
『HP Spectre x360 16-f パフォーマンスモデル(2022年モデル)』の実機レビュー!
レビュー機は、インテル Core i7-12700H プロセッサー、IPSディスプレイ(3K+)を搭載。様々なテストを行い、上位モデル(OLED)との違いをチェックします。

最終更新日:2023年1月2日
■目次(ページ内リンク)
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HP Spectre x360 16-f パフォーマンスモデル(IPS搭載)の評価
◆Webを中心としたクリエイティブ活動に最適な「IPSディスプレイ」搭載モデル
HP Spectre x360 16-f(2022年モデル)の製品特徴
◆2022年モデル(IPS搭載)の注目ポイント
◆2モデルスペック&販売価格 ※1/2更新
◆キャンペーン:お得なクーポン! ★7%OFF!
2モデルの違いについて
◆「IPS搭載モデル」と「OLED搭載モデル」の違いについて
2モデルの共通部分について
◆外観デザイン、素材、機能面について
液晶ディスプレイについて
◆16.0インチ・3K+・IPS・タッチディスプレイのスペック/使用感
◆画面解像度について ★4K・3K+・フルHDの比較
◆光の反射を抑える「アンチリフレクションコーティング」
◆ディスプレイの色域を測定 ★ネイティブでsRGB 100%
「Intel Core i7-12700H プロセッサー」の性能について
◆2モデルのプロセッサーの違いについて
◆プロセッサーのベンチマーク [CINEBENCH R23]
◆動画エンコードのベンチマーク [x264_FHD_Benchmark]
「インテル Iris Xe グラフィックス」の性能について
◆3DMARK【Time Spy】
◆3DMARK【Fire Strike】
◆『ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ』ベンチマーク
SSDのベンチマーク
◆CrystalDiskMark 8
◆3DMARK【STORAGE BENCHMARK】
メモリについて
◆メモリの仕様/搭載量について
バッテリ駆動時間について
◆バッテリー駆動時間のテスト(Youtubeを視聴)
動作温度やファンの音について
◆ベンチマーク時の動作温度について
◆高負荷時のキーボードの温度について
◆冷却ファンの音について
同梱品に関すること
◆専用化粧箱・同梱品・専用スリーブケースについて
◆「HP MPP アクティブペン」について
付属ソフトについて
◆インストールされているアプリについて
◆HP コマンドセンター
◆HP ディスプレイコントロール ※IPSディスプレイ搭載モデルの場合
◆HP ペンコントロール プラス
サポートページ
◆トラブルシューティング・ドライバー・取扱説明書
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HP Spectre x360 16-f パフォーマンスモデル(IPS搭載)の評価
◆Webを中心としたクリエイティブ活動に最適な「IPSディスプレイ」搭載モデル
HP Spectre x360 16-f(2022年モデル)の製品特徴
◆2022年モデル(IPS搭載)の注目ポイント
◆2モデルスペック&販売価格 ※1/2更新
◆キャンペーン:お得なクーポン! ★7%OFF!
2モデルの違いについて
◆「IPS搭載モデル」と「OLED搭載モデル」の違いについて
2モデルの共通部分について
◆外観デザイン、素材、機能面について
液晶ディスプレイについて
◆16.0インチ・3K+・IPS・タッチディスプレイのスペック/使用感
◆画面解像度について ★4K・3K+・フルHDの比較
◆光の反射を抑える「アンチリフレクションコーティング」
◆ディスプレイの色域を測定 ★ネイティブでsRGB 100%
「Intel Core i7-12700H プロセッサー」の性能について
◆2モデルのプロセッサーの違いについて
◆プロセッサーのベンチマーク [CINEBENCH R23]
◆動画エンコードのベンチマーク [x264_FHD_Benchmark]
「インテル Iris Xe グラフィックス」の性能について
◆3DMARK【Time Spy】
◆3DMARK【Fire Strike】
◆『ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ』ベンチマーク
SSDのベンチマーク
◆CrystalDiskMark 8
◆3DMARK【STORAGE BENCHMARK】
メモリについて
◆メモリの仕様/搭載量について
バッテリ駆動時間について
◆バッテリー駆動時間のテスト(Youtubeを視聴)
動作温度やファンの音について
◆ベンチマーク時の動作温度について
◆高負荷時のキーボードの温度について
◆冷却ファンの音について
同梱品に関すること
◆専用化粧箱・同梱品・専用スリーブケースについて
◆「HP MPP アクティブペン」について
付属ソフトについて
◆インストールされているアプリについて
◆HP コマンドセンター
◆HP ディスプレイコントロール ※IPSディスプレイ搭載モデルの場合
◆HP ペンコントロール プラス
サポートページ
◆トラブルシューティング・ドライバー・取扱説明書
HP Spectre x360 16-f パフォーマンスモデル(IPS)の評価

