2019年9月2日より販売開始された日本HPの新型ゲーミングノート「OMEN by HP 15-dh0000」の特徴や性能、新旧モデルの違いについて解説しています。
この記事で紹介している展示機(海外仕様)は「英語キーボード」を搭載していますが、日本で販売される製品は「日本語配列キーボード」になります。
最終更新日:2019年12月5日■目次(ページ内リンク)
下記のリンクをクリックすると目的の場所にジャンプします。
◆15.6インチ・ゲーミングノート「OMEN by HP 15-dh0000」の主な特徴
◆新モデルのスペック詳細(4モデルの違い)
◆OMEN by HP 15 シリーズ 新旧モデルの違い(スペック比較)
◆新モデルの外観・デザイン
◆144Hz駆動の15.6型フルHD・IPSディスプレイ(非光沢)
◆4つのゾーンの色変更が可能なバックライトキーボード
◆インターフェース部分
◆インテル Core i7-9750H、Core i5-9300Hプロセッサーの性能について
◆メモリの規格・搭載量について
◆ストレージ(規格、容量、構成の違い)
◆グラフィックス(スペック、性能比較)
◆「OMEN by HP 15-dh0000」の価格
◆まとめ:スタイリッシュで洗練された印象になった新モデル
下記のリンクをクリックすると目的の場所にジャンプします。
◆15.6インチ・ゲーミングノート「OMEN by HP 15-dh0000」の主な特徴
◆新モデルのスペック詳細(4モデルの違い)
◆OMEN by HP 15 シリーズ 新旧モデルの違い(スペック比較)
◆新モデルの外観・デザイン
◆144Hz駆動の15.6型フルHD・IPSディスプレイ(非光沢)
◆4つのゾーンの色変更が可能なバックライトキーボード
◆インターフェース部分
◆インテル Core i7-9750H、Core i5-9300Hプロセッサーの性能について
◆メモリの規格・搭載量について
◆ストレージ(規格、容量、構成の違い)
◆グラフィックス(スペック、性能比較)
◆「OMEN by HP 15-dh0000」の価格
◆まとめ:スタイリッシュで洗練された印象になった新モデル
15.6インチ・ゲーミングノート「OMEN by HP 15-dh0000」の主な特徴
日本HPの新型ゲーミングノート「OMEN by HP 15-dh0000」は 2019年9月2日より販売開始。デザインが大きく変更されて、最新の第9世代インテル Core プロセッサーが搭載されています。
■OMEN by HP 15-dh0000の主な特徴
・エアフローが現行製品から6%強化
・現行製品から20%薄型化(25mm→20mm)
・メタルシャーシを採用
・OMEN Tempestクーリングテクノロジー(12Vファンモジュール、三相モーター、流体動圧軸受ベアリング)
・15.6インチワイド・フルHD非光沢・IPSディスプレイ(144Hz)
※NVIDIA G-SYNC対応はハイパフォーマンスモデルのみ
・インテル Core i7-9750H、Core i5-9300H プロセッサー
・16GB (8GB×2) DDR4-2666MHz
・256GB または512GB SSD (PCIe NVMe M.2) + 1TB HDD
・GTX 1660Ti、RTX 2060、RTX 2070with Max-Q Design グラフィックス
・バックライトキーボード(日本語配列、テンキー付き)
・DTS:Xウルトラに対応
※同時発売されたOMENゲーミングノートの比較は下記の記事をご覧ください。
◆HPの新型ゲーミングノート3機種比較(OMEN X 2S 15、OMEN by HP 15、OMEN by HP 17)
・エアフローが現行製品から6%強化
・現行製品から20%薄型化(25mm→20mm)
・メタルシャーシを採用
・OMEN Tempestクーリングテクノロジー(12Vファンモジュール、三相モーター、流体動圧軸受ベアリング)
・15.6インチワイド・フルHD非光沢・IPSディスプレイ(144Hz)
※NVIDIA G-SYNC対応はハイパフォーマンスモデルのみ
・インテル Core i7-9750H、Core i5-9300H プロセッサー
・16GB (8GB×2) DDR4-2666MHz
・256GB または512GB SSD (PCIe NVMe M.2) + 1TB HDD
・GTX 1660Ti、RTX 2060、RTX 2070with Max-Q Design グラフィックス
