
HPのゲーミングデスクトップパソコンの最上位機種「OMEN 45L Desktop エクストリームモデル」の実機レビュー!
「Core i9-12900K」「GeForce RTX 3090 」を搭載した エクストリームモデル(GT22-0993jp)の性能をチェック!「RTX 3080 Ti 搭載モデル」との比較や、熱対策なども掲載しています。

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【実機レビュー】
⇒ ◆OMEN 45L ハイパフォーマンスモデル(RTX 3080 Ti)
外観や内部の詳細はこちらのレビューをご覧ください。
最終更新日:2022年6月2日⇒ ◆HPパソコン割引クーポン
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【実機レビュー】
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外観や内部の詳細はこちらのレビューをご覧ください。
■目次(ページ内リンク)
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「OMEN 45L Desktop」の製品特徴
◆OMEN 45L エクストリームモデル(RTX 3090)の主な特徴
◆「RTX 3090 搭載モデル」と「RTX 3080 Ti 搭載モデル」の違い
外観/カラーについて
◆外観・デザイン・カラーについて
プロセッサーのベンチマーク(Core i9-12900K)
◆「Core i9-12900K」と「Core i7-12700K」の違い ※スペックの比較
◆プロセッサーのベンチマーク 【CINEBENCH R23】
◆動画エンコードのベンチマーク 【x264 FHD Benchmark】
◆3DMARK【CPU Profile】
グラフィックスのベンチマーク(RTX 3090)
◆「RTX 3090」と「RTX 3080 Ti」の違い ※スペックの比較
◆3DMARK【Time Spy Extreme】 ※ DX12、4K
◆3DMARK【Time Spy】 ※ DX12、2560x1440
◆3DMARK【 Fire Strike Ultra】 ※DX11、4K
◆3DMARK【Fire Strike Extreme】 ※DX11、2560x1440
◆3DMARK【Fire Strike】 ※DX11、フルHD
◆3DMARK【Poat Royal】 ※DXRベースのレイトレーシングテスト
レイトレーシングのベンチマーク
◆3DMARK【DirectX Raytracing feature test】
ゲームベンチマーク
◆『ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ』ベンチマーク
◆『F1 2021』ベンチマーク
◆『Forza Horizon 5』ベンチマーク
◆『サイバーパンク2077』ベンチマーク
SSDのベンチマーク
◆CrystalDiskMark
◆3DMARK【STRAGE BENCHMARK】
メモリについて
◆メモリの仕様/搭載量について
ストレステスト
◆【CINEBENCH R23】を10分間連続でテスト
動作温度や消費電力、ファンの音について
◆ベンチマーク時の動作温度について ※5/29更新
◆ベンチマーク時の消費電力について ※5/29更新
◆冷却ファンの音について
付属ソフトについて
◆様々な設定ができる「OMEN Gaming Hub」
◆ベンチマークテスト時の設定について
熱対策について
◆手動でファンの速度を調整して冷却性能を高める
◆アンダーボルト(低電圧化)でCPUの動作温度を下げる
◆【最適】の設定でCPUの動作温度を大幅に下げる ※静音性も向上!(5/29)
◆CPUを4.5Ghzに設定して性能と動作温度のバランスを図る ※6/2追記
サポートページ・お役立ち情報
◆トラブルシューティング・ドライバー・取扱説明書・リカバリメディアの作成について
製品の仕様・価格について
◆「OMEN 45L」の販売価格
◆キャンペーン:お得なクーポン! ★7%OFF!
まとめ
◆OMEN 45L エクストリームモデル(RTX 3090)の評価 ※5/30更新
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「OMEN 45L Desktop」の製品特徴
◆OMEN 45L エクストリームモデル(RTX 3090)の主な特徴
◆「RTX 3090 搭載モデル」と「RTX 3080 Ti 搭載モデル」の違い
外観/カラーについて
◆外観・デザイン・カラーについて
プロセッサーのベンチマーク(Core i9-12900K)
◆「Core i9-12900K」と「Core i7-12700K」の違い ※スペックの比較
◆プロセッサーのベンチマーク 【CINEBENCH R23】
◆動画エンコードのベンチマーク 【x264 FHD Benchmark】
◆3DMARK【CPU Profile】
グラフィックスのベンチマーク(RTX 3090)
◆「RTX 3090」と「RTX 3080 Ti」の違い ※スペックの比較
◆3DMARK【Time Spy Extreme】 ※ DX12、4K
◆3DMARK【Time Spy】 ※ DX12、2560x1440
◆3DMARK【 Fire Strike Ultra】 ※DX11、4K
◆3DMARK【Fire Strike Extreme】 ※DX11、2560x1440
◆3DMARK【Fire Strike】 ※DX11、フルHD
◆3DMARK【Poat Royal】 ※DXRベースのレイトレーシングテスト
レイトレーシングのベンチマーク
◆3DMARK【DirectX Raytracing feature test】
ゲームベンチマーク
◆『ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ』ベンチマーク
◆『F1 2021』ベンチマーク
◆『Forza Horizon 5』ベンチマーク
◆『サイバーパンク2077』ベンチマーク
SSDのベンチマーク
◆CrystalDiskMark
◆3DMARK【STRAGE BENCHMARK】
メモリについて
◆メモリの仕様/搭載量について
ストレステスト
◆【CINEBENCH R23】を10分間連続でテスト
動作温度や消費電力、ファンの音について
◆ベンチマーク時の動作温度について ※5/29更新
◆ベンチマーク時の消費電力について ※5/29更新
◆冷却ファンの音について
付属ソフトについて
◆様々な設定ができる「OMEN Gaming Hub」
◆ベンチマークテスト時の設定について
熱対策について
◆手動でファンの速度を調整して冷却性能を高める
◆アンダーボルト(低電圧化)でCPUの動作温度を下げる
◆【最適】の設定でCPUの動作温度を大幅に下げる ※静音性も向上!(5/29)
◆CPUを4.5Ghzに設定して性能と動作温度のバランスを図る ※6/2追記
サポートページ・お役立ち情報
◆トラブルシューティング・ドライバー・取扱説明書・リカバリメディアの作成について
製品の仕様・価格について
◆「OMEN 45L」の販売価格
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まとめ
◆OMEN 45L エクストリームモデル(RTX 3090)の評価 ※5/30更新
製品写真は当サイトで撮影したものです。パソコンの色味は照明や環境によって少し違って見える場合があります。

「OMEN 45L エクストリームモデル」の主な特徴

OMEN 45L エクストリームモデル(RTX 3090)の主な特徴
・モデル名:OMEN by HP 45L Desktop GT22-0993jp
・革新的な冷却システム「OMEN Cryo(オーメン クライオ) チェンバー」搭載!
・Cooler Master 水冷クーラー RGB 240mm
・第12世代インテル Core i9-12900K プロセッサー
・高性能グラフィックス GeForce RTX 3090
・HyperX 32GB DDR4-3733MHz メモリ(最大64GBまで拡張可能)
・WD_Black 2TB M.2 SSD (PCIe Gen4x4 NVMe)
・800W ATX 電源(80 PLUS Gold)
・内部の区画を分ける「デュアルコンパートメントシャーシ」を採用
・メンテナンス性に優れる設計
・様々な設定ができる「OMEN Gaming Hub」
「OMEN 45L エクストリームモデル」は、HPのゲーミングPCの中では最も性能が高い最高峰モデルです。

