インテル Core i7-9700T プロセッサーを搭載した27インチ・オールインワンPC『HP ENVY All-in-One 27 パフォーマンスモデルG2(QHD ディスプレイ)』の性能や動作温度、消費電力などを検証!
最終更新日:2019年11月16日
■目次(ページ内リンク)
下記のリンクをクリックすると目的の場所にジャンプします。
【ベンチマークについて】
◆HP ENVY All-in-One 27(Core i7-9700T、GTX 1050搭載)の特徴&スペック
◆ベンチマークの設定・使用するソフトついて
【プロセッサー】
◆「インテル Core i7-9700T プロセッサー」の仕様について
◆インテルXTUで1~8コア動作時のクロック周波数を確認
◆CINEBENCH R20 ベンチマーク ※9/30追記
◆CINEBENCH R15 ベンチマーク
◆x264 FHD Benchmark (H.264形式の動画をエンコード) ※10/1追記
◆PCMARK10 ベンチマーク
【メモリ】
◆DDR4 メモリの仕様・容量について
【ストレージ】
◆ストレージの仕様・実際に使える容量について
◆リカバリーメディアの作成について
◆256GB SSD (PCIe NVMe M.2) /2TB HDDのベンチマーク
【グラフィックス】
◆「NVIDIA GeForce GTX 1050 グラフィックス」の仕様について
【3D MARK ベンチマーク】
◆Time Spy (DirectX 12、2560×1440)
◆Fire Strike (DirectX 11、フルHD)
◆Night Raid (DirectX 12、フルHD)
◆Sky Diver (DirectX 11、フルHD)
◆Cloud Gate (DirectX 10、フルHD)
◆Ice Storm Extreme (DirectX 9、フルHD)
【ゲームベンチマーク】
◆ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズ ※9/29追記
◆ファイナルファンタジーXV(FF15)
◆PSO2 キャラクタークリエイト体験版 EPISODE4
◆ドラゴンクエストX
◆F1 2019 (DX11)
【VRベンチマーク】
◆VRMARK(Orange Room)
【クリエイティブソフト】
◆Painter 2020 ブラシベンチマーク
【動作中の温度・消費電力】
◆Webサイト閲覧、動画の視聴、ベンチマーク中の温度・消費電力について
◆静音性/ファンの動作音について
【ベンチマークテストまとめ】
◆「HP ENVY All-in-One 27」はマルチスレッド性能が高いプロセッサーとそれなりに3Dゲームを楽しめるGPUを搭載
下記のリンクをクリックすると目的の場所にジャンプします。
【ベンチマークについて】
◆HP ENVY All-in-One 27(Core i7-9700T、GTX 1050搭載)の特徴&スペック
◆ベンチマークの設定・使用するソフトついて
【プロセッサー】
◆「インテル Core i7-9700T プロセッサー」の仕様について
◆インテルXTUで1~8コア動作時のクロック周波数を確認
◆CINEBENCH R20 ベンチマーク ※9/30追記
◆CINEBENCH R15 ベンチマーク
◆x264 FHD Benchmark (H.264形式の動画をエンコード) ※10/1追記
◆PCMARK10 ベンチマーク
【メモリ】
◆DDR4 メモリの仕様・容量について
【ストレージ】
◆ストレージの仕様・実際に使える容量について
◆リカバリーメディアの作成について
◆256GB SSD (PCIe NVMe M.2) /2TB HDDのベンチマーク
【グラフィックス】
◆「NVIDIA GeForce GTX 1050 グラフィックス」の仕様について
【3D MARK ベンチマーク】
◆Time Spy (DirectX 12、2560×1440)
◆Fire Strike (DirectX 11、フルHD)
◆Night Raid (DirectX 12、フルHD)
◆Sky Diver (DirectX 11、フルHD)
◆Cloud Gate (DirectX 10、フルHD)
◆Ice Storm Extreme (DirectX 9、フルHD)
【ゲームベンチマーク】
◆ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズ ※9/29追記
◆ファイナルファンタジーXV(FF15)
◆PSO2 キャラクタークリエイト体験版 EPISODE4
◆ドラゴンクエストX
◆F1 2019 (DX11)
【VRベンチマーク】
◆VRMARK(Orange Room)
【クリエイティブソフト】
◆Painter 2020 ブラシベンチマーク
【動作中の温度・消費電力】
◆Webサイト閲覧、動画の視聴、ベンチマーク中の温度・消費電力について
◆静音性/ファンの動作音について
【ベンチマークテストまとめ】
◆「HP ENVY All-in-One 27」はマルチスレッド性能が高いプロセッサーとそれなりに3Dゲームを楽しめるGPUを搭載
HP ENVY All-in-One 27(Core i7-9700T、GTX 1050搭載)の特徴&スペック
「HP ENVY All-in-One 27」は高級感があるスタイリッシュなデザインが人気のオールインワンPCです。直線的なデザインなのでとてもモダンな印象に見えます。ディスプレイの解像度(QHD または4K)が異なる2モデルが用意されていますが、今回はQHDディスプレイ(2560×1440) 搭載モデルのテストを行います。
※デスクトップ画面の壁紙は写真素材【PIXTA】
(素材番号: 16205520)を使用。
※デスクトップ画面の壁紙は写真素材【PIXTA】

10点タッチに対応しているQHDディスプレイ(2560×1440)は「色鮮やかな美しい画面」で写真や映像コンテンツを楽しむことができます。当サイトの測定では、sRGBカバー率は99%(※スクリーンショット)、AdobeRGBカバー率は81%(※スクリーンショット)でした。ゲーム向けではないのでリフレッシュレートは標準的な60Hzになります。
表面処理が光沢なので映り込みがありますが、IPSパネルなので斜めから見ても色の変化が少なくきれいに見えます。ぎらつき感は少な目です。ディスプレイ上部のWebカメラは収納可能な「ポップアップ式」になっています。
※デスクトップ画面の壁紙は写真素材【PIXTA】
(素材番号: 9761034)を使用。
表面処理が光沢なので映り込みがありますが、IPSパネルなので斜めから見ても色の変化が少なくきれいに見えます。ぎらつき感は少な目です。ディスプレイ上部のWebカメラは収納可能な「ポップアップ式」になっています。
※デスクトップ画面の壁紙は写真素材【PIXTA】

「ダークアッシュ」のボディカラーは精悍な印象で、背面にはHPのプレミアムPCにのみ付けられる「スラッシュロゴ」が輝きます。インターフェース類は背面に集中していますが、使用頻度が高いUSB端子やSDカードスロットなどは手が届きやすい右側面に搭載されています。
HDMI入力/出力端子を備えているので「ディスプレイ」としても利用可能です。背面に切替えスイッチがついていますが、PCの電源がONの状態で「HDMI入力」を使用している場合は「キーボードの Ctrl + Shift + S + D キー(※スクリーンショット)」を同時に押すことで画面を切り替えることができます。
