
HPのゲーミングデスクトップパソコン「OMEN 25L Desktop(AMD)」の実機レビュー!
「Ryzen 5 5600X」「Radeon RX 6700XT グラフィックス」を搭載したモデレートモデルの外観や内部、性能などを詳しくチェックします。

【実機比較レビュー】
⇒ ◆OMEN 25L(インテル/AMD)、Victus 15L の違いについて
最終更新日:2022年7月28日⇒ ◆OMEN 25L(インテル/AMD)、Victus 15L の違いについて
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OMEN 25L モデレートモデル(AMD)の評価
◆フルHDでゲームを快適に楽しめるオシャレなカラーのゲーミングPC
OMEN 25L Desktop(AMD)の製品特徴
◆OMEN 25L(AMD)モデレートモデルの主な特徴
◆OMEN 25L(AMD)のスペック・販売価格 ※9/15
◆お得なキャンペーン・割引クーポン! ★7%OFFクーポンでお買い得!
外観/カラーについて
◆外観・デザイン・カラーについて
◆クリアパネル(左側面)の取り外し
◆天面のインターフェース
◆背面のインターフェース
◆底面について(リサイクルマーク)
内部について
◆OMEN 25L(AMD)の内部 ※マザーボードの情報
◆2.5インチ/3.5インチ兼用ドライブベイ
プロセッサーのベンチマーク(AMD Ryzen 5 5600X)
◆「Ryzen 5 5600X」のスペック
◆プロセッサーのベンチマーク 【CINEBENCH R23】
◆動画エンコードのベンチマーク 【x264 FHD Benchmark】
◆3DMARK【CPU Profile】
グラフィックスのベンチマーク(AMD Radeon RX 6700XT)
◆「Radeon RX 6700XT」のスペック
◆3DMARK【Time Spy Extreme】
◆3DMARK【Time Spy】
◆3DMARK【Fire Strike Ultra】
◆3DMARK【Fire Strike Extreme】
◆3DMARK【Fire Strike】
レイトレーシングのベンチマーク
◆3DMARK【Poat Royal】
◆3DMARK【DirectX Raytracing feature test】
ゲームベンチマーク
◆『ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ』ベンチマーク
◆『F1 2022』ベンチマーク
◆『Forza Horizon 5』ベンチマーク
◆『サイバーパンク2077』ベンチマーク
ゲームプレイ時のフレームレート
◆『ELDEN RING』をプレイした時のフレームレートをチェック!
SSDのベンチマーク
◆CrystalDiskMark
◆3DMARK【STORAGE BENCHMARK】
メモリについて
◆メモリの仕様/搭載量について
ストレステスト
◆【CINEBENCH R23】を10分間連続でテスト
動作温度・消費電力・動作音について
◆ベンチマーク時の動作温度について
◆ベンチマーク時の消費電力について
◆冷却ファンの音について
付属ソフトについて
◆様々な設定ができる「OMEN Gaming Hub」
◆ベンチマークテスト時の設定について
同梱品について
◆OMEN 25L(AMD)の同梱品
サポートページ・お役立ち情報
◆トラブルシューティング・ドライバー・取扱説明書・リカバリメディアの作成について
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OMEN 25L モデレートモデル(AMD)の評価
◆フルHDでゲームを快適に楽しめるオシャレなカラーのゲーミングPC
OMEN 25L Desktop(AMD)の製品特徴
◆OMEN 25L(AMD)モデレートモデルの主な特徴
◆OMEN 25L(AMD)のスペック・販売価格 ※9/15
◆お得なキャンペーン・割引クーポン! ★7%OFFクーポンでお買い得!
外観/カラーについて
◆外観・デザイン・カラーについて
◆クリアパネル(左側面)の取り外し
◆天面のインターフェース
◆背面のインターフェース
◆底面について(リサイクルマーク)
内部について
◆OMEN 25L(AMD)の内部 ※マザーボードの情報
◆2.5インチ/3.5インチ兼用ドライブベイ
プロセッサーのベンチマーク(AMD Ryzen 5 5600X)
◆「Ryzen 5 5600X」のスペック
◆プロセッサーのベンチマーク 【CINEBENCH R23】
◆動画エンコードのベンチマーク 【x264 FHD Benchmark】
◆3DMARK【CPU Profile】
グラフィックスのベンチマーク(AMD Radeon RX 6700XT)
◆「Radeon RX 6700XT」のスペック
◆3DMARK【Time Spy Extreme】
◆3DMARK【Time Spy】
◆3DMARK【Fire Strike Ultra】
◆3DMARK【Fire Strike Extreme】
◆3DMARK【Fire Strike】
レイトレーシングのベンチマーク
◆3DMARK【Poat Royal】
◆3DMARK【DirectX Raytracing feature test】
ゲームベンチマーク
◆『ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ』ベンチマーク
◆『F1 2022』ベンチマーク
◆『Forza Horizon 5』ベンチマーク
◆『サイバーパンク2077』ベンチマーク
ゲームプレイ時のフレームレート
◆『ELDEN RING』をプレイした時のフレームレートをチェック!
SSDのベンチマーク
◆CrystalDiskMark
◆3DMARK【STORAGE BENCHMARK】
メモリについて
◆メモリの仕様/搭載量について
ストレステスト
◆【CINEBENCH R23】を10分間連続でテスト
動作温度・消費電力・動作音について
◆ベンチマーク時の動作温度について
◆ベンチマーク時の消費電力について
◆冷却ファンの音について
付属ソフトについて
◆様々な設定ができる「OMEN Gaming Hub」
◆ベンチマークテスト時の設定について
同梱品について
◆OMEN 25L(AMD)の同梱品
サポートページ・お役立ち情報
◆トラブルシューティング・ドライバー・取扱説明書・リカバリメディアの作成について
製品写真は当サイトで撮影したものです。パソコンの色味は照明や環境によって少し違って見える場合があります。

