
OMEN 30L(RTX 3090搭載モデル)のM.2 ソケット(空き)に2TB SSDを増設!作業時の注意点や必要なツールなどをご紹介します。

・「WD BLACK SN750 NVMe SSD」のベンチマークを追記。(5/8)
最終更新日:2021年11月9日■目次(ページ内リンク)
◆M.2 SSD(PCIe NVMe)の増設について/必要なツール
◆PCパーツの換装や増設時の注意点
◆M.2 SSD(PCIe NVMe)を装着する手順
◆電源ユニットを取り外すことで快適に作業可能 ※1/27追記
◆『WD Blue SN550 NVMe SSD 2TB』の仕様・ベンチマーク
◆『WD Black SN750 NVMe SSD 2TB』の仕様・ベンチマーク ※11/9追記
◆「ディスクの管理」でストレージを利用できるようにする
◆SSDの取り付けは難しくありませんが、マグネット付きのプラスドライバーは必須
◆M.2 SSD(PCIe NVMe)の増設について/必要なツール
◆PCパーツの換装や増設時の注意点
◆M.2 SSD(PCIe NVMe)を装着する手順
◆電源ユニットを取り外すことで快適に作業可能 ※1/27追記
◆『WD Blue SN550 NVMe SSD 2TB』の仕様・ベンチマーク
◆『WD Black SN750 NVMe SSD 2TB』の仕様・ベンチマーク ※11/9追記
◆「ディスクの管理」でストレージを利用できるようにする
◆SSDの取り付けは難しくありませんが、マグネット付きのプラスドライバーは必須

M.2 SSD(PCIe NVMe)の増設について/必要なツール

SSDの増設について/必要なツール
・2nd ソケット(空:樹脂製のカバー付き)
・ M.2 ソケットの仕様:PCIe x4 Gen 3
・M.2 SSD 2280(PCIe NVMe)を1台追加可能
・プラスドライバー(#1)はマグネット付きを推奨
OMEN 30LはM.2 ソケット(PCIe x4 Gen 3)を2基備えています。標準のSSDはモデルによって搭載位置が異なる場合がありますが、RTX 3090搭載モデルはグラフィックスカードの上側に搭載されていて、空きのM.2 ソケットはグラフィックスカードの下側にあります。
※マザーボードの仕様・詳細は下記のページをご覧ください。
⇒ ◆OMEN 30L GT13-0827jp デスクトップ PC 製品仕様
⇒ ◆HPデスクトップPC - マザーボードの仕様:DoradoOC-AMP
⇒ ◆アップグレードガイド(PDF:PCパーツの取り付け方法)
※マザーボードの仕様・詳細は下記のページをご覧ください。
⇒ ◆OMEN 30L GT13-0827jp デスクトップ PC 製品仕様
⇒ ◆HPデスクトップPC - マザーボードの仕様:DoradoOC-AMP
⇒ ◆アップグレードガイド(PDF:PCパーツの取り付け方法)

M.2 ソケット(空き:SSD2)はグラフィックスカードと電源ユニットの間にあります。手を入れて作業するには少々狭いスペース。

空きのソケットは作業がしにくい(手が届かない)位置にあるので、プラスドライバー(#1)は先端がマグネットになっているものを使用しました。(※画像はネジがくっついている状態です。)

PCパーツの換装や増設時の注意点
●静電気にご注意ください
メモリやストレージを増設する前に、金属に触って 静電気を放電してから作業をしてください。
●電源コードを外した上で作業を行ってください
感電の恐れがありますので、電源スイッチOFFにして電源コードを外してから分解・増設作業を行ってください。
●マザーボードや配線などを傷つけないようにする
工具などでマザーボードや部品、配線類を傷つけないようにご注意ください。
●怪我にご注意ください
本体内部には金属製の部品や鋭利な部分があるので、怪我には十分お気を付けください。
■免責事項
PCパーツの追加や増設による故障は保証対象外となります。この記事を参考にして破損、故障などが起こったとしても当方は一切責任を負いませんので、あらかじめご了承ください。
PCパーツの追加や増設による故障は保証対象外となります。この記事を参考にして破損、故障などが起こったとしても当方は一切責任を負いませんので、あらかじめご了承ください。
PCパーツの追加や増設などは自己責任でお願いいたします。

