
2023年4月11日、Windows版『サイバーパンク2077』の「パッチ 1.62」が配信開始!このアップデートで、従来よりもリアルな光源処理が可能になったパストレーシング機能をゲーム内で利用できるようになります。
この記事では、パストレーシングを利用できる「オーバードライブモード」でOMEN 45L(RTX 4090 搭載モデル)のパフォーマンスや、画質の違いなどをチェックします!
OMEN 45L(RTX 4080 搭載モデル)のフレームレートを追記しました!(4/28)

■目次(ページ内リンク)
まとめ:『サイバーパンク 2077』の「オーバードライブモード」を試す!
◆OMEN 45L(RTX 4090)は「オーバードライブモード」を4Kでとても快適にプレイ可能!
アップデートについて
◆「パッチ 1.62」でパストレーシング対応の「オーバードライブモード」を搭載!
「オーバードライブモード」のベンチマーク/実機テスト
◆OMEN 45L(RTX 4090)のベンチマーク
◆OMEN 45L(RTX 4080)のベンチマーク ※4/28追記
◆OMEN 40L(RTX 4070 Ti)のベンチマーク ※4/14追記
実際にプレイしたときのフレームレートを測定!
◆OMEN 45L(RTX 4090)のフレームレート
◆OMEN 45L(RTX 4080)のフレームレート ※4/30追記
◆OMEN 40L(RTX 4070 Ti)のフレームレート
画質の比較
◆「オーバードライブモード」と「レイトレーシング:ウルトラ」の画質を比較 ※4/18追記
まとめ:『サイバーパンク 2077』の「オーバードライブモード」を試す!
◆OMEN 45L(RTX 4090)は「オーバードライブモード」を4Kでとても快適にプレイ可能!
アップデートについて
◆「パッチ 1.62」でパストレーシング対応の「オーバードライブモード」を搭載!
「オーバードライブモード」のベンチマーク/実機テスト
◆OMEN 45L(RTX 4090)のベンチマーク
◆OMEN 45L(RTX 4080)のベンチマーク ※4/28追記
◆OMEN 40L(RTX 4070 Ti)のベンチマーク ※4/14追記
実際にプレイしたときのフレームレートを測定!
◆OMEN 45L(RTX 4090)のフレームレート
◆OMEN 45L(RTX 4080)のフレームレート ※4/30追記
◆OMEN 40L(RTX 4070 Ti)のフレームレート
画質の比較
◆「オーバードライブモード」と「レイトレーシング:ウルトラ」の画質を比較 ※4/18追記
まとめ:サイバーパンク 2077の「オーバードライブモード」を試す!

「オーバードライブモード」で快適にプレイできるスペック・機種別の評価
◆RTX 4090を搭載した「OMEN 45L」は「オーバードライブモード」を4K画質でとても快適にプレイ可能!
・「パッチ 1.62」で【オーバードライブモード】を搭載
・パストレーシング機能でリアルな光の表現が可能に!
・OMEN 45L(RTX 4090)は4Kで平均101FPS
・OMEN 40L(RTX 4080)は4Kで平均72FPS
・OMEN 40L(RTX 4070 Ti)は4Kで平均56FPS
サイバーパンク2077の「パッチ 1.62」でパストレーシング対応の「オーバードライブモード」が追加され、従来よりもリアルな光や影を表現できるようになりました。動作が重くなるので「レイトレーシング:ウルトラ」と比較すると7割くらいのフレームレートになります。
光や影のリアルな表現は、競技性が高いゲーム(シューティングやレースなど)では必ずしも快適にプレイできるとは限りませんが、サイバーパンク2077のような世界観を楽しむゲームではよりドラマチックで美しい映像を楽しむことができます。
⇒ ◆「オーバードライブモード」と「レイトレーシング:ウルトラ」の画質を比較
光や影のリアルな表現は、競技性が高いゲーム(シューティングやレースなど)では必ずしも快適にプレイできるとは限りませんが、サイバーパンク2077のような世界観を楽しむゲームではよりドラマチックで美しい映像を楽しむことができます。
⇒ ◆「オーバードライブモード」と「レイトレーシング:ウルトラ」の画質を比較
「オーバードライブモード」を4Kで快適にプレイするには「RTX 4090」や「RTX 4080」くらいのスペックが必要です。「RTX 4070 Ti」は4KでもプレイできますがQHDが最適ですね。


「パッチ 1.62」でパストレーシング対応の「オーバードライブモード」を搭載!

