Spectre-Folio-13-ak0000_実機レビュー

このページでは、ボディに「本革」を採用した「HP Spectre Folio 13-ak0000 シリーズ」の外観やデザイン、使い心地などについてレビューします。
 


【2019/01/18】内容の見直し、加筆修正を行いました。

【関連記事】

◆HP Spectre Folio 13-ak0000(Core i5-8200Y)の性能や発熱を検証!
◆HP Spectre Folio 13 の専用化粧箱&付属品
 

 



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◆HP Spectre Folio 13-ak0000 シリーズ(2018年10月モデル)の製品特徴

◆温かみが感じられる質感&色合いの「本革」ボディ
◆職人のこだわりが感じられる「最高ランクの本革」
◆本革のお手入れ方法や保証について
◆プレミアムPCに付けられる「スラッシュロゴ」
◆キーボード&パームレスト部分の素材
◆利用シーンに応じた使い方ができる4つのモード
◆独特の変形機構(連続写真:ノートブック→メディア→タブレットに変形)

◆13.3インチワイド・フルHD(1,920×1,080)光沢・IPSタッチディスプレイ
◆ディスプレイのsRGBカバー率は99%(Spyder5 ELETEで測定)
◆HP Wide Vision フルHD Webcam (約200万画素) / IRカメラ(※顔認証可)

◆バックライトキーボード(日本語配列、2段階調光)
◆イメージパッド タッチジェスチャー対応)
◆Bang & Olufsen クアッドスピーカー

◆インターフェース(各部名称)
◆吸気口がないシンプルな底面 / 内部の分解資料(PDF:英語)
◆底面に刻まれたメッセージ

◆リサイクルマーク
◆サイズ・質量
◆65W USB Type-C スリムACアダプター
◆HP Spectre Folio 13の専用化粧箱&付属品

【まとめ】
◆HP Spectre Folio 13は「金属のボディにはない柔らかい手触りや温もり」が魅力
 



HP Spectre Folio 13-ak0000 シリーズ(2018年10月モデル)の製品特徴

 
HP Spectre Folio 13-ak0000 シリーズ(2018年10月モデル)の製品特徴
 

HP Spectre Folio 13-ak0000 シリーズ(2018年10月モデル)の製品特徴

 
HP Spectre Folio 13-ak0000 シリーズ(以下、HP Spectre Folio 13)は、2018年11月29日より販売開始。最高ランクの「本革」で覆われたボディ、ディスプレイを360度回転させなくてもノートブックからタブレットモードに移行できる「独特の変形機構」を備えるなど、従来のSpectreシリーズとは大きく異なる特徴を持っています。
 
 

ポイント1:ボディのカバーに「本革」を採用 した新しいデザイン

 
200x120_ポイント_HP-Spectre-Folio-13-ak0000_本革デザイン_01ボディカバーにこれまでになかった「本革」を採用。金属にはない温かみがあります。
【関連項目】
◆温かみが感じられる質感&色合いの「本革」ボディ

 

ポイント2:職人のこだわりが感じられる「最高ランクの本革」

 
200x120_ポイント_HP-Spectre-Folio-13-ak0000_最高級の本革ア_01a「本革の中でも最も贅沢な部分を使用している」最高ランクのレザーを採用!
【関連項目】
◆職人のこだわりが感じられる「最高ランクの本革」


ポイント3:sRGBカバー率99%のフルHD ディスプレイを搭載

 
200x120_ポイント_HP-Spectre-Folio-13-ak0000_フルHD_01ベーシックモデルは「広視野角IPSパネル」を採用したフルHDディスプレイを搭載。
【関連項目】
◆ディスプレイのsRGBカバー率99%(Spyder5 ELETE)

 

ポイント4:独自の変形機構

 
200x120_ポイント_HP-Spectre-Folio-13-ak0000_独自の変形機構_01ディスプレイを回転させなくても「ノートブック」から「タブレットモード」に変形可能です。
【関連項目】
◆独特の変形機構(ノートブック→タブレットに変形)
 
【外観・デザインの特徴】
・ボディのカバーに「本革」を採用
・レザーの中では最も品質が高い「フルグレインレザー」
・カラーはコニャックブラウンとボルドーバーガンディ

