
この記事では、日本HPの13.3インチ・プレミアムPC『HP ENVY x360 13-bf 0000』のIPS搭載モデルとOLED搭載モデルの違いについて、実機で比較しながらレビューします。
レビュー機は、スタンダードモデル(IPS、Core i5-1230U)とパフォーマンスモデル(OLED、Core i7-1250U)です。


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最終更新日:2023年6月7日◆HP公式オンラインストア 大感謝祭!7/3(月)まで
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■目次(ページ内リンク)
下記のリンクをクリックすると目的の場所に移動します。
「HP ENVY x360 13-bf の比較レビュー」まとめ
◆日常的な作業を十分にこなせるスタンダードモデル(IPS搭載)、クリエイティブで広い色域が必要な場合はOLED搭載モデルが最適!
HP ENVY x360 13-bfの製品特徴
◆2022年モデルの注目ポイント
◆HP ENVY x360 13-bfの販売価格
◆お得なキャンペーン! ★10%OFFクーポン!
液晶ディスプレイについて
◆IPSディスプレイ/OLEDディスプレイの仕様
◆ディスプレイの画素密度を比較
◆ディスプレイの色域(sRGB、AdobeRGB、DCI-P3)を測定
◆実機で「IPS」と「OLED」の色の違いを検証!
◆視野角の違いを比較
◆映り込みはOLEDの方が少なめ ※ブルーライトカットについて
◆OLED(有機EL)ディスプレイの注意点
プロセッサーの性能について
◆プロセッサーのベンチマーク [CINEBENCH R23]
◆動画エンコードのベンチマーク [x264_FHD_Benchmark]
「インテル Iris Xe グラフィックス」の性能について
◆3DMARK【Fire Strike】
◆『ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ』ベンチマーク
SSDのベンチマーク
◆CrystalDiskMark 7
◆3DMARK【STORAGE BENCHMARK】
メモリについて
◆メモリの仕様/搭載量について
バッテリ駆動時間について
◆バッテリー駆動時間のテスト(Youtubeを視聴)
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「HP ENVY x360 13-bf の比較レビュー」まとめ
◆日常的な作業を十分にこなせるスタンダードモデル(IPS搭載)、クリエイティブで広い色域が必要な場合はOLED搭載モデルが最適!
HP ENVY x360 13-bfの製品特徴
◆2022年モデルの注目ポイント
◆HP ENVY x360 13-bfの販売価格
◆お得なキャンペーン! ★10%OFFクーポン!
液晶ディスプレイについて
◆IPSディスプレイ/OLEDディスプレイの仕様
◆ディスプレイの画素密度を比較
◆ディスプレイの色域(sRGB、AdobeRGB、DCI-P3)を測定
◆実機で「IPS」と「OLED」の色の違いを検証!
◆視野角の違いを比較
◆映り込みはOLEDの方が少なめ ※ブルーライトカットについて
◆OLED(有機EL)ディスプレイの注意点
プロセッサーの性能について
◆プロセッサーのベンチマーク [CINEBENCH R23]
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「インテル Iris Xe グラフィックス」の性能について
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SSDのベンチマーク
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メモリについて
◆メモリの仕様/搭載量について
バッテリ駆動時間について
◆バッテリー駆動時間のテスト(Youtubeを視聴)
「HP ENVY x360 13-bf の比較レビュー」まとめ

