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OMEN 40L(2023年モデル)の天面に120mmのファンを増設する手順をご紹介!

ファンを増設したときの冷却効果(ケース内やCPUやGPUの温度など)もチェックしています。
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最終更新日:2023年7月22日




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まとめ


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「OMEN 40L」の天面にファンを増設する手順・効果ついて


◆ファンの増設は比較的簡単で、ケース内の温度を下げる効果あり!

・天面ファン増設でケース内の温度(後部ファン付近)が約4.7℃低下!
・CPUの温度は約3℃、メモリは最大約2℃下がりました。
・OMENのアプリでファンの設定が可能。
長時間ゲームをプレイする場合はファンを増設するメリットあり!

「OMEN 40L」の天面にファンを増設する作業は特に難しいところはないので、PCをいじった方なら簡単にできると思います。

天面の「ファンあり」と「ファンなし」の違いは、筐体内部の温度が上がるゲームプレイ時に効果がありました。30分くらいテストを行うとケース内の温度が数度下がり、CPUの温度も少し下がっています。

この記事ではOMEN 40Lの2023年モデルを使用していますが、旧モデル(⇒ ◆2022年モデル実機レビュー)も同じ筐体なので、天面に120mmのファンを取り付けることができます。

劇的に温度が下がるわけではありませんが、PCパーツの温度を少しでも下げたい方はやってみる価値はあると思います。
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「OMEN 40L」のファン増設について


【OMEN 40L】外観_0T5A7136_230512_01

「OMEN 40L」の天面はメッシュ状になっていて、120mmのファンを2基取り付け可能な設計になっています。

◆天面カバーの取り外し

この記事ではファンの取り付け方法や、どれくらい内部の冷却効果があるのかを検証しています。
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必要なツールについて


■SSDの増設に必要なツールのご紹介

・プラスドライバー:NO.2
 サポートバー、グラフィックスカードの取り外しで使用。

・ネジ滑り止め液

 ネジが固くて回せない場合に使用します。

静電気防止手袋
 静電気から電子機器を守る手袋。


当サイトでは、滑り止め付きの「静電気防止手袋」を使用。ドライバーは先が「マグネット」になっていると、ネジがくっつくので便利です。
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今回の作業ではプラスドライバー(NO.2)を使用します。天面にファンを取り付ける場合は筐体内にネジを落とすことはないのですが、ドライバーの先が「マグネット」になっていると、筐体内にネジを落とすことが少なくなるので作業がはかどります。




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今回は「ネジ滑り止め液」を使用しませんでしたが、PCのパーツを交換するときは用意しておくと役に立つ場合があります。
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静電気防止手袋_IMG_230712_01aw

「静電気防止手袋」は必須ではありませんが、安心して作業することができますし、内部の金属に触れてしまったときのケガを防ぐことができます。
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天面カバーの取り外しについて


「OMEN 40L」の天面カバーの取り外し方を簡単にご説明します。


OMEN 40L_ガラスパネルの取り外し

天面カバーの取り外すとボタンを押せなくなるので、最初に側面のガラスパネルを取り外しておきます。
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【OMEN 40L】天面 カバー 取り外し_230721w

天面のカバーは前方にスライドする仕組みになっていますが、まずは前面のパネルを取り外す必要があります。



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前面のパネルは、側面にあるボタン(両側)を押しながら、手前に倒すと取り外すことができます。



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前面パネルを取り外した状態で、天面カバーを前方に押します。



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天面カバーが少しズレた状態になったら取り外し可能です。



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天面カバーを上に持ち上げると取り外すことができます。



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天面カバーを取り外すと、ファンを取り付けることができるようになります。
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天面に「120mmのファン」を取り付ける


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今回はCorsair製の120mmのファン(LEDなし、4ピン、12 ボルト)を2つ用意しました。磁気浮上ベアリングを採用した製品で、静圧性に優れたカスタムローター設計になっています。
 
【Amazon.co.jp】
 ⇒ ◆Corsair ML120(2-Pack) PCケースファン FN1040 CO-9050039-WW
※記事掲載時点では在庫切れ


ファンをOMEN 40Lの天面に取り付ける手順


【注意事項】
・PCパーツは静電気に弱いのでご注意ください。
・電源コードを外してから増設作業を行います。電源コードを外した後に、電源スイッチを数回押して放電させるとより安全です。