HP Spectre x360 16-f パフォーマンスモデル(IPS搭載)実機レビューまとめ
【外観やデザインについて】
・特別感があるエレガントなデザイン
・光り輝くアクセントカラーが控えめ
【IPSディスプレイについて】
・16インチで少し縦長(16:10)の大画面なので作業がはかどる
・色域はWeb制作向け (※実測値:sRGB 100%)
・目に優しい「ブルーライトカット」が施されている
【性能について】
・この機種の「Core i7-12700H」は性能を抑えた設定
・上位モデルの「Core i7-1260P」と比較した場合は最大1割くらい高性能
・プロセッサーグラフィックスはゲーム向きではない
・バッテリ駆動時間は「OLED搭載モデル」よりも約1.6倍長い
【冷却性能や動作音について】
・プロセッサーが控えめな設定なのであまり熱くならない
・動作音はゲーミングノートよりも静か
【機能面について】
・シャッター付きのWebカメラはプライバシー面で安心
・「顔認証」や「指紋認証」で素早くログインが可能
・アクティブペン(同梱)でメモ書きやスケッチができる
【気になるところ・注意点など】
・ディスプレイを180度以上回転させたときのスリープからの復帰
・メモリの交換(増設)ができないので、32GBのメモリが必要な場合は上位モデルが選択肢。
■「IPS ディスプレイ」はWeb制作向けの色域
IPSパネルはOLED(DCI-P3 100%)よりも色域が狭くなりますが、色味や発色は十分きれいです。ネイティブモードに設定するとsRGB 100%(※実測値)になります。クリエイティブな用途では「Web制作向けの色域」です。
■「Core i7-12700H」は性能を抑えた設定
このモデルに搭載されている「Core i7-12700H」は、性能を抑えた設定(※本来の7割くらい)になります。上位モデルの「Core i7-1260P」と比較すると、最大1割くらい高いベンチマークスコアを記録していますが、体感では違いが分かりにくい性能差です。
■発熱が少ないのでキーボードの操作が快適
性能が控えめな「Core i7-12700H」は通常よりも動作温度が高くならないので、CPUに高い負荷をかけた時でもキーボードが熱くならず快適に作業することができます。
■広い色域や大容量のメモリ(32GB)が必要なら上位モデルが選択肢
Web制作(sRGB)だけでなく写真編集(AdobeRGB)や映像編集(DCI-P3)向けの広い色域や、大容量の32GB メモリが必要な場合は上位モデル(OLED搭載)が選択肢になります。⇒ ◆実機レビュー
IPSパネルはOLED(DCI-P3 100%)よりも色域が狭くなりますが、色味や発色は十分きれいです。ネイティブモードに設定するとsRGB 100%(※実測値)になります。クリエイティブな用途では「Web制作向けの色域」です。
■「Core i7-12700H」は性能を抑えた設定
このモデルに搭載されている「Core i7-12700H」は、性能を抑えた設定(※本来の7割くらい)になります。上位モデルの「Core i7-1260P」と比較すると、最大1割くらい高いベンチマークスコアを記録していますが、体感では違いが分かりにくい性能差です。
■発熱が少ないのでキーボードの操作が快適
性能が控えめな「Core i7-12700H」は通常よりも動作温度が高くならないので、CPUに高い負荷をかけた時でもキーボードが熱くならず快適に作業することができます。
■広い色域や大容量のメモリ(32GB)が必要なら上位モデルが選択肢
Web制作(sRGB)だけでなく写真編集(AdobeRGB)や映像編集(DCI-P3)向けの広い色域や、大容量の32GB メモリが必要な場合は上位モデル(OLED搭載)が選択肢になります。⇒ ◆実機レビュー
Spectre シリーズはデザインに惚れ込んだ方向けの製品ですね。「IPS ディスプレイ搭載モデル」は、Webを中心としたクリエイティブな作業を快適にこなせる性能を備えています。


「2022年モデル」の注目ポイント

「HP Spectre x360 16-f シリーズ」の注目ポイント
■2022年モデルの新機能・注目ポイント
・「曲線」を取り入れた美しいデザイン NEW!
・第12世代 インテル Core プロセッサーを搭載 NEW!
・先進機能を搭載した約500画素の「5MPカメラ」 NEW!
・AIベースのセキュリティ機能を搭載(のぞき見防止、離席時にロックなど) NEW!
■パフォーマンスモデル(IPS搭載)の特徴
・インテル Core i7-12700H プロセッサー
・3K+(3072×1920)IPS・タッチディスプレイ
・90W ACアダプター
■HP Spectre x360 16-f1000 シリーズ共通の特徴
・ディスプレイが360°回転して用途に応じたモードに変更可能
・アスペクト比16:10の画面
・光の反射を軽減する「アンチリフレクションコーティング」
・「顔認証」や「指紋認証」で素早くログイン可能
・アプリでPCのパフォーマンスやWebカメラの設定が可能
・メモ書きやスケッチができる「アクティブペン」が同梱
・「専用化粧箱」や」「専用スリーブケース」が付属
2モデルのスペック比較&販売価格

「HP Spectre x360 16-f」はスペックが異なる2種類のモデルが用意されています。メモリやSSDのカスタマイズはできませんが、周辺機器や長期保証を選択することが可能です。(※税込価格を表記)
⇒ ◆「IPS搭載モデル」と「OLED搭載モデル」の違いについて
HP Spectre x360 16-f1000 シリーズ ※価格は2023年1月2日の時点 | ||||||
パフォーマンスモデル 16-f1001TU | パフォーマンスプラスモデル 16-f1010TX | |||||
¥229,800~ (税込) ※キャンペーン価格 | ¥299,800~ (税込) ※キャンペーン価格 | |||||
アッシュブラック (アクセントカラーはペールブラス) | ||||||
Windows 11 Pro | ||||||
インテル Core i7-12700H プロセッサー ⇒ CPU-Z | インテル Core i7-1260P プロセッサー ⇒ CPU-Z | |||||
16GB オンボード (3200MHz, DDR4) | 32GB オンボード (3200MHz, DDR4) | |||||
1TB SSD (PCIe NVMe M.2) | 2TB SSD (PCIe NVMe M.2) | |||||
インテル Iris Xe グラフィックス (プロセッサーに内蔵) | インテル Arc A370M グラフィックス ⇒ GPU-Z | |||||
16.0インチ 3K+ (3072×1920) ブライトビュー (光沢) IPSタッチディスプレイ (16:10 / 400nit / 226ppi) | 16.0インチ UHD+ (3840×2400) ブライトビュー (光沢) OLEDタッチディスプレイ (16:10 / 400nit / 283ppi) | |||||
※アンチリフレクションコーティング仕様 | ||||||
バックライトキーボード (日本語配列) ※テンキーなし | ||||||
HP True Vision 5MP IRカメラ(約500万画素) | ||||||
指紋認証/ 顔認証 | ||||||
Wi-Fi 6E 対応、Bluetooth 5.3 | ||||||
イメージパッド (タッチジェスチャー対応) | ||||||
HDMI 2.1 出力端子 USB Type-A 10Gbps ×1 Thunderbolt 4 with USB4 Type-C 40Gbps ×2 ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1 microSDカードスロット×1 | ||||||
Bang & Olufsen クアッドスピーカー Realtek HighDefinition Audio準拠 内蔵デュアルマイク | ||||||
約 358 × 246 × 18.9 mm (最薄部) | ||||||
約 1.96 kg | ||||||
バッテリ駆動時間 最大15時間 | バッテリ駆動時間 最大9時間 | |||||
90W スマートACアダプター | 135W スマートACアダプター | |||||
ACアダプター、ウォールマウントプラグ 電源コード、保証書 HP MPP アクティブペン(ブラック) 専用スリーブケース | ||||||
マカフィーリブセーフ (1年版) | ||||||
1年間 (引き取り修理サービス、パーツ保証) |
※2022年9月2日より販売開始 ⇒ プレスリリース
※この記事でレビューしている製品は「パフォーマンスプラスモデル」です。
キャンペーン:お得なクーポン!