・バックライトキーボード(日本語配列、テンキー付き)
・DTS:Xウルトラに対応
※同時発売されたOMENゲーミングノートの比較は下記の記事をご覧ください。
◆HPの新型ゲーミングノート3機種比較(OMEN X 2S 15、OMEN by HP 15、OMEN by HP 17)
新モデルのスペック詳細(4モデルの違い)
「OMEN by HP 15-dh0000」はベーシックモデル、スタンダードモデル、パフォーマンスモデル、ハイパフォーマンスモデルの4モデル展開です。
プロセッサーやストレージ構成、グラフィックス、G-SYNCの有無、バッテリー駆動時間などはモデルによって異なりますが、その他の部分は全モデル共通です。
ハイパフォーマンスモデルのみ画面のカクツキやズレなどを抑える「NVIDIA G-SYNC」に対応。より快適にゲームをプレイすることができます。
OMEN by HP 15-dh0000 のスペック | |||||
ベーシック | スタンダード | パフォーマンス | ハイパフォーマンス | ||
Windows 10 Pro (64bit) | |||||
Core i5-9300H ※最大4.10GHz 4コア8スレッド | Core i7-9750H 最大4.50GHz 6コア12スレッド | ||||
モバイル インテル HM370 チップセット | |||||
16GB (8GB×2) DDR4-2666MHz ※2スロット (SO-DIMM) | |||||
256GB SSD (PCIe NVMe M.2) + 1TB HDD (SATA, 7200回転) | 512GB SSD (PCIe NVMe M.2) + 1TB HDD (SATA, 7200回転) | ||||
GeForce GTX 1660Ti 6GB (GDDR6) | GeForce RTX 2060 6GB (GDDR6) | GeForce RTX 2070 with Max-Q Design 8GB (GDDR6) | |||
15.6インチワイド・フルHD非光沢 IPSディスプレイ (144Hz / 1920×1080 / 最大1677万色 / 300nit) | 15.6インチワイド フルHD非光沢 IPSディスプレイ (144Hz / 1920×1080 / 最大1677万色 / 300nit) | ||||
- | NVIDIA G-SYNC 対応 | ||||
バックライトキーボード(日本語配列、テンキー、4ZONE LEDライティング対応) | |||||
HP Wide Vision HD Webcam (約92万画素) | |||||
内蔵Gigabit LAN (10/100/1000) | |||||
IEEE802.11a/b/g/n/ac 、 Bluetooth 5.0、機内モードオン/オフボタン付き | |||||
SDカードスロット | |||||
HDMI 2.0 出力端子 × 1 Mini DisplayPort × 1、 USB Type-C 3.1 Gen2 × 1 ( Thunderbolt 3、電源オフUSBチャージ機能対応 ) USB3.1 Gen1 × 3 (うち1ポートは電源オフUSBチャージ機能対応) ネットワークポート×1 ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1 | |||||
Audio by Bang & Olufsen 内蔵デュアルスピーカー Realtek HighDefinition Audio準拠 内蔵デュアルマイク | |||||
約 360 × 262 × 20 (サーマルバンプを含んだ場合 : 27.5) mm | |||||
約 2.48 kg | |||||
200W ACアダプター | |||||
最大 5時間30分 | 最大 5時間 | ||||
マカフィー リブセーフ (1年版) | |||||
1年間 (引き取り修理サービス、パーツ保証) | |||||
使い方サポート1年間 | |||||
◆OMEN by HP 15-dh0000(スペックPDF) |
OMEN by HP 15 シリーズ 新旧モデルの違い(スペック比較)
新モデル「OMEN by HP 15-dh0000」の特徴や旧モデルからの変更点を簡潔にまとめました。
◆インテルプロセッサーが最新の「第9世代」になった
新モデルは第9世代のCore i7-9750H、Core i5-9300Hプロセッサーを搭載!
