OMEN-by-HP-17-cd0000_実機レビュー_03a

17.3インチ・ゲーミングノート「OMEN by HP 17-cb0004TX」の実機ベンチマークを行いました。インテル Core i9-9880H プロセッサー、NVIDIA GeForce RTX 2080 グラフィックスの性能や動作温度、消費電力を徹底チェック!

最終更新日:2019年11月16日


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■目次(ページ内リンク)
下記のリンクをクリックすると目的の場所にジャンプします。

【ベンチマークについて】
◆OMEN by HP 17-cb0004TX エクストリームモデルの特徴&スペック
◆ベンチマークの設定・使用するソフトついて
◆冷却ファンの設定について(OMENコマンドセンター)

【プロセッサー】
◆インテル Core i9-9880H プロセッサー(8コア16スレッド)の仕様について
◆インテルXTUで1~8コア動作時のクロック周波数を確認
◆CINEBENCH R20 ベンチマーク
◆CINEBENCH R15 ベンチマーク
◆x264 FHD Benchmark (H.264形式の動画をエンコード)
◆PCMARK10 ベンチマーク

【メモリ】
◆DDR4-2666MHz メモリの仕様・容量について

【ストレージ】
◆ストレージの仕様について
◆ストレージの実際に使える容量について
◆リカバリーメディアの作成について
◆1TB SSD(PCIe NVMe M.2)のベンチマーク

【グラフィックス】
◆「NVIDIA GeForce RTX 2080 グラフィックス」の仕様について

【3D MARK ベンチマーク】
◆Port Royal(DXRベースのレイトレーシングベンチマーク)
◆Time Spy Extreme(DirectX 12、4K)
◆Time Spy(DirectX 12、2560×1440)
◆Fire Strike Ultra(DirectX 11、4K)
◆Fire Strike Extreme(DirectX 11、2560×1440)
◆Fire Strike(DirectX 11、フルHD)
◆Night Raid(DirectX 12、フルHD)
◆Sky Diver(DirectX 11、フルHD)

【ゲームベンチマーク】
◆ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズ
◆ファイナルファンタジーXV(FF15)
◆PSO2 キャラクタークリエイト体験版 EPISODE4
◆ドラゴンクエストX
◆F1 2019(F1公式ゲーム)
◆THE DIVISION2(ディビジョン2)

【VRベンチマーク】
◆VRMARK(Orange Room)

【クリエイティブソフト】
◆Painter 2020 ブラシベンチマーク

【動作中の温度・消費電力】
◆Webサイト閲覧、動画の視聴、ベンチマーク中の温度・消費電力について
◆ベンチマーク時のキーボードの表面温度
◆静音性/ファンの動作音について

【ベンチマークテストまとめ】
◆重めの3Dゲームを快適にプレイできる性能を備えた17.3インチ・ゲーミングノート


OMEN-X-2S-15-と-OMEN-by-HP-17の性能比較_191112_05a




OMEN X by HP 2S 15-dg0010tx エクストリームプラスモデルの特徴&スペック

 
HP OMEN by HP 17-cb0004TX_右斜め_0G1A4947-2

「OMEN by HP 17-cd0000」はスタイリッシュなデザインの17.3インチ・ゲーミングノートです。快適にゲームをプレイすることができる144Hz駆動IPSディスプレイ、高性能な8コア16スレッドの「インテル Core i9-9880H プロセッサー」やリアルタイム・レイトレーシングに対応した「GeForce RTX 2080 グラフィックス」を搭載。

■外観やデザインのレビューはこちら↓
◆HP OMEN by HP 17-cb0000のデザインや色域、使い勝手をチェック!

 
スクリーンショット_HWI
 
「OMEN by HP 17-cd0000 シリーズ」は、パフォーマンスモデルとエクストリームモデル(合計2モデル)が用意されていますが、この記事ではCore i9-9880H、RTX 2080を搭載した「エクストリームモデル」のテストを行います。
 
仕様(◆スペックPDF)ではメモリの規格がDDR4-2666MHzとなっていますが、実際にはより高速な「DDR4-3200MHz」が搭載されていました。
 

OMEN by HP 17-cd0000 シリーズ のスペック
モデルパフォーマンスモデル
17-cb0003TX
エクストリームモデル
17-cb0004TX
OSWindows 10 Pro (64bit)
プロセッサーCore i7-9750H
Core i9-9880H
チップセットモバイル インテル HM370 チップセット
メモリ16GB (8GB×2)
DDR4-2666MHz
32GB (16GB×2)
DDR4-2666MHz
ストレージ512GB SSD
(PCIe NVMe M.2)
+
1TB HDD
(SATA, 7200回転)
1TB SSD
(PCIe NVMe M.2)
グラフィックGeForce RTX 2070
8GB (GDDR6)
GeForce RTX 2080
8GB (GDDR6)
ディスプレイ17.3インチワイド・フルHD非光沢・IPSディスプレイ
(144Hz / 1920×1080 / 最大1677万色 / 300nit)
NVIDIA G-SYNC 対応
電源外付AC アダプター
最大 230W
外付AC アダプター
最大 330W





ベンチマークの設定・使用するソフトついて

 
HP OMEN by HP 17-cb0004TX_OMENロゴ_IMG_20191103_141015
この記事のベンチマークテスト(3DMARK、CINEBENCH R15、ゲームベンチなど)は下記の設定で行います。

【Windows10のバージョン】

・バージョン 1903
・OS ビルド 18362.418

【電源モード】
・高パフォーマンス

【NVIDIA グラフィックスドライバーのバージョン】
・441.08(※リリース日 2019/10/29)

※OSやドライバのバージョンや電源プランの設定が異なる場合は、当サイトと同じような結果が出ないかもしれません。
※ベンチマーク中の温度や消費電力などの計測は下記のツールを使用しています。

◆PCの温度や消費電力などを測定できるアプリ
 
G-SYNC_off.png

「G-SYNC」はティアリング(画面のズレ)やスタッタリング(カクツキ)などを抑える機能ですが、ベンチマークによってはフレームレートが144FPSで頭打ちになってしまったり、FF14漆黒のヴィランズはなぜか60FPSしか出ないなど、パフォーマンスが十分発揮できない場合があったので今回のテストでは「OFF」に設定。




冷却ファンの設定について(OMENコマンドセンター)

