
HPのゲーミングデスクトップ「OMEN 25L」「VICTUS 15L 」の特長やスペックの違い、実機ベンチマークテストの結果などをまとめました。

最終更新日:2022年8月9日
■目次(ページ内リンク)
【新製品について】
◆初心者~中級者向けのゲーミングデスクトップ「OMEN 25L」「Victus 15L」
【製品の特長について】
◆OMEN 25L(インテル)のスペック
◆OMEN 25L(AMD)のスペック
◆Victus 15Lのスペック
【OMEN 25LとVictus 15Lの比較】
◆外観・デザインの違い
◆筐体サイズの比較
◆メンテナンス性について(※パネルの開けやすさ)
◆筐体の内部について
◆冷却機構/エアフローについて
◆マザーボードの仕様について
◆メモリの仕様について
◆SSDの仕様・性能について
◆拡張スロットについて
◆ドライブベイについて
◆インターフェースについて
◆電源の容量について
◆Windows 11の「Home」と「Pro」の違い
【実機ベンチマーク】
◆プロセッサーの仕様・性能比較
・CINEBENCH R23
・3DMARK「CPU Profile」
◆グラフィックスの仕様・性能比較
・3DMARK「Time Spy」
・3DMARK「Fire Strike」
・3DMARK「Port Royal」
・3DMARK「DirectX Raytracing feature test」
・FF14:暁のフィナーレ
・F1 2022
・Forza Horizon 5
・サイバーパンク 2077
【販売価格について】
◆お得なキャンペーン・割引クーポン!
【まとめ】
◆イチオシはコスパが高いOMEN 25L(インテル)RTX 3060 Ti 搭載モデル!
【新製品について】
◆初心者~中級者向けのゲーミングデスクトップ「OMEN 25L」「Victus 15L」
【製品の特長について】
◆OMEN 25L(インテル)のスペック
◆OMEN 25L(AMD)のスペック
◆Victus 15Lのスペック
【OMEN 25LとVictus 15Lの比較】
◆外観・デザインの違い
◆筐体サイズの比較
◆メンテナンス性について(※パネルの開けやすさ)
◆筐体の内部について
◆冷却機構/エアフローについて
◆マザーボードの仕様について
◆メモリの仕様について
◆SSDの仕様・性能について
◆拡張スロットについて
◆ドライブベイについて
◆インターフェースについて
◆電源の容量について
◆Windows 11の「Home」と「Pro」の違い
【実機ベンチマーク】
◆プロセッサーの仕様・性能比較
・CINEBENCH R23
・3DMARK「CPU Profile」
◆グラフィックスの仕様・性能比較
・3DMARK「Time Spy」
・3DMARK「Fire Strike」
・3DMARK「Port Royal」
・3DMARK「DirectX Raytracing feature test」
・FF14:暁のフィナーレ
・F1 2022
・Forza Horizon 5
・サイバーパンク 2077
【販売価格について】
◆お得なキャンペーン・割引クーポン!
【まとめ】
◆イチオシはコスパが高いOMEN 25L(インテル)RTX 3060 Ti 搭載モデル!
初心者~中級者向けのゲーミングデスクトップ「OMEN 25L」「Victus 15L」

OMEN 25L(インテル)、OMEN 25L(AMD)、VICTUS 15L(AMD)は、ゲーム初心者(ライトゲーマー)~中級者くらいまでをターゲットとしたゲーミングPCです。
中級~上級者・eスポーツに取り組む方向けの「OMEN 40L」や「OMEN 45L」などと比較すると、性能は控えめですがお求めやすい価格(20万円以内)になっています。

OMEN 25L(インテル)のスペック・主な特長

OMEN 25L Desktop(インテル)の主な特徴
・2022年4月発表
・OMEN by HP 25L Gaming Desktop GT15-0000jp シリーズ
・インテル搭載モデルは「シャドウブラック」
・インテル Core i7-12700F プロセッサー
・2ヒートパイプ空冷クーラーRGB(サイドフロー)
・120mmのフロントファン
・16GB (8GB×2) DDR4-3200MHz
・1TB M.2 SSD (PCIe Gen 4x4 NVMe)
・ GeForce RTX 3060/RTX 3060 Ti
・Wi-Fi 6、 Bluetooth 5.0
・電源容量 500W
・EMコーティング強化ガラス製シースルーサイドパネル
・「OMEN Gaming Hub」でLEDやパフォーマンスの設定が可能
・ツールレスで内部にアクセス可能
ボディカラーは精悍なイメージの「ブラック」を採用。OMEN デスクトップPCの中では中級者向けのスペックですね。