【主なスペック】
・インテル Core i5-8200Y / Core i7-8500Yプロセッサー
・ファンレス仕様
・13.3インチワイド・フルHDブライトビュー・IPSタッチディスプレイ
・8GB メモリ
・256GB / 512GB SSD / 1TB SSD(PCIe NVMe)
・インテル HD グラフィックス 615
・日本語キーボード(バックライトは2段階調節可)
・顔認証センサー
・サイズ:約 321mm × 236mm × 15.9mm(最薄部) - 17.2mm(最厚部)
・質量:約 1.48kg
・バッテリー駆動時間:最大 19 時間

【使い勝手・機能性・拡張性】
・ディスプレイを回転させずに3つのモード(ノートブック、スタンド、タブレット)に変更可能
・Spectre アクティブペン2(アッシュブラック)が同梱 ※充電式
・USB Type-C to USB A変換アダプターが同梱

【ウイルス対策ソフト】
・マカフィー リブセーフ (1年版)

【価格・モデル】
※キャンペーン実施中!価格は2019年9月18日時点のものです。最新価格はメーカー製品詳細ページをご確認ください。

■ベーシックモデル(Core i5-8200Y)
本体が特別価格!¥143,880(税込)~

■スタンダードモデル(Core i7-8500Y)
本体が特別価格!¥161,700(税込)~

【メーカー製品詳細ページ】
◆HP Spectre Folio 13-ak0000 製品詳細icon
◆HP Spectre Folio 13-ak0000(スペックPDF)
※ボルドーバーガンディは2019年3月中旬より販売開始。



温かみが感じられる質感&色合いの「本革」ボディ

 
HP Spectre Folio 13_外観_本革
ボディに「本革」をまとった「HP Spectre Folio 13」は、金属ボディのパソコンとは全く異なる質感や雰囲気を持っている製品です。

【関連項目】
◆職人のこだわりが感じられる「最高ランクの本革」
 
HP Spectre Folio 13_外観_本革_左側面
カラーはコニャックブラウンとボルドーバーガンディ(2019年早春に販売開始予定:英語キーボード)の2種類で、今回レビューするのは「コニャックブラウン」のモデルです。

コニャックブラウンの色味は、クセがなく一般的に「茶色」と呼ばれるカラーに見えます。色は環境や光の当たり方によって変わるので、家庭の蛍光灯で見た場合は上の画像よりも少し暗めな感じに見えるかもしれません。
 
HP Spectre Folio 13_外観_前方斜めから

キーボード面の素材は従来のSpectre シリーズと同じアルミニウムですが、手や手首などで触れることが多いパームレスト部分やディスプレイの周囲には本革が使われています。
 
HP Spectre Folio 13_外観_本革_後部_メディアモード

HP Spectre Folio 13は4つのモードに変更できる「コンバーチブル」タイプのモバイルPCですが、Spectre x360 シリーズのようにディスプレイを360度回転させなくても、ノートブックからメディアモード、またはタブレットモードに変形できることが大きな特徴です。

【関連項目】
◆工夫が感じられる可動部分(連続写真:ノートブック→メディア→タブレットに変形)
◆利用シーンに応じた使い方ができる4つのモード
 
HP Spectre Folio 13_外観_本革_フォリオモード

ディスプレイ閉じた状態(フォリオモード)は大きな手帳のように見えます。側面には隙間があるので「指の引っかかり」が良くディスプレイを開きやすくなっています。
 
HP Spectre Folio 13_外観_本革_フォリオモード_斜め左

ヒンジがある後部は適度な厚みと丸みがあり手で持ちやすくなっています。
 
HP Spectre Folio 13_外観_本革_フォリオモード_前方

ディスプレイを閉じた状態(前面)。本革ならではの上質な質感が魅力的。
 
HP Spectre Folio 13_外観_本革_フォリオモード_後方

ディスプレイを閉じた状態(背面)。本革の光沢感は少なめですが、プレミアムPCに付けられるHPの「スラッシュロゴ」は少し「つや感」があります。

【関連記事】
◆プレミアムPC向にのみ付けられる「スラッシュロゴ」
 
HP Spectre Folio 13_外観_本革_天面

天面の中央にはディスプレイを変形するための折り目があるので「スラッシュロゴ」はやや下の方に配置。



職人のこだわりが感じられる「最高ランクの本革」

 
HP Spectre Folio 13_外観_本革_素材について

HP Spectre Folio 13に使われている本革は「フルグレインレザー」と呼ばれているもので、「本革の中でも最も贅沢な部分を使用している」最高ランクのレザーになります。