OMEN 25L(AMD)実機レビューのまとめ

OMEN 25L(AMD)モデレートモデルの評価
【外観や内部について】
・「ホワイト」のカラーがオシャレな雰囲気。
・ケーブル類が用意されているのでHDDの増設が容易。
・上位機種よりも拡張性は低い。(※ドライブベイが1つのみ)
【性能について】
・「Ryzen 5 5600X」の性能は「Core i7-12700F」の約5割くらい。
・「Radeon RX 6700XT」はベンチマークで「RTX 3060 Ti」を上回る場合がありますが、レイトレーシングのテストでは「RTX 3060」を下回る傾向。
【冷却性能や動作音について】
・CPUの性能が控えめで、動作温度がそれほど高くないので動作音は静か。
【注意点】
・空きのM.2スロットにSSDを追加する場合は、グラフィックスカードを取り外す必要がある。
・電源ケーブルの端子が3ピン。
・キーボードやマウスが付属しない。
OMEN 25L(AMD)は「セラミックホワイト」のカラーがとても魅力的ですが、性能についてはOMEN 25L(インテル)と十分比較検討する必要があると思います。⇒ ◆OMEN 25L(インテル/AMD)の違いについて
「Ryzen 5 5600X」は「Core i7-12700F」と比較すると非常に大きな性能差があるので、ゲームだけでなくクリエイティブな用途でも処理性能を求めるのならOMEN 25L(インテル)が選択肢になります。
「Radeon RX 6700XT」は3DMARKで「RTX 3060 Ti」を上回ることが多かったのですが、レイトレーシング対応ゲームはフレームレートが伸びませんでした。GeForec RTX 30 シリーズと比較するとゲームによって得意・不得意の差が大きい印象です。
「Ryzen 5 5600X」は「Core i7-12700F」と比較すると非常に大きな性能差があるので、ゲームだけでなくクリエイティブな用途でも処理性能を求めるのならOMEN 25L(インテル)が選択肢になります。
「Radeon RX 6700XT」は3DMARKで「RTX 3060 Ti」を上回ることが多かったのですが、レイトレーシング対応ゲームはフレームレートが伸びませんでした。GeForec RTX 30 シリーズと比較するとゲームによって得意・不得意の差が大きい印象です。
OMEN 25L(AMD)のゲーム性能はタイトル次第ですが、クリエイティブな用途で使うのならOMEN 25L(インテル)の方が快適ですね。

OMEN 25L(AMD)の主な特徴

OMEN 25L(AMD)モデレートモデルの主な特徴
・モデル名:OMEN by HP 25L Desktop GT15-0570jp
・筐体のカラー:セラミックホワイト
・2ヒートハイプ 空冷クーラー RGB(サイドフロー)
・AMD Ryzen 5 5600X デスクトップ・プロセッサー
・AMD Radeon RX 6700XT グラフィックス
・HyperX 16GB DDR4-3200MHz RGB (最大128GB)
・Western Digital WD_Black 1TB M.2 SSD (PCIe Gen 4x4 NVMe)
・Wi-Fi 6、 Bluetooth 5.2
・OMEN Gaming Hub(設定アプリ)
AMD製のプロセッサーとグラフィックスを搭載したモデルは「セラミックホワイト」のボディが大きな特徴です。

【関連項目】
⇒ ◆ベンチマークテスト時の設定について
⇒ ◆ベンチマークテスト時の設定について
OMEN 25L(AMD)のスペック・販売価格
「OMEN 25L(AMD)」は1モデルのみ販売中。PCパーツの変更はできませんが、周辺機器や長期保証などはオプションで追加することができます。

OMEN by HP 25L Gaming Desktop GT15-0000jp シリーズ ※販売価格は2022年9月15日時点 | |
![]() | |
OMEN by HP 25L Desktop GT15-0570jp モデレートモデル | |
¥189,000(税込)~ | |
ミニタワー型 (縦置き)、左サイドパネル (シースルー) | |
セラミックホワイト | |
Windows 11 Pro | |
AMD Ryzen 5 5600X デスクトップ・プロセッサー (6コア/12スレッド、35MB キャッシュ、最大ブースト 4.6 GHz) | |
AMD B550チップセット | |
2ヒートハイプ 空冷クーラー RGB (サイドフロー) | |
HyperX 16GB (8GB×2) DDR4-3200MHz RGB (最大128GB) (※最大128GB) | |
4スロット (DIMM) | |
Western Digital WD_Black 1TB M.2 SSD (PCIe Gen 4x4 NVMe) | |
AMD Radeon RX 6700XT グラフィックス | |
OMEN Audio Control Support DTS:X Ultra Realtek ALC3867-CG (HighDefinition Audio 準拠、チップセット内蔵) 5.1 チャンネルオーディオ対応 | |
10/100/1000 Mbps オンボードネットワークコネクション | |
IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6)、 Bluetooth 5.2 | |
PCI Express Gen4 x16 ×1スロット (空0) M.2 ×3スロット (空1) | |
2.5インチ/3.5インチ兼用×1 (空1) | |
【天面のインターフェース】 SuperSpeed USB Type-A 5Gbps ×2 ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1 マイク入力ポート×1 | |
【背面のインターフェース】 USB 2.0 Type-A ×4 SuperSpeed USB Type-C 5Gbps ×1 SuperSpeed USB Type-C 10Gbps ×1 ライン出力×1、ライン入力×1、マイク入力×1 | |
HDMI2.1 ×1、DisplayPort1.4a ×3 | |
縦置き:約 165 × 396 × 448 mm 約 13.81 kg | |
Cooler Master 内蔵 600W ATX電源、80PLUS Gold | |
マカフィー リブセーフ(1年版) | |
1年間 (引き取り修理サービス、パーツ保証) 使い方サポート1年間 | |
⇒ ◆キャンペーン・割引クーポン! |
お得なキャンペーン:お得なクーポン!