HP ENVY x360 13-bf の比較レビューまとめ
◆スタンダードモデル(IPS)とパフォーマンスモデル(OLED)の違い
・IPSよりもOLEDの方が色域が広く色が鮮やか
・OLED(有機EL)は「半光沢」で「ブルーライトカット」が入っている
◆性能について
・「Core i7-1250U」と 「Core i5-1230U」のマルチコアの性能差は小さい
・グラフィックス性能はCore i7-1250U 搭載モデルの方が少し良い
◆バッテリ駆動時間について
・スタンダードモデル(IPS)の方がパフォーマンスモデル(OLED)よりも1割くらい駆動時間が長い
◆スタンダードモデル(IPS搭載)の特徴
・Web閲覧や動画の視聴、オフィスソフトなどが主な用途な方向け
・一般的な作業や映像を楽しむには十分きれいなsRGB 100%のディスプレイ
・液晶はOLEDよりも焼き付きにくい
◆パフォーマンスモデル(OLED搭載)の特徴
・AdobeRGB(写真編集)やDCI-P3(動画編集向け)の広い色域が必要な方向け
・メモリの容量が16GB(※スタンダードモデルの2倍)
・SSDの容量が1TB(※スタンダードモデルの2倍)
・OLEDは焼き付きに少し気を付けて使う必要あり
■日常的な作業で十分なスペックを備えるスタンダードモデル(IPS)
このシリーズの中では下位モデルになりますが、Web閲覧や動画の視聴、オフィスソフトを快適にこなせる性能を備えています。ディスプレイは「IPSパネル」ですがsRGB 100%なので十分キレイです。メモリは8GBですが、データサイズが大きくなければ画像処理や年賀状の作成などは余裕で行えます。
■積極的にクリエイティブな活動をするならパフォーマンスモデル(OLED)
最上位モデルなので最も高性能でメモリ搭載量も多く、クリエイティブ向けの広い色域を持つOLEDディスプレイを搭載。持ち運んで写真編集や動画編集を積極的に行いたい方に適しているモデルです。
■なるべく予算を抑えてOLEDが欲しい場合は「スタンダードプラスモデル」が選択肢
プロセッサーはスタンダードモデルと同じ 「Core i5-1230U」ですが、プラス1万円でメモリ搭載量が2倍の16GBでディスプレイが「OLED」になります。
パフォーマンスモデルと比較すると、プロセッサーが下位の「Core i5-1230U」になりSSDは半分の512GBになりますが、2万円も安いので、なるべく予算を抑えて「OLED搭載モデル」を購入したい場合は良い選択肢になると思います。
このシリーズの中では下位モデルになりますが、Web閲覧や動画の視聴、オフィスソフトを快適にこなせる性能を備えています。ディスプレイは「IPSパネル」ですがsRGB 100%なので十分キレイです。メモリは8GBですが、データサイズが大きくなければ画像処理や年賀状の作成などは余裕で行えます。
■積極的にクリエイティブな活動をするならパフォーマンスモデル(OLED)
最上位モデルなので最も高性能でメモリ搭載量も多く、クリエイティブ向けの広い色域を持つOLEDディスプレイを搭載。持ち運んで写真編集や動画編集を積極的に行いたい方に適しているモデルです。
■なるべく予算を抑えてOLEDが欲しい場合は「スタンダードプラスモデル」が選択肢
プロセッサーはスタンダードモデルと同じ 「Core i5-1230U」ですが、プラス1万円でメモリ搭載量が2倍の16GBでディスプレイが「OLED」になります。
パフォーマンスモデルと比較すると、プロセッサーが下位の「Core i5-1230U」になりSSDは半分の512GBになりますが、2万円も安いので、なるべく予算を抑えて「OLED搭載モデル」を購入したい場合は良い選択肢になると思います。
プロセッサーの性能差がそれほど大きくないこと、IPSとOLEDのスペックの違いや価格を考慮すると、中間的な仕様の「スタンダードプラスモデル」が最もコスパが良いと思います。

2022年モデルの注目ポイント

「HP ENVY x360 13-bf」の2022年モデルは、前世代よりも性能が大幅に向上第12世代のインテル Core プロセッサー、高精細で美しい「2.8K OLED ディスプレイ」、約500画素の「5MPカメラ」を搭載。最新規格の「Wi-Fi 6E」にもいち早く対応している点にも注目です。
「スタンダードモデル」と「パフォーマンスモデル」のスペック・販売価格

HP ENVY x360 13-bf 」はスペックが異なる3種類のモデルが用意されています。パーツのカスタマイズはできませんが、周辺機器や長期保証を選択することは可能です。
HP ENVY x360 13-bf0000 シリーズ 【快適パソコンライフ!】キャンペーン価格 | ||||||
スタンダードモデル 13-bf0000TU | スタンダードプラスモデル 13-bf0001TU | パフォーマンスモデル 13-bf0002TU ⇒ ◆実機レビュー | ||||
¥114,580~ (税込) | ¥123,080~ (税込) | ¥144,331~ (税込) | ||||
ナチュラルシルバー | ||||||
Windows 11 Home | ||||||
Core i5-1230U | Core i7-1250U | |||||
8GB オンボード (4266MHz, LPDDR4x SDRAM) | 16GB オンボード (4266MHz, LPDDR4 SDRAM) | |||||
512GB SSD (PCIe Gen4x4 NVMe M.2) | 1TB SSD (PCIe Gen4x4 NVMe M.2) | |||||
インテル Iris Xe グラフィックス (プロセッサーに内蔵) | ||||||
13.3インチワイド WQXGA ブライトビュー(光沢) IPSタッチディスプレイ 2560×1600 16:10 400nit 227ppi | 13.3インチワイド 2.8K ブライトビュー(光沢) OLED タッチディスプレイ 2880×1800 16:10 400nit 255ppi | |||||
キーボード(日本語配列、バックライト付き) | ||||||
HP True Vision 5MP IRカメラ(約500万画素) | ||||||
Wi-Fi 6E対応、 Bluetooth 5.3 | ||||||
約 1.33 kg | ||||||
バッテリ駆動時間 最大17時間 | バッテリ駆動時間 最大15時間 | |||||
1年間 (引き取り修理サービス、パーツ保証) |
「スタンダードモデル」と「パフォーマンスモデル」の違いは、プロセッサーの性能、メモリの搭載量、SSDの容量、ディスプレイ、バッテリ駆動時間などです。

