
16GBのDDR5 メモリを搭載したOMEN 25L(2023年モデル ⇒ ◆実機レビュー)に、メモリを追加(増設)する手順や注意点、使用したメモリをご紹介!
・16GBメモリを追加して32GB(16GBx4)にした場合
・標準のメモリを取り外して32GB(16GBx2)を搭載
・標準のメモリを取り外して64GB(16GBx4)を搭載
この記事では、上記の構成で動作チェックを行っています。64GBに関しては問題が発生しましたが、このようなケースがある(注意喚起)ということで公開することにしました。

【注意事項】
※メモリの増設・交換は自己責任でお願いします。当サイトで動作確認を行っていますが、確実な動作を保証するものではありません。あらかじめご了承ください。
【更新履歴】※メモリの増設・交換は自己責任でお願いします。当サイトで動作確認を行っていますが、確実な動作を保証するものではありません。あらかじめご了承ください。
・ファームウェアをアップデートするとLEDの変更が可能になりました。(11/20)
【関連記事】
⇒ ◆OMEN 25L(RTX 4070)の外観やゲーム性能を検証!
⇒ ◆OMEN 25L(RTX 4070 Ti 仕様)のベンチマーク!
【レビュー機について】
※この記事の「OMEN 25L」は当サイトが所有している機材です。
最終更新日:2023年11月20日
■目次(ページ内リンク)
まとめ:OMEN 25L(2023年モデル)のメモリ交換について
◆16GBを追加して32GBにするよりも、標準メモリを取り外して32GB(16GBx2)に差し替えることを推奨 ★11/20更新
メモリの交換作業に関すること
◆OMEN 25Lについて(内部・メモリの規格など)
◆メモリの交換・増設時に必要なツール・注意点について
◆【重要】メモリ交換前に初期設定に戻す(アプリ/BIOS) ★重要
◆メモリの取り付け・取り外し方について
◆32GB(8GBx4)に増設:16GBメモリを追加
◆32GB(16GBx2)に交換:16GBメモリを取り外し
◆64GB(16GBx4)に増設:16GBメモリを取り外し ★故障のリスクあり?
◆ファームウェアのアップデートでLEDの変更が可能になりましたが、今度はオーバークロックは不可に! ★11/20更新
まとめ:OMEN 25L(2023年モデル)のメモリ交換について
◆16GBを追加して32GBにするよりも、標準メモリを取り外して32GB(16GBx2)に差し替えることを推奨 ★11/20更新
メモリの交換作業に関すること
◆OMEN 25Lについて(内部・メモリの規格など)
◆メモリの交換・増設時に必要なツール・注意点について
◆【重要】メモリ交換前に初期設定に戻す(アプリ/BIOS) ★重要
◆メモリの取り付け・取り外し方について
◆32GB(8GBx4)に増設:16GBメモリを追加
◆32GB(16GBx2)に交換:16GBメモリを取り外し
◆64GB(16GBx4)に増設:16GBメモリを取り外し ★故障のリスクあり?
◆ファームウェアのアップデートでLEDの変更が可能になりましたが、今度はオーバークロックは不可に! ★11/20更新
まとめ

