
日本HPの16.0インチ・プレミアムPC『HP Spectre x360 16-f(2022年モデル)』の実機レビュー!新しくなったデザインや性能などを詳しくチェックします。
レビュー機は、インテル Core i7-1260P プロセッサー、インテル Arc A370M グラフィックス、OLED(有機EL)ディスプレイを搭載した「パフォーマンスプラスモデル」です。
「IPSディスプレイ搭載モデル」の実機レビューはこちらをご覧ください。⇒ ◆HP Spectre x360 16-f パフォーマンスモデル

最終更新日:2023年2月17日
■目次(ページ内リンク)
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HP Spectre x360 16-f パフォーマンスプラスモデル(OLED)の評価
◆写真編集や動画編集に必要な「広い色域」を求める方向けのモデル
HP Spectre x360 16-f(2022年モデル)の製品特徴
◆2022年モデルの注目ポイント
◆HP Spectre x360 16-f のスペック・販売価格 ※3/10更新
◆お得なキャンペーン ※7%OFFクーポンでお買い得!
デザインや素材について
◆外観・デザイン・カラーについて ★新デザイン&新色のアクセント
◆ボディの素材について
◆インターフェースについて
◆サイズ・重さについて
OLED(有機EL)ディスプレイについて
◆16.0インチ・OLED・UHD+・タッチディスプレイのスペック/使用感 ※9/27更新
◆画面解像度について ★拡大写真で画面解像度を比較(9/16)
◆光の反射を抑える「アンチリフレクションコーティング」 ★ブルーライトカットあり(9/22)
◆ディスプレイの色域(sRGB、AdobeRGB、DCI-P3)を測定
◆360度回転するディスプレイ
◆ディスプレイを360度以上回転させたときのスリープからの復帰について
Webカメラについて
◆Webカメラ(約500万画素、顔認証機能あり)
各部分の仕様/使い勝手について
◆バックライトキーボード ★日本語配列・テンキーなし
◆イメージパッド(タッチジェスチャー対応)
◆指紋認証センサー
◆サウンド&オーディオ
◆WiFi 6Eについて
◆底面のデザインについて
◆PCリサイクルラベルについて
「Intel Core i7-1260P プロセッサー」の性能について
◆2モデルのプロセッサーの違いについて ※下位モデルの方が高性能?(9/26 更新)
◆プロセッサーのベンチマーク [CINEBENCH R23]
◆動画エンコードのベンチマーク [x264_FHD_Benchmark]
「インテル Arc A370M グラフィックス」の性能について
◆3DMARK【Time Spy】
◆3DMARK【Fire Strike】
◆『ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ』ベンチマーク
◆『F1 2022』ベンチマーク
◆『Forza Horizon 5』ベンチマーク
◆『サイバーパンク2077』ベンチマーク
SSDのベンチマーク
◆CrystalDiskMark 7
◆3DMARK【STORAGE BENCHMARK】
メモリについて
◆メモリの仕様/搭載量について
バッテリ駆動時間について
◆バッテリー駆動時間のテスト(Youtubeを視聴)
動作温度やファンの音について
◆ベンチマーク時の動作温度について
◆高負荷時のキーボードの温度について
◆冷却ファンの音について
同梱品に関すること
◆専用化粧箱について
◆同梱品について
◆135W スマートACアダプター
◆専用スリーブケース
◆HP MPP アクティブペン(ブラック)
◆CLIP STUDIO PAINT(別売)で描き味をチェック!
◆ペンが筆圧を検知しない場合 ※9/17追記
付属ソフトについて
◆インストールされているアプリについて
◆HP コマンドセンター
◆HP ディスプレイコントロール
◆HP ペンコントロール プラス
サポートページ
◆トラブルシューティング・ドライバー・取扱説明書
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HP Spectre x360 16-f パフォーマンスプラスモデル(OLED)の評価
◆写真編集や動画編集に必要な「広い色域」を求める方向けのモデル
HP Spectre x360 16-f(2022年モデル)の製品特徴
◆2022年モデルの注目ポイント
◆HP Spectre x360 16-f のスペック・販売価格 ※3/10更新
◆お得なキャンペーン ※7%OFFクーポンでお買い得!
デザインや素材について
◆外観・デザイン・カラーについて ★新デザイン&新色のアクセント
◆ボディの素材について
◆インターフェースについて
◆サイズ・重さについて
OLED(有機EL)ディスプレイについて
◆16.0インチ・OLED・UHD+・タッチディスプレイのスペック/使用感 ※9/27更新
◆画面解像度について ★拡大写真で画面解像度を比較(9/16)
◆光の反射を抑える「アンチリフレクションコーティング」 ★ブルーライトカットあり(9/22)
◆ディスプレイの色域(sRGB、AdobeRGB、DCI-P3)を測定
◆360度回転するディスプレイ
◆ディスプレイを360度以上回転させたときのスリープからの復帰について
Webカメラについて
◆Webカメラ(約500万画素、顔認証機能あり)
各部分の仕様/使い勝手について
◆バックライトキーボード ★日本語配列・テンキーなし
◆イメージパッド(タッチジェスチャー対応)
◆指紋認証センサー
◆サウンド&オーディオ
◆WiFi 6Eについて
◆底面のデザインについて
◆PCリサイクルラベルについて
「Intel Core i7-1260P プロセッサー」の性能について
◆2モデルのプロセッサーの違いについて ※下位モデルの方が高性能?(9/26 更新)
◆プロセッサーのベンチマーク [CINEBENCH R23]
◆動画エンコードのベンチマーク [x264_FHD_Benchmark]
「インテル Arc A370M グラフィックス」の性能について
◆3DMARK【Time Spy】
◆3DMARK【Fire Strike】
◆『ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ』ベンチマーク
◆『F1 2022』ベンチマーク
◆『Forza Horizon 5』ベンチマーク
◆『サイバーパンク2077』ベンチマーク
SSDのベンチマーク
◆CrystalDiskMark 7
◆3DMARK【STORAGE BENCHMARK】
メモリについて
◆メモリの仕様/搭載量について
バッテリ駆動時間について
◆バッテリー駆動時間のテスト(Youtubeを視聴)
動作温度やファンの音について
◆ベンチマーク時の動作温度について
◆高負荷時のキーボードの温度について
◆冷却ファンの音について
同梱品に関すること
◆専用化粧箱について
◆同梱品について
◆135W スマートACアダプター
◆専用スリーブケース
◆HP MPP アクティブペン(ブラック)
◆CLIP STUDIO PAINT(別売)で描き味をチェック!
◆ペンが筆圧を検知しない場合 ※9/17追記
付属ソフトについて
◆インストールされているアプリについて
◆HP コマンドセンター
◆HP ディスプレイコントロール
◆HP ペンコントロール プラス
サポートページ
◆トラブルシューティング・ドライバー・取扱説明書
HP Spectre x360 16-f パフォーマンスプラスモデル(OLED)の評価

