660(OEM)。ビデオメモリは1.5GBです。

コアクロック・・・824MHz(ブースト時889MHz)
メモリクロック・・・1400MHz(5600MHz相当)
メモリバス幅・・・192bit
PCIe電源タイプ・・・6ピン×1

通常のGTX 660のシェーダユニット数(CUDAコア)は960基ですが、HP ENVY 700-060jpに搭載されているOEM用のGTX 660は1152基あります。

ブーストクロックに関しては、GPU-Zの表示とは異なっていて、新生FF4ベンチでは、1006.0MHzまでクロック数が上がっていました。


◆HP ENVY Phoenix 810-190jpでBF4、F1 2013をプレイ!

上記の記事では、HP ENVY Phoenix 810-190jpとHP ENVY 700-060jpでバトルフィールド4、F1 2013をプレイした時のフレームレートや消費電力などを比較しています。

・HP ENVY Phoenix 810-190jp(Core i7-4960X-EE、GeForce GTX 770搭載)
・HP ENVY 700-060jp(Core i7-4770、GeForce GTX 660 OEM搭載)





■ベンチマーク『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア キャラクター編』

700-060jp_FF14キャラクターベンチ_140604

グラフィック設定のプリセット・・・最高品質
スクリーンモード設定・・・フルスクリーン表示
画面解像度・・・1920x1080

スコア:7935
評価:とても快適
平均フレームレート:68.606

ベンチマーク中の最大クロック(GPU-Zのログから抜粋)
GPU コアクロック・・・1006.0MHz
GPU メモリクロック・・・1398.6MHz

ベンチマーク中の最大温度(室温 28℃)
CPUの温度(最大値)・・・70.0℃
GPUの温度(最大値)・・・77.0℃

※このベンチマークではWindows8.1を使用しています。
NVIDIAドライバーは「GeForce 337.88 Driver」です。





■ベンチマーク『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ワールド編』

FF14ベンチ_1920x1080_最高320_18_3

グラフィック設定のプリセット・・・最高品質
スクリーンモード設定・・・フルスクリーン表示
画面解像度・・・1920x1080

スコア:5761
評価:とても快適

ベンチマーク中の最大クロック(GPU-Zのログから抜粋)
GPU コアクロック・・・1006.0MHz
GPU メモリクロック・・・1398.6MHz

ベンチマーク中の最大温度(室温 28℃)
CPUの温度(最大値)・・・60.0℃(テスト前 34℃)
GPUの温度(最大値)・・・72.0℃(テスト前 34℃)

※このベンチマークでは「GeForce 320.18 Driver」を使用しました。
ドライバーのバージョンによって結果が違ってくるかもしれません。

※最初にインストールされていたNVIDIAドライバは311.10で、HPのオリジナルドライバーのようです。下記のページからダウンロードできます。

HP ENVY 700-060jp :CTNVIDIA 統合グラフィックス ドライバー

FF14ベンチ_1920x1080_最高130710

HPのオリジナルドライバー(311.10)をインストールして、ベンチマークをしたら
スコアが6075になりました。NVIDIAの最新ドライバよりも良い結果が出ました。





■MAXON CINEBENCH R15
コンピュータのパフォーマンスを評価します。

◆MAXON CINEBENCH ダウンロード

700-060jp_CINEBENCH R15_140604_ベンチs

OpenGL:106.52 fps
CPU:641 cb

ベンチマーク中のクロック(最大値をGPU-Zのログから抜粋)
GPU コアクロック・・・1019.0 MHz
GPU メモリクロック・・・1398.6 MHz

ベンチマーク中の温度(室温 28℃)
CPUの温度(最大値)・・・75.0℃
GPUの温度(最大値)・・・77.0℃





■ベンチマーク『CINEBENCH R11.5』

CINEBENCH R11_5_4770_GTX660_CPU_6s
MAXON CINEBENCH

CINEBENCH R11.5では、フォトリアリスティックな3Dシーンをレンダリングして、OpenGLとCPUの性能を測定します。

OpenGLのテスト結果が70fps台になったり50fps~30fps台になることがあり、バラつきがかなり大きいので、安定しているCPUの結果のみ掲載しました。


CINEBENCH R11_5_4770_GTX660_CPU温度3s
CPUID HWMonitor

ベンチマークのCPUの温度をCPUID HWMonitorで測定しました。
※現在の測定値(左)、最小値(中)、最大値(右)