OMEN 25L(2023年モデル)のメモリ交換について
◆32GBにする場合は、標準メモリを取り外して32GB(16GBx2)に差し替えることを推奨
⇒ ◆32GB(8GBx4)に増設:16GBメモリを追加
・異なる仕様のメモリが混在(相性問題だけでなく故障のリスクがある)
・オーバークロック不可(初期設定の4000MT/sで動作)
・LEDの設定(色の変更)は可能
・費用を抑えることができることがメリット(1万5千~1万7千円くらい)
⇒ ◆32GB(16GBx2)に交換:16GBメモリを取り外し ★推奨
・同一仕様のメモリのみ搭載したシンプルな構成
・オーバークロック可能(4800MT/sで動作)
・16GB追加よりも費用がかさむ(2万円前後)
・メモリのLEDの設定変更は不可(本体のLEDは変更可能)
⇒ ◆64GB(16GBx4)に増設:16GBメモリを取り外し
・同一仕様のメモリで構成
・オーバークロック可能(4800MT/sで動作)
・メモリのLEDの設定変更は不可(※本体のLEDは変更可能)
・故障のリスクあり?
※ファームウェアのバージョンは F.11.
※価格は2023年11月20日の時点
■ファームウェアのアップデートで市販品でもLEDの変更が可能に!
・ファームウェアをF.11.⇒ F.20.にアップデートするとLEDの変更が可能になりましたが、今度はオーバークロックができない(初期設定で動作する)ようになりました。(11/20追記)
⇒ ◆ファームウェアをアップデートでLEDの変更が可能になりましたが、今度はオーバークロックは不可に!
・ファームウェアをF.11.⇒ F.20.にアップデートするとLEDの変更が可能になりましたが、今度はオーバークロックができない(初期設定で動作する)ようになりました。(11/20追記)
⇒ ◆ファームウェアをアップデートでLEDの変更が可能になりましたが、今度はオーバークロックは不可に!
■メモリを交換するときの注意点
・オーバークロックに設定された状態でメモリを交換すると起動しない可能性が高いので、メモリを「初期設定」にしてから交換(または増設)作業を行う必要があります。
■見た目は同じでも仕様が微妙に異なる市販品のメモリ
・市販品の「Kingston FURY Beast ビースト DDR5-5200MHz」は、標準メモリと見た目は同じですが、細かい部分(タイミング)が異なっていました。動作しても構成によってはオーバークロックできなかったり、LEDが変更できなくなる場合があります。
■DDR5 メモリは同一の仕様で統一することを推奨
・2つの増設方法を試してみましたが、いずれの場合もメリットとデメリットがあります。DDR5はメモリ側に電源回路が搭載されていて、仕様が異なるものが混在すると故障の原因になる可能性があるので、32GBにする場合は標準の16GBメモリを取り外して新規のメモリに差し替えることを推奨します。
■64GB搭載した場合はリスクあり?
・同じ仕様のメモリを64GB搭載した場合、特定のテストでクラッシュが頻発しメモリの1枚が故障しました。メモリの問題かもしれませんが、ハッキリとした原因がわからないので、当サイトでは64GBの搭載は推奨しないことにします。
■BIOSのメモリ設定をむやみに弄らないことを推奨
・BIOSのメモリ設定でオーバークロックやカスタマイズの設定項目がありますが、間違った設定にすると故障のリスクがあるので、BIOSのメモリ設定をいじることは推奨しません。当サイトでは、「デフォルト(初期値)」に設定する程度に留めています。
標準メモリと同じような動作を求めるのなら、フリーマーケットやオークションなどで、OMEN 25L(2023年モデル)から取り外したものを入手するしかなさそうですね。

【実機レビュー】
⇒ ◆OMEN 25L(Core i7-13700K、RTX 4060 Ti 搭載モデル)
※OMEN 40の外観や内部の詳細、ベンチマークテストの結果、同梱品などは上記のレビューをご覧ください。
⇒ ◆OMEN 25L(Core i7-13700K、RTX 4060 Ti 搭載モデル)
※OMEN 40の外観や内部の詳細、ベンチマークテストの結果、同梱品などは上記のレビューをご覧ください。
OMEN 25Lについて(内部・メモリの規格など)

■OMEN 25L(2023年モデル)に搭載されているメモリの仕様
・メモリの規格:DDR5-5200MHz (※初期設定は4400MHz)
・16GB(16GB×2)
・4スロット (DIMM)
・最大128GB搭載可能
・LED付(※アプリで設定変更が可能)
・XMP対応
【実機レビュー】
⇒ ◆OMEN 25L(Core i7-13700K、RTX 4060 Ti 搭載モデル)
・メモリの規格:DDR5-5200MHz (※初期設定は4400MHz)
・16GB(16GB×2)
・4スロット (DIMM)
・最大128GB搭載可能
・LED付(※アプリで設定変更が可能)
・XMP対応
【実機レビュー】
⇒ ◆OMEN 25L(Core i7-13700K、RTX 4060 Ti 搭載モデル)
メモリスロットは4つで2枚のメモリが搭載されているので、空きのスロットが2つあります。


記事掲載時のファームウェアのバージョンは「F.11.」です。⇒ ◆ファームウェアをアップデートするとLEDの変更が可能に!