「HP Spectre x360 16-f パフォーマンスプラスモデル」実機レビューまとめ
【外観やデザインについて】
・光り輝く部分が控えめでエレガントな新デザイン
【OLEDディスプレイについて】
・16インチの大画面で少し縦長(16:10)なので作業がUP!
・色域が広い(※実測値:DCI-P3 100%)
・用途に応じた「色域モード」に変更できる
・目に優しい「ブルーライトカット」が施されている
【性能について】
・省電力CPUよりも高性能な「Core i7-1260P」プロセッサー
・クリエイティブな作業を快適に行える32GBの大容量メモリ
・「インテルArc A370M グラフィックス」のゲーム性能は高くない
【冷却性能や動作音について】
・負荷が高い処理を行うとファンの音が少し大きくなりますが、高性能ゲーミングノートよりは静か。
【機能面について】
・プライバシー面でも安心な「シャッター付き」のWebカメラ
・メモやスケッチができる「アクティブペン」が同梱
【気になるところ・注意点など】
・CPUの性能は下位モデルの「Core i7-12700H」の方が1割くらい上
・好みが分かれそうな「テンキーがない配列」
・OLED(有機EL)は液晶よりも焼き付きやすい性質がある
・ディスプレイを180度以上回転させたときのスリープからの復帰
■新デザインで優雅な雰囲気になった2022年モデル
「HP Spectre x360 シリーズ」の2022年モデルは丸みを取り入れたデザインになり、光り輝くアクセントが細く控え目な感じに変更されたので、豪華な印象だった旧モデルよりもビジネスシーンで使いやすくなりました。
■プロセッサーは下位モデルの方が少し高性能
「Core i7-1260P」はクリエイティブな作業を十分にこなせる性能を備えています。このモデルは変則的な構成になっていて、下位モデルに搭載されている「Core i7-12700H」の方が1割くらい高性能ですが、体感ではわからない性能差です。
■「インテル Arc A370M グラフィックス」について
超重量級ゲームを快適にプレイするには厳しい性能ですが、軽量~中量級のゲームをプレイ可能なスコアを出しています。
■「OLED ディスプレイ」は写真編集や動画編集の広い色域に対応
OLED(有機EL)は液晶よりも焼き付きやすい傾向がありますが、広色域で非常に色が鮮やかなことが大きなメリット。アプリで「用途に応じた色域に変更できる機能」はこの機種ならではの特徴です。
「HP Spectre x360 シリーズ」の2022年モデルは丸みを取り入れたデザインになり、光り輝くアクセントが細く控え目な感じに変更されたので、豪華な印象だった旧モデルよりもビジネスシーンで使いやすくなりました。
■プロセッサーは下位モデルの方が少し高性能
「Core i7-1260P」はクリエイティブな作業を十分にこなせる性能を備えています。このモデルは変則的な構成になっていて、下位モデルに搭載されている「Core i7-12700H」の方が1割くらい高性能ですが、体感ではわからない性能差です。
■「インテル Arc A370M グラフィックス」について
超重量級ゲームを快適にプレイするには厳しい性能ですが、軽量~中量級のゲームをプレイ可能なスコアを出しています。
■「OLED ディスプレイ」は写真編集や動画編集の広い色域に対応
OLED(有機EL)は液晶よりも焼き付きやすい傾向がありますが、広色域で非常に色が鮮やかなことが大きなメリット。アプリで「用途に応じた色域に変更できる機能」はこの機種ならではの特徴です。
最上位の「パフォーマンスプラスモデル」は、クリエイティブな用途(特に写真編集や動画編集に必要な色域を求める方)に最適な製品ですね。


2022年モデルの注目ポイント

HP Spectre x360 16-f パフォーマンスプラスモデル(2022)の注目ポイント
【2022年モデルの新機能・注目ポイント】
・「曲線」を取り入れた美しいデザイン NEW!
・第12世代 インテル Core プロセッサーを搭載 NEW!
・インテル Arc A370M グラフィックス NEW!
・先進機能を搭載した約500画素の5MPカメラ NEW!
・AIベースのセキュリティ機能を搭載(のぞき見防止、離席時にロックなど) NEW!
【このモデルの特徴】
・ディスプレイが360°回転して用途に応じたモードに変更可能
・16.0インチの大画面でタッチ対応の「OLEDディスプレイ」
・アスペクト比が少し縦長の16:10
・クリエイティブワークに適した広色域(DCI-P3 100%)
・光の反射を軽減する「アンチリフレクションコーティング」
・「顔認証」や「指紋認証」で素早くログイン可能
・アプリでPCのパフォーマンスやWebカメラの設定が可能
・「アクティブペン」や「専用スリーブケース」が同梱
・「専用化粧箱」が付属
■2022年モデルはデザイン・プロセッサー・Webカメラに注目!
2022年9月2日に登場した新モデルは「丸みを取り入れたデザイン」にフルモデルチェンジ。CPUは最新の「第12世代」になり、「インテル Arc A370M グラフィックス」を搭載。Webカメラは従来機よりも画素数が大幅に向上し、AIベースのセキュリティ機能を備えています。
2022年9月2日に登場した新モデルは「丸みを取り入れたデザイン」にフルモデルチェンジ。CPUは最新の「第12世代」になり、「インテル Arc A370M グラフィックス」を搭載。Webカメラは従来機よりも画素数が大幅に向上し、AIベースのセキュリティ機能を備えています。
「HP Spectre x360 シリーズ」は所有感が高まる「専用化粧箱」が付属。「アクティブペン」や「専用スリーブケース」など同梱品も充実しています。

HP Spectre x360 16-f のスペック・販売価格
「HP Spectre x360 16-f」はスペックが異なる2種類のモデルが用意されています。メモリやSSDのカスタマイズはできませんが、周辺機器や長期保証を選択することが可能です。(※税込価格を表記)
HP Spectre x360 16-f1000 シリーズ ※価格は2023年3月10日の時点 | |||||
パフォーマンスモデル 16-f1001TU | パフォーマンスプラスモデル 16-f1010TX | ||||
¥229,800~ (税込) | ¥299,800~ (税込) | ||||
アッシュブラック (アクセントカラーはペールブラス) | |||||
Windows 11 Pro | |||||
インテル Core i7-12700H プロセッサー ⇒ CPU-Z | インテル Core i7-1260P プロセッサー ⇒ CPU-Z | ||||
16GB オンボード (3200MHz, DDR4) | 32GB オンボード (3200MHz, DDR4) | ||||
1TB SSD (PCIe NVMe M.2) | 2TB SSD (PCIe NVMe M.2) | ||||
インテル Iris Xe グラフィックス (プロセッサーに内蔵) | インテル Arc A370M グラフィックス ⇒ GPU-Z | ||||
16.0インチ 3K+ (3072×1920) ブライトビュー (光沢) IPSタッチディスプレイ (16:10 / 400nit / 226ppi) | 16.0インチ UHD+ (3840×2400) ブライトビュー (光沢) OLEDタッチディスプレイ (16:10 / 400nit / 283ppi) | ||||
※アンチリフレクションコーティング仕様 | |||||
バックライトキーボード (日本語配列) ※テンキーなし | |||||
HP True Vision 5MP IRカメラ(約500万画素) | |||||
指紋認証/ 顔認証 | |||||
Wi-Fi 6E 対応、Bluetooth 5.3 | |||||
イメージパッド (タッチジェスチャー対応) | |||||
HDMI 2.1 出力端子 USB Type-A 10Gbps ×1 Thunderbolt 4 with USB4 Type-C 40Gbps ×2 ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1 microSDカードスロット×1 | |||||
Bang & Olufsen クアッドスピーカー Realtek HighDefinition Audio準拠 内蔵デュアルマイク | |||||
約 358 × 246 × 18.9 mm (最薄部) | |||||
約 1.96 kg | |||||
バッテリ駆動時間 最大15時間 | バッテリ駆動時間 最大9時間 | ||||
90W スマートACアダプター | 135W スマートACアダプター | ||||
ACアダプター、ウォールマウントプラグ 電源コード、保証書 HP MPP アクティブペン(ブラック) 専用スリーブケース | |||||
マカフィーリブセーフ (1年版) | |||||
1年間 (引き取り修理サービス、パーツ保証) |
※2022年9月2日より販売開始 ⇒ プレスリリース
※この記事でレビューしている製品は「パフォーマンスプラスモデル」です。
キャンペーン:お得なクーポン!

外観・デザイン・カラーについて

新デザインで優雅な雰囲気になった2022年モデル
・曲線を取り入れた優雅なフォルム NEW!
・定番カラーの「アッシュブラック」
・光り輝くアクセントは新色「ペイルブラス」 NEW!
・細くなった側面のアクセントカラー NEW!
・少し大きいサイズになった「スラッシュロゴ」 NEW!
・ディスプレイが開きやすい形状。
■外観・デザイン・カラーの評価
Spectre シリーズの2022年モデルは「曲線を取り入れたフォルム」に変更され、側面の「光り輝くアクセント」が細くなりました。エッジが効いたデザインで豪華な印象だった旧製品(⇒ 参考画像)と比較すると、控えめで優雅な雰囲気に見えます。
海外では2色展開(アッシュブラック/ノクターンブルー)ですが、日本では定番カラーの「アッシュブラック」のみ。光り輝くアクセントには、新色の「ペイルブラス(真鍮)」を採用。これまでの「ブロンズゴールド」よりも薄い色味なので、スッキリとした印象になっています。
※ペイルは色が薄い、淡いという意味で、ブラスは真鍮(銅と亜鉛を混ぜ合わせた合金)のことです。
Spectre シリーズの2022年モデルは「曲線を取り入れたフォルム」に変更され、側面の「光り輝くアクセント」が細くなりました。エッジが効いたデザインで豪華な印象だった旧製品(⇒ 参考画像)と比較すると、控えめで優雅な雰囲気に見えます。
海外では2色展開(アッシュブラック/ノクターンブルー)ですが、日本では定番カラーの「アッシュブラック」のみ。光り輝くアクセントには、新色の「ペイルブラス(真鍮)」を採用。これまでの「ブロンズゴールド」よりも薄い色味なので、スッキリとした印象になっています。
※ペイルは色が薄い、淡いという意味で、ブラスは真鍮(銅と亜鉛を混ぜ合わせた合金)のことです。
豪華さを求める方には少々物足りないかもしれませんが、輝くアクセントが控えめで上品な感じなのでお仕事でも使いやすそうですね。