ベンチマーク中の温度(室温 28℃)
CPUの温度(最大値)・・・71℃(テスト前 35℃ ※コアによってばらつきがあります)





■ベンチマーク『3DMark 11』

3DMark 11 ENVY 700 設定

3DMark 11は、DirectX 11専用の3Dベンチマークソフトです。
ベーシックエディションでテストしました。


3DMark 11 ENVY 700 スコアP6732s2
https://www.3dmark.com/3dm11/6816379

3DMark Score P6732
Graphics Score・・・6563
Physics Score・・・・8763
Combined Score・・・5893


ベンチマーク中の温度(室温 28℃)
CPUの温度(最大値)・・・最大70℃(テスト前 35℃)






■コードマスターズ F1 2013(PC/steam版)のベンチマーク

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◆コードマスターズ『F1 2013(PC/steam版)』のベンチマーク
https://okiniiripasokon.com/blog-entry-262.html






■HP ENVY 700-060jpの消費電力

PC全体の消費電力は、サンワサプライの「ワットモニター」で測定しています。
PCに接続されている周辺機器はマウスとキーボードのみです。
モニターの消費電力は含んでいません。

※環境によっては違う結果になる可能性がありますので、あくまでも
参考としてご覧ください。


SANWA SUPPLY ワットモニター TAP-TST8

【 起動時 】 70W~105W
【 アイドル時 】 43W (HDD停止時は約38Wまで下がりました)
【 スリープ時 】 1.3~1.5W
※ 1.3~1.5Wで推移するときと、約2.0~2.2Wで推移するときがあります。

【 ブルーレイ視聴 】約55W

【 ゲームベンチマーク 】 150W~174W
『ファイナルファンタジーXIV 新生エオルゼア』のベンチマークでは、負荷が高いときは160~170Wあたりで推移し、最大で174Wを記録。

【 CINEBENCH R11.5 】 約130W
フォトリアリスティックな3Dシーンをレンダリングして、CPUの性能を測定したときの消費電力。

【 3DMark 11 】 130W~201W
DirectX 11専用の3Dベンチマークソフトでは、テストの種類によって消費電力が130Wくらいのときがありましたが、だいたいのテストでは160W~170Wで推移していました。最も負荷の高いテストでは最大201Wを記録しました。

【コードマスターズ F1 2013 】 最大消費電力 190W
テスト中の最大消費電力は190W。V-SYNC(垂直同期)オンにして、フレームレートを60fpsまでに制限すると、20~30Wほど消費電力が下がりました。





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■HP ENVY 700-060jpのベンチマークや消費電力の計測について
製品が届いてから、早速ベンチマークやゲームなどをしたり、ネットや動画の閲覧などをして長時間使用していますが、問題なく安定動作しています。

CPUやビデオカードなどのPCパーツのベンチマークは、ネットなどで検索すれば情報が見つかると思いますが、HP ENVY 700-060jpを使用したときの消費電力や発熱に関してはあまり情報がないので、性能だけでなく消費電力や発熱なども測定しました。参考にしていただけると幸いです。

◆【実機レビュー】HP ENVY 700-060jp の外観、内部
◆HP ENVY 700-060jp/CT Desktop PC 製品仕様
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◆HP ENVY 700-060jp/CT(スペックPDF)
◆HP ENVY 700-060jp/CT サポート(ドライバー・製品情報・ユーザーガイド)
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◆マザーボードの仕様、MS-7826 (Kaili )
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