「RTX 3090 搭載モデル」と「RTX 3080 Ti 搭載モデル」の違い
「OMEN 45L」は2モデル用意されています。主な違いはプロセッサーとグラフィックスの性能です。

OMEN by HP 45L Desktop GT22-0000jp のスペック | |
![]() | ![]() |
ハイパフォーマンスモデル GT22-0781jp ⇒ ◆実機レビュー | エクストリームモデル GT22-0993jp |
Windows 11 Pro | |
Core i7-12700K ※最大 5.00GHz 12コア/20スレッド ⇒ CPU-Z | Core i9-12900K ※最大 5.20GHz 16コア/24スレッド ⇒ CPU-Z |
インテル Z690 チップセット | |
OMEN Cryo チェンバー 搭載 Cooler Master 水冷クーラー RGB 240mm Shin-Etsu Micro SI Extreme(熱伝導素材) | |
HyperX 32GB (16GB×2) DDR4-3733MHz Intel XMP対応 RGB (最大64GB) | |
4スロット (DIMM) | |
Western Digital WD_Black 2TB M.2 SSD (PCIe Gen 4x4 NVMe) | |
GeForce RTX 3080 Ti 12GB (GDDR6X) ⇒ GPU-Z | GeForce RTX 3090 24GB (GDDR6X) ⇒ GPU-Z |
OMEN Audio Control Support DTS:X Ultra Realtek ALC3866-CG (HighDefinition Audio 準拠、チップセット内蔵) 5.1 チャンネルオーディオ対応 | |
10/100/1000 Mbps オンボードネットワークコネクション | |
IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6)、 Bluetooth 5.0 | |
PCI Express Gen5 x16 × 1スロット (空0) PCI Express Gen3 x4 × 1スロット (空1) M.2 × 3スロット (空1) | |
2.5インチ/3.5インチ兼用×2 (空2) 2.5インチ×2 (空2) | |
【天面のインターフェース】 USB 2.0 Type-A ×2 USB Type-A 5Gbps ×2(バッテリーチャージ機能対応) ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1 マイク入力ポート×1 | |
【背面のインターフェース】 USB 2.0 Type-A ×2 USB Type-A 5Gbps ×1 USB Type-A 10Gbps ×1 USB Type-C 5Gbps ×1 USB Type-C 10Gbps ×1 ライン出力×1 ライン入力×1 マイク入力×1 | |
HDMI2.1 ×1 DisplayPort1.4a ×3 (RTX 3080 Ti) | HDMI2.1 ×1 DisplayPort1.4a ×3 (RTX 3090) |
縦置き : 約 204 x 470 x 555 mm 約 22.6 kg | |
800W ATX電源、80PLUS Gold | |
マカフィー リブセーフ(1年版) | |
1年間 (引き取り修理サービス、パーツ保証) 使い方サポート1年間 | |
⇒ ◆「OMEN 45L」の販売価格 |
外観・デザイン・カラーについて

この記事はベンチマークテストに絞った内容になっています。製品のデザインや内部、設定アプリ、付属品などについては下記のレビューをご覧ください。

【実機レビュー】
⇒ ◆OMEN 45L ハイパフォーマンスモデル(RTX 3080 Ti)
⇒ ◆ゲームベンチマークでOMEN 45L(RTX 3080 Ti)の性能をチェック!
⇒ ◆グラフィックカードを取り外す手順・製品写真
⇒ ◆オーバークロックやLEDの設定ができる「OMEN Gaming Hub」の使い方
【OMEN デスクトップに関する記事】
⇒ ◆OMEN 45L、OMEN 40L、OMEN 30Lの違いについて
⇒ ◆OMEN 45L ハイパフォーマンスモデル(RTX 3080 Ti)
⇒ ◆ゲームベンチマークでOMEN 45L(RTX 3080 Ti)の性能をチェック!
⇒ ◆グラフィックカードを取り外す手順・製品写真
⇒ ◆オーバークロックやLEDの設定ができる「OMEN Gaming Hub」の使い方
【OMEN デスクトップに関する記事】
⇒ ◆OMEN 45L、OMEN 40L、OMEN 30Lの違いについて
「Core i9-12900K」と「Core i7-12700K」の違い

「Core i9-12900K」と「Core i7-12700K」のスペック | ||
プロセッサー名 | Core i7-12700K | Core i9-12900K |
CPU-Z | ![]() | ![]() |
開発コード名 | Alder Lake (第 12 世代) | Alder Lake (第 12 世代) |
コアの数 | 12 | 16 |
P-core | 8 | 8 |
E-core | 4 | 8 |
スレッド数 | 20 | 24 |
ターボ・ブースト 利用時の最大周波数 | 5.00 GHz | 5.20 GHz |
P-core 最大周波数 | 4.90 GHz | 5.10 GHz |
E-core 最大周波数 | 3.80 GHz | 3.90 GHz |
P-core ベース周波数 | 3.60 GHz | 3.20 GHz |
E-core ベース周波数 | 2.70 GHz | 2.40 GHz |
Processor Base Power | 125 W | 125 W |
Maximum Turbo Power | 190 W | 241 W |
第12世代の「Core i9-12900K」と「Core i7-12700K」は、高性能なP-コア(Performance コア)と高効率のE-コア(Efficient コア)を備えていることが大きな特徴で、旧世代よりも大幅に性能が向上しています。
この記事でテストする「Core i9-12900K」は「Core i7-12700K」よりもE-coreが4基多く、ターボ・ブースト利用時の最大周波数は200MHz、P-coreとE-coreの最大周波数は100MHz高くなっていますが、P-coreとE-coreのベース周波数は少し低めです。最大消費電力(MaximumTurbo Power)は、「Core i9-12900K」の方が51W増加しています。
ベンチマークテストでは、E-coreが4基多い「Core i9-12900K」がどれくらいのパフォーマンスを発揮すのかをチェックします。

第12世代プロセッサーの詳細はこちらの記事をご覧ください。
⇒ ◆第 12 世代インテル Core ハイブリッド・テクノロジーの仕組み
⇒ ◆第 12 世代インテル Core ハイブリッド・テクノロジーの仕組み
プロセッサーのベンチマーク【CINEBENCH R23】