2022年モデルは「楕円形」にカットされた角の部分が大きな特徴。アクセントカラーの「ペイルブラス」 は控えめな感じで輝きます。
全体的にはスタイリッシュな印象ですが、曲線を取り入れたので以前のゴツゴツした印象から「少しやわらかい雰囲気」になりました。


美しいカーブを描く「ペイルブラス」のアクセント。曲線を取り入れたデザインは機能面でも優秀です。
側面に隙間ができるので、ディスプレイがとても開きやすくなっています。


独特な「くびれ」があるヒンジ部分。角の部分にはオーディオ端子を搭載。(反対側はUSB Type-C端子)

鏡面のように輝く天面の「スラッシュロゴ」。「アッシュブラック」は灰色がかった黒色ですが、環境によってはほんの少しブラウンっぽく見える場合があります。
「ペイルブラス」は薄い色味なので、環境によって見え方が大きく変わります。白が多い部屋で照明も白い光の場合は、シルバーに近い感じに見えるかもしれません。


ディスプレイの下側に付いているロゴマークは「鏡面仕上げ」のシルバーです。
ボディの素材について

「高級感」あふれるアルミニウムボディ
・軽くて丈夫な「アルミニウム」のボディ
・ボディ表面は手触りが良い「梨地処理」
・角の楕円形の部分は「ヘアライン加工」
・キーボード&パームレスト部分は剛性が高くたわみが少ない
プレミアムPC最上位機種の「Spectre シリーズ」は、軽くて丈夫な「アルミニウム」を採用し高級感がある美しい仕上がりになっています。


楕円形の部分には、細いスジのような「ヘアライン加工」が施されています。
ヘアライン仕上げは、ツヤ感を抑えて金属の質感を強調する効果があります。


「梨地処理」はボディ全体に施されています。
ボディの表面は手触りが良く質感が高いですね。ただ、ダークなカラーなので手のヨゴレは目立ちやすい印象です。

インターフェースについて
左側面のインターフェース

・ヘッドフォン出力 / マイク入力コンボポート
・HDMI 2.1出力端子
・SuperSpeed USB Type-A 10Gbps×1(電源オフUSBチャージ機能対応)
USB Type-Aにはカバー(開閉式)が付いています。端子でカバーを押し下げながら挿し込むのがコツです。

※外部ディスプレイは最大 3840×2160 の解像度に対応。(接続するディスプレイの解像度、リフレッシュレートに依存します。)
※USB Type-A・・・従来のUSB機器を接続可能
※10Gbps=1,250MB/s 理論値
※USB Type-A・・・従来のUSB機器を接続可能
※10Gbps=1,250MB/s 理論値
右側面のインターフェース

・microSDカードスロット
・Thunderbolt4 with USB4 Type-C 40Gbps ×2(Power Delivery、DisplayPort 1.4、電源オフUSBチャージ機能対応)
・電源コネクタ
2つの「USB4 Type-C」ポートを備えていますが、どちらでもPCを充電することができます。

※USB Type-C・・・端子の向きを気にする必要がない最新規格
※30分で50%充電できるファストチャージ(急速充電)に対応
※40Gbps=5,000MB/s 理論値
※30分で50%充電できるファストチャージ(急速充電)に対応
※40Gbps=5,000MB/s 理論値
サイズ・重さについて

屋内で据え置きで使う方向けの16.0インチモデル
・サイズ: 358mm(幅)× 246mm(奥行き)
・高さ(厚み):18.9mm
・質量:約 1.96 kg(※公称値)
■サイズ・重さの評価
16.0インチモデルはサイズが大きく重いので、屋内で据え置きで使う方向けの製品です。
16.0インチモデルはサイズが大きく重いので、屋内で据え置きで使う方向けの製品です。
本体とACアダプター、電源コードを合計した重さは約2.5kgになります。しっかりしたバックパックなら持ち運び可能ですが、少し重いですね。


機種名 | 幅 (mm) | 奥行き (mm) | 高さ (mm) | 質量 |
OMEN 16-c ※16.1インチ | 369.2 | 248 | 23 | 約 2.31 kg |
Victus 16-e0000 ※16.1インチ | 370 | 260 | 23.5 | 約 2.46 kg |
HP ENVY x360 15-ee ※15.6インチ | 358 | 230 | 18.9 | 約 2.0 kg |
HP Spectre x360 16-f ※16.0インチ 新モデル | 358 | 246 | 18.9 | 約 1.96 kg |
HP Spectre x360 14-ef ※13.5インチ 新モデル | 299 | 220 | 1.65 | 約 1.36kg |
「HP Spectre x360 16-f」はディスプレイのアスペクト比が「16:10」なので、「HP ENVY x360 15-ee」よりも奥行きが少し長くなります。

OLED(有機EL)ディスプレイについて

16.0インチ・OLED ディスプレイの仕様
・画面のサイズ:16.0インチワイド NEW!
・アスペクト比「16:10」 NEW!
・画面解像度:UHD+(3840×2400) NEW!
・画面の表示領域:344mmx215mm
・表面処理:アンチリフレクションコーティング仕様
・駆動方式:OLED(有機 EL)
・輝度:400nit
・色域:DCI-P3 100%
・画素密度: 283ppi
・タッチやペン入力:対応
・プライバシーモード(覗き見防止機能):あり(AIベースのセキュリティ機能)
■OLED(有機EL)ディスプレイの評価
・作業がはかどる16.0インチ&16:10の大画面
・色域が広く色がとても鮮やか ⇒ ◆色域を測定
・発光をオフにして「完全な黒」を表現可能
・超高解像度なのでドットが緻密で文字がきれい
・広視野角なので色調の変化が少ない
・光の反射を適度に抑えるコーティング⇒ ◆関連項目
・画面のギラつき感は少なめ(※見え方には個人差があります)
・アプリで色域を変更可能 ⇒ ◆HP ディスプレイコントロール
※この項目のデスクトップの背景(壁紙)は当サイトで用意したものです。
・作業がはかどる16.0インチ&16:10の大画面
・色域が広く色がとても鮮やか ⇒ ◆色域を測定
・発光をオフにして「完全な黒」を表現可能
・超高解像度なのでドットが緻密で文字がきれい
・広視野角なので色調の変化が少ない
・光の反射を適度に抑えるコーティング⇒ ◆関連項目
・画面のギラつき感は少なめ(※見え方には個人差があります)
・アプリで色域を変更可能 ⇒ ◆HP ディスプレイコントロール
※この項目のデスクトップの背景(壁紙)は当サイトで用意したものです。
OLED(有機EL)は「液晶よりも焼き付きやすいこと」がデメリットです。気にしすぎる必要はありませんが、「使用しないときはなるべく画面を消す」、「スクリーンセーバーを使用する」など行うと焼き付きを軽減することができます。 


16.0インチで16:10(3840×2400)の画面は、10:9(3840×2140)よりも下に(260ドット:実測で約21mm)長くなります。
上の画像は動画編集の画面です。16:10の場合は一度に表示できる情報量が多くなり、スクロールの頻度が減るので作業がはかどりますね。 


パフォーマンスプラスモデルはOLED(有機 EL)のディスプレイを搭載。写真(AdobeRGB)、映像(DCI-P3)に適した広い色域を備えていて、sRGB 100%よりも非常に色が鮮やかです。
画像ではこれ以上鮮やかさを表現できないので、実物の方がこの記事の画像よりも発色が良くキレイに見えますね。 


視野角が広い「OLEDディスプレイ」は、斜めから見たときの色調の変化が少なく発色もきれいです。
輝度が400nitなので明るさを最大にすると少しまぶしいですね。長時間作業する場合は、明るさを少し控えめにすると目の負担を減らすことができます。 

画面解像度について(拡大写真で画面解像度を比較)