 
パフォーマンスコントロール

「OMENコマンドセンター」では、冷却制御のモードを変更することができます。今回のテストでは、ゲーム向けの「パフォーマンス」を選択しています。

冷却モード:パフォーマンス
ファンの速度:自動



インテル Core i9-9880H プロセッサー(8コア16スレッド)の仕様について

 
Core i7-9880H_CPU-Z_01
 
・インテル Core i9-9880H プロセッサー
※2.30GHz-4.80GHz, 8コア16スレッド, スマートキャッシュ16MB

パフォーマンスモデルはCore i7-9750H(最大4.5GHz、6コア12スレッド)ですが、エクストリームモデルはより高性能なCore i9-9880H(最大4.8GHz、8コア16スレッド)を搭載。型番末尾に「H」が付く高性能なプロセッサーですが、オーバークロックは非対応です。

 
OMEN X 2S 15_プロセッサー比較_Core i9-9880H
 
上の表は、HPのゲーミングノートに搭載されているプロセッサー(3種)のスコア(Passmarkベンチマーク)を比較したものです。あくまでも目安としてご覧ください。

上記ベンチマークのマルチスレッドのテストでは、コアとスレッド数が多いCore i9-9880Hが最も高いスコアを記録。パフォーマンスモデル(下位モデル)に搭載されているCore i7-9750Hと比較した場合は約1.2倍も高性能です。
 
インテル Core i9-9880H プロセッサーの仕様
Core i9-9880HCore i7-9750H
製品の開発コード名Coffee LakeCoffee Lake
CPUコア数86
スレッド数1612
ベースクロック2.30 GHz2.60 GHz
最大ブースト
クロック
4.80 GHz4.50 GHz
キャッシュ16 MB12 MB
TDP45 W45 W
最大温度
(Tjunction)
100°C100°C
 



インテルXTUで1~8コア動作時のクロック周波数を確認

 
※インテルXTUの最新バージョンは、オーバークロックに対応していないプロセッサーにインストールできないので、あえて古めのバージョン 6.4.1.23を使用しています。
 
xtu_02_t_s_20191031194721f7d.png
 
「Core i9-9880H」は、CPUの倍率がロックされているのでオーバークロックすることはできませんが、オーバークロックツール「インテルXTU(※関連記事)」で、プロセッサーの詳細情報を確認することができます。

最大動作周波数は1~2コア動作時で最大4.8GHz、すべてのコア(8コア)動作時は最大4.1GHzまでになります。
 
Intel Turbo Boost Technology有効時の動作クロック
Core i9-9880H(※8コア16スレッド)
1コア動作時4.8 GHz
2コア動作時4.8 GHz
3コア動作時4.7 GHz
4コア動作時4.6 GHz
5コア動作時4.5 GHz
6コア動作時4.4 GHz
7コア動作時4.3 GHz
8コア動作時4.1 GHz
 



CINEBENCH R20 ベンチマーク

 
OMEN X 2S 15_core i9-9880H_CINEBENCH R20_01

「CINEBENCH R20」は、CPUのマルチスレッドとシングルスレッドの性能テストを行い、コンピュータのパフォーマンスを評価します。この新バージョンは旧バージョン(CINEBENCH R15)よりも複雑なテストシーンが使用され、レンダリングにより多くのパワーが要求されるようになっています。※R15とR20の結果に互換性はありません。
 
◆CINEBENCH R20 について
※このベンチマークは「Microsoft Store」で入手可能です。
 
CINEBENCH R20_01t
■CPU
3Dレンダリングを行いプロセッサパワーのすべてを使う性能テスト。

■CPU(Single Core)
1コアのみで行うプロセッサ性能テスト。

   
CINEBENCH R20 プロセッサー性能比較
※()内はCore i5-8265Uとの比較。C=コア、T=スレッド
プロセッサー
※リンク先はベンチマーク記事
CPU
(マルチコア)
CPU
(シングルコア)
Core i9-9880H
最大4.8GHz, 8C16T)
3610 cb
(257%)
469 cb
(116%)
Core i7-9700T
(最大4.3GHz, 8C8T)
2450 cb417 cb
Core i7-8750H
(最大4.1GHz, 6C12T)
2352 cb408 cb
Core i5-8265U
(最大3.9GHz, 4C8T)
1401 cb
(100%)
402 cb
(100%)
 
マルチコアテストでは、8コア16スレッドの「Core i9-9880H」がデスクトップPC向けの「Core i7-9700T」の1.47倍、「Core i7-8750H」の1.53倍、モバイルPC向けの「Core i5-8265U」の約2.57倍も高いスコアを記録。

シングルコア(1コア)のテストはかなり差が縮まっていますが、1コアの最大動作周波数が高いので他よりも良いスコアを出しています。




CINEBENCH R15 ベンチマーク

 
OMEN X 2S 15_core i9-9880H_CINEBENCH R15_01

グラフィックカードとCPUの性能テストを行い、コンピュータのパフォーマンスを評価します。

 
Core i9-9880H_CINEBENCH R15_01t
■CPU
3Dレンダリングを行いプロセッサパワーのすべてを使う性能テスト。

■CPU(Single Core)
1コアのみで行うプロセッサ性能テスト。

 
CINEBENCH R15 プロセッサー性能比較
※()内はCore i5-8265Uとの比較。C=コア、T=スレッド
プロセッサー
※リンク先はベンチマーク記事
CPU
(マルチコア)
CPU
(シングルコア)
Core i9-9880H
最大4.8GHz, 8C16T)
1565 cb
(284%)
195 cb
(120%)
Core i7-9700T
最大4.3GHz, 8C8T)
1149 cb181 cb
Core i7-8750H
(最大4.1GHz, 6C12T)
1143 cb175 cb
Core i5-8265U
(最大3.9GHz, 4C8T)
550 cb
(100%)
162 cb
(100%)
 
