
GeForce RTX 40 シリーズを搭載した新モデル「OMEN 40L ハイパフォーマンスモデル」の実機レビュー!
この記事では「Core i7-13700K」、「RTX 4070 Ti」の性能や動作温度、消費電力などを徹底的にチェックします!

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最終更新日:2023年6月5日2023年6月5日よりOMEN 40L(RTX 4070 Ti)が大幅値下げ!7%OFFクーポン適用で¥306,900(税込)~
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■目次(ページ内リンク)
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まとめ:OMEN 40L ハイパフォーマンスモデル(RTX 4070 Ti)の評価
◆「RTX 4070 Ti」はRTX 3090を上回る性能!4Kでも快適にゲームを楽しめる高性能ゲーミングPC!
OMEN 40L(RTX 4070 Ti 搭載モデル)の販売価格・キャンペーン
◆「OMEN 40L」の販売価格・お得なキャンペーン! ★7%OFFクーポン!6/5より大幅値下げ!
OMEN 40L(RTX 4070 Ti 搭載モデル)の製品特徴
◆OMEN 40L の主なスペック・新旧モデルの違いについて
外観について
◆外観・デザインについて
◆アプリでLEDのカラーを変更可能
筐体の内部について
◆内部の詳細について
◆マザーボードの仕様について ※マザーボードの画像を追記(4/25)
◆「RTX 4070 Ti」グラフィックスカード ※取り外した写真(4/26)
◆裏配線側の内部
◆ドライブベイについて
◆RGB ボードについて
インターフェースについて
◆天面のインターフェース/各部名称
◆背面のインターフェース/各部名称
「インテル Core i7-13700K プロセッサー」の性能をチェック!
◆第13世代「Core i7-13700K」の仕様・スペック
◆CPUの設定を変更できる「OMEN Gaming Hub」
◆プロセッサーのベンチマーク 【CINEBENCH R23】
◆動画エンコードのベンチマーク 【x264 FHD Benchmark】
◆3DMARK【CPU Profile】
「NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti グラフィックス」の性能をチェック!
◆「RTX 4070 Ti」の仕様・スペック
◆3DMARK【Time Spy Extreme】
◆3DMARK【Time Spy】
◆3DMARK【Fire Strike Ultra】
◆3DMARK【Fire Strike Extreme】
◆3DMARK【Fire Strike】
レイトレーシングの性能をチェック!
◆3DMARK【Poat Royal】
◆3DMARK【DirectX Raytracing feature test】
◆3DMARK【Speed Way】
DLSSの効果を検証!
◆3DMARK【NVIDIA DLSS feature test】
ゲームベンチマーク
◆『FF14:暁月のフィナーレ』ベンチマーク
◆『F1 22』ベンチマーク ★DLSS 3 対応
◆『Forza Horizon 5』ベンチマーク ★DLSS 3 対応
◆『サイバーパンク2077』ベンチマーク ★DLSS 3 対応
SSDのの性能をチェック!
◆CrystalDiskMark
◆3DMARK【STORAGE BENCHMARK】
メモリについて
◆メモリの仕様/搭載量について
ストレステストで「360mm 水冷クーラー」の冷却性能を検証!
◆【CINEBENCH R23】を10分間連続でテストして冷却性能をチェック!
動作温度や消費電力、ファンの音について
◆ベンチマーク時の動作温度について
◆ベンチマーク時の消費電力について
◆冷却ファンの音について
付属ソフトについて
◆「OMEN Gaming Hub」でオーバークロックや冷却、LEDの設定などが可能!
◆ベンチマークテスト時の設定について
サポートページ・お役立ち情報
◆トラブルシューティング・ドライバー・取扱説明書・リカバリメディアの作成について
同梱品について
◆同梱品について(ユーザーガイド・保証書・電源ケーブルなど)
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まとめ:OMEN 40L ハイパフォーマンスモデル(RTX 4070 Ti)の評価
◆「RTX 4070 Ti」はRTX 3090を上回る性能!4Kでも快適にゲームを楽しめる高性能ゲーミングPC!
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OMEN 40L(RTX 4070 Ti 搭載モデル)の製品特徴
◆OMEN 40L の主なスペック・新旧モデルの違いについて
外観について
◆外観・デザインについて
◆アプリでLEDのカラーを変更可能
筐体の内部について
◆内部の詳細について
◆マザーボードの仕様について ※マザーボードの画像を追記(4/25)
◆「RTX 4070 Ti」グラフィックスカード ※取り外した写真(4/26)
◆裏配線側の内部
◆ドライブベイについて
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インターフェースについて
◆天面のインターフェース/各部名称
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ゲームベンチマーク
◆『FF14:暁月のフィナーレ』ベンチマーク
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メモリについて
◆メモリの仕様/搭載量について
ストレステストで「360mm 水冷クーラー」の冷却性能を検証!
◆【CINEBENCH R23】を10分間連続でテストして冷却性能をチェック!
動作温度や消費電力、ファンの音について
◆ベンチマーク時の動作温度について
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付属ソフトについて
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サポートページ・お役立ち情報
◆トラブルシューティング・ドライバー・取扱説明書・リカバリメディアの作成について
同梱品について
◆同梱品について(ユーザーガイド・保証書・電源ケーブルなど)
OMEN 40L(RTX 4070 Ti 搭載モデル)の実機レビューまとめ

OMEN 40L ハイパフォーマンスモデル(RTX 4070 Ti)の評価
◆「RTX 4070 Ti」はRTX 3090を上回る性能!4Kでも快適にゲームを楽しめる高性能ゲーミングPC!
【筐体について】※旧モデルと同じ筐体
・シンプルで高級感があるデザイン
・メンテナンス性に優れる設計
【内部の主な変更点について】
・前面のファンを3基に増やし内部のエアフローを強化!(※旧モデルは2基)
・CPUの熱伝導素材に「Shin-Etsu Micro SI Extrem」を採用
⇒ ◆変更点の詳細はこちら
【Core i7-13700Kの性能について】
・マルチスレッド性能が約25%向上!(※Core i7-12700Kと比較)
・マルチコアを活用できるアプリで高い処理性能を発揮!
【RTX 4070Ti の性能について】
・「RTX 3090」を1~2割くらい上回る性能(※3DMARK ベンチマーク)
・「DLSS 3」対応ゲームはフレームレートが飛躍的に向上!
・4K・最高画質で快適にプレイできる性能!
【メモリ搭載量について】
・クリエイティブな作業を快適に作業できる32GBのメモリを搭載
【冷却性能について】
・120mmの水冷CPUクーラーを搭載。ゲーム時は気になるほどではありませんが、CPUに高い負荷がかかる処理は動作温度が高くなります。
【動作音について】
・CPUの負荷が高い処理やゲームをプレイすると動作音が大きくなりますが、Web閲覧や動画の視聴、GPUによるエンコード時は静かです。
【電源ユニット・消費電力について】
・「RTX 4070 Ti」のシステム電力要件を満たす800Wの電源ユニットを搭載。
・ゲームベンチマークでは54~77%くらいの負荷率。
【拡張性ついて】
・M.2 SSD(PCIe Gen4x4 NVMe)を1台増設可能。
・3.5/2.5インチ兼用ドライブベイx2
・スペックPDFには記載されていませんが、旧モデルと同じ「2.5インチ専用ドライブベイ」x2を備えています。
【アプリついて】
・「OMEN Gaming Hub」でオーバークロックやLED、冷却ファンの設定変更が可能。
2023年3月に登場した「OMEN 40L」は、好評だった筐体デザインを引き続き採用。最新世代のCPUやGPUを搭載して性能向上が図られています。
フロントのファンを3基に増やし、熱伝導素材(TIM)を従来よりも熱伝導率が良いものに変更していますが、旧モデルと同じ120mmの水冷クーラーを搭載しているので、360mmの水冷クーラーのOMEN 45L(⇒ ◆実機レビュー)と比較すると、冷却性能は大きな差があります。
注目の「RTX 4070 Ti」は、3DMARKベンチマークでRTX 3090を1~2割くらい上回り、この記事のDLSS 3対応ゲームは3~5割くらいフレームレートが向上しています。
⇒ ◆『サイバーパンク2077』ベンチマーク
フロントのファンを3基に増やし、熱伝導素材(TIM)を従来よりも熱伝導率が良いものに変更していますが、旧モデルと同じ120mmの水冷クーラーを搭載しているので、360mmの水冷クーラーのOMEN 45L(⇒ ◆実機レビュー)と比較すると、冷却性能は大きな差があります。
注目の「RTX 4070 Ti」は、3DMARKベンチマークでRTX 3090を1~2割くらい上回り、この記事のDLSS 3対応ゲームは3~5割くらいフレームレートが向上しています。
⇒ ◆『サイバーパンク2077』ベンチマーク
RTX 3090を上回る性能を備える「RTX 4070 Ti 搭載モデル」は、「4Kで快適にプレイできるゲーミングPC」として良い選択肢になると思います。

「OMEN 40L」の販売価格・お得なキャンペーン!