画面解像度(画素密度)を拡大写真で比較。(※画像をクリックすると拡大表示します。)
画素密度が高いほどドットが緻密になるので、文字が滑らかでキレイに表示されます。300ppiくらいになると肉眼ではドットが判別できないようになります。
■4K(3840×2160)※175%で表示
この記事でレビューしているパフォーマンスプラスモデルのUHD+(3840×2400)は文字の曲線が非常に滑らかでキレイです。写真は15.6インチモデル(旧製品:HP Spectre x360 15-eb)の4K(UHD)ディスプレイのものですが、この記事でレビューしているパフォーマンスプラスモデルのUHD+(3840×2400、283ppi)とほぼ同じ画素密度になります。
■3K+(3072×1920)※175%で表示
HP Spectre x360 16 パフォーマンスモデル(16.0インチ)の拡大写真です。4Kよりも少し画素密度が下がりますが、実際の画面ではドットがほとんど目立たないので文字がとてもキレイです。
■WUXGA(1920×1200)※100%で表示(ドット バイ ドット)
HP Pavilion Aero 13-beの(13.3インチ)の拡大写真。画素密度が170ppiくらいになると、ドットが肉眼で判別できるので文字のギザギザ感が目立つようになります。13.3インチのフルHD(1920x1080)も大体同じようなイメージになります。
■4K(3840×2160)※175%で表示
この記事でレビューしているパフォーマンスプラスモデルのUHD+(3840×2400)は文字の曲線が非常に滑らかでキレイです。写真は15.6インチモデル(旧製品:HP Spectre x360 15-eb)の4K(UHD)ディスプレイのものですが、この記事でレビューしているパフォーマンスプラスモデルのUHD+(3840×2400、283ppi)とほぼ同じ画素密度になります。
■3K+(3072×1920)※175%で表示
HP Spectre x360 16 パフォーマンスモデル(16.0インチ)の拡大写真です。4Kよりも少し画素密度が下がりますが、実際の画面ではドットがほとんど目立たないので文字がとてもキレイです。
■WUXGA(1920×1200)※100%で表示(ドット バイ ドット)
HP Pavilion Aero 13-beの(13.3インチ)の拡大写真。画素密度が170ppiくらいになると、ドットが肉眼で判別できるので文字のギザギザ感が目立つようになります。13.3インチのフルHD(1920x1080)も大体同じようなイメージになります。
4Kはドットが緻密で抜群の美しさですが、3K+(3840×2400)もパッと見は4Kに近い印象で十分キレイですね。 

光の反射を抑える「アンチリフレクションコーティング」

「Spectre x360 16-f」のディスプレイ(IPS、OLED)には、画面の映り込みを抑える「アンチリフレクションコーティング」が施されています。ツヤ感があって美しい「光沢」と映り込みを抑える「非光沢」の特徴を併せ持った「半光沢」のような仕様です。
ブルーライトをカットするので、画面に光が反射すると「青緑っぽく」見えますが、画面に直接光が当たらない場合や、映り込みがない場合はほとんど気になりません。
非光沢(⇒ 参考画像)ほどではありませんが「映り込み」を適度に抑えてくれるので、「光沢」よりも目の負担が減りますし画面が見やすいですね。

スペックPDFには記載されていませんが、「HP Spectre x360 16-f」のディスプレイ(IPS/OLED)には、ブルーライトカットが施されています。(※2022年9月22日 追記)
※梱包箱に貼られている「テュフ・ラインランド Eyesafe認定ディスプレイ」のステッカー ⇒ 参考画像
※梱包箱に貼られている「テュフ・ラインランド Eyesafe認定ディスプレイ」のステッカー ⇒ 参考画像
ディスプレイの色域(sRGB、AdobeRGB、DCI-P3)を測定

カラーマネージメントツールの「Spyder5 Elite」でディスプレイの色域を測定。
■色域の測定結果(デフォルト)
sRGB(Web向け)・・・100%
AdobeRGB(写真編集)・・・98%
DCI-P3(映像:デジタルシネマ規格)・・・100%
sRGB(Web向け)・・・100%
AdobeRGB(写真編集)・・・98%
DCI-P3(映像:デジタルシネマ規格)・・・100%
OLED(有機EL)ディスプレイの測定値は、公称値と同じ「DCI-P3カバー率 100%」でした。Webや写真編集、映像関連などの作業に適した色域を備えています。 

色域を「sRGB」「AdobeRGB」「DCI-P3」に最適化した場合
色域モード | sRGB カバー率 | AdobeRGB カバー率 | DCI-P3 カバー率 |
デフォルト | 100 | 98 | 100 |
sRGB | 98 | 75 | 76 |
AdobeRGB | 100 | 93 | 90 |
DCI-P3 | 100 | 91 | 99 |
ネイティブ | 100 | 97 | 100 |
アプリ(◆HP ディスプレイコントロール)で「デフォルト」「sRGB」「AdobeRGB」「DCI-P3」「ネイティブ」に最適化した場合の色域を測定しました。

色域を最適化するとカバー率は僅かに低くなりますが、色域を示す三角がなるべく同じ形になるように調整されます。
画像や映像の色を調整する場合は、画面の色域が用途に合っていることが重要です。 

360度回転するディスプレイ
ディスプレイを360度回転できる「HP Spectre x360 16-f」は、用途に応じて5つのモードに変更可能です。
※この項目のデスクトップの背景(壁紙)は当サイトで用意したものです。

■ノートPCモード
通常のノートパソコンのように使えるモード。
通常のノートパソコンのように使えるモード。

■スタンドモード
ディスプレイの前にキーボードがなく画面に集中できるモード。キーボードが下になるので安定感があります。
ディスプレイの前にキーボードがなく画面に集中できるモード。キーボードが下になるので安定感があります。

■テントモード
設置面積を小さくできるモード。手前にキーボードがなく映像コンテンツを楽しむのに適しています。
設置面積を小さくできるモード。手前にキーボードがなく映像コンテンツを楽しむのに適しています。


■フラットモード
画面を囲んでディスカッションするようなシーンに最適なモード。ディスプレイが180度の状態なのでキーボードの操作が可能です。
画面を囲んでディスカッションするようなシーンに最適なモード。ディスプレイが180度の状態なのでキーボードの操作が可能です。
ディスプレイを180度以上回転させたときのスリープからの復帰について
ディスプレイを180度以上回転させると、誤操作防止のためキーボードが無効化されます。
・テントモード、スタンドモード、タブレットモードなど
上記のモードでスリープ状態から復帰させる場合は、一旦、キーボードが動作する状態(フラットモード)に戻して、何かキーを押す必要があります。
・テントモード、スタンドモード、タブレットモードなど
上記のモードでスリープ状態から復帰させる場合は、一旦、キーボードが動作する状態(フラットモード)に戻して、何かキーを押す必要があります。
上記のモードで使うことが多い場合は、PCがスリープ状態になるまでの時間を長めに設定することをお勧めします。

Webカメラ(約500万画素、顔認証機能あり)

Webカメラの仕様・特徴について
・HP True Vision 5MP IR カメラ NEW!
・画素数:約500万画素/ IR カメラ NEW!
・顔認能機能:あり
・物理シャッター:あり
・AIベースのセキュリティ機能を搭載(※16.0インチモデルのみ) NEW!
2022年9月に登場した「Spectre x360 シリーズ」は、従来よりも画素数が大幅に向上した約500万画素のWebカメラを搭載し、超高精細な映像でビデオチャットやビデオ配信を楽しむことができるようになりました。
⇒ ◆参考画像:約500万画素と約92万画素の違い
⇒ ◆参考画像:約500万画素と約92万画素の違い

キーボード上のスイッチでWebカメラを「OFF」にすると、同時に「シャッター」も自動的に閉じます。
見た目でカメラがOFFになっていることがわかるので安心感がありますね。


WebカメラのON/OFFを切り替えると、画面上にカメラの状態を示すアイコンが約2秒くらい表示されます。
バックライトキーボード(日本語配列)

