
「OMEN 45L」や「OMEN 40L」の空きスロットにM.2 SSD(PCIe Gen 4x4 NVMe)を増設する手順をご紹介します!

最終更新日:2022年12月20日
■目次(ページ内リンク)
【まとめ】
◆空きのM.2 スロットは「PCIe Gen 4x4」で動作
【OMEN 45LにM.2 SSDを増設する手順】
◆「OMEN 45L」のM.2 SSD増設について
◆必要なツールについて
◆空きのスロットに「M.2 SSD」を取り付ける
◆新規のSSDを初期化して利用できるようにする ※11/16更新
【SSDのベンチマーク】
◆空きのM.2 スロットは「PCIe Gen 4x4」で動作
◆「Samsung SSD 980 PRO 2TB」のベンチマーク
◆ヒートシンク装着で動作温度が大幅に低下! ※9/25 更新
◆【ヒートシンク付き】Samsung SSD 980 PRO 2TBのベンチマーク ※12/20 更新
【OMEN 40LにM.2 SSDを増設する場合】
◆「OMEN 40L」のM.2 SSD増設について
◆「CSSD-M2B2TPG3NF2」のベンチマーク
◆「Kingston SSD KC3000」のベンチマーク
【まとめ】
◆空きのM.2 スロットは「PCIe Gen 4x4」で動作
【OMEN 45LにM.2 SSDを増設する手順】
◆「OMEN 45L」のM.2 SSD増設について
◆必要なツールについて
◆空きのスロットに「M.2 SSD」を取り付ける
◆新規のSSDを初期化して利用できるようにする ※11/16更新
【SSDのベンチマーク】
◆空きのM.2 スロットは「PCIe Gen 4x4」で動作
◆「Samsung SSD 980 PRO 2TB」のベンチマーク
◆ヒートシンク装着で動作温度が大幅に低下! ※9/25 更新
◆【ヒートシンク付き】Samsung SSD 980 PRO 2TBのベンチマーク ※12/20 更新
【OMEN 40LにM.2 SSDを増設する場合】
◆「OMEN 40L」のM.2 SSD増設について
◆「CSSD-M2B2TPG3NF2」のベンチマーク
◆「Kingston SSD KC3000」のベンチマーク
まとめ

空きのM.2 スロットは「PCIe Gen 4x4」で動作
・空きスロットにSSDを装着する作業は難しくないのですが、PCパーツは静電気に弱いのでご注意ください。
・「OMEN 45L」はSSDの取り付けが簡単でしたが、「OMEN 40L」の場合はパイプが空きのM.2 スロットの上側にあり、取り付け時に邪魔になるのでSSDをスロットに挿すときに少々苦労しました。
・「OMEN 40L」と「OMEN 45L」は同じ名称のマザーボード(BlizzardOC)を使用していて、空きのM.2 スロットは「PCIe Gen 4x4」で動作します。
「OMEN 40L」の場合は、PCパーツの交換が得意な方はグラフィックスカードを取り外した方が楽に作業できると思います。


【OMEN 45L 実機レビュー】
⇒ ◆OMEN 45L(Core i9-12900K, RTX 3090)
⇒ ◆OMEN 45L(Core i7-12700K, RTX 3080 Ti)
【OMEN 40L 実機レビュー】
⇒ ◆OMEN 40L(Core i7-12700K, RTX 3080)
⇒ ◆OMEN 40L(Core i7-12700K, RTX 3070 Ti)
⇒ ◆OMEN 45L(Core i9-12900K, RTX 3090)
⇒ ◆OMEN 45L(Core i7-12700K, RTX 3080 Ti)
【OMEN 40L 実機レビュー】
⇒ ◆OMEN 40L(Core i7-12700K, RTX 3080)
⇒ ◆OMEN 40L(Core i7-12700K, RTX 3070 Ti)
「OMEN 45L」のM.2 SSD増設について

「OMEN 45L」はグラフィックスカード上に空きのM.2 スロットを備えているので、新規のSSD(PCIe Gen 4x4 NVMe)を取り付けることができます。


必要なツールについて
・プラスドライバー:NO.1
・SSD 固定用ミリネジ:M2*3
・SSD 固定用ミリネジ:M2*3
プラスドライバーは先の方が「マグネット」になっていると、ネジがくっつくので作業しやすいですね。



