Spectre-シリーズ_3モデル比較_190605_03a

この記事ではSpectreシリーズの2018年10月モデル3機種(HP Spectre Folio 13-ak0000、HP Spectre x360 13-ap0000、HP Spectre x360 15-df0000)の特徴や使い勝手の比較、おすすめポイントなどを簡単にまとめています。
 


600_7OFFクーポンQRコード_231201_詳しくはこちら_01 600x12_空白 600_お得なキャンペーンについて_220820_01_ピンク 600x12_空白 600_HPパソコンの納期について_2208020_01 600x12_空白



■目次(ページ内リンク)
下記のリンクをクリックすると目的の場所にジャンプします。

【HP Spectre 2018年10月モデルの特徴】
◆ボディに本革を使用した「HP Spectre Folio 13-ak0000 シリーズ」
◆エメラルドカットされたデザインが美しい「HP Spectre x360 13-ap0000 シリーズ」
◆ハイスペックな15.6インチモデル「HP Spectre x360 15-df0000 シリーズ」

【変形方法の違いについて】
◆ディスプレイを回転させず3つのモードに変形可能な「Spectre Folio 13 」
◆Spectre x360シリーズはディスプレイが360度回転して4つのモードに変形

【各モデルの比較】
◆ボディの素材や質感について
◆美しい表示が可能なディスプレイを搭載しているモデルは?

◆最もプロセッサーの性能が高いモデルは?
◆メモリ搭載量について ※6月5日更新
◆SSDの性能について ※6月5日更新
◆グラフィックスの性能比較 ※6月5日更新

◆インターフェースの使い勝手は?
◆持ち運びに適したモデルは?(サイズ・質量の比較)
◆バッテリー駆動時間(YouTubeを1時間視聴したときのバッテリー残量)

【まとめ】
◆持ち運びなら13.3インチモデル、性能重視なら15.6インチモデル



HP Spectre Folio 13-ak0000 シリーズの特徴

 
HP Spectre Folio 13_0G1A1966b

HP Spectre Folio 13-ak0000 シリーズ(2018年10月モデル)

 
※2018年11月29日(木)より販売開始

HP Spectre Folio 13 シリーズは「ヴィンテージとモダンを融合した新しいタイプのコンバーチブルPC」として登場。独自の変形機構は「ディスプレイを取り外さないでタブレットモードに変形できる」ことが大きな特徴です。

「本革」を採用したボディカバーは色味や手触りに温かみがあります。Spectreシリーズはゴールドのアクセントカラーを採用していますが、このモデルにはそのような光輝く部分がなくとても落ち着いた雰囲気なので人目を気にすることなく使えそうです。

省電力タイプのプロセッサーは、性能が控えめなので主にインターネットやメール、オフィスソフト、動画の視聴などをメインの用途として使う方向けになりますが、ファンレス仕様(冷却ファンを搭載しない)ので図書館のような静かな場所でもファンの音を気にしないで使えます。
 
【このモデルの主な特徴】
・ボディのカバーに本革(100% ジェニュイン レザー)を採用 ※革としての品質が最も高級
・カラーはコニャックブラウン ※ボルドーバーガンディは2019年早春に販売予定
・本体(ディスプレイやキーボード部分)と本革部分が一体化
・3つのモード(ノートブック、スタンド、タブレット)に変更可能
・省電力タイプのプロセッサー(2コア4スレッド)を搭載
・静穏性に優れたファンレス設計
・ディスプレイはタッチやペンに対応
・Spectre アクティブペン2(アッシュブラック)が同梱 ※充電式

【このような方におすすめ】
・本革の製品が好き
・落ち着いた感じのモバイルPCが欲しい
・持ち運んで使いたい
・ボディに傷が付くことを気にしないで使いたい
・性能よりも静音性重視(※ファンレス設計)
【関連記事】
◆徹底レビュー:手になじむ「本革」と独特の変形機構を備える「HP Spectre Folio 13」
◆HP Spectre Folio 13-ak0000(Core i5-8200Y)の性能や発熱を検証!
◆HP Spectre Folio 13-ak0000の化粧箱はブラックでまとめた大人な雰囲気
◆米HPがSpectreシリーズの新モデル「HP Spectre Folio 13」を発表!