OMEN 25L Desktop(インテル)のスペック比較
「OMEN 25L」はスペックが異なる2モデルが用意されていて、GPUの性能が異なります。パーツのカスタマイズはできませんが、周辺機器や長期保証などは変更することができます。マウスとキーボードは付属していません。
OMEN by HP 25L Gaming Desktop GT15-0000jp シリーズ ※販売価格は2022年7月28日時点 | |
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パフォーマンスモデル GT15-0760jp | パフォーマンスプラスモデル GT15-0765jp |
¥189,000(税込)~ | ¥191,500(税込)~ |
ミニタワー型 (縦置き)、左サイドパネル (シースルー) | |
シャドウブラック | |
Windows 11 Pro | |
インテル Core i7-12700F プロセッサー (最大 4.90GHz, 12コア/20スレッド) | |
インテル ADL H670チップセット | |
2ヒートハイプ 空冷クーラー RGB (サイドフロー) | |
HyperX 16GB (8GB×2) DDR4-3200MHz Intel XMP対応 RGB (※最大128GB) | |
4スロット (DIMM) | |
Western Digital WD_Black 1TB M.2 SSD (PCIe Gen 4x4 NVMe) | |
GeForce RTX 3060 12GB (GDDR6) | GeForce RTX 3060 Ti 8GB (GDDR6) |
OMEN Audio Control Support DTS:X Ultra Realtek ALC3867-CG (HighDefinition Audio 準拠、チップセット内蔵) 5.1 チャンネルオーディオ対応 | |
10/100/1000 Mbps オンボードネットワークコネクション | |
IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6)、 Bluetooth 5.0 | |
PCI Express Gen5 x16 ×1スロット (空0) M.2 ×3スロット (空1) | |
2.5インチ/3.5インチ兼用×1 (空1) | |
【天面のインターフェース】 SuperSpeed USB Type-A 5Gbps ×2 ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1 マイク入力ポート×1 | |
【背面のインターフェース】 USB 2.0 Type-A ×4 SuperSpeed USB Type-C 5Gbps ×1 SuperSpeed USB Type-C 10Gbps ×1 ライン出力×1、ライン入力×1、マイク入力×1 | |
HDMI2.1 ×1 DisplayPort1.4a ×3 (RTX 3060) | HDMI2.1 ×1 DisplayPort1.4a ×3 (RTX 3060 Ti) |
縦置き:約 165 × 396 × 448 mm 約 13.81 kg | |
Cooler Master 内蔵 500W ATX電源、80PLUS Bronze | |
マカフィー リブセーフ(1年版) | |
1年間 (引き取り修理サービス、パーツ保証) 使い方サポート1年間 | |
⇒ ◆お得なキャンペーン・割引クーポン! |
※製品の詳細なスペックは下記のページやPDFをご覧ください。サポートページでは、ユーザーガイド(取り扱い説明書)やアップグレードガイドのPDFをダウンロードすることができます。
【HP公式ストア】
⇒ ◆OMEN 25L Desktop(インテル)製品詳細
⇒ ◆OMEN 25L Desktop(インテル)スペックPDF
【トラブルシューティング・ドライバー・取扱説明書】
⇒ ◆OMEN by HP 25L (インテル) | HPカスタマーサポート
【HP カスタマー・ケア - ナレッジベース】
⇒ ◆OMEN by HP 25L GT15-0760jp GamingデスクトップPC製品仕様
⇒ ◆HP デスクトップ PC - BlizzardLマザーボードの仕様
⇒ ◆OMEN 25L Desktop(インテル)製品詳細
⇒ ◆OMEN 25L Desktop(インテル)スペックPDF
【トラブルシューティング・ドライバー・取扱説明書】
⇒ ◆OMEN by HP 25L (インテル) | HPカスタマーサポート
【HP カスタマー・ケア - ナレッジベース】
⇒ ◆OMEN by HP 25L GT15-0760jp GamingデスクトップPC製品仕様
⇒ ◆HP デスクトップ PC - BlizzardLマザーボードの仕様
OMEN 25L(AMD)のスペック・主な特長

OMEN 25L Desktop(AMD)の主な特徴
・2022年4月発表
・OMEN by HP 25L Gaming Desktop GT15-0000jp シリーズ
・AMD搭載モデルは「セラミックホワイト」
・AMD Ryzen 5 5600X プロセッサー
・2ヒートパイプ空冷クーラーRGB(サイドフロー)
・120mmのフロントファン
・16GB (8GB×2) DDR4-3200MHz
・1TB M.2 SSD (PCIe Gen 4x4 NVMe)
・AMD Radeon RX 6700XT グラフィックス
・Wi-Fi 6、 Bluetooth 5.2
・電源容量 600W
・独自機能「AMD Smart Access Memory テクノロジー」
・EMコーティング強化ガラス製シースルーサイドパネル
・「OMEN Gaming Hub」でLEDやパフォーマンスの設定が可能
・ツールレスで内部にアクセス可能
インテル搭載モデルと同様に中級者をターゲットとした製品ですが、「セラミックホワイト」は女性の方に受け入れやすそうな雰囲気ですね。


OMEN 25L Desktop(AMD)のスペック
OMEN 25L Desktop(AMD)は1モデルのみ。カスタマイズでパーツの変更は不可ですが、周辺機器や長期保証などは変更可能です。マウスとキーボードは付属していません。
OMEN by HP 25L Gaming Desktop GT15-0000jp シリーズ ※販売価格は2022年7月28日時点 | |
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OMEN by HP 25L Desktop GT15-0570jp モデレートモデル | |
¥189,000(税込)~ | |
ミニタワー型 (縦置き)、左サイドパネル (シースルー) | |
セラミックホワイト | |
Windows 11 Pro | |
AMD Ryzen 5 5600X デスクトップ・プロセッサー (6コア/12スレッド、35MB キャッシュ、最大ブースト 4.6 GHz) | |
AMD B550チップセット | |
2ヒートハイプ 空冷クーラー RGB (サイドフロー) | |
HyperX 16GB (8GB×2) DDR4-3200MHz RGB (最大128GB) (※最大128GB) | |
4スロット (DIMM) | |
Western Digital WD_Black 1TB M.2 SSD (PCIe Gen 4x4 NVMe) | |
AMD Radeon RX 6700XT グラフィックス | |
OMEN Audio Control Support DTS:X Ultra Realtek ALC3867-CG (HighDefinition Audio 準拠、チップセット内蔵) 5.1 チャンネルオーディオ対応 | |
10/100/1000 Mbps オンボードネットワークコネクション | |
IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6)、 Bluetooth 5.2 | |
PCI Express Gen4 x16 ×1スロット (空0) M.2 ×3スロット (空1) | |
2.5インチ/3.5インチ兼用×1 (空1) | |
【天面のインターフェース】 SuperSpeed USB Type-A 5Gbps ×2 ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1 マイク入力ポート×1 | |
【背面のインターフェース】 USB 2.0 Type-A ×4 SuperSpeed USB Type-C 5Gbps ×1 SuperSpeed USB Type-C 10Gbps ×1 ライン出力×1、ライン入力×1、マイク入力×1 | |
HDMI2.1 ×1、DisplayPort1.4a ×3 | |
縦置き:約 165 × 396 × 448 mm 約 13.81 kg | |
Cooler Master 内蔵 600W ATX電源、80PLUS Gold | |
マカフィー リブセーフ(1年版) | |
1年間 (引き取り修理サービス、パーツ保証) 使い方サポート1年間 | |
⇒ ◆お得なキャンペーン・割引クーポン! |
※製品の詳細なスペックは下記のページやPDFをご覧ください。マニュアル(取扱説明書)のPDFは、サポートページからダウンロードすることができます。
【HP公式ストア】
⇒ ◆OMEN 25L Desktop(AMD)製品詳細
⇒ ◆OMEN 25L Desktop(AMD) スペックPDF
【トラブルシューティング・ドライバー・取扱説明書】
⇒ ◆OMEN by HP 25L (AMD) | HPカスタマーサポート
【HP カスタマー・ケア - ナレッジベース】
⇒ ◆OMEN by HP ゲーミング デスクトップ 25L GT15-0570jp PC 製品仕様
⇒ ◆HP デスクトップ PC - HanaL マザーボードの仕様
⇒ ◆OMEN 25L Desktop(AMD)製品詳細
⇒ ◆OMEN 25L Desktop(AMD) スペックPDF
【トラブルシューティング・ドライバー・取扱説明書】
⇒ ◆OMEN by HP 25L (AMD) | HPカスタマーサポート
【HP カスタマー・ケア - ナレッジベース】
⇒ ◆OMEN by HP ゲーミング デスクトップ 25L GT15-0570jp PC 製品仕様
⇒ ◆HP デスクトップ PC - HanaL マザーボードの仕様
「VICTUS 15L」のスペック

