2画面のハイパフォーマンス・ゲーミングノート「OMEN X by HP 2S 15 エクストリームプラスモデル」のベンチマークを行いました。
様々なテストを実施して、インテル Core i9-9880H プロセッサーやNVIDIA GeForce RTX 2080 with Max-Q Design グラフィックスがどれくらいの性能を発揮するのか、動作温度はどれくらいなのかをチェックします。
最終更新日:2020年1月2日
■目次(ページ内リンク)
下記のリンクをクリックすると目的の場所にジャンプします。
【ベンチマークについて】
◆OMEN X by HP 2S 15-dg0010tx エクストリームプラスモデルの特徴&スペック
◆ベンチマークの設定・使用するソフトついて
◆冷却ファンの設定について(OMENコマンドセンター)
【プロセッサー】
◆インテル Core i9-9880H プロセッサー(8コア16スレッド)の仕様について
◆インテルXTUで1~8コア動作時のクロック周波数を確認
◆CINEBENCH R20 ベンチマーク ※1/1更新
◆CINEBENCH R15 ベンチマーク
◆x264 FHD Benchmark (H.264形式の動画をエンコード)
◆PCMARK10 ベンチマーク
【メモリ】
◆DDR4-3200MHz メモリ(オーバークロック対応)の仕様・容量について
【ストレージ】
◆ストレージの仕様について
◆インテル Optane メモリー H10について
◆ストレージの実際に使える容量について
◆リカバリーメディアの作成について
◆512GB SSD (PCIe NVMe M.2) + Optane メモリー H10 のベンチマーク
【グラフィックス】
◆「NVIDIA GeForce RTX 2080 with Max-Q Design グラフィックス」の仕様について
【3D MARK ベンチマーク】
◆Port Royal(DXRベースのレイトレーシングベンチマーク)
◆Time Spy Extreme(DirectX 12、4K)
◆Time Spy(DirectX 12、2560×1440)
◆Fire Strike Ultra(DirectX 11、4K)
◆Fire Strike Extreme(DirectX 11、2560×1440)
◆Fire Strike(DirectX 11、フルHD)
◆Night Raid(DirectX 12、フルHD)
◆Sky Diver(DirectX 11、フルHD)
【ゲームベンチマーク】
◆ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズ
◆ファイナルファンタジーXV(FF15)
◆PSO2 キャラクタークリエイト体験版 EPISODE4
◆ドラゴンクエストX
◆F1 2019 (DX11) ※1/2更新
◆THE DIVISION2(ディビジョン2)
【VRベンチマーク】
◆VRMARK(Orange Room)
【クリエイティブソフト】
◆Painter 2020 ブラシベンチマーク
【動作中の温度・消費電力】
◆Webサイト閲覧、動画の視聴、ベンチマーク中の温度・消費電力について
◆セカンドディスプレイ部分やキーボードの表面温度(FF15ベンチマーク時)
◆静音性/ファンの動作音について
【ベンチマークテストまとめ】
◆ゲームだけでなくクリエイティブな用途でも使える性能と、強力な冷却性能を備える「OMEN X 2S 15」
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【ベンチマークについて】
◆OMEN X by HP 2S 15-dg0010tx エクストリームプラスモデルの特徴&スペック
◆ベンチマークの設定・使用するソフトついて
◆冷却ファンの設定について(OMENコマンドセンター)
【プロセッサー】
◆インテル Core i9-9880H プロセッサー(8コア16スレッド)の仕様について
◆インテルXTUで1~8コア動作時のクロック周波数を確認
◆CINEBENCH R20 ベンチマーク ※1/1更新
◆CINEBENCH R15 ベンチマーク
◆x264 FHD Benchmark (H.264形式の動画をエンコード)
◆PCMARK10 ベンチマーク
【メモリ】
◆DDR4-3200MHz メモリ(オーバークロック対応)の仕様・容量について
【ストレージ】
◆ストレージの仕様について
◆インテル Optane メモリー H10について
◆ストレージの実際に使える容量について
◆リカバリーメディアの作成について
◆512GB SSD (PCIe NVMe M.2) + Optane メモリー H10 のベンチマーク
【グラフィックス】
◆「NVIDIA GeForce RTX 2080 with Max-Q Design グラフィックス」の仕様について
【3D MARK ベンチマーク】
◆Port Royal(DXRベースのレイトレーシングベンチマーク)
◆Time Spy Extreme(DirectX 12、4K)
◆Time Spy(DirectX 12、2560×1440)
◆Fire Strike Ultra(DirectX 11、4K)
◆Fire Strike Extreme(DirectX 11、2560×1440)
◆Fire Strike(DirectX 11、フルHD)
◆Night Raid(DirectX 12、フルHD)
◆Sky Diver(DirectX 11、フルHD)
【ゲームベンチマーク】
◆ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズ
◆ファイナルファンタジーXV(FF15)
◆PSO2 キャラクタークリエイト体験版 EPISODE4
◆ドラゴンクエストX
◆F1 2019 (DX11) ※1/2更新
◆THE DIVISION2(ディビジョン2)
【VRベンチマーク】
◆VRMARK(Orange Room)
【クリエイティブソフト】
◆Painter 2020 ブラシベンチマーク
【動作中の温度・消費電力】
◆Webサイト閲覧、動画の視聴、ベンチマーク中の温度・消費電力について
◆セカンドディスプレイ部分やキーボードの表面温度(FF15ベンチマーク時)
◆静音性/ファンの動作音について
【ベンチマークテストまとめ】
◆ゲームだけでなくクリエイティブな用途でも使える性能と、強力な冷却性能を備える「OMEN X 2S 15」
OMEN X by HP 2S 15-dg0010tx エクストリームプラスモデルの特徴&スペック
『OMEN X by HP 2S 15 シリーズ』は2画面を搭載した世界初のゲーミングノートPCです。
15.6インチのメインディスプレイはフルHD (1920x1080)で視野角が広いIPS方式、映り込みが少ない「非光沢」を採用。高速駆動のリフレッシュレート144Hzに対応しているので滑らかな動きでゲームを楽しむことができます。
【実機レビュー】
◆『OMEN X 2S 15』の外観や機能性、ディスプレイの色域などを徹底チェック!
15.6インチのメインディスプレイはフルHD (1920x1080)で視野角が広いIPS方式、映り込みが少ない「非光沢」を採用。高速駆動のリフレッシュレート144Hzに対応しているので滑らかな動きでゲームを楽しむことができます。
【実機レビュー】
◆『OMEN X 2S 15』の外観や機能性、ディスプレイの色域などを徹底チェック!