標準のメモリはオーバークロックすると5200MT/sで動作します。市販品のメモリもオーバークロック可能かどうかをチェックしたいと思います。

メモリの交換(増設)時に必要なツール・注意点
■メモリを交換するときの注意点
・必ずPC本体の電源を切り、電源コードを外してから作業を行ってください。
・電源コードを外した後、電源スイッチを数秒間押して残留している電気を放電します。
・静電気にご注意ください。(※PCパーツは静電気に弱い)
・金属部分に触れて体内の静電気を放電する。(※静電気防止手袋を使用するとより安全だと思います。)
・本体内部の金属製の、ケガをしないようにご注意ください。
・必ずPC本体の電源を切り、電源コードを外してから作業を行ってください。
・電源コードを外した後、電源スイッチを数秒間押して残留している電気を放電します。
・静電気にご注意ください。(※PCパーツは静電気に弱い)
・金属部分に触れて体内の静電気を放電する。(※静電気防止手袋を使用するとより安全だと思います。)
・本体内部の金属製の、ケガをしないようにご注意ください。

「OMEN 25L」は背面のボタンを押すと、側面のガラスパネルを取り外すことができる仕組みになっています。
メモリを増設するときに、工具(ドライバーや特殊なヘクスローブレンチなど)は必須ありません。


【Amazon.co.jp】
⇒ ◆サンワサプライ 静電気防止手袋(滑り止め付き) TK-SE12M
⇒ ◆サンワサプライ 静電気防止手袋(滑り止め付き) TK-SE12M
メモリ交換時は直接パーツに触れますし、PCパーツは静電気に弱いので「静電気防止手袋」があると安心して作業することができます。

【重要】メモリ交換前に初期設定に戻す(アプリ/BIOS)
メモリが「オーバークロック」設定になっていると起動しない可能性が高いので、メモリを交換する前に初期設定に戻します。
メモリを初期設定にする方法は2つあります。アプリで初期設定にする方法が手軽ですが、BIOSで変更することも可能です。

アプリでメモリを初期設定に戻す方法

アプリ(OMEN Gaming Hub)の「オーバークロック」の項目でメモリの設定変更が可能です。
メモリを初期設定にする方法はとても簡単です。左側の「初期設定」を選択するだけです。

BIOSでメモリを初期設定に戻す方法
アプリで初期化しても起動しない場合は「BIOSでメモリを初期設定に戻す方法」もお試しください。

■BIOSの設定を初期設定に戻す手順
1)電源をONにしてからすぐに esc を連打。(※起動メニューが表示されるまで)
2)起動メニューから「BIOSセットアップ」を選択。⇒ 参考画像
3)メイン画面が表示されたら「詳細設定」を選択。
4)英語のメッセージが表示されたら「Continue(コンテニュー)」を選択。⇒ 参考画像
5)警告の画面が出たら「I agree(同意する)」を選択。⇒ 参考画像
6)メモリ設定を「デフォルト」にする。(上の画像を参照)
※アプリで初期設定にした場合は「デフォルト」になっているはずですが、そうでない場合は「デフォルト」に設定します。
7)他は何もいじらず「終了」をクリック。
8)「デフォルト値に設定して終了」を選択して「はい」をクリック。⇒ 参考画像
9)PCが再起動します。
1)電源をONにしてからすぐに esc を連打。(※起動メニューが表示されるまで)
2)起動メニューから「BIOSセットアップ」を選択。⇒ 参考画像
3)メイン画面が表示されたら「詳細設定」を選択。
4)英語のメッセージが表示されたら「Continue(コンテニュー)」を選択。⇒ 参考画像
5)警告の画面が出たら「I agree(同意する)」を選択。⇒ 参考画像
6)メモリ設定を「デフォルト」にする。(上の画像を参照)
※アプリで初期設定にした場合は「デフォルト」になっているはずですが、そうでない場合は「デフォルト」に設定します。
7)他は何もいじらず「終了」をクリック。
8)「デフォルト値に設定して終了」を選択して「はい」をクリック。⇒ 参考画像
9)PCが再起動します。
BIOSの設定を初期化しても起動しない場合は、メモリの相性が良くないと考えられます。

メモリの取り付け・取り外し方について
OMEN 25L(2023年モデル)のメモリの取り付け方・取り外し方を簡単にご説明します。
本体が縦置きの状態でもメモリの交換は可能ですが、安定した状態で作業がしやすい「横置きの状態」で作業することを推奨します。

OMEN 25L(2023年モデル)のメモリスロットは4つあります。通常はメモリの「固定具」が両側にありますが、この機種は片側(縦置きの場合は上側)のみ備えています。
メモリを2枚のみ搭載する場合は、1番目と3番目のスロットに装着します。


