
HP Spectre x360 13-aw0000(2019年12月モデル)に同梱されている「Spectre アクティブペン」、Surface Pro 対応「Surfaceペン」、Wacomのスタイラスペン「BAMBOO Ink」の描き心地をチェック!


最終更新日:2021年3月17日 ※税込価格に変更
■目次(ページ内リンク)
◆HP Spectre x360 13-aw0000(2019年12月モデル)について
◆描き心地のチェックで使用するペイントソフト
◆スタイラスペンを選ぶときのポイント
【Spectre アクティブペンのレビュー】
◆Spectre アクティブペンの仕様・スペック
・硬めで滑らかな描き心地の「Spectre アクティブペン」
【Surfaceペンのレビュー】
◆Surfaceペン(Surface Pro 対応:EYU-00023)の仕様・スペック
・標準的な硬さで軽い筆圧での描き心地が良い「Surfaceペン」
【ワコム Bamboo Ink のレビュー】
◆ワコム スタイラスペン Bamboo Ink(旧モデル:CS321AK)の仕様・スペック
・持ちやすく描き心地が良い「BAMBOO Ink」
【Heiyo スタイラスペンのレビュー】
◆Heiyo マイクロソフト認証 スタイラスペン(充電式)の仕様・スペック ※2/24追記
・滑らかな描き心地で線の強弱が付けやすい「Heiyo スタイラスペン」 ※2/24追記
◆ジッター(線をゆっくりと引いたときに波打つ現象)について
◆HP ペンコントロール(ボタンへの動作の割り当て) ※2/25追記
◆まとめ:描き心地が良い「Surface Pen」。持ちやすさや価格なども含めると「BAMBOO Ink」がおすすめ
◆HP Spectre x360 13-aw0000(2019年12月モデル)について
◆描き心地のチェックで使用するペイントソフト
◆スタイラスペンを選ぶときのポイント
【Spectre アクティブペンのレビュー】
◆Spectre アクティブペンの仕様・スペック
・硬めで滑らかな描き心地の「Spectre アクティブペン」
【Surfaceペンのレビュー】
◆Surfaceペン(Surface Pro 対応:EYU-00023)の仕様・スペック
・標準的な硬さで軽い筆圧での描き心地が良い「Surfaceペン」
【ワコム Bamboo Ink のレビュー】
◆ワコム スタイラスペン Bamboo Ink(旧モデル:CS321AK)の仕様・スペック
・持ちやすく描き心地が良い「BAMBOO Ink」
【Heiyo スタイラスペンのレビュー】
◆Heiyo マイクロソフト認証 スタイラスペン(充電式)の仕様・スペック ※2/24追記
・滑らかな描き心地で線の強弱が付けやすい「Heiyo スタイラスペン」 ※2/24追記
◆ジッター(線をゆっくりと引いたときに波打つ現象)について
◆HP ペンコントロール(ボタンへの動作の割り当て) ※2/25追記
◆まとめ:描き心地が良い「Surface Pen」。持ちやすさや価格なども含めると「BAMBOO Ink」がおすすめ
HP Spectre x360 13-aw0000(2019年12月モデル)について

テストで使用する「HP Spectre x360 13-aw0000 WWANモデル」のスペック
・13.3インチワイド・フルHD・IPSタッチディスプレイ
・タッチとペン入力に対応
・インテル Core i7-1065G7 プロセッサー
・16GB メモリ(LPDDR4x)
・1TB SSD(PCIe NVMe M.2))+ インテル Optane メモリー H10
・インテル Iris Plus グラフィックス (プロセッサーに内蔵)
・WWAN(4G LTE)を搭載
この記事ではフルHDディスプレイを搭載したHP Spectre x360 13-aw0000 WWANモデルで、標準添付品の「Spectre アクティブペン」や「Surface 対応ペン」を使用したときの描き心地チェックします。
HP Spectre x360 13 シリーズはタッチ操作とペン入力が可能です。Microsoft Pen Protocol(※MPP、旧N-trig)の「Spectre アクティブペン」が全モデルに同梱されています。
WWANモデルは最新の10世代プロセッサー、大容量メモリ&SSDを搭載したハイスペックなモバイルPCです。グラフィックスの性能は、旧モデルよりも2倍くらい向上しています。