サイバーパンク2077「パッチ1.62 」について
・パストレーシング技術を実装した「レイトレーシング・オーバードライブ・モード」を追加。(※デフォルトではOFF)
・8GB以上のVRAMを搭載したレイトレーシングに対応可能なグラフィックカード向けに、パストレーシングを使用したスクリーンショットを撮影するオプションを追加。
・最低でもNVIDIA Game Readyドライバーをバージョン531.41に更新する必要がある
・NVIDIA DLAAを追加(AIベースのアンチエイリアシング・モード)
・Intel Xe Super Sampling 1.1のサポートを追加(AIベースのアップスケーリング技術)
・ベンチマークの結果画面に詳細情報が表示されるように改善
推奨されるグラフィックカードは、NVIDIA GeForce RTX 40シリーズ(4070 Ti 以上)、NVIDIA GeForce RTX 3090(1080p, 30 fps)に限定されます。
「パストレーシング」は、従来のレイトレーシングよりもより現実に近い感じで光を表現しますが、非常に計算負荷が高くなるので高性能なグラフィックスカードが必要となります。


グラフィックプリセットで「レイトレーシング:オーバードライブ」を選択すると、パストレーシング機能をゲーム内で利用できるようになります。
【サイバーパンク2077 ニュース】
⇒ ◆パッチ1.62 - レイトレーシング:オーバードライブ・モード
⇒ ◆パッチ1.62 - レイトレーシング:オーバードライブ・モード
「オーバードライブモード」ベンチマーク:OMEN 45L(RTX 4090)

OMEN 45L(Core i9-13900K, RTX 4090 搭載モデル)ベンチマークの結果画面。大型アップデート「パッチ1.62」で、これまでよりも詳細に情報が表示されるようになりました。
OMEN 45L | オーバードライブモード | 4K (3840x2160) | QHD (2560x1440) | フルHD (1920x1080) |
![]() | DLSS 有効 フレーム生成 オン | 101 (160%) | 152 (163%) | 184 (164%) |
DLSS 有効 フレーム生成 オフ | 63 | 93 | 112 |
RTX 4090 を搭載したOMEN 45Lは、負荷が高い「レイトレーシング:オーバードライブモード」の4K解像度で平均101FPSを記録!
「RTX 4090」は「DLSS 3」に対応しているので、フレーム生成を「オン」にするとパフォーマンスが約1.6倍も向上します。
【実機レビュー】
⇒ ◆OMEN 45L(Core i9-13900K, RTX 4090 搭載モデル)
「RTX 4090」は「DLSS 3」に対応しているので、フレーム生成を「オン」にするとパフォーマンスが約1.6倍も向上します。
【実機レビュー】
⇒ ◆OMEN 45L(Core i9-13900K, RTX 4090 搭載モデル)
4Kのテストで「RTX 4080」と比較すると約1.4倍!「RTX 4070 Ti」と比較すると約1.8倍のフレームレートを記録!