■Full-grain leather(フルグレイン・レザー)
銀面を自然なまま使用した最高クラスの本革。

■Top-grain leather(トップグレイン・レザー)
中級クラスの本革。銀面を切り取り真皮層を使用したもの。

■Genuine leather(ジェニュイン・レザー)
とりあえず本革ですが最も下のランク。格安ジャケットに使われることが多い。
 
HP Spectre Folio 13_外観_本革_表面_ステッチ
天面には白い「ステッチ」があります。これはデザインのアクセントとして付けられているだけでなく、可動部分の補強も兼ねています。
 
HP Spectre Folio 13_外観_本革_コバ_後方
コバ(革の切断面、切り口のこと)は、職人の腕や技術、こだわりなどが見えてくる部分です。コバは「光沢感」があり美しく丁寧に磨き上げられています。
 
HP Spectre Folio 13_外観_本革_コバ_前方
ディスプレイが開く側の「コバ」は、ヒンジ部分よりも少し細くなっています。



本革のお手入れ方法や保証について


HP Spectre Folio 13_0G1A2397


■「本革」のお手入れ方法や使用時の注意点

・カバーの清掃には柔らかいマイクロファイバーのクロスまたはセーム皮を使う。

・アルコール、アンモニア、塩素、アセトン、テレビン油、またはその他のミネラル スピリットなどの物質を含む清掃用製品を使用しないでください。

・カバーを日のあたる場所や湿気の多い場所に長時間放置しない。

・カバーがぬれた場合は、吸水性のある柔らかい布で軽くたたくようにして乾かす。

・レザーが染まったり変色したりする物質(インクや口紅など)に接触させない。

・尖ったものや凹凸のある面に接触させない。
 
HP Spectre Folio 13_0G1A2328-2
レザーには下記の保証が付いています。

【レザーの保証について】

・レザーの浮き上がり
・レザーの剥がれ
・レザーの気泡
・レザー表面コーティングの損傷
・ヒンジ部分の皮の亀裂や、箱からの損傷
・アクシデントサポート付Care Packでの盗難(ホールユニットでの代替品提供)

【サポート対象外】
・ 擦り傷、切り傷
・溶剤や染料による変色
・長期間の日光による変色
・長期間の湿度や湿気による変色
・正常な老化や摩擦
・水没・落下・衝撃・サージ等お客様起因による損傷

※レザー部分はCare Pack / アクシデントサポート付 Care Packも製造上の欠陥や部材の欠陥以外はサポート対象外。
※アクシデントサポート付 CarePack での盗難発生時は代替品提供にてサポート。



プレミアムPCに付けられる「スラッシュロゴ」

 
HP Spectre Folio 13_外観_スラッシュロゴ_ディスプレイ下
ディスプレイの下部にある「スラッシュロゴ」は光沢感があるシルバーです。色が濃い目のブラックやブラウンの中に、白や白に近いシルバーがあるとスッキリとした印象になります。
 
HP Spectre Folio 13_外観_スラッシュロゴ_天面
天面のスラッシュロゴは少し「つや感」があります。ロゴを付けるときの「型押し」は、最適な温度や押しつけ具合などを探るために何度もテストが繰り返されました。



キーボード&パームレスト部分の素材

 
HP Spectre Folio 13_キーボード&パームレスト部分
ディスプレイ、ヒンジ、キーボード部分はアルミニウムですが、パームレスト部分やディスプレイの周囲などは本革で覆われています。
 
0G1A2993-2t_20181226014137606.png
アルミニウムの表面には「梨地処理」が施されています。微細な凹凸感がありサラサラとした手触りです。電源スイッチは「ON」にすると中央の細長いLEDが点灯。
 
HP Spectre Folio 13_外観_パームレスト部分

本革の「手になじむ質感」や金属にはない温もりと柔らかさがあるパームレスト部分。



利用シーンに応じた使い方ができる4つのモード


HP Spectre Folio 13_0G1A1952
HP Spectre Folio 13は利用シーンに応じて4つのモードを使い分けることができます。
 
HP Spectre Folio 13_フォリオモード(Folio Mode)
フォリオモード(Folio Mode)

持ち運び時に適したモード。機種名に名付けられている Folio(フォリオ)は。「二つ折りの紙」や「フォリオフォルダー」などが名前の由来です。
 
HP Spectre Folio 13_ノートブックモード(Notebook Mode)
ノートブックモード (Notebook Mode)

