
スタイリッシュで美しいデザインの2in1コンバーチブルPC「HP Spectre x360 15-eb0000(2020年モデル)」の実機レビュー!
レビュー機は4K OLED ディスプレイを搭載したパフォーマンスプラスモデル(15-eb0016TX)です。

・「第11世代インテルプロセッサー」を搭載した新モデルが登場!(12/11)⇒ ◆新旧モデル比較
最終更新日:2021年5月22日■目次(ページ内リンク)
HP Spectre x360 15-eb0000(2020年モデル)の製品特徴
◆15.6インチ・プレミアムPC「HP Spectre x360 15」の注目ポイント
外観/カラー/ボディの素材について
◆外観について:宝石のようにカットされた美しいデザイン
◆カラーリングについて:精悍な印象のカラー&光輝くアクセントカラー
◆素材について:美しい仕上がりで高級感のあるアルミニウムのボディ
◆サイズや重さについて:旧モデルよりも大幅にコンパクト化
液晶ディスプレイについて
◆「4K OLED ディスプレイ」のスペック/使用感
◆光の反射を抑える「ARコーティング」
◆ディスプレイの色域(sRGB、AdobeRGB、DCI-P3)を測定
◆360度回転するディスプレイ
Webカメラについて
◆スイッチで物理的に「オン/オフ」できるWebカメラ(顔認証可)
各部分の仕様/使い勝手について
◆キーボード(テンキー付き) ※日本語キーボードの画像を追加
◆タッチパッド(タッチジェスチャー対応)
◆インターフェース(各部名称)
◆指紋認証センサー
◆サウンド&オーディオ
◆底面のデザイン/冷却機構について(内部分解資料)
HP Spectre x360 15の性能について
◆プロセッサーのベンチマーク
◆動画エンコードのベンチマーク
◆メモリの仕様/搭載量について
◆1TB SSD (PCIe NVMe M.2)のベンチマーク
◆グラフィックスのベンチマーク
◆バッテリー駆動時間のテスト(Youtubeを視聴)
◆ベンチマーク時の動作温度について
◆高負荷時のキーボードの温度について
付属品/オプションに関すること
◆HP Spectre x360 15の同梱品について
◆PCリサイクルラベルについて
◆【同梱品】筆圧検知4096段階の『HP MPP アクティブペン』
※「HP MPP アクティブペン」でイラスト作成は可能か?
◆【同梱品】135W スリムACアダプター
◆【同梱品】Spectre専用スリーブケース
◆【同梱品】Spectre専用化粧箱
付属ソフトについて
◆インストールされているアプリについて
◆冷却やネットワークの設定ができる「HP コマンドセンター」
◆色域の変更ができる「HP ディスプレイコントロール」 ※11/18 更新
セキュリティーについて
◆マカフィー リブセーフ (1年版)が付属
お役立ち情報
◆サポートページ:トラブルシューティング・ドライバー・取扱説明書
◆回復ドライブの作成について
製品の仕様・価格について
◆スペック・販売価格(2モデルの違い) ※税込価格に変更
◆キャンペーン情報
まとめ
◆HP Spectre x360 15-eb0000 パフォーマンスプラスモデル(4K OLED)の評価
HP Spectre x360 15-eb0000(2020年モデル)の製品特徴
◆15.6インチ・プレミアムPC「HP Spectre x360 15」の注目ポイント
外観/カラー/ボディの素材について
◆外観について:宝石のようにカットされた美しいデザイン
◆カラーリングについて:精悍な印象のカラー&光輝くアクセントカラー
◆素材について:美しい仕上がりで高級感のあるアルミニウムのボディ
◆サイズや重さについて:旧モデルよりも大幅にコンパクト化
液晶ディスプレイについて
◆「4K OLED ディスプレイ」のスペック/使用感
◆光の反射を抑える「ARコーティング」
◆ディスプレイの色域(sRGB、AdobeRGB、DCI-P3)を測定
◆360度回転するディスプレイ
Webカメラについて
◆スイッチで物理的に「オン/オフ」できるWebカメラ(顔認証可)
各部分の仕様/使い勝手について
◆キーボード(テンキー付き) ※日本語キーボードの画像を追加
◆タッチパッド(タッチジェスチャー対応)
◆インターフェース(各部名称)
◆指紋認証センサー
◆サウンド&オーディオ
◆底面のデザイン/冷却機構について(内部分解資料)
HP Spectre x360 15の性能について
◆プロセッサーのベンチマーク
◆動画エンコードのベンチマーク
◆メモリの仕様/搭載量について
◆1TB SSD (PCIe NVMe M.2)のベンチマーク
◆グラフィックスのベンチマーク
◆バッテリー駆動時間のテスト(Youtubeを視聴)
◆ベンチマーク時の動作温度について
◆高負荷時のキーボードの温度について
付属品/オプションに関すること
◆HP Spectre x360 15の同梱品について
◆PCリサイクルラベルについて
◆【同梱品】筆圧検知4096段階の『HP MPP アクティブペン』
※「HP MPP アクティブペン」でイラスト作成は可能か?
◆【同梱品】135W スリムACアダプター
◆【同梱品】Spectre専用スリーブケース
◆【同梱品】Spectre専用化粧箱
付属ソフトについて
◆インストールされているアプリについて
◆冷却やネットワークの設定ができる「HP コマンドセンター」
◆色域の変更ができる「HP ディスプレイコントロール」 ※11/18 更新
セキュリティーについて
◆マカフィー リブセーフ (1年版)が付属
お役立ち情報
◆サポートページ:トラブルシューティング・ドライバー・取扱説明書
◆回復ドライブの作成について
製品の仕様・価格について
◆スペック・販売価格(2モデルの違い) ※税込価格に変更
◆キャンペーン情報
まとめ
◆HP Spectre x360 15-eb0000 パフォーマンスプラスモデル(4K OLED)の評価
15.6インチ・プレミアムPC「HP Spectre x360 15」の注目ポイント

