
RTX 40 シリーズを搭載したOMEN ゲーミングPCの2023年モデル(OMEN 45L/OMEN 40L/OMEN 25L)の違いを実機で比較!
外観や内部、冷却機構(エアフロー)、性能、増設のしやすさなどの違いを詳しくチェックします。

最終更新日:2023年7月14日
■OMEN ゲーミングPCの違いを実機で比較!目次(ページ内リンク)
◆まとめ:OMEN ゲーミングPC(OMEN 45L、OMEN 40L、OMEN 25L)の特長や選び方
◆メーカー製のゲーミングPCを選ぶメリット
◆OMEN ゲーミングPC(3モデル)の主なスペック
◆販売価格・お得なキャンペーンについて
◆プロセッサーの仕様について
◆プロセッサーの性能を比較!
◆グラフィックスの仕様について
◆グラフィックスのゲーム性能を比較!
◆グラフィックスのCUDA性能を比較!
◆SSDの性能を比較
◆外観・デザインを比較
◆筐体のサイズを比較
◆筐体内部やマザーボードの違いについて
◆冷却機構(CPUクーラー)の違いについて
◆エアフローの違いについて
◆メモリの仕様・搭載量について
◆拡張性(ストレージの搭載可能台数)について
◆空きスロット(M.2 SSD)の増設のしやすさについて
◆インターフェースの違いについて
◆ネットワーク・無線LANの違いについて
◆電源ユニットの違いを比較
◆Windows 11の「Home」と「Pro」の違い
◆「OMEN Gaming Hub」の設定について
◆まとめ:OMEN ゲーミングPC(OMEN 45L、OMEN 40L、OMEN 25L)の特長や選び方
◆メーカー製のゲーミングPCを選ぶメリット
◆OMEN ゲーミングPC(3モデル)の主なスペック
◆販売価格・お得なキャンペーンについて
◆プロセッサーの仕様について
◆プロセッサーの性能を比較!
◆グラフィックスの仕様について
◆グラフィックスのゲーム性能を比較!
◆グラフィックスのCUDA性能を比較!
◆SSDの性能を比較
◆外観・デザインを比較
◆筐体のサイズを比較
◆筐体内部やマザーボードの違いについて
◆冷却機構(CPUクーラー)の違いについて
◆エアフローの違いについて
◆メモリの仕様・搭載量について
◆拡張性(ストレージの搭載可能台数)について
◆空きスロット(M.2 SSD)の増設のしやすさについて
◆インターフェースの違いについて
◆ネットワーク・無線LANの違いについて
◆電源ユニットの違いを比較
◆Windows 11の「Home」と「Pro」の違い
◆「OMEN Gaming Hub」の設定について
まとめ:OMEN ゲーミングデスクトップPC特長や選び方
OMEN ゲーミングデスクトップ(OMEN 45L/OMEN 40L/OMEN 25L)の特長や選び方を簡潔にまとめました。


■OMEN 45L(RTX 4090/RTX 4080)
・独自の冷却機構で冷却性能を高めた360mm水冷CPUクーラー
・高級感がありメンテナンス性にも優れるデザイン
・ゲームもクリエイティブも【非常に快適】にこなせるスペック
・豊富なインターフェースを備えていて拡張性も高い
・高負荷時でも十分余裕がある1200Wの電源ユニット
・4Kで最高画質・高フレームレートを求める方向けの最高峰モデル!
上位グレードの「OMEN 45L」は、特許取得済みで冷却性能に優れる「OMEN Cryoチェンバー」や高性能なPCパーツを搭載!
Core i7&32GBのメモリの「RTX 4080 搭載モデル」が40万円前半、Core i9&64GBのメモリを搭載した「RTX 4090 搭載モデル」は50万円台と高額ですが、本格的に写真編集や動画編集をされる方や競技的にゲームをプレイする方にとって、十二分に要求を満たしてくれる破格の性能を備えています。
※詳細なレビューはこちらでご覧いただけます。
⇒ ◆実機レビュー:OMEN 45L(RTX 4090)
⇒ ◆実機レビュー:OMEN 45L(RTX 4080)
※製品情報た最新価格はHP公式ストアでご確認ください。
⇒ ◆OMEN 45L Desktop 製品詳細
Core i7&32GBのメモリの「RTX 4080 搭載モデル」が40万円前半、Core i9&64GBのメモリを搭載した「RTX 4090 搭載モデル」は50万円台と高額ですが、本格的に写真編集や動画編集をされる方や競技的にゲームをプレイする方にとって、十二分に要求を満たしてくれる破格の性能を備えています。
※詳細なレビューはこちらでご覧いただけます。
⇒ ◆実機レビュー:OMEN 45L(RTX 4090)
⇒ ◆実機レビュー:OMEN 45L(RTX 4080)
※製品情報た最新価格はHP公式ストアでご確認ください。
⇒ ◆OMEN 45L Desktop 製品詳細
「OMEN 45L」は、他のゲーミングPCにはない独自の冷却機構を備えているので特別感がありますね。