通常のノートブックのように使うモード。
 
HP Spectre Folio 13_メディアモード(Media Mode)

メディアモード(Media Mode)

ディスプレイを前方に置いた状態で、画面に集中したいときに適したモード。HP Spectre x360の場合は「テントモード」と呼ばれているものに近い状態ですが、HP Spectre Folio 13の場合はイメージパッドで操作することができます。ディスプレイ部分がしっかりと固定されるので、ペンでスケッチなどを楽しむときにも良さそうです。
 
HP Spectre Folio 13_タブレットモード(Tablet Mode)

タブレットモード(Tablet Mode)

タブレットのように使えるモード。手で持ち続けることができない重さ(約1.48Kg)なので、どこかに(机や膝の上など)に置いて使用することになると思います。
 
HP Spectre Folio 13_タブレットモード_角度
タブレットモードは少し角度が付きます。ディスプレイの手前側が下がった状態になるので、平坦な状態よりもペンの操作がしやすくなります。



独特の変形機構(連続写真:ノートブック→メディア→タブレットに変形)

 
Spectre Folio 13_変形_0G1A2439-2

 HP Spectre Folio 13は、Spectre x360 シリーズのようにディスプレイを回転させなくても「ノートブックからタブレットモードにできる」独特の変形機構を備えています。

まずは通常のノートブックから、メディア→タブレットの順に変形していきます。
 
Spectre Folio 13_変形_0G1A2469

マグネット式で固定されているディスプレイ下部を持ち上げます。

 
Spectre Folio 13_変形_0G1A2446
ヒンジ部分を前方側に倒していきます。

記事ではここからディスプレイをイメージパッドの前のくぼみに載せてメディアモード(Media Mode)に移行しますが、ディスプレイとヒンジ部分を折りたたんで直接タブレットモード(Tablet Mode)に移行することも可能です。
 
Spectre Folio 13_変形_0G1A2452
ディスプレイやヒンジ部分の角度を調節しながら、ディスプレイをイメージパッドの前のくぼみに置きました。この状態がメディアモード(Media Mode)になります。
 
Spectre Folio 13_変形_0G1A2460

メディアモードからディスプレイを前に移動し、天面やヒンジ部分を折りたたみながらタブレットモードに移行します。
 
Spectre Folio 13_変形_0G1A2458

タブレットモードに変形完了! ディスプレイを回転させなくてもモードの変更ができるので、腕を自由に動かせない状況(電車やバスで座っている状況)でこの変形機構の便利さを実感できそうです。



13.3インチワイド・フルHD(1,920×1,080)光沢・IPSタッチディスプレイ

 
HP Spectre Folio 13_フルHDディスプレイ

13.3インチワイドのディスプレイはフルHD(1920×1080)で、視野角が広いIPS方式を採用。ペンやタッチにも対応しています。

フルHD(1920×1080)なので高解像度の4K(3840×2160)のような緻密さや文字のきれいさ(※参考画像:フルHDと4Kの文字の比較)はありませんが、インターネットや動画の視聴、オフィスソフトなどを使用するには十分な解像度です。


【ディスプレイの特徴】
・画面サイズ:13.3インチワイド(幅 294mm、高さ 165mm)
・解像度はフルHD(1920×1080ドット)
・400nitの高輝度ディスプレイ
・光沢なので映り込みあり
・IPSパネルなので斜めから見ても色の変化が少ない
・タッチに対応
・ペンに対応(※HP Spectre アクティブペン2が同梱)

【ベゼルの幅】
上側22mm、横側13mm、下側26mm(※革の部分を含む)
上側12mm、横側6mm、下側26mm(※黒い部分のみ)
 
HP Spectre Folio 13_フルHDディスプレイ_IPS

【ディスプレイの明るさについて】
Spectre シリーズ(2017年11月モデル)は300nitのディスプレイを搭載していましたが、最新のSpectre シリーズ(2018年10月モデル)は400nit になり輝度が高くなっています。明るさ100の場合でもまぶしすぎることはありませんが、長時間画面を見続ける場合は少し輝度を下げた方が目に優しいと思います。

【ディスプレイの
色味や発色について】
発色が良くきれいです。色のバランスも特に問題ないと思います。インターネットや動画などをきれいな色味で楽しむことができます。