HP Spectre x360 13-ap0000 シリーズの特徴

 
Spectre_x360_13_ap0000_0G1A1619.png

HP Spectre x360 13-ap0000 シリーズ(2018年10月モデル)

 
※2018年11月29日(木)より販売開始

HP Spectre x360 13 シリーズは美しいデザインを徹底的に追求したプレミアムPCです。宝石のような形状になっている「エメラルドカット」のエッジ部分が新モデルの大きな特徴で、ボディの側面には光輝くアクセントカラーが使われています。

ディスプレイが360度回転する2in1コンバーチブルPCなので、4つのモード(ノートブック、テント、スタンド、タブレット)に変形することができます。

カラーは定番のアッシュブラックと新色の「ポセイドンブルー」の2色展開になりました(シルバーは廃止)。これまでになかったポセイドンブルーの「深い青緑」というカラーは、Spectre x360 シリーズの新たな魅力となりそうです。
 

【このモデルの主な特徴】
4つのモードに変形できる2in1コンバーチブルPC
・洗練されたフォルム&丹念に磨き上げられた造形美
・ジュエリーのような「エメラルドカット」が施されたエッジ
・カラーは2色展開(アッシュブラック、ポセイドンブルー)
・美しさと強さを両立したアルミニウム削り出しのボディ
・ボディ表面は上質で手触りが良い「梨地処理」
・インテル Core i5-8265U /  Core i7-8565Uプロセッサー(4コア8スレッド)
・13.3インチワイド・フルHD・IPSタッチディスプレイ
・パフォーマンスモデルのみ4Kディスプレイを搭載
・ディスプレイはタッチやペンに対応
・Spectre アクティブペン(アッシュブラック)が同梱 ※単6電池を使用
・「HP Command Center」で冷却ファンの制御が可能

【このような方におすすめ】
・高級感があるモバイルPCが欲しい
・スタイリッシュなデザインやカラーが気に入っている
・所有欲を満たしたい
・持ち運んで使いたい
【関連記事】
◆速攻レビュー:HP Spectre x360 13-ap0000の製品特徴・新旧モデル比較
◆HP Spectre x360 13-ap0000(Core i7-8565U)の性能や消費電力をチェック!
◆HP Spectre x360 13-ap0000(2018年10月モデル)の専用化粧箱&付属品




HP Spectre x360 15-df0000 シリーズの特徴

 
HP Spectre x360 15-df0000_0G1A8617e

HP Spectre x360 15-df0000 シリーズ(2018年10月モデル)

 
※2018年11月29日(木)より販売開始

ディスプレイが360度回転する2in1コンバーチブルPCの15.6インチモデル。基本的なデザインは13.3インチモデルと同じですが、インターフェース部分の形状や排熱口の位置などが異なっています。

大柄で重いので外に持ち運ぶ用途にはあまり適しませんが、モバイル向けの13.3インチよりも高性能なプロセッサーやグラフィックスを搭載し、冷却機構も強化されていることが大きな特徴です。
 

【このモデルの主な特徴】
4つのモードに変形できる2in1コンバーチブルPC
・洗練されたフォルム&丹念に磨き上げられた造形美
・ジュエリーのような「エメラルドカット」が施されたエッジ
・カラーはアッシュブラックのみ
・美しさと強さを両立したアルミニウム削り出しのボディ
・ボディ表面は上質で手触りが良い「梨地処理」
・インテル Core i7-8750H プロセッサー(最大4.10GHz、6コア12スレッド)
・GeForce GTX 1050Ti with Max-Q Design
・15.6インチワイド・UHD(4K)・IPSタッチディスプレイ
・ディスプレイはタッチやペンに対応
・Spectre アクティブペン2(アッシュブラック)が同梱 ※充電式

【このような方におすすめ】
・スタイリッシュなノートPCが欲しい
・高性能なプロセッサーが必要(※画像処理や動画の編集などをする)
・主に室内で使用する(※ほとんど外に持ち運ばない)
・気軽にゲームを楽しみたい(※プレイできるのなら画質にはこだわらない)
【実機レビュー】
◆速攻レビュー:HP Spectre x360 15-df0000の特徴や性能・新旧モデル比較
◆ベンチマーク:HP Spectre x360 15-df0000はプロセッサーの性能が大きく向上!