■OMEN 40L(RTX 4070 Ti)
・メンテナンス性が良く高級感があるデザイン
・ゲームやクリエイティブを快適にこなせる性能
・OMEN 45Lと同等の拡張性とインターフェースを備える
・高負荷時でも余裕がある800Wの電源ユニット
・天面にファンを追加してエアフローを強化することが可能
・4Kで快適にゲームをプレイできる高性能ゲーミングPC
中間グレードの「OMEN 40L」はゲームや写真編集・動画編集などを十分快適にこなせる性能や拡張性を備えています。
下位グレードの「OMEN 25L」と比較した場合は、CPUが少し高性能でドライブベイやUSBポートの数が多く、大容量の2TB SSDや32GBメモリを搭載していることなどが、この機種を選択する大きなメリットです。
120mmの水冷CPUクーラーなので、上位の「OMEN 45L」と比較すると冷却面では少し弱さが感じられますが、天面にファンを2基追加してケース内のエアフローを強化することができます。⇒ ◆関連記事
※詳細なレビューはこちらでご覧いただけます。
⇒ ◆実機レビュー:OMEN 40L(RTX 4070 Ti)
※製品情報や最新価格はHP公式ストアでご確認ください。
⇒ ◆OMEN 40L Desktop 製品詳細
下位グレードの「OMEN 25L」と比較した場合は、CPUが少し高性能でドライブベイやUSBポートの数が多く、大容量の2TB SSDや32GBメモリを搭載していることなどが、この機種を選択する大きなメリットです。
120mmの水冷CPUクーラーなので、上位の「OMEN 45L」と比較すると冷却面では少し弱さが感じられますが、天面にファンを2基追加してケース内のエアフローを強化することができます。⇒ ◆関連記事
※詳細なレビューはこちらでご覧いただけます。
⇒ ◆実機レビュー:OMEN 40L(RTX 4070 Ti)
※製品情報や最新価格はHP公式ストアでご確認ください。
⇒ ◆OMEN 40L Desktop 製品詳細
価格は30万円前半で特別安いわけではありませんが、大容量のメモリや拡張性が必要なら「OMEN 25L」よりも「OMEN 40L」の方が満足度は高いと思います。



■OMEN 25L(RTX 4070 Ti/RTX 4070)
・シンプルな外観でメンテナンス性に優れる筐体
・ゲームをプレイするのに最低限必要な拡張性やインターフェース、メモリを搭載
・「RTX 4070」と「RTX 4070 Ti」は約20%の性能差
・軽めのゲームやDLSS対応ゲームは4Kでも十分プレイ可能
・20万円前半~中盤で快適にゲームを楽しめるゲーミングPC
「OMEN 25L」はコスパの良さが大きな魅力!拡張性は控えめですがゲームを十分快適に楽しめる性能を備えています。
「RTX 4070」と「RTX 4070 Ti」の性能差は2割くらいです。QHD(2560x1440)でプレイするなら「RTX 4070」、4Kでプレイしたいのなら「RTX 4070 Ti」の方が適していますが、DLSSに対応したゲームは「RTX 4070」でも4K・60FPSでプレイできるポテンシャルを秘めています。
下位グレードなので、ドライブベイやUSBポートの数、メモリやSSDの容量などは控えめですが、この仕様で十分なら上位モデルよりも安いので魅力的な選択肢になると思います。
※詳細なレビューはこちらでご覧いただけます。
⇒ ◆実機レビュー:OMEN 25L(RTX 4070)
※製品情報や最新価格はHP公式ストアでご確認ください。
⇒ ◆OMEN 25L Desktop 製品詳細
「RTX 4070」と「RTX 4070 Ti」の性能差は2割くらいです。QHD(2560x1440)でプレイするなら「RTX 4070」、4Kでプレイしたいのなら「RTX 4070 Ti」の方が適していますが、DLSSに対応したゲームは「RTX 4070」でも4K・60FPSでプレイできるポテンシャルを秘めています。
下位グレードなので、ドライブベイやUSBポートの数、メモリやSSDの容量などは控えめですが、この仕様で十分なら上位モデルよりも安いので魅力的な選択肢になると思います。
※詳細なレビューはこちらでご覧いただけます。
⇒ ◆実機レビュー:OMEN 25L(RTX 4070)
※製品情報や最新価格はHP公式ストアでご確認ください。
⇒ ◆OMEN 25L Desktop 製品詳細
メーカー製のゲーミングPCを選ぶメリット

■メーカー製のゲーミングPCを選ぶメリット
・商品が届いたらすぐに使える
・保証が付いている(※オプションで長期保証を付けられる)
・サポートを受けることができる
・自作するよりも安くなる場合がある
・OMENはデザインが良い(※好みの問題かもしれませんが)
メーカー製のゲーミングPCは基本的には「購入した状態でそのまま使う方」や「長期的に安定して使いたい方」向けで、弄ったとしてもストレージやメモリを増設する程度になると思います。・商品が届いたらすぐに使える
・保証が付いている(※オプションで長期保証を付けられる)
・サポートを受けることができる
・自作するよりも安くなる場合がある
・OMENはデザインが良い(※好みの問題かもしれませんが)
OMENのゲーミングPCはデザインが優れているので、見ているだけでも所有欲を満たしてくれます。

■デメリットや気になる点
・HPの場合は構成のカスタマイズができない
・BIOSはほとんど弄る部分がない
・自作の場合は問題が発生したら自分で解決する必要がある。
手間を減らすことで価格を抑えているのかもしれませんが、HP製のパソコンはスペックが決まっていて構成のカスタマイズができない点がもどかしいところです。・HPの場合は構成のカスタマイズができない
・BIOSはほとんど弄る部分がない
・自作の場合は問題が発生したら自分で解決する必要がある。
OMENはアプリ(⇒ ◆OMEN Gaming Hub)でCPUやメモリの設定変更は可能ですが、BIOSはほとんど弄る部分がないので、設定を細かく調整してパフォーマンスを引き出したい方には物足りないかもしれません。
自作はパーツを自由に選んだり組み立てたりするのは楽しいのですが、上手く動作しなかったりパーツに互換性の問題が発生すると、時間をとれられますし出費がかさむ場合があります。(※一応、自作経験あり)