「VICTUS 15L」の主な特徴
2022年6月発表
・Victus by HP 15L Gaming Desktop TG02-0000jp シリーズ
・Windows 11 Home
・「セラミックホワイト」
・コンパクトサイズの筐体
・空冷クーラー
・AMD Ryzen 5 5600G デスクトップ・プロセッサー
・AMD Radeon RX 6600XTグラフィックス
・16GB (8GB×2) DDR4-3200MHz
・Wi-Fi 6、 Bluetooth 5.2
・電源容量 500W
HPのゲーミングPCの中では「エントリークラス」の位置づけなので、初心者や気軽にゲームを楽しみたい方向けの製品になります。


Victus 15L のスペック比較
Victus 15Lは2モデル用意されていて、グラフィックの仕様とHDDの有無などが異なります。カスタマイズでパーツの変更は不可ですが、周辺機器や長期保証などは変更可能です。マウスとキーボードは付属していません。
Victus by HP 15L Gaming Desktop TG02-0000jp シリーズ ※販売価格は2022年7月28日時点 | |
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モデレートモデル (グラフィックレスエディション) TG02-0050jp | モデレートモデル TG02-0056jp |
¥87,000(税込)~ | ¥154,000(税込)~ |
ミニタワー型 (縦置き) | |
セラミックホワイト | |
Windows 11 Home | |
AMD Ryzen 5 5600G デスクトップ・プロセッサー (最大 4.40GHz, 6コア/12スレッド) | |
AMD B550A チップセット | |
空冷クーラー | |
16GB (8GB×2) DDR4-3200MHz (最大32GB) | |
2スロット (DIMM) | |
512GB M.2 SSD (PCIe Gen 3x4 NVMe) | |
- | 2TB HDD (2nd) |
AMD Radeon グラフィックス (プロセッサーに内蔵) | AMD Radeon RX 6600XT グラフィックス |
Realtek ALC3867-CG HighDefinition Audio 準拠 チップセット内蔵 5.1 チャンネルオーディオ対応 | |
10/100/1000 Mbps オンボードネットワークコネクション | |
IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6)、 Bluetooth 5.2 | |
PCI Express x16 × 1スロット (空1) PCI Express x4 ×1スロット (空1) M.2 × 2スロット (空0) | PCI Express x16 × 1スロット (空0) PCI Express x4 ×1スロット (空1) M.2 × 2スロット (空0) |
3.5インチ×1 (空1) | 3.5インチ×1 (空0) |
【前面のインターフェース】 SuperSpeed USB Type-A 5Gbps ×2 SuperSpeed USB Type-A 10Gbps ×2 SuperSpeed USB Type-C 5Gbps ×1 | |
【背面のインターフェース】 USB 2.0 Type-A ×4 ライン出力×1、ライン入力×1、マイク入力×1 | |
HDMI ×1 アナログRGBミニD-sub15ピン ×1 | HDMI 2.1 ×1 DisplayPort 1.4a ×3 |
縦置き : 約 155 × 297.3 × 337 mm 約 6.31 kg | |
内蔵500W ATX電源、80PLUS Gold | |
マカフィー リブセーフ (30日版) | |
1年間 (引き取り修理サービス、パーツ保証) 使い方サポート1年間 | |
⇒ ◆お得なキャンペーン・割引クーポン! |
※製品の詳細なスペックは下記のページやPDFをご覧ください。マニュアル(取扱説明書)のPDFは、サポートページからダウンロードすることができます。
※下記のリンクは発売開始後に追記します。
【HP公式ストア】
⇒ ◆Victus 15L Desktop(AMD)製品詳細
⇒ ◆Victus 15L Desktop スペックPDF
【トラブルシューティング・ドライバー・取扱説明書】
⇒ ◆VICTUS 15L デスクトップPC | HPカスタマーサポート
【HP カスタマー・ケア - ナレッジベース】
⇒ ◆Erica8マザーボードの仕様
【HP公式ストア】
⇒ ◆Victus 15L Desktop(AMD)製品詳細
⇒ ◆Victus 15L Desktop スペックPDF
【トラブルシューティング・ドライバー・取扱説明書】
⇒ ◆VICTUS 15L デスクトップPC | HPカスタマーサポート
【HP カスタマー・ケア - ナレッジベース】
⇒ ◆Erica8マザーボードの仕様
外観・デザインの違い