【実機レビュー】
⇒ ◆HP Spectre x360 13(2019年12月モデル)実機レビュー・新旧モデル比較
【設定について】
⇒ ◆WWANモデル:特典の「nanoSIM」の開通や取り付け方法・接続設定について
⇒ ◆WWANモデル:楽天モバイルSIMの設定方法
【付属品について】
⇒ ◆開封レビュー:HP Spectre x360 13(2019年12月モデル)の専用化粧箱&付属品
⇒ ◆HP Spectre x360 13(2019年12月モデル)実機レビュー・新旧モデル比較
【設定について】
⇒ ◆WWANモデル:特典の「nanoSIM」の開通や取り付け方法・接続設定について
⇒ ◆WWANモデル:楽天モバイルSIMの設定方法
【付属品について】
⇒ ◆開封レビュー:HP Spectre x360 13(2019年12月モデル)の専用化粧箱&付属品
描き心地のチェックで使用するソフト
ペンの描き心地チェックするときに使用するペイントソフトは、「Microsoft Whiteboard」、「CLIP STUDIO PAINT」、「Adobe Photoshop」、「Painter 2020」をセレクトしました。
ホワイトボード以外のペイントソフトは、高品質で印刷ができる画像解像度(A4サイズ:297mmx210mm、350dpi)、筆圧などの設定は初期設定でテストします。

ホワイトボードアプリ「Microsoft Whiteboard」

ホワイトボードアプリ「Microsoft Whiteboard」は、Microsoftストアで入手可能です。利用するには「Microsoft アカウント」にログインする必要があります。
豊富な画材ツールを備えるペイントソフト「CLIP STUDIO PAINT PRO」

「CLIP STUDIO PAINT」(クリスタ)は豊富な画材ツールを備えるペイントソフト。手ぶれ補正機能を備えているのできれいなラインを引くことができます。「CLIP STUDIO PAINT PRO」ダウンロード版5,000円(税込)で価格も手ごろです。
もしSpectre x360 13でイラストやスケッチを描くのなら、動作が軽めでフィーリングが良い「CLIP STUDIO PAINT」が最適だと思います。


最高峰の画像編集&デザインソフト「Adobe Photoshop」

「Adobe Photoshop」はプロも使用する画像編集&デザインソフトです。写真編集やデザインを作成するためのツールが充実しています。
本物の画材のような表現ができる「Painter 2020」

「Painter 2020」は本物の画材のような表現ができるブラシが多数収録されているペイントソフトです。2020年版はブラシを最大20倍高速化する「Brush Accelerator」を搭載しパフォーマンスが向上しています。(※当サイトのイラストはこのソフトで作成)
画像サイズやブラシの設定次第ですが、描画は他のペイントソフトよりも少し重く感じられます。快適に作業するにはモバイル向けPCよりも高性能なゲーミングノート、デスクトップPCなどが必要です。



このソフトでMicrosoft Pen Protocolのペンを使用する場合は、タブレット設定で「RTS(リアルタイム スタイラス)対応デバイス」を選択する必要があります。(Wacomの設定で使うと筆圧検知しないので)
スタイラスペンを選ぶときのポイント
ペンの描き心地は筆圧検知段階の多さよりも「ペンと画面が触れた時の反応(ON荷重)」の方が重要です。非常に軽い筆圧で描いたときに線が入らない場合があると快適に描くことができません。(※弱めの筆圧で描くのが好きな人の場合。)


