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「OMEN 45L」や「OMEN 40L」に使われているCPUグリス(Shin-Etsu Micro SI Extreme)と、他のグリスの効果を比較しました。
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■CPUグリスの比較について
よほどの理由がない限り「グリスの塗り替えはしない方が良い」という注意喚起の記事内容になります。あくまでも素人がグリスを塗った場合に、このような結果になるということを記載しているので、「厳密な比較テストではない点」にご注意ください。

最終更新日:2023年1月12日


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CPUグリス(Shin-Etsu Micro SI Extreme)検証のまとめ

 
■CPUグリス比較についての注意点

グリスの塗り方に関してはあまり上手くないので、「厳密な比較テストではない」という点について、予めご了承ください。
 
Time SpyShin-Etsu
Micro SI Extreme
(5.4 W/m・K)
シミオシ
OC Master
SMZ-01R
(13.2 W/m・K)
X-23-7868-2D
(6.2 W/m・K)
Demo50℃56℃55℃
Graphics
TEST 1
43℃46℃49℃
Graphics
TEST 2
46℃51℃58℃
CPU TEST
(高負荷時)
71℃75℃80℃

「Time Spy ベンチマーク」を行った時の動作温度を比較。標準の「Shin-EtsuMicro SI Extreme」が最も動作温度が低く、「シミオシOC MasterSMZ-01R」は3~5℃くらい、「X-23-7868-2D」は5~12℃くらい高くなっています。

◆特別な理由がないのならCPUグリスを塗りなおす必要はない

CPUグリスの塗り方をいろいろ試して、もっとも動作温度が低くなった状態で比較しています。(※少なすぎたり多すぎると動作温度が高くなります。)

熱伝導率が高いグリスを塗れば少し動作温度が下がるのかと思っていましたが、実際には違う結果になりました。仕様ではあまり記載されていない熱伝導率以外の「熱抵抗値」なども関係しているのかもしれませんし、標準のグリスがよほど上手く塗れているのかもしれません。

標準のグリス「Shin-EtsuMicro SI Extreme」は販売されていないので、元の状態に戻すことができません。特別な理由がない限り「OMEN 45L」や「OMEN 40L」のグリスを別のもので塗りなおす必要はないと思います。
 

あくまでも素人がグリスを塗った場合に、このような結果になるということを参考にしていただけると幸いです。
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CPUグリスを塗りなおそうと思った経緯について


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メモリの交換でマザーボードが故障して修理から戻ってきたときに、ベンチマークテストで標準状態よりも10℃以上高かったので自分で塗り直そうと思いました。⇒ ◆【参考】修理して戻ってきたときの動作温度

マザーボードの交換は部品代と作業費込みで9万円近くかかりました。(※標準の金額は10万円くらいでしたが少し値引きされていました。)
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「OMEN 45L」や「OMEN 40L」に使われているCPUグリスについて

 
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この記事では、OMEN 45L(2022年モデル:Core i7-12700K)でテストを行っています。⇒ ◆実機レビュー
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OMEN 45L_水冷CPUクーラー_20220319_165108567t_色補正

パソコンのCPUグリス(CPUサーマルグリス、またはサーマルペーストとも呼ばれる)は、コンピュータのCPU(中央処理装置)とヒートシンク(冷却装置)の間に塗布される特殊な物質です。このグリスの主な役割は、CPUとヒートシンクの間の熱を伝えやすくして、放熱効果を高めることです。

OMEN 45L(2022年モデル以降)やOMEN 40L(2023年モデル以降)には「Shin-Etsu Micro SI Extreme」というCPUグリスが使われています。⇒ ◆CPUグリスについて(熱伝導率など)
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テストするCPUグリスについて(熱伝導率など)


この記事で比較するCPUグリスを簡単にご紹介します。


Shin-Etsu Micro SI Extreme(X23-8079-2)※標準のグリス


CPUグリス 熱伝導率_01

HPのゲーミングデスクトップパソコンのOMEN 45L(⇒ ◆実機レビュー)やOMEN 40L(⇒ ◆実機レビュー)には、「Shin-Etsu Micro SI Extreme(X23-8079-2)」というTIM(熱伝導素材)が使われています。一般には販売されていない製品です。

上記のスペック表では、熱伝導率 5.4W/m・K、熱抵抗値 5.8 mm2・K/W、粘度150 PA・Sと記載されています。
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シミオシ OC Master SMZ-01R(親和産業)