OMEN 25L(インテル)は、前面パネルに細かいスジのような「ヘアライン仕上げ」を施し落ち着いた雰囲気と高級感を演出。直線的なデザインでスタイリッシュな印象です。
左側面は電磁波防止対策が施された「強化ガラス製シースルーサイドパネル」を採用。内部のパーツやイルミネーションが見えるようになっています。
インテル搭載モデルはダークな色合いの「シャドウブラック」なので、とても精悍でカッコいいですね。⇒ ◆OMEN 25L(インテル)実機レビュー


OMEN 25L(AMD)のデザインはOMEN 25L(インテル)と同じですが、カラーは「セラミックホワイト」を採用。
同じデザインでも色で印象が大きく変わります。OMEN 25L(AMD)はオシャレな雰囲気ですね。⇒ ◆OMEN 25L(AMD)実機レビュー


Victus 15Lは、奥行き感があるように見える「Victus インフィニティミラー」と名付けられた前面のLEDが大きな特徴です。側面は通常のパネルで内部は見えませんが、内部に空気を取り入れるための吸気口が設けられています。
Victus 15Lのデザインは角に丸みがありるので「親しみやすい」雰囲気ですね。⇒ ◆Victus 15L(AMD)実機レビュー

筐体サイズの比較

サイズ | Victus 15L (AMD) | OMEN 25L (AMD) | OMEN 25L (インテル) |
幅 (mm) | 155 | 165 | 165 |
奥行き (mm) | 297.3 | 396 | 396 |
高さ (mm) | 337 | 448 | 448 |
質量 | 約 6.31 kg | 約 13.81 kg | 約 13.81 kg |
OMEN 25L(インテル)とOMEN 25L(AMD)は、色が違うだけで同じ寸法です。ロゴマークの25Lや15Lは筐体の体積を表します。
「Victus 15L」の体積は「OMEN 25L」の6割くらいなので、比較するとかなりコンパクトなサイズですね。

メンテナンス性について(※パネルの開けやすさ)

OMEN 25L(インテル/AMD)は、背面のボタンを押すと左側面の「シースルーサイドパネル」が一定の角度まで開きます。
この機種はHDDの増設もツール不要です。⇒ ◆ドライブベイについて


Victus 15(AMD)の場合は、トルクスレンチのT15(またはマイナスドライバー)でネジを緩めると、側面のパネルを取り外すことができます。
ドライブベイにHDDを取り付ける時も上記のツールが必要になります。⇒ ◆ドライブベイについて

筐体の内部について
OMEN 25L(インテル)、OMEN 25L(AMD)、Victus 15(AMD)の内部を実機でご紹介します。
OMEN 25L(インテル)の内部

OMEN 25L(インテル)RTX 3060 Ti 搭載モデルの内部。側面のパネルから内部が見える設計なので、ブラックを基調としたカラーで統一し、CPUクーラーやメモリにはLEDが搭載されています。
上位機種の「OMEN 45L」や「OMEN 40L」などと比較すると拡張性は低めで、「2.5インチ/3.5インチ兼用ドライブベイ」は1つのみ。M.2 SSDを1つ追加可能ですが、スロットはグラフィックスカードに隠れる位置にあります。(⇒ 参考画像)
公式サイトの画像では確認できませんが、実機には重いグラフィックスカードをしっかりと支える「サポートバー」が付いています。配線類もきれいにまとめられていますね。


RTX 3060 搭載モデルはグラフィックスカードのサイズが小さいので、ドライブベイとグラフィックスカードの間に大きな空間があります。
「サポートバー」の形状もRTX 3060 搭載モデルとは異なっていてコンパクトなサイズです。

OMEN 25L(AMD)の内部

OMEN 25L(AMD)の内部の構造はOMEN 25L(インテル)と同じですが、グラフィックスカードやサポートバーの形状などが異なります。
グラフィックスカードに隠れる位置にM.2 スロットがあります。(⇒ 参考画像)

Victus15L(AMD)の内部

Victus15L(AMD)は内部が見えない設計なのでLEDは搭載されていません。
ドライブベイを1つ搭載していますが、HDDを増設する場合は、内部のパーツを取り外す必要があるので少々手間がかかります。

冷却機構/エアフローについて
Victus 15L (AMD) | OMEN 25L (AMD) | OMEN 25L (インテル) |
![]() | ![]() | ![]() |
空冷クーラー | 2ヒートハイプ 空冷クーラー | 2ヒートハイプ 空冷クーラー |
LEDなし | RGB ※色変更可 | RGB ※色変更可 |
トップフロー | サイドフロー | サイドフロー |
後部ファンx1 電源ファンx1 | 前面ファンx1 後部ファンx1 電源ファンx1 | 前面ファンx1 後部ファンx1 電源ファンx1 |
OMEN 25L(インテル)とOMEN 25L(AMD)の筐体の構造は同じで、空冷クーラーは「サイドフロー型」を採用。LEDが搭載されているので、アプリで色を変更(または消灯)することが可能です。筐体の前方下部に吸気するための前面ファン(ベンチレーター)を備えています。
Victus 15Lも空冷クーラーを採用していますが「トップフロー型」でLEDは非搭載です。OMEN 25Lよりもコンパクトな筐体なので、吸気するための前面ファンは省かれています。
OMEN 25L(インテル/AMD)のエアフロー