■筆圧感知機能
ペンの仕様で注目される機能。最近は「最大4096レベル」の製品を見かけますが、1024~2048段階くらいあればイラスト作成は可能です。(※当サイトのイラストは2048段階のペンタブレットで作成)
■ON加重
数値が少ないほど軽い筆圧で描いたときの反応が良くなります。製品仕様(スペック)で表記されないことが多いのですが、ペンの入りや抜いたときのフィーリングに影響するので、人によっては筆圧感知機能よりも重要な部分です。
■傾き検知機能
「なし」よりは「あり」方が良いのかもしれませんが、「BAMBOO Ink」は傾き検知機能なしでもよい感じで描けるので、あまり重要視していません。
■パームリジェクション
指や手よりもペン入力を優先する機能です。この記事で紹介しているペンは全てこの機能を搭載しています。
■ジッター
ゆっくりと斜めの線を描いたときに「線が波打ったようになる問題」のことです。この記事では「ササっと」素早く線を描いているのでこのような問題は発生しませんでしたが、ゆっくりと線を描きたい方にとっては気になるところかもしれません。⇒ 関連項目:ジッターについて
■遅延
カーソルが遅れる現象は、ペン先をゆっくりと動かすほど発生しやすくなります。重いブラシを使用したときや、ブラシサイズを大きくしたときにも発生しますが、CLIP STUDIO PAINT(Gペン使用)で20くらいのサイズなら気になるような遅延はありませんでした。
ペンの仕様で注目される機能。最近は「最大4096レベル」の製品を見かけますが、1024~2048段階くらいあればイラスト作成は可能です。(※当サイトのイラストは2048段階のペンタブレットで作成)
■ON加重
数値が少ないほど軽い筆圧で描いたときの反応が良くなります。製品仕様(スペック)で表記されないことが多いのですが、ペンの入りや抜いたときのフィーリングに影響するので、人によっては筆圧感知機能よりも重要な部分です。
■傾き検知機能
「なし」よりは「あり」方が良いのかもしれませんが、「BAMBOO Ink」は傾き検知機能なしでもよい感じで描けるので、あまり重要視していません。
■パームリジェクション
指や手よりもペン入力を優先する機能です。この記事で紹介しているペンは全てこの機能を搭載しています。
■ジッター
ゆっくりと斜めの線を描いたときに「線が波打ったようになる問題」のことです。この記事では「ササっと」素早く線を描いているのでこのような問題は発生しませんでしたが、ゆっくりと線を描きたい方にとっては気になるところかもしれません。⇒ 関連項目:ジッターについて
■遅延
カーソルが遅れる現象は、ペン先をゆっくりと動かすほど発生しやすくなります。重いブラシを使用したときや、ブラシサイズを大きくしたときにも発生しますが、CLIP STUDIO PAINT(Gペン使用)で20くらいのサイズなら気になるような遅延はありませんでした。
Spectre アクティブペンの仕様・スペック
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「Spectre アクティブペン」は接続設定不要なので電池を入れるだけで使えます。筆圧検知「1024段階」、傾き検知機能「なし」で、指や手などよりもペン入力を優先する機能「パームリジェクション」を備えています。