セカンドディスプレイは5.98インチワイド・フルHDで、直感的な操作が可能なタッチに対応。ミラーリング機能を搭載しているのでゲーム画面(ウインドウ表示)の一部を表示することが可能です。
他にもゲームをしながらチャットをしたり、配信中の画面を確認することなどが可能ですが、標準設定では「OMEN コマンドセンター」が自動的に起動し動作中のPCの温度を表示するように設定されています。
【設定方法・使い方】
◆OMEN X 2S 15の『ミラーリング機能』を試す![使い方・設定方法]
◆OMEN コマンドセンターの設定(イルミネーション、冷却、壁紙など)
他にもゲームをしながらチャットをしたり、配信中の画面を確認することなどが可能ですが、標準設定では「OMEN コマンドセンター」が自動的に起動し動作中のPCの温度を表示するように設定されています。
【設定方法・使い方】
◆OMEN X 2S 15の『ミラーリング機能』を試す![使い方・設定方法]
◆OMEN コマンドセンターの設定(イルミネーション、冷却、壁紙など)
USBポートやHDMI端子、オーディオコネクタなどのインターフェース類は側面に配置されていますが、SDカードスロットやDVD(またはブルーレイ)ドライブは搭載していません。
OMEN X 2S 15は、ヒートスプレッダー部分の熱伝導素材に従来のシリコングリスよりも熱伝導率が約10倍も優れている「Conductonaut(液体金属)」を採用。効率が良いエアフローを実現するため、底面の吸気口は大き目のサイズで、内部の熱を放出するための排熱口は3カ所(後部2カ所、右側面1カ所)設置されています。
「OMEN X 2S 15」は2モデル用意されています。エクストリームモデルとエクストリームプラスモデルの主な違いはSSDの容量と「Optane メモリー」の有無です。
今回テストするエクストリームプラスモデルには、512GBのSSD(PCIe NVMe M.2)とデータ転送速度を高速化する「Optane メモリー H10」が搭載されている点が大きな特徴です。
OMEN X by HP 2S 15-dg0000 シリーズ のスペック | ||
モデル | エクストリームモデル 15-dg0009TX | エクストリームプラスモデル 15-dg0010TX |
OS | Windows 10 Home (64bit) | |
ディスプレイ | 15.6インチワイド・フルHD非光沢・IPSディスプレイ (144Hz / 1920×1080 / 最大1677万色 / 300nit) NVIDIA G-SYNC 対応 | |
セカンド ディスプレイ | 5.98インチワイド・フルHDブライトビュー IPSタッチディスプレイ (1920×1080 / 最大1677万色) | |
プロセッサー | インテル Core i9-9880H プロセッサー (最大4.80GHz, 8コア16スレッド, スマートキャッシュ16MB) | |
チップセット | モバイル インテル HM370 チップセット | |
メモリ | 32GB (16GB×2) DDR4-3200MHz | |
ストレージ | 1TB SSD (PCIe NVMe M.2) TLC NAND 採用 | 512GB SSD (PCIe NVMe M.2) QLC NAND 採用 |
- | インテル Optane メモリー H10 & ソリッドステート・ストレージ (32GB / NVMe M.2) | |
グラフィック | NVIDIA GeForce RTX 2080 with Max-Q Design グラフィックス 8GB (GDDR6) | |
電源 | 最大 230W 外付AC アダプター |
ベンチマークの設定・使用するソフトついて
この記事のベンチマークテスト(3DMARK、CINEBENCH R15、ゲームベンチなど)は下記の設定で行います。
【Windows10のバージョン】
・バージョン 1903
・OS ビルド 18362.418
【Windows10の電源プラン】
・HP推奨(※スクリーンショット)
【NVIDIA グラフィックスドライバーのバージョン】
・436.48(※リリース日 2019/10/10)
※OSやドライバのバージョンや電源プランの設定が異なる場合は、当サイトと同じような結果が出ないかもしれません。
※ベンチマーク中の温度や消費電力などの計測は下記のツールを使用しています。
◆PCの温度や消費電力などを測定できるアプリ
【Windows10のバージョン】
・バージョン 1903
・OS ビルド 18362.418
【Windows10の電源プラン】
・HP推奨(※スクリーンショット)
【NVIDIA グラフィックスドライバーのバージョン】
・436.48(※リリース日 2019/10/10)
※OSやドライバのバージョンや電源プランの設定が異なる場合は、当サイトと同じような結果が出ないかもしれません。
※ベンチマーク中の温度や消費電力などの計測は下記のツールを使用しています。
◆PCの温度や消費電力などを測定できるアプリ
冷却ファンの設定について(OMENコマンドセンター)
OMEN X 2S 15には様々な設定ができる「OMENコマンドセンター」がインストールされています。
冷却ファンの設定は3つ(快適モード、スタンダードモード、パフォーマンス)用意されていますが、今回のテストではゲームパフォーマンスを最適化する「パフォーマンス」を選択。ファンの速度は「自動」に設定しています。
【設定方法・使い方】
◆OMEN コマンドセンターの設定(イルミネーション、冷却、壁紙など)
◆OMEN コマンドセンターの設定(イルミネーション、冷却、壁紙など)
インテル Core i9-9880H プロセッサー(8コア16スレッド)の仕様について
・インテル Core i9-9880H プロセッサー
※2.30GHz-4.80GHz, 8コア16スレッド, スマートキャッシュ16MB
OMEN X by HP 2S 15-dg0000 シリーズには、最大動作周波数が4.8GHzで8コア16スレッドのインテル Core i9-9880H プロセッサーが搭載されています。型番末尾に「H」が付く高性能タイプですが、オーバークロックには非対応です。
※2.30GHz-4.80GHz, 8コア16スレッド, スマートキャッシュ16MB
OMEN X by HP 2S 15-dg0000 シリーズには、最大動作周波数が4.8GHzで8コア16スレッドのインテル Core i9-9880H プロセッサーが搭載されています。型番末尾に「H」が付く高性能タイプですが、オーバークロックには非対応です。
上の表は、HPのゲーミングノートに搭載されているプロセッサー(3種)のスコア(Passmarkベンチマーク)を比較したものです。あくまでも目安としてご覧ください。
上記のベンチマークではシングルスレッド(1コア)のスコアは大きな差が出ていませんが、マルチスレッドはコアとスレッド数の違いで大きく差が広がっています。
8コア16スレッドのCore i9-9880Hは、他のプロセッサーよりもコアとスレッド数が多いので、マルチスレッドのスコアがCore i7-9750Hの約1.2倍、Core i5-9300Hと比較した場合は約1.7倍も高いスコアを記録しています。
インテル Core i9-9880H プロセッサーの仕様 | ||||
Core i9-9880H | Core i7-9750H | Core i5-9300H | ||
開発コード名 | Coffee Lake | Coffee Lake | Coffee Lake | |
CPUコア数 | 8 | 6 | 4 | |
スレッド数 | 16 | 12 | 8 | |
ベースクロック | 2.30 GHz | 2.60 GHz | 2.40 GHz | |
最大ブースト クロック | 4.80 GHz | 4.50 GHz | 4.10 GHz | |
キャッシュ | 16 MB | 12 MB | 8 MB | |
TDP | 45 W | 45 W | 45 W | |
最大温度 (Tjunction) | 100°C | 100°C | 100°C |
コアとスレッド数が多い「Core i9-9880H」は、ベースクロックはややや控えめな2.30GHzとなっていますが、最大ブーストクロックは最大4.80GHzまで伸びます。キャッシュも他のプロセッサーよりも多めです。
インテルXTUで1~8コア動作時のクロック周波数を確認
※インテルXTUの最新バージョンは、オーバークロックに対応していないプロセッサーにインストールできないので、あえて古めのバージョン 6.4.1.23を使用しています。
「Core i9-9880H」はオーバークロックができない(CPUの倍率がロックされている)ので動作周波数の変更は不可能ですが、プロセッサーのオーバークロックツール「インテルXTU(※関連記事)」をインストールして、1コア~8コア動作時の最大クロックやTDPなどを確認してみました。
最大クロックは同時に動作するコアが多くなるほど低くなります。「Core i9-9880H」の場合は1~2コア動作時は最大4.8GHzまで上がりますが、8コア動作時は最大4.1GHzで動作します。
TDPの標準値は45Wですが、ターボブースト利用時(短時間)は最大107Wまで上げることが可能な設定になっています。
Intel Turbo Boost Technology有効時の動作クロック | ||
Core i9-9880H(※8コア16スレッド) | ||
1コア動作時 | 4.8 GHz | |
2コア動作時 | 4.8 GHz | |
3コア動作時 | 4.7 GHz | |
4コア動作時 | 4.6 GHz | |
5コア動作時 | 4.5 GHz | |
6コア動作時 | 4.4 GHz | |
7コア動作時 | 4.3 GHz | |