HP ENVY All-in-One 27(Intel第9世代)はディスプレイの解像度(QHD または4K)が異なる2モデルが用意されていますが、プロセッサーやメモリ、ストレージ、グラフィックスなどのスペックは共通です。QHDと4Kのメリットやデメリットについては下記のレビューをご覧ください。
【実機レビュー】
◆HP ENVY All-in-One 27のレビュー(外観やディスプレイ、使い勝手など)
HP ENVY All-in-One 27-b290jp シリーズ のスペック | ||
モデル | 27-b291jp | 27-b290jp |
OS | Windows 10 Pro (64bit) | |
ディスプレイ | 27.0インチワイド IPSディスプレイ (QHD:2560×1440 / 10点タッチ / 光沢) | 27.0インチワイド IPSディスプレイ (UHD 4K :3840×2160/ 10点タッチ / 光沢) |
プロセッサー | インテル Core i7-9700T プロセッサー (2.00GHz-4.30GHz, キャッシュ12MB, 8コア / 8スレッド) | |
チップセット | インテル H370 チップセット | |
メモリ | 16GB (8GB×2) DDR4-2666MHz (最大16GB) | |
ストレージ | 256GB SSD (PCIe NVMe M.2) + 2TB HDD (SATA, 5400回転) | |
グラフィック | NVIDIA GeForce GTX 1050 グラフィックス 4GB (GDDR5) | |
電源 | 最大 230W 外付AC アダプター |
ベンチマークの設定・使用するソフトついて
この記事のベンチマークテスト(3DMARK、CINEBENCH R15、ゲームベンチなど)は下記の設定で行います。
【Windows10のバージョン】
・バージョン 1809
・OS ビルド 17763.404
【Windows10の電源プラン】
・HP推奨(※スクリーンショット)
【NVIDIA グラフィックスドライバーのバージョン】
・436.15(※リリース日 2019/08/27)
※OSやドライバのバージョンや電源プランの設定が異なる場合は、当サイトと同じような結果が出ないかもしれません。
※ベンチマーク中の温度や消費電力などの計測は下記のツールを使用しています。
【Windows10のバージョン】
・バージョン 1809
・OS ビルド 17763.404
【Windows10の電源プラン】
・HP推奨(※スクリーンショット)
【NVIDIA グラフィックスドライバーのバージョン】
・436.15(※リリース日 2019/08/27)
※OSやドライバのバージョンや電源プランの設定が異なる場合は、当サイトと同じような結果が出ないかもしれません。
※ベンチマーク中の温度や消費電力などの計測は下記のツールを使用しています。
ベンチマークで使用するソフト | |
CrystalDiskInfo | HDD/SSDの基本情報を確認できるソフト |
CrystalDiskMark | ストレージの速度を測定するベンチマークソフト |
CPU-Z | CPUの詳細な情報を表示するソフト |
GPU-Z | グラフィックカードの詳細情報を表示するソフト |
HWMonitor | PCパーツの温度を測定するソフト |
HWiNFO64 | PCパーツの温度を測定するソフト ※HWMonitorよりも詳細な情報を表示 |
Fraps | ゲーム中のフレームレートを表示できるソフト |
ワットチェッカー REX-BTWATTCH1 | 消費電力の測定で使用 |
※デスクトップPCの消費電力はディスプレイを含みません。 ※ノートPCの消費電力はディスプレイを含む数値になります。 ※ノートPCや液晶一体型PCなどのディスプレイの輝度は100%に設定。 |
「インテル Core i7-9700T プロセッサー」の仕様について
インテル Core i7-9700T プロセッサーの仕様 | ||||
Core i7-9700T | Core i7-9700 | Core i7-9700K | ||
製品の開発コード名 | Coffee Lake | Coffee Lake | Coffee Lake | |
CPUコア数 | 8 | 8 | 8 | |
スレッド数 | 8 | 8 | 8 | |
ベースクロック | 2.00 GHz | 3.00 GHz | 3.60 GHz | |
最大ブースト クロック | 4.30 GHz | 4.70 GHz | 4.90 GHz | |
キャッシュ | 12 MB | 12MB | 12 MB | |
TDP | 35 W | 65 W | 95 W | |
最大温度 | 100°C | 100°C | 100°C |
Core i7-9700 シリーズの開発コード名は「Coffee Lake」。ハイパースレッディング(※IT用語辞典)に対応していないので、コアとスレッドは同じ数になります。
※ハイパースレッディングに対応している場合はスレッド数がコアの2倍になります。例:8コアの場合は16スレッド。
インテルXTUで1~8コア動作時のクロック周波数を確認
「インテルXTU」はプロセッサーのオーバークロックツール(※関連記事)です。
「Core i7-9700T」はCPUの倍率がロックされている(オーバークロックができない)ので動作周波数の設定変更は不可能ですが、CPUの最大周波数やTDPなどの設定を確認することは可能です。
1~8コア動作時の最大動作周波数は、同時に動作するコアが多くなるほど低くなります。1コア動作時は最大4.3GHzまで上がりますが、8コア動作時は最大3.6GHzで動作します。
TDPの標準値は35Wですが、ターボブースト利用時は短時間に限り最大92Wまで上げることができる設定になっています。
Intel Turbo Boost Technology有効時の動作クロック | ||
Core i7-9700T(※8コア8スレッド) | ||
1コア動作時 | 4.3 GHz | |
2コア動作時 | 4.2 GHz | |
3コア動作時 | 4.2 GHz | |
4コア動作時 | 4.1 GHz | |
5コア動作時 | 4.0 GHz | |
6コア動作時 | 3.9 GHz | |
7コア動作時 | 3.7 GHz | |
8コア動作時 | 3.6 GHz |
※インテルXTUの最新バージョンはオーバークロックに対応していないプロセッサーに対応していないので、あえて古めのバージョン 6.4.1.23を使用。
CINEBENCH R20 ベンチマーク
「CINEBENCH R20」は、CPUのマルチスレッドとシングルスレッドの性能テストを行い、コンピュータのパフォーマンスを評価します。
※このベンチマークは「Microsoft Store」で入手可能です。
![]() | ||
■CPU 3Dレンダリングを行いプロセッサパワーのすべてを使う性能テスト。 ■CPU(Single Core) 1コアのみで行うプロセッサ性能テスト。 | ||
CINEBENCH R20 プロセッサー性能比較 ※()内はCore i5-8265Uとの比較 | |||
プロセッサー ※リンク先はベンチマーク記事 | CPU (マルチコア) | CPU (シングルコア) | |
Core i7-9700T (最大4.3GHz, 8コア8スレッド) | 2450 cb (174%) | 417 cb (103%) | |
Core i7-8750H (最大4.1GHz, 6コア12スレッド) | 2352 cb | 408 cb | |