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IPSディスプレイ/OLEDディスプレイの仕様

「HP ENVY x360 13-bf」に搭載されているディスプレイの仕様
「HP ENVY x360 13-bf」に搭載されているディスプレイの仕様をまとめました。
モデル名 | スタンダードモデル | スタンダードプラスモデル パフォーマンスモデル | |
画面のサイズ | 13.3 インチワイド | 13.3 インチワイド | |
駆動方式 | IPS液晶 | OLED(有機 EL) | |
画面解像度 | WQXGA (2560×1600) | 2.8K (2880×1800) | |
アスペクト比 | 16:10 | 16:10 | |
表面処理 | 光沢 | 光沢 ※アンチリフレクション コーティング | |
輝度 | 400nit | 400nit | |
画素密度 | 227ppi | 255ppi | |
色域 | sRGB 100% ※実測値 | DCI-P3 100% ※実測値 | |
リフレッシュレート | 60 Hz | 60 Hz | |
タッチやペン入力 | 対応 | 対応 | |
プライバシーモード 覗き見防止機能 | なし | なし | |
ブルーライトカット | なし | あり |
「アンチリフレクションコーティング」と「ブルーライトカット」は仕様書には記載されていませんが、実機を見て確認したので追記しています。 

「HP ENVY x360 13-bf」のディスプレイの特徴(IPS、OLED共通)

■IPSディスプレイとOLED(有機EL)ディスプレイの共通の特徴
・通常のフルHDよりも解像度が高いディスプレイ(IPS:2560×1600、OLED:2880×1800)を採用。
・アスペクト比は16:9よりも少し縦に長い16:10なので、一度に表示できるデータが多くなりスクロールの量や頻度が減るので作業効率が向上します。
・視野角が広いので斜めから見ても色調の変化が少ない 。⇒ ◆視野角の違いを比較
・いずれのパネルもギラつき感は少なめ。(※見え方には個人差があります)
・覗き見を防止する「プライバシーモード」は非搭載。
・タッチやペン入力に対応
・通常のフルHDよりも解像度が高いディスプレイ(IPS:2560×1600、OLED:2880×1800)を採用。
・アスペクト比は16:9よりも少し縦に長い16:10なので、一度に表示できるデータが多くなりスクロールの量や頻度が減るので作業効率が向上します。
・視野角が広いので斜めから見ても色調の変化が少ない 。⇒ ◆視野角の違いを比較
・いずれのパネルもギラつき感は少なめ。(※見え方には個人差があります)
・覗き見を防止する「プライバシーモード」は非搭載。
・タッチやペン入力に対応
IPSディスプレイとOLED(有機EL)ディスプレイの違いについて

■IPSディスプレイとOLED(有機EL)ディスプレイの違い
・IPSはsRGB 100%ですが、OLEDの方がDCI-P3 100%で色域が広い。 ⇒ ◆ディスプレイの色域を測定
・IPSは2560×1600(227ppi)、OLEDは2880×1800(255ppi)で画素密度が少し高い。⇒ ◆ディスプレイの画素密度を比較
・OLEDには「アンチリフレクションコーティング」が施されていて「ブルーライトカット」が入っている。⇒ ◆関連項目:画面の映り込みを検証
・IPSはsRGB 100%ですが、OLEDの方がDCI-P3 100%で色域が広い。 ⇒ ◆ディスプレイの色域を測定
・IPSは2560×1600(227ppi)、OLEDは2880×1800(255ppi)で画素密度が少し高い。⇒ ◆ディスプレイの画素密度を比較
・OLEDには「アンチリフレクションコーティング」が施されていて「ブルーライトカット」が入っている。⇒ ◆関連項目:画面の映り込みを検証
ディスプレイの画素密度を比較
ディスプレイを一眼レフカメラ(マクロレンズ)で撮影して「画素密度」を比較しました。