OMEN 25Lの筐体は区画が分かれていない「シングルコンパートメントシャーシ」を採用。2つの区画に分かれているOMEN 45L(⇒ 参考画像)やOMEN 40L(⇒ 参考画像)などと比較すると、内部の空気の流れは少し複雑になります。
「サイドフロー型」の空冷クーラーは、空気を前方から後部に流すことが可能で、ヒートシンクを大型化して冷却性能を高めることができる点などが大きなメリットです。
※メッシュ状になっている天面一部から、温まった空気を自然に放出します。
サイドフローはエアフロー構築の点では良いですね。マザーボードや周囲のパーツを直接冷やせないのですが、当サイトのテストでは特に問題ありませんでした。⇒ ◆OMEN 25L(インテル)実機レビュー

Victus 15L(AMD)のエアフロー

Victus 15L はコンパクトなサイズなので、OMEN 25Lと比較すると内部はギュッと詰まった感じになります。
「トップフロー型」の空冷クーラーは、ヒートシンクの上から風を吹き付けるのでCPUの周囲のパーツやマザーボードなどを直接冷やすことができます。ヒートシンクの高さを抑えることができるので、内部の空間が狭いPCに搭載しやすいこともメリットです。
「トップフロー型」は「サイドフロー型」よりも冷却性能が劣りますが、Victus 15L は性能が控えめで発熱もそれほど多くないので十分冷却することができます。⇒ ◆Victus 15L(AMD)実機レビュー

マザーボードの仕様について
Victus 15L (AMD) | OMEN 25L (AMD) | OMEN 25L (インテル) |
![]() | ![]() | ![]() |
マザーボード名 Erica8 | マザーボード名 HanaL | マザーボード名 BlizzardL |
カスタマイズ済み 29.09 x 20.3cm | マイクロATX 24.0 x 24.0cm | マイクロATX 24.0 x 24.0cm |
AMD B550A チップセット | AMD B550 チップセット | Intel H670 チップセット |
ソケットタイプ AM4 | ソケットタイプ AM4 | ソケットタイプ LGA1700 |
◆仕様詳細 | ◆仕様詳細 | ◆仕様詳細 |
3製品のマザーボードは、チップセットやソケットタイプなどが異なっています。
メモリの仕様について
Victus 15L (AMD) | OMEN 25L (AMD) | OMEN 25L (インテル) |
![]() | ![]() | ![]() |
16GB (8GB×2) | HyperX 16GB (8GB×2) | HyperX 16GB (8GB×2) |
DDR4-3200MHz | DDR4-3200MHz | DDR4-3200MHz |
- | オーバークロック可 ※最大3467MHz | オーバークロック可 最大3467MHz |
- | RGB (色変更可) | RGB (色変更可) |
最大32GB | 最大128GB | 最大128GB |
2スロット (DIMM) | 4スロット (DIMM) | 4スロット (DIMM) |
◆仕様詳細 | ◆仕様詳細 | ◆仕様詳細 |
3モデルのメモリの速度や容量は同じですが、OMEN 25L(インテル)とOMEN 25L(AMD)はアプリでオーバークロックが可能です。スロット数や最大搭載量も、Victus 15L(AMD)よりも多くなっています。

OMEN 25L(インテル)とOMEN 25L(AMD)は、キングストンテクノロジー(Kingston Corporation)の「HyperX」ブランドのメモリを採用。メモリの仕様(DDR4-3200MHz)や容量(16GB)などは同じです。
最大搭載容量は上位機種(OMEN 45L、OMEN 40Lは最大64GB)よりも多く最大128GBまでとなっています。
設定アプリ(OMEN Gaming Hub)で、LEDの色や動作周波数を最大3467MHzにオーバークロックすることが可能です。


Victus 15L(AMD)のメモリはオーバークロック不可でLEDがない標準的な仕様です。メモリスロットが2つしかないので、最大搭載量の32GBにする場合は初期の16GBを差し替える必要があります。
OMEN 25L(AMD)とVictus 15L(AMD)は、CPUがGPUの全てのメモリにアクセスして、ゲーミング・パフォーマンスを向上させる「AMD Smart Access Memory テクノロジー」に対応しています。⇒ ◆AMD公式サイト
いずれのモデルも16GBのメモリを搭載しています。今のところゲーム用途では十分な容量ですね。


■メモリの容量について
⇒ ◆パソコンにどれくらいメモリを搭載すればよいのか?
⇒ ◆パソコンにどれくらいメモリを搭載すればよいのか?
SSDの仕様について
Victus 15L (AMD) | OMEN 25L (AMD) | OMEN 25L (インテル) |
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512GB M.2 SSD | WD_Black 1TB M.2 SSD | WD_Black 1TB M.2 SSD |
PCIe Gen 3x4 NVMe | PCIe Gen 4x4 NVMe | PCIe Gen 4x4 NVMe |
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OMEN 25L(インテル)とOMEN 25L(AMD)に搭載されているSSDは新規格のPCIe Gen 4x4で、Victus 15L(AMD)は従来規格のSSD(PCIe Gen 3x4)が搭載されています。
新規格のSSDは連続したデータの転送速度(一番上の項目)が非常に速いですね。

拡張スロットについて
Victus 15L (AMD) | OMEN 25L (AMD) | OMEN 25L (インテル) |
![]() | ![]() | ![]() |
PCI Express Gen 3.0 x16 × 1スロット (空0)※ | PCI Express Gen4 x16 ×1スロット (空0) | PCI Express Gen5 x16 ×1スロット (空0) |
PCI Express Gen 3.0 x 1 ×1スロット (空1)※ | - | - |
- | M.2 ×3スロット (空1) | M.2 ×3スロット (空1) |
◆仕様詳細 | ◆仕様詳細 | ◆仕様詳細 |
OMEN 25L(インテル)とOMEN 25L(AMD)はM.2 SSDを1台増設可能です。
※Victus 15L(AMD)のグラフィックス非搭載モデルはPCI Express x16 × 1スロット(空1)となります。