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OMEN 40L の主なスペック・新旧モデルの違いについて

OMEN 40L ハイパフォーマンスモデル (RTX 4070 Ti)の主な特徴・変更点
【モデル名】
・OMEN by HP 40L Desktop GT21-1770jp
・2023年3月16日より販売開始
【旧モデルからの変更点】※最上位モデルの比較
・プロセッサー:第12世代 Core i7-12700K ⇒ 第13世代 Core i7-13700K
・チップセット:Z690 ⇒ Z790
・TIM (熱伝導素材):非公表 ⇒ Shin-Etsu Micro SI Extrem
・メモリ:DDR4-3733MHz ⇒ DDR5-5200MHz
・メモリの最大容量:64GB ⇒ 128GB
・M.2 SSDの容量:1TB ⇒ 2TB
・グラフィックス:RTX 3080 ⇒ RTX 4070 Ti
・USB ポート(Type-A)が2基追加(USB ポート合計は12に増加)
・ 無線LAN:Wi-Fi 6 ⇒ Wi-Fi 6E
【筐体について】
・筐体(ATXケース)は旧モデルと同じ
・フロントのファンが2基 ⇒ 3基
★スペックPDFには記載されていませんが、実機は旧モデルと同じ2.5インチ×2(空2)を備えています。
「OMEN 40L」の2023年モデルは、第13世代の「インテル Core i7-13700K プロセッサー」、「GeForce RTX 4070 Ti」を搭載!
水冷クーラーは120mmのままですが、TIM(熱伝導素材)に上位モデル(⇒ ◆OMEN 45L)と同じ「Shin-Etsu Micro SI Extrem」を引き続き採用。前面のファンが3基になり内部のエアフローが強化されています。
メモリは高速な DDR5に変更され、最大搭載容量が128GBに増加。SSDの容量が2TBになったので、旧モデルよりもゲームや大容量のファイルを多数保存することができるようになっています。
水冷クーラーは120mmのままですが、TIM(熱伝導素材)に上位モデル(⇒ ◆OMEN 45L)と同じ「Shin-Etsu Micro SI Extrem」を引き続き採用。前面のファンが3基になり内部のエアフローが強化されています。
メモリは高速な DDR5に変更され、最大搭載容量が128GBに増加。SSDの容量が2TBになったので、旧モデルよりもゲームや大容量のファイルを多数保存することができるようになっています。
周辺機器をたくさん使う方にとっては、USB Type-A ポートが2基追加された点はうれしいところですね。

新旧モデルのスペックを比較 | |
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新モデル NEW! ※2023年3月16日より 販売開始 | 現行モデル ※2022年2月24日より 販売開始 |
Windows 11 Pro | Windows 11 Pro |
Core i7-13700K | Core i7-12700K |
インテル Z790チップセット | インテル Z690 チップセット |
Cooler Master 水冷クーラー RGB 120mm | Cooler Master 水冷クーラー RGB 120mm |
Shin-Etsu Micro SI Extrem | 非公開 |
Kingston FURY 32GB (16GB×2) DDR5-5200MHz XMP対応 RGB (最大128GB) | HyperX 16GB/32GB DDR4-3733MHz XMP対応 RGB (最大64GB) |
4スロット | 4スロット |
Western Digital WD_Black 2TB M.2 SSD (PCIe Gen 4x4 NVMe | Western Digital WD_Black 1TB M.2 SSD (PCIe Gen 4x4 NVMe) |
GeForce RTX 4070 Ti 12GB (GDDR6X) | GeForce RTX 3080 10GB (GDDR6X) GeForce RTX 3070 Ti 8GB (GDDR6X) |
IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6E対応) Bluetooth 5.3 | IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6) Bluetooth 5.0 |
PCI Express Gen5 x16 × 1スロット (空0) PCI Express Gen3 x4 × 1スロット (空1) M.2 × 3スロット (空1) | PCI Express Gen5 x16 × 1スロット (空0) PCI Express Gen3 x4 × 1スロット (空1) M.2 × 3スロット (空1) |
2.5インチ/3.5インチ兼用×2 (空2) ※実機は 2.5インチ×2 あり | 2.5インチ/3.5インチ兼用×2 (空2) 2.5インチ×2 (空2) |
【上面のインターフェース】 USB 2.0 Type-A ×2 USB Type-A 5Gbps ×2 (バッテリーチャージ機能対応、 電源オフUSBチャージ機能対応) ヘッドフォン出力/ マイク入力コンボポート×1 マイク入力ポート×1 | 【上面のインターフェース】 USB 2.0 Type-A ×2 USB Type-A 5Gbps ×2 (バッテリーチャージ機能対応) ヘッドフォン出力/ マイク入力コンボポート×1 マイク入力ポート×1 |
【背面のインターフェース】 USB 2.0 Type-A ×2 USB Type-A 5Gbps ×2 USB Type-A 10Gbps ×2 USB Type-C 5Gbps ×1 USB Type-C 10Gbps ×1 DisplayPort 1.4×1 ライン出力×1 ライン入力×1 マイク入力×1 | 【背面のインターフェース】 USB 2.0 Type-A ×2 USB Type-A 5Gbps ×1 USB Type-A 10Gbps ×1 USB Type-C 5Gbps ×1 USB Type-C 10Gbps ×1 ライン出力×1 ライン入力×1 マイク入力×1 |
HDMI2.1 ×1 DisplayPort1.4a ×3 | HDMI2.1 ×1 DisplayPort1.4a ×3 |
縦置き : 約 204 x 470 x 467 mm 約 18.7 kg | 縦置き : 約 204 x 470 x 467 mm 約 18.7 kg |
800W ATX電源 (80PLUS Gold) | 800W ATX電源 (80PLUS Gold) |
⇒ ◆スペックPDF | ⇒ ◆スペックPDF |
詳細はスペックPDFをご確認ください。

外観・デザインについて

OMEN 40L(RTX 40 シリーズ搭載)の外観・デザインについて
・ガラスパネルを採用した高級感があるデザイン
・メンテナンス性が高い筐体(パネル類の取り外しが容易)
・フロントのファンが 2 ⇒ 3基に増加
・LEDはアプリで色変更や消灯が可能(※グラフィックスボードを除く)
・大柄な筐体サイズ(約 204 × 470 × 467 mm、約 18.7 kg)
2023年3月に登場した「OMEN 40L」は、旧モデルと同じ筐体を引き続き採用。見た目は同じですが、フロントのファンが 2基から3基に増加し内部のエアフローを強化しています。
筐体から独立した冷却機構の「OMEN Cryo チェンバー」を搭載していない点がOMEN 45L ⇒(◆実機レビュー)との大きな違いですが、「OMEN 40L」は天面に120mmのファンを2基搭載することができます。
※「OMEN 45L」よりも約4kg軽いのですが、それでも筐体のサイズが大きくて重いので設置の際はご注意ください。
筐体から独立した冷却機構の「OMEN Cryo チェンバー」を搭載していない点がOMEN 45L ⇒(◆実機レビュー)との大きな違いですが、「OMEN 40L」は天面に120mmのファンを2基搭載することができます。
※「OMEN 45L」よりも約4kg軽いのですが、それでも筐体のサイズが大きくて重いので設置の際はご注意ください。
この記事では、旧モデルと異なる部分やベンチマークテストの結果を掲載しています。外観や筐体の詳細な写真はこちらのレビューをご覧ください。⇒ ◆OMEN 40L 実機レビュー