※画像をクリックすると大きい画像が表示されます。拡大して(元の画像の大きさで)見るとドットの緻密さの違いがわかります。
画素密度が300ppiくらいになると肉眼でドットが判別できなくなります。4K(282ppi)はドットが非常に緻密なので、文字の曲線がとても滑らかです。OLEDは255ppiなので4Kよりも少しドットが見えるようになりますが、かなり緻密なのでパッと見は4Kに近い感じに見えます。
227ppiと255ppiの違いはそれほど大きくない印象ですが、ドットが大きいフルHD(約170ppi)と比較すると違いがハッキリと分かりますね。

ディスプレイの色域(sRGB、AdobeRGB、DCI-P3)を測定

カラーマネージメントツールの「Spyder5 Elite」で、IPSディスプレイとOLEDディスプレイの色域を測定しました。
スタンダードモデル IPS ディスプレイ | パフォーマンスモデル OLEDディスプレイ |
![]() sRGB:100% | ![]() sRGB:100% |
![]() Adobe RGB:81% | ![]() Adobe RGB:98% |
![]() DCI-P3:100% |
■IPSディスプレイの色域
sRGBのみ100%で、クリエイティブな用途ではWeb制作向けです。
■OLEDディスプレイの色域
sRGB(Web)とDCI-P3(映像:デジタルシネマ規格)が100%、AdobeRGB(写真編集)は98%でした。
sRGBのみ100%で、クリエイティブな用途ではWeb制作向けです。
■OLEDディスプレイの色域
sRGB(Web)とDCI-P3(映像:デジタルシネマ規格)が100%、AdobeRGB(写真編集)は98%でした。
写真編集や映像編集をするのなら、色域が広い「OLEDディスプレイ」の方が適していますね。 

OLEDは非常に色が鮮やかで黒が引き締まった感じ

画像でOLEDの鮮やかさを再現するのは少々難しいのですが、IPSよりも発色が良く「少し濃いめの色」になります。
IPS(sRGB 100%)でも十分きれいですが、色域が広いOLED(DCI-P3 100%)は非常に色が鮮やかで、黒が引き締まった感じです。 

「IPS液晶」と「OLED(有機EL)」の色の違いを検証
「IPSディスプレイ」と「OLEDディスプレイ」は、それぞれ下記のような特徴を持っています。
■OLED(有機EL)ディスプレイの特徴
OLEDはIPS液晶よりも色域が広い(※実測値:DCI-P3 100%)ので色が非常に鮮やかです。発光をオフにして「完全な黒」を表現できるので、黒が締まったメリハリ感がある映像になります。
■IPSディスプレイの特徴
視野角が広い「IPS方式」は多くのHP製ノートパソコンで採用。この機種はsRGB 100%(※実測値)なので、Web向けのクリエイティブな作業に適した色域を備えています。
OLEDはIPS液晶よりも色域が広い(※実測値:DCI-P3 100%)ので色が非常に鮮やかです。発光をオフにして「完全な黒」を表現できるので、黒が締まったメリハリ感がある映像になります。
■IPSディスプレイの特徴
視野角が広い「IPS方式」は多くのHP製ノートパソコンで採用。この機種はsRGB 100%(※実測値)なので、Web向けのクリエイティブな作業に適した色域を備えています。
「IPS液晶」と「OLED」の色の違いを実機で比較
実機の画面を撮影して「IPSディスプレイ」と「OLEDディスプレイ」の色の違いを比較していますが、お使いのディスプレイによっては、色味の違いが分かりにくいかもしれません。
なるべく実物の色味に近づけていますが、完全に同じにすることができないので、IPSとOLEDの違い(傾向)にご注目ください。 


IPSディスプレイは、sRGB 100%(実測値)なので「十分きれい」と評価できるのですが、OLED(DCI-P3 100%)はそれよりも色域が広いので色が非常に鮮やかです。
OLEDはIPSと比較すると色が濃い感じになります。黒が締まった印象になるのでメリハリ感がありますね。 