日本語配列バックライトキーボードの主な仕様
・日本語配列キーボード(JIS標準準拠 89キー)
・テンキーなし
・キーピッチ:約19.0×19.0mm(13.5インチモデルと同じ)
・キーストローク: 約1.3mm(13.5インチモデルと同じ)
・バックライト付き(※f 4でON/OFF、明るさ2段階)
・スイッチ類や指紋認証センサーをキーボード上に配置
・ランチャーボタンで最大4つのアプリを同時に起動可能 NEW!
・?マーク (f1)を押すとMicrosoft Edgeが起動
■キーボードの評価
・「テンキー」がないのでスッキリとした印象
・適度なクリック感がある打ち心地
・13.5インチモデルよりも両端のキーが大きい
・スクリーンショットは2つのキー(fn + prt sc)を押す必要あり
16.0インチモデルのキーボードはテンキー非搭載です。好みは分かれるかもしれませんがスッキリとした印象です。・「テンキー」がないのでスッキリとした印象
・適度なクリック感がある打ち心地
・13.5インチモデルよりも両端のキーが大きい
・スクリーンショットは2つのキー(fn + prt sc)を押す必要あり
キーピッチやキーストロークは13.5インチモデル(⇒ ◆実機レビュー)と同じですが、両端のenter やshift や Ctrlなどの修飾キーは少し大きめのサイズなので、押しやすくなっています。
16インチモデルはサイズが大きいので、13.5インチモデルよりも「ゆとり」があります。パームレストに手首をしっかりと乗せることができるので操作がしやすいですね。


スイッチ類や指紋認証センサーなどを全てキーボード上に搭載。
スクリーンショットを撮るときに2つのキー(fn + prt sc)を押す必要あるのは、慣れるまでは少々面倒かもしれません。

■「電源スイッチ」がキーボード上にあるデメリット
タブレットモードのようなキーボードが使えない状態でスリープから復帰させる場合は、「電源スイッチ」が側面ではなくキーボード上に搭載されていることがデメリットになる場合があります。⇒ ◆ディスプレイを180度以上回転させたときのスリープからの復帰について
タブレットモードのようなキーボードが使えない状態でスリープから復帰させる場合は、「電源スイッチ」が側面ではなくキーボード上に搭載されていることがデメリットになる場合があります。⇒ ◆ディスプレイを180度以上回転させたときのスリープからの復帰について

マイクのスイッチをON/OFFすると、画面に現在の状態を示すアイコンが表示されます。

ランチャーボタンを押すと、チェックが入っているアプリ(最大4つ)を同時に起動することができます。
アプリの追加や変更はできません。


暗い場所でも作業できるバックライトを搭載。明るさは2段階です。F4 キーでバックライトのON/OFFを切り替えることができます。
バックライトは操作しない状態が30秒くらい続くと自動的に消灯します。(※任意のキーを押すと再び点灯)


イメージパッド(タッチジェスチャー対応)

滑らかな触り心地のイメージパッド
・サイズ:幅125mm、高さ80mm ※実測値
・表面は非常にスムーズで滑らか
・タッチジェスチャー対応
・左下、右下のクリックはしっかりとした押し心地
指紋認証センサー

キーボード上に搭載されている「指紋認証センサー」には「指紋のマーク」がプリントされています。

サウンド&オーディオ

サウンドに定評がある「Bang & Olufsen」のスピーカーを4基(キーボード面2基、底面2基)搭載。

底面のスピーカーは、底面の前方側にあるメッシュの部分に搭載されています。

WiFi 6Eについて

アンテナのラインは、なるべく目立たない場所に配置。HP Spectre x360 シリーズは、従来の2.4GHz+5GHzに加えて6GHz以上の帯域を利用可能な最新規格「Wi-Fi 6E」を搭載しています。
2022年9月2日(この製品の発売日)以降に「Wi-Fi 6E 対応無線ルーター」が発表されていますが、真価を発揮するには少し時間がかかりそうですね。

底面のデザインについて

底面のデザインについて
・スピーカーを2基搭載
・吸気口のサイズ:312mm × 50mm
・横長のゴム足x2
・星形のネジはトルクスレンチT5が適合
底面のカバーを固定する星形のネジが4つあります。吸気口は13.5インチモデル(⇒ 参考画像)と比較するとかなり大きめです。

PCリサイクルラベルについて

底面のゴム足の近くに「PCリサイクルラベル」が刻まれています。
【日本HP公式ストア】
⇒ ◆家庭系PCのリサイクル(個人のお客様)
⇒ ◆家庭系PCのリサイクル(個人のお客様)
2モデルのプロセッサーの違いについて
プロセッサーのスペック比較 | ||
モデル名 | パフォーマンス モデル | パフォーマンス プラスモデル |
プロセッサー名 | Core i7-12700H | Core i7-1260P |
CPU-Z | ![]() | ![]() |
開発コード名 | Alder Lake (第 12 世代) | Alder Lake (第 12 世代) |
コアの数 | 14 | 12 |
P-core | 6 | 4 |
E-core | 8 | 8 |
スレッド数 | 20 | 16 |
ターボ・ブースト 利用時の最大周波数 | 4.70 GHz | 4.70 GHz |
P-core 最大周波数 | 4.70 GHz | 4.70 GHz |
E-core 最大周波数 | 3.50 GHz | 3.40 GHz |
キャッシュ | 24 MB | 18 MB |
プロセッサー ベースパワー | 45 W | 28 W |
最大 ターボパワー | 115 W | 64 W |
上位の「パフォーマンスプラスモデル」は、ディスプレイがOLED(有機EL)でメモリやSSDの搭載量が2倍、グラフィックスの性能も当サイトのテストでは1.5~2倍くらい高性能ですが、プロセッサーは下位の「パフォーマンスモデル」の方がスペックが高い「Core i7-12700H」が搭載されています。
「Core i7-12700H 搭載モデル」のACアダプターは最大ターボパワー(115W)よりも少ない90Wなので、高性能なゲーミングノートのようなパフォーマンスは出ないと思われます。

下位モデルの「Core i7-12700H」はパフォーマンスを抑えた設定

上記の CINEBENCH R23 ベンチマークは「HP Spectre x360 16-f」の実機で行ったものです。
ネットで確認できる情報(Intel Core i7-12700H vs Intel Core i7-1260P)では、マルチスレッドは「Core i7-1260P」の約1.6倍のスコアを出していますが、実機では68%くらいのスコア「11553」に留まっています。(⇒ スクリーンショット)
上位モデルの「Core i7-1260P」は実機で想定されるパフォーマンスを発揮していますが、「Core i7-12700H」のスコアが伸びないのは仕様で、通常よりもパフォーマンスが控えめに設定されているようです。※HPのサポートに確認済み(9/22)
⇒ ◆パフォーマンスモデル(Core i7-12700H搭載)の実機レビュー
⇒ ◆パフォーマンスモデル(Core i7-12700H搭載)の実機レビュー
下位モデルの「Core i7-12700H」の方が「Core i7-1260P」のよりも1割くらいスコアが高いのですが、体感では性能の違いはわからないと思います。

プロセッサーのベンチマーク[CINEBENCH R23]

CINEBENCH R23 ベンチマーク(室温26℃)
・プロセッサーの性能を測定
・Core i7-1260P(最大4.7GHz、4P + 8E 16スレッド)⇒ CPU-Z
・マルチスレッド(全コア)のスコア:10296
・シングルスレッド(1コア)のスコア:1627
※C=コア T=スレッド
※Pコア:Performanceコア(高性能)
※Eコア:Efficientコア(高効率)
第12世代の「インテル Core i7-1260P プロセッサー」は、マルチコアのテストで省電力の「Core i7-1255U」よりも約1.27倍も高いスコアを記録。
インターネットや動画の視聴、オフィスソフトなどは快適ですし、クリエイティブな作業も十分にこなせる性能です。

⇒ ◆『CINEBENCH R23』の実機ベンチマークまとめ
※ベンチマークテストはあくまでも目安としてご覧ください。テスト環境(室温)やPCの冷却性能などがスコアに影響する場合があります。
※ベンチマークテストはあくまでも目安としてご覧ください。テスト環境(室温)やPCの冷却性能などがスコアに影響する場合があります。
動画エンコードのベンチマーク [x264 FHD Benchmark]

x264 FHD Benchmarkで動画エンコード性能を測定
・H.264形式の動画(フルHD)をエンコードするテスト
・Core i7-1260P(最大4.7GHz、4P + 8E 16スレッド)⇒ CPU-Z
・ベンチマークのスコア:44.00 fps
・エンコード時間:57秒
※C=コア T=スレッド
このテストは全てのコアで処理を行うので、マルチコアの性能が高いCPUが良い結果を出しています。「Core i7-1260P」は、省電力の「Core i7-1255U」よりも約14秒も早く処理が完了!(※約7割5分くらいの時間)
CINEBENCH R23では後れを取っていた「Core i7-1260P」が「Ryzen 7 5800H」を僅かに上回るパフォーマンスを発揮しています。