8コア動作時 | 4.1 GHz |
CINEBENCH R20 ベンチマーク
「CINEBENCH R20」は、CPUのマルチスレッドとシングルスレッドの性能テストを行い、コンピュータのパフォーマンスを評価します。この新バージョンは旧バージョン(CINEBENCH R15)よりも複雑なテストシーンが使用され、レンダリングにより多くのパワーが要求されるようになっています。※R15とR20の結果に互換性はありません。
◆CINEBENCH R20 について
※このベンチマークは「Microsoft Store」で入手可能です。
※このベンチマークは「Microsoft Store」で入手可能です。
![]() | |
■CPU 3Dレンダリングを行いプロセッサパワーのすべてを使う性能テスト。 ■CPU(Single Core) 1コアのみで行うプロセッサ性能テスト。 | |
CINEBENCH R20 プロセッサー性能比較 ※()内はCore i5-8265Uとの比較。C=コア、T=スレッド。 | |||
プロセッサー ※リンク先はベンチマーク記事 | CPU (マルチコア) | CPU (シングルコア) | |
Core i9-9880H (最大4.8GHz, 8C16T) | 3639 cb (260%) | 456 cb (113%) | |
Core i7-9700T (最大4.3GHz, 8C8T) | 2450 cb | 417 cb | |
Core i7-8750H (最大4.1GHz, 6C12T) | 2352 cb | 408 cb | |
Core i5-8265U (最大3.9GHz, 4C8T) | 1401 cb (100%) | 402 cb (100%) |
■マルチスレッドだけでなく1コアの性能も高い「Core i9-9880H」
8コア16スレッドの「Core i9-9880H」はマルチコアテストで高スコアを記録! デスクトップPC向けの「Core i7-9700T」の約1.28倍、モバイルPC向けの「Core i5-8265U」比較した場合は約2.6倍も高いスコアを叩き出しています。
シングルコア(1コア)のテストはマルチコアほど大きな差は出ませんでしたが、「Core i5-8265U」の1.13倍のスコアを記録しました。
【2020年1月1日更新】スコアが伸びなかったので、アプリを再インストールして再度ベンチマークテストを行いました。
CINEBENCH R15 ベンチマーク
グラフィックカードとCPUの性能テストを行い、コンピュータのパフォーマンスを評価します。
![]() | |
■CPU 3Dレンダリングを行いプロセッサパワーのすべてを使う性能テスト。 ■CPU(Single Core) 1コアのみで行うプロセッサ性能テスト。 | |
CINEBENCH R15 プロセッサー性能比較 ※()内はCore i5-8265Uとの比較。C=コア、T=スレッド。 | |||
プロセッサー ※リンク先はベンチマーク記事 | CPU (マルチコア) | CPU (シングルコア) | |
Core i9-9880H (最大4.8GHz, 8C16T) | 1629cb (296%) | 198 cb (122%) | |
Core i7-9700T (最大4.3GHz, 8C8T) | 1149cb | 181 cb | |
Core i7-8750H (最大4.1GHz, 6C12T) | 1143cb | 175 cb | |
Core i5-8265U (最大3.9GHz, 4C8T) | 550 cb (100%) | 162 cb (100%) |
CINEBENCH R15(旧バージョン)はR20(新バージョン)よりもスコアの差が大きく出る傾向があります。マルチスレッドのテストでは、「Core i9-9880H」はモバイル向けの「Core i5-8265U」よりも約3倍も高いスコアを記録しています。
x264 FHD Benchmark (H.264形式の動画をエンコード)
「x264 FHD Benchmark」というベンチマークソフトで、H.264形式のフルHD動画をエンコードするときの性能を測定しました。
マルチコア性能を重視したテストなので、動作周波数が高くコア/スレッド数が多いプロセッサーが良いスコア(フレームレート)を出す傾向があります。
今回テストした「Core i9-9880H」のフレームレートは51.54 fpsで、デスクトップPC向けの「Core i7-9700T」や「Core i7-7700K」なども大きく上回るスコアを記録。モバイル向けのCore i5-8265Uと比較した場合は約2.6倍も高いスコアになります。
x264 FHD Benchmark ベンチマーク ※()内はCore i5-8265Uとの比較。C=コア、T=スレッド。 | |||
プロセッサー ※リンク先はベンチマーク記事 | フレームレート | エンコード時間 | |
Core i9-9880H (最大4.8GHz, 8C16T) | 51.54 fps (258%) | 48秒 | |
Core i7-9700T (最大4.3GHz, 8C8T) | 38.74 fps | 1分4秒 | |
Core i7-8750H (最大4.1GHz, 6C12T) | 35.46 fps | 1分11秒 | |
Core i7-7700K (最大4.7GHz, 4C8T) ※オーバークロック | 34.11 fps | 1分14秒 | |
Core i5-8265U (最大3.9GHz, 4C8T) | 19.95 fps (100%) | 2分5秒 |
PCMARK10 ベンチマーク
「PCMark 10」はパソコンの総合的な性能を評価するベンチマーク。アプリの起動、Webサイトの閲覧、ドキュメントの作成、表計算ソフト、写真や動画編集などを行ったときの処理能力を測定します。
・Essentials(PCの基本性能を測定、アプリの起動、Webサイトの閲覧)
・Productivity(文書作成アプリ使用時の性能測定)
・Digital Content Creation(デジタルコンテンツの作成、写真、動画編集、3D)
・Productivity(文書作成アプリ使用時の性能測定)
・Digital Content Creation(デジタルコンテンツの作成、写真、動画編集、3D)
![]() | PCMARK10 |
スコア:6311 | |
Essentials:9567 Productivity:7911 Digital Content Creation:9011 |
PC MARK 10 性能比較 ※()内はCore i5-8265Uとの比較 | ||||||
プロセッサー ()内はGPU | スコア | Essentials | Productivity | Digital Content Creation | ||
Core i9-9880H (RTX 2080 Max-Q) | 6311 (167%) | 9567 (120%) | 7911 (129%) | 9011 (301%) | ||
Core i7-8750H (GTX 1070 Max-Q) | 5490 | 8951 | 7098 | 7068 | ||
Core i7-9700T (GTX 1050) | 4796 | 8803 | 7488 | 4544 | ||
Core i5-8265U (UHD 620) | 3761 (100%) | 7927 (100%) | 6087 (100%) | 2993 (100%) |
「PCMark 10」は様々なテストが行われるので、プロセッサーだけでなくストレージやグラフィックスの性能もスコアに影響します。
Core i9-9880H、RTX 2080 Max-Qを搭載した「OMEN X by HP 2S 15-dg0000 シリーズ」は全ての項目で高いスコアを記録。Core i5-8265Uと比較した場合は、Essentials(基本性能測定)のテストで2割くらい、Productivity(文書作成)では3割くらいの違いが出ています。
Digital Content Creation(デジタルコンテンツ作成)のテストでは、写真や動画編集、3Dグラフィックスの処理などが行われるので、高性能なグラフィックスを搭載したPCが有利です。「RTX 2080 Max-Q」搭載PCとプロセッサー内蔵グラフィックス(Intel UHD 620)のスコアは約3倍という大きな差になっています。
※画像をクリックすると拡大表示します。
DDR4-3200MHz メモリ(オーバークロック対応)の仕様・容量について
・32GB (16GB×2) DDR4-3200MHz
OMEN X by HP 2S 15-dg0000 シリーズは32GBのDDR4-3200メモリを搭載。16GBのメモリを2枚搭載しているので、メモリのデータ転送速度が向上する「デュアルチャネル」で動作します。
32GBのメモリは一般的な作業(インターネット、動画視聴、オフィスソフト)では使い切れない容量です。16GBメモリ推奨ゲームを余裕を持ってプレイすることが可能で、メモリを大量に消費する画像処理や写真編集、動画編集などの用途でも快適に作業することができます。
◆どれくらいパソコンにメモリを搭載すればよいのか?
OMEN X by HP 2S 15-dg0000 シリーズは32GBのDDR4-3200メモリを搭載。16GBのメモリを2枚搭載しているので、メモリのデータ転送速度が向上する「デュアルチャネル」で動作します。
32GBのメモリは一般的な作業(インターネット、動画視聴、オフィスソフト)では使い切れない容量です。16GBメモリ推奨ゲームを余裕を持ってプレイすることが可能で、メモリを大量に消費する画像処理や写真編集、動画編集などの用途でも快適に作業することができます。
◆どれくらいパソコンにメモリを搭載すればよいのか?