「パフォーマンスモデル」のキャンペーン価格¥229,800(税込)に【7%OFFクーポン】を適用すると¥213,714(税込)になります。(2023年1月2日の時点)

「IPS搭載モデル」との「OLED搭載モデル」の違いについて

この記事でレビューしているパフォーマンスモデル(IPS搭載)と、上位モデルのパフォーマンスプラスモデル(OLED搭載)との違いについてまとめました。
■ディスプレイの画面解像度について
画面解像度はUHD+(3840×2400)から 3K+(3072×1920)になり、画素密度も283pp から 226ppi に下がっています。
⇒ ◆画面解像度について
■ディスプレイの色域について
パフォーマンスモデルの「IPS ディスプレイ」は、AdobeRGBやDCI-P3に対応している広色域の「OLED ディスプレイ」よりも色域が少し狭くなり、標準的なsRGB対応となります。
⇒ ◆ディスプレイの色域を測定
■色域モードについて
上位モデル(OLED)は5種類のモードが用意されていますが、IPS搭載モデルは3種類のモードになります。
⇒ ◆HP ディスプレイコントロール
■プロセッサーのスペックについて
パフォーマンスモデルは下位モデルになりますが、プロセッサーは 上位モデル(OLED)の「Core i7-1260P」よりもスペックが高いCore i7-12700H(ただし性能を抑えた設定)が搭載されています。
⇒ ◆プロセッサーの違いについて
■メモリの搭載量について
メモリの容量は 上位モデル(OLED)の32GB→16GBになります。
⇒ ◆メモリの仕様/搭載量について
■SSDの搭載量について
上位モデル(OLED)の2TB → 1TBになります。性能はほぼ同じです。
⇒ ◆SSDの性能について
■グラフィックスについて
上位モデルは外部に追加されたdGPU(ディスクリートGPU)の「インテル Arc A370M グラフィックス」を搭載していますが、下位モデルは「プロセッサー内蔵グラフィックス」になります。性能は約66%くらいです。
⇒ ◆3DMARKベンチマーク【Fire Strike】
■バッテリ駆動時間
駆動時間は最大15時間で、上位モデル(約9時間)よりも約1.6倍長くなります。
⇒ ◆バッテリー駆動時間のテスト
■ACアダプターの容量について
上位モデルの電源(ACアダプター)の容量は135Wですが、下位モデルは容量が少ない90Wになっています。
⇒ ◆同梱品について
画面解像度はUHD+(3840×2400)から 3K+(3072×1920)になり、画素密度も283pp から 226ppi に下がっています。
⇒ ◆画面解像度について
■ディスプレイの色域について
パフォーマンスモデルの「IPS ディスプレイ」は、AdobeRGBやDCI-P3に対応している広色域の「OLED ディスプレイ」よりも色域が少し狭くなり、標準的なsRGB対応となります。
⇒ ◆ディスプレイの色域を測定
■色域モードについて
上位モデル(OLED)は5種類のモードが用意されていますが、IPS搭載モデルは3種類のモードになります。
⇒ ◆HP ディスプレイコントロール
■プロセッサーのスペックについて
パフォーマンスモデルは下位モデルになりますが、プロセッサーは 上位モデル(OLED)の「Core i7-1260P」よりもスペックが高いCore i7-12700H(ただし性能を抑えた設定)が搭載されています。
⇒ ◆プロセッサーの違いについて
■メモリの搭載量について
メモリの容量は 上位モデル(OLED)の32GB→16GBになります。
⇒ ◆メモリの仕様/搭載量について
■SSDの搭載量について
上位モデル(OLED)の2TB → 1TBになります。性能はほぼ同じです。
⇒ ◆SSDの性能について
■グラフィックスについて
上位モデルは外部に追加されたdGPU(ディスクリートGPU)の「インテル Arc A370M グラフィックス」を搭載していますが、下位モデルは「プロセッサー内蔵グラフィックス」になります。性能は約66%くらいです。
⇒ ◆3DMARKベンチマーク【Fire Strike】
■バッテリ駆動時間
駆動時間は最大15時間で、上位モデル(約9時間)よりも約1.6倍長くなります。
⇒ ◆バッテリー駆動時間のテスト
■ACアダプターの容量について
上位モデルの電源(ACアダプター)の容量は135Wですが、下位モデルは容量が少ない90Wになっています。
⇒ ◆同梱品について
外観デザイン、素材、機能面について

この項目では、2モデルの共通部分を簡潔にご紹介します。外観や機能面の詳細はこちらの実機レビューをご覧ください。⇒ ◆HP Spectre x360 16-f(OLED 搭載モデル)


HP Spectre x360 16-f(2022年モデル)は、曲線を取り入れたフォルムになりアクセントに新色「ペイルブラス」を採用。光り輝く部分が細くなり優雅な雰囲気になりました。