※Victus 15L(AMD)のPCI Express x1 は、各種拡張ボード(ネットワーク、USB、SATAカード、地デジなど)向けのスロットです。
ドライブベイについて
上記の3製品は「2.5インチ/3.5インチ兼用ドライブベイ」を備えているので、ストレージを1台増設可能です。
※Victus 15L(AMD)のグラフィックス非搭載モデルは、筐体下部の3.5インチドライブベイ(空1)となります。

OMEN 25Lは「工具不要」でHDDを増設することができます。標準でSATAケーブルが装着されていて、トレイにHDDを固定するためのピンが付いているのでネジは不要です。
OMEN 25Lは、ケーブルやネジを用意する必要がないのでHDDの増設がとても簡単ですね。


Victus 15L(AMD)の場合は、筐体を分解するときに工具が必要で、SATAケーブルやHDD固定用のネジを用意する必要があります。⇒ ◆Vic tus 15のドライブベイに3.5インチHDDを増設する手順
インターフェースについて
Victus 15L (AMD) | OMEN 25L (AMD) | OMEN 25L (インテル) |
![]() | ![]() | ![]() |
前面のインターフェース | 天面のインターフェース | |
Type-A 5Gbps ×2 | USB Type-A 5Gbps ×2 | USB Type-A 5Gbps ×2 |
USB Type-A 10Gbps ×2 | - | - |
USB Type-C 5Gbps ×1 | - | - |
ヘッドフォン出力/ マイク入力コンボポート ×1 | ヘッドフォン出力/ マイク入力コンボポート ×1 | ヘッドフォン出力/ マイク入力コンボポート ×1 |
- | マイク入力ポート ×1 | マイク入力ポート ×1 |
◆実機画像 | ◆実機画像 | ◆実機画像 |
背面のインターフェース | 背面のインターフェース | |
USB 2.0 Type-A ×4 | USB 2.0 Type-A ×4 | USB 2.0 Type-A ×4 |
- | USB Type-C 5Gbps ×1 | USB Type-C 5Gbps ×1 |
- | USB Type-C 10Gbps ×1 | USB Type-C 10Gbps ×1 |
ライン出力×1 | ライン出力×1 | ライン出力×1 |
ライン入力×1 | ライン入力×1 | ライン入力×1 |
マイク入力×1 | マイク入力×1 | マイク入力×1 |
LAN端子 | LAN端子 | LAN端子 |
◆実機画像 | ◆実機画像 | ◆実機画像 |
前面(または天面)のインターフェースは、OMEN 25LよりもVictus 15Lの方がUSBポートを3つも多く備えています。
背面のUSBポートは、Victus 15LよりもOMEN 25Lの方がUSB Type-Cを2つ多く備えています。
USBポートの合計数はOMEN 25Lが8基、Victus 15Lが9基です。

【転送速度】
※5Gbps=625MB/s 理論値
※10Gbps=1,250MB/s 理論値
※5Gbps=625MB/s 理論値
※10Gbps=1,250MB/s 理論値
電源の容量について
Victus 15L (AMD) | OMEN 25L (AMD) | OMEN 25L (インテル) |
![]() | ![]() | ![]() |
ATX電源 500W | Cooler Master ATX電源 600W | Cooler Master ATX電源 500W |
80PLUS Gold | 80PLUS Gold | 80PLUS Bronze |
OMEN 25L(AMD)が最も容量が多い600WのATX電源(80PLUS Gold)が搭載されています。OMEN 25L(インテル)は初期の頃は600W(80PLUS Gold)でしたが、部品の供給不足を理由に500W(80PLUS Bronze)に仕様変更されています。
80PLUS グレード | 負荷 10% | 負荷 20% | 負荷 50% | 負荷 100% |
TITANIUM | 90% | 92% | 94% | 90% |
PLATINUM | - | 90% | 92% | 89% |
GOLD | - | 87% | 90% | 87% |
SILVER | - | 85% | 88% | 85% |
BRONZE | - | 82% | 85% | 82% |
STANDARD | - | 80% | 80% | 80% |
「80PLUS」は6つのグレードがあります。最上位は「TITANIUM」で、グレードが高くなるほど電力変換効率が高くなります。
「GOLD」と「BRONZE」の電力変換効率は5%くらいの違いがあります。

Windows 11の「Home」と「Pro」の違い
OMEN 25Lは「Windows 11 Pro」、Victus 15Lは「Windows 11 Home」を搭載しています。
基本的な機能(仕事や楽しむための機能)は共通ですが、「Windows 11 Pro」はセキュリティー機能が強化されていて、共有ネットワークへの接続、リモートデスクトップで遠隔操作、仮想OSの起動(Hyper-V)など、ビジネスシーンで便利な機能を多数備えています。
個人使用の場合は「Windows 11 Home」で十分ですね。

【Microsoft 公式サイト】
⇒ ◆Windows 11 Home と Pro バージョンを比較する
⇒ ◆Windows 11 Home と Pro バージョンを比較する
プロセッサーの仕様・性能比較
Victus 15L (AMD) | OMEN 25L (AMD) | OMEN 25L (インテル) |
![]() | ![]() | ![]() |
Ryzen 5 5600G | Ryzen 5 5600X | Core i7-12700F |
最大 4.4 GHz 6コア 12スレッド ※TDP 65 W | 最大 4.6 GHz 6コア 12スレッド ※TDP 65 W | 最大 4.90 GHz 8P4Eコア 20スレッド ※TDP 65 W ※ターボ時 180 W |
⇒ CPU-Z | ⇒ CPU-Z | ⇒ CPU-Z |
OMEN 25L(インテル)は「Core i7-12700F」、OMEN 25L(AMD)は「Ryzen 5 5600X」、Victus 15L(AMD)は「Ryzen 5 5600G」を搭載。
■「Core i7-12700F」のコア設計について
Pコア:従来の役割を果たす高性能コア
Eコア:マルチスレッド処理に特化したコア高効率コア
Pコア:従来の役割を果たす高性能コア
Eコア:マルチスレッド処理に特化したコア高効率コア
「Core i7-12700F」は新たなコア設計が採用されたプロセッサーなので、前世代よりも大幅にパフォーマンスが向上しています。