2023年モデルはフロントのファンが3基になりました。前面のパネルを取り付けると一番上のファンは隠れて、2基のファンのみ見える状態になります。
フロントファンのLEDは「ARGB」なので、虹のような複数のカラーを発光することができます。⇒ ◆アプリでLEDのカラーを変更可能

【参考記事:OMEN 40L】
⇒ ◆フロントパネルの取り外し
⇒ ◆フロントパネルの取り外し

左側面のガラスパネルは、電磁波防止対策が施された「EMコーティング強化ガラス」になっています。
内部の詳細はこちらをご覧ください。⇒ ◆内部の詳細/マザーボードの仕様について


天面はメッシュ状になっていて、自然に内部の温まった空気が放出されます。
「OMEN 40L」の筐体は、120mmのファンを2基取り付け可能な設計になっています。

アプリでLEDのカラーを変更可能

イルミネーションのカラーは「OMEN Gaming Hub」で変更可能です。⇒ ◆「OMEN Gaming Hub」について
前面や筐体内部、メモリのLEDはカラーを変更したり、消灯に設定することができます。


この画面では、CPUクーラーのカラーを変更することができます。(※消灯設定も可能)

前面のファン(3基)は、単色だけでなく複数のカラーを光らせることが可能です。(※消灯設定も可能)
内部の詳細/マザーボードの仕様について

OMEN 40L ハイパフォーマンスモデル(RTX 4070 Ti)の内部について
【筐体の特長】
・パーツの区画を分けた「デュアルコンパートメントシャーシ」
・重いグラフィックスをしっかりと支える「サポートバー」
・水冷CPUクーラー 120mm ※簡易水冷式
【旧モデルとの違い・変更点】
・前面のファンが 2基 ⇒ 3基に増加
・TIM (熱伝導素材):無印 ⇒ Shin-Etsu Micro SI Extreme(熱伝導率:5.4W/mk)
【PCパーツの仕様】
・インテル Core i7-13700K プロセッサー
・Kingston FURY 32GB (16GB×2) DDR5-5200MHz
・Western Digital WD_Black 2TB M.2 SSD (PCIe Gen 4x4 NVMe)
・NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti(2スロット占有)

「OMEN 40L」の2023年モデルは、旧モデルの筐体を引き続き採用しているので内部の構造は同じですが、前面のファンを2基から3基に増やしてエアフローを改善。
「マイクロ ATX」のマザーボードは、第13世代インテルプロセッサーに対応したチップセットやソケットに変更。メモリはDDR5を採用し、最大搭載量は64GBから128GBになりました。
⇒ ◆マザーボードの仕様について
※側面のパネルはボタン1つで取り外せる仕組みになっています。
⇒ ◆左側面パネルの取り外し(OMEN 40L)
※ドライブベイは、裏配線側からアクセスすることが可能です。
⇒ ◆ドライブベイについて
「マイクロ ATX」のマザーボードは、第13世代インテルプロセッサーに対応したチップセットやソケットに変更。メモリはDDR5を採用し、最大搭載量は64GBから128GBになりました。
⇒ ◆マザーボードの仕様について
※側面のパネルはボタン1つで取り外せる仕組みになっています。
⇒ ◆左側面パネルの取り外し(OMEN 40L)
※ドライブベイは、裏配線側からアクセスすることが可能です。
⇒ ◆ドライブベイについて
第12世代よりも消費電力が増加した第13世代の「Core i7-13700K」に対応するため、CPUのTIM(熱伝導素材)に上位モデル「OMEN 45L」と同じ「Shin-Etsu Micro SI Extreme」を採用し冷却性能を強化しています。



前面のファンが上位モデル「OMEN 45L」と同じ3基になりましたが、前方から見ると追加された上部のファンはちょうど隠れるようになっています。(⇒ ◆外観・デザインについて)

120mmの水冷CPUクーラーは旧モデルと同じデザインを引き続き採用。簡易水冷式なのでメンテナンスは不要です。
メモリのメーカーはキングストンのままですが、ブランド名は「HyperX」から「FURY」に変更されています。

空きのM.2 スロット(PCIe Gen 4x4 NVMe)は「OMEN 45L」と同じ位置にありますが、「OMEN 40L」の場合は冷却水を通すチューブの下側になります。(※SSD固定用のネジが付属)
SSDの増設方法はこちらをご覧ください。⇒ ◆「OMEN 40L」のM.2 スロットにSSDを増設する手順(2023年/2022年モデル)


グラフィックスカードをしっかりと支える「サポートバー」を装備。旧モデル(GeForce RTX 30 シリーズ)を同じ800Wの電源ユニットをそのまま採用しているので、RTX 4070 Tiは「12VHPWR変換ケーブル」を使用して接続されています。

グラフィックスカードの外観は旧モデル(⇒ 参考画像)と似ていますが、上面と側面にある通気口のデザインが異なっています。(※上面のGEFORCE RTXのロゴはプリントされているので光りません。)

「RTX 4070 Ti」は3連のクーラーを搭載。側面の「GEFORCE RTX」はLEDなので光ります。
グラフィックスカードのLEDは、アプリで色の変更や消灯の設定はできません。


グラフィックスカードの下側にSATA コネクタが4基あります。(※1基はSATAを装着済み)
マザーボードについて

※画像をクリックすると大きいサイズの画像が表示されます。
マザーボードの主な仕様
・マザーボード名:ArcticOC
・システムボード(SSID):8A96
・フォーム ファクター:マイクロ ATX、チャネルボード交換可能
・寸法:24.0 x 24.0cm
・チップセット:Intel Z790
・ソケットタイプ:LGA1700
・メモリ最大搭載量:128GB(32GBx4)
・SATA コネクタx4
⇒ ◆ArcticOC マザーボードの仕様
【拡張スロット】
・PCI Express Gen5 x16 × 1スロット (空0) ※RTX 4070 Ti を搭載
・PCI Express Gen3 x4 × 1スロット (空1)
・M.2 × 3スロット (空1)
標準で搭載されているM.2 SSDは、グラフィックスカードに隠れる位置にあるのでヒートシンクは装着されていません。

GeForce RTX 4070 Ti グラフィックスカード

「GeForce RTX 4070 Ti」の外観・デザイン
・「X」をモチーフとしたデザイン&ドット模様
・3連のファンは半透明
・サイズ:280mm(長さ)× 90mm(幅 )× 50mm(高さ)※突起部を除く
・重さ:1024g
・2スロットを占有
※サイズと重さは実測値

HPのグラフィックスカードは、「X」をモチーフとしたデザインとドット模様が大きな特徴。

2スロットを占有するのでそれなりに厚み(高さ)があります。

プレートの通気口(ヒートシンクの熱を逃がす穴)は大きくなり、デザインも変更されています。⇒ ◆旧モデルのグラフィックスカード
裏配線側の内部

裏配線側の内部について
【ドライブベイ】
・3.5インチ/2.5インチ兼用 ×2 (空1)
・2.5インチ専用 ×2 (空2)
・SATAケーブルが1本付属(約50cm)
裏配線側の内部は旧モデル(⇒ 参考画像)と同じです。スペックPDFでは「2.5インチ専用ドライブベイ」が記載されていませんが、実機には搭載されています。
【参考】
⇒ ◆裏配線側のパネルの取り外し(OMEN 40L)
【参考】
⇒ ◆裏配線側のパネルの取り外し(OMEN 40L)
SATAケーブルは最も遠い2.5インチ専用ドライブベイまで届きます。



OMEN 45LはCPUの裏側にカバーが付いていますが、OMEN 40Lは「カバーなし」の状態になります。
ドライブベイについて

「3.5インチ/2.5インチ兼用のドライブベイ」には、ストレージを2台まで搭載することができます。
ストレージのトレイは、両端の取っ手をつまむと引き抜くことができます。


柔軟性がある樹脂製のトレイには、内側にピンが付いています。
3.5インチのHDDを装着する場合は、ネジ穴にはめ込むことができるのでネジは不要です。


ストレージ用の電源ケーブルとSATA ケーブル。

◆スペックPDFでは「2.5インチ専用ドライブベイ」が記載されていませんが、実機では旧モデルと同じものが搭載されています。(初回入荷分、2023年3月の時点)
SATA ケーブルの長さは約50cmあるので、2.5インチ専用の最も遠いドライブベイまで届きます。