OMEN ゲーミングPC(3モデル)の主なスペック
OMEN ゲーミングPC(OMEN 45L/OMEN 40L/OMEN 25L)の主なスペックは下記のとおりです。販売価格はこちらをご覧ください。⇒ ◆お得なキャンペーンについて
OMEN ゲーミングPCの主なスペック・販売価格 | ||||
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OMEN 45L (2023) ◆関連記事 | OMEN 40L (2023) ◆関連記事 | OMEN 25L (2023) ◆関連記事 | ||
Windows 11 Pro | Windows 11 Pro | Windows 11 Home | ||
Cooler Master 水冷クーラー RGB 360mm | Cooler Master 水冷クーラー RGB 120mm | 3ヒートパイプ 空冷クーラー RGB (サイドフロー) | ||
Core i9-13900K Core i7-13700K | Core i7-13700K | Core i7-13700F | ||
DDR5-5200MHz 64GB/32GB | DDR5-5200MHz 32GB | DDR5-5200MHz 16GB | ||
RTX 4090 RTX 4080 | RTX 4070 Ti | RTX 4070 Ti RTX 4070 | ||
M.2 SSD 2TB/1TB | M.2 SSD 2TB | M.2 SSD 1TB | ||
2TB HDD (SATA, 7200回転) | - | - | ||
Wi-Fi 6E Bluetooth 5.3 | Wi-Fi 6E Bluetooth 5.3 | Wi-Fi 6 Bluetooth 5.2 | ||
搭載可能な ストレージ 最大6台 | 搭載可能な ストレージ 最大6台 | 搭載可能な ストレージ 最大3台 | ||
1200W ATX電源 80PLUS Gold | 800W ATX電源 80PLUS Gold | 800W ATX電源 80PLUS Gold | ||
マウス&キーボード なし | マウス&キーボード なし | マウス&キーボード なし | ||
1年間保証 | 1年間保証 | 1年間保証 | ||
◆OMEN 45L 製品詳細 ◆スペックPDF | ◆OMEN 40L 製品詳細 ◆スペックPDF | ◆OMEN 25L 製品詳細 ◆スペックPDF |
「OMEN 45L」と「OMEN 40L」は2023年3月16日、「OMEN 25L」は少し遅れて5月11日より販売開始。「OMEN 45L」のRTX 4090搭載モデルは品薄傾向で、受注が一時停止したり納期が長くなる場合があります。
「OMEN 25L」のRTX 4070 Ti 搭載モデルは、週末セールで安いので7月中旬ごろに入荷待ちになっています。
販売価格・お得なキャンペーンについて

【お得な情報】
⇒ ◆HPパソコンの割引クーポン
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当サイトでは、OMEN ゲーミングPCをお得に購入できる割引クーポンをプレゼントしています。

OMEN ゲーミングPCの主なスペック | ||||
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OMEN 45L (2023) | OMEN 40L (2023) | OMEN 25L (2023) | ||
RTX 4090 モデル ¥509,454(税込)~ ★7%OFFクーポン適用 | RTX 4070 Ti モデル ¥306,900(税込)~ ★週末セール | RTX 4070 Ti モデル 【一時取扱い停止】 | ||
RTX 4080 モデル ¥390,786(税込)~ ★7%OFFクーポン適用 | RTX 4070 モデル ¥239,382~ ★サマーセール ★7%OFFクーポン 上書き | |||
◆セール情報 まとめ | ◆セール情報 まとめ | ◆セール情報 まとめ |
HP公式ストアで最も安い価格を記載。(※2023年8月7日時点)
セールやキャンペーンの情報は当サイトの X(旧Twitter)でもお知らせしています。

プロセッサーの仕様について
【OMEN ゲーミングPC】プロセッサーの違い | |||
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OMEN 45L (2023) | OMEN 40L (2023) | OMEN 25L (2023) | |
Core i9-13900K ※RTX 4090モデル | - | - | |
Core i7-13700K ※RTX 4080モデル | Core i7-13700K | - | |
- | - | Core i7-13700F ※RTX 4070 Ti モデル ※RTX 4070 モデル |
OMEN 45L(RTX 4090 搭載モデル)のみ24コアの「Core i9-13900K」を搭載!
「Core i7-13700K」はOMEN 45L(RTX 4080 搭載モデル)とOMEN 40L、「Core i7-13700F」はOMEN 25Lに搭載されています。(※「F」はグラフィックス無効化)
型番末尾に「K」が付くプロセッサーはオーバークロックが可能ですが、無理をさせると故障の原因になります。

第13世代インテル Core プロセッサーのスペック比較 | |||||
CPU-Z | ![]() | ![]() | ![]() | ||
プロセッサー名 | Core i9-13900K | Core i7-13700K | Core i7-13700F | ||
開発コード名 | Raptor Lake (第 13 世代) | Raptor Lake (第 13 世代) | Raptor Lake (第 13 世代) | ||
コアの数 | 24 | 16 | 16 | ||
P-core | 8 | 8 | 8 | ||
E-core | 16 | 8 | 8 | ||
スレッド数 | 32 | 24 | 24 | ||
ターボ・ブースト 利用時の 最大周波数 | 5.80 GHz | 5.40 GHz | 5.20 GHz | ||
キャッシュ | 36 MB | 30 MB | 30 MB | ||
L2キャッシュ | 32 MB | 24 MB | 24 MB | ||
ベースパワー | 125 W | 125 W | 65 W | ||
最大 ターボパワー | 253 W | 253 W | 219 W |
動作周波数が高くコアの数が多い「Core i9-13900K」は、マルチスレッドの処理能力が非常に高くシングルスレッドの性能も優れています。
「Core i7-13700F」は「Core i7-13700K」とコアの数は同じですが、最大周波数や消費電力が少し控えめです。

プロセッサーの性能を比較!
「CINEBENCH R23」ベンチマーク

プロセッサーの性能を測定する「CINEBENCH R23」のベンチマークで、「Core i9-13900K」は圧倒的に高いパフォーマンスを発揮!マルチスレッドは「Core i7-13700K」の約1.21倍、「Core i7-13700F」と比較した場合は約1.43倍のスコアを記録しています。
「Core i7-13700F」は今回比較した中では性能は控えめですが、それでも十分に高性能なので、実際に画像処理を行っていて不満を感じることはありませんでした。

【関連記事】
⇒ ◆「CINEBENCH R23」の実機ベンチマーク
⇒ ◆「CINEBENCH R23」の実機ベンチマーク
「Geekbench 5」ベンチマーク(CPUテスト)

「Geekbench 5」でプロセッサーの性能を測定。
「Core i9-13900K」は「Core i7-13700K」の1.24倍、「Core i7-13700F」と比較した場合は1.46倍のスコアを記録!