ボディの素材に「アルミニウム」を採用。表面に手触りが良い「梨地処理」を施し、美しく高級感がある仕上がりになっています。

16.0インチモデルのサイズは 358mm(幅)× 246mm(奥行き)× 高さ(厚み):18.9mm、 質量は約 1.96 kg(※公称値)。

ディスプレイを360度回転させると「タブレット」として使用可能です。

キーボードは「日本語配列」で明るさが2段階の「バックライト」を搭載。テンキーを搭載していないのでスッキリとした印象です。打ち心地は他のHP製ノートパソコンと同様に適度なクリック感があります。
スイッチ類や「指紋認証センサー」などは、全てキーボード上に搭載されています。


左側面には、USB Type-A×1、ヘッドフォン端子×1、HDMI 2.1出力端子を搭載。

右側面にはUSB4 Type-C×2、microSDカードスロットなどを搭載。

イメージパッドのサイズは大きめで、周囲には光り輝く処理が施されています。

2022年モデルは、従来(約92万画素)よりも画素数が大幅に向上した約500万画素の「HP True Vision 5MP IR カメラ」を搭載!「顔認証機能」で素早くログインが可能です。カメラをOFFにするとシャッターが閉じる機能も備えています。⇒ ◆参考画像:約500万画素と約92万画素の違い
16.0インチモデルは「AIベースのセキュリティ機能」を搭載しているので、アプリでプライバシーや健康面に関する設定を行うことができます。


Bang & Olufsen の「クアッドスピーカー」を搭載。(キーボード面:2基、底面:2基)

9月2日に日本の総務省で認可された「Wi-Fi 6E」をいち早く搭載!
従来の2.4GHz、5GHzに加えて、6GHz以上の帯域を利用可能な無線LANの新規格です。


底面には内部を冷却するための「吸気口」やスピーカーを搭載。標準添付されている「リサイクルマーク」がゴム脚付近にプリントされています。
外観や機能面などの詳細はこちらの実機レビューをご覧ください。⇒ ◆HP Spectre x360 16-f(OLED 搭載モデル)
液晶ディスプレイについて

16.0インチ・IPS タッチディスプレイの仕様
・画面のサイズ:16.0インチワイド NEW!
・アスペクト比「16:10」
・画面解像度:3K+(3072×1920) NEW!
・画面の表示領域:344mmx215mm
・表面処理:アンチリフレクションコーティング仕様
・駆動方式:IPS
・輝度:400nit
・色域:非公開(※実測値:sRGB 100%)
・画素密度: 226ppi
・タッチ:対応
・ペン入力:対応
・プライバシーモード(覗き見防止機能):あり(AIベースのセキュリティ機能)
■IPS 液晶ディスプレイの評価
・Web制作向けの色域 ⇒ ◆色域を測定
・少し縦長(16:10)の画面なので作業がはかどる
・色調の変化が少ない広視野角
・3K+なのでドットが緻密で文字がきれい
・光の反射を適度に抑えるコーティング⇒ ◆関連項目
・画面のギラつき感は少なめ(※見え方には個人差があります)
・アプリで用途に適した色域に変更可能 ⇒ ◆HP ディスプレイコントロール
※この項目のデスクトップの背景(壁紙)は当サイトで用意したものです。
・Web制作向けの色域 ⇒ ◆色域を測定
・少し縦長(16:10)の画面なので作業がはかどる
・色調の変化が少ない広視野角
・3K+なのでドットが緻密で文字がきれい
・光の反射を適度に抑えるコーティング⇒ ◆関連項目
・画面のギラつき感は少なめ(※見え方には個人差があります)
・アプリで用途に適した色域に変更可能 ⇒ ◆HP ディスプレイコントロール
※この項目のデスクトップの背景(壁紙)は当サイトで用意したものです。

16.0インチの大画面で少し縦に長い16:10の画面は、標準的な16:9よりも大きく感じます。
一度に表示できる情報量が多いので、スクロールする手間が減り作業がはかどりますね。 


「パフォーマンスモデル」に搭載されているIPSディスプレイは、OLEDほどではありませんが、鮮やかで発色が良い印象です。⇒ ◆色域を測定
明るさを最大にすると少しまぶしいかもしれません。長い時間作業する場合は、明るさを少し控えめにすると目に優しくなります。 


「IPSディスプレイ」は視野角が広いので、斜めから見たときの色味の変化が少なめです。
画面解像度について(拡大写真で画面解像度を比較)

画面解像度(画素密度)を拡大写真で比較。(※画像をクリックすると拡大表示します。)
■15.6インチ・4K(3840×2160)※175%で表示
パフォーマンスプラスモデルのUHD+(3840×2400、283ppi)とほぼ同じ画素密度です。ドットはほぼ判別できません。
■16.0インチ・3K+(3072×1920)※175%で表示
この記事でレビューしているパフォーマンスモデルの拡大写真(226ppi)です。よく見るとドットを判別できますが、かなり細かいのでパッと見では4Kに近い印象です。
■13.3インチ・WUXGA(1920×1200)※100%で表示(ドット バイ ドット)
画素密度が170ppiくらいになると、ドットが肉眼で判別できるようになります。フルHD(1920x1080)も大体同じようなイメージです。
パフォーマンスプラスモデルのUHD+(3840×2400、283ppi)とほぼ同じ画素密度です。ドットはほぼ判別できません。
■16.0インチ・3K+(3072×1920)※175%で表示
この記事でレビューしているパフォーマンスモデルの拡大写真(226ppi)です。よく見るとドットを判別できますが、かなり細かいのでパッと見では4Kに近い印象です。
■13.3インチ・WUXGA(1920×1200)※100%で表示(ドット バイ ドット)
画素密度が170ppiくらいになると、ドットが肉眼で判別できるようになります。フルHD(1920x1080)も大体同じようなイメージです。
画素密度が高いほどドットが緻密になり、300ppiくらいになると肉眼ではドットが判別できないようになります。 