AMD Ryzen 7 3700U (最大4.0GHz, 4コア8スレッド) | 1415 cb | 363 cb | |
Core i5-8265U (最大3.9GHz, 4コア8スレッド) | 1401 cb (100%) | 402 cb (100%) |
マルチスレッドの性能が高いCore i7-9700T
マルチコアテストで高いスコアを出すプロセッサーは、マルチコアを利用するアプリケーション(画像処理や動画編集など)で高い処理能力を発揮します。
1コアのテストでは大きな性能差は出ませんでしたが、マルチコアテストでは8コア8スレッドの「Core i7-9700T」が最も高いスコアを記録。モバイルPC向けの「Core i5-8265U」と比較した場合は約1.7倍のスコアになります。
CINEBENCH R15 ベンチマーク
グラフィックカードとCPUの性能テストを行い、コンピュータのパフォーマンスを評価します。
![]() | ||
■CPU 3Dレンダリングを行いプロセッサパワーのすべてを使う性能テスト。 ■CPU(Single Core) 1コアのみで行うプロセッサ性能テスト。 | ||
CINEBENCH R15 プロセッサー性能比較 ※()内はCore i5-8265Uとの比較 | |||
プロセッサー ※リンク先はベンチマーク記事 | CPU (マルチコア) | CPU (シングルコア) | |
Core i7-9700T (最大4.3GHz, 8コア8スレッド) | 1149cb (208%) | 181 cb (111%) | |
Core i7-8750H (最大4.1GHz, 6コア12スレッド) | 1143cb | 175 cb | |
Core i5-8400T (最大3.3GHz, 6コア6スレッド) | 725cb | 162 cb | |
AMD Ryzen 7 3700U (最大4.0GHz, 4コア8スレッド) | 682 cb | 147 cb | |
Core i5-8265U (最大3.9GHz, 4コア8スレッド) | 550 cb (100%) | 162 cb (100%) |
Core i7-9700Tはマルチコアテストで高スコアを記録!
コアの数が多い「Core i7-9700T」は、マルチコアテストでモバイルPCに搭載されているプロセッサーよりも2倍くらい高性能で、HP Spectre x360 15(15.6インチモデル)に搭載されている「Core i7-8750H」とほぼ同じスコアを記録。1コアのテストでは大きな性能差は出ませんでしたが、上記のプロセッサーの中では最も高いスコアを叩き出しています。
x264 FHD Benchmark (H.264形式の動画をエンコード)
「x264 FHD Benchmark」というベンチマークソフトで、H.264形式のフルHD動画をエンコードするときの性能を測定しました。
マルチコア性能を重視したテストなので、下記のプロセッサーの中ではコア/スレッド数が多い「Core i7-9700T」が最も良いスコア(フレームレート)を出しています。
「Core i7-9700T」のフレームレートは38.74 fpsで、2世代前のCore i7-7700K(※最大4.7GHzにオーバークロック)よりも約13%高いスコアを記録。Core i5-8265Uと比較した場合は約2倍も高い性能を備えています。
x264 FHD Benchmark ベンチマーク ※()内はCore i5-8265Uとの比較 | |||
プロセッサー ※リンク先はベンチマーク記事 | フレームレート | エンコード時間 | |
Core i7-9700T (最大4.3GHz, 8コア8スレッド) | 38.74 fps (194%) | 1分4秒 | |
Core i7-8750H (最大4.1GHz, 6コア12スレッド) | 35.46 fps | 1分11秒 | |
Core i7-7700K (最大4.7GHz, 4コア8スレッド) ※オーバークロック | 34.11 fps | 1分14秒 | |
AMD Ryzen 7 3700U (最大4.0GHz, 4コア8スレッド) | 21.05 fps | 1分59秒 | |
Core i5-8265U (最大3.9GHz, 4コア8スレッド) | 19.95 fps (100%) | 2分5秒 |
PCMARK10 ベンチマーク
「PCMark 10」はパソコンの総合的な性能を評価するベンチマーク。アプリの起動、Webサイトの閲覧、ドキュメントの作成、表計算ソフト、写真や動画編集などを行ったときの処理能力をチェック。
・Essentials(PCの基本性能を測定)
・Productivity(文書作成アプリ使用時の性能測定)
・Digital Content Creation(デジタルコンテンツの作成)
・Productivity(文書作成アプリ使用時の性能測定)
・Digital Content Creation(デジタルコンテンツの作成)
![]() | PCMARK10 | |
スコア:4796 | ||
Essentials:8803 Productivity:7488 Digital Content Creation:4544 |
PC MARK 10 性能比較 ※()内はCore i5-8265Uとの比較 | ||||||
プロセッサー ()内はGPU | スコア | Essentials | Productivity | Digital Content Creation | ||
Core i7-8750H (GTX 1070 Max-Q) | 5490 | 8951 | 7098 | 7068 | ||
Core i7-9700T (GTX 1050) | 4796 (127%) | 8803 (111%) | 7488 (122%) | 4544 (152%) | ||
Core i5-8265U (UHD 620) | 3761 (100%) | 7927 (100%) | 6087 (100%) | 2993 (100%) | ||
Core i5-8400T (UHD 630) | 3608 | 7685 | 5924 | 2802 |
「PCMark 10」は様々なテストが行われるので、プロセッサーだけでなくストレージやグラフィックスの性能もスコアに影響します。
Essentials(基本性能測定)のテストはCINEBENCH R15(1コア)に近い結果になりました。Core i7-9700TとCore i5-8265Uの差は1割程度、Productivityでは少し差が広がり2割程度の違いになっています。このような(普段使うようなアプリを使用する)テストでは、「多くのコア」を有効に利用できないようです。
Digital Content Creation(デジタルコンテンツ作成)のテストでは高性能なグラフィックスを搭載した機種ほど高いスコアを記録しています。
DDR4 メモリの仕様・容量について
・16GB (8GB×2) DDR4-2666MHz (最大16GB)
HP ENVY All-in-One 27シリーズは大容量の16GBメモリを搭載。規格はDDR4-2666MHzです。8GBのメモリを2枚搭載しているので、メモリのデータ転送速度が向上する「デュアルチャネル」で動作します。■大容量の16GBメモリについて
16GBのメモリは、インターネットや動画の視聴、オフィスソフトなどでは使いきれないくらいの容量です。画像処理や写真編集、動画編集などの用途でも、よほど大きなデータを取り扱わなければ快適に作業することができます。
◆どれくらいパソコンにメモリを搭載すればよいのか?