HP Spectre x360 15(2020)の注目ポイント・製品特徴
・HP Spectre x360 13-eb0000 シリーズ(2020年6月29日発表)
・2in1コンバーチブルPC(ディスプレイが360度回転)
・エメラルドカットが施された美しいデザイン
・美しさと耐久性を兼ね備えたアルミニウムボディ
・カラー(アッシュブラックのみ)
・旧モデルよりもコンパクト化(※奥行きを約32%削減)
・第10世代 インテル Core i7-10750H プロセッサー
・NVIDIA Geforce GTX 1650Ti with Max-Q Design
・大容量のSSD(512GB/1TB) + インテル OptaneメモリーH10
・超高精細の「4K OLEDディスプレイ」※パフォーマンスプラスモデルのみ
・色域を最適化する「HP Display Control」
・AR(アンチリフレクション)コーティング
・IEEE802.11ax (Wi-Fi 6)、 Bluetooth5.0
・Webカメラを物理的にOFFにできる「プライバシースイッチ」
・新型「HP MPP アクティブペン」に対応 ※同梱
HP Spectre x360 シリーズの15.6インチモデルは、高性能なプロセッサーやグラフィックス、高速なSSD、高精細な4Kディスプレイを搭載していることが大きな特徴です。

外観・デザインについて

宝石のようにカットされた美しいデザイン
・美しさを徹底的に追及したスタイリッシュなデザイン
・光輝くアクセントカラー
・宝石(エメラルド)のようにカットされたエッジ部分
■外観・デザインの評価
HP Spectre x360 15(2020)は、「宝石のようにカットされた美しいデザイン」が大きな特徴です。基本的には13.3インチモデル(⇒ 実機レビュー)と同じデザインですが、内部の冷却を強化するため「排熱口」が両側面に開けられている点が大きな違いです。
HP Spectre x360 15(2020)は、「宝石のようにカットされた美しいデザイン」が大きな特徴です。基本的には13.3インチモデル(⇒ 実機レビュー)と同じデザインですが、内部の冷却を強化するため「排熱口」が両側面に開けられている点が大きな違いです。

ボディー周囲のアクセントカラーが美しく輝き、スタイリッシュさを強調。

エメラルドカットされたエッジ部分にUSB-C端子(※反対側は電源スイッチ)を搭載。

この15.6インチモデルは高性能なプロセッサーやグラフィックスを冷却するため、両側面に大きな「排熱口」が開けられています。
13.6インチモデル(⇒ 参考画像)はシンプルな造形美ですが、15.6インチモデルの少し複雑な造形も美しいと思います。

カラーリングについて

精悍な印象のカラー&光輝くアクセントカラー
・ベースカラー:アッシュブラック
・アクセントカラー:ブロンズゴールド
・「アルマイト処理」&「ヘアライン加工」が施されたアクセントカラー部分
・ロゴマーク(天面):鏡面仕上げのブロンズゴールド
・ロゴマーク(ディスプレイ下部):鏡面仕上げのシルバー
■カラーリングの評価
アッシュブラックは初期モデルから採用され続けている定番カラー。ダークな色味なのでヨゴレは少し目立つ傾向がありますが、精悍な印象で「Spectreらしさ」が感じられます。アクセントカラーの「ブロンズゴールド」は通常のゴールドよりも少し赤みがある色味です。
アッシュブラックは初期モデルから採用され続けている定番カラー。ダークな色味なのでヨゴレは少し目立つ傾向がありますが、精悍な印象で「Spectreらしさ」が感じられます。アクセントカラーの「ブロンズゴールド」は通常のゴールドよりも少し赤みがある色味です。

アクセントカラー部分には美しく輝く「アルマイト処理」と、つや消し感と金属の質感を強調する「ヘアライン仕上げ」が施されています。
「アルマイト処理」はアルミの表面に被膜を作って着色するので、メッキのように剥がれてしまうことはありません。


天面のスラッシュロゴは、ボディの周囲(アクセントカラー部分)と同じブロンズゴールドで「鏡面仕上げ」になっています。

ディスプレイ下部のスラッシュロゴは「光沢感があるシルバー」です。
ボディの素材について

美しい仕上がりで高級感のあるアルミニウムのボディ
・質感が高い「アルミニウム」のボディ
・美しく高級感がある仕上がり
・表面は微細な凹凸感がある「梨地処理」
■ボディ(素材)の評価
高級感があるアルミニウムのボディは「美しさ」と「丈夫さ」を兼ね備えています。「梨地処理」が施されているボディ表面は、質感が高くサラサラとした手触りです。
高級感があるアルミニウムのボディは「美しさ」と「丈夫さ」を兼ね備えています。「梨地処理」が施されているボディ表面は、質感が高くサラサラとした手触りです。

片側のヒンジ部分にさり気ない感じで刻まれている「SPECTRE」のロゴ。

キーボード面、パームレスト部分にも「梨地処理」が施されています。
キーボード部分はとても丈夫でしっかりとしているので、タイピング時の「たわみ」はほとんど感じられません。

サイズや重さについて

旧モデルよりも大幅にコンパクト化したボディ
・14インチ同等サイズのボディ
・旧モデルよりも奥行きを約32%削減
・サイズ:360 mm(幅)× 227 mm(奥行き) ×19.9 mm(厚さ)
・質量:約1.92kg
■サイズ・重さの評価
2020年モデルは、ベゼル(ディスプレイの周囲の黒い部分)を縮小することで旧モデルよりもコンパクトなサイズになっています。本体とACアダプター、電源コードを合計した質量が約2.4kgなので、気軽に外に持ち運ぶことはできませんが、室内での持ち運ぶ程度なら余裕で行える重さです。
2020年モデルは、ベゼル(ディスプレイの周囲の黒い部分)を縮小することで旧モデルよりもコンパクトなサイズになっています。本体とACアダプター、電源コードを合計した質量が約2.4kgなので、気軽に外に持ち運ぶことはできませんが、室内での持ち運ぶ程度なら余裕で行える重さです。

HP Spectre x360 15(2020)は「15.6 プレミアムアーバンバックパック」に余裕で入ります。
外で使うことが多い方はコンパクトで軽い13.3インチモデル(⇒ 実機レビュー)の方が適していますが、15.6インチモデルの場合でもPC本体とACアダプター以外の荷物をなるべく減らせば持ち運びは可能です。