◆大容量のSSD (PCIe NVMe M.2) を搭載したモデルを追加
256GB(ベーシック、スタンダード)と512GB(パフォーマンス、ハイパフォーマンス)
◆HDDの容量が減り高回転になった
2TB HDD (SATA, 5400回転)→1TB HDD (SATA, 7200回転)
◆グラフィックスの選択肢が増えた
GeForce RTX 2060、GeForce GTX 1660 Ti 搭載モデルが追加
◆G-SYNC 対応の有無
新モデルはハイパフォーマンスモデルのみ対応
◆Webカメラの解像度
約92万画素→約200万画素に変更
◆インターフェース
新モデルはマイク入力ポートが廃止されています。
◆旧モデルよりも20%薄型化
幅や奥行きはほぼ同じサイズですが、厚みが5mmほど薄くなりました。
◆冷却性能の向上
エアフローが旧モデルよりも6%強化されています。
新モデルは第9世代のCore i7-9750H、Core i5-9300Hプロセッサーを搭載!
◆大容量のSSD (PCIe NVMe M.2) を搭載したモデルを追加
256GB(ベーシック、スタンダード)と512GB(パフォーマンス、ハイパフォーマンス)
◆HDDの容量が減り高回転になった
2TB HDD (SATA, 5400回転)→1TB HDD (SATA, 7200回転)
◆グラフィックスの選択肢が増えた
GeForce RTX 2060、GeForce GTX 1660 Ti 搭載モデルが追加
◆G-SYNC 対応の有無
新モデルはハイパフォーマンスモデルのみ対応
◆Webカメラの解像度
約92万画素→約200万画素に変更
◆インターフェース
新モデルはマイク入力ポートが廃止されています。
◆旧モデルよりも20%薄型化
幅や奥行きはほぼ同じサイズですが、厚みが5mmほど薄くなりました。
◆冷却性能の向上
エアフローが旧モデルよりも6%強化されています。
OMEN by HP 15 シリーズの新旧モデル比較 | |||
![]() | ![]() | ||
OMEN by HP 15-dh0000 NEW! | OMEN by HP 15-dc1000 ※レビュー | ||
Windows 10 Pro (64bit) | Windows 10 Pro (64bit) | ||
Core i7-9750H Core i5-9300H | Core i7-8750H | ||
モバイル インテル HM370 チップセット | モバイル インテル HM370 チップセット | ||
16GB (8GB×2) DDR4-2666MHz | 16GB (8GB×2) DDR4-2666MHz | ||
256GB SSD (PCIe NVMe M.2) + 1TB HDD (SATA, 7200回転) 512GB SSD (PCIe NVMe M.2) + 1TB HDD (SATA, 7200回転) | 256GB SSD (PCIe NVMe M.2) + 2TB HDD (SATA, 5400回転) | ||
GeForce RTX 2070 with Max-Q Design GeForce RTX 2060 GeForce GTX 1660 Ti | GeForce RTX 2070 with Max-Q Design | ||
15.6インチワイド・フルHD非光沢・ IPSディスプレイ(144Hz / 1920×1080 / 最大1677万色 / 300nit) ※ハイパフォーマンスモデルのみ NVIDIA G-SYNC 対応 | 15.6インチワイド・フルHD非光沢 IPSディスプレイ (144Hz/1920×1080 / 最大1677万色 / 300nit) NVIDIA G-SYNC 対応 | ||
バックライトキーボード (日本語配列、テンキー、 4ZONE LEDライティング対応) | バックライトキーボード (日本語配列、テンキー、 4ZONE LEDライティング対応) | ||
HP Wide Vision フルHD Webcam (約200万画素) | HP Wide Vision HD Webcam (約92万画素) | ||
内蔵Gigabit LAN (10/100/1000) | 内蔵Gigabit LAN (10/100/1000) | ||
IEEE802.11a/b/g/n/ac Bluetooth 5.0 機内モードオン/オフボタン付き | IEEE802.11a/b/g/n/ac Bluetooth 5.0 機内モードオン/オフボタン付き | ||
SDカードスロット | SDカードスロット | ||