CINEBENCH R23 ベンチマーク
・プロセッサーの性能を測定
・Core i9-12900K(最大5.2GHz、8P8Eコア 24スレッド)⇒ CPU-Z
・マルチスレッドのスコア:26004 ※全コアの性能
・シングルスレッドのスコア:1902 ※1コアの性能
※C=コア T=スレッド
※Pコア:Performanceコア(高性能)
※Eコア:Efficientコア(高効率)
「Core i9-12900K」はマルチコアのテストで「Core i7-12700K」よりも約14%、シングルコアのテストでは約4%スコアが向上。ノートPC向けの「Core i7-11800H」と比較した場合は2倍くらい高性能です。
Eコアが4基多い「Core i9-12900K」は、1コアよりもマルチコアのテストの方がスコアが伸びていますね。

⇒ ◆「CINEBENCH R23」の実機ベンチマークまとめ
※ベンチマークテストはテスト環境(室温)やPCの冷却性能などがスコアに影響する場合があります。あくまでも目安としてご覧ください。
※ベンチマークテストはテスト環境(室温)やPCの冷却性能などがスコアに影響する場合があります。あくまでも目安としてご覧ください。
動画エンコードのベンチマーク【x264 FHD Benchmark】

x264 FHD Benchmarkで動画エンコード性能を測定
・H.264形式の動画(フルHD)をエンコードするテスト
・Core i9-12900K(最大5.2GHz、8P8Eコア 24スレッド)⇒ CPU-Z
・ベンチマークのスコア:106.69 fps
・エンコード時間:24秒
※C=コア T=スレッド
※Pコア:Performanceコア(高性能)
※Eコア:Efficientコア(高効率)
「Core i9-12900K」は24秒で処理を完了!スコアはCore i7-12700K(90.72 fps)の約1.17倍になります。
このテストはかなり時間が短いのですが、処理時間が長くなると約17%の性能差は大きいですね。

⇒ ◆『x264 FHD Benchmark 』の実機ベンチマークまとめ
※ベンチマークテストはあくまでも目安としてご覧ください。
※ベンチマークテストはあくまでも目安としてご覧ください。
3DMARK【CPU Profile】ベンチマーク

3DMARK「CPU Profile」
・CPUの性能のみを測定するベンチマーク
・Core i9-12900K(最大5.2GHz、8P8Eコア 24スレッド)⇒ CPU-Z
・MAXスレッド:11731
・16スレッド:10244
・8スレッド:7674
・4スレッド:4015
・2スレッド:2065
・1スレッド:1048
※C=コア T=スレッド
※Pコア:Performanceコア(高性能)
※Eコア:Efficientコア(高効率)
■「Core i9-12900K」の性能について
MAXスレッドで「Core i7-12700K」よりも約15%高いスコアを記録。16スレッドは約8%、16スレッドは約6%、4スレッドは約9%、1スレッドは約4%向上しています。
MAXスレッドで「Core i7-12700K」よりも約15%高いスコアを記録。16スレッドは約8%、16スレッドは約6%、4スレッドは約9%、1スレッドは約4%向上しています。
クリエイティブな用途では「16スレッド以上」、DirectX 12のゲームは「8スレッド」、DirectX 9世代のゲームは「4スレッド」のスコアが参考になります。


【参考】
・Core i7-12700K(最大5.0GHz、8P4Eコア 20スレッド)⇒ CPU-Z
・MAXスレッド:10172
・16スレッド:9462
・8スレッド:7211
・4スレッド:3683
・2スレッド:1914
・1スレッド:1010
⇒ ◆『CPU Profile 』の実機ベンチマークまとめ
※ベンチマークテストはあくまでも目安としてご覧ください。
・Core i7-12700K(最大5.0GHz、8P4Eコア 20スレッド)⇒ CPU-Z
・MAXスレッド:10172
・16スレッド:9462
・8スレッド:7211
・4スレッド:3683
・2スレッド:1914
・1スレッド:1010
⇒ ◆『CPU Profile 』の実機ベンチマークまとめ
※ベンチマークテストはあくまでも目安としてご覧ください。
「RTX 3090」と「RTX 3080 Ti」の違い

GPU名 | RTX 3080 Ti | RTX 3090 |
GPU-Z | ![]() | ![]() |
CUDA コア | 10240 | 10496 (+1.025%) |
ブースト クロック (GHz) | 1665 | 1695 (+1.018%) |
ベース クロック (GHz) | 1365 | 1395 (+1.021%) |
ビデオ メモリ | 12 GB | 24 GB (+200%) |
メモリの 規格 | GDDR6X | GDDR6X |
バス幅 | 384bit | 384bit |
TDP | 350W | 350W |
「RTX 3090」と「RTX 3080 Ti」はビデオメモリの量が2倍も違いますが、CUDA コアの数や動作周波数などはほぼ同じ(2%くらいの違い)です。

3DMark【Time Spy Extreme】ベンチマーク

3DMARK「Time Spy Extreme」ベンチマークのスコア
・DirectX 12世代のGPU性能テスト
・テスト解像度:3840×2160(4K)
・GeForce RTX 3090(24GB, GDDR6X)⇒ GPU-Z
・総合スコア:9477
・Graphics Score:9612
・CPU Score:8779
・Graphics Test 1:61.56 FPS
・Graphics Test 2:55.98 FPS
4K解像度のベンチマークは非常に重いテストなので、ハイエンドクラスのGPUでも60FPS前半くらいしか出ませんでした。
50~60FPSくらい出ていれば十分ゲームをプレイすることができますが、常時60FPSでプレイする場合はゲームによっては画質を調整する必要がありそうですね。


「RTX 3090」は「RTX 3080 Ti」をほんの僅かに上回りましたが、「RTX 3070 Ti」と比較した場合は約3割くらい高いスコアを記録。
3DMark【Time Spy】ベンチマーク

3DMARK「Time Spy」ベンチマークのスコア
・DirectX 12世代のGPU性能テスト
・テスト解像度:2560×1440(WQHD)
・GeForce RTX 3090(24GB, GDDR6X)⇒ GPU-Z
・総合スコア:18420
・Graphics Score:19007
・CPU Score:15679
・Graphics Test 1:126.31 FPS
・Graphics Test 2:107.16 FPS
テスト1で120FPS以上、負荷が高いテスト2でも100FPS以上を記録。
WQHD(2560×1440)は4Kよりも負荷が軽くなるので、十分快適にゲームがプレイできるフレームレートが出ています。


「RTX 3090」は「RTX 3080 Ti」を僅かに上回りましたが、1%くらいの違いなので誤差の範囲。「RTX 3070 Ti」と比較した場合は3割くらい高性能です。
3DMark【Fire Strike Ultra】ベンチマーク

3DMARK「Fire Strike Ultra」ベンチマークのスコア
・DirectX 11世代のGPU性能テスト
・テスト解像度:3840×2160(4K)
・GeForce RTX 3090(24GB, GDDR6X)⇒ GPU-Z
・総合スコア:12034
・Graphics Score:11786
・Physics Score:35608
・Combined Score:6560
・Graphics Test 1:63.19 FPS
・Graphics Test 2:43.10 FPS
4K解像度のテストはかなり負荷が高いので、「RTX 3090」でもテスト2で43FPSくらいしか出ませんでした。