4K OLED ディスプレイの仕様/使用感

「パフォーマンスプラスモデル」に搭載されているディスプレイの特徴
・画面のサイズ:15.6インチワイド(16:9)※実測値:幅344mm、高さ194mm
・画面解像度:4K(3840×2160)
・表面処理:「光沢」※ARコーティング
・視野角が広い「OLED方式」
・輝度:400nit
・画素密度:282ppi
・画面のぎらつき感:少なめ
・スタイリッシュな印象の狭額ベゼルを採用
・ベゼルの幅(黒い部分):上部7mm、左右5mm、下部12mm ※実測値
・タッチやペン入力に対応
■4K OLEDディスプレイの評価
上位モデルのパフォーマンスプラスモデルは、高解像度で美しい4K・OLED(有機EL)パネルを搭載しています。(※パフォーマンスモデルは4K IPS方式を採用)
色鮮やかで黒が引き締まった美しい映像を楽しむことができますし、文字や曲線、斜めの線などが滑らかに表示されてとてもきれいです。(⇒ OLEDのメリット&デメリット)
上位モデルのパフォーマンスプラスモデルは、高解像度で美しい4K・OLED(有機EL)パネルを搭載しています。(※パフォーマンスモデルは4K IPS方式を採用)
色鮮やかで黒が引き締まった美しい映像を楽しむことができますし、文字や曲線、斜めの線などが滑らかに表示されてとてもきれいです。(⇒ OLEDのメリット&デメリット)
■視野角について
OLEDパネルは、IPSパネルと同様に「斜めから見たときの色の変化が少ない」ことが大きな特徴です。
■輝度(画面の明るさ)について
明るさ設定を100にすると少しまぶしさが感じられます。画面の明るさを70~80くらいに下げた方が、目の負担が軽減しますしOLEDの寿命も延びます。
■色域について
クリエイティブな用途で使われることを前提としているので、通常のノートPCよりも色域が広いOLEDディスプレイが採用されています。付属アプリでsRGB(Web)、AdobeRGB(写真編集)、DCI-P3(映像)に適したモードに切り替えることが可能(※設定後の再起動は不要)です。⇒ ◆ディスプレイの色域(sRGB、AdobeRGB、DCI-P3)を測定
■ぎらつき感
見え方には個人差がありますが、ギラギラとした感じは「少なめ」に見えます。
■表面処理(映り込み)について
表面処理が「光沢」なので映り込みがありますが、AR(アンチリフレクション)コーティングが施されているので光の反射や映り込みなどは少し抑えられています。⇒ ◆光の反射を抑える「ARコーティング」
■プライバシースクリーン機能(HP Sure View)
覗き見を防止する「プライバシースクリーン機能」は非搭載。
※13.3インチモデル(G2)は搭載 ⇒ ◆HP Spectre x360 13の『覗き見防止スクリーン搭載モデル』が登場!
この4K・OLED ディスプレイの画素密度は282ppiなので、ほぼドットがわからないくらい緻密です。(※300ppiくらいで肉眼ではドットが判別できなくなります。)


光の反射を抑える「ARコーティング」

「AR(アンチリフレクション)コーティング」は、光沢の美しさを保ちつつ光の反射を抑えます。(※光沢と非光沢の中間くらいの仕様)
ディスプレイに撮影用の照明を映してARコーティングの反射具合を確認。コーティング「あり」の場合は、画面に光が映り込んだ光が「ボヤっとして柔らかい印象」になります。
画面を消している状態や暗めの映像を見ている状況で映り込みがあると「少し青っぽく見える」ことも大きな特徴です。⇒ 参考画像:13.3インチモデル(ARコーティング有無の比較)
普通にPCを使っていて映り込みが少ない状況では「青っぽさ」ほとんど気になりませんでした。色調補正のような作業は「直接光が入りにくい環境」で行えば特に問題ないと思います。


ディスプレイの色域(sRGB、AdobeRGB、DCI-P3)を測定
ディスプレイの色域 | ||
![]() | ![]() | ![]() |
sRGBカバー率 100% (※デフォルトモード) | AdobeRGBカバー率 99% (※デフォルトモード) | DCI-P3カバー率 100% (※デフォルトモード) |
カラーマネージメントツールの「Spyder5 Elite」でディスプレイの色域を測定。
■デフォルトモード(アップデート後)
・sRGBカバー率:99% ⇒ 100%
・AdobeRGBカバー率:98% ⇒ 99%
・DCI-P3カバー率:99% ⇒ 100%
【2020年10月9日更新】
この記事では、2020年7月に測定結果を掲載しましたが、ディスプレイ関連のアプリが更新されたので2020年10月に再度色域測定を行いました。誤差程度の違いですが少しカバー率が高くなっています。
※sRGB(Web向け)、AdobeRGB(写真編集)、DCI-P3(映像)
この記事では、2020年7月に測定結果を掲載しましたが、ディスプレイ関連のアプリが更新されたので2020年10月に再度色域測定を行いました。誤差程度の違いですが少しカバー率が高くなっています。
※sRGB(Web向け)、AdobeRGB(写真編集)、DCI-P3(映像)
モード:それぞれの色域に最適化 | ||
![]() | ![]() | ![]() |
sRGBカバー率 100% (※sRGBモード) | AdobeRGBカバー率 95% (※AdobeRGBモード) | DCI-P3カバー率 100% (※DCI-P3モード) |
sRGB(Web)、AdobeRGB(写真編集)、DCI-P3(映像)に最適化したモードで色域を測定。
■それぞれの色域に最適化したモード(アップデート後)
・sRGBカバー率:99% ⇒ 100%
・AdobeRGBカバー率:91% ⇒ 95%
・DCI-P3カバー率:99% ⇒ 100%
360度回転するディスプレイ
ノートPCモード | |||
![]() | ![]() | ||
スタンドモード | テントモード | ||
![]() | ![]() | ||
タブレットモード | フラットモード |
ディスプレイが360度回転するHP Spectre x360 15は、用途に応じたモードに変更可能です。
「テントモード」や「スタンドモード」は動画の視聴で活躍。「タブレットモード」はお絵描きを楽しめます。「フラットモード」は机を囲んで会議をするような状況に最適です。

スイッチで物理的に「オン/オフ」できるWebカメラ(顔認証可)

Webカメラの仕様・特徴について
・92万画素のWebカメラ
・物理的にON/OFFできる「カメラキルスイッチ」
・顔認証可能な IRカメラを搭載 (Windows Hello対応)
カメラ機能をオフにすることができる「カメラキルスイッチ」でプライバシーを守ります。IRカメラを搭載しているので顔認証でログイン可能です。