HDMI 2.0 出力端子 × 1 Mini DisplayPort × 1 USB Type-C 3.1 Gen2 × 1 USB3.1 Gen1 × 3 ネットワークポート ×1、 ヘッドフォン出力/ マイク入力コンボポート×1 | HDMI 2.0 出力端子 × 1 Mini DisplayPort × 1 USB Type-C 3.1 Gen2 × 1 USB3.1 Gen1 × 3 ネットワークポート ×1 ヘッドフォン出力/ マイク入力コンボポート×1 マイク入力ポート×1 | ||
Audio by Bang & Olufsen 内蔵デュアルスピーカー Realtek HighDefinition Audio準拠 内蔵デュアルマイク | Audio by Bang & Olufsen 内蔵デュアルスピーカー Realtek HighDefinition Audio準拠 内蔵デュアルマイク | ||
約 361 × 262 × 20-26.5mm | 約 360 × 263 × 25.5-30mm | ||
約 2.48 kg | 約 2.48 kg | ||
230W ACアダプター | 200W ACアダプター | ||
マカフィー リブセーフ (1年版) | マカフィー リブセーフ (1年版) | ||
1年間 (引き取り修理サービス、パーツ保証) | 1年間 (引き取り修理サービス、パーツ保証) | ||
使い方サポート1年間 | 使い方サポート1年間 | ||
OMEN by HP 15-dh0000 ◆スペックPDF | OMEN by HP 15-dc1000 ◆スペックPDF |
新モデルの外観・デザイン
新モデルのデザインは、旧モデルで採用されていたアンギュラーフォーム(ゴツゴツした、角ばった形状)が少なくなりました。天面のロゴマーク色やテクスチャなども変更され、従来製品よりも洗練された印象に仕上がっています。
◆新モデルのデザイン(旧モデルとの違い)
・角ばった部分(ゴツゴツした形状)が少なくなりスッキリとしたデザインになった。
・OMENのロゴマークの色がレッド→シルバーに変更。
・天面のカーボン調のテクスチャ→ヘアライン仕上げに変更。
・レッドの「X」ライン(※参考画像)を廃止。
・角ばった部分(ゴツゴツした形状)が少なくなりスッキリとしたデザインになった。
・OMENのロゴマークの色がレッド→シルバーに変更。
・天面のカーボン調のテクスチャ→ヘアライン仕上げに変更。
・レッドの「X」ライン(※参考画像)を廃止。
旧モデルは後部や排熱口などが複雑な形状(※参考画像)になっていましたが、新モデルは突起がなくシンプルなデザインに変更されています。
144Hz駆動の15.6型フルHD・IPSディスプレイ(非光沢)
「OMEN by HP 15 シリーズ」は、ゲーム画面の高速描画が可能な144Hz駆動のディスプレイを搭載。表面処理は映り込みが少なく画面が見やすい「非光沢」で、視野角が広いIPSパネルを採用。
新旧モデルのディスプレイ仕様は同じですが、新モデルは「NVIDIA G-SYNC」がハイパフォーマンスモデルのみ対応となっています。
モデル名 | OMEN by HP 15-dh0000 (新モデル) | OMEN by HP 15-dc1000 (旧モデル:レビュー) |
サイズ | 15.6インチワイド | 15.6インチワイド |
表面処理 | 非光沢 | 非光沢 |
解像度 | フルHD (1920×1080) | フルHD (1920×1080) |
パネル | IPS方式 | IPS方式 |
リフレッシュレート | 144Hz駆動 | 144Hz駆動 |
カラー | 最大1677万色 | 最大1677万色 |
輝度 | 300nit | 300nit |
NVIDIA G-SYNC | ※ハイパフォーマンス モデルのみ対応 | 対応 |
※「NVIDIA G-SYNC」は、画面のスタッタリング(カクツキ)やティアリング(画面のズレ)などを抑える仕組みです。
4つのゾーンの色変更が可能なバックライトキーボード
展示機(海外仕様)には英語キーボードが搭載されていますが、日本で販売される製品は「日本語配列キーボード」になります。
キーボードの仕様は新旧モデル同じで変更点はありません。キーボードのLEDは4つのゾーンの色変更が可能です。(※参考画像:旧モデルのイルミネーション設定)
モデル名 | OMEN by HP 15-dh0000 (新モデル) | OMEN by HP 15-dc1000 (旧モデル:レビュー) |
配列 | 日本語配列 JIS標準準拠[105キー] | 日本語配列 JIS標準準拠[105キー] |
テンキー | 〇 | 〇 |
マクロキー | - | - |
キーピッチ | 約18.6×18.6mm | 約18.6×18.6mm |
