この記事では、HP Spectre x360 13-ap0000(2018年10月モデル)を外に持ち運んだ時の感想(急速充電、ディスプレイの映り込み、ACアダプターの使い勝手など)をまとめています。
【2019年5月29日更新】大幅な加筆修正を行いました。
【2019年4月5日更新】内容の見直し、加筆修正を行いました。
【2019年2月20日更新】ホテルの部屋で使用したときの感想を追記。
【2019年2月17日更新】実際に新幹線で使用したときの感想を追記。
■目次(ページ内リンク)
下記のリンクをクリックすると目的の場所にジャンプします。
【この記事で使用しているノートPCについて】
◆HP Spectre x360 13(2018年10月モデル)について
【ファストチャージ機能】
◆30分、45分の急速充電でどれくらいチャージできるかをチェック! ※5/31追記
【外に持ち運んだ時の使用感や気になること】
◆サイズ・重さについて ※6/4追記
◆手でさわったときのヨゴレについて ※5/29追記
◆ディスプレイの映り込みについて ※5/29追記
◆テーブルを広く使える「テントモード」が便利 ※5/29追記
【ACアダプターについて】
◆ACアダプターの仕様が変更されたHP Spectre x360 13(2018年10月モデル)
◆3ピンソケット用の電源ケーブル(20cm)を購入
◆用意した電源ケーブルをACアダプターに取り付けてみる
【新幹線で実際に使用した場合】
◆テーブルの近くにコンセントがある場合
◆コンセントが下側にある場合
【ホテルの部屋(テーブルの近くにコンセントがある状況)で使用した場合】
◆電源ケーブル(20cm)を使用した場合
◆ダックヘッドを使用した場合
◆ひと工夫することで「持ち運びやすくなった」ACアダプター
【まとめ】
◆ひと工夫することで「持ち運びやすくなった」ACアダプター
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【この記事で使用しているノートPCについて】
◆HP Spectre x360 13(2018年10月モデル)について
【ファストチャージ機能】
◆30分、45分の急速充電でどれくらいチャージできるかをチェック! ※5/31追記
【外に持ち運んだ時の使用感や気になること】
◆サイズ・重さについて ※6/4追記
◆手でさわったときのヨゴレについて ※5/29追記
◆ディスプレイの映り込みについて ※5/29追記
◆テーブルを広く使える「テントモード」が便利 ※5/29追記
【ACアダプターについて】
◆ACアダプターの仕様が変更されたHP Spectre x360 13(2018年10月モデル)
◆3ピンソケット用の電源ケーブル(20cm)を購入
◆用意した電源ケーブルをACアダプターに取り付けてみる
【新幹線で実際に使用した場合】
◆テーブルの近くにコンセントがある場合
◆コンセントが下側にある場合
【ホテルの部屋(テーブルの近くにコンセントがある状況)で使用した場合】
◆電源ケーブル(20cm)を使用した場合
◆ダックヘッドを使用した場合
◆ひと工夫することで「持ち運びやすくなった」ACアダプター
【まとめ】
◆ひと工夫することで「持ち運びやすくなった」ACアダプター
HP Spectre x360 13(2018年10月モデル)について
HP Spectre x360 13-ap0000(2018年10月モデル:以下HP Spectre x360 13)は、エッジ部分に「エメラルドカット加工」が施されたデザインで登場。この記事では「外に持ち運んだ時の使用感」、「ACアダプターの使い勝手」などをチェックしています。
30分、45分の急速充電でどれくらいチャージできるかをチェック!