カメラ機能を「OFF(※スイッチの奥が赤く見える状態)」にすると物理的に回路が遮断されます。
配信や在宅ワーク(ZoomのようなWeb会議ツール)などでwebカメラを使用した後、アプリで終了させているのに見られているように感じる場合がありますが、この「カメラキルスイッチ」で確実にカメラを遮断することができるので安心です。


キーボード(テンキー付き)
【2020年10月9日更新】日本語キーボードの画像を掲載しました。画像をクリックすると拡大表示します。

適度なストロークで打ち心地が良いキーボード
・日本語配列(JIS標準準拠 100キー)
・キーピッチ:約18.0×18.4mm
・キーストローク:約1.5mm
・数値の入力がはかどる「テンキー」付き
・バックライト機能付き ※F5でON/OFF
・2段階調光できるバックライト
・スクリーンショットは fn + 右Shift
キーには適度なストロークと弾力性があるので心地よくタイピングすることが可能です。


バックライトの色は「ホワイト」です。[F5]キーを押すと、OFF>点灯(明るい)>点灯(暗め)の順に切り替わります。
バックライトは操作しない状況が約30秒続くと自動的に消灯しますが、何かキーを押すと再び点灯します。(※電源接続時、バッテリー駆動時)

タッチパッド(タッチジェスチャー対応)

大きめのサイズで使いやすいタッチパッド
・大きめのサイズ(※実測値:幅120mm、高さ60mm)
・スベスベとした(滑らかな)触り心地
・タッチパッドの周囲に光り輝くアクセントカラー
・タッチジェスチャー対応
タッチパッドは操作がしやすい大きめのサイズ。左下と右下のクリックはしっかりとした押し心地です。

インターフェース(各部名称)

■左側面のインターフェース
・電源コネクター
・HDMI 2.0出力
・ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート
・電源コネクター
・HDMI 2.0出力
・ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート

■右側面のインターフェース
・MicroSDカードスロット
・SuperSpeed USB 10Gbps (USB電源オフチャージ機能対応) ×1
・Thunderbolt 3 (40Gbps) with SuperSpeed USB Type-C 10Gbps ×2
(Power Delivery、DisplayPort 1.4、電源オフUSBチャージ機能)
・MicroSDカードスロット
・SuperSpeed USB 10Gbps (USB電源オフチャージ機能対応) ×1
・Thunderbolt 3 (40Gbps) with SuperSpeed USB Type-C 10Gbps ×2
(Power Delivery、DisplayPort 1.4、電源オフUSBチャージ機能)
モバイル向けよりも大きめのサイズですがDVDドライブは搭載していません。デザイン面の制約があることや、DVDやブルーレイの利用が減ってきていることなどが大きな理由です。

■インターフェースの評価
15.6インチモデルは外部モニターに映像を出力できる「HDMI 端子」を備えていることが大きな特徴です。その他には、ヘッドフォン端子、コネクタの向きを気にする必要がない「USB Type-C 端子」を2基、従来のUSB機器を接続できる「USB 端子」を1基備えています。
メディアカードスロットは、デジカメでよく使われているSDカードではなく「miniSD カードスロット」を搭載している点は少し惜しいところです。
排熱口が両側面にあるので、マウスを使用する位置によっては放出された熱が気になるかもしれません。
15.6インチモデルは外部モニターに映像を出力できる「HDMI 端子」を備えていることが大きな特徴です。その他には、ヘッドフォン端子、コネクタの向きを気にする必要がない「USB Type-C 端子」を2基、従来のUSB機器を接続できる「USB 端子」を1基備えています。
メディアカードスロットは、デジカメでよく使われているSDカードではなく「miniSD カードスロット」を搭載している点は少し惜しいところです。
排熱口が両側面にあるので、マウスを使用する位置によっては放出された熱が気になるかもしれません。
指紋認証センサー

右側のパームレスト部分に、指先ひとつでログインできる「指紋認証センサー」を搭載。
サウンド&オーディオ

サウンドは老舗オーディオメーカーの「Bang & Olufsen」
・サウンドに定評がある「Bang & Olufsen」を採用
・クアッドスピーカーを搭載
スピーカーは、キーボード上部に2基、底面に2基(合計4基)搭載。スピーカーグリルには、先進的な印象の「ジオメトリックなパターン」が採用されています。

底面のデザイン/冷却機構について(内部分解資料)

高性能なプロセッサーやグラフィックスを冷却するため、内部に大型の冷却ファンを2基搭載。底面の大きめのエアインテークから吸気して、両側面の排熱口から内部の熱を放出します。


底面のスピーカーは音が広がりやすい位置に搭載。

HP Spectre x360 15(2020)内部は下記のPDFで見ることができます。かなり細かい部分まで分解されているので、興味がある方は必見です。
底面カバーのネジ(外部から見えている2本)は星型の特殊なものが使われているので、取り外す場合はトルクレンチT5(⇒ ◆関連記事)が必要です。
その他のネジはゴム脚の下に隠されているので、底面カバーを取り外す場合は先ずゴム脚を剥がず必要があります。(⇒ 参考記事:13.3インチモデルの分解)
内部の黒いシートのようなものは「グラファイトシート」で、熱を分散させて冷却効率を向上させる効果があります。SSDは取り外されていますが、メモリはオンボード(マザーボード直付け)なので交換や増設などはできません。
⇒ ◆HP Spectre x360 15 Convertible PC の分解資料(PDF 英語)
底面カバーのネジ(外部から見えている2本)は星型の特殊なものが使われているので、取り外す場合はトルクレンチT5(⇒ ◆関連記事)が必要です。
その他のネジはゴム脚の下に隠されているので、底面カバーを取り外す場合は先ずゴム脚を剥がず必要があります。(⇒ 参考記事:13.3インチモデルの分解)
内部の黒いシートのようなものは「グラファイトシート」で、熱を分散させて冷却効率を向上させる効果があります。SSDは取り外されていますが、メモリはオンボード(マザーボード直付け)なので交換や増設などはできません。
⇒ ◆HP Spectre x360 15 Convertible PC の分解資料(PDF 英語)
プロセッサーのベンチマーク[CINEBENCH R20]
ベンチマーク結果を最新のデータに更新しました。(※2020年10月9日)