今回は「M2*3」のネジを使用しました。色んな種類のネジが入っているので便利です。
本体にネジが付属している場合は用意する必要はありません。発売当初はネジが付属していませんでしたが、2022年の5月下旬以降に購入した製品にはネジが装着されていました。

【Amazon.co.jp】
⇒ ◆JULANIE SSD ネジ PC ネジ M2 M2.5 M3 HDD M.2 固定用平ねじ
⇒ ◆JULANIE SSD ネジ PC ネジ M2 M2.5 M3 HDD M.2 固定用平ねじ
空きのスロットに「M.2 SSD」を取り付ける
【注意事項】
・本体の分解は保証対象外となりますので、あくまでも自己責任でお願いします。
・電源コードを外して作業してください。
・PCパーツは静電気に弱いのでご注意ください。
・本体の分解は保証対象外となりますので、あくまでも自己責任でお願いします。
・電源コードを外して作業してください。
・PCパーツは静電気に弱いのでご注意ください。
今回の作業でマザーボードを傷つけたり怪我をすることはないと思いますが、念のためご注意ください。



「OMEN 45L」は水冷クーラーのチューブが上の方に装着されているので、M.2 スロットの周囲はすっきりとしています。

この空きスロットに「M.2 SSD」を装着します。

スロットに「M.2 SSD」を差し込んだ状態。

SSDは斜めに刺さった状態になるので、指でマザーボード側に押し付けます。

プラスドライバー(NO.1)でネジを固定します。

M.2 SSDの取り付け完了!作業はとても簡単で困ることはありませんでした。発熱が多いSSDの場合は「ヒートシンク」を付けた方が良いかもしれません。
新規のSSDを初期化して利用できるようにする
新規のSSDは取り付けた状態のままでは使えないので、初期化して利用できるようにします。(※Windows 11の場合)
※Windows 11(22H2)以降で初期化を行う場合は、下記の記事をご覧ください。
⇒ ◆取り付けたSSDやHDDを初期化して使用できる状態にする方法
※Windows 11(22H2)以降で初期化を行う場合は、下記の記事をご覧ください。
⇒ ◆取り付けたSSDやHDDを初期化して使用できる状態にする方法

タスクバーの「検索マーク」をクリックして、「ディスクの管理」と入力。
右側に「ハードディスク パーティションの作成とフォーマット」が表示されたらクリックします。


ディスクの初期化で「GPT」になっていることを確認したら「OK」をクリック。

斜線の部分を「右クリック」した後、表示される「新しいシンプルボリューム」をクリックします。

新しいシンプルボリューム ウィザードの開始が表示されたら「次へ」をクリック

ボリュームサイズの指定して「次へ」をクリック。
今回は単一のパーティションを作成するので、ボリュームサイズは「初期設定」のまま進めます。


ドライブ文字またはパスの割り当てを指定したら「次へ」をクリック。

パーティションのフォーマットは設定変更しないで「次へ」をクリック。

ボリュームの作成が正常に終わったら「完了」をクリックします。

「ディスクの管理」で上記のように表示されたら、SSDが使える状態になります。

空きのM.2 スロットは「PCIe Gen 4x4」で動作
空きスロットに取り付けた Kingston SSD KC3000(M.2, PCIe Gen 4x4 NVMe)でベンチマークテストを行いました。大容量ファイルの連続読み込みが約6979MB/s出ています。
※上記のベンチマークはWindowsのドライブの最適化(トリム)実施前の結果です。
【Amazon.co.jp】
⇒ Kingston SSD KC3000 2048GB 2TB PCIe Gen 4.0 x4
※SSDの型番:KINGSTON SKC3000D2048G
※2022年12月20日の時点の価格は¥32,301(税込)
※上記のベンチマークはWindowsのドライブの最適化(トリム)実施前の結果です。
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※2022年12月20日の時点の価格は¥32,301(税込)

3DMARKの「ストレージベンチマーク」で3409というスコアを記録。※最適化(トリム)実施後の結果です。
「Kingston SSD KC3000」は、このテストで上位クラス結果を出しています。