メモリを装着するときは「固定具」を開いた状態にします。
メモリには切り欠き部分があるので、装着するときは向きにご注意ください。この機種の場合は、メモリの「FURY」の文字がやや右より(縦置きの場合は上側)になるようにスロットに差し込みます。
メモリの両側を押し込むと「パチッ」と音がして、「固定具」が閉じた状態になります。


メモリを装着した状態。「固定具」が閉じています。
「固定具」を押すとメモリが浮き上がって取り外せる状態になります。

32GB(8GBx4)に増設:16GBメモリを追加(DDR5-5200MHz)
この項目ではOMEN 25L(2023年モデル)と同じ速度の16GB(8GBx2)メモリを追加して、32GB(16GBx2)の構成にします。

16GBメモリを追加して32GBに増設した場合
・市販品の「Kingston FURY Beast ビースト」16GBメモリ(8GBx2)を追加
・速度は標準のメモリと同じDDR5-5200MHz
・仕様が微妙に異なるメモリが混在するので初期設定の4000MHzで動作。
・アプリで4700MHzと表示されますがオーバークロックは不可(起動しない)
・アプリでLEDの変更は可能
・メモリ交換後やメモリの設定を変更した後は、起動するまで時間がかかる場合があります。
★ファームウェアのバージョンは「F.11.」
⇒ ◆ファームウェアのアップデート「F.20.」でLEDの変更が可能になりましたが、今度はオーバークロックは不可に!
DDR5はメモリ側に電源回路が搭載されていて、混在した場合は製品故障につながる可能性があるという情報があります。⇒ ◆ASRock Japan のポスト
メモリを4枚搭載した場合は4000MHzで動作。細かい仕様が異なっているので、オーバークロック設定(4700MHz)にすると起動しませんでした。
メモリを4枚搭載した場合は4000MHzで動作。細かい仕様が異なっているので、オーバークロック設定(4700MHz)にすると起動しませんでした。
いくつかテストを行って動作は安定していましたが、微妙に仕様が異なるメモリが混在した構成は、長期的な運用では少し不安要素がありますね。

16GB メモリ(DDR5-5200MHz 8GBx2)の仕様

■Kingston FURY Beast ビースト DDR5 5200MHz 16GB の仕様
型番: KF552C40BBAK2-16
規格:DDR5-5200MT/秒、デュアルチャンネル対応
容量:16GB (8GB×2枚)
電圧:1.25V JEDEC準拠品 (AMD EXPO認定)
Cas Latency:CL40
XMP:3.0対応
【Amazon.co.jp】
⇒ ◆Kingston FURY Beast ビースト DDR5 5200MT/秒 8GB×2枚 RGB LED 製品寿命期間保証
【アークオンラインショップ】
⇒
◆KF552C40BBAK2-16 DDR5-5200 16GB(8GBx2)
型番: KF552C40BBAK2-16
規格:DDR5-5200MT/秒、デュアルチャンネル対応
容量:16GB (8GB×2枚)
電圧:1.25V JEDEC準拠品 (AMD EXPO認定)
Cas Latency:CL40
XMP:3.0対応
【Amazon.co.jp】
⇒ ◆Kingston FURY Beast ビースト DDR5 5200MT/秒 8GB×2枚 RGB LED 製品寿命期間保証
【アークオンラインショップ】
⇒

標準搭載されているメモリの詳細スペック。(※画像はCPU-Zのスクリーンショット)

増設したメモリ( DDR5 5200MHz:16GBx2)の仕様。製品名は標準メモリと同じ「DDR5 5200MHz」ですが、DRAMのメーカーやタイミングなど異なる部分があります。
動作確認&パフォーマンスのチェック
ベンチマーク | 16GB メモリ 5200MT/s | 32GB メモリ (8GBx4) ★4000MT/s |
CINEBENCH R23 (マルチスレッド) | 24627 | 23948 (97.2%) |
CPU Profile (MAXスレッド) | 10156 | 10090 (99.3%) |
Time Spy (総合スコア) | 20473 | 20173 (98.5%) |
Fire Strike (総合スコア) | 41493 | 40703 (98.0%) |
Speed Way (総合スコア) | 5380 | 5471 (101.6%) |
※グラフィックスは「RTX 4070 Ti」
仕様が微妙に異なるメモリが混在した状態ですが、いくつかのベンチマークテストでは特に問題なく動作していました。メモリの動作速度が下がっているので、テストでスコアが少し下がる傾向がありますが1~3%以内のわずかな違いです。