CINEBENCH R20 ベンチマーク
・Core i7-10750H(最大5.0GHz、6コア12スレッド)
・マルチスレッドのスコア「2572」※全てのコアを使用した時の性能を測定
・シングルスレッドのスコア「472」※1コアのみ使用した時の性能を測定
CINEBENCH R20でプロセッサーの性能を測定することができるベンチマークソフトです。今回テストした「Core i7-10750H」は、Core i7-1065G7(モバイル向け)よりも高性能で、ゲーミングPCの「Core i7-9750H」と同じくらいのスコアが出ています。
「Core i7-10750H」は、画像処理や動画編集を十分にこなせる性能を備えています。

⇒ ◆「CINEBENCH R20」実機ベンチマークまとめ
※ベンチマークテストはテスト環境(室温)やPCの冷却性能などがスコアに影響する場合があります。あくまでも目安としてご覧ください。
※ベンチマークテストはテスト環境(室温)やPCの冷却性能などがスコアに影響する場合があります。あくまでも目安としてご覧ください。
動画エンコードのベンチマーク [x264 FHD Benchmark]
ベンチマーク結果を最新のデータに更新しました。(※2020年10月9日)

x264 FHD Benchmarkで動画エンコード性能を測定
・Core i7-10750H(最大5.0GHz、6コア12スレッド)
・ベンチマークのスコア「36.67 fps」
・エンコード時間 68秒
H.264形式の動画(フルHD)をエンコードするときの性能を測定することができる「x264 FHD Benchmark」のテストでは、コアとスレッド数が多いプロセッサーが短時間で処理を終えています。
「Core i7-10750H」の動画エンコード性能はHPノートパソコンの中では中間くらいになりますが、モバイル向けの「Core i7-1065G7」と比較するとかなり高性能です。

⇒ ◆『x264 FHD Benchmark 』の実機ベンチマークまとめ
※ベンチマークテストはあくまでも目安としてご覧ください。
※ベンチマークテストはあくまでも目安としてご覧ください。
メモリについて

メモリの仕様や容量について
・メモリのタイプ「2933MHz,DDR4 SDRAM」
・容量は16GB(※2モデル共通)
・オンボード(※マザーボード直付け)
HP Spectre x360 15は、クリエイティブな用途(画像処理、写真編集、動画編集)で使用することを想定しているので16GBの大容量メモリを搭載。マザーボード直付なので購入後にメモリ交換や増設などはできません。
32GBのメモリが必要な方は他の機種を選んでいただくしかありませんが、16GBのメモリで大きなファイルを取り扱ったり、複数のアプリケーションを立ち上げたまま作業することが可能です。

SSDの性能について
ベンチマーク結果を最新のデータに更新しました。(※2020年10月9日)
1TB SSD (PCIe NVMe M.2) の仕様・実機ベンチマーク
・パフォーマンスプラスモデルは 1TB SSD を搭載
・SSDをより高速化する「インテル Optane メモリー H10」
■大容量ファイルの転送速度(SEQ1M Q8T1)
連続読み込み:約2652MB/s
連続書き込み:約1505MB/s
■小さいファイルのランダムアクセス(RAND4K Q1T1)
ランダム読み込み:約110MB/s
ランダム書き込み:約97MB/s
■起動時間
電源スイッチを押してからデスクトップ画面が表示されるまで約14~16秒
CrystalDiskMark6でSSDの性能テストを行いました。大容量ファイルのデータ転送は十分高速です。「インテル Optane メモリー H10」を搭載しているので、普段よく使われる小さいファイルのデータ転送が普通のSSDよりも2~3倍くらい良いスコアが出ています。
普通のSSDでも十分高速で快適ですが、「インテル Optane メモリー H10」を搭載することで、ダウンロードやウイルススキャンをしながらSSDにアクセスしたときの速度の低下を抑えることができます。(並列処理に強い)


米HPが下記の動画で「Optane メモリー H10」の効果を検証しています。
⇒ ◆HP Spectre x360 with Intel Optane SSD
⇒ ◆HP Spectre x360 with Intel Optane SSD
GeForce GTX 1650Ti with Max-Q design グラフィックスの性能について
ベンチマーク結果を最新のデータに更新しました。(※2020年10月9日)

3DMARK「Fire Strike」ベンチマーク
・GTX 1650Ti with Max-Q(4GB、GDDR6)
・グラフィックステストのスコア「8662」⇒ スクリーンショット
・グラフィックステスト1のフレームレート「40.87 FPS」
・グラフィックステスト2のフレームレート「34.92 FPS」
Fire Strikeでグラフィックスのゲーム性能を測定することができます。「GTX 1650Ti with Max-Q」はプロセッサー内蔵グラフィックス(Iris Plus)よりも高性能ですが、美麗なグラフィックスの3Dゲームはギリギリプレイ可能なレベルです。重めのゲームを快適にプレイする(60fps以上出るようにする)には画質を下げる必要があります。
軽めのゲームは最高画質でもプレイ可能ですが、ゲームが目的ならゲーミングPCの方がコスパは良いと思います。

バッテリー駆動時間のテスト(Youtubeを視聴)
ベンチマーク結果を最新のデータに更新しました。(※2020年10月10日)

バッテリー駆動時間(メーカー公称値)
・パフォーマンスモデル(4K IPSディスプレイ):最大 15時間
・パフォーマンスプラスモデル(4K OLEDディスプレイ):最大 8時間30分
4K OLED ディスプレイ搭載モデルはバッテリー駆動時間が短く(約56%)なっています。

バッテリー駆動時間のテスト(Youtube視聴)