キーストローク | 約1.8mm | 約1.8mm |
26キーロールオーバー アンチゴースト機能※ | 〇 | 〇 |
イルミネーション | 4ZONE LEDライティング対応 | 4ZONE LEDライティング対応 |
インターフェース部分
新モデルはインターフェース類の配置が大きく変更され、主要な端子は左側面に集中しています。マイク入力ポートは廃止されました。
モデル名 | OMEN by HP 15-dh0000 (新モデル) | OMEN by HP 15-dc1000 (旧モデル:レビュー) |
左側面 | 電源コネクター ネットワークポート(RJ45)×1 HDMI 2.0 出力端子 × 1 USB3.1 Gen1 × 2 Mini DisplayPort × 1 USB Type-C 3.1 Gen2 × 1 ヘッドフォン出力/ マイク入力コンボポート×1 | USB 3.1 Gen1×1 SDカードスロット×1 ヘッドフォン出力/ マイク入力コンボポート×1 マイク入力ポート×1 |
右側面は新旧モデルともに必要最小限の端子のみ搭載。
モデル名 | OMEN by HP 15-dh0000 (新モデル) | OMEN by HP 15-dc1000 (旧モデル:レビュー) |
右側面 | SDカードスロット USB3.1 Gen1 × 1 | USB 3.1 Gen1 × 1 電源コネクター |
旧モデルは背面に多くの端子を搭載していましたが、新モデルは背面に端子類を搭載していません。
モデル名 | OMEN by HP 15-dh0000 (新モデル) | OMEN by HP 15-dc1000 (旧モデル:レビュー) |
背面 | なし | ネットワークポート (RJ45) × 1 USB3.1 Gen1 × 1 HDMI 2.0 出力端子 × 1 Mini DisplayPort × 1 USB Type-C 3.1 Gen2×1 セキュリティロックケーブル用スロット |
インテル Core i7-9750H、Core i5-9300Hプロセッサーの性能について
PassMark ベンチマークはあくまでも目安としてご覧ください。
マルチスレッドのテストではコアやスレッド数の違いが大きく影響します。6コア12スレッドの「Core i7-9750H」と「Core i7-8750H」の差はそれほど大きくありませんが、4コア8スレッドの「Core i5-9300H」は上位のプロセッサーに大きく差をつけらています。
「Core i5-9300H」は下位のベーシックモデルにのみ搭載されています。マルチスレッド性能は上位モデルと比較すると少し見劣りしますが、ゲームをプレイするために必要な性能は備えています。
■マルチスレッド性能(スコア)の比較
Core i9-9880H・・・169%
Core i7-9750H・・・141%
Core i7-8750H・・・128% ※旧モデル
Core i5-9300H・・・100%
■シングルスレッド性能(スコア)の比較
Core i9-9880H・・・109%
Core i7-9750H・・・106%
Core i7-8750H・・・99% ※旧モデル
Core i5-9300H・・・100%
※新モデルに搭載されているCore i5-9300Hを100%とした場合。
Core i9-9880H・・・169%
Core i7-9750H・・・141%
Core i7-8750H・・・128% ※旧モデル
Core i5-9300H・・・100%
■シングルスレッド性能(スコア)の比較
Core i9-9880H・・・109%
Core i7-9750H・・・106%
Core i7-8750H・・・99% ※旧モデル
Core i5-9300H・・・100%
※新モデルに搭載されているCore i5-9300Hを100%とした場合。
OMEN by HP 15-dh0000 (新モデル) | ||
ハイパフォーマンスモデル | Core i7-9750H 最大4.50GHz、6コア12スレッド | |
パフォーマンスモデル | ||
スタンダードモデル | ||
ベーシックモデル | Core i5-9300H ※最大4.10GHz、4コア8スレッド | |
OMEN by HP 15-dc1000(旧モデル) | ||
ハイパフォーマンスプラスモデル | Core i7-8750H 最大4.10GHz、6コア12スレッド | |
メモリの規格・搭載量について
OMEN by HP 15-dh0000 (新モデル) | ||
ハイパフォーマンスモデル | 16GB (8GB×2) DDR4-2666MHz ※2スロット (SO-DIMM) | |