Test 1は「RTX 3080 Ti」の方が少しスコアが良いのですが、負荷が高いTest 2では「RTX 3090」の方が上回っています。
グラフィックスのスコアは「RTX 3090」の方が僅かですが上の評価になります。

3DMark【Fire Strike Extreme】ベンチマーク

3DMARK「Fire Strike Extreme」ベンチマークのスコア
・DirectX 11世代のGPU性能テスト
・テスト解像度:2560×1440(WQHD)
・GeForce RTX 3090(24GB, GDDR6X)⇒ GPU-Z
・総合スコア:22315
・Graphics Score:22924
・Physics Score:37887
・Combined Score:12291
・Graphics Test 1:117.96 FPS
・Graphics Test 2:86.29 FPS
Test 1で118FPSくらい、負荷が高いTest 2 で86FPSを記録。
重いゲームでも2560×1440で快適にプレイできる性能ですね。


◆Fire Strike Ultraのテストと同じ傾向で、Test 1は「RTX 3080 Ti」の方が少しスコアが良く、負荷が高いTest 2では「RTX 3090」の方が少し上回っています。(グラフィックス スコアの評価は「RTX 3090」の方が上の評価。)
3DMark【Fire Strike】ベンチマーク

3DMARK「Fire Strike」ベンチマーク
・DirectX 11世代のGPU性能テスト
・テスト解像度:1920×1080(フルHD)
・GeForce RTX 3090(24GB, GDDR6X)⇒ GPU-Z
・総合スコア:37758
・Graphics Score:44576
・Physics Score:38009
・Combined Score:17515
・Graphics Test 1:213.33 FPS
・Graphics Test 2:177.56 FPS
負荷が軽いフルHDのテストなので、Test 1では200FPSを超えています。
「RTX 3090」は、フルHDの解像度では十分すぎる性能ですね。


「Fire Strike」のテストでは「RTX 3090」のスコアはあまり伸びず「RTX 3080 Ti」を下回っています。
DX12の「Time Spy」では予想通りの性能を発揮していたのですが、DX11の「Fire Strike」では負荷が軽くなると「RTX 3080 Ti」のスコアを下回る傾向があります。

3DMARK【Poat Royal】ベンチマーク

3DMARK「Port Royal」ベンチマーク
・DXRベースのレイトレーシングテスト
・GeForce RTX 3090(24GB, GDDR6X)⇒ GPU-Z
・Graphics Score:12476
・Graphics Test :57.76 FPS
「レイトレーシング」は影や反射、環境光などをリアルに描写することができますが、計算量が多くGPUにとっては非常に負荷が高い処理です。


「RTX 3090」は「RTX 3080 Ti」とほぼ同じスコアですが、「RTX 3070 Ti」と比較すると1.45倍のスコアになります。
3DMARK【DirectX Raytracing feature test】

3DMARK「DirectX Raytracing feature test」ベンチマーク
・純粋なレイトレーシング性能を計測するテスト
・GeForce RTX 3090(24GB, GDDR6X)⇒ GPU-Z
・レンダリング解像度:2560×1440ドット
・平均フレームレート :55.33 FPS
このテストでは、NVIDIAやAMDのGPUが搭載する「レイトレーシング専用のコア」の性能を測定。「Port Royal」は影や反射のみレイトレーシングを利用しますが、このテストはシーン全体をレイトレーシングで処理します。



「RTX 3090」は「RTX 3080 Ti」よりも約2%、「RTX 3070 Ti」と比較すると約66%高いスコアになります。
『ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ』ベンチマーク

■ベンチマークの設定
・画面解像度:2560x1440
・DirectX 11
・最高品質
グラフィックスの性能比較 | |||
機種名 | スコア | 最低 (FPS) | 平均 (FPS) |
RTX 3090 | 25879 非常に快適 | 80 | 180 |
RTX 3080 Ti | 24558 非常に快適 | 81 | 173 |
RTX 3070 Ti | 21954 非常に快適 | 80 | 151 |
■「FF14 暁月のフィナーレ」のベンチマーク結果
2560×1440・「最高品質」でとても滑らかな動きでプレイ可能
2560×1440・「最高品質」でとても滑らかな動きでプレイ可能
「RTX 3090」の平均フレームレートは、「RTX 3080 Ti」よりも約4%、「RTX 3070 Ti」と比較した場合は約19%高い数値を記録しています。

『F1 2021』ベンチマーク

■ベンチマークの設定について
・画面解像度:2560x1440
・プリセット:超高
・DirectX 12
※フレームレートが伸びない傾向のオランダGP(晴天)でテスト。
※異方性フィルタリング:16X
※アンチエイリアス:NVIDIA DLSS(品質:クオリティ)
※カメラモード:切り替え
※「RTX 3070 Ti」はフレームレートが伸びない設定でテストを行った可能性があるので、あくまでも参考としてご覧ください。
グラフィックスの性能比較 | |||
機種名 | 最低 (FPS) | 平均 (FPS) | 最高 (FPS) |
RTX 3090 | 104 | 165 | 184 |
RTX 3080 Ti | 100 | 162 | 182 |
RTX 3070 Ti ※参考 | 58 | 109 | 133 |
■「F1 2021」のベンチマーク結果
2560×1440・「超高」で非常に滑らかな動きでプレイ可能
2560×1440・「超高」で非常に滑らかな動きでプレイ可能
「RTX 3090」の平均フレームレートは「RTX 3080 Ti」よりも約1.8%、「RTX 3070 Ti」と比較した場合は約51%高い数値です。

『Forza Horizon 5』ベンチマーク

■ベンチマークの設定について
・画面解像度:2560x1440
・プリセット:エクストリーム(推奨)
・DirectX 12
※レイトレーシング:高
グラフィックスの性能比較 | |||
機種名 | 最低 (FPS) | 平均 (FPS) | 最高 (FPS) |
RTX 3090 | 98.4 | 113.5 | 132.0 |
RTX 3080 Ti | 99.8 | 113.0 | 130.2 |
RTX 3070 Ti | 81.9 | 92.9 | 103.2 |
■「Forza Horizon 5」のベンチマーク結果
2560×1440・「エクストリーム」で滑らかな動きでプレイ可能
2560×1440・「エクストリーム」で滑らかな動きでプレイ可能
「RTX 3090」の平均フレームレートは「RTX 3080 Ti」ほぼ同じで、「RTX 3070 Ti」と比較した場合は約28%高い数値になります。