メモリの規格はDDR4-3200MHzでオーバークロックに対応しています。様々な設定ができるアプリの「OMEN コマンドセンター」では標準で「メモリ オーバークロック 3200 MT/s」に設定されていますが、初期設定のDDR4-2667MHzで使用することも可能です。
「メモリオーバークロックについて」の説明。メモリをオーバークロック(2667→3200 MT/s)することで、システムのパフォーマンスやゲームプレイ時のパフォーマンスを向上させます。
ストレージの仕様について
・512GB SSD (PCIe NVMe M.2) QLC NAND +
インテル Optane メモリー H10 & ソリッドステート・ストレージ (32GB / NVMe M.2)
※エクストリームプラスモデル
・1TB SSD (PCIe NVMe M.2) TLC NAND 採用
※エクストリームモデル
今回テストするエクストリームプラスモデルは「512GB SSD+Optane メモリー H10」という最新技術のストレージを採用。エクストリームモデルはOptane メモリーを搭載していませんが、容量が2倍の1TB SSD を搭載しています。
インテル Optane メモリー H10 & ソリッドステート・ストレージ (32GB / NVMe M.2)
※エクストリームプラスモデル
・1TB SSD (PCIe NVMe M.2) TLC NAND 採用
※エクストリームモデル
今回テストするエクストリームプラスモデルは「512GB SSD+Optane メモリー H10」という最新技術のストレージを採用。エクストリームモデルはOptane メモリーを搭載していませんが、容量が2倍の1TB SSD を搭載しています。
インテル Optane メモリー H10について
「Optane メモリー H10」は従来のSSDをさらに高速化する技術で、NANDよりも高速な「インテル 3D XPoint メモリー」を採用。一般的なアプリ使用時やゲームのロード時間の短縮などが期待されます。
Optane メモリーの有効化/無効化の設定は、プリインストールされているアプリ「Intel Optane Memory and Storage Management」で変更することができます。
上の動画は「Optane メモリー H10」の有効時/無効時の違いを比較したものです。表計算ソフト、画像処理、動画編集のテストを行っていますが、いずれもOptane メモリーを有効にした方が速く処理が完了しています。
■HP Spectre x360 with Intel Optane SSD
https://www.youtube.com/watch?v=6dsfD0pia3c
https://www.youtube.com/watch?v=6dsfD0pia3c
ストレージの実際に使える容量について
ストレージの実際に使える容量は、スペックに記載されている容量よりも少なくなります。
・512GB SSD の実際に使用できる容量は476GB(そのうち46.9GBを使用)
※使用済み容量は使用状況(OSのアップデートの状況など)によって異なります。
・512GB SSD の実際に使用できる容量は476GB(そのうち46.9GBを使用)
※使用済み容量は使用状況(OSのアップデートの状況など)によって異なります。
リカバリーメディアの作成について
Windowsの回復機能を利用して、OSを元の状態に復旧するためのリカバリーメディア(回復ドライブ)を作成することができます。メディアを作成するには16GB以上のUSBメモリが必要です。(※回数制限はありません)
512GB SSD (PCIe NVMe M.2) + Optane メモリー H10 のベンチマーク
「CrystalDiskMark」というベンチマークソフトで、ストレージの性能をチェックします。注目ポイントは最も上の項目(Seq Q32T1:大きいファイルの転送し続けたときの速度)と最も下の項目(4KiB Q1T1:小さいファイルの転送速度)です。一般的なアプリを使用したときは「4KiB Q1T1」の数値が参考になります。
■ SSD のベンチマーク( Optane メモリー有効時と無効時の比較)
※Optane メモリー有効 | |
Optane メモリーは「キャッシュ」と呼ばれているもので、書き込み速度より読み込み速度の方が大きく向上します。
Optane メモリーを有効にすると、無効時よりも大きいファイルの読み込み速度(Seq Q32T1)が約1.6倍、体感速度に大きく影響する小さいファイルの読み込み速度(4KiB Q1T1)は約2.5倍も向上しました。
書き込み速度も大体において速くなっていますが、小さいファイルの読み込み速度(4KiB Q1T1)は少し遅くなっています。起動時間に関しては、Optane メモリー有効/無効の違いはほとんどありませんでした。
■起動時間(電源スイッチを押してからデスクトップ画面が表示されるまで) ・Optane メモリー有効:11~12秒で起動 ・Optane メモリー無効:11~12秒で起動 ※高速スタートアップ有効(初期設定) ※上記の起動時間は最も速かったものを掲載。Optane メモリーの設定を変更した場合や、PCの環境(OSやBIOSのバージョン)の違いなどにより起動時間が長くなる場合があります。 ■ベンチマーク時の温度(室温24℃) 35℃(ベンチマーク前)→最大温度 約47℃(平均42℃) ※最新の製品なので正確な温度が計測できていない(計測ソフトが対応していない)可能性があります。高性能なNVMeのSSDはこのようなテストで80℃を超えることがありますが、今回テストしているSSDの動作温度はそれよりもかなり低めでした。 | ||||
「NVIDIA GeForce RTX 2080 with Max-Q Design グラフィックス」の仕様について
・NVIDIA GeForce RTX 2080 with Max-Q Design グラフィックス 8GB (GDDR6)
OMEN X by HP 2S 15-dg0000は、レイトレーシングに対応している「GeForce RTX 20 シリーズ」の高性能なグラフィックスを搭載! RTX 2080 は型番に with Max-Q Design が付く薄型ゲーミングノート向けの仕様で、性能を少し控えめにして消費電力や発熱を抑えるような設定になっています。
OMEN X by HP 2S 15-dg0000は、レイトレーシングに対応している「GeForce RTX 20 シリーズ」の高性能なグラフィックスを搭載! RTX 2080 は型番に with Max-Q Design が付く薄型ゲーミングノート向けの仕様で、性能を少し控えめにして消費電力や発熱を抑えるような設定になっています。
上記のベンチマーク(Passmark)は、HPのゲーミングノートに搭載されているグラフィックスを比較したものです。あくまでも目安としてご覧ください。
■RTX 2080 Max-Qを基準とした場合
RTX 2080・・・・・・110%
RTX 2080 Max-Q・・・100%
RTX 2070 Max-Q・・・88%
RTX 2060・・・・・・84%
GTX 1660 Ti・・・・・80%
17インチのOMEN by HP 17-cd0000(※速攻レビュー)には無印のRTX 2080(ノートPC向け)が搭載されていますが、15.6インチのOMEN X 2S 15には「RTX 2080 Max-Q」が搭載されています。RTX 2080・・・・・・110%
RTX 2080 Max-Q・・・100%
RTX 2070 Max-Q・・・88%
RTX 2060・・・・・・84%
GTX 1660 Ti・・・・・80%
RTX 2080 Max-Qは発熱を抑えるために性能を少し控えめにした仕様なので、上記のベンチマークではRTX 2080の9割くらいのスコアになっています。
NVIDIA GeForce RTX 2080 with Max-Q Design のスペック | ||||
グラフィックス | RTX 2080 Max-Q | |||
NVIDIA CUDA コア | TU104 | |||
シェーダ数 | 2944 | |||
テクスチャユニット(TMUs) | 184 | |||
ROPユニット(ROPs) | 64 | |||
ベースクロック(MHz) | 735 MHz | |||
ブーストクロック(MHz) | 1095 MHz | |||
メモリ タイプ | GDDR6 | |||
メモリクロック | 1500 MHz | |||
メモリ容量 | 8192 MB | |||
メモリバス幅 | 256bit | |||
メモリ帯域幅 (Bandwidth) | 384.0 GB/s | |||
DirectX | 12 (12_1) |
Port Royal(DXRベースのレイトレーシングベンチマーク)
「Port Royal」はDXRベースのレイトレーシングベンチマークです。画面解像度はWQHD(2560x1440)。
※Graphics Score・・・グラフィック性能を測定するテスト。
※CPU Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。
※CPU Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。
![]() | Port Royal 画面サイズ:WQHD(2560x1440) |
スコア:4359 | |
Graphics Score :4359 Graphics Test :20.18 FPS |
レイトレーシングのベンチマーク「Port Royal」は画面解像度が2560x1440の重いテストです。高性能な「RTX 2080 Max-Q」でも20FPSくらいしか出ませんでした。RTX 2070 Max-Qと比較した場合は19%くらい高いスコアになります。
【参考】RTX 2070 Max-Q のGraphics Score:3648(※ベンチマーク)
【参考】RTX 2070 Max-Q のGraphics Score:3648(※ベンチマーク)
※画像をクリックすると拡大表示します。
Time Spy Extreme(DirectX 12、4K)
「Time Spy Extreme」はDirectX 12 世代のGPU性能を計測するベンチマークテストで、画面解像度は4K(3840×2160)
です。
※Graphics Score・・・グラフィック性能を測定するテスト。
※CPU Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。
※CPU Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。