RGB ボードについて

■RGB ボードのコネクタ
1)RGB CPU 空冷/水冷クーラー(12 V)
2)ARGB フロント ファン 1(5 V)
3)ARGB フロント ファン 2(5 V)
4)ARGB フロント ファン 3(5 V)
5)RGB ロゴ(5 V)
6)RGB シャーシのライト バー(12 V)
7)フロント ファン 1(12 V)
8)フロント ファン 2(12 V)
9)フロント ファン 3(12 V)
※詳細はこちらの取扱説明書をご覧ください。
⇒ ◆ハードウェア リファレンス ガイド(PDF)
1)RGB CPU 空冷/水冷クーラー(12 V)
2)ARGB フロント ファン 1(5 V)
3)ARGB フロント ファン 2(5 V)
4)ARGB フロント ファン 3(5 V)
5)RGB ロゴ(5 V)
6)RGB シャーシのライト バー(12 V)
7)フロント ファン 1(12 V)
8)フロント ファン 2(12 V)
9)フロント ファン 3(12 V)
※詳細はこちらの取扱説明書をご覧ください。
⇒ ◆ハードウェア リファレンス ガイド(PDF)
RGBは単色で発光しますが、フロントのファンに接続されている「ARGB」は複数のカラーを発光することができます。

天面のインターフェース/各部名称

天面のインターフェース(各部名称)
1)ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート
2)マイク入力ポート
3)SuperSpeed USB Type-A 5 Gbps ポートx2
※バッテリーチャージ機能対応、電源オフUSBチャージ機能対応
4)USB 2.0 Type-A ポートx2
5)電源ボタン
【転送速度】
※5Gbps=625MB/s 理論値
※5Gbps=625MB/s 理論値
背面のインターフェース/各部名称

背面のインターフェース(GeForce RTX 4070 Ti 搭載モデル)
1)オーディオ入力コネクタ
2)オーディオ出力コネクタ
3)オーディオ入力(マイク)コネクタ
4)USB 2.0 Type-A × 2
5)RJ-45(ネットワーク)コネクタ
6)DisplayPort1.4 ×1(※キャップで封印)
7)USB Type-C SuperSpeed 5 Gbps ポート
8)USB SuperSpeed 10 Gbps ポート x2
9)USB SuperSpeed 5 Gbps ポートx2
10)USB Type-C SuperSpeed 10 Gbps ポート
11)HDMI 2.1
12)DisplayPort 1.4 ×3
13)電源コネクタ
2023年モデルは「USB Type-A 5Gbps」と「USB Type-A 10Gbps」がそれぞれ1基づつ増加。USBポートの合計数が12になっています。
【転送速度】
※5Gbps=625MB/s 理論値
※10Gbps=1,250MB/s 理論値
【転送速度】
※5Gbps=625MB/s 理論値
※10Gbps=1,250MB/s 理論値

USBポート側の「DisplayPort1.4」は、キャップが付けられていて簡単に取り外せないようになっています。
無理してキャップを取り外したとしても、この端子に接続した場合は「プロセッサー内蔵グラフィックス」が動作するので、ゲーム性能が大幅に艇増します。
基本的には高性能な「RTX 4070 Ti」の端子に接続するので、キャップが外せなくても困ることはないと思います。

第13世代「Core i7-13700K」のスペック
OMEN 40L ハイパフォーマンスモデル(2023年モデル)は、第13世代の 「Core i7-13700K」を搭載!
プロセッサーのスペック比較 | |||
プロセッサー名 | Core i9-13900K | Core i7-13700K | Core i7-12700K |
開発コード名 | Raptor Lake (第 13 世代) | Raptor Lake (第 13 世代) | Alder Lake (第 12 世代) |
コアの数 | 24 | 16 | 12 |
P-core | 8 | 8 | 8 |
E-core | 16 | 8 | 4 |
スレッド数 | 32 | 24 | 20 |
ターボ・ブースト 利用時の最大周波数 | 5.80 GHz | 5.40 GHz | 5.00 GHz |
P-core 最大周波数 | 5.40 GHz | 5.30 GHz | 4.90 GHz |
E-core 最大周波数 | 4.30 GHz | 4.20 GHz | 3.80 GHz |
P-core ベース周波数 | 3.00 GHz | 3.40 GHz | 3.60 GHz |
E-core ベース周波数 | 2.20 GHz | 2.50 GHz | 2.70 GHz |
キャッシュ | 36 MB | 30 MB | 25 MB |
L2キャッシュ | 32 MB | 24 MB | 12 MB |
ベースパワー | 125 W | 125 W | 125 W |
最大 ターボパワー | 253 W | 253 W | 190 W |
GPU-Z | スペック詳細 | スペック詳細 | スペック詳細 |
実機レビュー | ◆OMEN 45L 2023年モデル | この記事 | ◆OMEN 45L 2022年モデル |
第13世代の「Core i7-13700K」は、第12世代の「Core i7-12700K」と比較するとE-coreが2倍になり、ターボ・ブースト利用時の最大周波数が5.40 GHzに向上。最大ターボパワー時の消費電力は約33%増加して253 Wになっています。
E-coreが増えたので、マルチスレッドを利用するエンコードやレンダリングなどでパフォーマンスが向上が期待できます。

第13世代プロセッサーの詳細はこちらの記事をご覧ください。
⇒ ◆第 13 世代インテル Core ハイブリッド・テクノロジーの仕組み
⇒ ◆第 13 世代インテル Core ハイブリッド・テクノロジーの仕組み
CPUの設定を変更できる「OMEN Gaming Hub」

HPのゲーミングPC向けの設定アプリ「OMEN Gaming Hub」で、CPUの設定を変更することができます。
「Core i7-13700K」は倍率がアンロックされているので、コアの動作周波数を上げる「オーバークロック」が可能です。他には、CPUの電圧やキャッシュレシオなども変更することができます。
Pコアの最大動作周波数は、1~2コア動作時は5.4GHz、3~8コア動作時は5.3GHzまで。Eコアは最大4.2GHzに設定されています。(※初期設定)

CPUの設定変更後は、PCを再起動する必要があります。

プロセッサーのベンチマーク【CINEBENCH R23】

CINEBENCH R23 ベンチマーク | スコア |
マルチスレッドのスコア(全コアの性能) | 28208 |
シングルスレッドのスコア(1コアの性能) | 2092 |
・プロセッサーの性能を測定
・Core i7-13700K ⇒ ◆スペック詳細
※C=コア T=スレッド
※Pコア:Performanceコア(高性能)
※Eコア:Efficientコア(高効率)
マルチスレッドのテストで「Core i7-13700K」は「Core i7-12700K」の約125%、シングルスレッドは約115%のスコアを記録!
第13世代はマルチスレッドだけでなく、シングルスレッドの性能も着実に向上しています。

⇒ ◆「CINEBENCH R23」の実機ベンチマークまとめ
※ベンチマークテストはテスト環境(室温)やPCの冷却性能などがスコアに影響する場合があります。あくまでも目安としてご覧ください。
※ベンチマークテストはテスト環境(室温)やPCの冷却性能などがスコアに影響する場合があります。あくまでも目安としてご覧ください。
動画エンコードのベンチマーク【x264 FHD Benchmark】

x264 FHD Benchmark ベンチマーク | スコア |
ベンチマークのスコア | 116.12 fps |
エンコード時間 | 22 秒 |
・H.264形式の動画(フルHD)をエンコードするテスト
・Core i7-13700K ⇒ ◆スペック詳細
※C=コア T=スレッド
※Pコア:Performanceコア(高性能)
※Eコア:Efficientコア(高効率)
「Core i7-13700K」は22秒で処理を完了!前世代の「Core i7-12700K」よりも6秒も短い時間です。
このテストは短いので数秒の違いですが、10分くらいかかる処理が8分くらいで終わると考えるとかなり大きな差ですね。