独特の変形機構を備える「Spectre Folio 13 」

 
525_HP-Spectre-Folio-13_変形方法_01a

ディスプレイを回転させず3つのモードに変形可能な「Spectre Folio 13」

 
Spectre Folio 13はディスプレイの背面を「Z」のように折りたたむことができる独特の変形機構を採用。ディスプレイを回転させる必要がないので、手元や膝の上に置いたままノートブックからタブレットモードに変形することができます。
 
Spectre Folio 13の重さは約1.48 kgです。タブレットモードにしても手で持ち続けることはできないので、机や膝の上などに置いて使うことになると思います。



Spectre x360シリーズはディスプレイが360度回転して4つのモードに変形

 
525_HP-Spectre-x360-13_変形方法_01a

ディスプレイが360度回転するSpectre x360シリーズ

 
Spectre x360 シリーズ(Spectre x360 13、Spectre x360 15)の「x360 」はディスプレイが360度回転するという意味で付けられています。ヒンジ部分の動きは滑らかですが、ディスプレイの角度を維持する必要があるので適度な固さがあります。


ディスプレイの可動範囲が広いので「自分が見る角度に合わせやすい」

 
Spectre x360のはディスプレイの可動範囲が広いので「自分が見る角度に合わせやすい」という利点があります。普通のノートPCのディスプレイが開く角度は120~130度くらいですが、Spectre x360はディスプレイの可動範囲が広いので、それよりも寝かせた角度(場合によってはフラットな状態で)で使うことができます。
 
Spectre x360 13(13.3インチモデル)はSpectre Folio 13 よりも少し軽いのですが、それなりに重さがあるのでタブレットモードでは机や膝の上などに置いて使うことになると思います。

※Spectre x360 13の重さは約1.32 kg



ボディの素材や質感について

 
HP Spectre Folio 13_0G1A2303t

ボディカバーに「本革」を採用したSpectre Folio 13

 
Spectre Folio 13は「フルグレインレザー」と呼ばれている最高品質の本革
のカバーで覆われています。金属とは異なる「柔らかい手触り」で手によく馴染みます。
 
キーボードやヒンジ部分(可動部分)、ディスプレイの周囲などの素材は、Spectre x360 シリーズと同じアルミニウム(表面は梨地処理)です。
 
 
HP Spectre x360 15-df0000_0G1A9686-2t_b

高い質感のアルミニウムを採用したSpectre x360 13、Spectre x360 15シリーズ

 
Spectre x360 13、Spectre x360 15シリーズのボディはアルミニウム(高度なCNC切削加工)で、表面には梨地処理(細微な凹凸がある)が施されています。
 
アクセントカラーの部分は、細いスジのような「ヘアライン加工」と、メッキのように剥がれ落ちることがない「アルマイト加工(陽極酸化処理)」が施されています。
 
素材の比較
モデル名素材
120x60_Spectre-Folio-13-ak0000_01a.png本革(※最高クラス)
120x60_Spectre_x360_15_df0000_01a.pngアルミニウム
120x60_Spectre_x360_13_ap0000_ベーシックモデル_01aアルミニウム

「本革」と「金属」という全く性質の異なる素材ですが、いずれも高級感がある仕上がりになっています。




美しい表示が可能なディスプレイを搭載しているモデルは?