⇒ ◆HPパソコン割引クーポン
当サイトのクーポンご利用で「OMEN 25L(AMD)」が7%OFF!
⇒ ◆ゲーミングPC裏セール
お得すぎてこっそり開催されているキャンペーン!モデレートモデルが ¥178,200(税込)~(※2022年9月15日時点)
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外観・デザイン・カラーについて

OMEN 25LのAMD搭載モデルは「セラミックホワイト」を採用
・シンプルでスタイリッシュなデザイン
・オシャレな雰囲気の「セラミックホワイト」
・前面パネルには細いスジのような「ヘアライン加工」
・EM(電磁波防止)コーティング強化ガラス製の「シースルーサイドパネル」
OMEN 25L(インテル)は精悍な印象の「シャドウブラック」ですが、OMEN 25L(AMD)は「セラミックホワイト」を採用。つやを抑えた仕上がりで、前面のパネルのみ「ヘアライン加工」が施されています。
⇒ ◆OMEN 25L(インテル)実機レビュー
⇒ ◆OMEN 25L(インテル)実機レビュー
同じデザインでもカラーの違いで印象がが大きく変わります。「セラミックホワイト」はオシャレな雰囲気ですね。


AMD搭載モデルは、さわやかな印象の「セラミックホワイト」が魅力的。

電磁波防止対策が施されている左側面のパネル(EMコーティング強化ガラス製)は、クリアになっているので内部のパーツやイルミネーションを見ることができます。
LEDの設定はアプリで変更可能です。⇒ ◆「OMEN Gaming Hub」について


クリアパネルの「25L」は筐体のサイズを示すマーク。

右側面(裏配線側)はスッキリとした印象。

右側面のパネルには「OMEN」のロゴがあります。

天面はメッシュ状になっていて、電源スイッチやインターフェース類があります。⇒ ◆天面のインターフェース

前面の「ヘアライン」は、とてもきめ細かい仕上がりです。

クリアパネル(左側面)の取り外し

背面のボタン(アクセスドアボタン)を押すと、左側面のクリアパネルが開きます。

クリアパネルが開いて画像の角度で止まったら、上に持ち上げて取り外すことが可能です。
OMEN 25Lシリーズのクリアパネルの色は透明に近いですね。

天面のインターフェース

天面のインターフェース(各部名称)
1)ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート
2)マイク入力ポート
3)USB 3.2 Gen 1 Type-A ポート 5 Gbps x2
4)電源ボタン
【転送速度】
※5Gbps=625MB/s 理論値
※5Gbps=625MB/s 理論値
背面のインターフェース

背面のインターフェース(AMD Radeon RX 6700XT 搭載モデル)
1)オーディオ入力コネクタ
2)オーディオ出力コネクタ
3)オーディオ入力(マイク)コネクタ
4)USB 2.0 Type-A(×2)
5)RJ-45(ネットワーク)コネクタ
6)USB Type-C SuperSpeed 5 Gbps ポート
7)USB 2.0 Type-A
8)USB 2.0 Type-A
9)USB Type-C SuperSpeed 10 Gbps ポート
10)HDMI 2.1
11)DisplayPort 1.4a ×3
12)電源コネクタ
【転送速度】
※5Gbps=625MB/s 理論値
※10Gbps=1,250MB/s 理論値
※5Gbps=625MB/s 理論値
※10Gbps=1,250MB/s 理論値
底面について(リサイクルマーク)

底面はメッシュ状になっていて、内部を冷却するための空気を取り入れることができます。

標準添付されている「PCリサイクルマーク」は、底面のステッカーにプリントされています。

OMEN 25L(AMD)の内部について

OMEN 25L(AMD)の内部とマザーボードの情報
【筐体の特長】
・筐体の下部に「ベンチレーター」を装備。
・グラフィックスカードを支える「サポートバー」あり。
【PCパーツの仕様】
・AMD Ryzen 5 5600X プロセッサー
・2ヒートパイプ空冷クーラー(サイドフロー)
・HyperX 16GB (8GB×2) DDR4-3200MHz RGB (最大128GB)
・WD_Black 1TB M.2 SSD (PCIe Gen 4x4 NVMe)※ヒートシンクなし
・AMD Radeon RX 6700XT グラフィックス
・600W ATX電源(80PLUS Gold)
【マザーボードの仕様】
・マザーボード名:⇒ ◆HanaLマザーボードの仕様
・フォームファクター:マイクロATX(24.0 x 24.0cm)
・チップセット: AMD B550 チップセット
・メモリスロット:4スロット(DIMM)※最大128GB
【拡張スロット】
・PCI Express Gen5 x16 ×1 スロット (空0)
・ M.2 × 3スロット (空1)
【ドライブベイ】
・2.5インチ/3.5インチ兼用x1
OMEN 25L(AMD)の内部の設計はインテル搭載モデル(⇒ ◆実機レビュー)と同じですが、見た目ではグラフィックスカードが異なっています。拡張性はそれほど高くなく「2.5インチ/3.5インチ兼用ドライブベイ」を1つのみ搭載。

サイドフロー型の空冷クーラーは、ヒートシンクを大型化しやすいこと、内部の前方から後方への空気の流れをきれいに整えやすいことなどが大きなメリットです。

DDR4のメモリスロットは4基で、最大搭載容量は128GBです。標準で8GBのメモリを2枚(合計16GB)搭載。
メモリはオーバークロック可能です。設定はアプリで変更可能することができます。⇒ ◆「OMEN Gaming Hub」


「AMD Radeon RX 6700XT グラフィックス」には、輸送時の振動やカードのたわみを防ぐ「グラフィックス・サポートバー」が装着されています。
グラフィックスカードの長さはメモリは約253mmです。側面のLEDの色変更や消灯などはアプリで変更できません。


「Radeon RX 6700XT グラフィックス」は冷却ファンを2つ搭載。

マザーボードの「SATAコネクタ」は1つのみ。
あらかじめ増設用のSATAケーブルが装着されています。


積極的に空気を取り入れるための「ベンチレーター」を筐体の下部に搭載。
前面パネル(両側面)のスリットから空気を取り入れます。


600WのATX電源ユニット(80PLUS GOLD認証を取得)を搭載。
「80 PLUS Gold」の電気変換効率は87~90%です。
2.5インチ/3.5インチ兼用ドライブベイ

OMEN 25L(AMD)は「2.5インチ/3.5インチ兼用ドライブベイ」を1つ搭載。
SATAケーブルとHDD用の電源ケーブルが付属しているので、ストレージの増設を簡単に行うことができます。