32GBメモリ(8GBx4)を搭載した状態。矢印は増設したメモリですが、見た目は標準搭載されているものと同じです。

アプリで標準メモリと同じように、LEDの色変更ができることを確認しました。

32GB(16GBx2)に交換:16GBメモリを取り外し(DDR5-5200MHz)
この項目では標準のメモリを取り外して、32GB(16GBx2)のメモリに交換します。

標準の16GBメモリを取り外して32GBに交換した場合
・市販品の「Kingston FURY Beast ビースト」 32GB(16GBx2)
・速度は標準のメモリと同じDDR5-5200MHz
・アプリで4800MHzと表示されてオーバークロックが可能
・アプリでメモリのLEDの変更ができない(※本体のLEDは変更可能)
・メモリ交換後やメモリの設定を変更した後は、起動するまで時間がかかる場合があります。
★ファームウェアのバージョンは「F.11.」
⇒ ◆ファームウェアのアップデート「F.20.」でLEDの変更が可能になりましたが、今度はオーバークロックは不可に!
仕様が微妙に異なるメモリが混在した場合はオーバークロックできませんでしたが、標準のメモリを外して新規のメモリのみ搭載した場合はオーバークロック可能でした。
メモリのLEDの設定項目が表示されなくなるので、お気に入りのカラーがある場合は、メモリ交換前に設定しておくと良いですね。

32GB メモリ(DDR5-5200MHz 16GBx2)の仕様

■Kingston FURY Beast ビースト DDR5 5200MHz 32GBの仕様
型番:KF552C36BBEAK2-32
規格:DDR5-5200MT/秒、デュアルチャンネル対応
容量:32GB (8GB×2枚)
電圧:1.25V JEDEC準拠品 (AMD EXPO認定)
Cas Latency:CL36
XMP:3.0対応
【Amazon.co.jp】
⇒ ◆Kingston FURY Beast ビースト DDR5 5200MT/秒 32GB×2枚 RGB LED 製品寿命期間保証
型番:KF552C36BBEAK2-32
規格:DDR5-5200MT/秒、デュアルチャンネル対応
容量:32GB (8GB×2枚)
電圧:1.25V JEDEC準拠品 (AMD EXPO認定)
Cas Latency:CL36
XMP:3.0対応
【Amazon.co.jp】
⇒ ◆Kingston FURY Beast ビースト DDR5 5200MT/秒 32GB×2枚 RGB LED 製品寿命期間保証

赤で囲んである部分は標準メモリと違う部分です。右の画像のタイミングは16GB(8GBx2)と異なっています。⇒ ◆16GBメモリを追加して32GBに増設
動作確認&パフォーマンスのチェック
ベンチマーク | 16GB メモリ 5200MHz | 32GB メモリ (16GBx2) ★4400MT/s | 32GB メモリ (16GBx2) ★4800MT/s |
CINEBENCH R23 (マルチスレッド) | 24627 | 24364 (98.9%) | 24519 (99.5%) |
CPU Profile (MAXスレッド) | 10156 | 10165 (100.1%) | 10258 (101.0%) |
Time Spy (総合スコア) | 20473 | 20741 (101.3%) | 20786 (101.5%) |
Fire Strike (総合スコア) | 41493 | 40798 (98.3%) | 41833 (100.8%) |
Speed Way (総合スコア) | 5380 | 5460 (101.4%) | 5477 (101.8%) |
※グラフィックスは「RTX 4070 Ti」
オーバークロックが可能だったのでテストしてみました。メモリの速度が速い方がスコアが良い傾向がありますが、誤差といってもよいくらい僅かな差ですね。


「サイバーパンク 2077」のDLC 「仮初めの自由」をストーリーを進めながら4時間連続でプレイしましたが、安定して動作していました。

新規メモリのみの場合は本体のLEDのみ変更可能で、メモリのLEDの設定項目が表示されなくなりました。⇒ 参考画像:メモリのLEDの設定画面


メモリのLEDは点灯しますが、初期設定ではなく色が水色~青~紫に変化する「カラーサークル:オーシャンの設定」になっていました。メモリを交換する前の設定がそのまま反映されるようです。
気に入っているカラー設定があったら、メモリを交換する前に変更しておいたほうが良さそうですね。