 
Spectre x360 13-ap0000_ノートPCモード_0G1A3945-2

高精細で美しい表現が可能な4Kディスプレイ

 
・15.6インチの「HP Spectre x360 15」
13.3インチの「HP Spectre x360 13 パフォーマンスモデル」

2018年10月モデルの中では、上記の2モデルがフルHDの4倍の画素数の4Kディスプレイ(3840×2160)を搭載しています。パッと見てわかる4KとフルHDの違い(※比較イメージ)は文字の美しさです。4Kで表示される文字は曲線や斜めのラインがとても滑らかです。

画像や映像なども4Kに対応したコンテンツは高精細で美しく表示されますが、「フルHDで制作されたものが特別キレイになるわけではない」ので、主にフルHDのコンテンツを見る方はあまり違いが感じられないと思います。

 
■4Kディスプレイ搭載モデルはバッテリー駆動時間を気にしなくても良い方向け

4Kディスプレイは緻密で美しい表現が可能ですが、フルHD搭載モデルよりも「バッテリー駆動時間が少し短い」というデメリットがあります。外に持ち運んで使うことが多い方はフルHDの方が良いと思いますが、自宅で使うことが多くバッテリー駆動時間を気にしなくても良い方は「4Kの美しい表現」を十二分に堪能できると思います。
 
ディスプレイの比較
120x60_Spectre_x360_15_df0000_01a.png120x60_Spectre_x360_13_ap0000_パフォーマンスモデル_01a120x60_Spectre_x360_13_ap0000_ベーシックモデル_01a120x60_Spectre-Folio-13-ak0000_01a.png
UHD:4K
(3840×2160)
UHD4K
(3840×2160)
フルHD
(1920×1080)
フルHD
(1920×1080)
IPS方式IPS方式IPS方式IPS方式
光沢光沢光沢光沢
1677万色1677万色1677万色1677万色
 340nit400nit400nit400nit
282ppi332ppi166ppi166ppi
sRGB
98%
sRGB
100%
sRGB
100%
sRGB
99%

視野角が広い「IPS方式」

 
Spectre シリーズに搭載されているディスプレイは視野角が広い「IPS方式」が採用されています。斜めから見ても色調の変化が少ないことが大きな特徴です。


輝度が高い13.3インチモデル

 
【nit】は明るさ(輝度)の度合いを示す単位で、数値が高いほど画面が明るくなります。普通に使うには340nitでも十分な明るさですが、13.3インチモデルはいずれも「400nit」で15.6インチモデルよりも輝度が高くなっています。両者の違いはそれほど大きくはなく「並べて比較したときにわかる程度」です。


ドットが緻密な4Kディスプレイ

 
【ppi】は画素密度を示す単位で、数値が高いほどドットが小さくなります。300ppiくらいが「肉眼で認識できる限界」と言われています。


sRGBの色域はフルHD・4Kともに優秀

 
sRGBの色域測定(※Spyder5 Eliteを使用)では、いずれのモデルも100%、またはそれに近い結果が出ています。実際に見た印象も、発色や色味などはとてもキレイです。
 
【関連記事】
◆sRGBカバー率100%、Spectre シリーズ(2018年10月モデル) の色域を測定!
※個体差があるので、ものによっては当サイトの測定結果と同じにはならないかもしれません。あくまでも目安としてご覧ください。



最もプロセッサーの性能が高いモデルは?

 
Spectre_プロセッサー比較_190605_01a


Spectreシリーズ(2018年10月モデル)の中で最も高性能な機種は?

 
・15.6インチの「HP Spectre x360 15」が最も高性能

「HP Spectre x360 15」は6コア12スレッドの高性能なプロセッサーを搭載しているので画像処理や動画編集などをする方に適したモデルです。CINEBENCH R15のマルチコアテストでは他を圧倒するスコア(Core i5-8200Yの約4.4倍)をたたき出しています。

 
CINEBENCH R15 ベンチマーク ※()内はCore i5-8200Yとの比較
モデル名CPUマルチコア1コア
120x60_Spectre_x360_15_df0000_01a.pngCore i7-8750H
最大4.1GHz
(6コア12スレッド)
1143 cb
(441%)
175 cb
(135%)
120x60_Spectre_x360_13_ap0000_パフォーマンスモデル_01aCore i7-8565U
最大4.6GHz
(4コア8スレッド)
637 cb
(245%)
181 cb
(140%)
120x60_Spectre_x360_13_ap0000_ベーシックモデル_01aCore i5-8265U
最大3.9GHz
(4コア8スレッド)
550 cb
(212%)
162 cb
(125%)
120x60_Spectre-Folio-13-ak0000_01a.pngCore i5-8200Y
最大3.9GHz
(2コア4スレッド)
259 cb
(100%)
129cb
(100%)