「CINEBENCH R23」ベンチマーク

「CINEBENCH R23」でCPUの性能を測定することができます。マルチスレッドテストでは、「Core i7-12700F」と「Ryzen 5 5600X」「Ryzen 5 5600G」は約2倍も性能差がありました。
「Ryzen 5 5600X」と「Ryzen 5 5600G」のマルチスレッドのスコアはほぼ同じですが、1コアのテストでは「Ryzen 5 5600X」の方が約7%高いスコアを記録。
全てのコアを利用するような用途では「Core i7-12700F」の方が圧倒的に処理が速いですね。

⇒ ◆「CINEBENCH R23」の実機ベンチマークまとめ
※ベンチマークテストはあくまでも目安としてご覧ください。
※ベンチマークテストはあくまでも目安としてご覧ください。
「CPU Profile」ベンチマーク

3DMARKの「CPU Profile」で用途に応じたCPUのパフォーマンスを測定することができます。
多くのコアを利用するクリエイティブな作業は16スレッド以上のスコア、「DirectX 12世代」のゲームは8スレッド、DirectX 9世代を利用するゲームは4スレッドのスコアが参考になります。
MAXコアのテストでは、「Core i7-12700F」は「Ryzen 5 5600X」と「Ryzen 5 5600G」よりも約1.73倍高性能ですが、8コアのテストでは1.37倍、4コアのテストでは数%程度の差に収まっています。
クリエイティブな用途では「Core i7-12700F」の処理能力が非常に優れていますが、利用するコアの数が少なくなるほど性能差が縮まっています。

グラフィックスの仕様・性能比較
Victus 15L (AMD) | OMEN 25L (AMD) | OMEN 25L (インテル) |
![]() | ![]() | ![]() |
Radeon RX 6600XT ⇒ GPU-Z | Radeon RX 6700XT ⇒ GPU-Z | RTX 3060 Ti ⇒ GPU-Z |
Radeon グラフィックス (プロセッサーに内蔵) | RTX 3060 ⇒ GPU-Z |
OMEN 25L(インテル)は「GeForce RTX 30 シリーズ」、OMEN 25L(AMD)とVictus 15L(AMD)は「Radeon RX 6000 シリーズ」のグラフィックスが搭載されています。いずれもミドルクラスのGPUで、フルHD(1920x1080)の解像度でゲームをプレイするのに適した性能を備えています。
3DMARK「Time Spy」ベンチマーク

DX12・WQHD(2560x1440)解像度の「Time Spy 」ベンチマークでは、「Radeon RX 6700XT」が「RTX 3060 Ti」よりも10%くらい高いフレームレートを記録。
下位の「Radeon RX 6600XT」も「RTX 3060」を約5%上回るフレームレートを出しています。

3DMARK「Fire Strike」ベンチマーク

DX11・フルHD解像度の「Fire Strike」ベンチマークでは、「Radeon RX 6000 シリーズ」が「GeForce RTX 30 シリーズ」を上回るフレームレートを記録。
「Radeon RX 6700XT」は「RTX 3060 Ti」よりも3割くらい高いフレームレートが出ています。

3DMARK「Port Royal」ベンチマーク

リアリタイムレイトレーシングに対応した「Port Royal」のテストでは、「Radeon RX 6000 シリーズ」のフレームレートが伸びない傾向で、レイトレーシング非対応の「Fire Strike」とは異なる結果になりました。
「Radeon RX 6000 シリーズ」はレイトレーシングの処理があまり得意ではなさそうですね。

「DirectX Raytracing feature test」ベンチマーク

「DirectX Raytracing feature test」は、純粋なレイトレーシングの性能を測定。「Radeon RX 6000 シリーズ」のフレームレートが伸びず、「RTX 3060」を大きく下回っています。
イトレーシングの性能は「GeForce RTX 30 シリーズ」の方が優れていますね。

「FF14:暁のフィナーレ」ベンチマーク

「FF14:暁のフィナーレ」のベンチマークでは、「Radeon RX 6700XT」が「RTX 3060 Ti」に迫るスコアを記録。
このゲームはそれほど重くないので、下位の「Radeon RX 6600XT」でも快適にプレイできるフレームレートが出ています。

「F1 2022」ベンチマーク

レイトレーシング対応ゲームの「F1 2022」のベンチマークでは、「RTX 3060 Ti」は「RTX 3060」よりも約1.4倍も高いフレームレートを記録。「Radeon RX 6000 シリーズ」はフレームレートが伸びず「RTX 3060」を下回っています。
このゲームは、AIでパフォーマンスを向上させる「NVIDIA DLSS」を利用できるGeForce RTX シリーズが大きくフレームレートを伸ばしています。

■「F1 2022」ベンチマークの設定について
・プリセット:超高(最高画質)
・DirectX 12
※サーキット:マイアミ・インターナショナル・オートドローム
※天候:晴天(ドライ)
※異方性フィルタリング:16X
※アンチエイリアス(NVIDIAの場合):NVIDIA DLSS
※アンチエイリアス(AMDの場合):TAAとFidelityFX シャープニング
※カメラモード:切り替
・プリセット:超高(最高画質)
・DirectX 12
※サーキット:マイアミ・インターナショナル・オートドローム
※天候:晴天(ドライ)
※異方性フィルタリング:16X
※アンチエイリアス(NVIDIAの場合):NVIDIA DLSS
※アンチエイリアス(AMDの場合):TAAとFidelityFX シャープニング
※カメラモード:切り替
「Forza Horizon 5」ベンチマーク