【斜めから見た場合】
視野角が広いIPS方式を採用しているので、画面を斜めから見た場合でも「色の変化が少なくきれい」に見えます。

【映り込みは?】
光沢パネルなので光が反射したり「映り込み」が気になる場合がありますが、画像や映像などは「つや感がある」のできれいに見えます。光沢が苦手な方のために、オプションで「低反射タイプの液晶保護フィルム」が用意されています。

【ぎらつき感について】
感じ方には個人差がありますが「ぎらつき感」は少ないように見えます。
 
HP Spectre Folio 13_0G1A1855

ディスプレイを最大まで倒したときの角度は「約125度」です。私の場合は膝の上で使うときにちょうど良い角度でしたが、人によってはもう少し倒したいと思うことがあるかもしれません。



ディスプレイのsRGBカバー率は99%(Spyder5 ELETEで測定)

 
Spectre Folio 13-ak0000_sRGB_t

Spyder5 ELETEでディスプレイの色域をチェックします。
 
ディスプレイのsRGBカバー率は99%

【赤い三角形】このノートPCに搭載されているフルHDディスプレイの色域
【緑の三角形】sRGBの色域Web 作業のグラフィックの標準
HP Spectre Folio 13のディスプレイ( 赤い三角形)はsRGBの色域(緑の三角形)にかなり近い形で、sRGBはカバー率は「99%」でした。実際に見た時の発色や色味などもきれいです。

 


HP Wide Vision フルHD Webcam (約200万画素) / IRカメラ(※顔認証可)

 
HP Spectre Folio 13_0G1A2235t
ディスプレイの上部に92万画素のWebカメラ / Windows Hello対応のIRカメラを搭載。カメラの横にある小さい穴はサウンドを集音、録音するためのものです。

サインインオプション(※スクリーンショット )でWindowsのパスワードとPINの設定後、顔認識のセットアップを行えば「顔認証」でサインインすることができます。



バックライトキーボード(日本語配列、2段階調光)

 
1024_HP Spectre Folio 13_0G1A1935c
※画像をクリックすると拡大表示します。

HP Spectre Folio 13のキーボード特徴

・日本語配列
・バックライトは2段階調光
・十字キーはの凸型の配置
・Enterの横にPage UpやPage Downなどがある

キーボードは日本語配列で、他のSpectre シリーズと同様にEnterの横に「Page Up」や「Page Down」などがある配置が採用されています。画面をスクロールするときに使うと便利ですが、これまでにこのような配列を使ったことがない方は、初めは少し戸惑うかもしれません。
 
HP Spectre Folio 13_0G1A2552
キーは適度な弾力性(クリック感)がある押し心地です。ストロークは1.3mmと浅め(薄型ノートPCでは普通)ですが、しっかりとした感触があるので、気持ちよくタイピングすることができます。

【キーピッチ】  約19.7×19.7mm
【キーストローク】約1.3mm
※JIS標準準拠[84キー]
 
HP Spectre Folio 13_0G1A2564
バックライトのON・OFFは明るさ調整ボタン「F5」で切り替えることができます。点灯(明るめ)はキーの周囲から光が漏れる明るさですが、Spectre シリーズ の2018年10月モデルで追加された「点灯(暗め)」は、キーの周囲の光漏れが少なく文字が薄っすらと光る状態になります。

・バックライトは2段階調節可
・消灯、点灯(明るめ)、点灯(暗め)の順に切り替わる
・何も操作しない状態が続くと30秒くらいでバックライトが消灯(※何かキーを押すと再び点灯)



イメージパッド (タッチジェスチャー対応)

 
HP Spectre Folio 13_0G1A2277
クリックパッドはスベスベした感触です。タッチパッドボタン(左下、右下)はしっかりとしたクリック感があります。

【イメージパッドのサイズ】 約95mm(横幅)× 55mm(縦)

※左下のタッチパッド ボタン・・・外付けマウスの左ボタンと同様に機能します。
※右下のタッチパッド ボタン・・・外付けマウスの右ボタンと同様に機能します。
※マウスの「右クリック」は2本指タップでも可能です。



Bang & Olufsen クアッドスピーカー

 
HP Spectre Folio 13_0G1A2990t
ジオメトリック(幾何学模様)なデザインのスピーカーグリル部分に、デンマークのオーディオメーカーBang & Olufsenのクアッドスピーカーを搭載。
 
オーディオ_04
インストールされているアプリケーションで、自分好みのサウンドにチューニングすることができます。



インターフェース(各部名称)