Core i5-8265U / Core i7-8565Uの性能について

 
Core i5-8265U / Core i7-8565U は上位のCore i7-8750Hと比較すると半分くらいのスコアになりますが、インターネット、オフィスソフト、動画の視聴、簡単な画像処理などを快適にこなせる性能があります。インストールされている「HP Command Center」というアプリで「冷却重視モード」や「静音重視モード」など状況に応じた使い方が可能です。


Core i5-8200Yは性能よりも省電力重視

 
Core i5-8200Yは2コア4スレッドの省電力タイプなので、4コア8スレッドのプロセッサーよりも性能が控えめ
です。主にインターネットやオフィスソフト、動画の視聴などをメインの用途として使う方向けになりますが、ファンレス仕様(冷却ファンを搭載しない)ので図書館のような静かな場所でもファンの音を気にしないで使えます。




メモリ搭載量について

 
Spectre シリーズは、インターネットや動画の視聴、オフィスソフトなどを快適にこなすことができるメモリ(8~16GB)を搭載しています。

画像処理や写真編集などは8GBでも可能ですが、大きいデータを取り扱う場合は「16GBメモリを搭載したモデル」の方が快適に作業することができます。(◆パソコンにどれくらいメモリを搭載すればよいのか?

メモリの取り付け方法はオンボード(マザーボード直付け)になっているので、カバーを取り外してもメモリ換装や増設などはできません。(◆HP Spectre x360 13の底面カバーの取り外し方&内部レビュー
 
各モデルのメモリ搭載量
モデル名メモリの容量メモリの仕様
120x60_Spectre_x360_15_df0000_01a.png16GB オンボード2666MHz,DDR4 SDRAM
120x60_Spectre_x360_13_ap0000_パフォーマンスモデル_01a16GB オンボード
※スタンダード
※プロフェッショナル
※パフォーマンス
2400MHz,DDR4 SDRAM
120x60_Spectre_x360_13_ap0000_ベーシックモデル_01a8GB オンボード
※ベーシックモデル
2400MHz,DDR4 SDRAM
120x60_Spectre-Folio-13-ak0000_01a.png8GB オンボード1866MHz,LPDDR3 SDRAM





SSDの性能について

 
Spectre シリーズは、データの転送速度が非常に速いSSD(PCIe NVMe M.2)を搭載しています。実機テストの結果を掲載していますが、SSDのメーカーは出荷時期によって変更される場合があります。あくまでも目安としてご覧ください。

起動時間はOSやBIOSのバージョン、設定などの違いによって異なる結果になる場合があります。当サイトのテストでは高速スタートアップを「有効」に設定しています。
 
各モデルのストレージ仕様
モデル名ストレージの仕様性能テスト
120x60_Spectre_x360_15_df0000_01a.png1TB SSD
 (PCIe NVMe M.2)
 
20181118004700295_20190605175607e78.png
起動時間:12~13秒
 
120x60_Spectre_x360_13_ap0000_パフォーマンスモデル_01a1TB SSD
 (PCIe NVMe M.2)

※プロフェッショナル
※パフォーマンス
 
SSD_bench_03_20190605180155fec.png
起動時間:12~13秒
 
512GB SSD
 (PCIe NVMe M.2)
※スタンダード
120x60_Spectre_x360_13_ap0000_ベーシックモデル_01a256GB SSD
 (PCIe NVMe M.2)
※ベーシックモデル
 
201903060321569bc_20190605180301fc8.png
起動時間:10~11秒
120x60_Spectre-Folio-13-ak0000_01a.png1TB SSD
512GB SSD
(PCIe NVMe M.2)
 -
256GB SSD
(PCIe NVMe M.2)
 
201812160412117e9_20190605180339904.png
起動時間:14~15秒
 




グラフィックスの性能比較

 
 Spectre_グラフィックス比較_190605_01a

Spectreシリーズ(2018年10月モデル)の中で最もGPUの性能が高い機種は?