HP Spectre 13はファストチャージ機能(急速充電)を搭載しています。急速充電をする場合は「一度PCをシャットダウン」する必要があります。
【ファストチャージの使い方】
1)一度PCをシャットダウンする
2)ACアダプターを接続して充電する
1)一度PCをシャットダウンする
2)ACアダプターを接続して充電する
約30分の急速充電を行った場合
メーカーの仕様では「バッテリ充電残量が0~50%の場合、30~45分以内に全容量の50%まで充電可能」となっていますが、ベーシックモデル(Core i5-8265U搭載)で実際にどれくらい充電できるのかを試してみました。
バッテリー残量30%の状態で急速充電を約30分行ってみると、バッテリー残量は66%(+36%)になりました。全容量の50%まで充電するにはもう少し充電時間を長くする必要がありそうです。
約45分の急速充電を行った場合
急速充電を約45分行うと、バッテリー残量は38%→82%(+44%)になりました。1分で約1%充電できる計算になります。
仕様の50%には届きませんでしたが、お出かけ前や、コンセントが付いている列車(新幹線や特急など)で移動中に充電しておけば、ある程度使えるくらいの容量までチャージすることが可能です。
サイズ・重さについて
Spectre x360 13はA4(297x210mm)よりも少し(7~10mmくらい)大きいサイズです。約1.32 kgなので手提げバッグに入れて持ち運び可能な重さですが、移動距離が長い場合やACアダプターも持っていく場合は「パックパック」を使用した方が楽に持ち運ぶことができます。
◆オシャレで実用的な『HP 15.6 プレミアムアーバンバックパック』のレビュー
幅 x 奥行き x 高さ(最薄 - 最厚部) | 質量 |
308 × 217 × 14.3 - 16.0 mm | 約1.32 kg |
※ACアダプターのサイズ・質量:58mm(幅)×88mm(奥行き)×20mm(厚さ)約207g
※ダックヘッドの質量:約41g
手でさわったときのヨゴレについて
「ポセイドンブルー」や「アッシュブラック」のようなダークな色味はSpectreらしくてカッコ良いカラーですが、手でさわった跡が目立ちやすいというデメリットがあります。
ヨゴレを気にされる方は「シルバー」の方が良かったのかもしれませんが、2018年10月モデルでは「法人向け製品のようなイメージで特徴がない」という理由で廃止されました。
ディスプレイの映り込みについて
上の画像は屋外で使用したときのもの。ディスプレイは「光沢」なので建物や飲み物などが映り込んでいます。
カフェなどで使用したときは、座る場所によっては「照明の光」などが映り込んで気になる場合があるので、持ち運んでいつでもどこでも作業される方はオプションの「非光沢フィルム」を貼った方が良いかもしれません。
テーブルを広く使える「テントモード」
HP Spectre x360 13はディスプレイが360度回転する「コンバーチブルPC」なので4つのモード(ノートPCモード、テントモード、スタンドモード、タブレットモード)で使うことができます。
「テントモード」は手前にキーボードがない状態になるので動画を視聴するときに便利です。設置スペースはノートPCモードの半分くらいで済むので、テーブルのスペースを有効に活用することが可能です。
上の画像は北陸新幹線(かがやき)で撮影したものです。最前列なので他の席よりもかなりテーブルが大きいのですが、「テントモード」にすることでテーブルを広々と使うことができるようになります。
こちらは特急(能登かがり火)に乗った時の画像です。テーブルが小さめですが省スペースの「テントモード」なら余裕で置くことができます。窓際に置いた場合はかなり映り込みがあります。
ACアダプターの仕様が変更されたHP Spectre x360 13(2018年10月モデル)
HP Spectre x360 13は、スタイリッシュなデザイン、最新プロセッサーや先進機能の搭載、新カラーの「ポセイドンブルー」などとても気に入っている部分がたくさんあるのですが、1つだけ「どうして変更したのだろう?」と気になっているところがあります。
それはACアダプターの「ダックヘッド」です。
旧モデル(2017年11月モデル)に付属しているACアダプターのダックヘッド(※参考記事:2017年11月モデルの付属品)は「金属のプラグ部分を折りたたむことができるタイプ」で持ち運び時にとても便利でしたが、2018年10月モデルに付属しているものは「折りたたむことができないタイプ」になってしまいました。プラグ部分にキャップを付けたとしても、大きく飛び出した状態になります。
別の見方をすれば「可動部分がないので耐久性が非常に良い」ということになりますが、持ち運びという点では他のものを傷つけたり痛めてしまう可能性があるので少々不便です。
3ピンソケットの形状が異なるので、2017年11月モデルのダックヘッド(※参考画像)を2018年10月モデルのACアダプターに取り付けることはできませんでした。