Spectre アクティブペン | ||
プロトコル | Microsoft Pen Protocol (※旧N-trig) | |
筆圧検知 | 最大1024段階 | |
傾き検知機能 | なし | |
消しゴム機能 (ペン上部のボタン) | なし | |
サイドスイッチ (側面に2個) | 上ボタン | 右クリック |
下ボタン | 消去(消しゴム機能) | |
パームリジェクション | 対応 | |
サイズ(長さ・直径) | 約138mm×約9.5mm | |
質量 | 16g(電池を含む) | |
電池 | 単6形電池(AAAA) | |
カラー | アッシュブラック | |
クリップ | あり | |
ペン先 | 交換可(※替え芯2本同梱) | |
価格 | HP Spectre x360 13 (2019年/2018年モデル) 標準添付品 ⇒ 同梱品について |
硬めで滑らかな描き心地の「Spectre アクティブペン」
■Spectre アクティブペンの描き心地・使い勝手
・ペン先は硬めの感触
・滑りが良いので素早いタッチで描ける
・筆圧が弱すぎると線が入らない場合がある(※アプリで印象は変わります)
・グリップ部分が金属なので手になじまない(しっかりと持ちにくい)
・サイドスイッチが押しにくい(位置が高めでボタンが平坦なので)
・メモ書きや、ラフなスケッチ程度なら可能
ペン先は樹脂のような素材なので硬めの感触です。滑りが良いので素早くペンを動かして描くことができますが、思い通りのラインを引くのは難しく感じます。・ペン先は硬めの感触
・滑りが良いので素早いタッチで描ける
・筆圧が弱すぎると線が入らない場合がある(※アプリで印象は変わります)
・グリップ部分が金属なので手になじまない(しっかりと持ちにくい)
・サイドスイッチが押しにくい(位置が高めでボタンが平坦なので)
・メモ書きや、ラフなスケッチ程度なら可能
ペンと画面が僅かに触れた時の反応(フィーリング)が今一つで、非常に弱い筆圧で描いたときに線が入らない場合がありますが、「CLIP STUDIO PAINT PRO」で鉛筆やチョークなどのブラシで描くと、それなりに良い感じで「ササっと斜め線を入れるようなスケッチ」が可能でした。
弱い筆圧の反応が今一つなので適度に筆圧をかける必要がありますが(※押し付ける必要はない)、メモ書きやスケッチ程度なら十分な性能です。

Spectre アクティブペンはHP Spectre x360 13(2019年モデル/2018年モデル)に同梱されています。単品でも購入可能で、価格は¥7,040(税込)です。※価格は2021年3月17日の時点
⇒ パソコンアクセサリ まとめ割
⇒ Spectre アクティブペン 製品詳細
⇒ HP Spectre x360 13(2019年12月モデル)の専用化粧箱&付属品
⇒ パソコンアクセサリ まとめ割
⇒ Spectre アクティブペン 製品詳細
⇒ HP Spectre x360 13(2019年12月モデル)の専用化粧箱&付属品
Surfaceペン(Surface Pro 対応)の仕様・スペック
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「Surface Pen」はパッケージを開封した時点で単6電池が装着されています。Spectre x360 13との接続設定は不要で、すぐに使用することができました。


Surface Pen(Surface Pro 対応) | |
プロトコル | Microsoft Pen Protocol (※旧N-trig) |
筆圧検知 | 最大4096段階 ※Surface Pro 使用時 |
傾き検知機能 | あり ※Surface Pro 使用時 |
消しゴム機能 (ペン上部のボタン) | あり |
サイドスイッチ (側面に1個) | 右クリック |
パームリジェクション | 対応 |
サイズ(長さ・直径) | 約146mm x 約9.5mm |
質量 | 20g(電池を含む) |
電池 | 単6形電池(AAAA)※同梱 |
カラー | コバルトブルー |
クリップ | なし |
ペン先 | 交換可(※替え芯は別売) |
価格 | 13,000円くらい ⇒ Amazon.co.jp |
標準的な硬さで軽い筆圧での描き心地が良い「Surfaceペン」
■Surface Penの描き心地・使い勝手
・ペン先(HB)は丸く標準的な硬さ
・軽めの(なでるような)タッチで描いたときの反応が良い(※on荷重が小さい)
・線(筆圧)の強弱が付けやすい
・傾き検知はSpectreアクティブペンと変わらない印象
・適度な抵抗感がある描き心地
・筒の一部のみ平坦な形状なのでサイドスイッチの位置が把握しやすい
・Spectre アクティブペンよりも弱い筆圧で反応するので、メモ書きやスケッチなどがしやすい。
Surface Penは筆圧検知「最大4096段階」、傾き検知「あり」、消しゴム機能「あり」などがSpectre アクティブペンとの大きな違いです。・ペン先(HB)は丸く標準的な硬さ
・軽めの(なでるような)タッチで描いたときの反応が良い(※on荷重が小さい)
・線(筆圧)の強弱が付けやすい
・傾き検知はSpectreアクティブペンと変わらない印象
・適度な抵抗感がある描き心地
・筒の一部のみ平坦な形状なのでサイドスイッチの位置が把握しやすい
・Spectre アクティブペンよりも弱い筆圧で反応するので、メモ書きやスケッチなどがしやすい。
ペン先はSpectreアクティブペンよりも少し柔らかめなので、素早い線を描くときに適度な抵抗感がある描き心地になります。傾き検知に関しては違いは感じられませんでした。
筆圧検知が4096段階で動作しているのではなくペンの特性かもしれませんが、Spectre アクティブペンよりも線の強弱が付けやすい(半分~3分の2くらいの筆圧で最大値になる)印象です。このような特性(ペンを入力したときの反応)はアプリの筆圧設定で変更可能です。(CLIP STUDIO PAINTやPainter2020の場合)
Surface Penは弱い筆圧で描いたときの反応が優れているので、文字を書いたり「ササっと」描くようなスケッチがしやすいですね。