■YouTubeのフルHD動画を1時間再生したときのバッテリー残量
【バッテリー残量】83%
※計算上の視聴可能時間は5時間53分くらいになります。
※パフォーマンスプラスモデル(4K OLED)日本版でテスト。
2020年7月に記事を公開した時は英語版(⇒ バッテリー残量:82%)でしたが、日本版が販売開始されたので再度テストを行いました。駆動時間は少し長くなっていますが誤差程度の違いです。(※バッテリーの劣化状態が影響していると思われます。)
負荷が高い処理(ゲーム、画像または動画処理など)を行うと上記のテストよりもバッテリー駆動時間が短くなりますが、負荷が軽い処理(インターネットや動画の視聴など)ならそこそこバッテリーが持つので自宅の好きな場所で楽しめます。【バッテリー残量】83%
※計算上の視聴可能時間は5時間53分くらいになります。
※パフォーマンスプラスモデル(4K OLED)日本版でテスト。
2020年7月に記事を公開した時は英語版(⇒ バッテリー残量:82%)でしたが、日本版が販売開始されたので再度テストを行いました。駆動時間は少し長くなっていますが誤差程度の違いです。(※バッテリーの劣化状態が影響していると思われます。)
バッテリー駆動時間はPCの使い方によって変わります。

■テスト条件
・YouTubeのフルHD動画を1時間再生
・動画はフルスクリーンで表示
・ディスプレイの明るさ(輝度)を30%に設定
・インターネット接続はWi-Fi経由
・WebブラウザはMicrosoft Edge (マイクロソフト エッジ) を使用
・バッテリー節約機能ON
・BluetoothはON
・キーボードのバックライトをOFF
・音量は10に設定
※メーカーのテスト方法とは異なるのであくまでも目安としてご覧ください。
・YouTubeのフルHD動画を1時間再生
・動画はフルスクリーンで表示
・ディスプレイの明るさ(輝度)を30%に設定
・インターネット接続はWi-Fi経由
・WebブラウザはMicrosoft Edge (マイクロソフト エッジ) を使用
・バッテリー節約機能ON
・BluetoothはON
・キーボードのバックライトをOFF
・音量は10に設定
※メーカーのテスト方法とは異なるのであくまでも目安としてご覧ください。
ベンチマーク時の動作温度について

Fire Strikベンチマーク時の動作温度
・ Core i7-10750H プロセッサーの最大温度「約95℃」
・GTX 1650Ti with Max-Q グラフィックスの最大温度「約74℃」
ベンチマーク時の動作温度は大体において60~70℃前半くらいで推移しています。プロセッサーの温度は瞬間的に90℃を超えることがありますが、グラフィックスの最大温度はそれよりも20℃くらい低めでした。

高負荷時のキーボードの温度について

ベンチマーク時のキーボード面の温度
・ 最も温度が高くなる場所はキーボードの中央付近
・「Fire Strik」 ベンチマーク時の温度は最大で43~44℃くらい(※高負荷時)
・動画視聴時の温度は最大で36~37℃くらい(※低負荷時)
キーボードの中央付近(CPUやGPUが搭載されている位置)は温度が高くなりやすいので、熱を逃がす「インレットホール」が追加されています。
高負荷時はキーボードの中央付近の温度が高くなります。高負荷時はそれなりに「熱さ」が感じられますが、インターネットや動画視聴時は少し温かさが感じられる程度になります。
PC使用時は底面の温度もそれなりに高くなるので、膝の上に置いて使う場合は注意が必要です。タブレットモードで使用する場合でもディスプレイ面がそこそこ熱くなるので、絵を描いているときに少し「熱さ」が気になりました。


HP Spectre x360 15の同梱品について

・専用スリーブケース ⇒ ◆関連項目
・速効!HPパソコンナビ特別版
・速効!HPパソコンナビ特別版

PCリサイクルラベルについて

個人向け製品には「PCリサイクルラベル」が付属。底面のゴム脚の近くにプリントされています。

【日本HP公式ストア】
⇒ ◆家庭系PCのリサイクル(個人のお客様)
⇒ ◆家庭系PCのリサイクル(個人のお客様)
【同梱品】筆圧検知4096段階の『HP MPP アクティブペン』
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HP MPP アクティブペンの主な仕様
・Microsoft Pen Protocol (MPP) 2.0
・4096段階の筆圧と傾き検知に対応
・側面にボタンを2つ搭載
・充電用のUSB-C端子を搭載
・USB-C ケーブル(※端子部分込みで約10cm)
・最長30日間のバッテリ寿命
・替え芯が付属(※予備2本、硬さは標準で装着されているものと同じ)
HP Spectre x360 15(2020)には新型の『HP MPP アクティブペン』が同梱されています。ペン入力(MPPプロトコル)に対応しているHPの個人向けノートPCで使用可能。USB-C ケーブルはかなり短めです。
「HP Spectre x360 15」&「HP MPP アクティブペン」でイラスト作成は可能か?

■「HP Spectre x360 15」&「HP MPP アクティブペン」でイラスト作成は可能か?
この新アクティブペンは、旧 Spectre アクティブペンよりも筆圧検知段階が向上。バッテリー駆動時間が長くなり、「充電しながらペンを使える」ようになるなど、性能や機能面が大きく改善されています。ペン先は「硬め」になったので好みは分かれるかもしれません。
私自身は「HP Spectre x360 15」をとても気に入っているのですが、絵を描く人の要求はとてもシビアなので、イラスト作成をメインの用途として購入を検討している方におススメするのは難しいと考えています。
この新アクティブペンは、旧 Spectre アクティブペンよりも筆圧検知段階が向上。バッテリー駆動時間が長くなり、「充電しながらペンを使える」ようになるなど、性能や機能面が大きく改善されています。ペン先は「硬め」になったので好みは分かれるかもしれません。
私自身は「HP Spectre x360 15」をとても気に入っているのですが、絵を描く人の要求はとてもシビアなので、イラスト作成をメインの用途として購入を検討している方におススメするのは難しいと考えています。
HP Spectre x360 15は快適にイラストを作成できるスペックを備えていますし、新アクティブペンは旧製品よりも大幅に描き味が向上しているので「イラスト作成は不可能ではない」と思いますが、下記の点が少し気になりました。
・タブレットモードで長時間描きづづけるのは難しい
・ディスプレイ面の熱
PCでイラスト作成する場合は「描く時の姿勢」も重要になります。「HP Spectre x360 15」特有の問題ではなく個人差もありますが、タブレットモードはうつむいた姿勢で描くことになるので、納期が迫っていて追い込みをかけなければならない状況では身体的な負担が大きい(肩がこったり疲労度が高くなる)と思います。
「HP Spectre x360 15」は高性能なプロセッサーを搭載しているので、負荷が高い処理を行うと発熱が多くなります。イラスト作成はゲームやベンチマーク時ほど温度が高くならないのですが、画面に直接手を触れたときに「少し熱いな」と思うことがありました。
新型ペンに対応しているのは「2020年6月以降に発売されたモデル」です。このペンが販売される前のモデル(⇒ HP Spectre x360 13)で使用した場合は、とりあえず動作しますが「筆圧や傾き検知などは本来の性能を発揮できない」印象でした。