【ACアダプターのサイズ・質量】
・サイズ:58mm(幅)×88mm(奥行き)×20mm(厚さ)
・質量:約207g
【ダックヘッド】
・質量:約41g
※2019年12月モデル(⇒ 実機レビュー)にも同じACアダプターが同梱されています。
それはACアダプターの「ダックヘッド」です。
旧モデル(2017年11月モデル)に付属しているACアダプターのダックヘッド(※参考記事:2017年11月モデルの付属品)は「金属のプラグ部分を折りたたむことができるタイプ」で持ち運び時にとても便利でしたが、2018年10月モデルに付属しているものは「折りたたむことができないタイプ」になってしまいました。プラグ部分にキャップを付けたとしても、大きく飛び出した状態になります。
別の見方をすれば「可動部分がないので耐久性が非常に良い」ということになりますが、持ち運びという点では他のものを傷つけたり痛めてしまう可能性があるので少々不便です。
3ピンソケットの形状が異なるので、2017年11月モデルのダックヘッド(※参考画像)を2018年10月モデルのACアダプターに取り付けることはできませんでした。
【ACアダプターのサイズ・質量】
・サイズ:58mm(幅)×88mm(奥行き)×20mm(厚さ)
・質量:約207g
【ダックヘッド】
・質量:約41g
※2019年12月モデル(⇒ 実機レビュー)にも同じACアダプターが同梱されています。
3ピンソケット用の電源ケーブル(20cm)を購入
ダックヘッドの替わりになりそうなものをインターネットで探すと「3ピンソケット用の電源ケーブル(20cm)」が見つかりました。
同じような製品がいくつもありましたが、BUFFALOのアース線(黄色と緑)がないものがスッキリしていて良さそうだったのでAmazonで下記の電源ケーブルを購入。価格は500円くらいです。
【Amazon.co.jp】
BUFFALO 電源ケーブルDELL/HP用3ピンソケット(メス)⇔2ピンプラグ(オス)20cm BSACC0802BKA
同じような製品がいくつもありましたが、BUFFALOのアース線(黄色と緑)がないものがスッキリしていて良さそうだったのでAmazonで下記の電源ケーブルを購入。価格は500円くらいです。
【Amazon.co.jp】
BUFFALO 電源ケーブルDELL/HP用3ピンソケット(メス)⇔2ピンプラグ(オス)20cm BSACC0802BKA
ケーブルの長さは20cm(※コードの部分のみ)ですが、コネクタ部分を含む長さは約32cm。重さはダックヘッド(約41g)よりも僅かに軽い約37gです。
■コネクター形状:ACアダプター側:3ピンソケット(メス)、ACコンセント側:2ピンプラグ(オス)
■ケーブル長:20cm(※コネクタ部分を含まないコードの部分のみ)
■質量:約37g (※実測値)
■コネクター形状:ACアダプター側:3ピンソケット(メス)、ACコンセント側:2ピンプラグ(オス)
■ケーブル長:20cm(※コネクタ部分を含まないコードの部分のみ)
■質量:約37g (※実測値)
用意した電源ケーブルをACアダプターに取り付けてみる
電源ケーブル(20cm)をACアダプターに取り付けてみました。ACアダプター本体はとてもコンパクトなサイズだということがわかります。
通常はケーブルを巻き付けるような使い方は「根元の部分に負担がかかる」ので推奨されていませんが、2018年10月モデルのACアダプターは「ケーブルを本体に巻き付ける」ことを前提とした設計なので、このようにケーブルをコンパクトにまとめて持ち運ぶことができます。この点は旧モデルのACアダプターよりも優れています。
◆Notebook PC シリーズ - AC アダプターおよび電源コードの取り扱いについて
◆Notebook PC シリーズ - AC アダプターおよび電源コードの取り扱いについて
実際に使用した場合(新幹線でテーブルの近くにコンセントがある場合)
北陸新幹線で電源ケーブル(20cm)を取り付けたACアダプターを使ってみました。上の写真は出入り口に最も近い席で撮ったものです。
新幹線で「テーブルが広くコンセントがテーブルの近くにある場所」は限られますが、このような状況では20cmのケーブルでも問題ありませんでした。
実際に使用した場合(新幹線でコンセントが下側にある場合)
ACアダプターが床に触れてしまうことを気にしなければ「20cmの電源ケーブル」でも良いのですが、床に置きたくない場合は「ダックヘッド」の方が適しています。
【左側の画像】座席の下に備えられているコンセント
【右側の画像】窓際の席用のコンセント
※コンセントの位置は車両によって異なります。
【右側の画像】窓際の席用のコンセント
※コンセントの位置は車両によって異なります。
ホテルの部屋:電源ケーブル(20cm)を使用した場合