光の反射を抑える「アンチリフレクションコーティング」

「HP Spectre x360 16-f」のディスプレイには、画面の映り込みを抑える「アンチリフレクションコーティング」が施されています。ツヤ感がある「光沢」と映り込みを抑える「非光沢」の中間くらいの仕様(半光沢)です。
「ブルーライトカット」が入っているので、光が画面に反射すると少し青っぽく見えますが、画面に光が当たらない状態で普通に使っていていれば、そのような青っぽさはほとんど気になりません。
非光沢(⇒ 参考画像)ほどではありませんが、光や映り込みを適度に抑えてくれます。

スペックPDFには記載されていませんが、「HP Spectre x360 16-f」のディスプレイ(IPS/OLED)には、「ブルーライトカット」が施されています。ハードウェアレベルで未位階波長のブルーライトをカットするので、色調にほとんど影響がありません。
※梱包箱に貼られている「テュフ・ラインランド Eyesafe認定ディスプレイ」のステッカー ⇒ 参考画像
※梱包箱に貼られている「テュフ・ラインランド Eyesafe認定ディスプレイ」のステッカー ⇒ 参考画像
ディスプレイの色域(sRGB、AdobeRGB、DCI-P3)を測定

カラーマネージメントツールの「Spyder5 Elite」でディスプレイの色域を測定。
■色域の測定結果(設定:デフォルト)
sRGB(Web向け)・・・96%
AdobeRGB(写真編集)・・・72%
DCI-P3(映像:デジタルシネマ規格)・・・72%
sRGB(Web向け)・・・96%
AdobeRGB(写真編集)・・・72%
DCI-P3(映像:デジタルシネマ規格)・・・72%
色域モードが「デフォルト」の場合は、sRGBカバー率 96%でした。Webの制作に適した色域です。 

「ネイティブ」に変更するとsRGBカバー率が100%
色域モード | sRGB カバー率 | AdobeRGB カバー率 | DCI-P3 カバー率 |
デフォルト | 96 | 72 | 72 |
画像と写真 | 97 | 73 | 73 |
ネイティブ | 100 | 77 | 77 |
「IPS」と「OLED」の色域を比較
色域モード (ネイティブ) | sRGB カバー率 | AdobeRGB カバー率 | DCI-P3 カバー率 |
パフォーマンス プラスモデル OLED | 100 | 97 | 100 |
パフォーマンスモデル IPS | 100 | 77 | 77 |
2モデルのプロセッサーの違いについて

プロセッサーのスペック比較 | ||
モデル名 | パフォーマンス モデル | パフォーマンス プラスモデル |
プロセッサー名 | Core i7-12700H | Core i7-1260P |
CPU-Z | ![]() | ![]() |
開発コード名 | Alder Lake (第 12 世代) | Alder Lake (第 12 世代) |
コアの数 | 14 | 12 |
P-core | 6 | 4 |
E-core | 8 | 8 |
スレッド数 | 20 | 16 |
ターボ・ブースト 利用時の最大周波数 | 4.70 GHz | 4.70 GHz |
P-core 最大周波数 | 4.70 GHz | 4.70 GHz |
E-core 最大周波数 | 3.50 GHz | 3.40 GHz |
キャッシュ | 24 MB | 18 MB |
プロセッサー ベースパワー | 45 W | 28 W |
最大 ターボパワー | 115 W | 64 W |
下位モデル(パフォーマンスモデル)には上位モデルよりも高性能な「Core i7-12700H」が搭載されていますが、ACアダプターの容量が90Wしかないので、115W必要な最大ターボパワーは発揮できないようです。
試しに大容量の135Wや150WのACアダプターを接続してもパフォーマンスが向上しなかったので、ハードウェアで性能が制限されていると思われます。
「Core i7-12700H」と「Core i7-1260P」の性能比較はこちらをご覧ください。⇒ ◆CINEBENCH R23

プロセッサーのベンチマーク[CINEBENCH R23]

CINEBENCH R23 ベンチマーク(室温26℃)
・プロセッサーの性能を測定
・Core i7-12700H(最大4.7GHz、6P + 8E 20スレッド)⇒ CPU-Z
・マルチスレッド(全コア)のスコア:11553
・シングルスレッド(1コア)のスコア:1809
※C=コア T=スレッド
※Pコア:Performanceコア(高性能)
※Eコア:Efficientコア(高効率)
HP Spectre x360 16-f に搭載されている「Core i7-12700H」は性能が制限されているので、マルチスレッドのスコアは同じプロセッサーを搭載しているOMEN 16-kの約7割くらいの性能になります。シングルスレッドは同じくらいのスコアが出ているので、十分性能を発揮しているようです。
パフォーマンスが抑えられているので、マルチスレッドのテスト中の動作温度は控えめで最大81℃(平均71℃)、消費電力は最大約60.7W(平均48W)でした。⇒ 参考画像
※ゲーミングノートの「OMEN 16-k」搭載されている「Core i7-12700H」は、大容量280WのACアダプターが付属していて最大ターボパワー(115W)で動作可能なので、ネットで公開されているスコア(⇒ cpu-monkey)と同等のスコアが出ています。パフォーマンスが抑えられているので、マルチスレッドのテスト中の動作温度は控えめで最大81℃(平均71℃)、消費電力は最大約60.7W(平均48W)でした。⇒ 参考画像
上位モデルの「Core i7-1260P」と比較した場合は、マルチスレッドは約12%、シングルスレッドは約11%高いスコアを記録しています。

⇒ ◆『CINEBENCH R23』の実機ベンチマークまとめ
※ベンチマークテストはあくまでも目安としてご覧ください。テスト環境(室温)やPCの冷却性能などがスコアに影響する場合があります。
※ベンチマークテストはあくまでも目安としてご覧ください。テスト環境(室温)やPCの冷却性能などがスコアに影響する場合があります。
動画エンコードのベンチマーク [x264 FHD Benchmark]

x264 FHD Benchmarkで動画エンコード性能を測定
・H.264形式の動画(フルHD)をエンコードするテスト
・Core i7-12700H(最大4.7GHz、6P + 8E 20スレッド)⇒ CPU-Z
・ベンチマークのスコア:56.16 fps
・エンコード時間:44秒
※C=コア T=スレッド
このテストではHP Spectre x360 16-f の「Core i7-12700H」はスコアが伸びず、「Core i7-1260P」とほぼ同じ(約1秒遅い)時間で処理が完了しています。
同じプロセッサーを搭載しているOMEN 16-kと比較すると7割くらいの性能になります。