8コア16スレッドの「Core i9-9880H」は、デスクトップPC向け(省電力タイプ)の「Core i7-9700T」のスコアを大きく上回りました。モバイル向けプロセッサー「Core i5-8265U」と比較した場合は約2.8倍も高いスコアです。



x264 FHD Benchmark (H.264形式の動画をエンコード)

 
x264 bench_04
 
x264 FHD Benchmark」というベンチマークソフトで、H.264形式のフルHD動画をエンコードするときの性能を測定することができます。

このテストでは、動作周波数が高くコア/スレッド数が多いCore i9-9880H(8コア16スレッド)が高スコアを記録。モバイル向けのCore i5-8265U(4コア8スレッド)と比較した場合は約2.4倍も高いスコアを叩き出しました。
 
x264 FHD Benchmark ベンチマーク
※()内はCore i5-8265Uとの比較。C=コア、T=スレッド
プロセッサー
※リンク先はベンチマーク記事
フレームレートエンコード時間
Core i9-9880H
最大4.8GHz, 8C16T)
47.7 fps
(239%)
53秒
Core i7-9700T
最大4.3GHz, 8C8T)
38.74 fps1分4秒
Core i7-8750H
(最大4.1GHz, 6C12T)
35.46 fps1分11秒
Core i5-8265U
(最大3.9GHz, 4C8T)
19.95 fps
(100%)
2分5秒
 



PCMARK10 ベンチマーク

 
PCMARK10_b_20190723174553e39.png

「PCMark 10」はパソコンの総合的な性能を評価するベンチマーク。アプリの起動、Webサイトの閲覧、ドキュメントの作成、表計算ソフト、写真や動画編集などを行ったときの処理能力を測定します。
 
・Essentials(PCの基本性能を測定、アプリの起動、Webサイトの閲覧)
・Productivity(文書作成アプリ使用時の性能測定)
・Digital Content Creation(デジタルコンテンツの作成、写真、動画編集、3D)
 
Core i9-9880H_PCMARK10_03PCMARK10
スコア:6340
Essentials:9082
Productivity:8004
Digital Content Creation:9515
 
PC MARK 10 性能比較
※%はCore i5-8265Uとの比較
プロセッサー
()内はGPU
スコアEssentialsProductivityDigital
Content
Creation
Core i9-9880H
(RTX 2080)
6340
168%
9082
115%
8004
131%
9515
317%
Core i9-9880H
(RTX 2080 Max-Q)
6311
167%
9567
120%
7911
129%
9011
301%
Core i7-8750H
(GTX 1070 Max-Q)
5490895170987068
Core i7-9700T
GTX 1050)
4796880374884544
Core i5-8265U
(UHD 620)
3761
100%
7927
100%
6087
100%
2993
100%
 
様々なテストが行われる「PCMark 10」は、プロセッサーだけでなくストレージやグラフィックスの性能もスコアに影響します。

Core i9-9880H、RTX 2080を搭載した「OMEN by HP 17」は、Essentials(基本性能測定)のテストは若干スコアが伸びませんでしたが、Productivity(文書作成)のテストで好結果を出しています。

Digital Content Creation(デジタルコンテンツ作成)のテストでは、高性能なRTX 2080グラフィックスが高い処理能力を発揮して、プロセッサーや内蔵グラフィックス(UHD 620)の3.17倍も高いスコアを記録しました。


 
スクリーンショット_PCMARK10_m
※画像をクリックすると拡大表示します




DDR4-2666MHz メモリの仕様・容量について

 
スクリーンショット_HWI_メモリー_t
 
・32GB (16GB×2) DDR4-2600MHz

エクストリームモデルは、16GB推奨ゲームを余裕でプレイできる32GBの大容量メモリを搭載。大量のメモリを消費するクリエイティブな用途にも対応可能です。16GBのメモリを2枚搭載しているので、メモリのデータ転送速度が向上する「デュアルチャネル」で動作します。

◆どれくらいパソコンにメモリを搭載すればよいのか?

 
仕様_01s
 
仕様(◆スペックPDF)ではDDR4-2600MHzと記載されていますが、実機にはより高性能な「DDR4-3200MHz」のメモリが搭載されていました。

このようなことは過去に何度かあったのでそれほど珍しいことではありません。メモリは調達状況(価格の安さや入手のしやすさなど)により仕様とは異なるものが搭載される場合があります。
 
メモリのメーカーは販売時期によって変更される場合があります。



ストレージの仕様について

 
ストレージ_02
 
・1TB SSD (PCIe NVMe M.2)

パフォーマンスモデルは512GB SSD (PCIe NVMe M.2) + 1TB HDD (SATA, 7200回転)の構成ですが、今回テストするエクストリームモデルは1TB SSD  (PCIe NVMe M.2) のみ搭載。




ストレージの実際に使える容量について

 
ストレージ_01t

ストレージの実際に使える容量は、スペックに記載されている容量よりも少なくなります。

・1TB SSD の実際に使用できる容量は953GB(そのうち47.3GBを使用)

※使用済み容量は使用状況(OSのアップデートの状況など)によって異なります。




リカバリーメディアの作成について

 
Windowsの回復機能を利用して、OSを元の状態に復旧するためのリカバリーメディア(回復ドライブ)を作成することができます。メディアを作成するには16GB以上のUSBメモリが必要です。(※回数制限はありません) 
 
「USB回復ドライブ」の作成方法は下記の記事をご覧ください。機種は異なりますが手順は同じです。

【参考記事】

◆USBメモリで「Windows 10の回復ドライブ」を作成する




1TB SSD(PCIe NVMe M.2)のベンチマーク

 
「CrystalDiskMark」というベンチマークソフトで、ストレージの性能をチェックします。注目ポイントは最も上の項目(Seq Q32T1:大きいファイルの転送し続けたときの速度)最も下の項目(4KiB Q1T1:小さいファイルの転送速度)です。一般的なアプリを使用したときの速度は「4KiB Q1T1」の数値が参考になります。

 
 
1TB SSD_bench_03
 

動画ファイルのような大きいファイルの転送速度(Seq Q32T1)は、読み込み2579MB/s、書き込み2390MB/sでした。

小さいファイルの転送速度(4KiB Q1T1)は、読み込み44.14MB/s、書き込み123MB/sで、1~2MB/s程度しか出ないHDDとは体感で違いがわかるくらいの速度差があります。
  



■起動時間(電源スイッチを押してからデスクトップ画面が表示されるまで)
・11~12秒で起動

※高速スタートアップ有効(初期設定)
※上記の起動時間は最も速かったものを掲載。PCの環境(OSやBIOSのバージョン)の違いなどにより、上記のような結果が出ない場合があります。