⇒ ◆『x264 FHD Benchmark 』の実機ベンチマークまとめ
※ベンチマークテストはあくまでも目安としてご覧ください。
※ベンチマークテストはあくまでも目安としてご覧ください。
3DMARK【CPU Profile】ベンチマーク

CPU Profile ベンチマーク | スコア |
MAXスレッド | 12146 |
16スレッド | 10832 |
8スレッド | 8405 |
4スレッド | 4423 |
2スレッド | 2237 |
1スレッド | 1140 |
・CPUの性能のみを測定するベンチマーク
・Core i7-13700K ⇒ ◆スペック詳細
※C=コア T=スレッド
※Pコア:Performanceコア(高性能)
※Eコア:Efficientコア(高効率)
MAXスレッドのテストで「Core i7-13700K」は「Core i7-12700K」と比較すると約119%のスコアを記録!
マルチコアを有効活用できる「DirectX 12世代」のゲームは8コアのスコアが目安になります。


CPUの温度は、MAXスレッドと16スレッドのテストで90℃以上を記録。テストするコアの数が少なくなるにつれて動作温度が下がっていきます。
⇒ ◆『CPU Profile 』の実機ベンチマークまとめ
※ベンチマークテストはあくまでも目安としてご覧ください。
※ベンチマークテストはあくまでも目安としてご覧ください。
「GeForce RTX 4070 Ti」のスペック
新旧グラフィックスのスペックを比較。
GPUのスペック比較 | |||||
GPU | RTX 4090 | RTX 4070 Ti | RTX 3090 | ||
CUDA コア | 16384 | 7680 | 10496 | ||
ブースト クロック (GHz) | 2.52 | 2.61 | 1.70 | ||
ベース クロック (GHz) | 2.23 | 2.31 | 1.40 | ||
ビデオメモリ | 24 GB | 12 GB | 24 GB | ||
メモリタイプ | GDDR6X | GDDR6X | GDDR6X | ||
メモリインター フェイス幅 | 384bit | 192bit | 384bit | ||
RT コア | 第 3 世代 | 第 3 世代 | 第 2 世代 | ||
Tensor コア | 第 4 世代 | 第 4 世代 | 第 3 世代 | ||
NVIDIA アーキテクチャ | Ada Lovelace | Ada Lovelace | Ampere | ||
NVIDIA DLSS | 3 | 3 | 2 | ||
NVIDIA Reflex | 対応 | 対応 | 対応 | ||
グラフィックス カード電力 | 450 W | 285 W | 350W | ||
最小システム電力 | 850 W | 700 W | 750 W | ||
GPU-Z | 詳細スペック | 詳細スペック | 詳細スペック | ||
実機レビュー | ◆OMEN 45L 2023年モデル | この記事 | ◆OMEN 45L 2022年モデル |
OMEN 40Lに搭載されている「RTX 4070 Ti」は、RTX 40シリーズの中ではミドルハイクラスのGPUになります。
CUDA コア数やメモリインターフェイス幅などを比較すると、前世代の「RTX 3090」よりも控えめな性能に見えますが、3DMARK ベンチマークテストでは「RTX 3090」を少し上回るスコアを記録しています。
レイトレーシング コア(RT コア)やディープラーニングの演算処理を行う「Tensor コア」、AIを活用してパフォーマンス向上させる「NVIDIA DLSS」などもバージョンアップ。「DLSS 3」で「フレーム生成」を利用できるゲームは、飛躍的にフレームレートが向上します。
OMEN 40Lの電源ユニットは800Wなので、最小システム電力の700Wを満たしていますね。


3DMark【Time Spy Extreme】ベンチマーク

Time Spy Extreme ベンチマーク | スコア |
総合スコア | 10415 |
Graphics Score | 10725 |
CPU Score | 8951 |
Graphics Test 1 | 67.71 FPS |
Graphics Test 2 | 63.30 FPS |
・NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti ⇒ ◆スペック詳細
・DirectX 12世代のGPU性能テスト
・テスト解像度:3840×2160(4K)
「RTX 4070 Ti」は「RTX 4090」の約55%、「RTX 3090」と比較すると約109%のスコアを記録。
「RTX 4070 Ti」はミドルハイクラスのGPUですが、前世代のハイエンド「RTX 3090」を少し上回る性能です。


CPUの温度は60~80℃くらいで推移し、後半の「CPU テスト」で最大95℃くらいまで上昇。GPUは変動が大きめですが最大76℃くらいです。
3DMark【Time Spy】ベンチマーク

Time Spy ベンチマーク | スコア |
総合スコア | 21180 |
Graphics Score | 22173 |
CPU Score | 16894 |
Graphics Test 1 | 145.57 FPS |
Graphics Test 2 | 126.32 FPS |
・NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti ⇒ ◆スペック詳細
・DirectX 12世代のGPU性能テスト
・テスト解像度:2560×1440(QHD)
「RTX 4070 Ti」は「RTX 4090」の約62%、「RTX 3090」と比較すると約115%のスコア。
負荷が高い「Graphics Test 2」でも120FPS以上のフレームレートを記録。QHDで重いゲームを快適にプレイできる性能ですね。


CPUは大体において60~80℃くらいで推移していますが、最後の「CPUテスト」で100℃くらいまで上がっています。GPUは大体において60~70℃くらいで動作しています。
3DMark【Fire Strike Ultra】ベンチマーク

Fire Strike Ultra ベンチマーク | スコア |
総合スコア | 13134 |
Graphics Score | 12778 |
Physics Score | 42332 |
Combined Score | 7196 |
Graphics Test 1 | 70.12 FPS |
Graphics Test 2 | 46.01 FPS |
・NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti ⇒ ◆スペック詳細
・テスト解像度:3840×2160(4K)
「RTX 4070 Ti」は「RTX 4090」の約56%、「RTX 3090」と比較すると約111%のスコアを記録。
「RTX 4070 Ti」は「RTX 3090」を少し上回る性能ですね。


CPUの温度は50~70の間で変動していますが。負荷が高い「Physics テスト」で温度が高くなります。GPUは大体において70~80℃の間で推移。
3DMark【Fire Strike Extreme】ベンチマーク

Fire Strike Extreme ベンチマーク | スコア |
総合スコア | 25105 |
Graphics Score | 25917 |
Physics Score | 42092 |
Combined Score | 13642 |
Graphics Test 1 | 138.92 FPS |
Graphics Test 2 | 94.79 FPS |
・NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti ⇒ ◆スペック詳細
・DirectX 11世代のGPU性能テスト
・テスト解像度:2560×1440(QHD)
「 RTX 4070 Ti」は「 RTX 4090」の約64%、「 RTX 3090」と比較すると約117%のスコアを記録。
QHDで重いゲームを快適にプレイできる性能ですね。


CPUは負荷が高い「Physics テスト」や「Combined テスト」で90℃を超えます。GPUは大体において70℃前後で推移。
3DMark【Fire Strike】ベンチマーク

Fire Strike ベンチマーク | スコア |
総合スコア | 41672 |
Graphics Score | 52203 |
Physics Score | 41355 |
Combined Score | 16659 |
Graphics Test 1 | 251.62 FPS |
Graphics Test 2 | 206.72 FPS |
・NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti ⇒ ◆スペック詳細
・DirectX 11世代のGPU性能テスト
・テスト解像度:1920×1080(フルHD)
「RTX 4090」は負荷が軽いGraphics Test 1でスコアが伸びないので「RTX 4070 Ti」の方が上回っていますが、負荷が高いGraphics Test 2では約65%のスコア。
「RTX 3090」のスコアは確実に上回り、約118%のフレームレートを記録しています。


CPUの温度は、終盤の「Physics テスト」や「Combined テスト」で90℃以上になります。GPUは最大70℃くらいです。
3DMARK【Poat Royal】ベンチマーク

Poat Royal ベンチマーク | スコア |
Graphics Score | 13815 |
Graphics Test | 63.96 FPS |
・NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti ⇒ ◆スペック詳細
・DXRベースのレイトレーシングテスト
「RTX 4070 Ti」は「RTX 4090」の約53%、「RTX 3090」と比較すると約110%のスコアを記録!
負荷が高いレイトレーシングのテストでも「RTX 4070 Ti」は「RTX 3090」を少し上回る性能を備えています。