 
GTX 1050Ti Max-Qを搭載した「HP Spectre x360 15」

Spectre シリーズ (2018年10月モデル)の中で最もグラフィックスの性能が高いのは「GTX 1050Ti Max-Q」を搭載しているHP Spectre x360 15ですが、最も高性能な部類のRTX 2080 Max-Qと比較すると約43%くらいのスコアになります。

軽めのゲームといわれているドラクエやシムズ4(※参考記事)などは快適にプレイできますが、ファイナルファンタジーやバトルフィールドのような重いゲームをプレイするには少し厳しい性能です。
 

各モデルのグラフィックス仕様
モデル名GPUFireStrikeベンチマーク
※Graphics Score
120x60_Spectre_x360_15_df0000_01a.pngGTX 1050Ti Max-Q7319
※実機ベンチマーク
120x60_Spectre_x360_13_ap0000_パフォーマンスモデル_01aインテル UHD
グラフィックス 620
1257
※パフォーマンスモデル
120x60_Spectre_x360_13_ap0000_ベーシックモデル_01aインテル UHD
グラフィックス 620
1208
※ベーシックモデル
120x60_Spectre-Folio-13-ak0000_01a.pngインテル HD
グラフィックス 615
789
※ベーシックモデル




インターフェースの使い勝手は?

 
この項目では3機種のインターフェースの使い勝手を評価しています。

 
【13.3インチ】HP Spectre Folio 13-ak0000 のインターフェース
500_HP-Spectre-Folio-13_インターフェース_左側面_01a
左側面 ・ヘッドフォン出力 / マイク入力コンボポート
 ・USB Type-C ×1(Thunderbolt 3、電源オフチャージ対応)
500_HP-Spectre-Folio-13_インターフェース_右側面_01a
右側面 ・USB Type-C ×1(Thunderbolt 3、電源オフチャージ対応)
 ・USB Type-C ×1(電源オフチャージ対応)

Spectre Folio 13は最新規格の「USB Type-C」ポートを3基(いずれのポートでも充電可能)のみ搭載しているので、使い勝手という点ではある程度の割り切りは必要だと思います。

「USB Type-C」はコネクタの向きを気にしなくても良い便利な規格ですが、従来のUSB機器を接続する場合は、同梱されている「USB Type-C to USB A変換アダプター(※参考画像)」を使用する必要があるので少々不便に感じることがあります。



【13.3インチ】HP Spectre x360 13-ap0000 のインターフェース
500_Spectre-x360-13-ap0000_左側面_インターフェース_0G1A3260b
左側面 ・電源ボタン
 ・USB 3.1 Type-A(電源オフチャージ対応)※従来のUSB規格
500_Spectre-x360-13-ap0000_右側面_インターフェース_0G1A3339-2b
右側面 ・microSDカードスロット
 ・プライバシースイッチ
 ・USB 3.1 Type-C Gen2(Thunderbolt 3、電源オフチャージ対応)
 ・ヘッドフォン出力 / マイク入力コンボポート

最新規格のUSB Type-C ポートと従来のUSB ポートを備えているSpectre x360 13は、変換アダプターを使わなくてもや従来のUSB機器を接続することができるので使い勝手が良いと思います。充電は「USB 3.1 Type-C」ポートを使用します。



【15.6インチ】HP Spectre x360 15-df0000 のインターフェース
500_HP-Spectre-x360-15-df0000_0G1A8409_インターフェース_左側面_01a 
左側面 ・電源ボタン
 ・電源コネクター
 ・HDMI 2.0 出力端子 × 1
 ・ヘッドフォン出力 / マイク入力コンボポート
500_HP-Spectre-x360-15-df0000_0G1A8407-2_インターフェース_右側面_01a
右側面 ・microSDカードスロット
 ・プライバシースイッチ
 ・USB 3.1 Type-A × 1(電源オフUSBチャージ機能対応)
 ・USB Type-C × 2
  (Thunderbolt 3、電源オフUSBチャージ機能、Power Delivery3.0)

15.6インチモデルは「HDMI 2.0 出力端子」を備えていることが大きな特徴ですが、USB ポートの数は13.3インチモデルと同じ(USB 3.1 × 1、USB Type-C × 2)です。充電はUSB Type-Cではなく専用の電源コネクターを使用します。

デジカメで写真を撮影する方にとっては、SDカードスロットではなく「microSDカードスロット」が搭載されている点は少々残念なところかもしれません。撮った写真データの転送は、USBケーブルやWi-Fi(※デジカメが対応している場合)などを利用する必要があります。




持ち運びに最も適したモデルは?