■ベンチマーク時の温度(室温25℃)
43℃(ベンチマーク前)→最大温度 約96℃(平均81℃)




「NVIDIA GeForce RTX 2080 グラフィックス」の仕様について

 
RTX 2080_GPU-Z_01 RTX 2080_GPU-Z_03
 
・NVIDIA GeForce RTX 2080 グラフィックス 8GB (GDDR6)

OMEN X 2S 15(※実機ベンチマーク)は省電力タイプのRTX 2080 Max-Qを採用していましたが、「OMEN by HP 17-cb0004TX」は性能が高い無印のRTX 2080(ノートPC向け)を搭載。

 
RTX 2080 max-Q 比較_191011_04
 
上記のベンチマーク(Passmark)は、HPのゲーミングノートに搭載されているグラフィックスを比較したものです。あくまでも目安としてご覧ください。

上記のベンチマークでは、RTX 2080とRTX 2080 Max-Qの性能差は1割程度ですが、当サイトで行ったベンチマークでは、2~3割くらい違いが出る場合がありました。
 
■グラフィックス性能比較
 RTX 2080・・・・・・137%
 RTX 2080 Max-Q・・・124%
 RTX 2070 Max-Q・・・110%
 RTX 2060・・・・・・105%
 GTX 1660 Ti・・・・・100%
 
NVIDIA GeForce RTX 2080 のスペック
グラフィックスRTX 2080RTX 2080 Max-Q
※GPU-Z
NVIDIA CUDA コアTU104TU104
シェーダ数29442944
テクスチャユニット(TMUs)184184
ROPユニット(ROPs)6464
ベースクロック(MHz)1380 MHz735 MHz
ブーストクロック(MHz)1590 MHz1095 MHz
メモリ タイプGDDR6GDDR6
メモリクロック1750 MHz1500 MHz
メモリ容量8192 MB8192 MB
メモリバス幅256bit256bit
メモリ帯域幅 (Bandwidth)448.0 GB/s384.0 GB/s
DirectX12 (12_1)12 (12_1)
 
「RTX 2080」は省電力タイプのRTX 2080 Max-Qよりも高性能です。GPUやメモリの動作周波数が高く、メモリ帯域幅も広くなっています。




Port Royal(DXRベースのレイトレーシングベンチマーク)

 
「Port Royal」はDXRベースのレイトレーシングベンチマークです。画面解像度はWQHD(2560x1440)
 
※Graphics Score・・・グラフィック性能を測定するテスト。
※CPU Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。
 
Port Royal_03Port Royal
画面サイズ:WQHD(2560x1440)
スコア:5694
Graphics Score :5694
Graphics Test  26.36 FPS
 
レイトレーシングのベンチマーク「Port Royal」は画面解像度が2560x1440の重いテストなので、高性能な「RTX 2080」でも30FPSを切りました。RTX 2080 Max-Qと比較した場合は30%くらい高いスコアになります。

【参考】
RTX 2080 Max-Q のGraphics Score4359※ベンチマーク
RTX 2070 Max-Q のGraphics Score3648※ベンチマーク

 
Port Royal_02m
※画像をクリックすると拡大表示します。



Time Spy Extreme(DirectX 12、4K)

 
「Time Spy Extreme」はDirectX 12 世代のGPU性能を計測するベンチマークテストで、画面解像度は4K(3840×2160)
です。
 
※Graphics Score・・・グラフィック性能を測定するテスト。
※CPU Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。
 
 
Time Spy Extreme_01Time Spy Extreme
画面サイズ:4K(3840×2160)
スコア:4332
Graphics Score :4419
CPU Score :
3900
 
■Time Spy Extremeテスト時のフレームレート(RTX 2080)
グラフィックステスト1・・・28.09 FPS
グラフィックステスト2・・・25.91 FPS

「Time Spy Extreme」は画面解像度が4K(3840×2160)のかなり重いベンチマークです。高性能な「RTX 2080」でも30FPSを切ってしまいますが、RTX 2080 Max-Qと比較した場合は約33%も高いスコアを記録しました。

【参考】
RTX 2080 Max-Q のGraphics Score3301※ベンチマーク
RTX 2070 Max-Q のGraphics Score3107※ベンチマーク

 
Time Spy Extreme_02m
※画像をクリックすると拡大表示します。


 

Time Spy(DirectX 12、2560×1440)

 
「Time Spy」は、DirectX 12世代のGPU性能を計測するベンチマークテスト。画面解像度は2560×1440です。
 
※Graphics Score・・・グラフィック性能を測定するテスト。
※CPU Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。
 
Time Spy_01Time Spy
画面サイズ:2560×1440
スコア:9397
Graphics Score :9480
CPU Score :
8956
 
■Time Spyテスト時のフレームレート(RTX 2080)
グラフィックステスト1・・・61.10 FPS
グラフィックステスト2・・・54.90 FPS

「Time Spy」は画面解像度がQHD(2560×1440で非常に負荷が高いベンチマーク。テスト2では60FPSを切っていますが、それなりに快適にプレイできるフレームレートです。RTX 2080 Max-Qと比較した場合は約28%も高いスコアになります。

【参考】
RTX 2080 Max-Q のGraphics Score7371※ベンチマーク
RTX 2070 Max-Q のGraphics Score6661※ベンチマーク
 
 
Time Spy_02m
※画像をクリックすると拡大表示します。


 

Fire Strike Ultra(DirectX 11、4K)

 
「Fire Strike Ultra」は、4K解像度(3840x2160)でDirectX 11のGPU性能を計測するベンチマークです。
 
※Graphics Score・・・グラフィック性能を測定するテスト。
Physics Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。
Combined Score ・・・CPUとGPUを利用したテスト。
 
Fire Strike Ultra_01Fire Strike Ultra
画面サイズ:4K(3840×2160)
スコア:5665
Graphics Score5455
Physics Score
20943
Combined Score3139
 
■Fire Strike Ultraテスト時のフレームレート(RTX 2080)
グラフィックステスト1・・・29.93 FPS
グラフィックステスト2・・・19.64 FPS

4K解像度で動作が重いベンチマーク。「テスト2」は20FPSくらいしか出ませんが、「テスト1」は30FPSくらい出ています。RTX 2080 Max-Qと比較した場合は約22%も高いスコアを記録。