美しいリゾート地の写真は空の色がかなり違います。OLEDは特に青の色が鮮やかで、スカッと晴れた空の印象です。

OLEDの発色が良すぎてIPSの色が少し薄く見えますが、Webで標準的な色味になります。

空はOLEDの方が少し鮮やかな色味で、イエロー系のブリッジの支柱には少し赤みが入っています。

空の色が明らかに異なっていて、OLEDは空(夕暮れ)の発色が良い感じです。

車の色味は大きな違いはありませんが、OLEDは「影の部分の青み」がやや強く出ています。

OLEDは肌の色が「少し赤みがある感じ」になります。
OLEDは発色がとても良くてキレイですが、IPSの方が「自然でよい感じ」に見える場合がありますね。 

IPSとOLEDの視野角を比較

IPSもOLEDも視野角が広いので、斜めから見たときの色の変化は少なめです。
視野角は大きな違いはありません。どちらもキレイですが、OLEDの方が発色が良いのでより発色が良く見えますね。 

映り込みはOLEDの方が少なめ

「OLEDディスプレイ」の映り込みは、少しぼんやりとした感じです。「ブルーライトカット」が入っているので、映り込んだ色が緑っぽくなります。
■ブルーライトカットについて
製品紹介ページやスペックPDFには記載されていませんが、パフォーマンスモデル(OLED搭載)の梱包箱には「テュフ・ラインランドEyesafe認定」のステッカーが貼られています。
製品紹介ページやスペックPDFには記載されていませんが、パフォーマンスモデル(OLED搭載)の梱包箱には「テュフ・ラインランドEyesafe認定」のステッカーが貼られています。

「IPSディスプレイ」は、くっきりとした感じで色味もそのままきれいに映り込んでいます。
こちらはアンチリフレクションコーティングが施されていない通常の「光沢パネル」になります。 

OLED(有機EL)ディスプレイの注意点
OLED(有機EL)は「IPS液晶よりも焼き付きやすい」というデメリットがありますが、こまめに画面をスリープ状態にしたり、スクリーンセイバーを使用して、なるべく同じ画面を表示させないようにすれば焼き付きを軽減させることができます。
輝度が高いほど焼き付きやすくなるので、画面の明るさを下げることもOLED ディスプレイの寿命を延ばすには有効な手段です。
・使用しないときはなるべく画面を消す
・スクリーンセーバーを使用する
・タスクバーが自動的に隠れる設定にする
・ダークモードにする(※黒は素子が発行しない)
・画面の輝度(明るさ)を下げる
・スクリーンセーバーを使用する
・タスクバーが自動的に隠れる設定にする
・ダークモードにする(※黒は素子が発行しない)
・画面の輝度(明るさ)を下げる
IPS液晶ディスプレイが全く焼き付かないわけではありませんが、OLEDほど気を使わなくてもよいので扱いが楽な印象ですね。

プロセッサーのベンチマーク[CINEBENCH R23]

「CINEBENCH R23」でCPUのマルチスレッドとシングルスレッドの性能を測定。
■HP ENVY x360 13-bf パフォーマンスモデル
・Core i7-1250U(最大4.7GHz、2P + 8E 12スレッド)⇒ CPU-Z
■HP ENVY x360 13-bf スタンダードモデル
・Core i5-1230U(最大4.4GHz、2P + 8E 12スレッド)⇒ CPU-Z
「Core i7-1250U」のマルチスレッド性能は「Core i5-1230U」の約103%で、シングルスレッドは約116%になります。
マルチスレッドは体感ではわからない程度の違いですが、シングルスレッドは少し差が大きいですね。

⇒ ◆『CINEBENCH R23』の実機ベンチマークまとめ
※ベンチマークテストはあくまでも目安としてご覧ください。テスト環境(室温)やPCの冷却性能などがスコアに影響する場合があります。
※ベンチマークテストはあくまでも目安としてご覧ください。テスト環境(室温)やPCの冷却性能などがスコアに影響する場合があります。
動画エンコードのベンチマーク [x264 FHD Benchmark]

「x264 FHD Benchmark」で、H.264形式の動画(フルHD)をエンコードしたときのCPU性能を測定。
■HP ENVY x360 13-bf パフォーマンスモデル
・Core i7-1250U(最大4.7GHz、2P + 8E 12スレッド)⇒ CPU-Z
■HP ENVY x360 13-bf スタンダードモデル
・Core i5-1230U(最大4.4GHz、2P + 8E 12スレッド)⇒ CPU-Z
動画をエンコードするテストでは、「Core i7-1250U」は約57秒、「Core i5-1230U」は約58秒で処理が完了。
マルチコアを利用するクリエイティブな処理では「Core i7-1250U」と「Core i5-1230U」の差はかなり小さいですね。