【関連記事】
⇒ ◆ Geekbench 5 実機ベンチマークまとめ
⇒ ◆ Geekbench 5 実機ベンチマークまとめ
「Blender」ベンチマーク(CPUテスト)

「Blender Benchmark」でCPUのレンダリング速度を測定。(※バージョン3.5.0)
テスト結果は「CINEBENCH R23」と同じような傾向で、マルチスレッドの性能が高いCPUほど良いスコアを記録しています。
グラフィックスの仕様について
【OMEN ゲーミングPC】グラフィックスの違い | |||
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OMEN 45L (2023) | OMEN 40L (2023) | OMEN 25L (2023) | |
RTX4090 | - | - | |
RTX 4080 | - | - | |
- | RTX 4070 Ti | RTX 4070 Ti | |
- | - | RTX 4070 |
上位機種になるほど高性能なグラフィックスが搭載されています。OMEN 45Lは最高峰の「RTX4090」と次に高性能な「RTX4080」、OMEN 40Lはミドルハイクラスの「RTX 4070 Ti」、OMEN 25Lは「RTX 4070 Ti」と1つ下の「RTX 4070」が搭載されています。
「RTX 40 シリーズ」のスペック比較 | ||||
GPU-Z | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
GPU | RTX 4090 | RTX 4080 | RTX 4070 Ti | RTX 4070 |
CUDA コア | 16384 | 9728 | 7680 | 5888 |
ブースト クロック (GHz) | 2.52 | 2.51 | 2.61 | 2.48 |
ベース クロック (GHz) | 2.23 | 2.21 | 2.31 | 1.92 |
ビデオメモリ | 24 GB | 16 GB | 12 GB | 12 GB |
メモリタイプ | GDDR6X | GDDR6X | GDDR6X | GDDR6X |
メモリインター フェイス幅 | 384bit | 256bit | 192bit | 192bit |
RT コア | 第 3 世代 | 第 3 世代 | 第 3 世代 | 第 3 世代 |
Tensor コア | 第 4 世代 | 第 4 世代 | 第 4 世代 | 第 4 世代 |
NVIDIA アーキテクチャ | Ada Lovelace | Ada Lovelace | Ada Lovelace | Ada Lovelace |
NVIDIA DLSS | 3 | 3 | 3 | 3 |
NVIDIA Reflex | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
平均消費電力 | 表記なし | 表記なし | 226 W | 186 W |
総グラフィックス パワー | 450 W | 320 W | 285 W | 200 W |
最小システム電力 | 850 W | 750 W | 700 W | 650 W |
GPU-Z | ◆スクショ | ◆スクショ | ◆スクショ | ◆スクショ |
最上位の「RTX 4090」はCUDA コアやビデオメモリが他よりも圧倒的に多く、メモリインターフェイス幅も広くなっています。
「RTX 4070 Ti」は「RTX 4080 12GB」として発売される予定だった製品ですが、「RTX 4080 16GB」との違いが大きいので「RTX 4070 Ti」としてリリースされました。

グラフィックスのゲーム性能を比較!
「Time Spy Extreme」ベンチマーク(4K)

「Time Spy Extreme ベンチマーク」は、4K解像度でDirectX 12世代のGPU性能を測定します。
DLSSが利用できないので「RTX 4070」は60FPSを切ってしまいますが、「RTX 4070 Ti」はギリギリな感じで60FPS台を記録。上位の「RTX 4080」になると80FPS台を出すことができます。
「Fire Strike Ultra」ベンチマーク(4K)

「Fire Strike Ultra」はDirectX 11世代のGPU性能を測定。画面解像度は4Kで非常に重いテストです。「RTX 4080」なんとか60FPSに到達し、「RTX 4090」は少し余裕がある80FPS台を記録しています。
「RTX 40 シリーズ」はDLSSが利用できない状況ではフレームレートを伸ばせないので、「RTX 4070」はテスト1とテスト2で60FPSを切りました。「RTX 4070 Ti」も負荷が高いテスト2で40FPS中盤がやっとの状態です。
DLSSが使えない場合は「RTX 4070 Ti」は4Kでギリギリ、「RTX 4070」は厳しい結果になりました。


レイトレーシングのベンチマーク「DirectX Raytracing feature test」

『DirectX Raytracing feature test』 はレイトレーシング専用のコアの性能を計測するテストです。(※解像度は 2560×1440ドット。)
非常に重いテストですが「RTX 4090」は130FPS台を記録!他を圧倒するフレームレートを記録しています。


DLSSのベンチマーク「NVIDIA DLSS feature test」

「RTX 40 シリーズ」はDLSS 3のフレーム生成を利用すると、パフォーマンスを大幅に向上させることが可能です。
このテストはDLSSの設定が品質よりも「パフォーマンス重視」なので、3~3.5倍くらいフレームレートが伸びています。


DLSSの品質を「クオリティ」に設定すると「パフォーマンス」ほどフレームレートは伸びませんが、それでも有効化/無効化時の差は2.5倍くらいあります。
DLSS有効化時の結果は、「サイバーパンク 2077」でレイトレーシング:ウルトラ、DLSS(自動)、フレーム生成をONにした時よりも少し重く、全体的に10FPSくらい低くなっています。
このテストは「サイバーパンク 2077」を快適にプレイできるかどうかの目安になりそうですね。

「サイバーパンク 2077」ベンチマーク(レイトレーシング:ウルトラ)