【ファンを取り付ける手順・大まかな流れ】
・ガラスパネル、前面パネルを取り外した後「天面カバー」を取り外す。
・ファン(2基)を取り付ける。
・ファンのコネクタをマザーボードの4ピンコネクタに接続する。
 

本体の分解は保証対象外となりますので、あくまでも自己責任でお願いします。
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天面は盛り上がった部分に「120mmのファン」を2基取り付けます。



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筐体の内部はこのような状態になっています。



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ファンの取り付け自体はとても簡単です。ファンを筐体内部から手で支える必要がありますが、特に難しい作業ではありません。



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4本のネジは、それぞれ均等になるように少しづつ締めていきます。



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マザーボードにはVRM回路の大きなヒートシンクがありますが、ファンは余裕で取り付けることができます。

ラジエーターが付いている水冷クーラーは、厚みがあるので無理ですね。
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1つ目のファンを固定したら、2つ目のファンを取り付けます。



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ファンを取り付けた状態。次はファンのコネクタをマザーボードに接続します。

ファンのケーブルが手前の方になっていますが、きれいに配線をまとめたい場合は奥側にした方が良いですね。
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マザーボードの右上にある4ピンコネクタに、ファンのコネクタを接続します。



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ファンのコネクタをマザーボードに接続したら、ファンの取り付けは完了です。




「ファンあり」と「ファンなし」の筐体内部の温度を比較!

 
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温度計を後部のファンの近くに設置して筐体内部の温度を測定。(※室温は約25℃)



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テスト方法は、「サイバーパンク 2077」を30分プレイして「ファンあり」と「ファンなし」のPCパーツや筐体内部の温度を比較します。

サイバーパンク 2077 の設定】
・画面解像度:4K(3840 x 2160)
・プリセット:レイトレーシングウルトラ
・レイトレーシング:ON
・DLSS:自動

キャラクターを同じ場所で一切操作しないで比較テストを行います。フレームレートは90~95FPSを維持した状態になります。
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筐体内部の温度の比較_01_縦_B

天面にファンを付けると、ファンがない状態よりもケース内の温度が4.7℃くらい下がりました。

ケース内の温度は大体10分くらいで最大温度になります。それ以降は最大値よりも1度くらい低い温度をキープしていました。
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CPU(Core i7-13700K)温度の比較_01_縦_B

「Core i7-13700K」のCPUパッケージ温度は約3℃下がりました。
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GPU(RTX 4070 Ti)温度の比較_01_縦_B

「RTX 4070 Ti」のGPU温度はあまり下がらず、0.5~0.7℃くらい低下。



メモリ温度の比較_01_縦_B

DDR5メモリの温度は、最大温度が約2℃低下。平均では1.4~1.6℃下がっています。

天面のファン追加は、それなりに効果がありますね。
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サーモグラフィーカメラで比較!

 
サーモグラフィーカメラのFLIR(フリアー)で、「ファンあり」と「ファンなし」の状態を比較!


サーモグラフィーの比較_01_縦_B_ファンあり

天面にファンを増設したときの状態をサーモグラフィーで撮影。ファンの部分が丸く黄色で表示され温度が高くなっているのがわかります。後部ファンに近い方が温度が高めです。

天面ファンに手を近づけると温まった空気が放出されていて、内部の温度を下げる効果が実感できます。
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サーモグラフィーの比較_01_縦_Bァンなし

天面のファンが動作していないときは、青っぽくなっていて温度が低くなっているのがわかります。天面に手を近づけると涼しい感じです。

天面のメッシュの部分から温まった空気が自然に放出されるイメージでしたが、逆に空気を吸い込んでいるのかもしれません。
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「OMEN Gaming Hub」でファンの手動設定が可能!

 
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OMENのゲーミングにプリインストールされている「OMEN Gaming Hub」で、増設したファンの設定が可能です。

通常は自動的に回転数が制御されますが、【手動】にすると任意の回転数に設定することが可能です。「動的ファンカーブ」にチェックを入れると、CPUやGPUの温度に応じた回転数を自由に調整することができます。

マザーボードの図面も表示されていて、ファンがどのコネクタに接続されているのかもわかるようになっています。
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■レビューについて
※商品仕様/価格については、最終更新日時点のものです。
※製品仕様やPCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※パソコンの色味は照明や環境によって少し違って見える場合があります。
※温度や消費電力の測定値は目安です。使用状況や環境によって変わります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
 
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