パフォーマンスモデル | ||
スタンダードモデル | ||
ベーシックモデル | ||
OMEN by HP 15-dc1000(旧モデル) | ||
ハイパフォーマンスプラスモデル | 16GB (8GB×2) DDR4-2666MHz ※2スロット (SO-DIMM) | |
新モデルは全てのモデルが16GBのDDR4-2666MHzメモリを搭載。旧モデルとの違いもありません。
ストレージ(規格、容量、構成の違い)
OMEN by HP 15-dh0000 (新モデル) | ||
ハイパフォーマンスモデル | 512GB SSD (PCIe NVMe M.2) + 1TB HDD (SATA, 7200回転) | |
パフォーマンスモデル | ||
スタンダードモデル | 256GB SSD (PCIe NVMe M.2) + 1TB HDD (SATA, 7200回転) | |
ベーシックモデル | ||
OMEN by HP 15-dc1000(旧モデル) | ||
ハイパフォーマンスプラスモデル | 256GB SSD (PCIe NVMe M.2) + 2TB HDD(SATA, 5400回転) | |
ストレージの構成は新旧モデルで異なっています。新モデルは512GB SSD搭載したモデルが追加されました。HDDの容量は半分の1TBに減っていますが、回転数が速いものが搭載されています。
グラフィックス(スペック、性能比較)
PassMark ベンチマークはあくまでも目安としてご覧ください。
OMEN by HP 15シリーズの最上位モデルにはGeForce RTX 2070 with Max-Q Designが搭載されていますが、新モデルはRTX 2060 、GTX 1660 Tiを搭載したモデルが追加されています。
実機テストでは少し異なる結果になるかもしれませんが、PassMarkベンチマークではRTX 2070 Max-Q、RTX 2060 、GTX 1660 Tiの差は約5%程度となっています。
【参考記事】
◆OMEN by HP 15-dc1000(RTX 2070 Max-Q)の性能をチェック!
OMEN by HP 15-dh0000 (新モデル) | ||
ハイパフォーマンスモデル | GeForce RTX 2070 with Max-Q Design | |
パフォーマンスモデル | GeForce RTX 2060 | |
スタンダードモデル | GeForce GTX 1660 Ti | |
ベーシックモデル | ||
OMEN by HP 15-dc1000(旧モデル) | ||
ハイパフォーマンスプラスモデル | GeForce RTX 2070 with Max-Q Design | |
レイトレーシング対応ゲームをプレイするのなら、パフォーマンスモデル(RTX 2060)、ハイパフォーマンスモデル(RTX 2070 Max-Q )をお勧めします。
ドライバーの対応でGTX 1660Tiでも「レイトレーシング対応ゲーム」をプレイすることができるかもしれませんが、快適なゲームプレイは望めない(上記のPassMarkベンチマークよりも大きな性能差が出る)と思われます。
■「Max-Q Design」について
冷却性能が限られる薄型のゲーミングノートに搭載するための仕様で、最高性能よりも電力効率の良さ(性能を控えめにして発熱や消費電力を抑える)を追求した設定になっています。
■GeForce RTX シリーズについて
NVIDIAのRTX シリーズは「リアルタイム レイ トレーシング 」に対応。真価を発揮できるのはレイトレーシングに対応したゲームに限られますが、光の処理や映り込みなどの表現がとてもリアルになります。
【NVIDIA公式サイト】
◆GEFORCE RTX ゲーミング ノート PC
冷却性能が限られる薄型のゲーミングノートに搭載するための仕様で、最高性能よりも電力効率の良さ(性能を控えめにして発熱や消費電力を抑える)を追求した設定になっています。
■GeForce RTX シリーズについて
NVIDIAのRTX シリーズは「リアルタイム レイ トレーシング 」に対応。真価を発揮できるのはレイトレーシングに対応したゲームに限られますが、光の処理や映り込みなどの表現がとてもリアルになります。
【NVIDIA公式サイト】
◆GEFORCE RTX ゲーミング ノート PC
「OMEN by HP 15-dh0000シリーズ」の価格
OMEN by HP 15-dh0000 (新モデル) | ||
ハイパフォーマンスモデル (Core i7-9750H、RTX 2070 Max-Q) ※G-SYNC 対応 | ¥198,000(税込)~ | |