16GBのメモリは、インターネットや動画の視聴、オフィスソフトなどでは使いきれないくらいの容量です。画像処理や写真編集、動画編集などの用途でも、よほど大きなデータを取り扱わなければ快適に作業することができます。
◆どれくらいパソコンにメモリを搭載すればよいのか?
ストレージの仕様・実際に使える容量について
![]() | ![]() |
・256GB SSD (PCIe NVMe M.2) + 2TB HDD (SATA, 5400回転)
HP ENVY All-in-One 27シリーズのストレージはSSDとHDDのデュアル構成です。SSDはデータ転送速度が非常に速い「PCIe NVMe」という規格を採用。・SSDのメーカーは「SAMSUNG製」で、型番は「MZVLB256HAHQ-000H1」ファームウェアは「EXD70H1Q」。
・HDDのメーカーは「WD製」で、型番は「WD20SPZX-60UA7T0」ファームウェアは「01.01A01」。
※ストレージのメーカーは販売時期やモデルによって異なる場合があります。

ストレージの実際に使える容量は、スペックに記載されている容量よりも少なくなります。
・256GB SSD の実際に使用できる容量は238GB(そのうち34.5GBを使用)
・2TB HDD の実際に使用できる容量は1.81TB(そのうち198MBを使用)
※使用済み容量は使用状況(OSのアップデートの状況など)によって異なります。
・256GB SSD の実際に使用できる容量は238GB(そのうち34.5GBを使用)
・2TB HDD の実際に使用できる容量は1.81TB(そのうち198MBを使用)
※使用済み容量は使用状況(OSのアップデートの状況など)によって異なります。
リカバリーメディアの作成について
OSをもとの状態に復旧するためのリカバリーメディア「回復ドライブ」は、Windowsの機能を利用して作成することができます。メディアを作成するには16GB以上のUSBメモリが必要です。回数制限はありません。
「USB回復ドライブ」の作成方法は下記の記事をご覧ください。※機種は異なりますが手順は同じです。
256GB SSD (PCIe NVMe M.2) /2TB HDDのベンチマーク
256GB SSD (PCIe NVMe M.2) のベンチマーク
![]() | 「CrystalDiskMark」というベンチマークソフトで、ストレージの性能をチェックします。 SSDはSeq Q32T1の連続読み込みで約3507MB/s、連続書き込みで約1466MB/sを記録。高性能なので動作時の温度は高めになりますが、起動やレスポンスが速いので快適です。 | |
■ベンチマーク時の温度(室温27℃) 41℃(ベンチマーク前)→最大温度 約95℃(平均81℃) ■起動時間(電源スイッチを押してからデスクトップ画面が表示されるまで) 10~11秒で起動 ※高速スタートアップ有効(初期設定) ※PCの環境(OSやBIOSのバージョン)や設定の違いにより起動時間が長くなる場合があります。 | ||||
2TB HDDのベンチマーク
![]() | HDDはSSDのような速さはありませんが、容量単価が安くSSDよりも多くの画像や動画などを保存することができることが大きなメリット。ベンチマーク時の動作温度はSSDよりもかなり低めです。 | |
■ベンチマーク時の温度(室温27℃) 36℃(ベンチマーク前)→最大温度 約40℃(平均38℃) | ||||
「NVIDIA GeForce GTX 1050 グラフィックス」の仕様について
![]() | ![]() | |
・NVIDIA GeForce GTX 1050 グラフィックス 4GB (GDDR5)
HP ENVY All-in-One 27には2つのグラフィックスが搭載されています。1つはライトゲーム向けの「GeForce GTX 1050」、もう1つはプロセッサーに内蔵されている「インテル UHD グラフィックス 630」です。2つのグラフィックスは負荷の状況によって自動的に切り替わります。ゲームをプレイするとき(GPUの負荷が高くなるとき)は「GeForce GTX 1050」、負荷が低い通常の作業(インターネットや動画の視聴など)を行なっているときは「インテル UHD グラフィックス 630」が動作します。
「GTX 1050」はゲーマー向けGPUの中では低い部類になりますが、「インテル UHD グラフィックス 630」と比較すると高性能です。シェーダ数やテクスチャユニットなどが格段に多く、ベースクロックやブーストクロックなども高めで動作します。
グラフィックス のスペック比較 | ||||
グラフィックス | GTX 1050 | インテル UHD 630 | ||
GPUコア | GP107 | Coffee Lake GT2 | ||
シェーダ数 | 640 | 24 | ||
テクスチャユニット(TMUs) | 40 | 16 | ||
ROPユニット(ROPs) | 16 | 8 | ||
ベースクロック(MHz) | 1354 MHz | 350 MHz | ||
ブーストクロック(MHz) | 1493 MHz | 1200 MHz | ||
メモリクロック | 1752 MHz | 1333 MHz | ||
メモリ容量 | 4096 MB | メインメモリと共有 | ||
メモリバス幅 | 128bit | 128bit | ||
メモリ帯域幅(GB/s) | 112.1GB/s | 42.7GB/s | ||
DirectX | 12 (12_1) | 12 (12_1) |
Time Spy (DirectX 12、2560×1440)
「Time Spy」は、DirectX 12世代のGPU性能を計測するベンチマークテスト。画面解像度は2560×1440です。
※Graphics Score・・・グラフィック性能を測定するテスト。
※CPU Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。
◆3DMark-v1-3-708 ダウンロード
※Graphics Score・・・グラフィック性能を測定するテスト。
※CPU Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。
◆3DMark-v1-3-708 ダウンロード
![]() | Time Spy 画面サイズ:2560×1440 | |
スコア:1955 | ||
Graphics Score :1743 CPU Score :6339 |
■Time Spyテスト時のフレームレート(GTX 1050)
グラフィックステスト1・・・11.36 FPS
グラフィックステスト2・・・10.01 FPS
「Time Spy」はフルHD(1920x1080)よりも高い解像度のQHD(2560×1440)なので非常に負荷が高く、「GTX 1050」のようなローエンドのGPUには厳しいテストです。フレームレートは10 FPSくらいがやっとで、画面は「カクカクしたぎこちない動き」になります。
グラフィックステスト1・・・11.36 FPS
グラフィックステスト2・・・10.01 FPS
「Time Spy」はフルHD(1920x1080)よりも高い解像度のQHD(2560×1440)なので非常に負荷が高く、「GTX 1050」のようなローエンドのGPUには厳しいテストです。フレームレートは10 FPSくらいがやっとで、画面は「カクカクしたぎこちない動き」になります。
Fire Strike (DirectX 11、フルHD)