テーブルの近くにコンセントがある状況(画像はホテルの部屋)。電源ケーブル(20cm)を使用する場合はACアダプターを置くスペースが必要になります。
テーブルが狭い場合はケーブルの取り回しやアダプターの置き方に少し苦労する場合がありますが、比較的スッキリとした状態で使えます。
ホテルの部屋:ダックヘッドを使用した場合
ダックヘッドを使用した場合は「ACアダプターをテーブルに置く必要がない」ので、電源ケーブル(20cm)を使用したときよりもスッキリとした状態で使うことができます。
荷物を持つ余裕がある場合は、電源ケーブル(20cm)だけでなくダックヘッドも持っていた方が便利かもしれません。いろんな状況に対応しやすくなります。
ひと工夫することで「持ち運びやすくなった」ACアダプター
HP Spectre x360 13(2018年10月モデル)はACアダプターの仕様が変更されました。
・ケーブルをコンパクトにまとめやすい。
・「ダックヘッド」が折りたたむことができないタイプになった。
このアダプターはコードを巻き付けて使うことを前提とした設計なので、不要な部分をアダプターに巻き付けて「スッキリとまとめた状態」で使うことができます。この点は変更されて良かったところです。(※参考画像:新幹線で使用した場合)
デメリットに感じていたのは「折りたためないダックヘッド」ですが、自分で電源ケーブル(20cm)を用意し、プラグ部分のキャップは同梱されている長めの電源コード(※参考画像)から流用しました。
使い勝手に関しては「ダックヘッド」の方が良い場合がありますが、短めの電源ケーブルに変えることで「かなり持ち運びしやすく」なっています。
パソコンを使う環境によっては同梱されているダックヘッドや長めの電源ケーブル(※全長約1m:コード部分のみ約90cm)の方が使いやすい場合があると思います。あくまでも参考としてご覧ください。
まとめ
■HP Spectre x360 13(2018年モデル)の気になるところ
・手でさわったヨゴレが目立ちやすい。
・光沢パネルなので映り込みがある。
・ACアダプターのダックヘッドの替わりに「短めの電源ケーブル」を使用することで持ち運びしやすくなる。
ダークな色はヨゴレが目立ちやすいのですが、Spectreには「精悍な印象のカラー」が似合います。ディスプレイの映り込みは使用環境次第です。持ち運んでカフェなどで作業する場合は自由に場所を選べないことが多いので「非光沢フィルム(アンチグレア)」を貼った方が良いかもしれませんが、反射が少なくなるので画面の鮮やかさが少し落ちます。
ACアダプターはひと工夫することで持ち運びしやすくなりました。HP Spectre x360 13のフルHD搭載モデルはバッテリー駆動時間が長いので、使い方によってはACアダプターを持ち運ぶ必要がないかもしれません。(※当サイトのテストでは16時間40分:◆実機テスト)
※今後、使用していて気になるところが出てきたら加筆修正したいと思います。
【メーカー製品詳細ページ】
◆HP Spectre x360 13-ap0000 (2018年10月モデル) 製品詳細
◆HP Spectre x360 13-ap0000 スペックPDF
【トラブルシューティング・ドライバー・使用方法など】
◆HP Spectre 13-ap0000 x360 Convertible PC サポートページ
◆ユーザーガイドPDF(取扱説明書:コンピューターの概要・使い方)
◆HP クラウドリカバリツールの使用(Windows 10、7)
【実機レビュー:アッシュブラック】
◆外観・デザイン徹底レビュー:精悍な印象の「アッシュブラック」
◆パフォーマンスモデル(Core i7-8565U搭載)の性能・消費電力をチェック!
【実機レビュー:ポセイドンブルー】
◆外観・デザイン徹底レビュー:モダンで斬新な印象の「ポセイドンブルー」
◆ベーシックモデル(Core i5-8265U搭載)の性能・消費電力をチェック!
【付属品のレビュー】
◆専用化粧箱&付属品(アッシュブラック、ポセイドンブルー)
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【設定に関する記事】
◆Windows10の高速スタートアップを有効(または無効)にする
◆USBメモリで「Windows 10の回復ドライブ」を作成する
◆BIOS(UEFI)画面の入り方、ファンクションキーの変更方法
■レビューについて
※商品仕様/価格については2019年5月29日時点のものです。
※製品仕様やPCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※温度や消費電力の測定値は目安です。使用状況や環境によって変わります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
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