【参考】
RTX 2080 Max-Q のGraphics Score4437※ベンチマーク
RTX 2070 Max-Q のGraphics Score4007※ベンチマーク
  
Fire Strike Ultra_02m
※画像をクリックすると拡大表示します。




Fire Strike Extreme(DirectX 11、2560×1440)

 
「Fire Strike Extreme」は、DirectX 11のGPU性能を計測するベンチマークです。画面解像度はWQHD(2560x1440)です。
 
※Graphics Score・・・グラフィック性能を測定するテスト。
※Physics Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。
※Combined Score ・・・CPUとGPUを利用したテスト。
 
Fire Strike Extreme_01Fire Strike Extreme
画面サイズ:QHD(2560×1440)
スコア:9592
Graphics Score9730
Physics Score
20409
Combined Score
5045
 
■Fire Strike Extremeテスト時のフレームレート(RTX 2080)
グラフィックステスト1・・・48.64 FPS
グラフィックステスト2・・・37.43 FPS

画面解像度がQHD(2560×1440)のベンチマーク。4Kよりも動作が軽くなるので、動作が重い「テスト2」でも余裕で30FPSを超えています。RTX 2080 Max-Qと比較した場合は約14%高いスコアです。

【参考】
RTX 2080 Max-Q のGraphics Score8468※ベンチマーク
RTX 2070 Max-Q のGraphics Score8015※ベンチマーク
 
Fire Strike Extreme_02m
※画像をクリックすると拡大表示します。




Fire Strike(DirectX 11、フルHD)

 
「Fire Strike」はDirectX 11レベルのグラフィックス機能を用いたゲーミングPC向けの負荷が高いテストで、解像度はフルHD(1920x1080)になります。

※Graphics Score・・・グラフィック性能を測定するテスト。
Physics Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。
Combined Score ・・・CPUとGPUを利用したテスト。
 
Fire Strike_02Fire Strike
画面サイズ:1920x1080
スコア:19452
Graphics Score22473
Physics Score
20525
Combined Score
9323
 
■Fire Strikeテスト時のフレームレート(RTX 2080)
グラフィックステスト1・・・108.36 FPS
グラフィックステスト2・・・88.97 FPS

最もゲームプレイに適している画面解像度(フルHD:1920x1080)のベンチマーク。テスト1、テスト2で快適にプレイできるフレームレート(60FPS以上)が出ています。RTX 2080 Max-Qと比較した場合は約17%高いスコアです。

【参考】
RTX 2080 Max-Q のGraphics Score19072※ベンチマーク
RTX 2070 Max-Q のGraphics Score16913※ベンチマーク
 
Fire Strike_02m
※画像をクリックすると拡大表示します。



Night Raid(DirectX 12、フルHD)

 
「Night Raid」はグラフィックス性能が高くないPC向けのベンチマークです。DirectX 12対応で、テスト時の画面解像度はフルHD(1920x1080)です。
 
※Graphics Score・・・グラフィック性能を測定するテスト。
CPU Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。
 
Night Raid_01Night Raid
画面サイズ:1920x1080
スコア:47173
Graphics Score :96797
CPU Score :
12080
 
■Night Raidテスト時のフレームレート(RTX 2080)
グラフィックステスト1・・・388.73 FPS
グラフィックステスト2・・・577.38 FPS

「Time Spy」よりも動作が軽いベンチマークなので、高性能なRTX 2080の場合は300FPSを軽く超えています。RTX 2080 Max-Qとの性能差は約11%です。

【参考】
RTX 2080 Max-Q のGraphics Score86960※ベンチマーク
RTX 2070 Max-Q のGraphics Score74819※ベンチマーク
 
Night Raid_02m
※画像をクリックすると拡大表示します。




Sky Diver(DirectX 11、フルHD)

 
「Skt Diver」はDirectX 11世代の機能統合型CPU(=APU)向けのテスト。画面解像度は1920x1080。
 
※Graphics Score・・・グラフィック性能を測定するテスト。
Physics Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。
Combined Score ・・・CPUとGPUを利用したテスト。
 
Sky Diver_01Sky Diver
画面サイズ:1920x1080
スコア:44225
Graphics Score68329
Physics Score
17403
Combined Score
33158
 
■Sky Diverテスト時のフレームレート(RTX 2080)
グラフィックステスト1・・・280.77 FPS
グラフィックステスト2・・・351.06 FPS

プロセッサー内蔵グラフィックス向けの軽いベンチマーク。高性能なRTX 2080は「テスト2」で300FPS以上出ました。RTX 2080 Max-Qと比較した場合は約21%も高いスコアになります。

【参考】
RTX 2080 Max-Q のGraphics Score56156※ベンチマーク
 
Sky Diver_02m
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ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズ

 
「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ」のベンチマーク(DX11)で、今回テストするPCがどれくらい快適にプレイできるのかをチェックします。
 
 
RTX 2080_FF14ヴィランズ_フルHD_最高_05画面サイズ:1920x1080
グラフィック設定:最高品質
フルスクリーンモード
スコア:16621
評価:非常に快適
 
■フルHD・最高品質のフレームレート(RTX 2080)
最高:332 FPS、平均:127 FPS、最低:56 FPS

FF14 漆黒のヴィランズはFF15よりも軽めのベンチマークテストです。一部のシーンでは瞬間的に60FPSを切ることがありますが、大体において最高品質で快適にプレイできるフレームレートが出ています。このテストではRTX 2080 Max-Qとほぼ同じくらいのスコアでしたが、平均フレームレートは「RTX 2080」の方が6%くらい高くなっています。

【参考】
RTX 2080 Max-Q のGraphics Score16566※ベンチマーク

 
 

ファイナルファンタジーXV(FF15)

 
FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION (ファイナルファンタジー15)ベンチマークで、今回テストするPCがどの程度快適にプレイできるのかをチェック。
 
 
RTX 2080_FF15_フルHD_最高_03画面サイズ:1920x1080
グラフィック設定:高品質
フルスクリーンモード
スコア:9525
評価:とても快適
 
■フルHD・高品質のフレームレート(RTX 2080)
最高:141 FPS、平均:95 FPS、最低:63 FPS

FF15は重いベンチマークなので、高性能なRTX2080でも一部のシーン(チョコボに乗って移動、巨大ロボットと戦う場面など)で瞬間的に60FPS台まで下がることがありましたが、全体的には十分快適にプレイできるフレームレートが出ています。RTX 2080 Max-Qとのスコアの差は約18%