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■シミオシ OC Master SMZ-01R
・親和産業
・熱伝導率:13.2 W/m・K
・粘度:90~100PA・S
・非導電性

【Amazon.co.jp】
◆【プロ推奨 高性能】シミオシ OC Master SMZ-01R



X-23-7868-2D(※信越化学工業)


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■X-23-7868-2D
・信越化学工業(※標準のグリスと同じ会社)
・熱伝導率:6.2 W/m・K
・粘度:100PA・S

【Amazon.co.jp】
◆オウルテック 高性能CPU冷却グリス 信越化学工業製 溶剤希釈済み 最上位グリス OWL-SILG-7868

【X-23-7868-2D】CPUグリス 熱伝導率_s
「X-23-7868-2D」は、熱が加わって溶剤が揮発した時に熱伝導率が最大の6.2 W/m・Kになることが大きな特徴です。





Shin-Etsu Micro SI Extreme(5.4 W/m・K)


【標準グリス】RTX 3080 Ti_Time Spy_01

Time SpyShin-Etsu Micro SI Extreme
(※室温約25℃)
Demo50℃
GraphicsTEST 143℃
Graphics TEST 246℃
CPU TEST(高負荷時)71℃

■Shin-EtsuMicro SI Extreme(熱伝導率 5.4W/m・K)※標準のリス
熱伝導率だけを見るともっと高性能なCPUグリスがありますが、今回のテストでは最も良い結果でした。

熱伝導率以外のスペック(熱抵抗値など)が優れているのかもしれませんし、グリスの塗り方も非常に良いのかもしれません。
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シミオシ OC Master SMZ-01R(熱伝導率 13.2 W/m・K)


★【シミオシ】OMEN 45L_Time Spy_室温24t_電圧ファン初期設定_220517_temp_07_コールド状態から
 
Time Spyシミオシ OC Master SMZ-01R
(※室温約25℃)
Demo56℃
Graphics TEST 146℃
Graphics TEST 251℃
CPU TEST(高負荷時)75℃

■シミオシ OC Master SMZ-01R(熱伝導率 13.2 W/m・K
標準の「Shin-EtsuMicro SI Extreme」と比較すると3~5℃くらい動作温度が高めです。

うまくグリスを塗れていないかもしれませんが、比較をしなければ全く問題がない動作温度ですね。
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X-23-7868-2D(6.2 W/m・K)


★X-23-7868-2D_OMEN 45L_Time Spy_室温25_電圧初期値_220514_temp_01

Time SpyX-23-7868-2D
(※室温約25℃)
Demo55℃
Graphics TEST 149℃
Graphics TEST 258℃
CPU TEST(高負荷時)80℃

■X-23-7868-2D(熱伝導率 6.2 W/m・K
熱伝導率はShin-EtsuMicro SI Extreme(5.4 W/m・K)よりも良いのですが、実際のテストでは5~12℃くらい動作温度が高めでした。

「X-23-7868-2D」は、熱が加わって溶剤が揮発した時に熱伝導率が最大の6.2 W/m・Kになるので、あまりCPUが熱くならないGraphics TEST では、標準グリスと比較すると動作温度の差が大きくなる傾向があります。

うまくグリスを塗れていない可能性がありますが、この結果だけを見れば問題がない動作温度ですね。
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【参考】修理して戻ってきたときの動作温度


OMEN 45L_Time Spy_室温25_電圧初期値_220513_temp

Time Spy修理後
Demo60℃
Graphics TEST 151℃
Graphics TEST 250℃
CPU TEST(高負荷時)84℃

メモリの交換でマザーボードが故障して、修理から戻ってきたときの動作温度。電話で標準の「Shin-EtsuMicro SI Extreme」を使ってくださいと頼んでおいたのですが、CPU TEST(高負荷時)の動作温度は13℃くらい高くなっています。

実際に「Shin-EtsuMicro SI Extreme」だったかは確認しませんでしたが、標準と違いすぎるので自分で塗り直そうと思いました。
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■レビューについて
※商品仕様/価格については、最終更新日時点のものです。
※製品仕様やPCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※パソコンの色味は照明や環境によって少し違って見える場合があります。
※測定値は目安です。使用状況や環境によって変わる場合があります。
 
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