⇒ ◆『x264 FHD Benchmark 』の実機ベンチマークまとめ
※ベンチマークテストはあくまでも目安としてご覧ください。
※ベンチマークテストはあくまでも目安としてご覧ください。
3DMark【Time Spy】ベンチマーク

3DMARK「Time Spy」ベンチマーク
・DirectX 12世代のGPU性能テスト
・テスト解像度:2560×1440(WQHD)
・インテル Iris Xe グラフィックス ⇒ GPU-Z
・グラフィックステストのスコア:1458
・テスト1のフレームレート:9.33 FPS
・テスト2のフレームレート:8.50 FPS
「インテル Iris Xe グラフィックス」は、上位モデルに搭載されている「インテル Arc A370M グラフィックス 」と比較すると43~45%くらいのフレームレートになります。フレームレートが10FPSを切るような状況になるとカクカクした動きになります。
「インテル Iris Xe グラフィックス」は、プロセッサーに内蔵されているGPUなのでゲーム性能は高くありません。

3DMark「Fire Strike」ベンチマーク

3DMARK「Fire Strike」ベンチマーク
・負荷が高いGPUの性能テスト(DX11、1920×1080)
・インテル Iris Xe グラフィックス ⇒ GPU-Z
・グラフィックステストのスコア:4491
・テスト1のフレームレート:20.04 FPS
・テスト2のフレームレート:18.22 FPS
「インテル Iris Xe グラフィックス」は、上位モデルに搭載されている「インテル Arc A370M グラフィックス 」と比較すると66%くらいのフレームレートになります。
軽めのゲームは全く動かないわけではありませんが、本格的な3Dゲームをプレイするには厳しい性能ですね。


『ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ』ベンチマーク

■「FF14: 暁月のフィナーレ」ベンチマークの設定
・インテル Iris Xe グラフィックス ⇒ GPU-Z
・DirectX 11
・画面解像度:1920x1080
・ウインドウモード
画質設定 | スコア | 最低(FPS) | 平均(FPS) |
最高品質 | 3247 設定変更を推奨 | 7 | 22.3 |
高品質 (ノートPC) | 4380 普通 | 19 | 30.2 |
標準品質 (ノートPC) | 5524 普通 | 22 | 38.6 |
■「FF14 暁月のフィナーレ」ベンチマークの結果
画面解像度 1920×1080・標準(ノートPC)で「普通」
※上位モデルのインテル Arc A370M グラフィックス(⇒ GPU-Z)と比較した場合は半分くらいのスコアになります。⇒ ◆実機レビュー
画面解像度 1920×1080・標準(ノートPC)で「普通」
※上位モデルのインテル Arc A370M グラフィックス(⇒ GPU-Z)と比較した場合は半分くらいのスコアになります。⇒ ◆実機レビュー
最高品質は少々厳しいのですが、標準品質ならとりあえずプレイ可能です。

SSDのベンチマーク [CrystalDiskMark]
1TB SSD(PCIe Gen4×4 NVMe M.2)の仕様・ベンチマーク
■連続したデータの転送速度(SEQ1M Q8T1)
連続読み込み:約6474 MB/s
連続書き込み:約4925 MB/s
■小さいファイルのランダムアクセス(RAND4K Q1T1)
ランダム読み込み:約77 MB/s
ランダム書き込み:約155 MB/s
■起動時間
最短で約14秒
※電源スイッチを押してからデスクトップ画面が表示されるまでの時間
※ローカルアカウントでパスワードは未設定の状態
PCIe Gen4×4のSSDは連続したデータの転送速度が非常に高速です。連続読み込みは最大で約6400 MB/sを記録。
日常的な操作のレスポンスに影響する「小さいファイルのランダムアクセス」も高速ですね。

※レビュー機に搭載されているSSDの型番は「SAMSUNG MZVL21T0HCLR-00BH1」です。
※販売時期によってメーカーが変更される場合があるので、テスト結果はあくまでも参考としてご覧ください。
※販売時期によってメーカーが変更される場合があるので、テスト結果はあくまでも参考としてご覧ください。
3DMARK【STORAGE BENCHMARK】

「STORAGE BENCHMARK」は3DMARKのゲーム向けSSDベンチマークです。
ベンチマークのスコアは2189でした。2000くらいが平均値になります。

メモリについて

メモリの仕様・容量について
・メモリのタイプ:3200MHz, DDR4
・容量:16GB(8GBx2)
・デュアルチャネルで動作
・オンボード(マザーボード直付け)
この記事でレビューしている「パフォーマンスモデル」は16GB、「パフォーマンスプラスモデル」は大容量の32GBを搭載。この機種はメモリの増設ができないので、購入時に十分検討する必要があります。
16GBのメモリでもクリエイティブな作業は可能ですが、大きなファイルを取り扱ったり大量にメモリを使用する処理を行う場合は32GBの方が快適に作業することができます。

バッテリー駆動時間のテスト(Youtubeを視聴)