パフォーマンスモデル (Core i7-9750H、RTX 2060) | ¥176,000(税込)~ | |
スタンダードモデル (Core i7-9750H、GTX 1660 Ti) | ¥159,500(税込)~ | |
ベーシックモデル (Core i5-9300H、GTX 1660 Ti) | ¥139,920(税込)~ | |
OMEN by HP 15-dc1000(旧モデル) | ||
ハイパフォーマンスプラスモデル (Core i7-8750H、RTX 2070 Max-Q) G-SYNC 対応 | ¥178,200(税込)~ | |
「OMEN by HP 15-dh0000シリーズ」の中で最も安いのはベーシックモデルですが、プロセッサーの性能は他のモデルよりも少し低めです。
新旧モデルの「ハイパフォーマンスプラスモデル」を比較すると、新モデルの方がプロセッサーの性能は1割くらい良いのですが、RTX 2070 Max-Q グラフィックスは同じなので、少しクセがあるデザインが気にならないのなら旧モデルの方がお得感があります。
GTX 1660 Tiを搭載したモデルはRTX シリーズを搭載したモデルよりも価格が安いのですが、レイトレーシング対応ゲームをプレイするには厳しい性能なので「ある程度の割り切り」が必要になります。
まとめ
OMENシリーズの新型ゲーミングノート「OMEN by HP 15-dh0000」の特徴を簡単にまとめました。
・デザインが一新されゲーミングPC特有のクセが少ないデザインになった
・第9世代インテル Core プロセッサーを搭載
・旧モデルよりも20%薄型化
・エアフローが旧モデルよりも6%強化
・4モデル展開になり選択肢が増えた
新モデルは最新世代のインテル製プロセッサーを搭載し、薄型化を実現しながらエアフローを強化するなど性能面でも着実に進化。4モデル展開になった(価格が安めのモデルが追加された)ので、予算や自分の使い方に応じたスペックを選びやすくなっています。
デザイン面では、旧モデルで採用されていたアンギュラーフォーム(角ばった形状)やカーボン調のテクスチャなどを廃止。ロゴマークの色がレッドから「シルバー」に変更され、従来製品よりもスタイリッシュで「洗練された印象」に仕上がっています。
【メーカー製品詳細ページ】
◆OMEN 15 & OMEN 17 製品詳細
◆OMEN by HP 15-dh0000(スペックPDF)※15.6インチモデル
【関連記事】
◆HPの新型ゲーミングノート3機種比較(OMEN X 2S 15、OMEN by HP 15、OMEN by HP 17)
◆速攻レビュー:デュアルスクリーンを搭載した『OMEN X 2S 15』の製品特徴・性能について
◆OMEN 15 & OMEN 17 製品詳細
◆OMEN by HP 15-dh0000(スペックPDF)※15.6インチモデル
【関連記事】
◆HPの新型ゲーミングノート3機種比較(OMEN X 2S 15、OMEN by HP 15、OMEN by HP 17)
◆速攻レビュー:デュアルスクリーンを搭載した『OMEN X 2S 15』の製品特徴・性能について
■レビューについて
※商品仕様/価格については最終更新日時点のものです。
※製品仕様やPCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※温度や消費電力の測定値は目安です。使用状況や環境によって変わります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
- 関連記事
-
-
【実機ベンチマーク】OMEN by HP 15-dh0011TX(Core i7-9750H、RTX 2070 Max-Q) 2020/01/08
-
【速攻レビュー】OMEN by HP 15-dh0000の製品特徴・新旧モデル比較 2019/09/02
-
OMEN by HP 15-dc0000のメモリ増設方法(16GB→32GB) 2019/04/04
-
【実機レビュー】OMEN by HP 15-dc1000(RTX 2070 Max-Q)の性能をチェック! 2019/03/27
-
OMEN by HP 15-dc0000のSSDを大容量の 1TB に換装! 2019/03/18
-
【OMEN by HP 15-dc0000】底面カバーの取り外し方 2019/03/16
-
OMEN by HP 15-dc0000(GTX 1070 MAX-Q)でPUBGプレイ時のフレームレートを計測! 2018/09/28
-
【徹底レビュー】15.6インチ・ゲーミングノート「OMEN by HP 15-dc0000」の外観・デザイン 2018/08/11
-
カテゴリ
タグ