 
HP Spectre Folio 13_0G1A2621t
【左側面のインターフェース】
・ヘッドフォン出力 / マイク入力コンボポート
・USB Type-C ×1(Thunderbolt 3、電源オフチャージ対応)

※USB Type-Cを3基(左側面1、右側面2)備えていますがいずれのポートでも充電が可能です。
 
HP Spectre Folio 13_0G1A2628t
【右側面のインターフェース】
・USB Type-C ×1(Thunderbolt 3、電源オフチャージ対応)
・USB Type-C ×1(電源オフチャージ対応)

【バッテリランプについて】
充電中は「オレンジ色」に点灯し、完全に充電されると「白色」に点灯します。



吸気口がないシンプルな底面 / 内部の分解資料(PDF:英語)

 
HP Spectre Folio 13_0G1A1847b
完全に本革で覆われている底面。ファンレス設計(冷却ファンを搭載しない設計)なので内部を冷却するための空気を取り入れる「吸気口」や、内部の熱を放出する「排熱口」などはありません。

下記のPDFは英語になりますが内部の分解方法が記載されていますが、普通のノートPCとは全く構造が異なるので「分解して元の状態に戻すのはかなり難しそう」な印象です。

【参考記事:PDF】
◆Product End-of-Life Disassembly Instructions:HP Spectre Folio 13 Convertible PC
  
HP Spectre Folio 13_0G1A2147t
後部側にゴム脚の代わりになるような「細長い突起」があります。



底面に刻まれたメッセージ

 
底面のメッセージ
脚の近くには「hp | EST. 1939  CALIFORNIA USA」の文字が刻まれています。Spectre x360、Spectre 13シリーズなどに同梱されている「専用スリーブケース」にも同じようなメッセージが刻まれています。(※参考画像

※1939年、ウィリアム・ヒューレットとデビッド・パッカードが、アメリカ合衆国カリフォルニア州パロアルトでヒューレット・パッカード社を創業。

【関連記事:HP公式サイト】
◆HPの歴史について(HPの歩み、バーチャル・ミュージアムなど)



リサイクルマーク

 
HP Spectre Folio 13_0G1A1863

通常は底面に「リサイクルマーク」がプリントされているのですが、HP Spectre Folio 13の場合はディスプレイの裏側にあります。
 
HP Spectre Folio 13_0G1A1868
個人向け製品には「リサイクルマーク」が標準で添付されます。

◆家庭系PCのリサイクル(個人のお客様)



サイズ・質量

 
Spectre-Folio-13-ak0000_実機レビュー_サイズ

2018年10月モデルサイズ  ※幅 × 奥行 ×高さ(最薄 - 最厚)
質量
HP Spectre Folio 13321 × 236 × 15.9 - 17.2mm約1.48 kg
HP Spectre x360 13308 × 217 × 14.3 - 16.0mm約 1.32 kg

ボディのサイズは「HP Spectre x360 13」の方がコンパクトで軽量ですが、持ち運び時に本体を保護するためのSpectre レザークラッチバッグ(※レビュー)を使用するとHP Spectre Folio 13の方が約180g軽くなります。また、クラッチバッグから取り出す必要がなく、手帳のように使えることもメリットです。


【参考】
・HP Spectre x360 13(約1.32kg)
・Spectre レザークラッチバッグ(約340g)
※重さの合計・・・約1.66kg

※参考:A4サイズは210mm x 297mmです。



65W USB Type-C スリムACアダプター

 
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HP Spectre Folio 13のACアダプターはスリムな形状で「ケーブルをコンパクトにまとめることができる」点は良いと思います。

しかしながら、ダッグヘッドは「端子部分を折りたためない」タイプが付属しているので、端子部分を取り付けると飛び出した形状になってしまい持ち運び時に少し不便です。(※ACアダプターにダッグヘッドを取り付けた画像

ACアダプター自体はコンパクトなので、自分で20cmくらいの電源ケーブルを用意し、端子部分をキャップで保護すればそこそこ良い感じにはなると思います。

■ACアダプターのサイズ
【サイズ】幅58mm、奥行き88mm、高さ20mm
【重さ】約204g
 
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電源ケーブルは少しかさばるので、主に家庭内で使うことになると思います。端子部分を保護するキャップ付き。

【重さ】約105g



HP Spectre Folio 13の専用化粧箱&付属品

 
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HP Spectre Folio 13は「所有する歓びを味わうことができる専用化粧箱」に入った状態で届きます。