HDDを装着するためのトレイは柔軟性がある樹脂製で、両端をつまむとドライブベイから引き出すことができます。
トレイの内側には「3.5インチHDDを固定するためのピン」が付いているのでネジは不要です。

「AMD Ryzen 5 5600X」のスペック
AMD Ryzen プロセッサーのスペック比較 | ||||
CPU | Ryzen 5 5600G | Ryzen 5 5600X | ||
詳細情報 | ⇒ CPU-Z | ⇒ CPU-Z | ||
コア数 | 6 | 6 | ||
スレッド数 | 12 | 12 | ||
最大ブースト クロック | 4.4GHz | 4.6GHz | ||
基本クロック | 3.9GHz | 3.7GHz | ||
L2キャッシュ | 3MB | 3MB | ||
L3キャッシュ | 16MB | 32MB | ||
TDP | 65W | 65W | ||
プロセス | TSMC 7nm FinFET | TSMC 7nm FinFET | ||
パッケージ | AM4 | AM4 | ||
最大温度 | 95°C | 95°C | ||
実機レビュー | Victus 15L | この記事 |
OMEN 25L(AMD)に搭載されている「Ryzen 5 5600X」は、「Ryzen 5 5600G」よりも最大動作周波数が200MHz高く、L3キャッシュは2倍の容量を搭載しています。
パフォーマンスに大きな影響を与えるコアとスレッド数は同じです。

第12世代プロセッサーの詳細はこちらの記事をご覧ください。
⇒ ◆第 12 世代インテル Core ハイブリッド・テクノロジーの仕組み
⇒ ◆第 12 世代インテル Core ハイブリッド・テクノロジーの仕組み
プロセッサーのベンチマーク【CINEBENCH R23】

■CINEBENCH R23 ベンチマーク
・プロセッサーの性能を測定
・Ryzen 5 5600X(最大4.6GHz、6コア 12スレッド)
・マルチスレッドのスコア:10746 ※全コアの性能
・シングルスレッドのスコア:1531 ※1コアの性能
※C=コア T=スレッド
※Pコア:Performanceコア(高性能)
※Eコア:Efficientコア(高効率)
「Ryzen 5 5600X」のマルチコア性能は「Core i7-12700F」の約52%で、「Ryzen 5 5600G」と比較した場合はほぼ同じスコア。シングルスレッド性能は「Ryzen 5 5600G」よりも優れていて約107%のスコアを記録しています。
「Ryzen 5 5600X」と第12世代インテルプロセッサーの差はかなり大きいですね。特にクリエイティブな作業をされる方は、インテル搭載モデルの方が快適に作業することができます。

⇒ ◆「CINEBENCH R23」の実機ベンチマークまとめ
※ベンチマークテストはテスト環境(室温)やPCの冷却性能などがスコアに影響する場合があります。あくまでも目安としてご覧ください。
※ベンチマークテストはテスト環境(室温)やPCの冷却性能などがスコアに影響する場合があります。あくまでも目安としてご覧ください。
動画エンコードのベンチマーク【x264 FHD Benchmark】

■x264 FHD Benchmark
・H.264形式の動画(フルHD)をエンコードするテスト
・Ryzen 5 5600X(最大4.6GHz、6コア 12スレッド)
・ベンチマークのスコア:55.74 fps
・エンコード時間:45秒
※C=コア T=スレッド
※Pコア:Performanceコア(高性能)
※Eコア:Efficientコア(高効率)
「Ryzen 5 5600X」は、「Core i7-12700F」よりも約16秒長い時間(約1.5倍)で処理が完了。
このテストでは「CINEBENCH R23」のように2倍も差がつきませんでしたが、かなり大きな性能差ですね。

⇒ ◆『x264 FHD Benchmark 』の実機ベンチマークまとめ
※ベンチマークテストはあくまでも目安としてご覧ください。
※ベンチマークテストはあくまでも目安としてご覧ください。
3DMARK【CPU Profile】ベンチマーク

■3DMARK「CPU Profile」
・CPUの性能のみを測定するベンチマーク
・Ryzen 5 5600X(最大4.6GHz、6コア 12スレッド)
・MAXスレッド:5593
・16スレッド:5489
・8スレッド:5039
・4スレッド:3535
・2スレッド:1842
・1スレッド:925
※C=コア T=スレッド
※Pコア:Performanceコア(高性能)
※Eコア:Efficientコア(高効率)
「Ryzen 5 5600X」のMAXスレッドのスコアは「Core i7-12700F」の約57%、「Ryzen 5 5600G」とほぼ同じスコアです。
CPU負荷の高いクリエイティブな作業は16スレッド以上のスコア、「DirectX 12世代」のゲームは8スレッド、DirectX 9世代を利用するゲームは2~4スレッドのスコアが参考になります。


「AMD Radeon RX 6700XT」のスペック
GPUのスペック比較 | |||
GPU名 | Radeon RX 6600XT | Radeon RX 6700XT | |
詳細情報 | ⇒ GPU-Z | ⇒ GPU-Z | |
シェーダー数 | 2048 | 2560 | |
ROPs / TMUs | 64 / 128 | 64 / 160 | |
ブースト クロック (MHz) | 2359 | 2424 | |
ベース クロック (MHz) | 2589 | 2581 | |
ビデオ メモリ | 8 GB | 12 GB | |
メモリの 規格 | GDDR6 | GDDR6 | |
バス幅 | 128 bit | 192 bit | |
TDP | 160W | 230W | |
PSU推奨 | 500W | 650W | |
実機レビュー | Victus 15L | この記事 |
「Radeon RX 6700XT」は「Radeon RX 6600XT」よりもシェーダー数やTMUs、ビデオメモリの容量などが多く、バス幅も広くなっています。
ROPsは「レンダリングパイプライン」、TMUsは「テクスチャ マッピング ユニット」のことで、ユニットの数が多い方が高性能です。