「オーバードライブモード」ベンチマーク:OMEN 45L(RTX 4080)

OMEN 45L | オーバードライブモード | 4K (3840x2160) | QHD (2560x1440) | フルHD (1920x1080) |
![]() | DLSS 有効 フレーム生成 オン | 72 (160%) | 113 (163%) | 143 (166%) |
DLSS 有効 フレーム生成 オフ | 45 | 69 | 86 |
OMEN 45Lの「RTX 4080 搭載 モデル」は、4Kで「レイトレーシング:オーバードライブモード(フレーム生成ON)」を快適にプレイできる平均72FPSを記録!
「RTX 4090 搭載 モデル」と比較した場合は7割くらいのパフォーマンスになります。

「オーバードライブモード」ベンチマーク:OMEN 40L(RTX 4070 Ti)

OMEN 40L | オーバードライブモード | 4K (3840x2160) | QHD (2560x1440) | フルHD (1920x1080) |
![]() | DLSS 有効 フレーム生成 オン | 56 (160%) | 91 (162%) | 119 (167%) |
DLSS 有効 フレーム生成 オフ | 35 | 56 | 71 |
RTX 4070 Ti を搭載したOMEN 40Lは、「レイトレーシング:オーバードライブモード」をQHDで快適にプレイ可能です。「DLSS 3」のフレーム生成を「オン」にするとパフォーマンスが約1.6倍も向上します。
【実機レビュー】
⇒ ◆OMEN 40L(Core i7-13700K, RTX 4070 Ti 搭載モデル)
【実機レビュー】
⇒ ◆OMEN 40L(Core i7-13700K, RTX 4070 Ti 搭載モデル)
4Kは60FPS台を切っていますが、平均で50FPS台中盤くらい出ているのでそこそこ快適にプレイできます。

OMEN 45L(RTX 4090)で実際にプレイしたときのフレームレートを測定!

4Kの「レイトレーシング:オーバードライブモード」で、実際にプレイした時のフレームレートを「CapFrameX」で測定!

OMEN 45L(Core i9-13900K, RTX 4090 搭載モデル)で、マップの黄色いラインを走行した時のフレームレートを計測しました。


■OMEN 45L(Core i9-13900K, RTX 4090 搭載モデル)
設定:レイトレーシング:オーバードライブモード(フレーム生成ON)・4K
平均フレームレート:99 FPS(最高:115 FPS、最低:85 FPS)※折れ線グラフ
設定:レイトレーシング:オーバードライブモード(フレーム生成ON)・4K
平均フレームレート:99 FPS(最高:115 FPS、最低:85 FPS)※折れ線グラフ
フレームレートは場所によって大きく変動しますが、平均フレームレートは4Kのベンチマークスコア(101 FPS)と同じくらいになります。



■OMEN 45L(Core i9-13900K, RTX 4090 搭載モデル)
設定:レイトレーシング:オーバードライブモード(フレーム生成ON)・4K
平均フレームレート:103 FPS(最高:125 FPS、最低:83 FPS)※折れ線グラフ
設定:レイトレーシング:オーバードライブモード(フレーム生成ON)・4K
平均フレームレート:103 FPS(最高:125 FPS、最低:83 FPS)※折れ線グラフ
車が多く建物が密集している場所では80~90FPS台になりますが、平均はベンチマークテストの結果と同じくらいのフレームレートが出ています。


OMEN 45L(RTX 4080)で実際にプレイしたときのフレームレートを測定!

OMEN 45L(RTX 4080)で街の中(マップの黄色のライン)を走行した時のフレームレートを測定!

■OMEN 45L(Core i7-13700K, RTX 4080 搭載モデル)
設定:レイトレーシング:オーバードライブモード(フレーム生成ON)・4K
平均フレームレート:75 FPS(最高:93 FPS、最低:61 FPS)※折れ線グラフ
設定:レイトレーシング:オーバードライブモード(フレーム生成ON)・4K
平均フレームレート:75 FPS(最高:93 FPS、最低:61 FPS)※折れ線グラフ

「RTX 4080」は平均75 FPS。上位の「RTX 4090」と比較すると約72%、「RTX 4070 Ti」と比較した場合は127%のフレームレートになります。


OMEN 40L(RTX 4070 Ti)で実際にプレイしたときのフレームレートを測定!