「Samsung SSD 980 PRO 2TB」のベンチマーク

Samsung SSD 980 PRO 2TB(M.2, PCIe Gen 4x4 NVMe)をOMEN 45Lの空きスロットに取り付けたイメージ。
公称スペックはシーケンシャルリード7,000MB/s、シーケンシャルライト5,100MB/s。
【Amazon.co.jp】
⇒ ◆SAMSUNG 980 PRO MZ-V8P2T0B/IT PCIe Gen 4.0 x4、NVMe1.3対応 980 PRO M.2 SSD 2TB
※2022年12月20日の時点の価格は¥38,980(税込)
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Samsung SSD 980 PRO 2TB(M.2, PCIe Gen 4x4 NVMe)は、連続したデータの読み込みで約7133MB/s、書き込みで約5182MB/sを記録。公称スペックどおりの結果が出ています。
ベンチマーク中の最大動作温度は約78℃で、平均温度は約70℃でした。⇒ ◆ヒートシンクで動作温度が大幅に低下!
※上記のベンチマークはWindowsのドライブの最適化(トリム)実施後の結果です。
ベンチマーク中の最大動作温度は約78℃で、平均温度は約70℃でした。⇒ ◆ヒートシンクで動作温度が大幅に低下!
※上記のベンチマークはWindowsのドライブの最適化(トリム)実施後の結果です。
4Kの小さいファイルのランダム読み込みも約86MB/s出ているので速いですね。


「Samsung SSD 980 PRO 2TB」は、3DMARKのゲーム向け「ストレージベンチマーク」でも上位クラスのパフォーマンスを発揮。※最適化(トリム)実施後の結果です。
ヒートシンク装着で動作温度が大幅に低下!

「Samsung SSD 980 PRO 2TB」に「銅製ヒートパイプ」が付いているヒートシンクを取り付けました。
この製品はヒートパイプが横に大きく飛び出すような構造になっていて、筐体前方からの送風が当たりやすくなっています。
SSDの動作温度 | |||
Samsung SSD 980 PRO | 最高温度 | 平均温度 | |
ヒートシンクあり | 57℃ (-21℃) | 51℃ (-19℃) | |
ヒートシンクなし | 78℃ | 70℃ |
ヒートシンクの冷却効果はかなり高く、ベンチマーク中の最高温度は約78℃ ⇒ 約57℃まで下がりました。
ベンチマークのスコアはヒートシンクの有無で違いは出ませんでしたが、PCパーツは熱に弱いのでしっかりと冷却した方が発熱による性能低下を防げますし、故障のリスクを下げることができます。
このヒートシンクは、アルミニウムよりも高伝導率が高い「銅製ヒートパイプ」がたくさん付いているので結構冷えますね。

【Amazon.co.jp】
⇒ ◆ineo M.2 2280 NVMe/SATA SSD ヒートシンク複数の銅製ヒートパイプ、サーマルペースト及びサーマルペースト、高効率放熱が実現 サーマルパットが附属[M12]
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【ヒートシンク付き】Samsung SSD 980 PRO 2TBのベンチマーク

Samsung 980 PRO Heatsink 2TB(M.2, PCIe Gen 4x4 NVMe)をOMEN 45Lの空きスロットに取り付けたイメージ。ヒートシンクを含む高さ(厚み)は約8.6mmです。
公称スペックはシーケンシャルリード7,000MB/s、シーケンシャルライト5,100MB/s。
【Amazon.co.jp】
⇒ ◆日本サムスン Samsung 980 PRO ヒートシンクモデル 2TB PS5動作確認済み PCIe 4.0(最大転送速度 7,000MB/秒) NVMe M.2 MZ-V8P2T0C/EC 国内正規保証品
※2022年12月20日の時点の価格は¥35,333(税込)
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※2022年12月20日の時点の価格は¥35,333(税込)
Samsung 980 PRO ヒートシンクモデル 2TB(M.2, PCIe Gen 4x4 NVMe)は、連続したデータの読み込みで約6988MB/s、連続書き込みでは約5100MB/sを記録。
ヒートシンクがない場合は最大約78℃くらいまで温度が上がりますが、この製品はヒートシンクが付いているので最大61℃(平均55℃)くらいに収まっています。
※上記のベンチマークはWindowsのドライブの最適化(トリム)実施後の結果です。
ヒートシンクがない場合は最大約78℃くらいまで温度が上がりますが、この製品はヒートシンクが付いているので最大61℃(平均55℃)くらいに収まっています。
※上記のベンチマークはWindowsのドライブの最適化(トリム)実施後の結果です。
最速クラスのSSDなのでデータの転送速度がとても速いですね。ヒートシンクはスリムな外観ですが十分冷却できています。