3DMark【Time Spy Extreme】ベンチマーク

■3DMARK「Time Spy Extreme」ベンチマーク
・DirectX 12世代のGPU性能テスト
・テスト解像度:3840×2160(4K)
「Radeon RX 6700XT」は「RTX 3060 Ti」の106%のスコアを記録。
4Kのテストは重いので30fps中盤くらいしか出ませんが「RTX 3060 Ti」を僅かに上回りました。


3DMark【Time Spy】ベンチマーク

■3DMARK「Time Spy」ベンチマーク
・DirectX 12世代のGPU性能テスト
・テスト解像度:2560×1440(WQHD)
「Radeon RX 6700XT」は「RTX 3060 Ti」の112%のスコアを記録。4Kのテスト(◆Time Spy Extreme )よりも「RTX 3060 Ti」との差を広げています。
WQHD(2560×1440)のテストでは、快適に(滑らかな動きで)プレイできるフレームレートが出ています。


3DMark【Fire Strike Ultra】ベンチマーク

■3DMARK「Fire Strike Ultra」ベンチマーク
・DirectX 11世代のGPU性能テスト
・テスト解像度:3840×2160(4K)
「Radeon RX 6700XT」は「RTX 3060 Ti」の118%のスコアを記録。
4Kのテストでは「RTX 3060 Ti」よりも2割くらい良いスコアで、「RTX 3070 Ti」に迫る勢いです。


3DMark【Fire Strike Extreme】ベンチマーク

■3DMARK「Fire Strike Extreme」ベンチマーク
・DirectX 11世代のGPU性能テスト
・テスト解像度:2560×1440(WQHD)
「Radeon RX 6700XT」は「RTX 3060 Ti」の123%のスコアを記録。
「RTX 3070 Ti」と比較した場合は約93%のスコアになります。


3DMark【Fire Strike】ベンチマーク

■3DMARK「Fire Strike」ベンチマーク
・DirectX 11世代のGPU性能テスト
・テスト解像度:1920×1080(フルHD)
「Radeon RX 6700XT」は「RTX 3060 Ti」の128%のスコアを記録。「RTX 3070 Ti」と比較した場合は95%のスコアになります。
フルHDのテストでは、下位の「Radeon RX 6600XT」も「RTX 3060 Ti」を上回るスコアを記録しています。


3DMARK【Poat Royal】ベンチマーク

■3DMARK「Port Royal」ベンチマーク
・DXRベースのレイトレーシングテスト
「Radeon RX 6700XT」は「RTX 3060 Ti」の88%のフレームレートを記録。
Radeonは「Time Spy」や「Fire Strike」のテストでは良いスコアを出していましたが、「レイトレーシング」のテストではフレームレートが伸びませんでした。


3DMARK【DirectX Raytracing feature test】

■3DMARK「DirectX Raytracing feature test」ベンチマーク
・純粋なレイトレーシング性能を計測するテスト
・レンダリング解像度:2560×1440ドット
「Radeon RX 6700XT」は「RTX 3060 Ti」の約52%のフレームレートを記録。
Radeon RX 6000 シリーズは、純粋なレイトレーシングのテストでは「GeForce RTX 30 シリーズ」に大きく差をつけられています。



『ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ』ベンチマーク

■「FF14: 暁月のフィナーレ」ベンチマークの設定
・DirectX 11
・最高品質
『FF14: 暁月のフィナーレ』ベンチマーク時のフレームレート | ||||
GPU | 4K (3840x2160) | WQHD (2560x1440) | フルHD (1920x1080) | |
Radeon RX 6700XT | スコア | 9109 快適 | 18087 非常に快適 | 22223 非常に快適 |
平均 | 62 | 124 | 160 | |
最低 | 38 | 68 | 68 |
このテストでは「RTX 3060 Ti」に近いフレームレートが出ています。

『F1 2022』ベンチマーク

■「F1 2022」ベンチマークの設定について
・プリセット:超高(最高画質)
・DirectX 12
※サーキット:マイアミ・インターナショナル・オートドローム
※天候:晴天(ドライ)
※異方性フィルタリング:16X
※アンチエイリアス:TAAとFidelityFX シャープニング
※カメラモード:切り替え
このゲームは、画質を超高⇒ハイに下げるとレイトレーシング関連のつの設定のうち4つがOFFになるので、フレームレートが大幅に伸びるようになります。
『F1 2022』ベンチマーク時のフレームレート | ||||
GPU | 4K (3840x2160) | WQHD (2560x1440) | フルHD (1920x1080) | |
Radeon RX 6700XT | 最高 | 21 | 46 | 72 |
平均 | 15 | 31 | 52 | |
最低 | 11 | 24 | 40 |
フルHD・超高でプレイ可能ですが、60FPS 以上出すには画質の調整が必要
※フルHDで超高⇒ハイに画質を下げると、最高294、平均250、最低204に向上します。
※超高・フルHDで「RTX 3060 Ti」は平均106、「RTX 3060」は平均76。
⇒ ◆OMEN 25L実機レビュー
※フルHDで超高⇒ハイに画質を下げると、最高294、平均250、最低204に向上します。
※超高・フルHDで「RTX 3060 Ti」は平均106、「RTX 3060」は平均76。
⇒ ◆OMEN 25L実機レビュー
このゲームはレイトレーシングに対応しているので、フレームレートが伸びず「RTX 3060」を下回る結果になりました。

『Forza Horizon 5』ベンチマーク

■「Forza Horizon 5」ベンチマークの設定について
・プリセット:エクストリーム(最高画質)
・DirectX 12
※レイトレーシング:高
『Forza Horizon 5』ベンチマーク時のフレームレート | ||||
GPU | 4K (3840x2160) | WQHD (2560x1440) | フルHD (1920x1080) | |
Radeon RX 6700XT | 最高 | 69.1 | 105.0 | 130.4 |
平均 | 59.8 | 87.8 | 107.4 | |
最低 | 49.7 | 72.3 | 87.6 |
フルHD・エクストリームで【非常に快適】にプレイ可能
※【参考】エクストリーム・フルHDで「RTX 3060 Ti」は平均80.7、「RTX 3060」は平均65.4。
⇒ ◆OMEN 25L実機レビュー
※【参考】エクストリーム・フルHDで「RTX 3060 Ti」は平均80.7、「RTX 3060」は平均65.4。
⇒ ◆OMEN 25L実機レビュー
「Radeon RX 6700XT」は「RTX 3060 Ti」よりも約3割も高いフレームレートが出ています。100FPS以上でとても滑らかな動きです。