M.2 SSD(PCIe NVMe)を装着する手順
●電源スイッチOFFにして電源コードを外した上で作業を行ってください 。

プラスドライバー(#1)で「SSD2」のカバー(樹脂製)を固定しているネジを取り外します。

カバーを取り外した状態。数ミリくらいの厚みがあるクッションが付けられています。
クッションは取り外さないでSSDを取り付けます。


ソケットにSSDの端子部分を差し込みます。

ネジでSSDを固定して取付完了です。
スペースが狭いので少々苦労しましたが、なんとかSSDを取り付けることができました。

電源ユニットを取り外すことで快適に作業可能

少し手間がかかりますが、側面パネル(裏配線側)と電源ユニットの取り外すことで、SSDの取り付け作業がしやすくなります。


『WD Blue SN550 NVMe SSD 2TB』の仕様・ベンチマーク

『WD Blue SN550 NVMe SSD』のスペック
・モデル名:WD Blue SN550 NVMe SSD
・型番:WDC WDS200T2B0C-00PXH0
・容量:2TB
・インターフェース:PCIe Gen3 x4 NVMe
・フォームファクター :M.2 2280
・フラッシュ規格:Western Digital 3D NAND
・シーケンシャル読み取り最大(MB/秒) :2,600MB/s
・シーケンシャル書き込み最大(MB/秒) :1,950MB/s
・耐久性(最大) :900 TBW
「WD Blue SN550」は最高クラスのSSDと比較すると少し控えめな性能ですがコスパに優れています。耐久性は現在販売されている製品(600TBWくらいが多い)の中では高めの900TBWとなっています。


『WD Blue SN550 NVMe SSD』を装着したイメージ。
【メーカーWebサイト】
⇒ ◆WD Blue SN550 NVMe SSD 製品詳細
【Amazon.co.jp】
⇒ Western Digital SSD 2TB WD Blue SN550 PC M.2-2280 NVMe WDS200T2B0C-EC 【国内正規代理店品】
販売価格:¥27,880円(税込) ※2021年5月8日の時点
⇒ ◆WD Blue SN550 NVMe SSD 製品詳細
【Amazon.co.jp】
⇒ Western Digital SSD 2TB WD Blue SN550 PC M.2-2280 NVMe WDS200T2B0C-EC 【国内正規代理店品】
販売価格:¥27,880円(税込) ※2021年5月8日の時点
「WD Blue SN550 NVMe SSD」のベンチマーク
■大容量ファイルの転送速度(SEQ1M Q8T1)
・連続読み込み:約2,534MB/s
・連続書き込み:約1,840MB/s
※転送速度が速いほど大きなファイルのコピーが高速
■小さいファイルのランダムアクセス(RAND4K Q1T1)
・ランダム読み込み:約43MB/s
・ランダム書き込み:約113MB/s
※転送速度が速いほど一般的な作業が快適
■ベンチマーク時の動作温度
・最大51℃(※平均47℃)
・連続読み込み:約2,534MB/s
・連続書き込み:約1,840MB/s
※転送速度が速いほど大きなファイルのコピーが高速
■小さいファイルのランダムアクセス(RAND4K Q1T1)
・ランダム読み込み:約43MB/s
・ランダム書き込み:約113MB/s
※転送速度が速いほど一般的な作業が快適
■ベンチマーク時の動作温度
・最大51℃(※平均47℃)
大容量ファイルの転送速度はメーカー公称値に近い数値が出ています。ベンチマーク時の動作温度はそれほど高くなりませんでした。

ステータスを確認することができる「Western Digital ダッシュボード」

「Western Digital ダッシュボード」で、SSDのステータスやパフォーマンス、余寿命などを確認することができます。
標準で搭載されているSSDもWestern Digital製なのでこのアプリを利用可能です。

【メーカーWebサイト】
⇒ ◆Western Digital ダッシュボード
⇒ ◆Western Digital ダッシュボード
『WD Black SN750 NVMe SSD 2TB』の仕様・ベンチマーク

『WD_BLACK SN750 NVMe SSD』のスペック
・モデル名:WD_BLACK SN750 NVMe SSD ※ヒートシンク搭載
・型番:WDS200T3XHC
・容量:2TB
・インターフェース:PCIe Gen3 x4 NVMe
・フォームファクター :M.2 2280
・フラッシュ規格:Western Digital 3D NAND
・シーケンシャル読み取り最大(MB/秒) :3,400MB/s
・シーケンシャル書き込み最大(MB/秒) :2,900MB/s
・耐久性(最大) :1200 TBW
・保証期間:5年
「WD_BLACK SN750」はパフォーマンスに優れたNVMe SSD。ヒートシンク搭載モデルは、動作温度が高くなる高負荷時でも安定したパフォーマンスを維持します。