![]() | Time Spy Extreme 画面サイズ:4K(3840×2160) |
スコア:3412 | |
Graphics Score :3301 CPU Score :4219 |
■Time Spy Extremeテスト時のフレームレート(RTX 2080 Max-Q)
グラフィックステスト1・・・21.84 FPS
グラフィックステスト2・・・18.69 FPS
「Time Spy Extreme」は画面解像度が4K(3840×2160)のかなり重いテストです。高性能な「RTX 2080 Max-Q」でも20FPSくらいがやっとでした。RTX 2070 Max-Qと比較した場合は約6%高いスコアです。
【参考】RTX 2070 Max-Q のGraphics Score:3107(※ベンチマーク)
グラフィックステスト1・・・21.84 FPS
グラフィックステスト2・・・18.69 FPS
「Time Spy Extreme」は画面解像度が4K(3840×2160)のかなり重いテストです。高性能な「RTX 2080 Max-Q」でも20FPSくらいがやっとでした。RTX 2070 Max-Qと比較した場合は約6%高いスコアです。
【参考】RTX 2070 Max-Q のGraphics Score:3107(※ベンチマーク)
Time Spy(DirectX 12、2560×1440)
「Time Spy」は、DirectX 12世代のGPU性能を計測するベンチマークテスト。画面解像度は2560×1440です。
※Graphics Score・・・グラフィック性能を測定するテスト。
※CPU Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。
※CPU Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。
![]() | Time Spy 画面サイズ:2560×1440 |
スコア:7691 | |
Graphics Score :7371 CPU Score :10211 |
■Time Spyテスト時のフレームレート(RTX 2080 Max-Q)
グラフィックステスト1・・・48.07 FPS
グラフィックステスト2・・・42.24 FPS
「Time Spy」は画面解像度がQHD(2560×1440)で非常に負荷が高いテストです。グラフィックステストではそれなりに動いていましたが、快適と評価できる60FPSには届きませんでした。RTX 2070 Max-Qと比較した場合は約10%高いスコアになります。
【参考】RTX 2070 Max-Q のGraphics Score:6661(※ベンチマーク)
グラフィックステスト1・・・48.07 FPS
グラフィックステスト2・・・42.24 FPS
「Time Spy」は画面解像度がQHD(2560×1440)で非常に負荷が高いテストです。グラフィックステストではそれなりに動いていましたが、快適と評価できる60FPSには届きませんでした。RTX 2070 Max-Qと比較した場合は約10%高いスコアになります。
【参考】RTX 2070 Max-Q のGraphics Score:6661(※ベンチマーク)
Fire Strike Ultra(DirectX 11、4K)
「Fire Strike Ultra」は、4K解像度(3840x2160)でDirectX 11のGPU性能を計測するベンチマークです。
※Graphics Score・・・グラフィック性能を測定するテスト。
※Physics Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。
※Combined Score ・・・CPUとGPUを利用したテスト。
※Physics Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。
※Combined Score ・・・CPUとGPUを利用したテスト。
![]() | Fire Strike Ultra 画面サイズ:4K(3840×2160) |
スコア:4609 | |
Graphics Score :4437 Physics Score :21963 Combined Score :2435 |
■Fire Strike Ultraテスト時のフレームレート(RTX 2080 Max-Q)
グラフィックステスト1・・・23.65 FPS
グラフィックステスト2・・・16.29 FPS
4K解像度で動作が重いテスト。RTX 2080 Max-Qでも快適にプレイ可能なフレームレートが出ませんでした。RTX 2070 Max-Qと比較した場合は約10%高いスコアです。
【参考】RTX 2070 Max-Q のGraphics Score:4007(※ベンチマーク)
グラフィックステスト1・・・23.65 FPS
グラフィックステスト2・・・16.29 FPS
4K解像度で動作が重いテスト。RTX 2080 Max-Qでも快適にプレイ可能なフレームレートが出ませんでした。RTX 2070 Max-Qと比較した場合は約10%高いスコアです。
【参考】RTX 2070 Max-Q のGraphics Score:4007(※ベンチマーク)
※画像をクリックすると拡大表示します。
Fire Strike Extreme(DirectX 11、2560×1440)
「Fire Strike Extreme」は、DirectX 11のGPU性能を計測するベンチマークです。画面解像度はWQHD(2560x1440)です。
※Graphics Score・・・グラフィック性能を測定するテスト。
※Physics Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。
※Combined Score ・・・CPUとGPUを利用したテスト。
※Physics Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。
※Combined Score ・・・CPUとGPUを利用したテスト。
![]() | Fire Strike Extreme 画面サイズ:QHD(2560×1440) |
スコア:8473 | |
Graphics Score :8468 Physics Score :21953 Combined Score :4423 |
■Fire Strike Extremeテスト時のフレームレート(RTX 2080 Max-Q)
グラフィックステスト1・・・42.41 FPS
グラフィックステスト2・・・32.53 FPS
画面解像度がQHD(2560×1440)なので、4Kよりも動作が軽くなり画面の動きが良くなりますが、テスト2で何とか30FPSを超えているという状態です。RTX 2070 Max-Qと比較した場合は約5%高いスコアになります。
【参考】RTX 2070 Max-Q のGraphics Score:8015(※ベンチマーク)
グラフィックステスト1・・・42.41 FPS
グラフィックステスト2・・・32.53 FPS
画面解像度がQHD(2560×1440)なので、4Kよりも動作が軽くなり画面の動きが良くなりますが、テスト2で何とか30FPSを超えているという状態です。RTX 2070 Max-Qと比較した場合は約5%高いスコアになります。
【参考】RTX 2070 Max-Q のGraphics Score:8015(※ベンチマーク)
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Fire Strike(DirectX 11、フルHD)
「Fire Strike」はDirectX 11レベルのグラフィックス機能を用いたゲーミングPC向けの負荷が高いテストで、解像度はフルHD(1920x1080)になります。
※Graphics Score・・・グラフィック性能を測定するテスト。
※Physics Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。
※Combined Score ・・・CPUとGPUを利用したテスト。
※Graphics Score・・・グラフィック性能を測定するテスト。
※Physics Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。
※Combined Score ・・・CPUとGPUを利用したテスト。
![]() | Fire Strike 画面サイズ:1920x1080 |
スコア:17362 | |
Graphics Score :19072 Physics Score :21703 Combined Score :8803 |
■Fire Strikeテスト時のフレームレート(RTX 2080 Max-Q)
グラフィックステスト1・・・90.75 FPS
グラフィックステスト2・・・76.34 FPS
フルHD(1920x1080)は最もゲームプレイに適している画面解像度です。グラフィックスのテストでは快適にプレイできるフレームレートが出ています。RTX 2070 Max-Qと比較した場合は約12%高いスコアです。
【参考】RTX 2070 Max-Q のGraphics Score:16913(※ベンチマーク)
グラフィックステスト1・・・90.75 FPS
グラフィックステスト2・・・76.34 FPS
フルHD(1920x1080)は最もゲームプレイに適している画面解像度です。グラフィックスのテストでは快適にプレイできるフレームレートが出ています。RTX 2070 Max-Qと比較した場合は約12%高いスコアです。
【参考】RTX 2070 Max-Q のGraphics Score:16913(※ベンチマーク)
※画像をクリックすると拡大表示します。
Night Raid(DirectX 12、フルHD)
「Night Raid」はグラフィックス性能が高くないPC向けのベンチマークです。DirectX 12対応で、テスト時の画面解像度はフルHD(1920x1080)です。
※Graphics Score・・・グラフィック性能を測定するテスト。
※CPU Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。
※CPU Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。
![]() | Night Raid 画面サイズ:1920x1080 |
スコア:47378 | |
Graphics Score :86960 CPU Score :13237 |
■Night Raidテスト時のフレームレート(RTX 2080 Max-Q)
グラフィックステスト1・・・365.91 FPS
グラフィックステスト2・・・485.80 FPS