『サイバーパンク2077』ベンチマーク

■「サイバーパンク2077」ベンチマークの設定
・プリセット:レイトレーシング ウルトラ(最高画質)
※カスタムでダイナミック解像度スケーリングをOFF。Victus 15Lでテストしたプリセット(レイトレーシング ウルトラ)と同じ設定にしています。
※DirectX 12
※レイトレーシングON
※DLSS:無効
※ダイナミック解像度スケーリング:OFF
※FidelityFX Super Resolution 1.0:自動
※FidelityFX シャープニング:ON
『サイバーパンク 2077』ベンチマーク時のフレームレート | ||||
GPU | 4K (3840x2160) | WQHD (2560x1440) | フルHD (1920x1080) | |
Radeon RX 6700XT | 最高 | 9.2 | 47.8 | 58.6 |
平均 | 5.3 | 34.3 | 43.1 | |
最低 | 3.2 | 24.1 | 31.2 |
フルHD・レイトレーシング ウルトラでプレイ可能ですが、60FPS以上出すには画質の調整が必要
※フルHD・レイトレーシング 低に設定すると平均105(最大186、最低59)になります。
※【参考】レイトレーシング ウルトラ・フルHDで「RTX 3060 Ti」は平均62.0、「RTX 3060」は平均50.2。
⇒ ◆OMEN 25L実機レビュー
※フルHD・レイトレーシング 低に設定すると平均105(最大186、最低59)になります。
※【参考】レイトレーシング ウルトラ・フルHDで「RTX 3060 Ti」は平均62.0、「RTX 3060」は平均50.2。
⇒ ◆OMEN 25L実機レビュー
平均フレームレートは「RTX 3060 Ti」の約69%、「RTX 3060」の約85%になります。

『サイバーパンク 2077』ベンチマーク時のフレームレート | ||||
GPU | 4K (3840x2160) | WQHD (2560x1440) | フルHD (1920x1080) | |
Radeon RX 6700XT | 最高 | 9.2 | 22.4 | 35.3 |
平均 | 5.3 | 14.8 | 24.6 | |
最低 | 3.2 | 9.5 | 16.3 |
ダイナミック解像度スケーリングの有無は、フレームレートに大きく影響します。「オン」にした場合はパフォーマンスが大幅に低下します。

フルHD・レイトレーシング 低(ダイナミック解像度スケーリング:OFF)でプレイしたときのスクリーンショット。雨の市街地を大体80~120FPSくらいでプレイ可能です。
フレームレートが平均で100FPSくらい出ると、画面の動きはとても滑らかですね。

『ELDEN RING』をプレイした時のフレームレートをチェック!

■『ELDEN RING』プレイ時の設定
・画質設定:最高
・DirectX 12
※Modでフレームレートの制限を解除しています。Modを利用するとオンラインでプレイできないのでご注意ください。
『エルデンリング』プレイ時のフレームレート | ||||
GPU | シーン | 4K (3840x2160) | WQHD (2560x1440) | フルHD (1920x1080) |
Radeon RX 6700XT | 漂着墓地 | 46~71 | 86~126 | 119~173 |
リムクレイブ (アギール湖北) | 40~54 | 56~87 | 66~112 | |
フルHD(またはWQHD)・最高設定で【快適】にプレイ可能
※【参考】最高・フルHD(漂着墓地)で「RTX 3060 Ti」は114~163、「RTX 3060」は95~139。
⇒ ◆OMEN 25L実機レビュー
※【参考】最高・フルHD(漂着墓地)で「RTX 3060 Ti」は114~163、「RTX 3060」は95~139。
⇒ ◆OMEN 25L実機レビュー
フレームレートは「RTX 3060 Ti」と同等以上で、「RTX 3060」と比較した場合は125%くらいになります。

SSDのベンチマーク【CrystalDiskMark 8】
1TB SSD(PCIe Gen4x4 NVMe M.2)のベンチマーク
■連続したデータの転送速度(SEQ1M Q8T1)
連続読み込み:約 7051 MB/s
連続書き込み:約 5312 MB/s
■小さいファイルのランダムアクセス(RAND4K Q1T1)
ランダム読み込み:約 69 MB/s
ランダム書き込み:約 153 MB/s
■起動時間
最短で約15秒
※電源スイッチを押してからデスクトップ画面が表示されるまでの時間
「PCIe Gen4x4」のSSDなので、連続したデータの転送速度が非常に高速です。
小さいファイルのランダムアクセスも高速なので、アプリの起動などが速く快適ですね。

※レビュー機に搭載されているSSDの型番は「WD_BLACK Gen4 SDCPNRY-1T00-1106」です。
※テスト結果はあくまでも参考としてご覧ください。
※テスト結果はあくまでも参考としてご覧ください。
3DMARK【STORAGE BENCHMARK】

3DMARKの「STORAGE BENCHMARK」で、ゲーム時のSSD性能を測定します。
SSD(※トリム実施後)のスコアは2289でした。平均よりは少し良い結果です。

メモリについて
![]() | ![]() |
メモリの仕様・容量について
・メモリのタイプ:DDR4-3200 MHz
・容量:16GB(8GBx2)
・メモリスロット:4スロット(※最大128GB)
・デュアルチャネルで動作
・AMD Smart Access Memory テクノロジー
OMEN 25L(AMD)に搭載されるメモリはオーバークロックに対応しています。初期設定は3200MHzですが、アプリでオーバークロックの設定すると3467MHzで動作します。16GBのメモリはクリエイティブな用途では足りない場合があるかもしれませんが、ゲーム用途では十分な容量です。
「AMD Smart Access Memory テクノロジー」は、CPUがGPUの全てのメモリにアクセスしてシステムのボトルネックを解消し、パフォーマンスを向上させる技術です。⇒ ◆AMD公式サイト