非常に重いゲームの「サイバーパンク 2077」で性能を比較。レイトレーシング:ウルトラで、DLSS自動、フレーム生成ONの設定です。
「RTX 40 シリーズ」はDLSS 3のフレーム生成を利用できるゲームで、非常に高いパフォーマンスを発揮します。「RTX 4070」でも4Kで快適にプレイできる平均70FPS台を出すことが可能になり、「RTX 4080」は平均100FPSを超えました。
「RTX 4090」の性能は凄まじいですね。4Kで140FPS台までフレームレートが伸びています。


「サイバーパンク 2077」ベンチマーク(オーバードライブモード)

「サイバーパンク 2077」の世界をよりリアルに表現する「オーバードライブモード」は非常に動作が重く、「レイトレーシング:ウルトラ」の6~7割くらいのフレームレートになります。
4Kで「RTX 4070 Ti」以下は60FPSを切っていますが、「RTX 4080」は平均70FPS台、最上位の「RTX 4090」は平均100FPS台を記録!
「RTX 4090」の性能は凄いのですが、4Kで快適にプレイできるフレームレートが出せる「RTX 4080」もかなりの性能ですね。


グラフィックスのCUDA性能を比較!
「Geekbench 5」ベンチマーク(CUDAテスト)

「Geekbench 5」でグラフィックスのCUDA性能を測定。
CUDAコア数が圧倒的多い「RTX 4090」は「RTX 4070」の約2.08倍のスコアを記録!


【関連記事】
⇒ ◆ Geekbench 5 実機ベンチマークまとめ
⇒ ◆ Geekbench 5 実機ベンチマークまとめ
「Blender」ベンチマーク(GPUレンダリング)

3DCG制作アプリの「Blender(ブレンダー)」で、GPUレンダリングを行ったときの性能を測定!(※バージョン3.5.0)
「Geekbench 5」のCUDAテストと同じような結果で、「RTX 4090」は「RTX 4070」の約2.2倍のスコアを記録しています。


SSDの性能比較
「OMEN」のゲーミングPCにはWestern Digital製のM.2 SSDが搭載されています。容量は「OMEN 45L」と「OMEN 40L」は2TB、「OMEN 25L」は1TBとなっています。
小さいファイルのランダム読み書き(一番下の項目)は少し異なりますが、連続したデータの読み書き(一番上の項目)はほぼ同じ性能ですね。

※WD製SSDの健康状態をチェックする方法はこちらの記事をご覧ください。
⇒ ◆『Western Digital ダッシュボード』について
⇒ ◆『Western Digital ダッシュボード』について
外観やデザインの違いについて
【OMEN ゲーミングPC】外観やデザインの違い | |||
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OMEN 45L (2023) | OMEN 40L (2023) | OMEN 25L (2023) | |
クリアパネル (前面) | クリアパネル (前面) | ヘアライン加工 (前面) | |
LEDファン 3基 | LEDファン 3基 (1基は隠れる) | - | |
EMコーティング 強化ガラス (左側面) | EMコーティング 強化ガラス (左側面) | EMコーティング 強化ガラス (左側面) | |
OMEN Cryoチェンバー (冷却機構) | - | - |
3機種の外観やデザインの違いを比較。「OMEN 45L」と「OMEN 40L」は「OMEN Cryoチェンバー」の有無が大きな違いです。
「OMEN 25L」は前面のパネルがクリアではないので、上位2機種と比較すると見た目が大きく異なっています。


「OMEN 45L」は筐体上部に独立した冷却機構の「OMEN Cryo チェンバー」を備えていることが大きな特徴です。(⇒ ◆実機レビュー)

「OMEN Cryo チェンバー」は特別感がありますし、筐体のサイズが大きいので風格がありますね。


「OMEN 40L」は天面の部分が「OMEN 45L」と異なりますがそれ以外の部分は共通です。(⇒ ◆実機レビュー)

前面上部のファンは、正面から見るとちょうどパネルに隠れます。



「OMEN 25L」はフロントパネルにLEDを搭載しないので、上位2機種と比べるとシンプルな印象になります。(⇒ ◆実機レビュー)

「ヘアライン加工」が施された前面のパネルは、モダンなインテリアにマッチするような雰囲気ですね。

筐体のサイズを比較
【OMEN ゲーミングPC】サイズの違い | |||
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OMEN 45L (2023) | OMEN 40L (2023) | OMEN 25L (2023) | |
204 mm (幅) | 204 mm (幅) | 165 mm (幅) | |
555 mm (高さ) | 467 mm (高さ) | 448 mm (高さ) | |
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470 mm (奥行) | 470 mm (奥行) | 396 mm (奥行) | |
約 22.6 kg | 18.7 kg | 約 13.81 kg |
「OMEN 45L」は最もサイズが大きくて重い製品です。幅や奥行は「OMEN 40L」と同じですが、高さが約55cmもあり4kgくらい重いので設置するときに苦労しますが、筐体上部のチェンバー部分を持つことができるので多少は持ち上げたり移動がしやすくなっています。
「OMEN 40L」は「OMEN 45L」よりも高さが低くなり少し軽くなりますが、それでも19kg弱くらいあるので結構重いです。
「OMEN 25L」は上位2製品と比較すると、コンパクトでかなり軽いので設置が楽ですね。