OMEN 40L(RTX 4070 Ti)で街の中(マップの黄色のライン)を走行した時のフレームレートを測定!

■OMEN 40L(Core i7-13700K, RTX 4070 Ti 搭載モデル)
設定:レイトレーシング:オーバードライブモード(フレーム生成ON)・4K
平均フレームレート:59 FPS(最高:76 FPS、最低:48 FPS)※折れ線グラフ
設定:レイトレーシング:オーバードライブモード(フレーム生成ON)・4K
平均フレームレート:59 FPS(最高:76 FPS、最低:48 FPS)※折れ線グラフ

平均ではベンチマークの結果(56 FPS)に近いフレームレートが出ています。「RTX 4090」と比較すると6割くらいの性能ですね。


「オーバードライブモード」と「レイトレーシング:ウルトラ」の画質を比較
「オーバードライブモード」と「レイトレーシング:ウルトラ」の画質を比較して、どのような違いがあるかをチェックします。
実際に「オーバードライブモード」をプレイしてみると、光が差し込むようなシーンで従来の「レイトレーシング:ウルトラ」との違いが明確で、キャラクターや乗り物、建物などの陰影の付き方がかなり異なる印象です。
水たまりの光の反射は「オーバードライブモード」の方が強めになるので、夜間に雨に濡れた路面を走行すると華やかな印象になりますね。



ビルの間から光が差し込むシーン。「オーバードライブモード」は光がやや強めで、キャラクターの影になる部分は暗めになっていますが、「レイトレーシング:ウルトラ」は陰影が異なり、キャラクターやバイクが少し明るい感じになります。


「レイトレーシング:ウルトラ」は十分きれいに見えますが、リアルさを追求した「オーバードライブモード」と比較すると影になる部分が明るめになります。
「オーバードライブモード」は、バイクの底部にある照明の光の反射もしっかりと表現されています。





トンネルの外から光が差し込むシーン。「レイトレーシング:ウルトラ」はキャラクターが明るめで軽い感じに見えますが、「オーバードライブモード」は雰囲気のある映像でキャラクターやバイクの重さが感じられます。


全体的に明るい場面は違いが分かりにくい印象です。


光りが差し込むような場合は「オーバードライブモード」にすると陰影がハッキリする映像になります。


トンネル内に光が差し込むシーン。キャラクターやバイクの陰影に明確な違いがあります。

「オーバードライブモード」はリアルな表現が可能になりますが、光が差し込むシーンではまぶしくなり、光が入らない暗い場所では「より暗く」なります。
リアルに光を表現すると、シーンによっては画面が見にくくなる場合があるかもしれませんね。


逆光で虹のフレアが出ている状態。ビルのエントランスのひさしの部分は、「オーバードライブモード」の方が地面の光がj反射して少し明るく表現されています。




夕暮れのシーンは、パッと見で違いが分かりにくい印象。

水たまりの映り込みを比較。「レイトレーシング:ウルトラ」は影になる部分が明るめなので、映り込みが鮮明でキレイすぎる感じです。

車の映り込みはあまりかわらない印象ですが、全体的な色味は「オーバードライブモード」の方が暖色系になります。


光りが少ない「曇り空」の場合は大きな違いはありませんが、全体的な傾向としては、「オーバードライブモード」は暖色系(温かみがある色合い)で、「レイトレーシング:ウルトラ」は寒色系(青みがある色合い)になります。



地面の水たまりに反射する照明の光は、「オーバードライブモード」の方が明るく見えます。(4/18 追記)
「オーバードライブモード」は映り込みの光の反射が強くなるので、華やかでキレイに見えますね。







■レビューについて
※商品仕様/価格については、最終更新日時点のものです。
※製品仕様やPCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※パソコンの色味は照明や環境によって少し違って見える場合があります。
※温度や消費電力の測定値は目安です。使用状況や環境によって変わります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
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