⇒ ◆『x264 FHD Benchmark 』の実機ベンチマークまとめ
※ベンチマークテストはあくまでも目安としてご覧ください。
※ベンチマークテストはあくまでも目安としてご覧ください。
3DMark「Fire Strike」ベンチマーク

3DMARKの「Fire Strike」でGPUのゲーム性能を測定。
■HP ENVY x360 13-bf パフォーマンスモデル
・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1250U) ⇒ GPU-Z
■HP ENVY x360 13-bf スタンダードモデル
・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1230U) ⇒ GPU-Z
Core i7-1250UとCore i5-1230Uは同じ名称の「インテル Iris Xe グラフィックス」を搭載していますが、上位のCore i7-1250Uの方が少しGPUの動作周波数が高いので、Core i5-1230Uよりも約26%高いフレームレートを記録しています。
プロセッサー内蔵GPUはゲームには不向きですが、動画の視聴は十分にこなせる性能を備えています。

SSDのベンチマーク [CrystalDiskMark]

HP ENVY x360 13-bfには、「WD PC SN810 SDCPNRY」という型番のSSDが搭載されています。容量はスタンダードモデルが512GB、パフォーマンスモデルは1TBです。
スタンダードモデルのランダム書き込み(RAND 4K Q1T1:228.52MB/s)はパフォーマンスモデルのSSDよりも高速ですが、上段の連続したデータの転送速度(SEQ1M Q8T1)や下段のランダム読み込み(RAND 4K Q1T1:Read)は大きな違いはありません。
テスト結果は少し異なる部分がありましたが、いずれもPCIe Gen4x4のSSDなので転送速度が非常に高速ですね。

※販売時期によってメーカーが変更される場合があるので、テスト結果はあくまでも参考としてご覧ください。
3DMARK【STORAGE BENCHMARK】

3DMARKの「SSD ベンチマーク」では、ほぼ同じスコアが出ています。
いずれもスコアが2100くらいで、平均的な結果ですね。

メモリについて

・メモリのタイプ:4266MHz, LPDDR4 SDRAM
・クワッドチャネル(4x64bit)で動作
・オンボード(マザーボード直付け)
メモリ搭載量は「スタンダードモデル」が8GB、「スタンダードプラスモデル」と「パフォーマンスモデル」は16GBを搭載。
8GBのメモリでもちょっとした画像処理や年賀状の作成は十分可能ですが、大きいサイズのデータを取り扱う場合は16GBの方が快適ですね。

バッテリー駆動時間のテスト(Youtubeを視聴)

YouTubeのフルHD動画を1時間再生したときのバッテリー残量を比較。
※駆動時間はPCの使い方や設定によって変わります。
※HPのモバイルノートPCは、このテストで10~11時間くらいが平均値です。
■HP ENVY x360 13-bf パフォーマンスモデル(Core i7-1250U)
【バッテリ残量】90%
※1時間で約10%消費するので、計算上の視聴可能時間は約10時間になります。
※バッテリー駆動時間(メーカー公称値)は最大15時間
【バッテリ残量】90%
※1時間で約10%消費するので、計算上の視聴可能時間は約10時間になります。
※バッテリー駆動時間(メーカー公称値)は最大15時間
■HP ENVY x360 13-bf スタンダードモデル(Core i5-1230U)
【バッテリ残量】91%
※1時間で約9%消費するので、計算上の視聴可能時間は約11時間6分になります。
※バッテリー駆動時間(メーカー公称値)は最大17時間
【バッテリ残量】91%
※1時間で約9%消費するので、計算上の視聴可能時間は約11時間6分になります。
※バッテリー駆動時間(メーカー公称値)は最大17時間
テスト結果はメーカー公称値の65~66%くらいの駆動時間です。IPS搭載モデルの方が少しバッテリーの持ちが良いですね。

■テスト条件
・YouTubeのフルHD動画を1時間再生
・動画はフルスクリーンで表示
・ディスプレイの明るさ(輝度)を30%に設定
・インターネット接続はWi-Fi経由
・WebブラウザはMicrosoft Edge (マイクロソフト エッジ) を使用
・バッテリー節約機能ON
・BluetoothはON
・キーボードのバックライトをOFF
・音量は10に設定
※メーカーのテスト方法とは異なるのであくまでも目安としてご覧ください。
■レビューについて
※商品仕様/価格については最終更新日時点のものです。
※製品仕様やPCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※パソコンの色味は照明や環境によって少し違って見える場合があります。
※温度や消費電力の測定値は目安です。使用状況や環境によって変わります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
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