筐体内部やマザーボードの違いについて
【OMEN ゲーミングPC】筐体内部の違いについて | |||
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OMEN 45L (2023) | OMEN 40L (2023) | OMEN 25L (2023) | |
マザーボード名 ArcticOC | マザーボード名 ArcticOC | マザーボード名 ArcticL | |
マイクロ ATX 24.0 x 24.0cm | マイクロ ATX 24.0 x 24.0cm | マイクロ ATX 24.0 x 24.0cm | |
Intel Z790 チップセット | Intel Z790 チップセット | Intel H770 チップセット | |
LGA1700 | LGA1700 | LGA1700 | |
メモリ最大搭載量 128GB | メモリ最大搭載量 128GB | メモリ最大搭載量 128GB | |
SATAコネクタx4 ※SATAケーブルが 1本付属 | SATA コネクタx4 ※SATAケーブルが 1本付属 | SATA コネクタx1 ※SATAケーブルが 1本付属 | |
PCI Express Gen5 x16 × 1 (空0) | PCI Express Gen5 x16 × 1 (空0) | PCI Express Gen5 x16 ×1 (空0) | |
PCI Express Gen3 x4 × 1 (空1) | PCI Express Gen3 x4 × 1 (空1) | - | |
M.2 × 3スロット (空1) | M.2 × 3スロット (空1) | M.2 × 3スロット (空1) | |
サポートバー あり | サポートバー あり | サポートバー あり |
「OMEN 45L」と「OMEN 40L」は同じマザーボードを搭載。「OMEN 25L」は上位2機種と異なっていて、チップセットやSATA コネクタの数が異なり、PCI ExpressGen3 x4 スロットは非搭載となっています。

「OMEN 45L」の内部。2023年モデルは、グラフィックス・サポートバーが筐体と一体化したようなデザインを採用。(⇒ ◆実機レビュー)
見た目がとてもスッキリしていて美しい仕上がりになっていますね。


「OMEN 40L」の内部は基本的に「OMEN 45L」と同じです。グラフィックス・サポートバーの形状は異なりますが、スッキリとした印象になっています。(⇒ ◆実機レビュー)

「OMEN 25L」の筐体は上位2機種よりも小さいので、内部はパーツが詰まった感じになりますが、ケーブル類はきれいにまとめられています。(⇒ ◆実機レビュー)

SATA コネクタは1基のみ。標準でSATA ケーブルが付属しています。
冷却機構(CPUクーラー)の違いについて
【OMEN ゲーミングPC】冷却機構(CPUクーラー)の違いについて | |||
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OMEN 45L (2023) | OMEN 40L (2023) | OMEN 25L (2023) | |
OMEN Cryoチェンバー (冷却機構) | - | - | |
Cooler Master 水冷クーラー RGB 360mm | Cooler Master 水冷クーラー RGB 120mm | 3ヒートパイプ 空冷クーラー RGB (サイドフロー) | |
ファン3基 | ファン1基 | ファン1基 |
3機種の冷却機構は大きく異なっています。上位の2機種はメンテナンス不要の「簡易水冷クーラー」を搭載していますが、ラジエーターのサイズやファンの数に大きな違いがあります。下位の「OMEN 25L」のみ空冷クーラーが採用されています。

「OMEN 45L」は筐体から独立した「OMEN Cryoチェンバー」を搭載!(※特許取得済み)
「Cryoチェンバー」は、筐体外部の新鮮な(温まっていない)空気を取り入れて冷却することができる独自の冷却機構です。チェンバー内部には360mmの水冷クーラーが搭載されていて、高性能なプロセッサーを強力に冷却します。
ラジエーターのサイズが大きく冷却性能が高いので、ゲームプレイ時は120mmの水冷CPUクーラーを搭載した「OMEN 40L」よりも比較的静かですね。


「OMEN 40L」は120mmの水冷CPUクーラーを搭載。ラジエーターのサイズが「OMEN 45L」の1/3になるので、高負荷時やゲームをプレイしているときはファンの回転数が高くなり、動作音が大きくなる傾向があります。

「OMEN 25L」は3ヒートパイプの空冷CPUクーラーを搭載。ファンのサイズは約90mmでクーラーのサイズもそれほど大きくない印象です。「OMEN 40L」と同様に、高負荷時やゲームをプレイ時は動作音が大きくなります。
測定器(Sutekus GM1356)で騒音をチェック | ||||||
テスト内容 | OMEN 45L (RTX 4090) 360mm 水冷クーラ | OMEN 45L (RTX 4080) 360mm 水冷クーラ | OMEN 40L (RTX 4070 Ti) 120mm 水冷クーラ | OMEN 40L (RTX 4070) 3ヒートパイプ 空冷クーラー | ||
CPUテスト時※ CINEBENCH R23 | 62 db | 63 db | 60 db | 54 db | ||
ゲーム時※ サイバーパンク 2077 | 46 db | 45 db | 52 db | 53 db | ||
動画エンコード※ Adobe Premiere Pro | 43 db | 43 db | 45 db | 57 db | ||
動画視聴時 Youtube | 43 db | 43 db | 40 db | 40 db |
負荷が高いCPUテスト時はどの機種も動作音が大きくなりますが、ゲーム時は360mmの水冷クーラーと120mmの水冷クーラーの違いがハッキリと表れています。
※筐体から約30cm離れた場所で測定。
※室内の環境:38db前後
※室内の環境:38db前後
エアフローの違いについて
「デュアルコンパートメントシャーシ」は内部の区画を分けた構造のことです。「OMEN 45L」と、「OMEN 40L」の場合は、CPUとGPUの区画と、ストレージと電源の区画に分かれていて、前方から後方に空気がきれいに流れる仕組みになっています。
「OMEN 25L」は区画が分かれていないので1つの空間に全てのパーツが収まっています。


「OMEN 45L」は前面パネルの側面にある隙間から空気を取り入れて、内部の温まった空気を後部のファンで放出。フロントの下部のファンはGPUの下側やストレージと電源ユニットの区画に空気を送り込みます。
筐体から独立した「OMEN Cryoチェンバー」は、外部から新鮮な空気を取り入れるのでラジエーターの冷却効率がUPします。


「OMEN 40L」のエアフロー。グラフィックスカードが「OMEN 45L」よりも小さいので、前面中央のファンで内部に空気を送り込むことが可能です。内部の温まった空気が自然に放出できるようにするため、天面はメッシュ状になっています。