【CINEBENCH R23】を10分間連続でテスト

下記の設定で「CINEBENCH R23」のストレステスト(マルチコア:10分間)を行います。(室温25℃)
・Ryzen 5 5600Xの動作周波数:初期設定(変更不可)
・電圧:初期設定(変更不可)
・パフォーマンスコントロールの設定【最適】または【パフォーマンス】
・温度コントロール【パフォーマンス】
【最適】 | 【パフォーマンス】 | |
CINEBENCH R23 マルチコアのスコア | 9877 | 10241 (103%) |
Ryzen 5 5600X の動作温度 | 64.3℃ (平均 61.5℃) | 67.1℃ (平均 63.7℃) |
CPUの 最大消費電力 | 64.8 W (平均 64.7 W) | 69.8 W (平均 69.6 W) |
サーマル スロットリング | なし | なし |
動作音(最大値) | 46db | 47db |
パフォーマンスコントロールで【最適】または【パフォーマンス】に設定したときのスコアや発熱、消費電力などを比較。
【最適】に設定すると、スコアが【パフォーマンス】の約96%になり、平均動作温度は約2℃下がり、平均消費電力も約5W低下しています。動作音は大きな変化はありませんでした。
「Ryzen 5 5600X」はTDPが65Wのプロセッサーなので、発熱や消費電力などは控えめです。

ベンチマーク時の動作温度について
動作温度が高くなる傾向のベンチマークテストをいくつかピックアップ。テスト時の室温は約25℃で、温度の計測は「HWiNFO」を使用。CPUの動作温度は「CPUパッケージ」の温度を記載しています。
![]() | CPUの動作温度 Ryzen 5 5600X | GPUの動作温度 Radeon RX 6700XT | ||
最高 (℃) | 平均 (℃) | 最高 (℃) | 平均 (℃) | |
CPUストレステスト ※CINEBENCH R23 | 67.1 | 63.7 | - | - |
Time Spy | 75.3 | 61.6 | 84.0 | 67.2 |
Fire Strike | 77.9 | 62.6 | 82.0 | 69.2 |
FF14 暁月のフィナーレ | 69.5 | 61.3 | 86.0 | 67.3 |
サイバーパンク2077 | 73.4 | 70.7 | 76.0 | 70.1 |
アイドル時 | 42℃ 前後 | 33℃ 前後 |
■ベンチマーク時の動作温度(室温25℃)
・「AMD Ryzen 5 5600G」の動作温度:最高 77.9℃
・「Radeon RX 6600XT」の動作温度:最高 86.0℃
「Ryzen 5 5600G」は性能が控えめなので、最大温度は80℃以内に収まっています。「Radeon RX 6600XT」は最高で86.0℃を記録していますが、平均では60℃第台後半くらいで動作しています。
・「AMD Ryzen 5 5600G」の動作温度:最高 77.9℃
・「Radeon RX 6600XT」の動作温度:最高 86.0℃
「Ryzen 5 5600G」は性能が控えめなので、最大温度は80℃以内に収まっています。「Radeon RX 6600XT」は最高で86.0℃を記録していますが、平均では60℃第台後半くらいで動作しています。
この製品の冷却性能は問題なさそうですね。

ベンチマーク時の消費電力について
消費電力が高くなる傾向があるテストをピックアップ。CPUとGPUの消費電力は「HWiNFO」の数値、PC全体の消費電力は「ワットチェッカー REX-BTWATTCH1」で記録した数値を記載しています。
![]() | 最大消費電力(W) | |||
CPU Ryzen 5 5600X | GPU Radeon RX 6700XT | PC全体 | ||
CPUストレステスト ※CINEBENCH R23 | 69.8 | - | 105 | |
Time Spy | 69.7 | 148.9 | 325 | |
Fire Strike | 69.8 | 149.8 | 326 | |
FF14 暁月のフィナーレ | 69.5 | 135.9 | 334 | |
サイバーパンク2077 | 69.9 | 110.9 | 292 | |
起動時 | - | - | 127 | |
アイドル時 | 26W 前後 | 1W 前後 | 40W 前後 |
■ベンチマーク時の消費電力
・「 Ryzen 5 5600X」の最大消費電力:69.9 W
・「Radeon RX 6700XT」の最大消費電力:149.8 W
・PC全体の最大消費電力:334 W
・「 Ryzen 5 5600X」の最大消費電力:69.9 W
・「Radeon RX 6700XT」の最大消費電力:149.8 W
・PC全体の最大消費電力:334 W
PC全体の消費電力は「FF14 暁月のフィナーレ」が最も高い334 Wを記録。この製品は600Wの電源ユニットを搭載しているので負荷率は約55%になります。

冷却ファンの音について
測定器(Sutekus GM1356)で騒音をチェック | |||
テスト | 測定場所 | Radeon RX 6700XT | |
CPUテスト時※ | 後部ファンから 約5cm | 47db 前後 | |
後部ファンから 約30cm | 42 db 前後 | ||
ゲーム時※ | 後部ファンから 約5cm | 54db 前後 | |
後部ファンから 約30cm | 48db 前後 |
※CPUテスト時・・・CINEBENCH R23ストレステスト(10分間)したときの動作音。
※ゲーム時・・・サイバーパンク 2077をプレイしたときの動作音。
※測定値は最も高い数値を記載
※室内の環境:38db前後
■ ベンチマーク時の動作音(冷却ファンの音)について
・CPUテスト時、ゲームベンチマーク時の動作音は静か。
・耳障りな金属音(甲高い音)は少な目。
「Ryzen 5 5600X」は性能が控えめなので、CPUテスト時の動作音は静かです。ゲームをプレイ時もそれほどファンの音が大きくなることがなく、「OMEN 25L」と比較した場合は5~10dbくらい低い数値になります。
・CPUテスト時、ゲームベンチマーク時の動作音は静か。
・耳障りな金属音(甲高い音)は少な目。
「Ryzen 5 5600X」は性能が控えめなので、CPUテスト時の動作音は静かです。ゲームをプレイ時もそれほどファンの音が大きくなることがなく、「OMEN 25L」と比較した場合は5~10dbくらい低い数値になります。
今回のテストでは、ファンが全開で回転することがなかったので動作音は静かでした。