⇒ ◆『x264 FHD Benchmark 』の実機ベンチマークまとめ
※ベンチマークテストはあくまでも目安としてご覧ください。
※ベンチマークテストはあくまでも目安としてご覧ください。
3DMark【Time Spy】ベンチマーク

■3DMARK「Time Spy」ベンチマーク
・DirectX 12世代のGPU性能テスト
・テスト解像度:2560×1440(WQHD)
・インテル Arc A370M グラフィックス ⇒ GPU-Z
・グラフィックステストのスコア:3286
・テスト1のフレームレート:21.37 FPS
・テスト2のフレームレート:18.88 FPS
「Time Spy」ベンチマークで、「インテル Arc A370M グラフィックス 」は「GTX 1650 Laptop」とほぼ同じくらいのスコアを記録。インテル Iris Xe グラフィックス(プロセッサーに内蔵)と比較すると、約2倍も高いフレームレートが出ています。
ゲーム向けGPUとしては「ローエンド」の位置付けになりますが、プロセッサー内蔵グラフィックスよりもかなり高性能ですね。

3DMark「Fire Strike」ベンチマーク

3DMARK「Fire Strike」ベンチマーク
・負荷が高いGPUの性能テスト(DX11、1920×1080)
・インテル Arc A370M グラフィックス ⇒ GPU-Z
・グラフィックステストのスコア:6735
・テスト1のフレームレート:31.35 FPS
・テスト2のフレームレート:27.48 FPS
「インテル Arc A370M グラフィックス 」は「GTX 1650 Laptop」の約7割くらいのスコアを記録。インテル Iris Xe グラフィックス(プロセッサーに内蔵)と比較すると、約1.35倍のスコアになります。
Time Spyではほぼ同じスコアでしたが、このテストでは大きな差を付けられています。


『ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ』ベンチマーク

■「FF14: 暁月のフィナーレ」ベンチマークの設定
・インテル Arc A370M グラフィックス ⇒ GPU-Z
・DirectX 11
・画面解像度:1920x1080
・ウインドウモード
画質設定 | スコア | 最低(FPS) | 平均(FPS) |
最高品質 | 6436 やや快適 | 24 | 44.3 |
高品質(ノートPC) | 7949 やや快適 | 28 | 54.0 |
標準(ノートPC) | 10532 快適 | 37 | 71.3 |
■「FF14 暁月のフィナーレ」ベンチマークの結果
画面解像度 1920×1080・標準(ノートPC)で「快適」
画面解像度 1920×1080・標準(ノートPC)で「快適」
最低フレームレートは40を切っていますが、平均フレームレートは71くらい出ているので快適にプレイできますね。

『F1 2022』ベンチマーク

■「F1 2022」ベンチマークの設定について
・インテル Arc A370M グラフィックス ⇒ GPU-Z
・画面解像度:フルHD
・DirectX 12
・サーキット:マイアミ・インターナショナル・オートドローム
・天候:晴天(ドライ)
・異方性フィルタリング:オフ
・アンチエイリアス:TAAのみ
・カメラモード:切り替え
※スクリーンショットの画質は「超低」
画質設定 | 最低(FPS) | 平均(FPS) | 最高(FPS) |
超高 | 4 | 7 | 12 |
ハイ | 32 | 38 | 45 |
ミディアム | 50 | 58 | 70 |
ロー | 56 | 65 | 78 |
超低 | 66 | 77 | 90 |
■「F12022」ベンチマークの結果
フルHDで快適にプレイするには「ロー」、フレームレート重視なら「超低」まで下げる必要があります。
※画質をハイ以上にすると、設定の画面などの操作が重くなりました。
※画質を超高⇒ハイに下げるとレイトレーシング関連の5つの設定のうち4つがOFFになるので、フレームレートが大幅に伸びます。
フルHDで快適にプレイするには「ロー」、フレームレート重視なら「超低」まで下げる必要があります。
※画質をハイ以上にすると、設定の画面などの操作が重くなりました。
※画質を超高⇒ハイに下げるとレイトレーシング関連の5つの設定のうち4つがOFFになるので、フレームレートが大幅に伸びます。
それなりの快適さで画質の良さを求めた場合は「ミディアム」くらいが限界ですね。

『Forza Horizon 5』ベンチマーク

■「Forza Horizon 5」ベンチマークの設定について
・インテル Arc A370M グラフィックス ⇒ GPU-Z
・DirectX 12
※レイトレーシング:OFF
最新ドライバに更新しても、ベンチマークテスト前のプロファイル作成中に落ちるのでテスト不可。
「インテル Arc A370M グラフィックス」は、2022年に登場した新しいGPUでそれほど高性能ではないので、ゲームタイトルによってはうまく動作しない場合があるかもしれません。

『サイバーパンク2077』ベンチマーク

■「サイバーパンク2077」ベンチマークの設定
・インテル Arc A370M グラフィックス ⇒ GPU-Z
・画面解像度:1920×1080
・DirectX 12
・レイトレーシング:OFF
・DLSS:無効
・ダイナミック解像度スケーリング:OFF
・FidelityFX Super Resolution 1.0:OFF
・FidelityFX シャープニング:OFF
画質設定 | 最低(FPS) | 平均(FPS) | 最高(FPS) |
ウルトラ | 4.0 | 20.7 | 28.7 |
高 | 4.1 | 25.4 | 33.6 |
中 | 9.6 | 32.8 | 55.3 |
低 | 8.7 | 39.6 | 86.8 |
動作が重くなるようなレイトレーシングやダイナミック解像度スケーリングなどをOFFにして、できるだけ画質を下げても平均40くらいでした。
平均で30~40くらい出ている場合でも、ベンチマーク中にカクつきが出る場合があるので最低値はかなり低くなります。


フルHD・ 低の設定でプレイしたときのスクリーンショット。光や影などはかなり簡略化されます。
最も低い画質設定(テストで平均39.6)で、実際にプレイしたときのフレームレートは25~40の間くらいで推移していました。

SSDのベンチマーク [CrystalDiskMark]
2TB SSD(PCIe Gen4×4 NVMe M.2)の仕様・ベンチマーク
■連続したデータの転送速度(SEQ1M Q8T1)
連続読み込み:約6699 MB/s
連続書き込み:約5280 MB/s
■小さいファイルのランダムアクセス(RAND4K Q1T1)
ランダム読み込み:約65 MB/s
ランダム書き込み:約160 MB/s
■起動時間
最短で約19秒
※電源スイッチを押してからデスクトップ画面が表示されるまでの時間
※ローカルアカウントでパスワードは未設定の状態
PCIe Gen4×4のSSDは連続したデータの転送速度が非常に速く、連続読み込みは最大で約6700 MB/sを記録。
小さいファイルのランダムアクセスは、最速クラスではありませんが十分速いですね。

※レビュー機に搭載されているSSDの型番は「WD PC SN810 SDCPNRZ-2T00-1006」です。
※販売時期によってメーカーが変更される場合があるので、テスト結果はあくまでも参考としてご覧ください。
※販売時期によってメーカーが変更される場合があるので、テスト結果はあくまでも参考としてご覧ください。
3DMARK【STORAGE BENCHMARK】

「STORAGE BENCHMARK」は3DMARKのゲーム向けSSDベンチマークです。
ベンチマークのスコアは2036でした。平均に近い結果ですね。

メモリについて
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メモリの仕様・容量について
・メモリのタイプ:3200MHz, DDR4
・容量:32GB(16GBx2)
・デュアルチャネルで動作
・オンボード(マザーボード直付け)
「パフォーマンスモデル」は16GB、この記事でレビューしている「パフォーマンスプラスモデル」は大容量の32GBを搭載。
16GBのメモリでもクリエイティブな作業は可能ですが、32GBの場合はかなり余裕があるので、大きなファイルを取り扱ったり凝った処理を行いやすくなります。

バッテリー駆動時間のテスト(Youtubeを視聴)