「OMEN 25L」は、下部から空気を取り入れて後部のファンから内部の熱を放出します。
底面はメッシュ状になっているので、多少は空気が入りそうですね。

メモリの仕様・搭載量について
「OMEN 45L」「OMEN 40L」「OMEN 25L」に搭載されているメモリの規格は同じで容量のみ異なります。
「OMEN 25L」は3機種の中では最も少ない16GBですが、現時点ではゲームをプレイするのに必要な条件は満たしています。
クリエイティブな作業(画像処理や写真編集、動画編集など)で大量のメモリを必要とする場合は、32GB 以上搭載している機種(OMEN 45L、OMEN 40L)が適しています。
メモリを自分で増設することは可能ですが「動作保証対象外」となります。
PCパーツには相性問題がありますし、うまく動作しない場合はお金が無駄になるので、標準の状態で必要な容量を搭載しているモデルを選んだ方が保証が付いた状態で安心して使うことができます。
PCパーツには相性問題がありますし、うまく動作しない場合はお金が無駄になるので、標準の状態で必要な容量を搭載しているモデルを選んだ方が保証が付いた状態で安心して使うことができます。
メモリが不足するとPCの動作が遅くなるので、容量に余裕がある方が快適に作業することができます。

拡張性(ストレージの搭載可能台数)について
「OMEN 45L」と「OMEN 40L」は、合計で6台のストレージを搭載可能です。「OMEN 25L」は半分の3台になります。
デスクトップPCですがDVDやブルーレイなどは非搭載です。ゲームはSteamのようなプラットフォームからダウンロードすることが主流で、DVDやブルーレイなどを利用することが少なったことが大きな理由です。
光学ドライブを搭載するととデザイン面で制約がありますし、故障なども発生しやすいので、現在ではほとんどの製品が非搭載となっています。


「OMEN 45L」の「3.5インチ/2.5インチ兼用ドライブベイ」と「2.5インチ専用ドライブベイ」は、裏配線側に搭載されています。
CPUの裏側に金属製のカバーが付いていて、裏側にはVRMの熱を金属製のカバーに逃がすための「サーマルパッド」が付いています。⇒ ◆実機レビュー
「OMEN 45L」は2TBのHDDが搭載されているので、「3.5インチ/2.5インチ兼用ドライブベイ」の空きは1つです。


「OMEN 40L」のドライブベイの数は「OMEN 45L」と同じです。
標準でHDDを搭載していないので「3.5インチ/2.5インチ兼用ドライブベイ」の空きは2つになります。


「OMEN 25L」のドライブベイはクリアパネル側からアクセス可能です。搭載できるストレージは1台のみとなります。
増設用のSATAケーブルが付属しているので、簡単にHDDの増設を行うことができます。

空きスロット(M.2 SSD)の増設のしやすさについて
【OMEN ゲーミングPC】M.2 SSDの増設のしやすさについて | |||
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OMEN 45L (2023) | OMEN 40L (2023) | OMEN 25L (2023) | |
空きのスロット 増設しやすい | 空きのスロット やや増設しにくい | グラフィックスカード 取り外す必要がある | |
大きなヒートシンク 取り付け可能 | 大きなヒートシンク 取り付け可能 | ヒートシンクは 3mmくらいまで (※厚さの合計は 約8mmまで) | |
◆増設手順 | ◆増設手順 | ◆増設手順 |
M.2 SSDの増設のしやすさを比較。最もSSDの増設がしやすいのは「OMEN 45L」です。水冷クーラーのチューブが上に付いているので、スムーズにSSDを取り付けることができます。
「OMEN 40L」は水冷クーラーのチューブが邪魔なので、グラフィックスカードを取り外した方が作業がしやすくなります。
「OMEN 25L」の場合はグラフィックスカードを取り外す必要がありますが、作業自体はそれほど難しくありません。ヒートシンクは薄いものなら取り付け可能です。 

インターフェースの違いについて
天面のUSBポートの数は「OMEN 45L」と「OMEN 40L」が4基で、電源コードが接続されている状態ならPCの電源がOFFでもUSB機器やスマホなどを充電できる「電源オフUSBチャージ機能」に対応しています。
「OMEN 25L」はUSBポートの数が上位機種の半分の2基で、PCの電源がONの場合はUSB機器やスマホなどを充電することができます。


「OMEN 45L」と「OMEN 40L」は背面にUSBポートを8基備えています。USB 2.0 Type-Aは「OMEN 25L」よりも2基少ないのですが、転送速度が速いUSB Type-A(5Gbps 2基、10Gbps 2基)が搭載されています。
天面と背面のUSBポートの合計数は「OMEN 45L」と「OMEN 40L」が12基、「OMEN 25L」は8基となります。

