
「OMEN 30L」の起動ドライブ(1TB SSD )を大容量の2TBに交換してWindows11をインストールしました! この記事では、交換手順や必要なツール、注意点などをご紹介しています。

最終更新日:2022年1月13日
■目次(ページ内リンク)
【使用するPCについて】
◆ゲーミングデスクトップPC「OMEN 30L」について
【パーツ交換時の注意点について】
◆PCパーツの換装や増設時の注意点
◆SSD交換時に必要なツール
【リカバリメディアの作成について】
◆HP クラウドリカバリでツールで「USBリカバリメディア」を作成
【SSDを交換する手順について】
◆起動ドライブの取り外し
◆SSDのヒートシンクを分解
◆ヒートシンクにSSDを装着する
◆マザーボードにSSDを取り付ける
【OSをインストールする(工場出荷状態に戻す)手順について】
◆「USBリカバリメディア」でPCを工場出荷状態に戻すときの注意点
◆「USBリカバリメディア」でWindows 11をインストール
◆まとめ:作業時の注意点など
【使用するPCについて】
◆ゲーミングデスクトップPC「OMEN 30L」について
【パーツ交換時の注意点について】
◆PCパーツの換装や増設時の注意点
◆SSD交換時に必要なツール
【リカバリメディアの作成について】
◆HP クラウドリカバリでツールで「USBリカバリメディア」を作成
【SSDを交換する手順について】
◆起動ドライブの取り外し
◆SSDのヒートシンクを分解
◆ヒートシンクにSSDを装着する
◆マザーボードにSSDを取り付ける
【OSをインストールする(工場出荷状態に戻す)手順について】
◆「USBリカバリメディア」でPCを工場出荷状態に戻すときの注意点
◆「USBリカバリメディア」でWindows 11をインストール
◆まとめ:作業時の注意点など
ゲーミングデスクトップPC「OMEN 30L」について

HPのハイエンド・ゲーミングデスクトップ「OMEN 30L」は、PCパーツの交換ができる仕組みになっています。実機レビューやパーツの交換方法などは下記の記事をご覧ください。

【実機レビュー】
⇒ ◆OMEN 30L Desktop:高性能で洗練されたデザインのゲーミングPC
【OMEN 30Lの関連記事】
⇒ ◆グラフィックスカード(RTX 3090)の取り外し
⇒ ◆空きのM.2スロットに2TB SSD(PCIe NVMe)を増設!
⇒ ◆3.5インチHDDの増設について
⇒ ◆側面パネル(裏配線側)&電源ユニットの取り外し
⇒ ◆OMEN 30L Desktop:高性能で洗練されたデザインのゲーミングPC
【OMEN 30Lの関連記事】
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⇒ ◆3.5インチHDDの増設について
⇒ ◆側面パネル(裏配線側)&電源ユニットの取り外し
PCパーツの換装や増設時の注意点
●静電気にご注意ください
メモリやストレージを増設する前に、金属に触って 静電気を放電してから作業をしてください。
●電源コードを外した上で作業を行ってください
感電の恐れがありますので、電源スイッチOFFにして電源コードを外してから分解・増設作業を行ってください。
●マザーボードや配線などを傷つけないようにする
工具などでマザーボードや部品、配線類を傷つけないようにご注意ください。
●怪我にご注意ください
本体内部には金属製の部品や鋭利な部分があるので、怪我には十分お気を付けください。
■免責事項
PCパーツの追加や増設による故障は保証対象外となります。この記事を参考にして破損、故障などが起こったとしても当方は一切責任を負いませんので、あらかじめご了承ください。
PCパーツの追加や増設による故障は保証対象外となります。この記事を参考にして破損、故障などが起こったとしても当方は一切責任を負いませんので、あらかじめご了承ください。
PCパーツの追加や増設などは自己責任でお願いいたします。

SSD交換時に必要なツール

SSDを固定しているネジには、プラスドライバー(サイズはNo.1)が適合します。
PCの分解をしていると、グリップが細い精密ドライバーではネジが固くて回せないケースが時々あるので、グリップが太めのドライバーを使うことが多いです。
先の部分がマグネットになっているドライバーは、取り外したネジがくっついて落ちにくいので作業がしやすいですね。