CPUの温度は50~70℃の間で推移。GPUは最初はかなり低めの温度ですが、中盤以降になると70℃台で動作しています。
3DMARK【DirectX Raytracing feature test】

DirectX Raytracing feature test ベンチマーク | スコア |
平均フレームレート | 66.33 FPS |
・NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti ⇒ ◆スペック詳細
・純粋なレイトレーシング性能を計測するテスト
・レンダリング解像度:2560×1440ドット
「RTX 4070 Ti」は「RTX 4090」の約47%のスコア。「RTX 3090」と比較すると約120%のスコアを記録!
「RTX 4090」との差は大きいですが、「RTX 3090」は確実に上回る性能です。


CPUはほぼ40℃台、GPUは60℃前半くらいまで少しずつ上がっています。
3DMARK【Speed Way】

Speed Way ベンチマーク | スコア |
Graphics Score | 5374 |
平均フレームレート | 53.74 FPS |
・NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti ⇒ ◆スペック詳細
・DirectX 12 Ultimateの機能(メッシュシェーダーや可変レートシェーディングなど)を使ったパフォーマンスを計測。
・レンダリング解像度:2560×1440ドット
「RTX 4070 Ti」は「RTX 4090」の約54%、「RTX 3090」と比較した場合は104%のスコアを記録。
「RTX 4090」と比べると大きな差がありますが、「RTX 3090」を少し上回る性能ですね。


CPUは大体において40℃台で推移。GPUは50℃からスタートして、後半は70℃くらいまで上がっています。
3DMARK【NVIDIA DLSS feature test】

DLSS feature test 4K:パフォーマンス | DLSS off | DLSS on | ONとOFFの違い |
RTX 4070 Ti 【DLSS 3】 | 29.23 (103%) | 102.56 (143%) | 3.50倍 |
RTX 4070 Ti 【DLSS 2】 | 29.63 (105%) | 79.11 (110%) | 2.66倍 |
RTX 3090 【DLSS 2】 | 28.14 | 71.66 | 2.54倍 |
・NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti ⇒ ◆スペック詳細
・DLSSのバージョン:DLSS 3
・テスト解像度:3840×2160(4K)
・DLSSの品質:パフォーマンス
※RTX 4090は【DLSS 3】、RTX 3090は【DLSS 2】に対応。
DLSS 2の場合、「RTX 4070 Ti」は「RTX 3090」の約1.1倍、DLSS 3の場合は1.4倍のフレームレートを記録。
DLSS 2は「RTX 3090」を少し上回る程度ですが、DLSS 3にするとフレームレートが大幅に向上しますね。


DLSS feature test 4K:クオリティ | DLSS off | DLSS on | ONとOFFの違い |
RTX 4070 Ti 【DLSS 3】 | 29.26 (104%) | 75.22 (148%) | 2.57倍 |
RTX 4070 Ti 【DLSS 2】 | 29.61 (105%) | 54.61 (107%) | 1.84倍 |
RTX 3090 【DLSS 2】 | 28.12 | 50.59 | 1.79倍 |
・NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti ⇒ ◆スペック詳細
・DLSSのバージョン:DLSS 3
・テスト解像度:3840×2160(4K)
・DLSSの品質:クオリティ
「RTX 4070 Ti」はDLSS 2で「RTX 3090」の約1.07倍、DLSS 3の場合は約1.48倍のフレームレートを記録。
DLSS 2の場合は「RTX 3090」を少し上回るフレームレートですが、DLSS 3は大幅にパフォーマンスが向上します。

『ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ』ベンチマーク

FF14:暁月のフィナーレ ベンチマーク RTX 4070 Ti(12GB GDDR6X) | |||
画面解像度 | 4K 3840 x 2160 | QHD 2560 x 1440 | フルHD 1920 x 1080 |
スコア | 16367 非常に快適 | 27925 非常に快適 | 33616 非常に快適 |
平均フレームレート | 109 FPS | 194 FPS | 239 FPS |
■ベンチマークの設定
・NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti ⇒ ◆スペック詳細
・DirectX 11
・最高品質
■「FF14 暁月のフィナーレ」のベンチマーク結果
4K・「最高品質」で【非常に快適】にプレイ可能!
4K・「最高品質」で【非常に快適】にプレイ可能!
4Kのテストで「RTX 4070 Ti」は「RTX 4090」の約58%のスコアを記録。「RTX 3090」と同じくらいの性能です。

『F1 22』ベンチマーク

『F1 22』ベンチマーク RTX 4070 Ti(12GB GDDR6X) | |||
画面解像度 | 4K 3840 x 2160 | QHD 2560 x 1440 | フルHD 1920 x 1080 |
平均フレームレート ★フレーム生成ON | 92 (122%) | 179 (132%) | 254 (162%) |
平均フレームレート フレーム生成OFF | 75 | 135 | 156 |
■「F1 22」ベンチマークの設定について
・NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti ⇒ ◆スペック詳細
・プリセット:超高(最高画質)
・DirectX 12
・サーキット:マイアミ・インターナショナル・オートドローム
・天候:晴天(ドライ)
・異方性フィルタリング:16X
・アンチエイリアス:NVIDIA DLSS(品質:クオリティ)
・フレーム生成:オン
・カメラモード:切り替え
※このゲームは「DLSS 3」に対応しているので、RTX 40シリーズは「フレーム生成」を利用可。
■「F1 22」のベンチマーク結果
4K・超高・DLSS(クオリティ)で【非常に快適】にプレイ可能!
4K・超高・DLSS(クオリティ)で【非常に快適】にプレイ可能!
4Kのテストで「RTX 4070 Ti」は「RTX 4090」の約55%、「RTX 3090」と比較すると約129%のスコアになります。

『Forza Horizon 5』ベンチマーク

『Forza Horizon 5』ベンチマーク RTX 4070 Ti(12GB GDDR6X) | |||
画面解像度 | 4K 3840 x 2160 | QHD 2560 x 1440 | フルHD 1920 x 1080 |
平均フレームレート (達成済み) ★フレーム生成ON | 133 (112%) | 189 (136%) | 234 (156%) |
平均フレームレート (達成済み) ★フレーム生成OFF | 118 | 138 | 150 |
■ベンチマークの設定について
・NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti ⇒ ◆スペック詳細
・プリセット:エクストリーム
・解像度スケーリング:NVIDIA DLSS(オート)
・DirectX 12
※このゲームは2023年3月末のアップデートで「DLSS 3」に対応し、「フレーム生成」が利用可能になりました。
■「Forza Horizon 5」のベンチマーク結果
4K・エクストリーム・ DLSS(オート)で【非常に快適】にプレイ可能!
4K・エクストリーム・ DLSS(オート)で【非常に快適】にプレイ可能!
4Kのテストで「RTX 4070 Ti」は「RTX 4090」の約64%、「RTX 3090」と比較した場合は約134%のスコアを記録。

『サイバーパンク2077』ベンチマーク

「サイバーパンク 2077」 RTX 4070 Ti(12GB GDDR6X) | |||
画面解像度 | 4K 3840 x 2160 | QHD 2560 x 1440 | フルHD 1920 x 1080 |
平均フレームレート ★フレーム生成ON | 86 (140%) | 138 (148%) | 176 (154%) |
平均フレームレート フレーム生成OFF | 61 | 93 | 114 |
■ベンチマークの設定
・NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti ⇒ ◆スペック詳細
・プリセット:レイトレーシング ウルトラ
・DirectX 12
・レイトレーシングON
・DLSS 自動
※「DLSS 3」に対応しているRTX 40シリーズは「フレーム生成」を利用可。
■「サイバーパンク 2077」のベンチマーク結果
4K・レイトレーシング ウルトラ・DLSS(自動: フレーム生成ON)で【非常に快適】にプレイ可能!
フレーム生成で約1.4~1.5倍フレームレートが向上!
4K・レイトレーシング ウルトラ・DLSS(自動: フレーム生成ON)で【非常に快適】にプレイ可能!
フレーム生成で約1.4~1.5倍フレームレートが向上!
フレーム生成で約1.4~1.5倍フレームレートが向上!4Kのテストで「 RTX 4070 Ti」は「RTX 4090」の約60%、「RTX 3090」と比較した場合は約153%のスコアを記録。