アイドル状態が5分続くとライティングをオフにする機能は動作します。
64GB(16GBx4)に増設:16GBメモリを取り外し★故障のリスクあり

標準の16GBメモリを取り外して64GB(16GBx4)に増設した場合
・市販品の「Kingston FURY Beast ビースト」
・32GB(16GBx2)を2セット用意して64GB(16GBx4)
・速度は標準のメモリと同じDDR5-5200MHz
・アプリで4800MHzと表示されてオーバークロックが可能
・メモリのLEDは変更不可(※本体のLEDは変更可能)
・メモリの1枚がテスト中に故障(※CPUに最も近い4番目のスロット)
★ファームウェアのバージョンは「F.11.」
⇒ ◆ファームウェアのアップデート「F.20.」でLEDの変更が可能になりましたが、今度はオーバークロックは不可に!
32GB(16GBx2)の場合は初期設定が4400MT/sになりますが、64GB(16GBx4)の構成にすると4000MT/sで動作します。オーバークロックは4800MT/sまで可能です。32GB(16GBx2)の場合と同様に、メモリLEDの設定変更はできなくなります。
64GBメモリを搭載して初めて起動したときに1回フリーズしましたが、再起動は比較的安定して動作。いくつかのテストを完了して「サイバーパンク 2077」を2時間くらいプレイしても問題なかったのですが、再度テストを行うと3DMARK(特にCPU Profile)でクラッシュするようになりました。
原因究明するためにOSを再インストールしたり、スロットの位置を変えてみたのですが問題は改善せず、メモリの1枚がテスト中に故障しました。
64GBメモリを搭載して初めて起動したときに1回フリーズしましたが、再起動は比較的安定して動作。いくつかのテストを完了して「サイバーパンク 2077」を2時間くらいプレイしても問題なかったのですが、再度テストを行うと3DMARK(特にCPU Profile)でクラッシュするようになりました。
原因究明するためにOSを再インストールしたり、スロットの位置を変えてみたのですが問題は改善せず、メモリの1枚がテスト中に故障しました。
メモリに問題がある可能性が高そうですが、16GBx4の構成時に問題が発生する可能性(マザーボード側の問題)もあるので、当サイトでは64GBの搭載は推奨しないことにします。

64GB メモリ(DDR5-5200MHz 16GBx4)の仕様

※4枚のセットがなかったので、32GB(2枚組)を2セット用意して64GB(16GBx4)の構成にしました。
■Kingston FURY Beast ビースト DDR5 5200MHz 32GBの仕様
型番:KF552C36BBEAK2-32
規格:DDR5-5200MT/秒、デュアルチャンネル対応
容量:32GB (8GB×2枚)
電圧:1.25V JEDEC準拠品 (AMD EXPO認定)
Cas Latency:CL36
XMP:3.0対応
【Amazon.co.jp】
⇒ ◆Kingston FURY Beast ビースト DDR5 5200MT/秒 32GB×2枚 RGB LED 製品寿命期間保証
■Kingston FURY Beast ビースト DDR5 5200MHz 32GBの仕様
型番:KF552C36BBEAK2-32
規格:DDR5-5200MT/秒、デュアルチャンネル対応
容量:32GB (8GB×2枚)
電圧:1.25V JEDEC準拠品 (AMD EXPO認定)
Cas Latency:CL36
XMP:3.0対応
【Amazon.co.jp】
⇒ ◆Kingston FURY Beast ビースト DDR5 5200MT/秒 32GB×2枚 RGB LED 製品寿命期間保証

4枚のメモリは同一のロットで揃えたいので、同じ店・同じ時期に購入しています。

BIOSのメモリ詳細チェックは合格


BIOSで「メモリ詳細テスト」を行いました。かなり時間がかかりますが1回目、2回目テストで【合格】しています。
■BIOSでメモリテストを行う手順
1)電源をONにしてからすぐに esc を連打。(※起動メニューが表示されるまで)
2)起動メニューから「システム診断」を選択。⇒ 参考画像
3)「コンポーネントテスト」を選択。
4)「メモリ」を選択。
5)「高速テスト」「クイックテスト」「詳細テスト」のいずれかを選択。
■BIOSでメモリテストを行う手順
1)電源をONにしてからすぐに esc を連打。(※起動メニューが表示されるまで)
2)起動メニューから「システム診断」を選択。⇒ 参考画像
3)「コンポーネントテスト」を選択。
4)「メモリ」を選択。
5)「高速テスト」「クイックテスト」「詳細テスト」のいずれかを選択。
64GBのメモリを搭載した状態で「詳細テスト」を行うと数時間くらいかかります。