「Time Spy」よりも動作が軽いテストなので、高性能なRTX 2080 Max-Qの場合は300FPSを軽く超えました。RTX 2070 Max-Qとの性能差は約16%です。
【参考】RTX 2070 Max-Q のGraphics Score:74819(※ベンチマーク)
グラフィックステスト1・・・365.91 FPS
グラフィックステスト2・・・485.80 FPS
「Time Spy」よりも動作が軽いテストなので、高性能なRTX 2080 Max-Qの場合は300FPSを軽く超えました。RTX 2070 Max-Qとの性能差は約16%です。
【参考】RTX 2070 Max-Q のGraphics Score:74819(※ベンチマーク)
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Sky Diver(DirectX 11、フルHD
「Skt Diver」はDirectX 11世代の機能統合型CPU(=APU)向けのテスト。画面解像度は1920x1080。
※Graphics Score・・・グラフィック性能を測定するテスト。
※Physics Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。
※Combined Score ・・・CPUとGPUを利用したテスト。
※Physics Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。
※Combined Score ・・・CPUとGPUを利用したテスト。
![]() | Sky Diver 画面サイズ:1920x1080 |
スコア:42407 | |
Graphics Score :56156 Physics Score :20226 Combined Score :35602 |
■Sky Diverテスト時のフレームレート(RTX 2080 Max-Q)
グラフィックステスト1・・・235.49 FPS
グラフィックステスト2・・・281.44 FPS
プロセッサー内蔵グラフィックス向けの軽いテストなので、RTX 2080 Max-Qの場合は200FPSを軽く超えてしまいました。
グラフィックステスト1・・・235.49 FPS
グラフィックステスト2・・・281.44 FPS
プロセッサー内蔵グラフィックス向けの軽いテストなので、RTX 2080 Max-Qの場合は200FPSを軽く超えてしまいました。
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ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズ
「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ」のベンチマーク(DX11)で、今回テストするPCがどれくらい快適にプレイできるのかをチェックします。
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:最高品質 フルスクリーンモード |
スコア:16566 | |
評価:非常に快適 |
■フルHD・最高品質のフレームレート(RTX 2080 Max-Q)
最高:284 FPS、平均:119 FPS、最低:49 FPS
序盤(タイトル画面が表示される前)はフレームレートが大きく変動(最高値~最低値まで変化)します。シーンによっては瞬間的に60FPSを切ることがありますが、多くの場面では快適にプレイできるフレームレートが出ていました。
最高:284 FPS、平均:119 FPS、最低:49 FPS
序盤(タイトル画面が表示される前)はフレームレートが大きく変動(最高値~最低値まで変化)します。シーンによっては瞬間的に60FPSを切ることがありますが、多くの場面では快適にプレイできるフレームレートが出ていました。
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:標準品質 フルスクリーンモード |
スコア:20964 | |
評価:非常に快適 |
■フルHD・標準品質のフレームレート(RTX 2080 Max-Q)
最高:536 FPS、平均:180 FPS、最低: 53 FPS
平均フレームレートは最高画質よりも約1.5倍向上。瞬間的にフレームレートが大きく下がる場面がありますが、大体のシーンではリフレッシュレート144Hzの性能を活かせるフレームレートが出ていました。
※最高フレームレートは「Fraps」で目視で確認(目視)。最高:536 FPS、平均:180 FPS、最低: 53 FPS
平均フレームレートは最高画質よりも約1.5倍向上。瞬間的にフレームレートが大きく下がる場面がありますが、大体のシーンではリフレッシュレート144Hzの性能を活かせるフレームレートが出ていました。
ファイナルファンタジーXV(FF15)
FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION (ファイナルファンタジー15)ベンチマークで、今回テストするPCがどの程度快適にプレイできるのかをチェック。
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:高品質 フルスクリーンモード |
スコア:8030 | |
評価:快適 |
■フルHD・高品質のフレームレート(RTX 2080 Max-Q)
最高:121 FPS、平均:82 FPS、最低:51 FPS
FF15はFF14漆黒のヴィランズよりも重いベンチマークです。一部のシーン(チョコボに乗って移動、巨大ロボットと戦う場面など)で瞬間的に60FPSを切ることがありましたが、多くのシーンでは快適にプレイできるフレームレートが出ています。RTX 2070 Max-Qとのスコアの差は約15%です。
【参考】RTX 2070 Max-Q のGraphics Score:6967(※ベンチマーク)
最高:121 FPS、平均:82 FPS、最低:51 FPS
FF15はFF14漆黒のヴィランズよりも重いベンチマークです。一部のシーン(チョコボに乗って移動、巨大ロボットと戦う場面など)で瞬間的に60FPSを切ることがありましたが、多くのシーンでは快適にプレイできるフレームレートが出ています。RTX 2070 Max-Qとのスコアの差は約15%です。
【参考】RTX 2070 Max-Q のGraphics Score:6967(※ベンチマーク)
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:軽量品質 フルスクリーンモード |
スコア:12781 | |
評価:非常に快適 |
■フルHD・軽量品質のフレームレート(RTX 2080 Max-Q)
最高:169 FPS、平均:128 FPS、最低:96 FPS
フレームレートを伸ばすため軽量品質でテストを行いました。シーンによっては瞬間的に100FPSを切ることがありますが、平均では128FPSくらい出るので、リフレッシュレート144Hzの性能(滑らかなが目表示能力)をある程度は活かすことができるようになります。
※フレームレートは「Fraps」で計測。最高:169 FPS、平均:128 FPS、最低:96 FPS
フレームレートを伸ばすため軽量品質でテストを行いました。シーンによっては瞬間的に100FPSを切ることがありますが、平均では128FPSくらい出るので、リフレッシュレート144Hzの性能(滑らかなが目表示能力)をある程度は活かすことができるようになります。
PSO2 キャラクタークリエイト体験版 EPISODE4
『ファンタシースターオンライン2 キャラクタークリエイト体験版 EPISODE4』には、お使いのPCでどれくらいPSO2が快適にプレイできるかを点数で評価してくれるベンチマーク機能が付いています。
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:簡易描画設定6 ウインドウ表示 |
スコア:62737 | |
評価:快適 |
■ベンチマーク時のフレームレート(RTX 2080 Max-Q)
簡易画質設定【6】最高:323 FPS、平均:222 FPS、最低:143 FPS
PSO2は軽めのベンチマークなのでローエンドのGPUでも動作しますが、高性能なRTX 2080 Max-Qなら滑らかな動きで快適にプレイ可能です。
※フレームレートは「Fraps」で計測。簡易画質設定【6】最高:323 FPS、平均:222 FPS、最低:143 FPS
PSO2は軽めのベンチマークなのでローエンドのGPUでも動作しますが、高性能なRTX 2080 Max-Qなら滑らかな動きで快適にプレイ可能です。
ドラゴンクエストX
ドラゴンクエストXのベンチマーク。「動作が軽め」なのでプロセッサー内蔵グラフィックスでもテスト可能です。
※このベンチマークのフレームレートは240FPSが最高値になります。中盤以降のキャラクターがたくさん出てくるシーンでフレームレートが大きく下がりますが、画質設定を軽くしても最低フレームレートはあまり向上しません。
◆ベンチマーク ダウンロード
◆ベンチマーク ダウンロード
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:最高品質 フルスクリーン表示 |
スコア:22413 | |
評価:すごく快適 |
■ドラクエXベンチマーク時のフレームレート(RTX 2080 Max-Q)
最高:240 FPS、平均:202 FPS、最低:67 FPS
ドラクエは軽めのベンチマークです。多数のキャラクターが登場するシーンではフレームレートが60FPS台まで下がりますが、大体において快適にプレイできるフレームレートが出ています。
※フレームレートは「Fraps」で計測。最高:240 FPS、平均:202 FPS、最低:67 FPS
ドラクエは軽めのベンチマークです。多数のキャラクターが登場するシーンではフレームレートが60FPS台まで下がりますが、大体において快適にプレイできるフレームレートが出ています。
【ゲームベンチマーク】F1 2019(DX11)
最新レースゲーム「F1 2019」のベンチマーク。フルHD(1920x1080)・最高画質(超高)でどれくらいのフレームレートでプレイできるのかをチェックします。
■F1 2019 ベンチマークの設定
解像度:1920x1080
表示モード:フルスクリーン
Vsync:オフ
アンチエイリアス:TAA
異方性フィルタリング:16x
DirectX 11
■アドバンス設定(グラフィック)
詳細プリセット:超高
【関連記事】
◆Steam版「F1 2019」の推奨スペック&実機ベンチマーク
解像度:1920x1080