『サイバーパンク2077』ベンチマーク

■ベンチマークの設定
・画面解像度:2560x1440
・プリセット:レイトレーシング ウルトラ
・DirectX 12
※レイトレーシングON
※DLSS 自動
※DirectX 12
グラフィックスの性能比較 | |||
機種名 | 最低 (FPS) | 平均 (FPS) | 最高 (FPS) |
RTX 3090 | 65 | 83 | 113 |
RTX 3080 Ti | 65 | 83 | 111 |
RTX 3070 Ti | 48 | 62 | 78 |
■「サイバーパンク 2077」のベンチマーク結果
2560×1440・「レイトレーシング ウルトラ」で快適にプレイ可能
2560×1440・「レイトレーシング ウルトラ」で快適にプレイ可能
「RTX 3090」の平均フレームレートは「RTX 3080 Ti」ほぼ同じ。「RTX 3070 Ti」と比較した場合は約33%高い数値です。

SSDのベンチマーク【CrystalDiskMark 8】

2TB SSD(PCIe Gen4x4 NVMe M.2)のベンチマーク
■大容量ファイルの転送速度(SEQ1M Q8T1)
連続読み込み:約 6978.14 MB/s
連続書き込み:約 5269.33 MB/s
■小さいファイルのランダムアクセス(RAND4K Q1T1)
ランダム読み込み:約 55.78 MB/s
ランダム書き込み:約139.75 MB/s
■起動時間
最短で約12~13秒
※電源スイッチを押してからデスクトップ画面が表示されるまでの時間
「OMEN 45L」は高速な規格「PCIe Gen4x4」のSSDを採用。大容量ファイルの転送速度が非常に高速です。
SSD(Gen3x4)の大容量ファイルの転送速度は速い部類で約3500MB/sくらいなので、それと比較すると2倍くらい高速ですね。

※レビュー機に搭載されているSSDの型番は「WD_BLACK Gen4 SDCPNRZ-2T00-1106」です。
※テスト結果はあくまでも参考としてご覧ください。
※テスト結果はあくまでも参考としてご覧ください。
3DMARK【STRAGE BENCHMARK】

3DMARKの「STRAGE BENCHMARK」で、ゲーム時のSSD性能を測定します。
OMEN 45Lに搭載されているSSDのスコアは1910でした。

メモリについて
![]() | ![]() |
メモリの仕様・容量について
・メモリのタイプ:DDR4-3733MHz
・容量:32GB(16GBx2)
・DDR4 UDIMM (288ピン) ソケット ×4(※最大64GB)
・デュアルチャネルで動作
・XMP 2.0 対応(オーバークロック対応)
「OMEN 45L」に搭載されているメモリはオーバークロックに対応。アプリで3200MHz ⇒ 3733MHzに変更することができます。(※設定変更後は再起動する必要があります。)
本格的にクリエイティブな作業を行うと32GBのメモリでも十分ではない場合があるかもしれませんが、ゲーム用途では十分すぎる容量ですね。

【CINEBENCH R23】を10分間連続でテスト

ストレステスト時の動作温度(室温24℃)
・CINEBENCH R23のスコア:26428
・Core i9-12900Kの動作温度:最高 97℃(平均 87℃)
・最大消費電力:238.0 W(平均 212.7 W)
・サーマルスロットリングの発生:あり(※開始直後に瞬間的に発生)
「CINEBENCH R23」のマルチコアテストを10分間連続で行い、「Core i9-12900K」の動作温度を計測。(室温24℃)
CPUパッケージの温度は最高97℃、平均温度は87℃でした。瞬間的に「サーマルスロットリング」が発生していましたが、大きなパフォーマンス低下はなく、スコアは1回のみのテストを行った場合よりも約1.6%向上しています。
※サーマルスロットリング:過熱を防止してCPUの破損を防ぐ機能。動作周波数を下げて発熱を抑えるのでパフォーマンスが低下します。
⇒ ◆「アンダーボルト」でCPUの動作温度を下げる
CPUパッケージの温度は最高97℃、平均温度は87℃でした。瞬間的に「サーマルスロットリング」が発生していましたが、大きなパフォーマンス低下はなく、スコアは1回のみのテストを行った場合よりも約1.6%向上しています。
※サーマルスロットリング:過熱を防止してCPUの破損を防ぐ機能。動作周波数を下げて発熱を抑えるのでパフォーマンスが低下します。
⇒ ◆「アンダーボルト」でCPUの動作温度を下げる
テスト開始からしばらくの間は4.7GHzを維持していますが、1分40秒くらいからテスト完了までは200MHzくらい下がった4.5GHzで動作していました。

ベンチマーク時の動作温度について
ベンチマーク時の動作温度をまとめました。テスト時の室温は約24℃です。温度の計測は「HWiNFO」を使用。CPUの動作温度は「CPUパッケージ」の温度を記載しています。
![]() | CPUの動作温度 Core i9-12900K | GPUの動作温度 RTX 3090 | ||
最高 (℃) | 平均 (℃) | 最高 (℃) | 平均 (℃) | |
CINEBENCH R23 | 96 | 87 | - | - |
CPUストレステスト | 97 | 87 | - | - |
x264 FHD Benchmark | 93 | 83 | - | - |
CPU Profile | 87 | 52 | - | - |
Time Spy Extreme | 83 | 45 | 74.9 | 62.8 |
Time Spy | 81 | 44 | 74.3 | 61.7 |
Fire Strike Ultra | 86 | 38 | 76.0 | 64.7 |
Fire Strike Extreme | 86 | 41 | 76.1 | 64.9 |
Fire Strike | 86 | 46 | 76.3 | 64.8 |
Poat Royal | 83 | 33 | 74.7 | 65.1 |
FF14 暁月のフィナーレ | 71 | 47 | 75.8 | 70.5 |
F1 2021 | 56 | 50 | 73.1 | 66.4 |
Forza Horizon 5 | 69 | 53 | 75.8 | 74.8 |
サイバーパンク2077 | 71 | 61 | 72.2 | 65.7 |
アイドル時 | 28℃ 前後 | 33℃ 前後 |
ベンチマーク時の動作温度(室温24℃)
・Core i9-12900Kの動作温度:最高 97℃
・RTX 3090の動作温度:最高 76.3℃
■CPUの動作温度
「CINEBENCH R23」はCPUの負荷が高いので90℃後半くらいまで上がります。GPU関連のベンチマークでは最高で80℃後半くらいで、平均温度は30℃後半~50℃中盤くらいに収まっています。
「Core i9-12900K」は「Core i7-12700K」よりも動作温度が少し高くなります。CPUのストレステスト(10分間連続)を行った場合でも、パフォーマンスの低下は見られませんでしたが、CPU温度が気になる場合はファンの速度を上げたり、CPUの電圧を下げて発熱や消費電力を抑えることができます。⇒ ◆アンダーボルトでCPUの動作温度を下げる
■GPUの動作温度
どのベンチマークも74~76℃くらいまで温度が上がります。
「CINEBENCH R23」はCPUの負荷が高いので90℃後半くらいまで上がります。GPU関連のベンチマークでは最高で80℃後半くらいで、平均温度は30℃後半~50℃中盤くらいに収まっています。
「Core i9-12900K」は「Core i7-12700K」よりも動作温度が少し高くなります。CPUのストレステスト(10分間連続)を行った場合でも、パフォーマンスの低下は見られませんでしたが、CPU温度が気になる場合はファンの速度を上げたり、CPUの電圧を下げて発熱や消費電力を抑えることができます。⇒ ◆アンダーボルトでCPUの動作温度を下げる
■GPUの動作温度
どのベンチマークも74~76℃くらいまで温度が上がります。
高性能な「Core i9-12900K」は発熱が多いので、240mmの水冷クーラーを搭載していても結構温度が上がりますね 。