■YouTubeのフルHD動画を1時間再生したときのバッテリー残量
【バッテリ残量】90%
※1時間で約10%消費するので、計算上の視聴可能時間は約10時間になります。当サイトのテスト方法では、メーカー公称値の66%くらいの駆動時間になりました。
※駆動時間はPCの使い方や設定によって変わります。
※バッテリー駆動時間(メーカー公称値)は最大15時間
※HPのモバイルノートPCは10~11時間くらいが平均値です。
※パフォーマンスプラスモデル(OLED 搭載)は残り84%(約6時間15分)⇒ ◆実機レビュー
【バッテリ残量】90%
※1時間で約10%消費するので、計算上の視聴可能時間は約10時間になります。当サイトのテスト方法では、メーカー公称値の66%くらいの駆動時間になりました。
※駆動時間はPCの使い方や設定によって変わります。
※バッテリー駆動時間(メーカー公称値)は最大15時間
※HPのモバイルノートPCは10~11時間くらいが平均値です。
※パフォーマンスプラスモデル(OLED 搭載)は残り84%(約6時間15分)⇒ ◆実機レビュー
Spectre x360 16-fの「IPS 搭載モデル」は、「OLED 搭載モデル」よりもバッテリ駆動時間が約1.6倍長くなっています。

■テスト条件
・YouTubeのフルHD動画を1時間再生
・動画はフルスクリーンで表示
・ディスプレイの明るさ(輝度)を30%に設定
・インターネット接続はWi-Fi経由
・WebブラウザはMicrosoft Edge (マイクロソフト エッジ) を使用
・バッテリー節約機能ON
・BluetoothはON
・キーボードのバックライトをOFF
・音量は10に設定
※メーカーのテスト方法とは異なるのであくまでも目安としてご覧ください。
・YouTubeのフルHD動画を1時間再生
・動画はフルスクリーンで表示
・ディスプレイの明るさ(輝度)を30%に設定
・インターネット接続はWi-Fi経由
・WebブラウザはMicrosoft Edge (マイクロソフト エッジ) を使用
・バッテリー節約機能ON
・BluetoothはON
・キーボードのバックライトをOFF
・音量は10に設定
※メーカーのテスト方法とは異なるのであくまでも目安としてご覧ください。
ベンチマーク時の動作温度について

Fire Strike ベンチマーク時の動作温度(室温26℃)
・Core i7-12700H の最大温度:約80℃(平均温度:約65℃)
・インテル Iris Xe グラフィックスの最大温度:約65℃(平均温度:約56℃)
※パフォーマンスモードで測定
HP Spectre x360 16-fに搭載されている「Core i7-12700H」はパフォーマンスが控えめに設定されているので、機種によっては90℃を超えるようなベンチマークテストでも最大で約80℃に収まっています。
「Core i7-12700H」は最大性能の約7割くらいのパフォーマンスなので、動作温度や消費電力などがかなり抑えられますね。

高負荷時のキーボードの温度について

ベンチマーク時のキーボード面の温度(室温26℃)
・ 最も温度が高くなる場所:キーボードの中央よりも右側
・Fire Strik ベンチマーク時の最高温度:37~38℃(※高負荷時)
・「排熱口」付近:約40℃
・動画視聴時の温度:31~32℃(※低負荷時)
サーモグラフィー カメラで「HP Spectre x360 16-f」の温度を測定。最も温度が高くなるのは内部の熱を放出する「排熱口」付近(約40℃)になります。
手で触れるキーボード部分は中央よりも右側の温度が高くなりますが、この機種はCPUの性能が控えめなので、熱くなりがちなベンチマーク時でも少し暖かさが感じられる37~38℃くらいに留まっています。
手で触れるキーボード部分は中央よりも右側の温度が高くなりますが、この機種はCPUの性能が控えめなので、熱くなりがちなベンチマーク時でも少し暖かさが感じられる37~38℃くらいに留まっています。
高性能なゲーミングノートや冷却性能が厳しい薄型ノートは40~42℃くらいまで上がる場合がありますが、この機種はそこまで熱くならないので高負荷時でも快適に操作することができますね。

冷却ファンの音について

測定器(Sutekus GM1356)で騒音をチェック | ||||
テスト | 測定場所 | パフォーマンスモード | ||
CPUテスト時※ | 排熱口から 約5cm | 54db 前後 | ||
排熱口から 約30cm | 51db 前後 | |||
動画視聴時※ | 排熱口から 約5cm | 47db 前後 | ||
排熱口から 約30cm | 42db 前後 |
※「パフォーマンスモード」に設定
※CPUテスト時・・・CINEBENCH R23ベンチマークを行ったときの動作音。
※動画視聴時・・・Youtubeの動画を視聴したときの動作音。
※測定値は最も高い数値を記載
※室内の環境:38db前後
■ ベンチマーク時の動作音(冷却ファンの音)について
・動画視聴時の動作音はとても静か
・負荷が高い処理を行うとファンの音がやや大きくなる
・回転軸の金属音(甲高い音)は少なめ
※音の感じ方は個人差があるので、あくまでも参考としてご覧ください。
負荷が高いCPUベンチマークを行うとファンの回転数が上がり動作音も大きくなりますが、この機種の場合はCPUのパフォーマンスが控えめに設定されていて発熱が少ないので、高性能なゲーミングノートと比較すると静かです。・動画視聴時の動作音はとても静か
・負荷が高い処理を行うとファンの音がやや大きくなる
・回転軸の金属音(甲高い音)は少なめ
※音の感じ方は個人差があるので、あくまでも参考としてご覧ください。
ファンが高回転で動作したときの音は「シャー」というような感じで、耳障りな甲高い音はほとんど聞こえません。
動画視聴時はCPUの温度が上がらないので、ファンの音がほとんど聞こえないくらい静かですね。

■測定器(Sutekus GM1356)について
※測定値はあくまでも目安としてご覧ください。音の発生源から離れるほど測定値は低くなります。70dbくらいになると動作音が大きいと感じますが、50db台中盤くらいならそれほどうるさくない印象です。
※60db・・・普通の会話・チャイム・時速40キロで走る自動車の内部
※50db・・・エアコンの室外機・静かな事務所
※40db・・・静かな住宅地・深夜の市内・図書館
※測定値はあくまでも目安としてご覧ください。音の発生源から離れるほど測定値は低くなります。70dbくらいになると動作音が大きいと感じますが、50db台中盤くらいならそれほどうるさくない印象です。
※60db・・・普通の会話・チャイム・時速40キロで走る自動車の内部
※50db・・・エアコンの室外機・静かな事務所
※40db・・・静かな住宅地・深夜の市内・図書館
専用化粧箱・同梱品について