Surface Penのコバルトブルーの価格は2020年2月17日の時点で12,000~13,000円くらいですが、色にこだわらなければ8,000~11,000円くらいで購入できる場合があります。(※価格の変動が大きい)
【Amazon.co.jp】⇒ Surface Pen(Surface Pro 対応)
【Amazon.co.jp】⇒ Surface Pen(Surface Pro 対応)
ワコム スタイラスペン Bamboo Ink(旧モデル:CS321AK)の仕様・スペック
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Bamboo Inkは2つのプロトコル(WACOM AESとMPP)に対応していることが大きな特徴です。サイドスイッチ(2ヶ所)2秒押すとモードを変更することができます。初期設定でペンが動作しない場合は、プロトコルを「MPPモード」に設定する必要があります。

ワコム スタイラスペン Bamboo Ink | ||
プロトコル | ワコム アクティブ静電結合方式(AES) Microsoft Pen Protocol(MPP) ⇒ 対応機種一覧 | |
筆圧検知 | 最大4096段階 ※デバイスにより異なります | |
傾き検知機能 | なし | |
消しゴム機能 (ペン上部のボタン) | なし | |
トップスイッチ | Windows Inkでカスタマイズ可能 | |
サイドスイッチ | 上ボタン | 消去(消しゴム機能) |
下ボタン | 右クリック | |
パームリジェクション | 対応 | |
サイズ(長さ・直径) | 約147mm x 約10mm | |
質量 | 19g(電池を含む) | |
電池 | 単6形電池(AAAA)※同梱 | |
カラー | ブラック | |
クリップ | あり | |
ペン先 | 交換可(※替え芯3種類付属) | |
価格 | 6,000円前後 ⇒ Amazon.co.jp |
持ちやすく描き心地が良い「BAMBOO Ink」
■BAMBOO Inkの描き心地・使い勝手
・ペン先はSurface Penの「HB」と同じような硬さ
・適度な抵抗感がある描き心地
・弱い筆圧で反応するので、ササっとスケッチすることが可能。
・線の強弱をつけた時の反応はSpectre アクティブペンと変わらない印象
・三角形の形状&ゴム系の素材なので持ちやすい
BAMBOO Inkは筆圧検知「最大4096段階」ですが、線の強弱の付けやすさはSpectre アクティブペン(最大1024段階)と変わらない印象でした。ペン先は適度な抵抗感がある描き心地になります。・ペン先はSurface Penの「HB」と同じような硬さ
・適度な抵抗感がある描き心地
・弱い筆圧で反応するので、ササっとスケッチすることが可能。
・線の強弱をつけた時の反応はSpectre アクティブペンと変わらない印象
・三角形の形状&ゴム系の素材なので持ちやすい
弱い筆圧の反応はSurface Penと同様に良い感じですが、「Bamboo Ink」の方がしっかりと持ちやすいので描きやすく感じます。
BAMBOO Inkは円筒形ではなく角が丸い三角形で、表面には手になじむゴム系の素材を採用。今回テストした中では最も持ちやすいペンでした。