【参考】RTX3080 Ti 搭載モデルの動作温度
・CINEBENCH R23(ストレステスト):CPUの最高温度 91℃(平均 86℃)
・Poat Royal:GPUの最高温度 81.3℃(平均 68.3℃)
⇒ ◆実機レビュー
・CINEBENCH R23(ストレステスト):CPUの最高温度 91℃(平均 86℃)
・Poat Royal:GPUの最高温度 81.3℃(平均 68.3℃)
⇒ ◆実機レビュー
ベンチマーク時の消費電力について
ベンチマーク時の消費電力をまとめました。CPUとGPUの消費電力は「HWiNFO」の数値、PC全体の消費電力は「ワットチェッカー REX-BTWATTCH1」で記録した数値を記載しています。
![]() | 最大消費電力 | |||
CPU Core i9-12900K | GPU RTX 3090 | PC全体 | ||
CPUストレステスト ※CINEBENCH R23 | 238 W | - | 411 W | |
x264 FHD Benchmark | 235 W | - | 387 W | |
CPU Profile | 178 W | - | 354 W | |
Time Spy Extreme | 199 W | 349 W | 545 W | |
Time Spy | 185 W | 348 W | 546 W | |
Fire Strike Ultra | 190 W | 348 W | 467 W | |
Fire Strike Extreme | 189 W | 348 W | 588 W | |
Fire Strike | 178 W | 348 W | 607 W | |
Poat Royal | 204 W | 347 W | 468 W | |
FF14 暁月のフィナーレ | 107 W | 348 W | 543 W | |
F1 2021 | 114 W | 345 W | 578 W | |
Forza Horizon 5 | 156 W | 345 W | 598 W | |
サイバーパンク2077 | 125 W | 346 W | 627 W | |
起動時 | - | - | 293W | |
アイドル時 | 6.6W 前後 | 20W 前後 | 45W 前後 |
CPUの最大消費電力は「CINEBENCH R23」で238W、GPUは「Time Spy Extreme」のベンチマークで349 Wを記録。
PC全体の消費電力は「サイバーパンク2077」が最も高い627 Wを記録。「OMEN 45L」は800Wの電源ユニットを搭載しているので、負荷率は約78%になります。

【参考】RTX 3080 Ti 搭載モデルの消費電力
・CINEBENCH R23:CPUの最大温度 205 W(※PC全体 約339 W)
・サイバーパンク 2077:GPUの最大温度 349 W(※PC全体 約600 W:負荷率 約75%)
⇒ ◆実機レビュー
・CINEBENCH R23:CPUの最大温度 205 W(※PC全体 約339 W)
・サイバーパンク 2077:GPUの最大温度 349 W(※PC全体 約600 W:負荷率 約75%)
⇒ ◆実機レビュー
冷却ファンの音について

ベンチマーク時の動作音(冷却ファンの音)について
・CPUの負荷が高い処理を行うと「Core i7-12700K」搭載モデルよりも動作音が大きくなる傾向。
・GPUのテストやゲームプレイ時は比較的静か。
・耳障りな金属音(甲高い音)は少なめ。(※ファンが初期設定の場合)
※音の感じ方は個人差があります
■OMEN 45L(Core i7-12700K 搭載モデル)との違い
「Core i9-12900K 搭載モデル」は処理能力が非常に高いので、CPUがフル稼働するような処理を行うと発熱が多くなるので「Core i7-12700K 搭載モデル」よりも動作音が少し大きくなる傾向があります。(※パフォーマンス設定の場合)
動作音を静かにしたい場合は、パフォーマンスコントロールを【最適】にするとCPUの動作温度が下がりファンの回転数も低くなるので大きく静音性が向上します。⇒ ◆【最適】の設定でCPUの動作温度を大幅に下げる
ファンの速度が初期設定の場合は「甲高い耳障りな金属音」は少なめですが、手動でファンの速度を上げるとそのような音が出やすくなります。
※ファンの初期設定・・・CPU温度90℃でファンが40%で回転するように設定されていますが、CPUを冷却する必要がある場合(40%では十分に冷却できない場合)は、自動的にファンの速度が上がります。
「Core i9-12900K 搭載モデル」は処理能力が非常に高いので、CPUがフル稼働するような処理を行うと発熱が多くなるので「Core i7-12700K 搭載モデル」よりも動作音が少し大きくなる傾向があります。(※パフォーマンス設定の場合)
動作音を静かにしたい場合は、パフォーマンスコントロールを【最適】にするとCPUの動作温度が下がりファンの回転数も低くなるので大きく静音性が向上します。⇒ ◆【最適】の設定でCPUの動作温度を大幅に下げる
ファンの速度が初期設定の場合は「甲高い耳障りな金属音」は少なめですが、手動でファンの速度を上げるとそのような音が出やすくなります。
※ファンの初期設定・・・CPU温度90℃でファンが40%で回転するように設定されていますが、CPUを冷却する必要がある場合(40%では十分に冷却できない場合)は、自動的にファンの速度が上がります。
動作音を下げるには、CPUの発熱を抑えるような設定が有効です。⇒ ◆アンダーボルトでCPUの動作温度を下げる

■参考:測定器(Sutekus GM1356)で騒音をチェック
※測定値はあくまでも目安としてご覧ください。RTX 3080 Ti 搭載モデル(⇒ 実機レビュー)と比較した場合は5~7dbくらい高い数値になります。
CPUベンチマーク時(CINEBENCH R23 の10分連続テスト)
・天面のファンから約5cm離れて計測した場合:72db 前後
・天面のファンから約30cm離れて計測した場合:64db 前後
「サイバーパンク 2077」プレイ時
・天面のファンから約5cm離れて計測した場合:60db 前後
・天面のファンから約30cm離れて計測した場合:55db 前後
※室内の環境:40db前後
※60db・・・普通の会話・チャイム・時速40キロで走る自動車の内部
※50db・・・エアコンの室外機・静かな事務所
※40db・・・静かな住宅地・深夜の市内・図書館
※測定値はあくまでも目安としてご覧ください。RTX 3080 Ti 搭載モデル(⇒ 実機レビュー)と比較した場合は5~7dbくらい高い数値になります。
CPUベンチマーク時(CINEBENCH R23 の10分連続テスト)
・天面のファンから約5cm離れて計測した場合:72db 前後
・天面のファンから約30cm離れて計測した場合:64db 前後
「サイバーパンク 2077」プレイ時
・天面のファンから約5cm離れて計測した場合:60db 前後
・天面のファンから約30cm離れて計測した場合:55db 前後
※室内の環境:40db前後
※60db・・・普通の会話・チャイム・時速40キロで走る自動車の内部
※50db・・・エアコンの室外機・静かな事務所
※40db・・・静かな住宅地・深夜の市内・図書館
音の感じ方は個人差があります。70dbくらいになると少しうるさく感じますね。50~60dbくらいならゲーミングPCの動作音としては比較的静かな印象です。