■YouTubeのフルHD動画を1時間再生したときのバッテリー残量
【バッテリ残量】84%
※1時間で約16%消費するので、計算上の視聴可能時間は約6時間15分になります。当サイトのテスト方法では、メーカー公称値の7割くらいの駆動時間になりました。
※パフォーマンスプラスモデル(Core i7-1260P 搭載)でテスト。
※バッテリー駆動時間(メーカー公称値)は最大9時間
※駆動時間はPCの使い方や設定によって変わります。
※HPのモバイルノートPCは10~11時間くらいが平均値です。
【バッテリ残量】84%
※1時間で約16%消費するので、計算上の視聴可能時間は約6時間15分になります。当サイトのテスト方法では、メーカー公称値の7割くらいの駆動時間になりました。
※パフォーマンスプラスモデル(Core i7-1260P 搭載)でテスト。
※バッテリー駆動時間(メーカー公称値)は最大9時間
※駆動時間はPCの使い方や設定によって変わります。
※HPのモバイルノートPCは10~11時間くらいが平均値です。
Spectre x360 16-f(OLED 搭載モデル)は少しバッテリ駆動時間が短めですが、動画の視聴くらいなら電源アダプターを外して好きな場所で楽しむことは可能です。

■テスト条件
・YouTubeのフルHD動画を1時間再生
・動画はフルスクリーンで表示
・ディスプレイの明るさ(輝度)を30%に設定
・インターネット接続はWi-Fi経由
・WebブラウザはMicrosoft Edge (マイクロソフト エッジ) を使用
・バッテリー節約機能ON
・BluetoothはON
・キーボードのバックライトをOFF
・音量は10に設定
※メーカーのテスト方法とは異なるのであくまでも目安としてご覧ください。
・YouTubeのフルHD動画を1時間再生
・動画はフルスクリーンで表示
・ディスプレイの明るさ(輝度)を30%に設定
・インターネット接続はWi-Fi経由
・WebブラウザはMicrosoft Edge (マイクロソフト エッジ) を使用
・バッテリー節約機能ON
・BluetoothはON
・キーボードのバックライトをOFF
・音量は10に設定
※メーカーのテスト方法とは異なるのであくまでも目安としてご覧ください。
ベンチマーク時の動作温度について

Fire Strike ベンチマーク時の動作温度(室温26℃)
・Core i7-1260P の最大温度:約93℃(平均温度:約77℃)
・インテル Arc A370M グラフィックスの最大温度:約61℃(平均温度:約54℃)
※パフォーマンスモードで測定
「Core i7-1260P」はPhysics Test(CPUのテスト)で動作温度が90℃前半くらいまで上がっていますが、「インテル Arc A370M グラフィックス」は動作温度が低めで、最大でも約61℃に収まっています。
CPUのテストで少し動作温度が高めになりますが、100℃まで上がっていないので冷却性能は問題ないと思います。

高負荷時のキーボードの温度について

ベンチマーク時のキーボード面の温度(室温26℃)
・ 最も温度が高くなる場所:キーボードの P,@ キー付近
・Fire Strik ベンチマーク時の最高温度:39.3℃(※高負荷時)
・動画視聴時の温度:35℃前後(※低負荷時)
CPUの負荷が高い(動作温度が高くなる)処理を行うと、キーボードの表面が熱くなります。最も温度が高くなるのは、中央よりも少し右側で、少し熱さが感じられる39℃くらいまで上がりましたが、それ以外の部分やパームレストなどはそこまで熱くなりません。
動画視聴時はCPUの温度が高くならないので、少し暖かい程度の35℃くらいに留まっています。

冷却ファンの音について

測定器(Sutekus GM1356)で騒音をチェック | ||||
テスト | 測定場所 | スマートセンス | パフォーマンス | |
CPUテスト時※ | 排熱口から 約5cm | 49db 前後 | 55db 前後 | |
排熱口から 約30cm | 43db 前後 | 48db 前後 | ||
動画視聴時※ | 排熱口から 約5cm | 46db 前後 | 48db 前後 | |
排熱口から 約30cm | 42db 前後 | 43db 前後 |
※CPUテスト時・・・CINEBENCH R23ベンチマークを行ったときの動作音。
※動画視聴時・・・Youtubeの動画を視聴したときの動作音。
※測定値は最も高い数値を記載
※室内の環境:38db前後
■ ベンチマーク時の動作音(冷却ファンの音)について
・動画視聴時の動作音はとても静か。
・負荷が高い処理を行うとファンの音がやや大きくなる。
・回転軸の金属音(甲高い音)は少なめ
※音の感じ方は個人差があるので、あくまでも参考としてご覧ください。
パフォーマンスモードでCPUベンチマークを行うと、ファンの回転数が上がり少し動作音が大きくなりますが、耳ざわりな甲高い金属音は少なく「シャー」というよう音に聞こえます。・動画視聴時の動作音はとても静か。
・負荷が高い処理を行うとファンの音がやや大きくなる。
・回転軸の金属音(甲高い音)は少なめ
※音の感じ方は個人差があるので、あくまでも参考としてご覧ください。
スマートセンスに設定するとCPUのパフォーマンスは8割くらいになりますが、動作温度が下がるのでファンの音は少し静かになります。
動画視聴時の動作音は静かです。「パフォーマンスモード」と「スマートセンス」で大きな違いは出ませんでした。

■測定器(Sutekus GM1356)について
※測定値はあくまでも目安としてご覧ください。音の発生源から離れるほど測定値は低くなります。70dbくらいになると動作音が大きいと感じますが、50db台中盤くらいならそれほどうるさくない印象です。
※60db・・・普通の会話・チャイム・時速40キロで走る自動車の内部
※50db・・・エアコンの室外機・静かな事務所
※40db・・・静かな住宅地・深夜の市内・図書館
※測定値はあくまでも目安としてご覧ください。音の発生源から離れるほど測定値は低くなります。70dbくらいになると動作音が大きいと感じますが、50db台中盤くらいならそれほどうるさくない印象です。
※60db・・・普通の会話・チャイム・時速40キロで走る自動車の内部
※50db・・・エアコンの室外機・静かな事務所
※40db・・・静かな住宅地・深夜の市内・図書館
専用化粧箱について

「HP Spectre x360 16-f シリーズ」には、ホワイトの「専用化粧箱」が付属。

「専用化粧箱」の中もホワイトで統一されています。
同梱品について

■同梱品一覧
・専用スリーブケース
・HP MPP アクティブペン
・135W USB スマートACアダプター
・ウォールマウントプラグ
・電源コード
・冊子類(セットアップ手順、サポートガイドブックなど)
・専用スリーブケース
・HP MPP アクティブペン
・135W USB スマートACアダプター
・ウォールマウントプラグ
・電源コード
・冊子類(セットアップ手順、サポートガイドブックなど)
【同梱品】135W スマートACアダプター

135W スマートACアダプターの特徴
・スリムなデザインのACアダプター
・サイズ:幅 137mm、奥行き 65mm、厚み 22mm
・質量:約345g
・最大消費電力:135W
※サイズや重さは実測値。
16.0インチモデルは高性能なプロセッサーを搭載しているので、大容量のACアダプターが付属しています。



電源コード(長さ約1m、重さ約110g)には端子を保護するキャップが付属。

コンパクトサイズで約40gのウォールマウントプラグ。
専用スリーブケース

専用スリーブケースの特徴
・スリーブケースの素材はPUレザー(合成皮革)
・内部にはマイクロスエードのような素材を採用
・フタはマジックテープ式
・アクティブペンを収納できるペンホルダー付き
・サイズ:幅 271mm、高さ 375mm、厚み 6~10mm
・質量:約184g
※サイズや重さは実測値。
専用スリーブケースは「Spectre x360 16-f 」にぴったりとフィットするサイズです。


丁度よい良いサイズですが、窮屈感はなくスムーズに出し入れ可能です。

フタはマジックテープ式です。ペンホルダーにアクティブペンを収納することができます。

スリーブケースの上部には「hp | EST. 1939 CALIFORNIA USA」というメッセージが刻まれています。
【HP公式サイト】
⇒ ◆HPの歴史について(HPの歩み、バーチャル・ミュージアムなど)
⇒ ◆HPの歴史について(HPの歩み、バーチャル・ミュージアムなど)
HP MPP アクティブペン(ブラック)

HP MPP アクティブペンの特徴
・Microsoft Pen Protocol (MPP) 2.0
・4096段階の筆圧検知
・傾き検知に対応
・側面にボタンを2つ搭載
・充電用のUSB-C端子を搭載
・最長30日間のバッテリ寿命(公称値)
・予備の替え芯が2本付属(※硬さは同じ)
・充電用のUSB-Cケーブルが付属
同梱品の「HP MPP アクティブペン」は4096段階の筆圧&傾き検知に対応。充電式でそれなりに長時間使えます。
ペン先は「硬め」なのですぐに消耗することはないのですが、替え芯が2本付属しているのはうれしいですね。


「アクティブペン」はディスプレイの右側にマグネットで吸着します。
磁力が強いのでかなりしっかりとくっつきますね。

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)で描き味をチェック!