BAMBOO Ink(旧モデル)は約9000円(税込)くらいで販売されています。仕様で確認できる範囲になりますが、新旧モデルのスペックは特に違いはなさそうです。
【Amazon.co.jp】
⇒ ワコム スタイラスペン Bamboo Ink
【Amazon.co.jp】
⇒ ワコム スタイラスペン Bamboo Ink
Heiyo マイクロソフト認証 スタイラスペン(充電式)の仕様・スペック
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「Heiyo マイクロソフト認証 スタイラスペン」は充電できることが大きな特徴です。メーカー公称値では360日待機、500時間連続で使用することができます。Spectre x360 13との接続設定は不要でした。

Heiyo マイクロソフト認証 スタイラスペン | ||
プロトコル | Microsoft Pen Protocol(MPP) | |
筆圧検知 | 最大4096段階をサポート | |
傾き検知機能 | 表記なし | |
消しゴム機能 (ペン上部のボタン) | なし | |
サイドスイッチ | 上ボタン | 電源スイッチ(長押し) 右クリック |
下ボタン | 消去(消しゴム機能) | |
パームリジェクション | 対応 | |
サイズ(長さ・直径) | 約158mm x 約10mm | |
質量 | 16g | |
電池 | 充電式 ※ペン上部の端子はmicro-USB ※USBケーブルが付属 | |
充電時間 | 4時間 | |
使用可能時間 | 360日待機 500時間(約20日間)連続使用 | |
カラー | シルバー(アルミ)&ブラック(樹脂) | |
クリップ | あり | |
ペン先 | 交換不可 | |
価格 | 5,000円台前半 ⇒ Amazon.co.jp |
滑らかな描き心地で線の強弱が付けやすい「Heiyo スタイラスペン」
■Heiyo スタイラスペンの描き心地・使い勝手
・ペン先の感触はSpectre アクティブペンと同じくらい硬め
・Spectre アクティブペンのようにペン先がよく滑る
・弱い筆圧の反応が良い(Surface PenやBAMBOO Inkと同等)
・線の強弱が付けやすい(Surface PenやBAMBOO Inkよりも優れている)
・グリップ部分はゴムではなく樹脂
・サイドスイッチ(下側:消しゴム機能)は押しやすい位置にある
・充電式で使用可能時間が長い
・ペン先は交換不可
「Heiyo スタイラスペン」は弱い筆圧の反応はSurface PenやBAMBOO Inkと同じくらい良く、線の強弱はそれらよりも付けやすかったです。グリップ部分は樹脂なのでゴムのようなしっかりとしたグリップ感ではないのですが、硬くて滑る(手になじまない)金属よりは持ちやすい印象です。・ペン先の感触はSpectre アクティブペンと同じくらい硬め
・Spectre アクティブペンのようにペン先がよく滑る
・弱い筆圧の反応が良い(Surface PenやBAMBOO Inkと同等)
・線の強弱が付けやすい(Surface PenやBAMBOO Inkよりも優れている)
・グリップ部分はゴムではなく樹脂
・サイドスイッチ(下側:消しゴム機能)は押しやすい位置にある
・充電式で使用可能時間が長い
・ペン先は交換不可
ペン先は交換ができないので耐久性重視(硬め)の素材が採用されています。Spectre アクティブペンのようにペン先がよく滑る描き心地です。
消しゴム機能はサイドスイッチ(下側)に割り当てられています。スイッチ(下側)押しながら描くと消しゴム機能が動作する仕組みですが、親指で押しやすい位置にあるのでペンの上部の消しゴム機能よりも使いやすいと思います。(ペンをひっくり返さなくても良い)
充電式(特殊な単6電池が不要)で連続使用時間が長い点は他のペンにはないメリットです。
「Heiyo スタイラスペン」は弱い筆圧の反応や線の強弱が付けやすい点などは優れています。滑らかすぎる描き心地が苦手な方は「Surface Pen」や「BAMBOO Ink」を選んだ方が良いと思います