3DMARKのゲーム向け「ストレージベンチマーク」では、上位クラスのスコア(2984)を記録。
「OMEN 40L」のM.2 SSD増設について

「OMEN 40L」は水冷クーラーの取り付け方が「OMEN 45L」とは異なっています。空きのスロットの上にチューブがあるので、SSDの取り付けがしにくい構造になっています。
※SSD用のネジは販売時期によっては本体に付属している場合があります。2022年3月に購入した「OMEN 45L」には付属していませんでしたが、2022年5月下旬に再入荷されたOMEN 40L(RTX 3080)にはネジが付いていました。


M.2 SSD(CSSD-M2B2TPG3NF2)を取り付けたイメージ。
SSDのベンチマーク: CSSD-M2B2TPG3NF2(M.2, PCIe Gen 4x4 NVMe)
「OMEN 40L」の空きスロットに取り付けた CSSD-M2B2TPG3NF2(M.2, PCIe Gen 4x4 NVMe)は、大容量ファイルの連続読み込みが約5000MB/s、連続書き込みが約4200MB/sで、公称スペックに近い結果が出ています。ベンチマーク時の最大温度は約82℃(平均58℃)でした。
※上記のベンチマークはWindowsのドライブの最適化(トリム)実施前の結果です。
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⇒ ◆CFD販売 PG3NF2シリーズ 2TB(読み取り最大4950MB/S) M.2 2280 NVMe PCI-E Gen.4 x 4(NVMe 1.3) 内蔵SSD2TB CSSD-M2B2TPG3NF2
※2022年12月20日の時点の価格は¥26,245(税込)
※上記のベンチマークはWindowsのドライブの最適化(トリム)実施前の結果です。
【Amazon.co.jp】
⇒ ◆CFD販売 PG3NF2シリーズ 2TB(読み取り最大4950MB/S) M.2 2280 NVMe PCI-E Gen.4 x 4(NVMe 1.3) 内蔵SSD2TB CSSD-M2B2TPG3NF2
※2022年12月20日の時点の価格は¥26,245(税込)
「CSSD-M2B2TPG3NF2」は最速クラスの性能ではありませんが、「PCIe Gen 4x4」の2TB SSDの中では価格が安い部類になります。


3DMARKの「ストレージベンチマーク」のスコアは2556でした。※最適化(トリム)実施後の結果です。
SSDのベンチマーク: Kingston SSD KC3000(M.2, PCIe Gen 4x4 NVMe)
Kingston SSD KC3000(M.2, PCIe Gen 4x4 NVMe)は、大容量ファイルの連続読み込みが約6700MB/s、連続書き込みが約5800MB/s出ています。
※上記のベンチマークはWindowsのドライブの最適化(トリム)実施前の結果です。
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⇒ Kingston SSD KC3000 2048GB 2TB PCIe Gen 4.0 x4
※SSDの型番:KINGSTON SKC3000D2048G
※2022年12月20日の時点の価格は¥32,301(税込)
※上記のベンチマークはWindowsのドライブの最適化(トリム)実施前の結果です。
【Amazon.co.jp】
⇒ Kingston SSD KC3000 2048GB 2TB PCIe Gen 4.0 x4
※SSDの型番:KINGSTON SKC3000D2048G
※2022年12月20日の時点の価格は¥32,301(税込)
公称スペックのシーケンシャル読み取り7,000MB/秒、書き込み7,000MB/秒には届きませんでしたが高性能なSSDですね。


3DMARKの「ストレージベンチマーク」のスコアは3401。※最適化(トリム)実施後の結果です。
このテストでは、「Kingston SSD KC3000」はかなり優秀なスコアを記録しています。



■レビューについて
※商品仕様/価格については、最終更新日時点のものです。
※製品仕様やPCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※パソコンの色味は照明や環境によって少し違って見える場合があります。
※温度や消費電力の測定値は目安です。使用状況や環境によって変わります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
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