ネジが硬くて回せない場合は「ネジ滑り止め液」が役に立ちます。1~2滴くらいドライバーの先やネジの溝につけると、摩擦力が増加して滑りにくくなるのでネジを回しやすくなります。
無理にネジを回すとネジの溝をつぶしてしまうので、そのようなときは作業を一時中断し「ネジ滑り止め液」を用意してから再開することをお勧めします。

今回は「SSDをマザーボードに固定しているネジ」と「ヒートシンクのネジ」が固かったので、「ネジ滑り止め液」がとても役に立ちました。

【Amazon.co.jp】
⇒ ◆アネックス(ANEX) ネジすべり止め液 No.40
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HP クラウドリカバリ ツールで「USBリカバリメディア」を作成

SSDを取り外す前にUSBで「リカバリメディア」を作成します。
Windows 10の「回復ドライブの作成」で作ったリカバリメディアは、新規SSDにOSをインストールすることができなかったので、今回は「HP クラウドリカバリ ツール」でUSBのリカバリメディアを作成しました。

HPクラウドリカバリツールの使い方は下記の記事をご覧ください。
⇒ ◆USBリカバリメディアの作成手順&リカバリ方法
⇒ ◆USBリカバリメディアの作成手順&リカバリ方法

「HPクラウドリカバリツール」は管理者として実行します。チェックを入れて製品のIDを入力するとリカバリメディアを作成することができるようになります。
※OMEN 30L(RTX 3090)の製品ID:1V7E0AA#ABJ
※記事作成時点(2022年1月)でWindows 11に変更されていました。
本当はWindows 10のリカバリメディアを作成したかったのですが、Windows 11しか選択肢がありませんでした。

起動ドライブ(SSD)の取り外し
■起動ドライブ(SSD)の取り外しの大まかな流れ
1)作業を始める前にPCの電源をOFFにする。
2)電源が落ちたことを確認後、電源ケーブルを外す。
3)ケース後部のボタンを押してサイドパネルを取り外す。
4)プラスドライバー(No.1)でSSDを固定しているネジを外す。
5)SSDを手でもってスロットから取り外す。
1)作業を始める前にPCの電源をOFFにする。
2)電源が落ちたことを確認後、電源ケーブルを外す。
3)ケース後部のボタンを押してサイドパネルを取り外す。
4)プラスドライバー(No.1)でSSDを固定しているネジを外す。
5)SSDを手でもってスロットから取り外す。

背面のボタンを押してサイドパネルを取り外します。
PCの内部に触れる前に、金属部分に触れて体にたまった静電気を逃がしておきましょう。


メインのSSDを固定しているネジは、プラスドライバー(No.1)で外すことができます。
少し押し付けながら回すことがコツです。


プラスドライバーでネジを取り外します。

ネジを取り外すとSSDが斜めの状態になります。
指でヒートシンクをつかんで矢印の方向にひき抜きぬくと、SSDの取り外し作業は完了です。

SSDのヒートシンクを分解

SSDのヒートシンクのサイズは幅 73mm × 奥行 24mm × 高さ 23mm、重さは約73g(※SSDを含む)です。
ヒートシンクかなり厚みがある構造なので放熱性能が高そうですね。


反対側の画像。ヒートシンクは合計4つのネジで固定されています。


ネジを取り外した後、ヒートシンクを上の方に引き抜きます。
シリコンサーマルパッドにSSDがくっついていて取り外しにくいのですが、片側から慎重に外していけば問題ないと思います。


ヒートシンクからSSDを取り外した状態。
ネジを紛失しないようにご注意ください。

ヒートシンクにSSDを装着する

ヒートシンクとSSDは丸くカットされた部分が同じ側になるようにして装着します。


今回は標準のSSDではなく、大容量のサンディスクExtreme Pro 2TB(SDSSDXPM2-2T00-J25)を取り付けました。

4つのネジでヒートシンクを固定します。

ネジでヒートシンクを固定したら作業完了です
マザーボードにSSDを取り付ける

M.2の端子にSSDを取り付けます。

SSD&ヒートシンクを斜めの状態で端子部分に差し込みます。

SSD&ヒートシンクをマザーボード側に押し付けながらネジで固定します。
「USBリカバリメディア」でPCを工場出荷状態に戻すときの注意点
■重要なデータのバックアップと起動ドライブ以外のストレージの取り外しを推奨
HPクラウドリカバリ作成した「USBリカバリメディア」でPCを初期化すると、全てのドライブのデータが消去されるのでご注意ください。
HPクラウドリカバリ作成した「USBリカバリメディア」でPCを初期化すると、全てのドライブのデータが消去されるのでご注意ください。
PCのリカバリ作業(初期化)の前に、「重要なデータのバックアップ」と「起動ドライブ以外のストレージの取り外し」を強くお勧めします。