「Fire Strike」はDirectX 11レベルのグラフィックス機能を用いたゲーミングPC向けの負荷が高いテストで、解像度はフルHD(1920x1080)になります。
※Graphics Score・・・グラフィック性能を測定するテスト。
※Physics Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。
※Combined Score ・・・CPUとGPUを利用したテスト。
◆3DMark-v1-3-708 ダウンロード
※Graphics Score・・・グラフィック性能を測定するテスト。
※Physics Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。
※Combined Score ・・・CPUとGPUを利用したテスト。
◆3DMark-v1-3-708 ダウンロード
![]() | Fire Strike 画面サイズ:1920x1080 | |
スコア:5541 | ||
Graphics Score :5927 Physics Score :14390 Combined Score :2299 |
■Fire Strikeテスト時のフレームレート(GTX 1050)
グラフィックステスト1・・・28.03 FPS
グラフィックステスト2・・・23.85 FPS
「GTX 1050」はローエンドのGPUですが、プロセッサー内蔵グラフィックスと比較するとかなり高性能。テスト時のフレームレートが30FPSを切っているので「少しぎこちなさが感じられる」場合がありますが、数FPSでコマ送りのような動きだった「インテル UHD 620 グラフィックス:Graphics Score 1208」よりも良い動きです。
グラフィックステスト1・・・28.03 FPS
グラフィックステスト2・・・23.85 FPS
「GTX 1050」はローエンドのGPUですが、プロセッサー内蔵グラフィックスと比較するとかなり高性能。テスト時のフレームレートが30FPSを切っているので「少しぎこちなさが感じられる」場合がありますが、数FPSでコマ送りのような動きだった「インテル UHD 620 グラフィックス:Graphics Score 1208」よりも良い動きです。
Night Raid (DirectX 12、フルHD)
「Night Raid」はDirectX 12対応のベンチマークで、テスト時の画面解像度はフルHD(1920x1080)です。
※Graphics Score・・・グラフィック性能を測定するテスト。
※CPU Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。
※Graphics Score・・・グラフィック性能を測定するテスト。
※CPU Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。
![]() | Night Raid 画面サイズ:1920x1080 | |
スコア:21123 | ||
Graphics Score :24706 CPU Score :11595 |
■Night Raidテスト時のフレームレート(GTX 1050)
グラフィックステスト1・・・102.17 FPS
グラフィックステスト2・・・141.31 FPS
「Time Spy」よりも動作が軽いテストなので、ゲーム向けGPUの中ではそれほど性能が高くない「GTX 1050」でも100FPS以上出ています。
グラフィックステスト1・・・102.17 FPS
グラフィックステスト2・・・141.31 FPS
「Time Spy」よりも動作が軽いテストなので、ゲーム向けGPUの中ではそれほど性能が高くない「GTX 1050」でも100FPS以上出ています。
Sky Diver (DirectX 11、フルHD)
「Skt Diver」はDirectX 11世代の機能統合型CPU(=APU)向けのテスト。画面解像度は1920x1080。
※Graphics Score・・・グラフィック性能を測定するテスト。
※Physics Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。
※Combined Score ・・・CPUとGPUを利用したテスト。
※Graphics Score・・・グラフィック性能を測定するテスト。
※Physics Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。
※Combined Score ・・・CPUとGPUを利用したテスト。
![]() | Sky Diver 画面サイズ:1920x1080 | |
スコア:18492 | ||
Graphics Score :19363 Physics Score :13889 Combined Score :22012 |
■Sky Diverテスト時のフレームレート(GTX 1050)
グラフィックステスト1・・・87.18 FPS
グラフィックステスト2・・・89.69 FPS
「Fire Strike」よりも軽めのテストなので90FPSに近いフレームレートが出ています。
グラフィックステスト1・・・87.18 FPS
グラフィックステスト2・・・89.69 FPS
「Fire Strike」よりも軽めのテストなので90FPSに近いフレームレートが出ています。
Cloud Gate (DirectX 10、フルHD)
「Cloud Gate」はDirectX 10レベルのグラフィックス機能を用いたテスト。画面解像度は1280x720。
※Graphics Score・・・グラフィック性能を測定するテスト。
※Physics Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。
※Graphics Score・・・グラフィック性能を測定するテスト。
※Physics Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。
![]() | Cloud Gate 画面サイズ:1280x720 | |
スコア:23647 | ||
Graphics Score :37460 Physics Score :10324 |
■Cloud Gateテスト時のフレームレート(GTX 1050)
グラフィックステスト1・・・158.96 FPS
グラフィックステスト2・・・166.98 FPS
「Sky Diver」よりも解像度が低く負荷が軽いので、150FPS以上のフレームレートが出ています。
グラフィックステスト1・・・158.96 FPS
グラフィックステスト2・・・166.98 FPS
「Sky Diver」よりも解像度が低く負荷が軽いので、150FPS以上のフレームレートが出ています。
Ice Storm Extreme (DirectX 9、フルHD)
「Ice Storm Extreme」はDirectX 9レベルのグラフィックス機能を用いたテスト。画面解像度は1920x1080。
※Graphics Score・・・グラフィック性能を測定するテスト。
※Physics Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。
※Graphics Score・・・グラフィック性能を測定するテスト。
※Physics Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。
![]() | Ice Storm Extreme 画面サイズ:1920x1080 | |