【参考】
RTX 2080 Max-Q のGraphics Score8030※ベンチマーク


 
RTX 2080_FF15_フルHD_軽量_04画面サイズ:1920x1080
グラフィック設定:軽量品質
フルスクリーンモード
スコア:15383
評価:非常に快適
 
■フルHD・軽量品質のフレームレート(RTX 2080)
最高:214 FPS、平均:155 FPS、最低:94 FPS

最高品質でも快適にプレイできるフレームレートが出ていますが、「軽量品質でどれくらいまでフレームレートが伸びるか」をチェック。最高/平均/最低フレームレートが大きく向上しました。RTX 2080 Max-Qとのスコアの差は約20%

【参考】
RTX 2080 Max-Q のGraphics Score12781※ベンチマーク
※フレームレートは「Fraps」で計測。




PSO2 キャラクタークリエイト体験版 EPISODE4

 
『ファンタシースターオンライン2 キャラクタークリエイト体験版 EPISODE4』には、お使いのPCでどれくらいPSO2が快適にプレイできるかを点数で評価してくれるベンチマーク機能が付いています。
 
 
RTX 2080_PSO2_フルHD_最高_01画面サイズ:1920x1080
グラフィック設定:簡易描画設定6
ウインドウ表示
スコア:86953
評価:快適
 
ベンチマーク時のフレームレート(RTX 2080)
簡易画質設定【6最高:320 FPS、平均:262 FPS、最低:187 FPS

PSO2はローエンドGPUでも動作する軽めのベンチマークです。高性能なRTX 2080 なら最高画質でとても快適にプレイすることができます。RTX 2080 Max-Qとのスコアの差は約38%

【参考】
RTX 2080 Max-Q のGraphics Score62737※ベンチマーク
※フレームレートは「Fraps」で計測。




ドラゴンクエストX

 
ドラゴンクエストXのベンチマーク。「動作が軽め」なのでプロセッサー内蔵グラフィックスでもテスト可能です。
 
※このベンチマークのフレームレートは240FPSが最高値になります。中盤以降のキャラクターがたくさん出てくるシーンでフレームレートが大きく下がりますが、画質設定を軽くしても最低フレームレートはあまり向上しません。

◆ベンチマーク ダウンロード
 
RTX 2080_DQX_フルHD_最高_03画面サイズ:1920x1080
グラフィック設定:最高品質
フルスクリーン表示
スコア:23095
評価:すごく快適
 
■ドラクエXベンチマーク時のフレームレート(RTX 2080)
最高:240 FPS、平均:201 FPS、最低:70 FPS

ドラクエは軽めのベンチマークです。多数のキャラクターが登場するシーンではフレームレートが60FPS台まで下がりますが、大体において快適にプレイできるフレームレートが出ています。

RTX 2080はRTX 2080 Max-Qよりも性能が高いのですが、フレームレートが240FPSで頭打ちになりパフォーマンスを活かせないので、スコアはRTX 2080 Max-Qとほぼ同じくらいになりました。

【参考】
RTX 2080 Max-Q のGraphics Score22999※ベンチマーク
※フレームレートは「Fraps」で計測。




【ゲームベンチマーク】F1 2019(F1公式ゲーム)

 
最新レースゲーム「F1 2019」のベンチマークは下記の設定で行います。
 
■F1 2019 ベンチマークの設定
解像度:1920x1080
表示モード:フルスクリーン
Vsync:オフ
アンチエイリアス:TAA
異方性フィルタリング:16x

■アドバンス設定(グラフィック)
詳細プリセット:超高

【関連記事】
◆Steam版「F1 2019」の推奨スペック&実機ベンチマーク

 
20191101130742_1.jpg

F1 2019 ベンチマークテスト
DX11・フルHD(1920x1080)・最高画質(超高)
グランプリ名晴天豪雨
最低平均最高最低平均最高
モナコ94118154101125157
イギリス10013917297129153
シンガポール11314216399121137
日本(鈴鹿)105138162107134152
アメリカ111143172103136161
※赤字・・・最高値 ※青字・・・最低値

F1 2019(全21戦)の中から、フレームレートが伸びないサーキット(モナコ、シンガポール)とフレームレートが出やすいサーキット(イギリス、日本、アメリカ)をピックアップしてベンチマークを行いました。

Core i9-9880H、RTX 2080 を搭載している OMEN by HP 17 は、「F1 2019」をフルHD・超高(DX11)の設定で十分快適にプレイすることができます。


F1 2019 ベンチマークテスト
DX12・フルHD(1920x1080)・最高画質(超高)
グランプリ名晴天豪雨
最低平均最高最低平均最高
モナコ96116143112124153
イギリス119140161118134148
シンガポール11113014497114131
日本(鈴鹿)111134161115133149
アメリカ118139160125138151
※赤字・・・最高値 ※青字・・・最低値

DX12でもフルHD・超高の設定で十分快適にプレイ可能です。DX11と大体同じくらいのフレームレートが出ています。




THE DIVISION2(ディビジョン2)

 
■THE DIVISION2 ベンチマークの設定
解像度:1920x1080
表示モード:フルスクリーン
DirectX 12

 
THE DIVISION2_フルHD_ウルトラ_01

ベンチマーク結果(平均) グラフィック:ウルトラ(DX12)
※垂直同期:オフ
スコアFPS(平均)GPU%CPU%
913010295%43%

「THE DIVISION2」は重い3Dゲームですが、「ウルトラ(※垂直同期はオフ)」の設定で快適にプレイできるフレームレートが出ています。


 
THE DIVISION2_フルHD_中_02_temp25
 
ベンチマーク結果(平均) グラフィック::中(DX12)
※垂直同期:オフ
スコアFPSGPU%CPU%
1510216988%41%

グラフィックスを「中」に設定すると約60%くらいフレームレートが向上。高速描画が可能なディスプレイ(リフレッシュレート144Hz)の性能を活かせるようになります。






【VRベンチマーク】VRMARK(Orange Room)

 
VRMARK_orange_01.png■Orange Room
現在の標準的な負荷でVR性能を調べるテスト。
スコア:10757
平均フレームレート:234.51 FPS
目標フレームレート:109.00 FPS
 
「RTX 2080」は目標フレームレートの約215%のスコアを記録。VRゲームを十分快適にプレイすることができます。

【関連記事】
◆VRベンチマーク「VRMark」でゲーミングPCのVR性能をチェック!