「HP Spectre x360 16-f シリーズ」には、特別感が味わえるホワイトの「専用化粧箱」が付属しています。


■同梱品一覧
・専用スリーブケース
・HP MPP アクティブペン
・90W USB スマートACアダプター
・ウォールマウントプラグ
・電源コード
・冊子類(セットアップ手順、サポートガイドブックなど)
※「保証書」は梱包箱の赤いビニール袋の中に入っています。⇒ 参考画像
・専用スリーブケース
・HP MPP アクティブペン
・90W USB スマートACアダプター
・ウォールマウントプラグ
・電源コード
・冊子類(セットアップ手順、サポートガイドブックなど)
※「保証書」は梱包箱の赤いビニール袋の中に入っています。⇒ 参考画像
同梱品は2モデル共通ですが、「IPSディスプレイ搭載モデル」はACアダプターの容量が90Wになります。(※OLED搭載モデルは135W)



「HP Spectre x360 16-f シリーズ」には、ぴったりサイズの「専用スリーブケース」が付属しています。フタはマジックテープ式で、アクティブペンを収納可能なポケットが付いています。

「IPS搭載モデル」には90WのACアダプターが同梱されています。サイズは「OLED搭載モデル」の135W ACアダプターと同じですが、重さは約20g軽い325g(実測値)です。
「HP MPP アクティブペン」について

4096段階の筆圧&傾き検知に対応した「HP MPP アクティブペン」が同梱されています。ディスプレイの右側にはマグネットが入っているので、ペンがしっかりと吸着します。⇒ ◆HP MPP アクティブペン(ブラック)
ペンの描き味はOLED搭載モデルと同じような感じです。線の強弱にはしっかりと反応してくれますが、あまりにも弱すぎる筆圧には反応しない場合があります。ほんの少し筆圧をかけるような気持で描くのがコツです。
インストールされているアプリについて

■プリインストールされているアプリ
・HP関連の設定アプリ(HPサポートアシスタント、HP QuickDrop、HP Palette、HP Pen Control Plusを含めて12個)
・Alexa
■ウイルス対策ソフト
・マカフィーリブセーフ(1年版)
■試用版のアプリ
・Dropbox プロモーション
・LastPass
・ExpressVPN など
・Adobe Creative Cloud30日間無料 ⇒ スクリーンショット
多数の機能を備えている「HP Spectre x360 16-f」は、他の機種よりもHP関連の設定アプリが多めです。


HP コマンドセンター

「HP コマンドセンター」は様々な設定を行うことができるアプリです。
■システムコントロール
PCのパフォーマンスや冷却の制御方法を変更することができます。この記事では、最も性能を発揮できる「パフォーマンス」でテストを行っています。
■フォーカスモード
後ろのウインドウや背景を暗くして、最も手前のウインドウを見やすく表示します。⇒ 参考画像
■GlamCam(2022年モデルの新機能)
Webカメラで自分をキレイに見せるための調整が可能です。「AIベースのセキュリティ機能」を搭載している16.0インチモデルは、プライバシーを守る(のぞき見を防止する)ための「セキュリティー機能」や、画面の距離やPCの利用時間をチェックする「健康面に関する機能」を備えています。
■ネットワークブースター
ネットワークの状態の確認や、利用できるWiFiを選択することができます。
※詳細はこちらの記事(実機レビュー)をご覧ください。
⇒ ◆HP コマンドセンター
⇒ ◆HP コマンドセンター
HP ディスプレイコントロール(IPSディスプレイ搭載モデル)

HP ディスプレイコントロール(HP Display Control)で、色域モードを変更することができます。
◆色域モードは下記の3種類用意されています。設定変更後の再起動は不要です。
■デフォルト
色域が広く色鮮やかな表示が可能な標準モード。
■画像と動画
写真や映画の表示と映画の編集に最適化。
■ネイティブ
最適化が適用されていないモード。
■自動カラー
アプリの特性に応じて自動的に色域が変更されるモード。手動で設定することも可能です。
■デフォルト
色域が広く色鮮やかな表示が可能な標準モード。
■画像と動画
写真や映画の表示と映画の編集に最適化。
■ネイティブ
最適化が適用されていないモード。
■自動カラー
アプリの特性に応じて自動的に色域が変更されるモード。手動で設定することも可能です。
HP ペンコントロール プラス

「HP ペンコントロール プラス」でボタンの割り当を変更することができます。
割り当てはあらかじめ用意さている項目から選択します。

サポートページ(トラブルシューティング・ドライバー・取扱説明書など)

【トラブルシューティング・ドライバー・使用方法など】
⇒ ◆HP Spectre x360 16-f サポートページ
【お役立ち情報】
⇒ ◆HPパソコンが届いたらすぐにやっておきたいこと
⇒ ◆HP Care Pack(長期保証)について
【回復ドライブの作成について】
⇒ ◆USBメモリで「Windows 11 の回復ドライブ」を作成する
⇒ ◆HPクラウドリカバリツールで「USB回復ドライブ」を作成する方法
⇒ ◆HP Spectre x360 16-f サポートページ
【お役立ち情報】
⇒ ◆HPパソコンが届いたらすぐにやっておきたいこと
⇒ ◆HP Care Pack(長期保証)について
【回復ドライブの作成について】
⇒ ◆USBメモリで「Windows 11 の回復ドライブ」を作成する
⇒ ◆HPクラウドリカバリツールで「USB回復ドライブ」を作成する方法
ユーザーガイド(取扱説明書 PDF)は上記のサポートページからダウンロードすることができます。

■レビューについて
※商品仕様/価格については最終更新日時点のものです。
※製品仕様やPCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※パソコンの色味は照明や環境によって少し違って見える場合があります。
※温度や消費電力の測定値は目安です。使用状況や環境によって変わります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
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