表示モード:フルスクリーン
Vsync:オフ
アンチエイリアス:TAA
異方性フィルタリング:16x
DirectX 11
■アドバンス設定(グラフィック)
詳細プリセット:超高
【関連記事】
◆Steam版「F1 2019」の推奨スペック&実機ベンチマーク
F1 2019 ベンチマークテスト DX11・フルHD(1920x1080)・最高画質(超高) | ||||||
グランプリ名 | 晴天 | 豪雨 | ||||
最低 | 平均 | 最高 | 最低 | 平均 | 最高 | |
モナコ | 83 | 101 | 128 | 94 | 110 | 130 |
イギリス | 91 | 116 | 136 | 92 | 115 | 129 |
シンガポール | 83 | 118 | 136 | 89 | 102 | 115 |
日本(鈴鹿) | 94 | 119 | 138 | 99 | 115 | 131 |
アメリカ | 101 | 125 | 146 | 99 | 119 | 131 |
【2020年1月2日更新】最新のグラフィックスドライバに更新して再テストを行いました。
F1グランプリは全21戦で行われますが、その中から数戦をピックアップしてベンチマークを行いました。平均フレームレートは日本GP、アメリカGPなどは高めの傾向で、市街地サーキットで行われる「モナコGP」は低めの傾向を示しています。
Core i9-9880H、RTX 2080 Max-Qを搭載している OMEN X 2S 15 は、「F1 2019」をフルHD・超高の設定で十分快適にプレイすることができます。
画質を少し妥協してフレームレートを重視する設定(ミディアム)
高速駆動のディスプレイ(144Hz対応)の性能を活かすためには画質を調整(下げる)する必要があります。
F1 2019の場合は「ミディアム」までの画質ならそれなりにキレイに見えますが、もう一つ下の「ロー」に下げると光と影の表現が簡略化されます。特に画質を「ロー」にすると、豪雨時は車体下の影が薄くなりマシンが浮いているように見えます。
F1 2019 ベンチマークテスト DX11・フルHD(1920x1080)・モナコ | ||||||
モナコGP | 晴天 | 豪雨 | ||||
最低 | 平均 | 最高 | 最低 | 平均 | 最高 | |
超高 | 83 | 101 | 128 | 94 | 110 | 130 |
ミディアム | 142 | 171 | 212 | 139 | 166 | 208 |
OMEN X 2S 15の場合は「ミディアム」に設定すると常時144FPSに近い状態でプレイすることができます。
【ゲームベンチマーク】THE DIVISION2(ディビジョン2)
■THE DIVISION2 ベンチマークの設定
解像度:1920x1080
表示モード:フルスクリーン
DirectX 12
解像度:1920x1080
表示モード:フルスクリーン
DirectX 12
ベンチマーク結果(平均) グラフィック:ウルトラ(DX12) | ||||
スコア | FPS(平均) | GPU% | CPU% | |
7360 | 82 | 95% | 37% |
「THE DIVISION2」は3Dゲームの中では重いと言われているタイトルですが、ベンチマーク結果は快適にプレイできるフレームレート(平均で80FPSくらい)が出ています。
ベンチマーク結果(平均) グラフィック::中(DX12) | ||||
スコア | FPS | GPU% | CPU% | |
12060 | 135 | 84% | 37% |
グラフィックスを「中」に設定すると、リフレッシュレート144Hz(1秒間に144コマの表示が可能)の性能を活かせるようになります。画質は少し低くなりますが、ウルトラよりもフレームレートが約64%向上(135FPS)し、画面の動きがかなり滑らかになりました。
VRMARK(Orange Room)
![]() | ■Orange Room 現在の標準的な負荷でVR性能を調べるテスト。 |
スコア:10444 | |
平均フレームレート:227.67 FPS 目標フレームレート:109.00 FPS |
「RTX 2080 Max-Q」は目標フレームレートの約208%のスコアでした。VRゲームを快適にプレイすることができる性能です。
【関連記事】
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【クリエイティブソフト】Painter 2020 ブラシベンチマーク
ペイントソフト「Painter(ペインター) 2020」のブラシベンチマーク機能で、Painterのブラシが快適に動作するかをチェックします。このソフトは「Brush Accelerator」という機能を備えているので、高性能なGPUを搭載しているとブラシのパフォーマンスが大きく向上することが大きな特徴です。
OMEN X 2S 15(Core i9-9880H、RTX 2080 Max-Q)は、プロセッサー内蔵グラフィックスを搭載したCore i5-8265Uの約4.3倍のスコアを記録。旧モデルのゲーミングノートOMEN by HP 15(Core i7-8750H、GTX 1070 Max-Q)と比較した場合は3割くらい高いスコアになります。
このペイントソフトは、スコアが「4679」のPCでも結構快適に使えるのですが、OMEN X 2S 15はそれよりも2.4倍も高いスコアを記録しているので、より快適にイラストを制作することができます。
Painter 2020 ブラシベンチマーク ※()内の%はCore i5-8265Uとの比較 | ||||||
プロセッサー ※()内はGPU | スコア | アクセラレーター | 評価 | |||
Core i9-9880H (RTX 2080 Max-Q) | 11269 (433%) | 59.3 x (429%) | 最高 | |||
Core i7-8750H (GTX 1070 Max-Q) | 8614 | 50 x | 最高 | |||
Core i7-9700T (GTX 1050) | 4679 | 27.7 x | 最高 | |||
Core i5-8265U (UHD 620) | 2597 (100%) | 13.8 x (100%) | 良好 |
動作中の温度や消費電力について
この項目ではインターネットや動画視聴時、ベンチマーク時の動作温度や消費電力などをまとめています。OMEN X 2S 15に付属しているACアダプター(※参考画像)の電源容量は230W、サイズは180mm(幅)×87mm(奥行き)×25mm(厚さ)です。
インターネット閲覧中の消費電力・温度(室温25℃) | |
プロセッサーの温度 | 47~69℃ |
グラフィックスの温度 | 44~49℃ |
消費電力 | 33~102 W前後 |
ウェブページの閲覧をしているときは、瞬間的に温度や消費電力が高くなる場合がありますが、ベンチマーク時ほど高い温度になりません。
※消費電力や温度はMicrosoft Edgeで日本HP公式サイトを閲覧した時の数値。
※閲覧するWebサイトによっては計測した数値と異なる場合があります。
※このテストではディスプレイの輝度を100%に設定。
※グラフィックス電源プランは「バランスモード」に設定。
※ACアダプタを接続してテスト
※閲覧するWebサイトによっては計測した数値と異なる場合があります。
※このテストではディスプレイの輝度を100%に設定。
※グラフィックス電源プランは「バランスモード」に設定。
※ACアダプタを接続してテスト
YouTubeの動画を約30分視聴したときの消費電力・温度(室温25℃) | |
プロセッサーの温度 | 最大61℃ 【平均49℃】 |
グラフィックスの温度 | 最大47℃ 【平均45℃】 |
消費電力 | 36~67 W前後 |
YouTube視聴時もプロセッサーやグラフィックスの動作温度は低めです。動作温度が50~60℃前後なので冷却ファンの音は静かです。
※消費電力や温度は、Microsoft Edge でYouTubeの動画を視聴した時の数値です。
※音量は10に設定。
※YouTubeのフルHD動画を30分再生
※動画はフルスクリーンで表示
※このテストではディスプレイの輝度を100%に設定。
※グラフィックス電源プランは「バランスモード」に設定。
※ACアダプタを接続してテスト
※音量は10に設定。
※YouTubeのフルHD動画を30分再生
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インテル Core i9-9880H プロセッサーの動作温度(室温25℃) | |||
ベンチマークテスト名 | 最大温度 | 平均温度 | |
◆CINEBENCH R20 | 83 ℃ | 67 ℃ | |
◆CINEBENCH R15 | 82 ℃ | 68 ℃ | |
◆x264 FHD Benchmark | 83 ℃ | 67 ℃ | |
◆PCMARK10 | 92 ℃ | 59 ℃ | |
◆Port Royal | 80 ℃ | 59 ℃ | |
◆Time Spy Extreme | 87 ℃ | 66 ℃ | |
◆Time Spy | 91 ℃ | 65 ℃ | |
◆Fire Strike Ultra | 86 ℃ | 60 ℃ | |
◆Fire Strike Extreme | 87 ℃ | 61 ℃ | |
◆Fire Strike | 86 ℃ | 64 ℃ | |
◆Night Raid | 86 ℃ | 69 ℃ | |
◆Sky Diver | 87 ℃ | 66 ℃ | |
◆ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズ | 79 ℃ | 70 ℃ | |
◆ファイナルファンタジーXV(FF15) | 86 ℃ | 74 ℃ | |
◆PSO2 体験版 EPISODE4 | 79 ℃ | 72 ℃ | |
◆ドラゴンクエストX | 72 ℃ | 63 ℃ | |
◆F1 2019 | 88 ℃ | 76 ℃ | |
◆THE DIVISION2(ディビジョン2) | 87 ℃ | 73 ℃ | |
◆VRMARK(Orange Room) | 80 ℃ | 65 ℃ | |
アイドル時 | 45~50 ℃ |
6コア12スレッドの Core i7-8750H プロセッサーのを搭載したゲーミングノート(※参考記事:OMEN by HP 15-dc1000)は、負荷が高いベンチマークを行うと100℃に近い温度まで上がることがありましたが、OMEN X 2S 15は、ヒートスプレッダ部分の熱伝導素材に通常のシリコングリスよりも10倍も高い「Conductonant(液体金属)」を採用しているので、Core i9-9880H(8コア16スレッド)のベンチマーク時の最大温度は92 ℃(PCMARK10)、他のテストは大体において80℃中盤~後半くらいに収まっていました。