【クリエイティブソフト】Painter 2020 ブラシベンチマーク

 
ペイントソフト「Painter(ペインター) 2020」のブラシベンチマーク機能で、Painterのブラシが快適に動作するかをチェックすることができます。このソフトは「Brush Accelerator」という機能を備えているので、高性能なGPUを搭載しているとブラシのパフォーマンスが大きく向上することが大きな特徴です。
 
Painter 2020_01
 
OMEN by HP 17(Core i9-9880H、RTX 2080搭載)は、プロセッサー内蔵グラフィックスを搭載したCore i5-8265Uの約4.77倍のスコアを記録。

OMEN X 2S 15(Core i9-9880H、RTX 2080 Max-Q)と同じプロセッサーを搭載していますが、グラフィックスの性能が高いので10%くらいスコアが伸びています。


Painter 2020 ブラシベンチマーク
※()内の%はCore i5-8265Uとの比較
プロセッサー
※()内はGPU
スコアアクセラレーター評価
Core i9-9880H
RTX 2080)
12401
(477%)
66.2 x
(479%)
最高
Core i9-9880H
RTX 2080 Max-Q)
11269
(433%)
59.3 x
(429%)
最高
Core i7-8750H
GTX 1070 Max-Q)
861450 x最高
Core i7-9700T
GTX 1050)
467927.7 x最高
Core i5-8265U
(UHD 620)
2597
(100%)
13.8 x
(100%)
良好

※アクセラレーター(コンポーネントの加速度)数値が大きいほど高性能。スコアが「4679」くらいでも快適に使えます。



動作中の温度や消費電力について

 
HP OMEN by HP 17-cb0004TX_テクスチャ_IMG_20191103_131336
 
この項目ではインターネットや動画視聴時、ベンチマーク時の動作温度や消費電力などをまとめています。
 

インターネット閲覧中の消費電力・温度(室温25℃)
プロセッサーの温度40~68℃
グラフィックスの温度36~39℃
消費電力30~119 W前後

インターネット時は、ページを移動したときに瞬間的に温度や消費電力が上がる場合がありますが、ベンチマーク時ほど動作温度は高くなりません。
  
※消費電力や温度はMicrosoft Edgeで日本HP公式サイトを閲覧した時の数値。
※閲覧するWebサイトによっては計測した数値と異なる場合があります。
※このテストではディスプレイの輝度を100%に設定。
※グラフィックス電源プランは「バランスモード」に設定。
※ACアダプタを接続してテスト


YouTubeの動画を約30分視聴したときの消費電力・温度(室温25℃)
プロセッサーの温度最大61℃ 【平均40℃】
グラフィックスの温度最大40℃ 【平均38℃】
消費電力39~74 W前後

YouTubeを見ているときもプロセッサーやグラフィックスの動作温度や消費電力は低めで推移。
 
※消費電力や温度は、Microsoft Edge でYouTubeの動画を視聴した時の数値です。
※音量は10に設定。
※YouTubeのフルHD動画を30分再生
※動画はフルスクリーンで表示
※このテストではディスプレイの輝度を100%に設定。
※グラフィックス電源プランは「バランスモード」に設定。
※ACアダプタを接続してテスト

 
HP OMEN by HP 17-cb0004TX_排熱口_0G1A4892
 
インテル Core i9-9880H プロセッサーの動作温度(室温25℃)
ベンチマークテスト名最大温度平均温度
◆CINEBENCH R2087 ℃79 ℃
◆CINEBENCH R1585 ℃66 ℃
◆x264 FHD Benchmark96 ℃86 ℃
◆PCMARK1098 ℃58 ℃
◆Port Royal97 ℃64 ℃
◆Time Spy Extreme98 ℃72 ℃
◆Time Spy98 ℃73 ℃
◆Fire Strike Ultra95 ℃65 ℃
◆Fire Strike Extreme98 ℃67 ℃
◆Fire Strike99 ℃71 ℃
◆Night Raid99 ℃77 ℃
◆Sky Diver99 ℃80 ℃
◆ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズ97 ℃80 ℃
◆ファイナルファンタジーXV(FF15)100 ℃89 ℃
◆PSO2 体験版 EPISODE498 ℃88 ℃
◆ドラゴンクエストX83 ℃62 ℃
◆F1 201998 ℃74 ℃
◆THE DIVISION2(ディビジョン2)95 ℃84 ℃
◆VRMARK(Orange Room)97 ℃74 ℃
◆Painter 2020 ブラシベンチマーク88 ℃73 ℃
アイドル時38℃ 前後
 
ベンチマーク時はプロセッサーの温度が瞬間的に90℃を超えて、サーマルスロットリング(プロセッサーが過熱で故障するのを防止する保護機能)が発生する場合がありましたが、平均温度は70~80℃後半くらいに収まっています。



GeForce RTX 2080 グラフィックスの動作温度(室温25℃)
ベンチマークテスト名最大温度平均温度
◆PCMARK1063 ℃43 ℃
◆Port Royal68 ℃60 ℃
◆Time Spy Extreme68 ℃55 ℃
◆Time Spy68 ℃58 ℃
◆Fire Strike Ultra66 ℃57 ℃
◆Fire Strike Extreme67 ℃58 ℃
◆Fire Strike69 ℃59 ℃
◆Night Raid71 ℃60 ℃
◆Sky Diver69 ℃58 ℃
◆ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズ73 ℃67 ℃
◆ファイナルファンタジーXV(FF15)75 ℃70 ℃
◆PSO2 体験版 EPISODE471 ℃65 ℃
◆ドラゴンクエストX49 ℃45 ℃
◆F1 201972 ℃65 ℃
◆THE DIVISION2(ディビジョン2)74 ℃70 ℃
◆VRMARK(Orange Room)68 ℃57 ℃
◆Painter 2020 ブラシベンチマーク46 ℃44 ℃
アイドル時36℃ 前後