スコア:74735 | ||
Graphics Score :79156 Physics Score :62516 |
■Ice Storm Extremeテスト時のフレームレート(GTX 1050)
グラフィックステスト1・・・352.66 FPS
グラフィックステスト2・・・336.06 FPS
3DMARKのベンチマークの中では最も負荷が軽いテスト。Cloud Gateの約2倍も高いフレームレートが出ました。
グラフィックステスト1・・・352.66 FPS
グラフィックステスト2・・・336.06 FPS
3DMARKのベンチマークの中では最も負荷が軽いテスト。Cloud Gateの約2倍も高いフレームレートが出ました。
ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズ
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:最高品質 フルスクリーンモード | |
スコア:6814 | ||
評価:とても快適 |
■FF14漆黒のヴィランズベンチマーク時のフレームレート(GTX 1050)
最高:94 FPS、平均:46 FPS、最低:15 FPS
このテストはFF15よりも軽めで、「GTX 1050」でもフルHD・最高品質の設定で「とても快適」という評価が出ました。平均フレームレートはまずまずの結果ですが、瞬間的にフレームレートが大きく下がる場面があります。
※最高フレームレートは「Fraps」で確認(目視)。最高:94 FPS、平均:46 FPS、最低:15 FPS
このテストはFF15よりも軽めで、「GTX 1050」でもフルHD・最高品質の設定で「とても快適」という評価が出ました。平均フレームレートはまずまずの結果ですが、瞬間的にフレームレートが大きく下がる場面があります。
※ベンチマークの画面ではグラフィックスが「Intel UHD Graphics 630」になっていますが、テスト時は「GTX 1050」が動作します。
ファイナルファンタジーXV(FF15)
FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION (ファイナルファンタジー15)ベンチマークで、今回テストするPCがどの程度快適にプレイできるのかをチェック。
◆ファイナルファンタジーXVベンチマーク:ダウンロード
◆ファイナルファンタジーXVベンチマーク:ダウンロード
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:軽量品質 フルスクリーンモード | |
スコア:4446 | ||
評価:普通 |
■FF15ベンチマーク時のフレームレート(GTX 1050)
最高:57 FPS、平均:44 FPS、最低:32 FPS
FF15は重いベンチマークテストです。ローエンドの「GTX 1050」はFF15を最高品質でプレイするのは厳しい性能ですが、軽量品質ならそれなりに動きます。
※フレームレートは「Fraps」で計測。最高:57 FPS、平均:44 FPS、最低:32 FPS
FF15は重いベンチマークテストです。ローエンドの「GTX 1050」はFF15を最高品質でプレイするのは厳しい性能ですが、軽量品質ならそれなりに動きます。
PSO2 キャラクタークリエイト体験版 EPISODE4
『ファンタシースターオンライン2 キャラクタークリエイト体験版 EPISODE4』には、お使いのPCでどれくらいPSO2が快適にプレイできるかを点数で評価してくれるベンチマーク機能が付いています。
◆ベンチマーク ダウンロード
◆ベンチマーク ダウンロード
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:簡易描画設定6 ウインドウ表示 | |
スコア:10790 | ||
評価:快適 |
■ベンチマーク時のフレームレート(GTX 1050)
簡易画質設定【6】最高:115FPS、平均:95FPS、最低:71FPS
フルスクリーン表示にすると画面が乱れることがあったのでウインドウ表示でテスト。フルスクリーンよりも10FPSくらい低くなりますが、最高設定でも快適にプレイできるフレームレートが出ています。
※フレームレートは「Fraps」で計測。簡易画質設定【6】最高:115FPS、平均:95FPS、最低:71FPS
フルスクリーン表示にすると画面が乱れることがあったのでウインドウ表示でテスト。フルスクリーンよりも10FPSくらい低くなりますが、最高設定でも快適にプレイできるフレームレートが出ています。
ドラゴンクエストX
※このベンチマークのフレームレートは240FPSが最高値になります。中盤以降のキャラクターがたくさん出てくるシーンでフレームレートが大きく下がりますが、画質設定を軽くしても最低フレームレートはあまり向上しません。
◆ベンチマーク ダウンロード
◆ベンチマーク ダウンロード
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:最高品質 フルスクリーン表示 | |
スコア:18503 | ||
評価:すごく快適 |
■ドラクエXベンチマーク時のフレームレート(GTX 1050)
最高:240 FPS、平均:169 FPS、最低:78 FPS
ドラクエは軽めのベンチマークなので、「GTX 1050」でもフルHD・最高画質で快適にプレイ可能です。
※フレームレートは「Fraps」で計測。最高:240 FPS、平均:169 FPS、最低:78 FPS
ドラクエは軽めのベンチマークなので、「GTX 1050」でもフルHD・最高画質で快適にプレイ可能です。
ゲームベンチマーク】F1 2019(DX11)
最新レースゲーム「F1 2019」のベンチマーク。フルHD(1920x1080)・最高画質(超高)でどれくらいのフレームレートでプレイできるのかをチェックします。
■F1 2019 ベンチマークの設定
解像度:1920x1080
表示モード:フルスクリーン
Vsync:オフ
アンチエイリアス:TAA
異方性フィルタリング:16x
DirectX 11
■アドバンス設定(グラフィック)
詳細プリセット:超高
解像度:1920x1080
表示モード:フルスクリーン
Vsync:オフ
アンチエイリアス:TAA
異方性フィルタリング:16x
DirectX 11
■アドバンス設定(グラフィック)
詳細プリセット:超高
F1グランプリは全21戦で行われますが、その中から数戦をピックアップしてベンチマークを行いました。最も高いフレームレートを記録したのは「イギリスGP」で、最も低かったのは市街地サーキットで行われる「モナコGP」でした。
平均フレームレートが27~36FPS、最低値が20FPSくらいまで下がる場合があるので快適とはいえないのですが、フルHD(1920x1080)・最高画質(超高)でとりあえずプレイは可能です。
F1 2019 ベンチマークテスト DX11・フルHD(1920x1080)・最高画質(超高) | ||||||
グランプリ名 | 晴天 | 豪雨 | ||||
最低 | 平均 | 最高 | 最低 | 平均 | 最高 | |
モナコ | 20 | 27 | 34 | 28 | 32 | 38 |
イギリス | 28 | 36 | 40 | 30 | 35 | 37 |
シンガポール | 23 | 34 | 38 | 22 | 29 | 33 |
日本(鈴鹿) | 27 | 34 | 39 | 30 | 34 | 38 |
アメリカ | 27 | 33 | 38 | 31 | 35 | 38 |