HDDはケーブル類を取り外せばOK。

グラフィックスカードの下に2nd SSDを搭載している場合は、少々面倒でも取り外しておきます。
「USBリカバリメディア」でWindows 11をインストール
PCに接続する周辺機器を最小限にした状態で、PCを工場出荷状態に戻す作業(Windows 11のインストール)を行います。
操作に必要なディスプレイ、キーボード、マウス、LANケーブルのみ接続した状態で作業を行いました。


リカバリメディアをUSBに挿した状態で電源スイッチを入れます。

PCが起動すると最初に言語を選択する画面が表示されます。好みの言語(この記事では日本語)を選択して「OK」をクリック。

リカバリの説明画面を確認し「次へ」をクリック。

システムの復元で「はい」を選択後、「次へ」をクリック
インストール作業中は、電源を切ったりケーブルを抜かないようにしてください。


警告メッセージを確認し「OK」をクリック。

工場出荷時のイメージ復元の準備が始まるのでしばらく待ちます。

「スキップ」をクリックして次に進みます。

復元の準備が完了したら「続行」をクリック。

「外付けデバイスをコンピューターに取り付けないでください。」の警告を確認し「OK」をクリック。これ以降はインストールが完了するまで操作する必要はありません。
インストール時間の目安は35分くらいですが、SSDやUSBメモリの性能によってはもう少し時間がかかるかもしれません。


OSのインストール中は、数回自動的にPCが再起動します。

「復元が完了しました」の画面が表示されたらOSのインストール作業は完了です。
2つの選択肢がありますが、「シャットダウン」を選択した方が良いかもしれません。「完了」をクリックして再起動するつもりでしたが、数分待っても画面がブラックアウトしたままだったのでPCの電源を切って起動し直しました。


PCを起動するとWindows 11のセットアップ画面が表示されます。
アカウントの設定や更新プログラムのインストールなどが行われるので、Windows 11が利用できるまで少し時間がかかります。


OMENのデスクトップ画面が表示されるとWindows 11が使えるようになります。
これでSSDの交換とOSのインストール作業は全て完了です。

まとめ

起動ドライブの交換とPCを工場出荷状態に戻すときの注意点
・USBのリカバリメディア作成は「HP クラウドリカバリ ツール」を使用
・SSDやヒートシンクのネジが固いので「ネジ滑り止め液」は必須
・PCを工場出荷状態に戻すときは、「データのバックアップ」を強く推奨
新規のSSDに交換してと工場出荷状態に戻す(OSのインストール)場合は「ある程度決まった方法」があるのですが、機種によっては異なる方法で行う必要があります。
OMEN 30Lの場合は、Windowsの「回復ドライブの作成」で作ったUSBリカバリメディアでは、新規SSDにOSをインストールすることができなかったので、「HP クラウドリカバリ ツール」を使用。本当はWindows 10をインストールしたかったのですが、記事作成時点でWindows 11に変更されていました。
SSDやヒートシンクの取り外しなどは難しい作業ではありませんが、固定しているネジがとても固かったので「ネジ滑り止め液」が必要でした。
PCを工場出荷状態に戻すと搭載している全てのドライブが初期化されてデータが消去されるので、重要なデータはバックアップしておく必要があります。
OMEN 30Lの場合は、Windowsの「回復ドライブの作成」で作ったUSBリカバリメディアでは、新規SSDにOSをインストールすることができなかったので、「HP クラウドリカバリ ツール」を使用。本当はWindows 10をインストールしたかったのですが、記事作成時点でWindows 11に変更されていました。
SSDやヒートシンクの取り外しなどは難しい作業ではありませんが、固定しているネジがとても固かったので「ネジ滑り止め液」が必要でした。
PCを工場出荷状態に戻すと搭載している全てのドライブが初期化されてデータが消去されるので、重要なデータはバックアップしておく必要があります。
「起動ドライブ以外を外した状態」で工場出荷状態に戻せばデータが消去されることはないのですが、念のためバックアップしておくことをお勧めします。


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