【転送速度】
※5Gbps=625MB/s 理論値
※10Gbps=1,250MB/s 理論値
※5Gbps=625MB/s 理論値
※10Gbps=1,250MB/s 理論値
ネットワーク・無線LANの違いについて
【OMEN ゲーミングPC】ネットワーク・無線LANの違い | |||
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OMEN 45L (2023) | OMEN 40L (2023) | OMEN 25L (2023) | |
10/100/1000 Mbps オンボード ネットワーク コネクション | 10/100/1000 Mbps オンボード ネットワーク コネクション | 10/100/1000 Mbps オンボード ネットワーク コネクション | |
IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6E対応) | IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6E対応) | IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6) | |
Bluetooth 5.3 | Bluetooth 5.3 | Bluetooth 5.2 |
Wi-Fi(無線LAN)は「OMEN 45L」と「OMEN 40L」が最新規格の「Wi-Fi 6E」に対応。Bluetoothのバージョンも新しいものが採用されています。
電源ユニットの違いについて
【OMEN ゲーミングPC】電源ユニットの違いについて | |||
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OMEN 45L (2023) | OMEN 40L (2023) | OMEN 25L (2023) | |
1200W ATX電源 | 800W ATX電源 | 800W ATX電源 | |
80PLUS Gold | 80PLUS Gold | 80PLUS GOLD | |
ATX3.0 PCIe 5.0 12VHPWR対応 | ※12VHPWR変換 ケーブルで接続 | ※12VHPWR変換 ケーブルで接続 |
プロセッサーやグラフィックスは高性能になるほど消費電力が高くなるので、「OMEN 45L」は大容量の1200W 電源ユニットを搭載しています。
【グラフィックスの推奨電源容量について】
RTX 4090・・・850 W
RTX 4080・・・750 W
RTX 4070 Ti・・・700 W
RTX 4070・・・650 W
RTX 4090・・・850 W
RTX 4080・・・750 W
RTX 4070 Ti・・・700 W
RTX 4070・・・650 W
高性能な「RTX 4090」は消費電力が他のGPUよりも高く、最小システム電力は850 Wとなっていますが、OMEN 45Lは1200Wの電源を搭載しているので全く問題ありません。
いずれの機種も、グラフィックスの推奨電源容量を十分満たしています。

80PLUS グレード | 負荷 10% | 負荷 20% | 負荷 50% | 負荷 100% |
TITANIUM | 90% | 92% | 94% | 90% |
PLATINUM | - | 90% | 92% | 89% |
GOLD | - | 87% | 90% | 87% |
SILVER | - | 85% | 88% | 85% |
BRONZE | - | 82% | 85% | 82% |
STANDARD | - | 80% | 80% | 80% |
「80PLUS」は6つのグレードがあり、最上位の「TITANIUM」が最も電力変換効率が高くなります。
「80PLUS GOLD」は、中間よりも少し上くらいのグレードになります。

Windows 11の「Home」と「Pro」の違い
【OMEN ゲーミングPC】Windows 11の「Home」と「Pro」の違い | |||
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OMEN 45L (2023) | OMEN 40L (2023) | OMEN 25L (2023) | |
Windows 11 Pro | Windows 11 Pro | Windows 11 Home |
「Pro」はBitLocker機能(ドライブ全体を暗号化)やリモートデスクトップ、Hyper-V(仮想化ソフト)など、ビジネス用途やセキュリティーに関する機能が充実しています。
日常的に使う場合やゲーム用途では、「Windows 11 Home」で十分な機能を備えています。

【Microsoft 公式サイト】
⇒ ◆Windows 11 のバージョンを比較する
⇒ ◆Windows 11 のバージョンを比較する
「OMEN Gaming Hub」の設定について
【OMEN ゲーミングPC】OMEN Gaming Hubの設定について | |||
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OMEN 45L (2023) | OMEN 40L (2023) | OMEN 25L (2023) | |
システムモニター | システムモニター | システムモニター | |
CPU オーバークロック 設定可能 | CPU オーバークロック 設定可能 | CPU オーバークロック 設定不可 | |
メモリ オーバークロック 設定可能 | メモリ オーバークロック 設定可能 | メモリ オーバークロック 設定可能 | |
ネットワーク 設定可能 | ネットワーク 設定可能 | ネットワーク 設定可能 | |
LEDコントロール 設定可能 | LEDコントロール 設定可能 | LEDコントロール 設定可能 | |
パフォーマンス コントロール 【最適】 【パフォーマンス】 【エクストリーム】 | パフォーマンス コントロール 【最適】 【パフォーマンス】 【エクストリーム】 | パフォーマンス コントロール 【最適】 【パフォーマンス】 | |
ファンの手動設定 設定可能 | ファンの手動設定 設定可能 | ファンの手動設定 設定可能 | |
電源オプション (LED自動消灯) 設定可能 | 電源オプション (LED自動消灯) 設定可能 | 電源オプション (LED自動消灯) 設定可能 |
「OMEN Gaming Hub」で設定できる項目を比較。3機種の設定項目はほぼ同じですが、CPUオーバークロックとパフォーマンス
コントロールの【エクストリーム】の有無などが異なっています。

倍率ロックフリーのCPU(型番末尾にKが付く)を搭載している「OMEN 45L」と「OMEN 40L」は、動作周波数を細かく調整することができます。他にはコアの電圧オフセットの変更や簡易的なベンチマークテストも可能です。(※画像はCore i9-13900K搭載モデル)

「OMEN 25L」は倍率が固定されている「Core i7-13700F」を搭載しているので、CPUの設定項目が削除され「メモリオーバークロック」のみ可能となっています。
初期設定の速度は、2スロットにメモリを搭載している場合は4400MT/s、4スロットに搭載している場合は4000MT/sになります。(※オーバークロック時はいずれも5200MT/sで動作します。)


「LEDコントロール」で本体やメモリのイルミネーションの色変更や消灯などが可能です。(※グラフィックスカードを除きます)。


パフォーマンスコントロールの【エクストリーム】は使用不可になっています。
BIOSで設定を解除するとアプリで選択できるようになりますが、動作温度や消費電力が仕様の範囲を超えるのでメーカー保証の対象外となります。

【関連記事】
⇒ ◆「OMEN Gaming Hub」の使い方
⇒ ◆「OMEN Gaming Hub」の使い方







当サイトでレビューした、OMEN 45L、OMEN 40L、OMEN 25Lの違いをまとめました😄https://t.co/8gnfdpkiLS
— お気に入りHPパソコン編集局 (@okiniiripasokon) July 14, 2023
✅外観や内部、冷却機構(エアフロー)、性能、増設のしやすさなどを比較しています。 pic.twitter.com/45mTOI23ik
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■レビューについて
※商品仕様/価格については、最終更新日時点のものです。
※製品仕様やPCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※パソコンの色味は照明や環境によって少し違って見える場合があります。
※温度や消費電力の測定値は目安です。使用状況や環境によって変わります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
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