■測定器(Sutekus GM1356)について
※測定値はあくまでも目安としてご覧ください。音の発生源から離れるほど測定値は低くなります。70dbくらいになると動作音が大きいと感じますが、50db台中盤くらいならそれほどうるさくない印象です。
※60db・・・普通の会話・チャイム・時速40キロで走る自動車の内部
※50db・・・エアコンの室外機・静かな事務所
※40db・・・静かな住宅地・深夜の市内・図書館
※測定値はあくまでも目安としてご覧ください。音の発生源から離れるほど測定値は低くなります。70dbくらいになると動作音が大きいと感じますが、50db台中盤くらいならそれほどうるさくない印象です。
※60db・・・普通の会話・チャイム・時速40キロで走る自動車の内部
※50db・・・エアコンの室外機・静かな事務所
※40db・・・静かな住宅地・深夜の市内・図書館
様々な設定ができる「OMEN Gaming Hub」

プリインストールされている「OMEN Gaming Hub」で、様々な設定を変更することができます。

システムモニター

CPUやGPUの動作温度や使用率、RAMやストレージの使用状況、現在の設定、ネットワーク状況などは「システムモニター」で確認することができます。
オーバークロック

この製品はプロセッサーの動作周波数や電圧の変更などはできませんが、メモリのオーバークロックは可能です。
設定を変更する場合は、PCを再起動する必要があります。

ネットワーク

有線LANと無線LANを同時に利用している場合は、「デュアルフォース」機能が利用可能です。
「デュアルフォース」機能で、通信速度が重要なアプリは有線LAN、それほど重要でないものは無線LANに割り当てることができます。

LEDコントロール

「 LEDコントロール」で、前面のOMENロゴマークやCPUファンのLEDの色やアニメーション(順番に色が変わる、点滅する、消灯など)を変更することができます。

メモリのLEDも設定変更が可能です。(※消灯可)
パフォーマンスコントロール

「パフォーマンスコントロール」で、電源モードを変更することができます。OMEN 25Lの場合は【最適】と【パフォーマンス】が用意されています。
【パフォーマンス】は十分に性能を発揮できるような設定ですが、【最適】はパフォーマンスがやや控えめになります。


通常はファンの速度が自動で制御されますが、「手動」に設定するとファンの速度を変更することが可能になります。(CPU、筐体前面、筐体後部の3か所)
右側の「動的ファンカーブ」にチェックを入れると、動作温度に応じたファンの速度を自由に変更することができます。

電源オプション

オンに設定した場合、5分間アイドル状態が続くと前面の「OMENロゴマーク」、CPU、メモリのLEDが消灯します。
グラフィックスカードのLEDはこの機能が働いても点灯したままになりますが、PCがスリープ状態になった場合は消灯します。

ベンチマークテスト時の設定について
ベンチマークテストは下記の設定で行っています。
ベンチマークテスト時の設定 | |
CPUオーバークロック | 不可 |
メモリオーバークロック | 3467 MT/s |
電源モード | パフォーマンス |
温度コントロール | パフォーマンス |
OMEN 25L(AMD)の同梱品

■同梱品一覧
・電源コード(約1.8m)
・セットアップ手順
・冊子類(サポートガイドブック、ギフト券が当たるアンケートなど)
※梱包サイズ 約 498 x 299 x 570 mm / 約 14.17kg ⇒ ◆梱包箱のイメージ
※「保証書」は梱包箱に貼られている赤い袋の中に入っています。
・電源コード(約1.8m)
・セットアップ手順
・冊子類(サポートガイドブック、ギフト券が当たるアンケートなど)
※梱包サイズ 約 498 x 299 x 570 mm / 約 14.17kg ⇒ ◆梱包箱のイメージ
※「保証書」は梱包箱に貼られている赤い袋の中に入っています。
キーボードとマウスは付属していません。


電源ケーブルのは「3Pプラグ」なので、コンセントやタップが2Pの場合は「3P⇒2P変換アダプタ」を用意する必要があります。
サポートページ(トラブルシューティング・ドライバー・取扱説明書など)

【HP サポートページ】
⇒ ◆OMEN by HP 25LゲーミングデスクトップPC GT15-0000a (4Q9S1AV)
※トラブルシューティング・ドライバー・使用方法(取り扱い説明書)など
【HP カスタマー・ケア - ナレッジベース】
⇒ ◆OMEN by HP ゲーミング デスクトップ 25L GT15-0570jp PC 製品仕様
⇒ ◆HanaLマザーボードの仕様
【お役立ち情報】
⇒ ◆HPパソコンが届いたらすぐにやっておきたいこと
⇒ ◆HP Care Pack(長期保証)について
【リカバリメディアの作成】
⇒ ◆USBメモリで「Windowsの回復ドライブ」を作成する
⇒ ◆HPクラウドリカバリツールで「USB回復ドライブ」を作成する方法
⇒ ◆OMEN by HP 25LゲーミングデスクトップPC GT15-0000a (4Q9S1AV)
※トラブルシューティング・ドライバー・使用方法(取り扱い説明書)など
【HP カスタマー・ケア - ナレッジベース】
⇒ ◆OMEN by HP ゲーミング デスクトップ 25L GT15-0570jp PC 製品仕様
⇒ ◆HanaLマザーボードの仕様
【お役立ち情報】
⇒ ◆HPパソコンが届いたらすぐにやっておきたいこと
⇒ ◆HP Care Pack(長期保証)について
【リカバリメディアの作成】
⇒ ◆USBメモリで「Windowsの回復ドライブ」を作成する
⇒ ◆HPクラウドリカバリツールで「USB回復ドライブ」を作成する方法
上記のサポートページから、ユーザーガイド/アップグレードガイド(取扱説明書)のPDFをダウンロードすることができます。





■レビューについて
※商品仕様/価格については最終更新日時点のものです。
※製品仕様やPCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※温度や消費電力の測定値は目安です。使用状況や環境によって変わります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
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