「Heiyo スタイラスペン」の価格はAmazonで5,000円台前半くらいです。※2021年3月17日の時点で販売ページが削除されているのを確認。
【Amazon.co.jp】⇒ Heiyo マイクロソフト認証 Surfaceペン
【Amazon.co.jp】⇒ Heiyo マイクロソフト認証 Surfaceペン
ジッター(線をゆっくりと引いたときに波打つ現象)について

上の画像はフリーハンドでゆっくり線を描いたとき(1秒で約2cmくらいの速度)の「ジッター」発生についてテストしたものです。(※ペイントソフトはCLIP STUDIO PAINT PRO)
線が波打ったようになる「ジッター」は、ゆっくりと斜めの線を描いたときに発生しやすくなります。ある程度の速さで線を描く方にとってはそれほど大きな問題にならないかもしれませんが、ゆっくりと線を描きたい方にとっては結構気になるところです。
現在のスタイラスペンの仕組みでは「ジッター」を完全になくすことはできないようですが、今回テストしたペンの中では「BAMBOO Ink」のジッター発生が少なめでした。

HP ペンコントロール(ボタンへの動作の割り当て)

Spectre x360 13にプリインストールされている「HP ペンコントロール」でボタンの設定を変更することが可能です。筆圧の設定はCLIP STUDIO PAINT(クリスタ)、Painter(ペインター)などのペイントソフトで変更可能ですがこのアプリではできません。
ボタンの設定が可能なスタイラスペンは下記のとおりです。
■Spectre アクティブペン(標準添付品)
■Heiyo スタイラスペン(充電式)
※ペンコントロールでボタンの設定変更可能です。
■Surface Pen(Surface Pro 対応)
※ペンコントロールの「上ボタン」で動作割り当ての変更可能。
■BAMBOO Ink
※割り当ての変更は可能ですが上下が逆になります。ペンコントロールの「上ボタン」の割り当てを変更すると、BAMBOO Inkの「下ボタン」に設定が反映されます。
■Spectre アクティブペン(標準添付品)
■Heiyo スタイラスペン(充電式)
※ペンコントロールでボタンの設定変更可能です。
■Surface Pen(Surface Pro 対応)
※ペンコントロールの「上ボタン」で動作割り当ての変更可能。
■BAMBOO Ink
※割り当ての変更は可能ですが上下が逆になります。ペンコントロールの「上ボタン」の割り当てを変更すると、BAMBOO Inkの「下ボタン」に設定が反映されます。

上下ボタンの割り当ては「あらかじめ用意されている動作」から選択することができます。
まとめ

描き心地が良い「Surface Pen」。持ちやすさや価格なども含めると「BAMBOO Ink」がおすすめ
「HP Spectre x360 13-aw0000」で本格的にイラスト作成するのは難しいかもしれませんが、サブ機としてアイディアスケッチやお絵描きなどを楽しむには十分な性能です。ペイントソフトは「CLIP STUDIO PAINT」が使いやすいと思います。
描き心地は「Surfaceペン」と「BAMBOO Ink」が結構良かったのですが、持ちやすさや2つのプロトコルに対応している点、価格なども考慮すると「BAMBOO Ink」の方がコスパが高くおすすめです。