スムーズな動きでプレイするには画質を調整する必要があります。画質を中間の「ミディアム」に下げると、輪郭のギザギザ感が少し目立つようになりますが画面の動きは良くなります。
■フルHD・画質設定 ミディアムに設定したときのフレームレート
モナコ(晴天):最高78FPS、平均63FPS、最低53FPS
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モナコ(晴天):最高78FPS、平均63FPS、最低53FPS
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【VRベンチマーク】VRMARK(Orange Room)
![]() | ■Orange Room 現在の標準的な負荷でVR性能を調べるテスト。 | |
スコア:2865 | ||
平均フレームレート:62.46 FPS 目標フレームレート:109.00 FPS |
「GTX 1050」は目標フレームレートの約57%のスコアでした。VRゲームを快適にプレイするには少々厳しい結果です。
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【クリエイティブソフト】Painter 2020 ブラシベンチマーク
ペイントソフト「Painter(ペインター) 2020」には、お使いのパソコンでPainterのブラシが快適に動作するかをチェックすることができるブラシベンチマーク機能が付属しています。このソフトは「Brush Accelerator」という機能を備えているので、高性能なGPUを搭載しているとブラシのパフォーマンスが大きく向上します。
Core i7-9700Tプロセッサー + GTX 1050 グラフィックスの組み合わせは、プロセッサー内蔵グラフィックスを搭載したCore i5-8265Uの約1.8倍のスコアを記録しました。
Painter 2020 ブラシベンチマーク ※()内はCore i5-8265Uとの比較 | ||||||
プロセッサー ※()内はGPU | スコア | アクセラレーター (コンポーネントの加速度) | 評価 | |||
Core i7-9700T (GTX 1050) | 4679 (180%) | 27.7X (200%) | 最高 | |||
Core i5-8265U (UHD 620) | 2597 (100%) | 13.8X (100%) | 良好 |
動作中の温度や消費電力について
この項目ではインターネットや動画視聴時、ベンチマーク時の動作温度や消費電力などをまとめています。
HP ENVY All-in-One 27に付属しているACアダプターの電源容量は230W、サイズは大きめで198mm(幅)×98mm(奥行き)×43mm(厚さ)です。
インターネット閲覧中の消費電力・温度(室温27℃) | |
プロセッサーの温度 | 44~57℃ |
グラフィックスの温度 | 44~46℃ |
消費電力 | 34~73 W前後 |
インターネット(Webサイトの閲覧)をしているときは、ベンチマーク時ほどプロセッサーやグラフィックスの温度が高くなりません。
※消費電力や温度はMicrosoft Edgeで日本HP公式サイトを閲覧した時の数値。
※閲覧するWebサイトによっては計測した数値と異なる場合があります。
※このテストではディスプレイの輝度を100%に設定。
※グラフィックス電源プランは「バランスモード」に設定。
※ACアダプタを接続してテスト
※閲覧するWebサイトによっては計測した数値と異なる場合があります。
※このテストではディスプレイの輝度を100%に設定。
※グラフィックス電源プランは「バランスモード」に設定。
※ACアダプタを接続してテスト
YouTubeの動画を約30分視聴したときの消費電力・温度(室温27℃) | |
プロセッサーの温度 | 最大55℃ 【平均44℃】 |
グラフィックスの温度 | 最大47℃ 【平均43℃】 |
消費電力 | 37~57 W前後 |
YouTube視聴時もプロセッサーやグラフィックスは低めの温度(アイドル時よりも少し高い程度)で動作します。
※消費電力や温度は、Microsoft Edge でYouTubeの動画を視聴した時の数値です。
※音量は10に設定。
※YouTubeのフルHD動画を30分再生
※動画はフルスクリーンで表示
※このテストではディスプレイの輝度を100%に設定。
※グラフィックス電源プランは「バランスモード」に設定。
※ACアダプタを接続してテスト
※音量は10に設定。
※YouTubeのフルHD動画を30分再生
※動画はフルスクリーンで表示
※このテストではディスプレイの輝度を100%に設定。
※グラフィックス電源プランは「バランスモード」に設定。
※ACアダプタを接続してテスト
インテル Core i7-9700T プロセッサーの動作温度(室温27℃) | |||
ベンチマークテスト名 | 最大温度 | 平均温度 | |
◆CINEBENCH R20 | 82 ℃ | 73 ℃ | |
◆CINEBENCH R15 | 81 ℃ | 70 ℃ | |
◆x264 FHD Benchmark | 78 ℃ | 68 ℃ | |
◆PCMARK10 | 92 ℃ | 63 ℃ | |
◆3D MARK【Time Spy】 | 86 ℃ | 64 ℃ | |
◆3D MARK【Fire Strike】 | 81 ℃ | 61 ℃ | |
◆3D MARK【Night Raid】 | 85 ℃ | 67 ℃ | |
◆3D MARK【Sky Diver】 | 88 ℃ | 64 ℃ | |
◆3D MARK【Cloud Gate】 | 84 ℃ | 68 ℃ | |
◆3D MARK【Ice Storm Extreme】 | 82 ℃ | 73 ℃ | |
◆ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズ | 73 ℃ | 64 ℃ | |
◆ファイナルファンタジーXV(FF15) | 78 ℃ | 70 ℃ | |
◆PSO2 体験版 EPISODE4 | 76 ℃ | 70 ℃ | |
◆ドラゴンクエストX | 74 ℃ | 67 ℃ | |
◆F1 2019 | 76 ℃ | 68 ℃ | |
◆VRMARK(Orange Room) | 72 ℃ | 60 ℃ | |
アイドル時 | 41 ℃ | - |
ベンチマークテスト時の温度が最も高かったのは「PCMARK10」でした。テスト時間が他よりも長く(約20分くらい)、テスト終盤に負荷が高いテストが行われることが影響していると思われます。
GeForce GTX 1050 グラフィックスの動作温度(室温27℃) | |||
ベンチマークテスト名 | 最大温度 | 平均温度 | |
◆3D MARK【Time Spy】 | 83 ℃ | 70 ℃ | |
◆3D MARK【Fire Strike】 | 81 ℃ | 69 ℃ | |
◆3D MARK【Night Raid】 | 83 ℃ | 73 ℃ | |
◆3D MARK【Sky Diver】 | 84 ℃ | 71 ℃ | |
◆3D MARK【Cloud Gate】 | 84 ℃ | 73 ℃ | |
◆3D MARK【Ice Storm Extreme】 | 83 ℃ | 69 ℃ | |
◆ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズ | 84 ℃ | 75 ℃ | |
◆ファイナルファンタジーXV(FF15) | 84 ℃ | 81 ℃ | |