動作確認&パフォーマンスのチェック
ベンチマーク | 16GB メモリ 5200MHz | 64GB メモリ (16GBx4) ★4000MT/s | 64GB メモリ (16GBx4) ★4800MT/s |
CINEBENCH R23 (マルチスレッド) | 24627 | 24443 (99.2%) | 24453 (99.2%) |
CPU Profile (MAXスレッド) | 10156 | 10253 (100.9%) | 10260 (101.0%) |
Time Spy (総合スコア) | 20473 | 20759 (101.3%) | 20909 (102.1%) |
Fire Strike (総合スコア) | 41493 | 41247 (99.4%) | 41322 (99.5%) |
Speed Way (総合スコア) | 5380 | 5458 (101.4%) | 5471 (101.6%) |
※グラフィックスは「RTX 4070 Ti」
4000MT/sでテストを行った時に「CPU Profile」で動作が停止しましたが、Steamのアカウントを変更して再度テストを行うと、それ以降のテスト(4800MT/s)では安定して動作していました。アプリに何か問題があったのかもしれません。
オーバークロックしても、スコアは初期設定とほとんど同じですね。


「サイバーパンク 2077」のストーリーを進めながら約2時間ほど連続でプレイ。安定して動作していました。
なぜか3DMARKのベンチマーク(CPU Profile)でクラッシュしてしまう現象

一時的に安定して動作していて、いくつかのテストを完了していましたが、メモリを64GBに増設後のに一度「CPU Profile」がクラッシュしていたことが気になるので追加テストを実施。
ゲームをプレイした時は問題なかったのですが、3DMARK(特にCPU Profile)でクラッシュが頻発するようになりました。


動作が停止した時は右から2番目のスロットが消灯していました。(※後から追加したメモリに問題がある可能性)
アプリの問題かと持ったので、OSの再インストール(設定やファイルなどを消去)を行いましたが、症状は改善しませんでした。


問題がありそうな2番と4番スロットのメモリのみ残して「CPU Profile」のテストを実施。予想どおりクラッシュしましたが、今度は4番スロットが消灯状態になっています。今回は致命的なクラッシュで、PCの電源を入れたらビープ音が鳴り起動しなくなりました。

16GBを取り外して32GB(16GBx2)に換装した時のメモリ(⇒ ◆関連項目)を、再度取り付けると無事起動。「CPU Profile」でクラッシュせずテストを完走しました。⇒ スクリーンショット
マザーボードが故障しなかったのは幸いでした。今のところ、メモリに問題がある可能性が高いと考えていますが、64GBの搭載は推奨しないことにします。

ファームウェアをアップデートするとLEDの変更が可能に!(オーバークロックは不可)

X(旧Twitter)で、BIOS(ファームウェア)をアップデートするとLEDが点灯するという貴重な情報をいただいたので試してみました。
最新のソフトウェアやファームウェアなどは「HP サポートアシスタント」からダウンロードすることができます。


ファームウェアのアップデートを指示される手順どおりに進めていくと、途中でファームウェアのバージョン「F.20.」を確認することができます。3つの選択肢の一番上の「Update」を選択して「Next」するとアップデートが開始されます。
上から2番目はUSBで「BIOS リカバリ メディア」を作成可能です。もしもの時に役立つかもしれないので、アップデートを行う前に作っておいた方が安心ですね。


自動でアップデート作業が進みます。

この画面が表示されたらアップデート作業は完了です。

「OMEN Gaming Hub」でLEDコントロールを確認すると、アップデート前(⇒ ◆参考画像)はなかった「ゾーン」の項目が表示されています。
メモリの絵柄が変わりましたが、市販品のメモリでもLEDの設定ができるようになりました。


システムモニターでは初期設定の4400MHzで動作していました。LEDが変更できるようになって喜んでいましたが、今度は「オーバークロック」の項目が表示されなくなりました。
メモリのオーバークロック効果はあまり期待できないので、パフォーマンス面では大きな問題ではないですね。

■レビューについて
※商品仕様/価格については、最終更新日時点のものです。
※製品仕様やPCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※パソコンの色味は照明や環境によって少し違って見える場合があります。
※温度や消費電力の測定値は目安です。使用状況や環境によって変わります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
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