「Forza Horizon 5」のベンチマークでは、「Radeon RX 6700XT」が「RTX 3060 Ti」よりも3割くらい高いフレームレートを記録。「Radeon RX 6600XT」も「RTX 3060」を2割くらい上回っています。
このゲームはレイトレーシングには対応していますが、「NVIDIA DLSS」の設定がないのでRadeon勢がかなり良いパフォーマンスを発揮しています。

■「Forza Horizon 5」ベンチマークの設定について
・プリセット:エクストリーム(最高画質)※レイトレーシング:高
・DirectX 12
・プリセット:エクストリーム(最高画質)※レイトレーシング:高
・DirectX 12
「サイバーパンク 2077」ベンチマーク

「サイバーパンク 2077」は最高画質にすると非常に重いゲームです。レイトレーシング対応で「DLSS」が利用できるのでGeForce 勢に有利な結果が出ています。
「RTX 3060 Ti」は「RTX 3060」の約1.24倍のフレームレートを記録しましたが、平均でギリギリ60FPSなので画質を下げた方が快適ですね。

■「サイバーパンク 2077」ベンチマークの設定について
・プリセット:レイトレーシング ウルトラ(最高画質)
・DirectX 12
※レイトレーシング:ON
※DLSS :GeForce RTX の場合は「自動」
※ダイナミック解像度スケーリング:OFF
※FidelityFX Super Resolution 1.0:自動
※FidelityFX シャープニング:ON
・プリセット:レイトレーシング ウルトラ(最高画質)
・DirectX 12
※レイトレーシング:ON
※DLSS :GeForce RTX の場合は「自動」
※ダイナミック解像度スケーリング:OFF
※FidelityFX Super Resolution 1.0:自動
※FidelityFX シャープニング:ON
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「OMEN 25L」「Victus 15L」の比較レビューまとめ

OMEN 25LとVictus 15Lの比較
■OMEN 25L(インテル)の評価
・今回比較した中ではCPU性能が最も高性能(他の約2倍)
・GeForce RTX はレイトレーシング&DLSS対応ゲームで高いパフォーマンスを発揮
・「RTX 3060 Ti」は「RTX 3060」よりも2~4割くらい高性能
・メンテナンス性が良くHDDの増設が簡単に行える
・合計3台のストレージを搭載可能
・裏セールで約18万円前後
■OMEN 25L(AMD)の評価
・CPU性能が「Core i7-12700F」の約5割
・「Radeon RX 6700XT」はゲームによって得意不得意がある
・下位の「Radeon RX 6600XT」よりも2~3割くらい高性能
・メンテナンス性が良くHDDの増設が簡単に行える
・合計3台のストレージを搭載可能
・裏セールで約17万円後半
■Victus 15L(AMD)の評価
・HPのゲーミングPCの中では最もコンパクトなサイズ
・CPU性能は「Core i7-12700F」の約5割でOMEN 25L(AMD)とほぼ同じ
・「Radeon RX 6600XT」はゲームによって得意不得意がある
・上位の「Radeon RX 6700XT」の7~8割くらいの性能
・HDDの増設が可能ですがSATAケーブルやネジを用意する必要がある
・合計3台のストレージを搭載可能
・裏セールで約14万円後半
この記事では20万円以内で買えるHP製ゲーミングPC(3製品)を比較しました。おすすめ順は下記のとおりです。
1)OMEN 25L(インテル)RTX 3060 Ti 搭載モデル
今回比較した中では最も高性能でコスパが良い。
2)Victus 15L(AMD)Radeon RX 6600XT 搭載モデル
性能を割り切れるのなら最も安く購入可能。設置しやすいコンパクトなサイズ。
3)OMEN 25L(インテル)RTX 3060 搭載モデル
在庫があるので早く届いて使用できる。コスパよりも納期を重視するのならあり。
4)OMEN 25L(AMD)Radeon RX 6700XT 搭載モデル
ゲームによっては「RTX 3060 Ti」を上回る場合がありますが、レイトレーシングのゲームはあまり得意ではない印象。もう少し安くなれば選択肢になると思います。
★クリエイティブな作業をするのならOMEN 25L(インテル)
ゲームだけでなく写真編集や動画編集などをするのなら、OMEN 25L(インテル)をおススメします。CPUの性能はAMD搭載モデルと比較すると約2倍も高性能です。
★レイトレーシング&DLSS対応ゲームは「GeForce RTX シリーズ」
グラフィックスの性能はゲームによって優劣が変わりますが、レイトレーシング&DLSS対応ゲームは「RTX 3060 Ti」や
「RTX 3060」が優れたパフォーマンスを発揮していました。
1)OMEN 25L(インテル)RTX 3060 Ti 搭載モデル
今回比較した中では最も高性能でコスパが良い。
2)Victus 15L(AMD)Radeon RX 6600XT 搭載モデル
性能を割り切れるのなら最も安く購入可能。設置しやすいコンパクトなサイズ。
3)OMEN 25L(インテル)RTX 3060 搭載モデル
在庫があるので早く届いて使用できる。コスパよりも納期を重視するのならあり。
4)OMEN 25L(AMD)Radeon RX 6700XT 搭載モデル
ゲームによっては「RTX 3060 Ti」を上回る場合がありますが、レイトレーシングのゲームはあまり得意ではない印象。もう少し安くなれば選択肢になると思います。
★クリエイティブな作業をするのならOMEN 25L(インテル)
ゲームだけでなく写真編集や動画編集などをするのなら、OMEN 25L(インテル)をおススメします。CPUの性能はAMD搭載モデルと比較すると約2倍も高性能です。
★レイトレーシング&DLSS対応ゲームは「GeForce RTX シリーズ」
グラフィックスの性能はゲームによって優劣が変わりますが、レイトレーシング&DLSS対応ゲームは「RTX 3060 Ti」や
「RTX 3060」が優れたパフォーマンスを発揮していました。





■レビューについて
※商品仕様/価格については、最終更新日時点のものです。
※製品仕様やPCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
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