RTX 2080 グラフィックスの動作温度はプロセッサーよりも低めで、最大温度はFF15の75 ℃でした。



ベンチマーク中の消費電力(ACアダプタ接続時、モニターを含む)
ベンチマークテスト名PC全体の消費電力
(最大値)
◆CINEBENCH R20139 W
◆CINEBENCH R15134 W
◆x264 FHD Benchmark147 W
◆PCMARK10229 W
◆Port Royal241 W
◆Time Spy Extreme247 W
◆Time Spy254 W
◆Fire Strike Ultra249 W
◆Fire Strike Extreme247 W
◆Fire Strike269 W
◆Night Raid261 W
◆Sky Diver243 W
◆ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズ252 W
◆ファイナルファンタジーXV(FF15)301 W
◆PSO2 体験版 EPISODE4248 W
◆ドラゴンクエストX139 W
◆F1 2019267 W
◆THE DIVISION2(ディビジョン2)278 W
◆VRMARK(Orange Room)263W
◆Painter 2020 ブラシベンチマーク177W
アイドル時30 W 前後

ベンチマーク中の最大消費電力は301 W(FF15)でしたが、ACアダプターは最大330Wなのである程度の余裕があります。プロセッサーのみのテストは130~150Wくらいですが、ゲームベンチマークは240~280Wくらいで動作していました。



PC使用時の消費電力(ACアダプタ接続時、モニターを含む)
テスト名PC全体の消費電力
電源OFF時0.00~0.17 W 前後
スリープ時0.04~0.2 W 前後
起動時(瞬間最大)約 173 W

起動時は瞬間的に173Wまで上がりました。スリープ状態の消費電力は変動しますが、通常時よりもかなり低め(電源OFF時に生かい状態)で動作します。




ベンチマーク時のキーボードの表面温度

 
HP OMEN by HP 17-cb0004TX_キーボード_0G1A4732_1080
 

FF15ベンチマーク時のキーボードの温度

・最も温度が高くなるのは@や「」などの記号がある付近で約40~41℃。
・キャラクターの移動で使用する「WASD」キー付近は35~36℃前後。
・その他の部分は34~39℃くらい(テンキーは温度が低めの傾向)。
※連続でベンチマークを行うと、上記の温度よりも1~2℃くらい高くなる場合があります。


インターネットや動画視聴時のキーボードの温度

・最も温度が高くなる部分でも34~35℃くらい。
・その他の部分は30~34℃くらい(テンキーは温度が低め)
 
FF15ベンチマーク時のキーボードの温度を測定しました。35℃くらいの温度は「暖かさ」が感じられる程度ですが、40℃を超えると少し「熱さ」が感じられるようになります。



静音性/ファンの動作音について

 
HP-OMEN-by-HP-17-cb0004TX_排熱口_IMG_20191103_232538

インターネットや動画視聴時

 
インターネットや動画視聴時の冷却ファンの音は、ファンが回っているのかどうかわからないくらい静かです。排熱口から出る風も少なめです。



ゲームやべンチマークなどを行ったとき

 
ゲームをプレイしたりやべンチマークなどを行うと、プロセッサーやグラフィックスの温度が高くなるので、冷却ファンの回転音や風切り音などは大きくなります。

高回転時の音は、甲高く耳障りな金属音(キーンというような感じ)ではありませんが、「シャー」というような回転音と「ヒュイーン」という感じの高周波音が少し聞こえるようになります。
 
音の聞こえ方や感じ方には個人差があります。あくまでも参考としてご覧ください。



ベンチマークテストまとめ

 
HP OMEN by HP 17-cb0004TX_IMG_20191103_152109b_t

【総評】重めの3Dゲームを快適にプレイできる性能を備えた17.3インチ・ゲーミングノート

 
Core i9-9880H、RTX 2080 を搭載した「OMEN by HP 17-cb0004TX」のベンチマークを行った感想をまとめました。
 
・8コア16スレッドの「インテル Core i9-9880H プロセッサー」はマルチスレッドの処理能力が高い

・大容量の32GBメモリは16GB推奨ゲームを余裕をもってプレイ可能。メモリを大量に消費するクリエイティブな用途にも対応可能です。

・高性能なSSD(PCIe NVMe M.2)を搭載しているので起動やレスポンスが速く快適。大容量の1TBなので多くのディスクスペースを必要とする3Dゲームを多数インストールすることができます。

・「GeForce RTX 2080 グラフィックス」は、省電力のRTX 2080 Max-Qよりも高性能です。軽めのベンチマークではあまり違いが出ない場合がありましたが、負荷が高いテストでは20~30%も高いスコアが出ています。

・重めの3Dゲーム(FF15やディビジョン2)やベンチマーク(Fire Strike)でもフルHD・最高画質で平均フレームレートが90くらいは出せるので、画質を大きく下げることなくリフレッシュレート144Hzの高速描画性能を活かすことができます。
Core i9-9880Hは8コア16スレッドの高性能なプロセッサーなので、負荷が高い状況では動作温度が高くなる場合があります。ベンチマークやゲームなどをしているときは冷却ファンの音がそれなりに大きくなりますが、Webサイトの閲覧や動画視聴時は静かです。

「OMEN by HP 17-cd0000」は高性能なRTX 2080 グラフィックスを搭載しているので「重めの3Dゲームを快適にプレイしたい方向け」のゲーミングノートですが、プロセッサーの処理能力もかなり高いので、クリエイティブな用途(写真編集、動画編集など)にも適しています。

 
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◆エクストリームモデル(Core i9-9880H、RTX 2080)のベンチマーク

【設定・使い方】
◆アクションキーモード(F1~F12)の使い方・BIOSで設定変更

【関連記事】
◆速攻レビュー:OMEN by HP 17-cd0000の製品特徴・新旧モデル比較
◆HPの新型ゲーミングノート3機種比較(OMEN X 2S 15、OMEN by HP 15、OMEN by HP 17)

【性能比較】
◆OMEN X 2S 15(RTX 2080 Max-Q)と OMEN by HP 17(RTX 2080)の性能を比較!
 
■レビューについて
※商品仕様/価格については2019年11月16日時点のものです。
※PCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
※ベンチマークの結果、温度、消費電力などの測定値はPCの使用状況や環境によって異なることがあります。あくまでも目安としてご覧ください。
 
※デスクトップ画面の壁紙(※参考画像)は標準のものではなく当サイトで用意したものです。写真素材【PIXTA】の素材番号:  53667160を使用しています。
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