『WD_BLACK SN750 NVMe SSD』を装着したイメージ。
【メーカーWebサイト】
⇒ ◆WD Blue SN750 NVMe SSD 製品詳細
⇒ ◆スペックPDF
【Amazon.co.jp】
⇒ ◆Western Digital WD Black 内蔵SSD M.2-2280 ヒートシンク搭載モデル SN750 2TB NVMe 5年保証 WDS200T3XHC-EC【国内正規代理店品】
販売価格:¥46,000円(税込) ※2021年11月9日の時点
【パソコン工房】
⇒ ◆WD BLACK SN750 NVMe SSD シリーズ ヒートシンク搭載モデル
販売価格:¥40,381円(税込) ※2021年11月9日の時点
⇒ ◆WD Blue SN750 NVMe SSD 製品詳細
⇒ ◆スペックPDF
【Amazon.co.jp】
⇒ ◆Western Digital WD Black 内蔵SSD M.2-2280 ヒートシンク搭載モデル SN750 2TB NVMe 5年保証 WDS200T3XHC-EC【国内正規代理店品】
販売価格:¥46,000円(税込) ※2021年11月9日の時点
【パソコン工房】
⇒ ◆WD BLACK SN750 NVMe SSD シリーズ ヒートシンク搭載モデル
販売価格:¥40,381円(税込) ※2021年11月9日の時点
「WD BLACK SN750 NVMe SSD」のベンチマーク
■大容量ファイルの転送速度(SEQ1M Q8T1)
・連続読み込み:約3,407MB/s
・連続書き込み:約3,096MB/s
※転送速度が速いほど大きなファイルのコピーが高速
■小さいファイルのランダムアクセス(RAND4K Q1T1)
・ランダム読み込み:約43MB/s
・ランダム書き込み:約113MB/s
※転送速度が速いほど一般的な作業が快適
※省電力機能を無効化する「ゲームモード」をONに設定して性能を測定。OFFの場合はランダム読み込み:約35MB/s
■ベンチマーク時の動作温度
・最大50℃(※平均47℃)
・連続読み込み:約3,407MB/s
・連続書き込み:約3,096MB/s
※転送速度が速いほど大きなファイルのコピーが高速
■小さいファイルのランダムアクセス(RAND4K Q1T1)
・ランダム読み込み:約43MB/s
・ランダム書き込み:約113MB/s
※転送速度が速いほど一般的な作業が快適
※省電力機能を無効化する「ゲームモード」をONに設定して性能を測定。OFFの場合はランダム読み込み:約35MB/s
■ベンチマーク時の動作温度
・最大50℃(※平均47℃)
「Western Digital ダッシュボード」

SSDのステータスやパフォーマンス、余寿命などを確認することができる「Western Digital ダッシュボード」。
ゲームモードをONにすると、小さいファイルのランダムアクセス(読み込み)の性能が向上します。

【メーカーWebサイト】
⇒ ◆Western Digital ダッシュボード
⇒ ◆Western Digital ダッシュボード
「ディスクの管理」でストレージを利用できるようにする

新規(未使用)のストレージ(SSDやHDD)を増設した場合は「ディスクの管理」で初期化する必要があります。設定方法は下記の記事をご覧ください。

【参考記事】
⇒ ◆取り付けたSSDやHDDを初期化して使用できる状態にする
⇒ ◆取り付けたSSDやHDDを初期化して使用できる状態にする
まとめ

SSDの取り付けは難しくありませんが、マグネット付きのプラスドライバーは必須
・取り付け可能なSSDの規格:M.2 Type2280(PCIe NVMe)
・マグネット付きのプラスドライバー(#1)は必須
・取り外したカバーは紛失しないように保管
SSDの取り付けはそれほど難しくないのですが、RTX 3090と電源ユニットの間が狭いのでスロットに端子を差し込むときに少々苦労しました。
今回用意したWestern Digital製の2TB SSD「WD Blue SN550」は、今のところ相性の問題はなく安定して動作しています。最高クラスのものと比較すると大容量ファイルの転送速度は少々控えめですが、発熱は少なめで日常的な作業やゲームなどを十分快適に行える性能を備えています。
【2021年1月27日追記】
少々手間がかかりますが、電源ユニットを取り外すとかなり作業がしやすくなります。⇒ ◆側面パネル(裏配線側)&電源ユニットの取り外し
「SanDisk Extreme Pro 1TB」は「WD Blue SN550」よりも大容量ファイルの転送速度が高速。「5年保証付き」なので長期の使用でも安心です。
今回用意したWestern Digital製の2TB SSD「WD Blue SN550」は、今のところ相性の問題はなく安定して動作しています。最高クラスのものと比較すると大容量ファイルの転送速度は少々控えめですが、発熱は少なめで日常的な作業やゲームなどを十分快適に行える性能を備えています。
【2021年1月27日追記】
少々手間がかかりますが、電源ユニットを取り外すとかなり作業がしやすくなります。⇒ ◆側面パネル(裏配線側)&電源ユニットの取り外し
「SanDisk Extreme Pro 1TB」は「WD Blue SN550」よりも大容量ファイルの転送速度が高速。「5年保証付き」なので長期の使用でも安心です。
作業中にネジを筐体の隙間に落としてしまうと面倒なことになるので、先端がマグネットになっているプラスドライバーは必須ですね。

【実機レビュー】
⇒ ◆OMEN 30L Desktop:高性能で洗練されたデザインのゲーミングPC
⇒ ◆OMEN 30L Desktop:高性能で洗練されたデザインのゲーミングPC





■レビューについて
※商品仕様/価格については、最終更新日時点のものです。
※製品仕様やPCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
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