付属品は下記のとおりです。同梱されているペンは充電式の「Spectre アクティブペン2」で、替え芯2本と充電用 USB-Cケーブルが付属しています。

・速効!HPパソコンナビ特別版(Windows 10対応 改訂版)
・ペンホルダー
・USB Type-C to USB A変換アダプター
・Spectre アクティブペン2 ※替え芯2本、充電用のUSB-Cケーブルが付属。
・65W USB Type-C スリムACアダプター
・ダックヘッド(コンセント直付け用)
・電源コード
・セットアップ手順のクイックガイド
・冊子・パンフレット類

◆HP Spectre Folio 13-ak0000の専用化粧箱&付属品



HP Spectre Folio 13は「金属のボディにはない柔らかい手触りや温もり」が魅力

 
HP Spectre Folio 13_0G1A3140-2b

【総評】新しい試みや工夫が見られる「HP Spectre Folio 13」

 
2018年11月下旬に登場した「HP Spectre Folio 13」は、「本革」で覆われたボディが大きな特徴ですが、天面を折りたたんでノートブックからタブレットモードに移行できる独特の変形機構は「ディスプレイを360度回転させなくても良い」ので結構便利に感じます。腕を自由に動かせないような状況で良さを実感できそうです。


■HP Spectre Folio 13の使用感

・本革の端の部分が細くなっているのでディスプレイを開きやすい
・ボディの後部(ヒンジ部分)が丸くなるので持ちやすい(フォリオモード時)
・手で触れたときの質感が金属よりも柔らかい
・使い始めでも金属のように冷たくない(※気温が低い時は特に)
・本革特有の匂いがある(※鼻を近づけた時に少し匂いがわかる程度)
本革に関しては「金属のボディにはない柔らかい手触りや温もり」があります。鼻を近づけた時に少し匂いがありますが「普通に使っていて気にならない程度」です。


■HP Spectre Folio 13はこのような方に最適な製品

・積極的に外に持ち運んで使いたい
・クラッチバッグの出し入れが面倒
・落ち着いた外観のモバイルPCが欲しい(※人目を気ににないで使いたい)
・静かな場所で使いたい(※静音性に優れるファンレス設計)
・必要最低限の性能を備えていれば十分(※Web閲覧やオフィスソフトなどが快適)
私の場合は、アクセントカラーが輝くSpectre x360 13(※速攻レビュー)は美しすぎて外に持ち運んで使うことを躊躇してしまいますが、Spectre Folio 13の場合はむしろ「積極的に外で使いたい」という気持ちになります。

「本革」のカバーが付いているのでSpectre x360 13よりも少し重いのですが、クラッチバッグに入れる必要がない点を考慮
するとSpectre Folio 13の方が少し軽く(約180g)なります。カバンからサッと取り出して手帳のように使えることも大きなメリットです。

ファンレス設計ですが発熱に関しては特に問題ありませんでした。性能が控えめなインテルプロセッサー(Yシリーズ)を搭載しているのでベンチマークではスコアは伸びませんが、インターネットやオフィスソフトなどは快適にこなせる性能を備えています。(◆Core i5-8200Yの性能や発熱を検証!

スペックで価格を考慮すると決して安い製品ではありませんが、最高クラスの「本革」を贅沢に使用し、「金属ボディのノートブックにはない手になじむ質感や温もり」があるとても魅力的な製品に仕上がっています。




【メーカー製品詳細ページ】
◆HP Spectre Folio 13-ak0000 製品詳細icon
◆HP Spectre Folio 13-ak0000(スペックPDF)
※ボルドーバーガンディは2019年早春に販売開始予定。

【トラブルシューティング・ドライバー・使用方法など】
◆HP Spectre Folio 13-ak0000サポートページicon
◆ユーザーガイドPDF(取扱説明書:コンピューターの概要・使い方)
◆HP クラウドリカバリツールの使用(Windows 10、7)

【実機レビュー】
◆徹底レビュー:手になじむ「本革」と独特の変形機構を備える「HP Spectre Folio 13」
◆HP Spectre Folio 13-ak0000(Core i5-8200Y)の性能や発熱を検証!
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■レビューについて
※商品仕様/価格については2019年3月13日時点のものです。
※製品仕様やPCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※温度や消費電力の測定値は目安です。使用状況や環境によって変わります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。

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