別売のCLIP STUDIO PAINT(クリスタ)で『HP MPP アクティブペン』の描き味をチェック。
ペン先が「硬め」なので、ガラス面で描くと「カチッとした硬い感触」になりますが、筆圧検知の反応は良好で線の強弱を付けやすい印象です。あまりにも弱すぎると反応しない場合がありますが、少し筆圧をかける気持ちで描けば比較的弱めのタッチでも反応してくれます。
ペン先の滑りが良すぎるので慣れが必要かもしれませんが、気軽にお絵描きやスケッチを楽しむ程度なら十分にこなせますね。

ペンが筆圧を検知しない場合
初期状態の「HP Spectre x360 16-f」で、通常の「ノートPCモード」でペンを使用すると筆圧が検知されなかったのですが、一度「タブレットモード」にして「マイクロソフト ホワイトボード」でペンを使うと筆圧が検知されるようになりました。
他には、ペイントソフト(有料)で設定を変更する方法もあります。⇒ ◆CLIP STUDIO PAINTで筆圧を調節する

インストールされているアプリについて

■プリインストールされているアプリ
・HP関連の設定アプリ(HPサポートアシスタント、HP QuickDrop、HP Palette、HP Pen Control Plusを含めて12個)
・Alexa
■ウイルス対策ソフト
・マカフィーリブセーフ(1年版)
■試用版のアプリ
・Dropbox プロモーション
・LastPass
・ExpressVPN など
・Adobe Creative Cloud30日間無料 ⇒ スクリーンショット
「Spectre x360 16-f」は多数の機能を備えているので、他の機種よりもHP関連の設定アプリが多めです。


HP コマンドセンター

「HP コマンドセンター」で、冷却の制御方法、フォーカスモード、Webカメラやネットワークなど様々な設定を行うことができます。
システムコントロール

「システムコントロール」でデバイスモードを選択することができます。標準設定の「スマートセンス」は、PCのパフォーマンスや冷却の制御方法を自動的に調節します。
この記事のベンチマークテストは、最も性能が発揮できる「パフォーマンス」で行っています。

フォーカスモード

「フォーカスモード」をONにすると、後ろのウインドウや背景を暗く表示して手前のウインドウを見やすくします。
GlamCam(新機能)

新たに搭載された「GlamCam」で、Webカメラに映る映像を調整することができます。
「Spectre x360 16-f」はSpectre x360 14-ef(⇒ ◆実機レビュー)よりも設定できる項目が多くなっています。


HP Spectre x360 14-ef(13.5インチモデル)と共通の機能
■カメラプレビュー
ONにするとカメラに映る自分の顔が表示されます。
■オートフレーム
顔が中心に配置されるように画面を自動的に調整します。
■ライティング補正
ユーザーの顔に適度な光を当てる機能です。実際には効果(ON/OFF)の違いは分かりにくいかもしれません。
■外観フィルタ
自分の顔をキレイに見せたいときに使用します。補正は3段階で、効果が強いほどシワなどが目立たなくなります。
■カメラプレビュー
ONにするとカメラに映る自分の顔が表示されます。
■オートフレーム
顔が中心に配置されるように画面を自動的に調整します。
■ライティング補正
ユーザーの顔に適度な光を当てる機能です。実際には効果(ON/OFF)の違いは分かりにくいかもしれません。
■外観フィルタ
自分の顔をキレイに見せたいときに使用します。補正は3段階で、効果が強いほどシワなどが目立たなくなります。

HP Spectre x360 16-f(16.0インチモデル)のみ利用できる機能
※AIベースのセキュリティ機能を搭載
■ジェスチャー
【一時停止/再開】手の動きで動画の一時停止や再開します。
【フォトスクロール】写真のスクロールなどを行うことができます。(※Microsoft フォトのみ)
■セキュリティー機能
【離席時にロック】離席すると画面を暗くしてロックします。
【ウェイク オン アプローチ】顔認証だけでPCを起動させてログインを高速化する。
【自動画面調光】ユーザーが画面から目を離すと、バッテリー節約のため画面が暗くなります。
【プライバシーの警告】ぼかし効果で他の人に画面を見られないようにします。
■健康機能
【画面との距離】モニターに近づきすぎると通知されます。
【スクリーンタイム】PCを使用した時間を管理し追跡することができます。
※AIベースのセキュリティ機能を搭載
■ジェスチャー
【一時停止/再開】手の動きで動画の一時停止や再開します。
【フォトスクロール】写真のスクロールなどを行うことができます。(※Microsoft フォトのみ)
■セキュリティー機能
【離席時にロック】離席すると画面を暗くしてロックします。
【ウェイク オン アプローチ】顔認証だけでPCを起動させてログインを高速化する。
【自動画面調光】ユーザーが画面から目を離すと、バッテリー節約のため画面が暗くなります。
【プライバシーの警告】ぼかし効果で他の人に画面を見られないようにします。
■健康機能
【画面との距離】モニターに近づきすぎると通知されます。
【スクリーンタイム】PCを使用した時間を管理し追跡することができます。
【プライバシーの警告】は、のぞき見を防ぐ「プライバシースクリーン」のような効果があります。

ネットワークブースター

「ネットワークブースター」を起動すると、「Intel コネクティビィ パフォーマンス スイート」でネットワーク設定(利用できるWiFiの選択)を行うことができます。
HP ディスプレイコントロール

HP ディスプレイコントロール(HP Display Control)で、色域モードを変更することができます。
◆色域モードは下記の5種類用意されています。設定変更後の再起動は不要です。
■デフォルト
色域が広く色鮮やかな表示が可能な標準モード。
■sRGB
Web向けのコンテンツを表示するのに適したモード。
■Adobe RGB
写真編集に適したモード。
■DCI-P3
デジタルシネマを配給する際の世界統一規格に対応した映像編集向けの色域。
■ネイティブ
最適化が適用されていないモード。デフォルトと同様に色がとても鮮やかに見えます。
■自動カラー
アプリの特性に応じて自動的に色域が変更されるモード。手動で設定することも可能です。
■デフォルト
色域が広く色鮮やかな表示が可能な標準モード。
■sRGB
Web向けのコンテンツを表示するのに適したモード。
■Adobe RGB
写真編集に適したモード。
■DCI-P3
デジタルシネマを配給する際の世界統一規格に対応した映像編集向けの色域。
■ネイティブ
最適化が適用されていないモード。デフォルトと同様に色がとても鮮やかに見えます。
■自動カラー
アプリの特性に応じて自動的に色域が変更されるモード。手動で設定することも可能です。
モードを変更した場合の色域はこちらをご覧ください。⇒ ◆ディスプレイの色域を測定

HP ペンコントロール プラス

「HP ペンコントロール プラス」でボタンの割り当を変更することが可能です。
割り当てはあらかじめ用意さている項目から選択します。

サポートページ(トラブルシューティング・ドライバー・取扱説明書など)

【トラブルシューティング・ドライバー・使用方法など】
⇒ ◆Spectre x360 16-f サポートページ
【お役立ち情報】
⇒ ◆HPパソコンが届いたらすぐにやっておきたいこと
⇒ ◆HP Care Pack(長期保証)について
【回復ドライブの作成について】
⇒ ◆USBメモリで「Windows 11 の回復ドライブ」を作成する
⇒ ◆HPクラウドリカバリツールで「USB回復ドライブ」を作成する方法
⇒ ◆Spectre x360 16-f サポートページ
【お役立ち情報】
⇒ ◆HPパソコンが届いたらすぐにやっておきたいこと
⇒ ◆HP Care Pack(長期保証)について
【回復ドライブの作成について】
⇒ ◆USBメモリで「Windows 11 の回復ドライブ」を作成する
⇒ ◆HPクラウドリカバリツールで「USB回復ドライブ」を作成する方法
ユーザーガイド(取扱説明書 PDF)は上記のサポートページからダウンロードすることができます。

■レビューについて
※商品仕様/価格については最終更新日時点のものです。
※製品仕様やPCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※パソコンの色味は照明や環境によって少し違って見える場合があります。
※温度や消費電力の測定値は目安です。使用状況や環境によって変わります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
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