アイドル時の温度は完全に放置したときの温度です。動作温度が高くなるベンチマークやゲームなどを行った後、少しの間放置すると50℃前後くらいまではすぐに下がりますが、40℃台中盤まで温度を下げるにはしばらく時間がかかります。
GeForce RTX 2080 Max-Q グラフィックスの動作温度(室温25℃) | |||
ベンチマークテスト名 | 最大温度 | 平均温度 | |
◆PCMARK10 | 62 ℃ | 48 ℃ | |
◆Port Royal | 62 ℃ | 56 ℃ | |
◆Time Spy Extreme | 65 ℃ | 56 ℃ | |
◆Time Spy | 65 ℃ | 57 ℃ | |
◆Fire Strike Ultra | 62 ℃ | 55 ℃ | |
◆Fire Strike Extreme | 62 ℃ | 56 ℃ | |
◆Fire Strike | 64 ℃ | 59 ℃ | |
◆Night Raid | 68 ℃ | 61 ℃ | |
◆Sky Diver | 65 ℃ | 59 ℃ | |
◆ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズ | 68 ℃ | 64 ℃ | |
◆ファイナルファンタジーXV(FF15) | 70 ℃ | 66 ℃ | |
◆PSO2 体験版 EPISODE4 | 69 ℃ | 63 ℃ | |
◆ドラゴンクエストX | 56 ℃ | 52 ℃ | |
◆F1 2019 | 71 ℃ | 69 ℃ | |
◆THE DIVISION2(ディビジョン2) | 70 ℃ | 66 ℃ | |
◆VRMARK(Orange Room) | 66 ℃ | 56 ℃ | |
アイドル時 | 41 ℃ |
RTX 2080 Max-Qは発熱を抑えた仕様なので動作温度はプロセッサーよりも低めです。ベンチマーク時の最大温度で71 ℃(F1 2019)でした。動作温度のリミットは87℃なのでかなり余裕があります。
ベンチマーク中の消費電力(ACアダプタ接続時、モニターを含む) | |||
ベンチマークテスト名 | PC全体の消費電力 (最大値) | ||
◆CINEBENCH R20 | 154 W | ||
◆CINEBENCH R15 | 155 W | ||
◆x264 FHD Benchmark | 155 W | ||
◆PCMARK10 | 153 W | ||
◆Port Royal | 131 W | ||
◆Time Spy Extreme | 160 W | ||
◆Time Spy | 170 W | ||
◆Fire Strike Ultra | 146 W | ||
◆Fire Strike Extreme | 147 W | ||
◆Fire Strike | 197 W | ||
◆Night Raid | 208 W | ||
◆Sky Diver | 190 W | ||
◆ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズ | 176 W | ||
◆ファイナルファンタジーXV(FF15) | 223 W | ||
◆PSO2 体験版 EPISODE4 | 175 W | ||
◆ドラゴンクエストX | 114 W | ||
◆F1 2019 | 217 W | ||
◆THE DIVISION2(ディビジョン2) | 216 W | ||
◆VRMARK(Orange Room) | 180 W | ||
アイドル時 | 33 W 前後 |
ベンチマーク中の消費電力は200Wを超える場合がありますが、電源容量は最大230Wなので許容範囲内です。アイドル時(何も操作しない状態)の消費電力は33W前後でした。
「ファイナルファンタジー15」が最も高い223 Wで、「F1 2019」も217Wを記録。負荷が高すぎてフレームレートが出ないテスト(フルHDよりも画面解像度が高い4Kや2560×1440)よりも、適度な負荷でGPUの性能が十分に発揮することができるテストの方が消費電力が高くなる傾向があります。
PC使用時の消費電力(ACアダプタ接続時、モニターを含む) | |||
テスト名 | PC全体の消費電力 | ||
電源OFF時 | 0.1 W 前後 | ||
スリープ時 | 0.07 W 前後 | ||
起動時(瞬間最大) | 約 146 W |
電源OFF時やスリープ状態はかなり消費電力が低くなります。起動時は負荷がかかるので瞬間的に146Wくらいまで上がりました。
セカンドディスプレイ部分やキーボードの表面温度(FF15ベンチマーク時

FF15ベンチマーク時のキーボードの温度
・最も温度が高くなるのは「Back Space」付近で約33~34℃
・キャラクターの移動で使用する「WASD」キー付近は32~33℃前後
・その他の部分は29~33℃くらい(最も低いのはバックスペース付近)
・セカンドディスプレイは37~38℃くらい
・タッチパッドは29~30℃くらい
FF15ベンチマーク時のキーボードの温度を測定しましたが、OMEN X 2S 15は冷却性能が高く、キーボードが発熱するパーツ(CPUやGPU)よりも下側に配置されているので、ベンチマークやゲームなどをしていているときにキーボードがあまり熱くなりません。
連続でベンチマークを行うと上記の温度よりも1~2℃くらい高くなる場合がありますが、少し暖かく感じられる程度の温度です。
連続でベンチマークを行うと上記の温度よりも1~2℃くらい高くなる場合がありますが、少し暖かく感じられる程度の温度です。
静音性/ファンの動作音について
インターネットや動画視聴時
Webサイトの閲覧や動画の視聴時は、プロセッサーやグラフィックスの温度がそれほど高くならないので、冷却ファンの音はかなり静かです。動作温度が50℃くらいならファンが回っているのかどうかわからない(音声などにかき消される)くらい静かに回転しますが、60℃前後が続くとファンの回っているのがわかる程度(うるさいというほどではない)の音になります。
ゲームやべンチマークなどを行ったとき
負荷が高い処理を行うとプロセッサーやグラフィックスの温度が高くなり、冷却ファンが高回転で回るようになるのでファンの動作音はそれなりに大きくなります。
流体動圧軸受ベアリングを搭載した三相モーターが採用されているので、「キーン」というような甲高く耳障りな金属音は聞こえませんが、高回転時は「シャー」というような音と同時に「ヒュイーン」という感じの高周波音が少し聞こえるようになります。
音の聞こえ方や感じ方には個人差があります。あくまでも参考としてご覧ください。
ベンチマークテストまとめ
【総評】ゲームだけでなくクリエイティブな用途でも使える性能と、強力な冷却性能を備える「OMEN X 2S 15」
Core i9-9880H、RTX 2080 Max-Qを搭載した「OMEN X 2S 15」のベンチマーク結果は、ゲームだけでなくクリエイティブな用途でも使ってみたいと思うくらい高性能でした。価格も性能もエクストリーム(極限の、過激)なゲーミングノートだと思います。
・インテル Core i9-9880H プロセッサー(最大4.8GHz、8コア16スレッド)は、マルチスレッドだけでなく1コアの性能も高い。
・CINEBENCH R20(マルチコア)テストで、Core i7-8750Hの約1.34倍、Core i5-8265Uの約2.6倍も高いスコアを記録。
・DDR4-3200MHzはオーバークロックに対応。大容量の32GBを搭載しているので16GB推奨ゲームを余裕でプレイ可能です。
・「Optane メモリー H10」は書き込み速度よりも読み込み速度が大きく向上します。特に小さいファイルの転送速度が高速。
・RTX 2080 Max-Q グラフィックスは、RTX 2070 Max-QよりもTime Spyで10%、Fire Strikeで12%、FF15は15%くらい高性能。レイトレーシングのベンチマーク「Port Royal」は少し差が大きくなり19%くらいの違いが出ています。
・高負荷時でもキーボードの温度があまり高くならないので、ゲーム中でも快適にキーの操作が可能。
OMEN X 2S 15は薄型(厚さが約2cm)にこだわったデザインですが、5経路(吸気x2、排気x3)のエアフローや熱伝導素材に「液体金属」を採用することで、高負荷時に発熱するCPUやGPUを効率的に冷却することができます。・CINEBENCH R20(マルチコア)テストで、Core i7-8750Hの約1.34倍、Core i5-8265Uの約2.6倍も高いスコアを記録。
・DDR4-3200MHzはオーバークロックに対応。大容量の32GBを搭載しているので16GB推奨ゲームを余裕でプレイ可能です。
・「Optane メモリー H10」は書き込み速度よりも読み込み速度が大きく向上します。特に小さいファイルの転送速度が高速。
・RTX 2080 Max-Q グラフィックスは、RTX 2070 Max-QよりもTime Spyで10%、Fire Strikeで12%、FF15は15%くらい高性能。レイトレーシングのベンチマーク「Port Royal」は少し差が大きくなり19%くらいの違いが出ています。
・高負荷時でもキーボードの温度があまり高くならないので、ゲーム中でも快適にキーの操作が可能。
これまでの経験からベンチマーク中のプロセッサーの温度は90℃を簡単に超えてしまうと思っていたのですが、「OMEN X 2S 15」の場合は90℃を超えたテストは2つ(PCMARK10、Time Spy)のみで、ほとんどのテストで最高温度は80℃中盤~後半くらい(平均では60~70℃中盤)に収まっていました。GPUは発熱を抑えた仕様「Max-Q Design」なので。最高温度はプロセッサーよりも低い70℃台前半までしか上がりませんでした。
高負荷時に「キーボードの温度があまり高くならない」点もOMEN X 2S 15の良いところです。従来の15.6インチの薄型ゲーミングノートはゲームプレイ中に「キーボードが熱い」と思うことが多かったのですが、このモデルは少し暖かくなる程度なのでゲーム中のキー操作がとても快適です。
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※商品仕様/価格については2019年11月16日時点のものです。
※PCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
※ベンチマークの結果、温度、消費電力などの測定値はPCの使用状況や環境によって異なることがあります。あくまでも目安としてご覧ください。
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