SSDのベンチマーク【CrystalDiskMark 8】

2TB SSD(PCIe Gen4x4 NVMe M.2)のベンチマーク | |
SSDの型番 | WD_BLACK Gen4 SDCPNRZ-2T00-1106 |
容量 | 2TB |
連続したデータの転送速度(SEQ1M Q8T1) | |
連続読み込み | 6956.43 MB/s |
連続書き込み | 5271.54 MB/s |
小さいファイルのランダムアクセス(RAND4K Q1T1) | |
ランダム読み込み | 56.41 MB/s |
ランダム書き込み | 239.23 MB/s |
その他テスト | |
テスト時の動作温度 | 最大51℃ |
起動時間 | 約15秒(最短) |
※起動時間は電源スイッチを押してからデスクトップ画面が表示されるまでの時間。
※テスト結果はあくまでも参考としてご覧ください。
連続読み込みや連続書き込み非常に高速です。ランダム読み込みは56MB/sなので少し控えめな速度ですが、動作温度は最大50℃台に収まっています。
※WD製SSDの健康状態の確認はこちらの記事をご覧ください。
⇒ ◆『Western Digital ダッシュボード』について
※WD製SSDの健康状態の確認はこちらの記事をご覧ください。
⇒ ◆『Western Digital ダッシュボード』について
SSDの容量が2TBなので、容量が大きいゲームを多数インストールできますね。


3DMARK【STORAGE BENCHMARK】

3DMARKの「STORAGE BENCHMARK」で、ゲーム時のSSD性能を測定します。
SSDのベンチマークスコアは2489で平均よりも良い結果でした。

メモリについて

メモリの仕様・容量について
・メモリのタイプ:DDR5-5200MHz
・容量:32GB(16GBx2)
・4スロット(※最大128GB)
・デュアルチャネルで動作
・XMP 3.0 対応(オーバークロック対応)
「DDR5 メモリ」の初期設定は4400MHzですが、アプリで 5200MHzに変更可能です。
HWiNFO64 Proでは「クアッドチャネル」と表示されていますが、メーカーのページでは「デュアルチャネル」と記載されています。⇒ ◆ArcticOC マザーボードの仕様
HWiNFO64 Proでは「クアッドチャネル」と表示されていますが、メーカーのページでは「デュアルチャネル」と記載されています。⇒ ◆ArcticOC マザーボードの仕様
大容量の32GBを搭載しているので、ゲーム用途ではかなり余裕がありますね。メモリをたくさん使用するクリエイティブな作業も快適です。


「OMEN Gaming Hub」のオーバークロックの項目で、CPUやメモリの設定変更を行うことができます。
メモリの設定変更を反映させる場合は、PCを再起動する必要があります。


メモリなどのイルミネーションは、「LED コントロール」でカラーやアニメーションなどを変更することができます。(※消灯設定も可)
【CINEBENCH R23】を10分間連続でテストして冷却性能をチェック!
Core i7-13700K | CINEBENCH R23 1回のみ | CINEBENCH R23 10分連続 |
スコア(マルチコア) | 28208 | 26149 (92.7%) |
動作温度(最高) | 97℃ | 98℃ |
動作温度(平均) | 94℃ | 83℃ |
消費電力(最大) | 257 W | 265 W |
消費電力(平均) | 217 W | 165 W |
サーマルスロットリング | あり | あり |
CINEBENCH R23で10分間連続でテストしたときの「Core i7-13700K」の動作温度や動作周波数を「HWiNFO64 Pro」で計測。(室温:約25℃)
1回のみのテストは30秒くらいで、パフォーマンスの低下が発生する前にテストが終わるので、平均温度や平均消費電力などは10分連続でテストを行った場合よりも高くなります。


テスト直後は90℃中盤~後半くらいですが、途中から80℃前半~中盤くらいで動作しています。

Pコアは最初は5.0GHz前後ですが、大体において4.5GHzくらいで動作。Eコアは序盤は3.8GHzくらいで、途中から3.5GHzくらいで推移しています。

CPUの消費電力は、テスト開始直後は250W前後ですが、少しづつ下がり160W前後で推移しています。
負荷をかけ続ける10分連続でテストでは120mmの水冷クーラーでは十分に冷却できないので、動作周波数を下げて発熱や消費電力を抑えて動作しています。

ベンチマーク時の動作温度について

ベンチマーク時の動作温度をまとめました。ファンの設定は【自動】で、テスト時の室温は約25℃です。
CPUとGPUの温度は「HWiNFO64 Pro」で測定した数値を記載しているので、3DMARKのモニタリングの測定値と少し異なる場合があります。
![]() | CPUの動作温度 Core i7-13700K | GPUの動作温度 RTX 4070 Ti | ||
最高 (℃) | 平均 (℃) | 最高 (℃) | 平均 (℃) | |
CINEBENCH R23 | 97℃ | 94℃ | - | - |
CPUストレステスト ※CINEBENCH R23 | 98℃ | 83℃ | - | - |
x264 FHD Benchmark | 98℃ | 90℃ | - | - |
CPU Profile | 98℃ | 67℃ | - | - |
Time Spy Extreme | 98℃ | 73℃ | 77.9℃ | 59.0℃ |
Time Spy | 97℃ | 77℃ | 75.2℃ | 59.9℃ |
Fire Strike Ultra | 100℃ | 66℃ | 77.3℃ | 61.3℃ |
Fire Strike Extreme | 100℃ | 68℃ | 75.1℃ | 59.5℃ |
Fire Strike | 100℃ | 73℃ | 73.5℃ | 59.7℃ |
Poat Royal | 83℃ | 65℃ | 76.1℃ | 61.7℃ |
FF14 暁月のフィナーレ | 87℃ | 73℃ | 76.3℃ | 69.8℃ |
F1 22 | 83℃ | 73℃ | 74.6℃ | 66.1℃ |
Forza Horizon 5 | 88℃ | 79℃ | 72.0℃ | 70.4℃ |
サイバーパンク2077 | 97℃ | 81℃ | 73.4℃ | 68.5℃ |
Youtube視聴時 | 59℃ | 51℃ | 34.6℃ | 33.1℃ |
アイドル時 | 45℃ 前後 | 30℃ 前後 |
■ベンチマークテスト中の動作温度
・Core i7-13700K の最大温度:100℃
・RTX 4070 Ti の最大温度:77.9℃
「Core i7-13700K」の動作温度が高くなるのは、CPUの負荷が高い「CINEBENCH R23」や「x264 FHD Benchmark」、3DMARKのCPUテストなどです。
3DMARKのGPUテストやゲームベンチマークでは、瞬間的に温度が高くなる場合がありますが平均80℃くらいに収まっています。
3DMARKのGPUテストやゲームベンチマークでは、瞬間的に温度が高くなる場合がありますが平均80℃くらいに収まっています。
ベンチマーク時の消費電力について
ベンチマーク時の消費電力をまとめました。CPUとGPUの消費電力は「HWiNFO64 Pro」、PC全体の消費電力は「ワットチェッカー REX-BTWATTCH1」で計測した数値を記載しています。
![]() | 最大消費電力 | |||
CPU Core i7-13700K | GPU RTX 4070 Ti | PC全体 | ||
CINEBENCH R23 | 257 W | - | 382 W | |
CPUストレステスト ※CINEBENCH R23 | 265 W | - | 388 W | |
x264 FHD Benchmark | 250 W | - | 394 W | |
CPU Profile | 217 W | - | 342 W | |
Time Spy Extreme | 211 W | 284 W | 515 W | |
Time Spy | 185 W | 282 W | 509 W | |
Fire Strike Ultra | 201 W | 279 W | 433 W | |
Fire Strike Extreme | 189 W | 278 W | 510 W | |
Fire Strike | 189 W | 258 W | 519 W | |
Poat Royal | 203 W | 272 W | 459 W | |
FF14 暁月のフィナーレ | 118 W | 264 W | 506 W | |
F1 22 | 126 W | 266 W | 524 W | |
Forza Horizon 5 | 168 W | 234 W | 515 W | |
サイバーパンク2077 | 211 W | 252 W | 617 W | |
Youtube視聴時 | 19 W 前後 | 12 W 前後 | 70 W 前後 | |
アイドル時(LED点灯) | 13 W 前後 | 6 W 前後 | 56 W 前後 | |
アイドル時(LED消灯) | 12 W 前後 | 6 W 前後 | 45 W 前後 | |
起動時 | - | - | 331 W |
■ベンチマークテスト中の消費電力
・Core i7-13700K の最大消費電力:265 W
・RTX 4070 Ti の最大消費電力:284 W
・PC全体の最大消費電力:617 W
「サイバーパンク2077」が最大消費電力の617Wを記録。OMEN 40Lは800Wの電源ユニットを搭載しているので、負荷率は約77%になります。