 
HP-Spectre_x360_13_ap0000_サイズ比較_02a

Spectreシリーズ(2018年10月モデル)の中で最も持ち運びやすい機種は?

 
・ボディが本革で手帳のように使える「HP Spectre Folio 13」

サイズだけの比較なら「HP Spectre x360 13」が最もコンパクトで軽量ですが、持ち運び時にクラッチバッグを使用する場合は「Spectre Folio 13」の方が軽くなります。

 
サイズ・質量の比較
モデル名サイズ
※幅 × 奥行 ×高さ(最薄 - 最厚)
質量
120x60_Spectre_x360_13_ap0000_ベーシックモデル_01a308 × 217 × 14.3 - 16.0mm約 1.32 kg
120x60_Spectre-Folio-13-ak0000_01a.png321 × 236 × 15.9 - 17.2mm約1.48 kg
120x60_Spectre_x360_15_df0000_01a.png359 × 249 × 19.0 - 21.0mm約 2.17 kg

「Spectre Folio 13」は持ち運び時にクラッチバッグが不要

 
13.3インチの「HP Spectre x360 13」が最もサイズが小さく軽量ですが、持ち運び時にボディに傷が付かないようにSpectre レザークラッチバッグ(※レビュー)を使用する場合は、本体(約 1.32 kg)とクラッチバッグ(約340g)の合計が約1.66kgになり「Spectre Folio 13」の方が約180g軽量です。

Spectre Folio 13はボディの大部分が本革で覆われているので、金属ボディのように「少しこすっただけで小傷が付いてしまう」ことがありませんし、「クラッチバッグから取り出す必要がなく手帳のように使える」ので、外に持ち運ぶことが多い方にとっては使い勝手が良い機種だと思います。


15.6インチモデルはしっかりとしたバックパックがあれば持ち運ぶことは可能

 
15.6インチモデルの「Spectrex360 15」はやや大柄で約 2.17 kg(ACアダプター込みで約2.6kgくらい)になるので気軽には外に持ち運べませんが、しっかりとしたPC用のバックパックがあれば持ち運ぶことは可能な重さです。




バッテリー駆動時間(YouTubeを1時間視聴したときのバッテリー残量)

 
Spectre_x360_13_ap0000_0G1A1625-2_201812270158419da.png

Spectreシリーズ(2018年10月モデル)の中で最もバッテリーの持ちが良い機種は?

 
フルHDディスプレイを搭載した「HP Spectre x360 13 ベーシックモデル

当サイトでのテスト方法(Youtube動画を視聴)では、 インテルCore i5-8265Uプロセッサー、フルHDディスプレイを搭載した「HP Spectre x360 13 ベーシックモデル」が最もバッテリーの持ちが良かったです。

 
YouTubeを1時間視聴したときのバッテリー残量比較
モデル名バッテリー残量輝度
120x60_Spectre_x360_13_ap0000_ベーシックモデル_01a94% (16時間40分)
※ベーシックモデル・フルHD
30
120x60_Spectre-Folio-13-ak0000_01a.png93% (14時間16分)
※ベーシックモデル・フルHD
30
120x60_Spectre_x360_13_ap0000_パフォーマンスモデル_01a92% (12時間30分)
※パフォーマンモデル・4K
30
120x60_Spectre_x360_15_df0000_01a.png87% (7時間42分)30
 

バッテリーの持ちが良いのはフルHDディスプレイ搭載モデル

 
「HP Spectre Folio 13」はバッテリーの容量が他の機種と比較するとやや少なめ(Spectre x360 13の85%くらい)ですが、消費電力を抑えたプロセッサーを搭載しているのでHP Spectre x360 13 ベーシックモデルの次に良い結果が出ています。