様々な設定ができる「OMEN Gaming Hub」

プリインストールされている「OMEN Gaming Hub」で、様々な設定を変更することができます。
OMENアプリの使い方はこちらの記事をご覧ください。⇒ ◆「OMEN Gaming Hubの」使い方

ベンチマークテスト時の設定について

ベンチマークテスト時の設定 | |
CPUオーバークロック | Core i9-12900K 初期設定の4.9GHz |
メモリオーバークロック | 3733 MT/s |
電源モード | パフォーマンス |
温度コントロール | パフォーマンス |
ベンチマークテストは上記の設定で行っています。
手動でファンの速度を調整して冷却性能を高める

冷却ファンの速度を「手動」で変更して冷却性能を向上させることが可能です。右側の「動的ファンカーブ」にチェックを入れると、CPUの温度に応じたファンの速度を自由に調整することができます。
アンダーボルト(低電圧化)でCPUの動作温度を下げる

OMENのアプリでCPUの電圧を変更することが可能です。今回は電圧を下げる「アンダーボルト」を行ってCPUの温度がどれくらい下がるかをチェックします。
「アンダーボルト」を行うことで消費電力や発熱を抑える効果が期待できますが、やりすぎるとPCの動作が不安定になります。


CPUの電圧を-0.050vに設定して「CINEBENCH R23」のストレステスト(マルチコア:10分間)を行います。(室温24℃)
・CPUの動作周波数:初期設定(4.9GHz)
・電圧:-0.050v
・パフォーマンスコントロールの設定【パフォーマンス】
・温度コントロール【パフォーマンス】
■アンダーボルト変更前と変更後の違いについて
・CINEBENCH R23のスコア:26428 ⇒ 26974(約102%)
・Core i9-12900Kの動作温度:最高 97℃(平均 87℃) ⇒ 最高 94℃(平均 86℃)
・最大消費電力:238.0 W(平均 212.7 W) ⇒ 234.7 W(平均 212.8 W)
・サーマルスロットリングの発生:あり ⇒ なし
※アンダーボルト変更前のベンチマーク
⇒ ◆【CINEBENCH R23】を10分間連続でテスト
「アンダーボルト」を行うことで最高温度が3℃(平均度温度は1℃)低下。最大消費電力は思ったほど下がりませんでしたが、サーマルスロットリングは発生しなくなりました。ベンチマークのスコア(マルチコア)は2%向上しています。・CINEBENCH R23のスコア:26428 ⇒ 26974(約102%)
・Core i9-12900Kの動作温度:最高 97℃(平均 87℃) ⇒ 最高 94℃(平均 86℃)
・最大消費電力:238.0 W(平均 212.7 W) ⇒ 234.7 W(平均 212.8 W)
・サーマルスロットリングの発生:あり ⇒ なし
※アンダーボルト変更前のベンチマーク
⇒ ◆【CINEBENCH R23】を10分間連続でテスト
CPUには個体差があるので、同じような設定にしても異なる結果になるかもしれませんが、色々試して最適な設定を探るのも楽しいかもしれませんね。

【最適】の設定でCPUの動作温度を大幅に下げる

パフォーマンスコントロールの設定を【最適】にするとCPUのパフォーマンスが少し控えめになりますが、【パフォーマンス】設定時よりもCPUの動作温度が大幅に下がり静音性も向上します。
静かな環境でなるべく動作音を抑えて使いたい場合におススメの設定です。


下記の設定で「CINEBENCH R23」のストレステスト(マルチコア:10分間)を行います。(室温24℃)
・CPUの動作周波数:初期設定(4.9GHz)
・電圧:初期設定
・パフォーマンスコントロールの設定【最適】
・温度コントロール【パフォーマンス】
■【パフォーマンス】と【最適】の違いについて
・CINEBENCH R23のスコア:26428 ⇒ 22573(約85%)
・Core i9-12900Kの動作温度:最高 97℃(平均 87℃) ⇒ 最高 94℃(平均 63℃)
・最大消費電力:238.0 W(平均 212.7 W) ⇒ 230.6 W(平均 129.6W)
・サーマルスロットリングの発生:あり ⇒ あり(※開始直後に瞬間的に発生)
・騒音計測(天面から約30cm離れた場所):64db 前後 ⇒ 45db 前後
※パフォーマンス設定時のベンチマーク
⇒ ◆【CINEBENCH R23】を10分間連続でテスト
パフォーマンスコントロールの設定【最適】すると性能は少し低下しましたが、それでもCore i7-12700K(パフォーマンス設定)と同等のスコアを記録しています。・CINEBENCH R23のスコア:26428 ⇒ 22573(約85%)
・Core i9-12900Kの動作温度:最高 97℃(平均 87℃) ⇒ 最高 94℃(平均 63℃)
・最大消費電力:238.0 W(平均 212.7 W) ⇒ 230.6 W(平均 129.6W)
・サーマルスロットリングの発生:あり ⇒ あり(※開始直後に瞬間的に発生)
・騒音計測(天面から約30cm離れた場所):64db 前後 ⇒ 45db 前後
※パフォーマンス設定時のベンチマーク
⇒ ◆【CINEBENCH R23】を10分間連続でテスト
最高温度や最大消費電力はあまり下がりませんでしたが、動作周波数は4.8⇒4.0GHz前後に下がるので平均温度や平均消費電力は大幅に減少。
【パフォーマンス】設定時の騒音は64db 前後でしたが、【最適】にすると45dbくらいまで下がりました。動作音はかなり静かになりますね。