冷却ファンの音について
「OMEN 40L」の動作音を測定器(Sutekus GM1356)でチェックします。測定値は音の発生源から離れるほど低くなります。
測定器(Sutekus GM1356)で騒音をチェック | |||
テスト | 測定場所 | 測定値 | |
CPUテスト時※ | 後部ファンから 約5cm | 70 db 前後 | |
後部ファンから 約30cm | 60 db 前後 | ||
ゲーム時※ | 後部ファンから 約5cm | 62 db 前後 | |
後部ファンから 約30cm | 52 db 前後 | ||
動画視聴時※ | 後部ファンから 約5cm | 45 db 前後 | |
後部ファンから 約30cm | 40 db 前後 |
※CPUテスト時・・・CINEBENCH R23ストレステスト(10分間)したときの動作音。
※ゲーム時・・・サイバーパンク2077をプレイしたときの動作音
※動画視聴時・・・Youtube動画を視聴したときの動作音。
※測定値は最も高い数値を記載
※室内の環境:38db前後
■ ベンチマーク時の動作音(冷却ファンの音)について
・CPUに負荷がかかる処理を行うと動作音が大きくなる。
・ゲームプレイ時は、負荷が高いCPUテストほどではありませんが動作音は大きめ。
・動画視聴時はとても静か。
・耳障りな甲高い音(金属音)は少な目。
※音の感じ方は個人差があります。ファンにも固体差があるので、あくまでも参考としてご覧ください。
・CPUに負荷がかかる処理を行うと動作音が大きくなる。
・ゲームプレイ時は、負荷が高いCPUテストほどではありませんが動作音は大きめ。
・動画視聴時はとても静か。
・耳障りな甲高い音(金属音)は少な目。
※音の感じ方は個人差があります。ファンにも固体差があるので、あくまでも参考としてご覧ください。
動作音が60~70dbくらいになると、ファンの回転音や風切り音などが大きくなりますね。

■測定器(Sutekus GM1356)で騒音をチェック
※測定値はあくまでも目安としてご覧ください。
※60db・・・普通の会話・チャイム・時速40キロで走る自動車の内部
※50db・・・エアコンの室外機・静かな事務所
※40db・・・静かな住宅地・深夜の市内・図書館
※測定値はあくまでも目安としてご覧ください。
※60db・・・普通の会話・チャイム・時速40キロで走る自動車の内部
※50db・・・エアコンの室外機・静かな事務所
※40db・・・静かな住宅地・深夜の市内・図書館
「OMEN Gaming Hub」でオーバークロックや冷却、LEDの設定などが可能!

標準でインストールされている「OMEN Gaming Hub」で、システム状態の確認や様々な設定の変更することができます。
■システムモニター(PCパーツの温度や使用状況などを表示)
■オーバークロック(CPUやメモリの設定)
■ネットワーク(最適化や、有線・無線LAN同時使用時の設定)
■LEDコントロール(筐体やメモリのLEDの設定)
■パフォーマンスコントロール(性能や冷却などの設定)
■電源オプション(アイドル時のLED消灯設定)
※今後のアップデートで、設定や機能などが変更される場合があります。
「OMEN 40L」は「OMEN 45」に近い構成なのでアプリの使い方はほぼ同じです。詳細はこちらの記事をご覧ください。⇒ ◆OMEN Gaming Hub の使い方


パフォーマンスの設定は【最適】【パフォーマンス】【エクストリーム】が用意されています。
「エクストリーム」はBIOSでパワーリミット制限を解除すると選択できるようになります。
リミットを解除すると発熱や消費電力が増加します。OMEN 40Lは水冷CPUクーラーが120mmなので、十分に冷却ができずパフォーマンスが低下する可能性が高いですね。


温度コントロールで【手動】を選択すると、ファンの回転数や「動的ファンカーブ」を自由に変更することができます。


ライティングコントロールはLEDを自動的に消灯する機能です。

「オン」に設定すると、何も操作しない状態が5分間続くとLEDが消灯します。
グラフィックスカードの側面のLED(GEFORCE RTX のロゴ)は点灯したままになります。


ベンチマークテスト時の設定について
ベンチマークテスト時の設定 | |
CPUオーバークロック | Core i7-13700K 初期設定の5.3GHz |
メモリオーバークロック | 5200 MT/s |
電源モード | パフォーマンス |
温度コントロール | パフォーマンス |
ベンチマークテストは上記の設定で行っています。
電源モードが「パフォーマンス」の場合は、【パワーリミット制限あり】の状態になります。

サポートページ(トラブルシューティング・ドライバー・取扱説明書など)

【トラブルシューティング・ドライバー・使用方法など】
⇒ ◆OMEN by HP 40LゲーミングデスクトップPC GT21-1000i (6C1Q7AV)
⇒ ◆ユーザーガイド(PDF)
⇒ ◆ハードウェア リファレンス ガイド(PDF) ※取扱説明書(45L/40L共通)
⇒ ◆アップグレードガイド(PDF) ※パーツの交換・増設(45L/40L共通)
【HP カスタマー・ケア - ナレッジベース】
⇒ ◆ArcticOC マザーボードの仕様
※マザーボードはOMEN 45L(2023)と同じ
【お役立ち情報】
⇒ ◆HPパソコンが届いたらすぐにやっておきたいこと
⇒ ◆HP Care Pack(長期保証)について
【リカバリメディアの作成】
⇒ ◆USBメモリで「Windowsの回復ドライブ」を作成する
⇒ ◆HPクラウドリカバリツールで「USB回復ドライブ」を作成する方法
⇒ ◆OMEN by HP 40LゲーミングデスクトップPC GT21-1000i (6C1Q7AV)
⇒ ◆ユーザーガイド(PDF)
⇒ ◆ハードウェア リファレンス ガイド(PDF) ※取扱説明書(45L/40L共通)
⇒ ◆アップグレードガイド(PDF) ※パーツの交換・増設(45L/40L共通)
【HP カスタマー・ケア - ナレッジベース】
⇒ ◆ArcticOC マザーボードの仕様
※マザーボードはOMEN 45L(2023)と同じ
【お役立ち情報】
⇒ ◆HPパソコンが届いたらすぐにやっておきたいこと
⇒ ◆HP Care Pack(長期保証)について
【リカバリメディアの作成】
⇒ ◆USBメモリで「Windowsの回復ドライブ」を作成する
⇒ ◆HPクラウドリカバリツールで「USB回復ドライブ」を作成する方法
取扱説明書は、上記のサポートページからダウンロードすることができます。


同梱品について(ユーザーガイド・保証書・電源ケーブルなど)

■同梱品一覧
・クイックセットアップガイド
・冊子(未来につながるともに歩く-HPとあなたと世界のお話)
・サポートガイドブック
・サポートガイド(保証規定)
・ギフト券が当たるアンケート
・電源ケーブル(3Pプラグ)
・保証書
・クイックセットアップガイド
・冊子(未来につながるともに歩く-HPとあなたと世界のお話)
・サポートガイドブック
・サポートガイド(保証規定)
・ギフト券が当たるアンケート
・電源ケーブル(3Pプラグ)
・保証書
製品の「保証書」は梱包箱の中に入っています。



電源ケーブルは3Pプラグ(アース付き)です。端子を保護するキャップが付属しています。







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※商品仕様/価格については最終更新日時点のものです。
※製品仕様やPCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※温度や消費電力の測定値は目安です。使用状況や環境によって変わります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
※製品写真は当サイトで撮影したものです。パソコンの色味は照明や環境によって少し違って見える場合があります。
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