■Spectre アクティブペン(※標準添付品)
「非常に弱い筆圧の反応は今一つ」なので適度に筆圧を与える必要がありますが、「CLIP STUDIO PAINT」ならそこそこ良い感じで描けます。
■Surface Pen(Surface Pro 対応)
Spectre アクティブペンと比較すると「線の強弱の付けやすさ」や「筆圧が非常に弱いときの反応」が優れています。
■BAMBOO Ink
筆圧検知はSpectre アクティブペンと同じような感じですが、。筆圧が非常に弱いときの反応が良く、ペンをしっかりと持てるので描きやすい。「WACOM AES」と「MPP」に対応しているので、ペンが使えるHPの法人向け製品(WACOM AES対応)でも使用可能です。
■Heiyo スタイラスペン(充電式)
弱い筆圧の反応や線の強弱の付けやすさなどはとても良い感じで「Surface Pen」や「BAMBOO Ink」と同等以上に思えるのですが、ペン先が耐久性重視で硬めなのでSpectre アクティブペンと同じくらい良く滑ります。1回の充電でかなり長い時間使える点はかなり大きなメリットだと思います。ペン先が交換可能ならイチオシでした。
※ペンの描き心地は「HP Spectre x360 13-aw0000」で描いたときの感想になります。他の機種では異なる可能性があるので、あくまでも参考としてご覧ください。「非常に弱い筆圧の反応は今一つ」なので適度に筆圧を与える必要がありますが、「CLIP STUDIO PAINT」ならそこそこ良い感じで描けます。
■Surface Pen(Surface Pro 対応)
Spectre アクティブペンと比較すると「線の強弱の付けやすさ」や「筆圧が非常に弱いときの反応」が優れています。
■BAMBOO Ink
筆圧検知はSpectre アクティブペンと同じような感じですが、。筆圧が非常に弱いときの反応が良く、ペンをしっかりと持てるので描きやすい。「WACOM AES」と「MPP」に対応しているので、ペンが使えるHPの法人向け製品(WACOM AES対応)でも使用可能です。
■Heiyo スタイラスペン(充電式)
弱い筆圧の反応や線の強弱の付けやすさなどはとても良い感じで「Surface Pen」や「BAMBOO Ink」と同等以上に思えるのですが、ペン先が耐久性重視で硬めなのでSpectre アクティブペンと同じくらい良く滑ります。1回の充電でかなり長い時間使える点はかなり大きなメリットだと思います。ペン先が交換可能ならイチオシでした。
※この記事で紹介しているペンはHP ENVY x360 13-ar0000(⇒ 実機レビュー)でも使用可能です。
【2019年モデル:メーカー製品詳細ページ】
◆HP Spectre x360 13-aw0000 シリーズ 製品詳細
◆HP Spectre x360 13-aw0000(スペックPDF)
【トラブルシューティング・ドライバー・使用方法】
◆HP Spectre x360 13-aw0162tu サポートページ
◆取扱説明書(ユーザーガイドPDF)
【実機レビュー】
⇒ ◆HP Spectre x360 13(2019年12月モデル)実機レビュー・新旧モデル比較
⇒ ◆フォトレビュー:ポセイドンブルーの外観・デザイン
⇒ ◆OLED 搭載モデルのメリット&デメリット
【性能について】
⇒ ◆パフォーマンスプラスモデル(Core i7-1065G7)の実機ベンチマーク
【付属品について】
⇒ ◆開封レビュー:HP Spectre x360 13(2019年12月モデル)の専用化粧箱&付属品
【スタイラスペンについて】
⇒ ◆HP Spectre x360 13(2019年12月モデル)で「Surfaceペン」や「BAMBOO Ink」を試す!
【お得な情報】
⇒ ◆お得なキャンペーン実施中!コスパ最強モデルはどれ?
◆HP Spectre x360 13-aw0000 シリーズ 製品詳細
◆HP Spectre x360 13-aw0000(スペックPDF)
【トラブルシューティング・ドライバー・使用方法】
◆HP Spectre x360 13-aw0162tu サポートページ
◆取扱説明書(ユーザーガイドPDF)
【実機レビュー】
⇒ ◆HP Spectre x360 13(2019年12月モデル)実機レビュー・新旧モデル比較
⇒ ◆フォトレビュー:ポセイドンブルーの外観・デザイン
⇒ ◆OLED 搭載モデルのメリット&デメリット
【性能について】
⇒ ◆パフォーマンスプラスモデル(Core i7-1065G7)の実機ベンチマーク
【付属品について】
⇒ ◆開封レビュー:HP Spectre x360 13(2019年12月モデル)の専用化粧箱&付属品
【スタイラスペンについて】
⇒ ◆HP Spectre x360 13(2019年12月モデル)で「Surfaceペン」や「BAMBOO Ink」を試す!
【お得な情報】
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■レビューについて
※商品仕様/価格については記事の最終更新日時点のものです。
※製品仕様やPCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
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