CPUを4.5Ghzに設定して性能と動作温度のバランスを図る

今度は、CPUの動作周波数を4.5GHzに設定してテストを行います。

下記の設定で「CINEBENCH R23」のストレステスト(マルチコア:10分間)を行います。(室温24℃)
・CPUの動作周波数:4.5GHz
・電圧:初期設定
・パフォーマンスコントロールの設定【パフォーマンス】
・温度コントロール【パフォーマンス】
■【4.9GHz】と【4.5GHz】の違いについて
・CINEBENCH R23のスコア:26428 ⇒ 24344(約92%)
・Core i9-12900Kの動作温度:最高 97℃(平均 87℃) ⇒ 最高 85℃(平均 77℃)
・最大消費電力:238.0 W(平均 212.7 W) ⇒ 196.9 W(平均 129.6W)
・サーマルスロットリングの発生:あり ⇒ なし
・騒音計測(天面から約30cm離れた場所):64db 前後 ⇒ 60db 前後
※4.9GHz設定時のベンチマーク
⇒ ◆【CINEBENCH R23】を10分間連続でテスト
動作周波数を4.9GHz⇒4.5GHz(約91%)に下げると、スコアは約92%になり平均温度は約10℃下がりました。平均の消費電力は大幅に下がり約65%になっています。・CINEBENCH R23のスコア:26428 ⇒ 24344(約92%)
・Core i9-12900Kの動作温度:最高 97℃(平均 87℃) ⇒ 最高 85℃(平均 77℃)
・最大消費電力:238.0 W(平均 212.7 W) ⇒ 196.9 W(平均 129.6W)
・サーマルスロットリングの発生:あり ⇒ なし
・騒音計測(天面から約30cm離れた場所):64db 前後 ⇒ 60db 前後
※4.9GHz設定時のベンチマーク
⇒ ◆【CINEBENCH R23】を10分間連続でテスト
CPUの性能を約9割にすると、動作温度や消費電力が大きく下がり電力効率が良くなりますね。

サポートページ(トラブルシューティング・ドライバー・取扱説明書など)

【トラブルシューティング・ドライバー・使用方法など】
⇒ ◆OMEN by HP 45LゲーミングデスクトップPC サポートページ
⇒ ◆ユーザーガイドのページ(取扱説明書)
【お役立ち情報】
⇒ ◆HPパソコンが届いたらすぐにやっておきたいこと
⇒ ◆HP Care Pack(長期保証)について
【リカバリメディアの作成】
⇒ ◆USBメモリで「Windowsの回復ドライブ」を作成する
⇒ ◆HPクラウドリカバリツールで「USB回復ドライブ」を作成する方法
⇒ ◆OMEN by HP 45LゲーミングデスクトップPC サポートページ
⇒ ◆ユーザーガイドのページ(取扱説明書)
【お役立ち情報】
⇒ ◆HPパソコンが届いたらすぐにやっておきたいこと
⇒ ◆HP Care Pack(長期保証)について
【リカバリメディアの作成】
⇒ ◆USBメモリで「Windowsの回復ドライブ」を作成する
⇒ ◆HPクラウドリカバリツールで「USB回復ドライブ」を作成する方法
上記のサポートページから、アップグレードガイド(PDF)、ハードウェア リファレンス ガイド(PDF)などをダウンロードすることができます。


「OMEN 45L」のスペック・販売価格

「OMEN 45L」は、プロセッサーとグラフィックスのスペックが異なる2種類のモデルが用意されています。カスタマイズでパーツの変更はできませんが、周辺機器や長期保証などは選択可能です。
■エクストリームモデル(RTX 3090)
※Windows 11 Pro、Core i9-12900K、RTX 3090、DDR4 メモリ 32GB 、2TB M.2 SSD(PCIe Gen 4×4 NVMe)
■ハイパフォーマンスモデル(RTX 3080 Ti)
※Windows 11 Pro、Core i7-12700K、RTX 3080 Ti、DDR4 メモリ 32GB 、2TB M.2 SSD(PCIe Gen 4×4 NVMe)
製品の入荷や納期に関する情報はこちらのページをご覧ください。⇒ ◆OMEN 45Lの販売状況について

キャンペーン:お得なクーポン!
上記のクーポンは、13万2千円以上ご購入でご利用可能です。


OMEN 45L エクストリームモデルの評価

「OMEN 45L エクストリームモデル」は高性能なプロセッサーとGPUを搭載した最高峰モデル!
【外観デザイン】
・カッコ良さ抜群の「高級感」があるデザイン
・重いグラフィックスカードをしっかりと支える「サポートバー」付き
・パネル類が開けやすくメンテナンス性が良い
【性能について】
・「Core i9-12900K」は「Core i7-12700K」よりも約15%高性能
・「RTX 3090」は2560x1440・最高画質で快適にゲームをプレイ可能
・「RTX 3090」と「RTX 3080 Ti」の性能はほぼ同じ
【冷却性能について】
・「Core i9-12900K」はEコアが4基多いので「Core i7-12700K」よりも動作温度が少し高め。
【動作音について】
・「パフォーマンス」の設定にするとそれなりに動作音は大きくなります。
・「最適」に設定してCPUのパフォーマンスを控えめにすると、動作温度が大きく下がり静音性も向上します。
【消費電力について】
・最大消費電力は627W。最大で8割くらいの負荷率なので余裕あり。
■OMEN 45L エクストリームモデル(RTX 3090)の評価
「RTX 3090」と「RTX 3080 Ti」の性能はほぼ同じなので、ゲーム用途がメインならハイパフォーマンスモデル(RTX 3080 Ti )で十分ですが、「エクストリームモデル」はCPU性能の高さが大きな魅力。
パフォーマンス重視にすると「Core i7-12700K」よりも約1.15倍高性能ですが、控えめ(最適)に設定すると同等くらいの処理能力でかなり動作音を抑えることが可能です。⇒ ◆関連項目
「RTX 3090」と「RTX 3080 Ti」の性能はほぼ同じなので、ゲーム用途がメインならハイパフォーマンスモデル(RTX 3080 Ti )で十分ですが、「エクストリームモデル」はCPU性能の高さが大きな魅力。
パフォーマンス重視にすると「Core i7-12700K」よりも約1.15倍高性能ですが、控えめ(最適)に設定すると同等くらいの処理能力でかなり動作音を抑えることが可能です。⇒ ◆関連項目
パーツの構成変更はできませんが、ゲームやクリエイティブを十分快適にこなせるスペックを備えています。メーカー品は保証が付いているので安心して使えますし、同じような仕様の他メーカーBTOと比較するとコスパが良くて魅力的ですね。

※この記事ではベンチマークテストに絞った内容になっています。製品のデザインや内部、設定アプリ、付属品などについては下記のレビューをご覧ください。
【実機レビュー】
⇒ ◆OMEN 45L ハイパフォーマンスモデル(RTX 3080 Ti)
【OMEN デスクトップに関する記事】
⇒ ◆オーバークロックやLEDの設定ができる「OMEN Gaming Hub」
⇒ ◆OMEN 45L、OMEN 40L、OMEN 30Lの違いについて
【実機レビュー】
⇒ ◆OMEN 45L ハイパフォーマンスモデル(RTX 3080 Ti)
【OMEN デスクトップに関する記事】
⇒ ◆オーバークロックやLEDの設定ができる「OMEN Gaming Hub」
⇒ ◆OMEN 45L、OMEN 40L、OMEN 30Lの違いについて




■レビューについて
※商品仕様/価格については最終更新日時点のものです。
※製品仕様やPCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※温度や消費電力の測定値は目安です。使用状況や環境によって変わります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
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