4Kディスプレイを搭載した「HP Spectre x360 13 パフォーマンモデル」はフルHDディスプレイ搭載モデルよりもややバッテリー駆動時間が短めですが、計算上は10時間以上YouTubeの動画を視聴可能です。

15.6インチ「HP Spectre x360 15」は高性能なプロセッサーを搭載しているので、他のモデルよりも短めのバッテリー駆動時間になっています。

 
 ■バッテリーの駆動時間は下記の条件で行っています。
・YouTubeのフルHD動画を1時間再生
・動画はフルスクリーンで表示
・ディスプレイの明るさ(輝度)を30%に設定
・インターネット接続はWi-Fi経由
・WebブラウザはMicrosoft Edge (マイクロソフト エッジ) を使用
・バッテリー節約機能ON
・キーボードのバックライトをOFF
・音量は10に設定
・切り替え可能なグラフィックスは「パフォーマンスを最適化」

※視聴する動画によっては、当サイトのバッテリー駆動時間とは異なる結果になるかもしれません。あくまでも参考としてご覧ください。



持ち運びなら13.3インチモデル、性能重視なら15.6インチモデル

 
HP Spectre_x360_13_ap0000_0G1A1365-2c
■新しいデザイン、新しい試み、最新テクノロジーを積極に採用したSpectreシリーズ(2018年10月モデル)

2018年11月29日(木)よりSpectreシリーズの最新モデル3機種(HP Spectre Folio 13-ak0000 シリーズ、HP Spectre x360 13-ap0000 シリーズ、HP Spectre x360 15-df0000 シリーズ)が販売開始されました。

どのモデルも「新しいデザインや素材を徹底的に追求した製品」で高級感がある仕上がりになっていますが、失敗を恐れず新しいデザインを追求し続けるHPの姿勢にも感銘を受けています。

HP Spectre Folio 13-ak0000 [13.3インチ]

 
HP-Spectre-Folio-13_比較_まとめ_01a
 
外に持ち運んで使うことが多く、性能よりも静音性を重視する人向けの製品。Spectre Folio 13はボディの大部分が「本革」で覆われていることが大きな特徴で、大きな手帳のように使うことができます。金属にはない温かみがあることが従来の製品にはない大きな魅力です。

性能面ではインターネットやオフィスソフトなどを快適こなせる処理能力を備えつつ、ファンレス設計で静音性に優れています。インターフェースが「最新規格のUSB Type-Cのみ」なのである程度の割り切りが必要。
  
◆徹底レビュー:手になじむ「本革」と独特の変形機構を備える「HP Spectre Folio 13」

HP Spectre x360 13-ap0000 [13.3インチ ]

 
HP-Spectre_x360_13_ap0000_比較_まとめ_01a
 
デザインの美しさ、カッコよさ、所有欲を満たしたい方向けの2in1コンバーチブルPC。Spectre x360シリーズはエッジ部分を「エメラルドカット」するという新しいデザインを採用し、より美しく洗練された印象になりました。この3機種の中では中間くらいの性能でバッテリー駆動時間も優れています。

冷却ファンの制御ソフトで「冷却重視」「静音性重視」など状況に応じた使い方が可能です。インターフェースはUSB Type-Cだけでなく従来のUSBポートも備えているので使い勝手が良い。

◆速攻レビュー:HP Spectre x360 13-ap0000の製品特徴・新旧モデル比較

HP Spectre x360 15-df0000[15.6インチ ]

 
HP-Spectre-x360-15-df0000_比較_まとめ_01a

スタイリッシュなデザインだけでなく性能も重視する方向けのモデル。15.6インチなので外に持ち運ぶ用途には適しませんが、マルチスレッド性能が高い6コア12スレッドのプロセッサーや16GBのメモリを搭載し「クリエイティブな用途でも使える性能」を備えています。

USBポートの数は13.3インチモデルと同じですが、こちらはディスプレイを接続するためのHDMIポートを搭載。「microSDカードスロット」が搭載されている点は写真編集をされる方にとっては残念なところかもしれませんが、デザインや性能はとても魅力的な製品です。
 
◆速攻レビュー:HP Spectre x360 15-df0000の特徴や性能・新旧モデル比較

関連記事

タグ