◆PSO2 体験版 EPISODE4 | 83 ℃ | 80 ℃ | |
◆ドラゴンクエストX | 77 ℃ | 72 ℃ | |
◆F1 2019 | 83 ℃ | 80 ℃ | |
◆VRMARK(Orange Room) | 77 ℃ | 62 ℃ | |
アイドル時 | 42 ℃ | - |
GTX 1050 の動作温度は最大で70℃後半~80 ℃前半くらいで、Sky Diver、Cloud Gate、ファイナルファンタジーのベンチマーク時に最も高い温度(84 ℃)を記録しています。
ベンチマーク中の消費電力(ACアダプタ接続時、モニターを含む) | |||
ベンチマークテスト名 | PC全体の消費電力(最大値) | ||
◆CINEBENCH R20 | 123 W | ||
◆CINEBENCH R15 | 125 W | ||
◆x264 FHD Benchmark | 121W | ||
◆PCMARK10 | 96 W | ||
◆3D MARK【Time Spy】 | 137 W | ||
◆3D MARK【Fire Strike】 | 129 W | ||
◆3D MARK【Night Raid】 | 157 W | ||
◆3D MARK【Sky Diver】 | 162 W | ||
◆3D MARK【Cloud Gate】 | 160 W | ||
◆3D MARK【Ice Storm Extreme】 | 157 W | ||
◆ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズ | 149 W | ||
◆ファイナルファンタジーXV(FF15) | 177 W | ||
◆PSO2 体験版 EPISODE4 | 155 W | ||
◆ドラゴンクエストX | 124 W | ||
◆F1 2019 | 172 W | ||
◆VRMARK(Orange Room) | 124 W | ||
アイドル時 | 33 W 前後 |
ベンチマーク中の消費電力は「ファイナルファンタジー15」が最も高い177 Wを記録。
PC使用時の消費電力(ACアダプタ接続時、モニターを含む) | |||
テスト名 | PC全体の消費電力 | ||
電源OFF時 | 0.6 W 前後 | ||
スリープ時 | 1.6 W 前後 | ||
起動時(瞬間最大) | 約 99 W |
アイドル時(何も操作しない状態)の消費電力は33W前後でしたが、電源OFF時やスリープ状態になるとかなり消費電力が低くなります。それなりに負荷がかかる起動時は瞬間的に100Wくらいまで上がりました。
静音性/ファンの動作音について
インターネットや動画視聴時
CPUやGPUの負荷が低いWebサイトの閲覧や動画視聴時は、PC内部の温度が高くならないので冷却ファンの音は静かです。(音声にかき消される程度の大きさ)
ゲームやべンチマークなどを行ったとき
負荷が高い処理を行うとCPUやGPUの温度が高くなるので、ファンの回転音や風切り音などはそれなりに大きくなります。高回転時はファンの音は、耳障りな金属音は少なく「サー」とか「シャー」というような感じの音に聞こえます。
音の聞こえ方や感じ方には個人差があります。
ベンチマークテストまとめ
【総評】HP ENVY All-in-One 27はマルチスレッド性能が高いプロセッサーとそれなりに3Dゲームを楽しめるGPUを搭載
インテル Core i7-9700T プロセッサー、GeForce GTX 1050 グラフィックスを搭載したHP ENVY All-in-One 27-b290jのテスト結果を簡潔にまとめました。
・インテル Core i7-9700T プロセッサーは省電力タイプなので性能はやや控えめですが、8コア8スレッドなのでマルチスレッド性能が高い。
・GTX 1050はローエンドのGPUなので最新3Dゲームを最高画質でプレイするには厳しい性能ですが、軽めのゲーム(ドラクエ、PSO2など)は快適に動作します。
・起動やレスポンスが速い256 SSDと多数のデータを保存できる2TB HDDを搭載。
・画像処理や写真編集などを快適にこなせる16GBメモリを搭載。
インテル Core i7-9700T プロセッサーはCINEBENCH R15(マルチスレッド)のテストで、高性能ノートPC向けのCore i7-8750H(6コア12スレッド)とほぼ同じスコア、モバイルPC向けのCore i5-8265U(4コア8スレッド)と比較した場合は約2倍のスコアを記録。・GTX 1050はローエンドのGPUなので最新3Dゲームを最高画質でプレイするには厳しい性能ですが、軽めのゲーム(ドラクエ、PSO2など)は快適に動作します。
・起動やレスポンスが速い256 SSDと多数のデータを保存できる2TB HDDを搭載。
・画像処理や写真編集などを快適にこなせる16GBメモリを搭載。
GTX 1050はFire Strikeのテストで「インテル UHD グラフィックス 620」の約5倍のスコアを記録。「FF15」は軽量品質、「F1 2019」はミディアム(中間)の画質設定でそこそこ快適にプレイできるフレームレートが出ています。ゲーム目的の方には高性能なゲーミングPCをお勧めしますが、そこまで性能を求めない(画質やフレームレートを妥協できる)のならそれなりに活躍してくれると思います。
今回テストした『HP ENVY All-in-One 27』は普段使い(インターネット、動画視聴、音楽鑑賞、文書作成など)では申し分のない性能です。ストレージやメモリの容量などは自分にとって十分かどうかを検討する必要があると思いますが、プロセッサーはクリエイティブな用途でも使える処理能力を備えています。
■HP ENVY All-in-One 27 がキャンペーンでお買い得!
パフォーマンスモデルG2(QHDディスプレイ)
¥181,280(税込)~
パフォーマンスモデル(4Kディスプレイ)
¥197,780(税込)~
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◆HP ENVY All-in-One 27 製品詳細
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【実機レビュー】
◆HP ENVY All-in-One 27のレビュー(外観やディスプレイ、使い勝手など)
◆Core i7-9700T、GTX 1050の性能をチェック!
【関連記事】
◆HP Display Control(HP ディスプレイ コントロール)の設定
【分解・PCパーツの換装】
◆『HP ENVY All-in-One 27』の分解方法(底面カバーの取り外し)&内部のレビュー
◆メモリの換装方法(16GB→32GB)
◆M.2 SSDの換装(256GB→1TB)・USB回復ドライブでOSをインストールする方法
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◆メモリの換装方法(16GB→32GB)
◆M.2 SSDの換装(256GB→1TB)・USB回復ドライブでOSをインストールする方法
※商品仕様/価格については2019年11月16日時点のものです。
※PCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
※ベンチマークの結果、温度、消費電力などの測定値はPCの使用状況や環境によって異なることがあります。あくまでも目安としてご覧ください。
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