【同梱品】135W スリムACアダプター
HP 135W スリムACアダプターの特徴
・スリム & コンパクトなACアダプター
・最大消費電力 135W
・急速充電に対応
・サイズ:幅 138mm、奥行き 65mm、厚み 22mm(※実測値)
・質量:約340g(※実測値)
・PC接続用ケーブルの長さ:約167cm(※端子部分を除く)
高性能なHP Spectre x360 15(2020)には、モバイル向けPCよりも大きめのACアダプターが付属。PCと接続する端子はUSB Type-Cではなく電源専用の端子になります。


電源ケーブル(長さ約98cm)は取り外し可能。コンセントのプラグ(オス)は2ピンで、端子の保護キャップが付いています。(※2020年10月9日更新)
【同梱品】Spectre専用スリーブケース
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Spectre専用スリーブケースの特徴
・薄型軽量のスリーブケース
・フェイクレザー
・内部はマイクロスエードのような素材
・マジックテープ式のフタ
・ペンホルダー付き
・サイズ:幅260mm、高さ390mm、厚さ 約6mm(※厚さはフタの部分を除く)
・質量:約187g
Spectreシリーズには「専用スリーブケース」が付属。苦労するほどではありませんが、ちょうど良いサイズなのでPCの出し入れは「少し抵抗感」があります。

【同梱品】Spectre専用化粧箱
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Spectre専用化粧箱の特徴
・プレミアム感が味わえる「Spectre専用化粧箱」
・ボディーカラーに合わせたカラー
Spectreシリーズには専用化粧箱が付属しているので、他のモデルにはない「特別感」を味わうことができます。化粧箱には輸送時の衝撃や振動などを吸収する大きめの緩衝材(クッション)が付けられているので安心です。

インストールされているアプリについて

HP関連のアプリは「HP コマンドセンター」や「HP ペンコントロール」、「HP ディスプレイコントロール」などを含めて10個くらいインストールされていますが、無料体験版「ExpressVPN30日間」のみですウイルス対策ソフトは1年版が付属します。


冷却やネットワークの設定ができる「HP コマンドセンター」
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HP コマンドセンターの特徴
・冷却方法の変更(HP推奨モード、パフォーマンスモード、快適モード)
・ネットワークの最適化(タスクの優先順位を付ける、パケット処理の最適化)
「HP コマンドセンター」でPCの使用状況に応じた制御方法を選択することができます。「パフォーマンスモード」はファンの回転数を上げてデバイスの冷却するので高負荷時に最適です。「快適モード」はCPUのパフォーマンスを下げてデバイスの温度を下げます。
冷却ファンの回転数は内部の温度によって自動調節されるので「推奨モード」のまま使用しても問題ありませんが、「パフォーマンスモード」で冷却性能を向上させることで、高負荷時のパフォーマンスを発揮しやすくなります。

色域の変更ができる「HP ディスプレイコントロール」

このモデルには、色域を変更することができる「HP Display Control(ディスプレイコントロール)」がプリインストールされています。
色域のモードは下記の5種類です。最新バージョン(2020年11月18日の時点)は、アプリに応じて自動的に色域を変更する「自動カラー」が追加されています。
■デフォルト
標準のモード。色域が最も広く色鮮やかに表示されます。
■sRGB
Webサイトの閲覧や作成に適したモード。他のモードよりも色域が狭い(鮮やかさが抑えられる)ので落ち着いた印象の色合いになります。
■Adobe RGB
写真編集に適したモードです。
■DCI-P3
デジタルシネマを配給する際の世界統一規格。映像編集に適したモードで、Adobe RGBよりも暖色系(赤、オレンジ)の発色が良い。
■ネイティブ
デフォルトに近い印象で色鮮やかな表現が可能。
※自動カラー
アプリの特性に応じて自動的にモードが選択されます。
※省エネモードで選択できるのは「デフォルト」と「ネイティブ」のみ。設定を変更するには「再起動」する必要があります。
■デフォルト
標準のモード。色域が最も広く色鮮やかに表示されます。
■sRGB
Webサイトの閲覧や作成に適したモード。他のモードよりも色域が狭い(鮮やかさが抑えられる)ので落ち着いた印象の色合いになります。
■Adobe RGB
写真編集に適したモードです。
■DCI-P3
デジタルシネマを配給する際の世界統一規格。映像編集に適したモードで、Adobe RGBよりも暖色系(赤、オレンジ)の発色が良い。
■ネイティブ
デフォルトに近い印象で色鮮やかな表現が可能。
※自動カラー
アプリの特性に応じて自動的にモードが選択されます。
※省エネモードで選択できるのは「デフォルト」と「ネイティブ」のみ。設定を変更するには「再起動」する必要があります。

自動カラーの詳細設定で、アプリの色域を「5つのモード」の中から自由に指定することができます。指定するアプリは追加(または削除)が可能です。
Adobe Photoshopの場合は、Web関連のコンテンツを作成することが多い場合は「sRGB」を、写真編集が主な用途なら「AdobeRGB」に設定しておくと便利ですね。


マカフィー リブセーフ (1年版)が付属
この製品には、ウイルスや脅威などからパソコンを守るウイルス対策ソフト「マカフィー リブセーフ (1年版)」がインストールされています。

サポートページ(トラブルシューティング・ドライバー・取扱説明書など)

【トラブルシューティング・ドライバー・使用方法など】
⇒ ◆HP Spectre 15-eb0000 x360 サポートページ
⇒ ◆ユーザーガイド(取扱説明書 PDF)
【お役立ち情報】
⇒ ◆HPパソコンが届いたらすぐにやっておきたいこと
⇒ ◆BIOSでファンクションキーの設定を変更する
⇒ ◆HP Care Pack(長期保証)について
⇒ ◆HP Spectre 15-eb0000 x360 サポートページ
⇒ ◆ユーザーガイド(取扱説明書 PDF)
【お役立ち情報】
⇒ ◆HPパソコンが届いたらすぐにやっておきたいこと
⇒ ◆BIOSでファンクションキーの設定を変更する
⇒ ◆HP Care Pack(長期保証)について
回復ドライブの作成について

PCを工場出荷状態(初期設定)に戻すための「回復ドライブ」はUSBメモリで作成することができます。

HP Spectre x360 15-eb0000 のスペック・販売価格(2モデルの違い)

2モデル(パフォーマンスモデル/パフォーマンスプラスモデル)の違い
・ディスプレイ(※パフォーマンスプラスモデルのみOLEDを採用)
・ストレージ容量(※512GB または 1TB)
・質量(※パフォーマンスプラスモデルの方が80g軽量)
・バッテリー駆動時間(※パフォーマンスプラスモデルは駆動時間短め)
2モデルはいずれも4Kディスプレイを搭載していますが、パフォーマンスモデルは「IPS」、この記事のパフォーマンスプラスモデルは「OLED:有機EL」になります。

HP Spectre x360 15-eb0000 シリーズ の主なスペック | |
パフォーマンスモデル (15-eb0015TX) | パフォーマンスプラスモデル (15-eb0016TX) |
Windows 10 Pro (64bit) | |
アッシュブラック | |
15.6インチ・4K・IPS タッチディスプレイ | 15.6インチ・4K・OLED タッチディスプレイ |
インテル Core i7-10750H プロセッサー (2.60GHz-5.00GHz, キャッシュ 12MB, 6コア12スレッド) | |
モバイル インテル HM470 チップセット | |
16GB オンボード (2933MHz,DDR4 SDRAM) | |
512GB SSD (PCIe NVMe M.2) | 1TB SSD (PCIe NVMe M.2) |
インテル Optane メモリー H10 | |
NVIDIA GeForce GTX 1650 Ti with Max-Q design グラフィックス 4GB (GDDR6) | |
バックライトキーボード (日本語配列 / テンキー付き) | |
HP Wide Vision HD Webcam (約92万画素) / IR カメラ | |
顔認証センサー / 指紋認証センサー | |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6)、 Bluetooth5.0 | |
約 359 × 226 × 19 mm | |
約 2.04 kg | 約 1.92 kg |
135W ACアダプター | |
最大 15時間 | 最大 8時間30分 |
マカフィー リブセーフ(1年版) | |
HP MPP アクティブペン (ブラック) ※同梱 | |
標準保証1年間 (引き取り修理サービス、パーツ保証) | |
¥187,000(税込)~ | ¥198,000(税込)~ |
上記のHP Spectre x360 15-eb0000(第10世代 インテル)は【完売御礼】となっています。2021年5月の時点では、後継機のHP Spectre x360 15-eb1000(第11世代 インテル)が販売中です。⇒ ◆新旧モデル比較
キャンペーン
当サイトではお得に購入できる割引クーポンをプレゼントしています。⇒ ◆HPクーポンの詳細はこちら
HP Spectre x360 15-eb0000(2020)の評価

「特別感」を味わえる美しいデザインの15.6インチ・プレミアムPC
【良いところ】
・「特別感」を味わえる美しいデザイン&高級感があるアルミニウムのボディ
・クリエイティブな用途に最適な広色域の「4K OLED ディスプレイ」
・外に持ち運ぶには少々大きくて重いが室内では自由に移動可能
・画像処理や写真編集を快適にこなせるスペック
・新型のHP MPP アクティブペン(※4096段階の筆圧検知&傾き検知に対応)
・プレミアム感がある「専用化粧箱」が付属
【気になるところ】
・SDカードではなく「miniSDカードスロット」を搭載している点
・ゲーム性能はゲーミングPCと比較すると低い部類
「HP Spectre x360 15」はクリエイター向けPC(⇒ 関連記事)という位置づけで発表されている製品で、「特別感」を味わえる美しいデザイン&カラーリングが魅力的。
「4K OLED ディスプレイ」に関しては高精細で発色が美しいだけでなく、sRGB、AdobeRGB、DCI-P3に適した色域に変更可能です。それぞれのカバー率が95%以上なのでクリエイティブな用途で活躍できると思います。⇒ ◆ディスプレイの色域
とにかく高性能で拡張性なども必要ならデスクトップPCの方が最適ですが、ノートPCの場合は室内の好きな場所で作業できることが大きなメリットです。
性能面では画像処理や写真編集を快適にこなせる処理能力を備えていますが、ゲームが目的ならゲーミングPCの方がコスパが良いと思います。
「4K OLED ディスプレイ」に関しては高精細で発色が美しいだけでなく、sRGB、AdobeRGB、DCI-P3に適した色域に変更可能です。それぞれのカバー率が95%以上なのでクリエイティブな用途で活躍できると思います。⇒ ◆ディスプレイの色域
とにかく高性能で拡張性なども必要ならデスクトップPCの方が最適ですが、ノートPCの場合は室内の好きな場所で作業できることが大きなメリットです。
性能面では画像処理や写真編集を快適にこなせる処理能力を備えていますが、ゲームが目的ならゲーミングPCの方がコスパが良いと思います。
コスパや性能などを考慮すると他に選択肢はありますが、この「HP Spectre x360 15」は美しいデザインに惚れ込んだ方にとってはとても満足度が高い製品だと思います。

【関連項目】
⇒ ◆『HP Spectre x360 15-eb0000』のスペック・販売価格(2モデルの違い)
⇒ ◆サポートについて:トラブルシューティング・ドライバー・取扱説明書
⇒ ◆『HP MPP アクティブペン』の仕様・描き味について
※レビュー機は「4K OLED ディスプレイ」を搭載したパフォーマンスプラスモデルです。
⇒ ◆『HP Spectre x360 15-eb0000』のスペック・販売価格(2モデルの違い)
⇒ ◆サポートについて:トラブルシューティング・ドライバー・取扱説明書
⇒ ◆『HP MPP アクティブペン』の仕様・描き味について
※レビュー機は「4K OLED ディスプレイ」を搭載したパフォーマンスプラスモデルです。







■レビューについて
※商品仕様/価格については最終更新日時点のものです。
※製品仕様やPCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※温度や消費電力の測定値は目安です。使用状況や環境によって変わります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
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